JP4400553B2 - 電力合成器 - Google Patents

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Description

本発明は電力合成器に関し、特にVHF帯域やUHF帯域におけるテレビジョン送信機やFM送信機などの高周波電力部に用いる電力合成器に関するものである。
VHF帯域やUHF帯域におけるテレビジョン送信機やFM送信機などの高周波電力部では、複数の電力増幅器を並列に配置してこれら並列の電力増幅器の出力を合成することが行われている。この種の電力合成器の例を図4に示す。
図4においては4つの増幅出力(端子11〜14で示す)を合成する場合の電力合成器の等価回路図であり、基本的に、3つの方向性結合器H1〜H3を用いた例である。この方向性結合器の詳細を示す図5を参照すると、方向性結合器Hは、位相0度の信号入力端子aと、位相90度の信号入力端子bと、合成電力出力端子cと、不平衡電力出力端子dとを有し、3dBの結合度を有する周知の構成である。
再び図4を参照すると、入力端子11,12から入力された2つの高周波電力は、第一の方向性結合器H1により合成されて合成電力出力端子cより導出される。また、入力端子13,14から入力された2つの高周波電力は、第二の方向性結合器H2により合成されて合成電力出力端子cより導出される。第一及び第二の方向性結合器H1及びH2の各不平衡電力出力端子dには、電力吸収ダミーロードDL6及びDL7が、それぞれ接続されている。
第一及び第二の方向性結合器H1及びH2の各合成電力出力端子cからの出力は、第三の方向性結合器H3の2入力となっている。この第三の方向性結合器H3の合成電力出力端子cから最終的な電力合成出力が導出されるのである(出力21)。この第三の方向性結合器H3の不平衡電力出力端子dには、λ/4インピーダンストランス41〜43が接続されており、これにより不平衡電力を2分配して、電力吸収ダミーロードDL8及びDL9により吸収するようになっている。
なお、方向性結合器を縦続接続して構成された電力増幅器の例が、特許文献1に開示されている。また、方向性結合器の不平衡出力端子に、ダミーロードを接続した技術が、特許文献2に開示されている。
特開2001−267862号公報 特許第3208848号(特開平6−6116号)公報
上述した従来の電力合成器においては、合成すべき電力が大きくなればなる程、合成器の不平衡電力を吸収するために必要なダミーロードに要求される定格電力値が大きくなる。このダミーロードの定格が大きくなれば、価格の増大、装置の大型化、冷却能力の増大などの種々の問題が生ずることになる。
図4に示した例では、λ/4インピーダンストランス41〜43を用いて不平衡電力を2分配し、2つのダミーロードDL8,DL9で吸収するようになっている。この場合、電力合成数が多くなればなる程ダミーロードの定格電力値を増大することが必要であるために、不平衡電力を分配して複数のダミーロードに供給しなければならない。そのために、λ/4インピーダンストランスが増大し、更には広帯域特性を得るためには、複数段のトランスが必要となって、実用的ではないという欠点がある。
本発明の目的は、ダミーロードの定格電力値を小さくでき、かつその数も減らすことが可能な電力分配器を提供することである。
本発明の他の目的は、λ/4インピーダンストランスを不要として、広帯域化、小型軽量化及び回路構成の簡素化を図った電力合成器を提供することである。
本発明による電力合成器は、方向性結合器を多段接続して構成された電力合成器であって、前記方向性結合器の各々の不平衡電力出力端子に入力端子がそれぞれ接続されたアイソレータを含み、前記アイソレータの各々の通過端子を共通接続点で接続して、前記方向性結合器の各々の前記不平衡電力出力端子からの不平衡電力を、他の方向性結合器の不平衡電力出力端子に接続された前記アイソレータを構成する電力吸収ダミー抵抗により吸収するようにしたことを特徴とする。
更に、前記方向性結合器の不平衡電力出力端子からの不平衡電力を分配する別の方向性結合器と、この別の方向性結合器の2つの出力をそれぞれ入力とする別の2つのアイソレータとを含み、前記別の2つのアイソレータの各々の通過端子も前記共通接続点で接続してなることを特徴とする。
また、前記アイソレータの各々の通過端子と前記共通接続点との間を、伝送路により接続してなることを特徴とし、更に、前記共通接続点に接続されたダミーロードを含むことを特徴とする。
本発明の作用を述べる。多段従属接続された方向性結合器の各々の不平衡電力出力端子に、アイソレータの各入力端子を接続し、各アイソレータの通過端子を、伝送路を介して共通接続点にて共通接続する構成とする。これにより、方向性結合器で発生する不平衡電力は、アイソレータを介して接続点で分配され、他の複数のアイソレータへ入力されて、各サーキュレータの動作により、各々のダミー抵抗で吸収される。アイソレータから接続点までの線路インピーダンスを調整することにより、不平衡電力が通過したアイソレータへの反射電力の割合を調整することができる。
本発明による第一の効果は、回路構成を簡素化して構造を小さくでき、価格低減及び特性向上を図ることができることである。その理由は、ダミーロードの数及びそれに必要な定格電力値を下げることができるからである。また、λ/4インピーダンストランスを使用しなくても、アイソレータを通過した不平衡電力を、伝送線路を用いて他のアイソレータの通過端子側に供給することにより、不平衡電力を分配して複数のダミーロードに供給できるからである。更にはまた、不平衡電力を分配して複数のダミーロードに吸収するようにしたので、従来の1つの不平衡電力を2つの電力に分配する方法に比較して、よりダミーポートの数を削減できるからである。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。図1は本発明の一実施の形態を示す等価回路図であり、図4と同等部分は同一符号をもって示している。本例においても、図4の例と同様に4つの増幅出力を合成する場合の電力合成器を示しており、基本的に3つの方向性結合器H1〜H3を用いた例であり、これら方向性結合器は図5に示すものである。
図1において、入力端子11,12から入力された2つの高周波電力は、第一の方向性結合器H1により合成されて合成電力出力端子cより導出される。また、入力端子13,14から入力された2つの高周波電力は、第二の方向性結合器H2により合成され合成電力出力端子cより導出される。第一及び第二の方向性結合器H1及びH2の各不平衡電力出力端子dは、それぞれ第一及び第二のアイソレータISO1及びISO2を介して接続点31へ接続されている。
第一及び第二の方向性結合器H1及びH2の合成電力出力端子cからの合成電力は、それぞれ第三の方向性結合器H3により合成されて合成電力出力端子cを介して出力端子21へと導出される。この第三の方向性結合器H3の不平衡電力出力端子dは、第三のアイソレータISO3を介して接続点31へ接続されている。
図2は図1におけるアイソレータISO1〜ISO3の詳細を説明する図であり、eはアイソレータ入力端子、fはアイソレータ通過端子、CIはサーキュレータ、DLは電力吸収ダミーを示している。図1における各アイソレータISO1〜ISO3の通過端子fから共通の接続ポイント31までは、伝送線路を用いて接続されている。
以上の構成において、第一の方向性結合器H1の不平衡電力は、アイソレータISO1の入力端子eへ入力されてサーキュレータCIを介して通過端子fへと通過し、接続ポイント31において分配され、アイソレータISO2とISO3へと入力されて、各電力吸収ダミーDLにて吸収されることになる。なお、接続ポイント31までの伝送線路のインピーダンス整合がとれていない場合には、電力が通過したアイソレータに、整合がとれていない分だけ電力が反射してこれがその電力吸収ダミーDLで吸収される。すなわち、アイソレータ通過端子fから接続ポイント31までの線路インピーダンスを調整することにより、不平衡電力が通過したアイソレータへの反射電力の割合を調整することができる。
他の方向性結合器H2やH3における不平衡電力についても、上記と同様に、各アイソレータISO2やISO3を通過して、接続ポイント31において分配され、他のアイソレータの電力吸収ダミーDLで吸収される。
このように、不平衡電力を電力分配して複数のダミーロードにより吸収するようにすることにより、ダミーロードの数や最大定格値を少なくすることができ、小型軽量及び低価格化が可能になる。
図3は本発明の他の実施の形態を示す図であり、図1と同等部分は同一符号により示している。本例において、図1と異なる部分について述べると、例えば、初段を除く中間段に設けられている第三の方向性結合器H3の不平衡電力出力端子dを、第四の方向性結合器H4の入力端子aに接続し、この入力端子aへの不平衡電力を2つに分配した後、それぞれ、アイソレータISO4,ISO5を通過させて接続ポイント31に接続するようにしている。他の構成は図1と同じである。
本例においては、図1のアイソレータISO3の通過電力定格が小さい場合において、図3に示す如く、更に第四の方向性結合器H4を用いて、不平衡電力を電力分配するようにしている。このように、不平衡電力を方向性結合器により分配する構成としているので、従来例(図4参照)のように、λ/4インピーダンストランスが不要となり、小型でかつ広帯域特性を得ることができる。
また、接続ポイント31にダミーロードDL5を接続して、このダミーロードDL5でも電力を吸収させることができ、よって各アイソレータの電力吸収ダミーDLで吸収される電力量が軽減される。このような方法は、各アイソレータの通過電力の定格やアイソレータの電力吸収ダミーDLの吸収電力が小さい場合に、特に有効となり得る。
なお、図3において、R1は方向性結合器H4の第二の入力端子に接続されたアイソレーション用抵抗を示している。
本発明の一実施の形態を示す図である。 図1におけるアイソレータISOの例を示す図である。 本発明の他の実施の形態を示す図である。 従来技術を説明する図である。 方向性結合器Hの例を示す図である。
符号の説明
11〜14 入力端子
21 出力端子
31 接続ポイント
H1〜H4 方向性結合器
ISO1〜ISO5 アイソレータ
CI サーキュレータ
DL ダミーロード
R1 アイソレーション用抵抗

Claims (5)

  1. 方向性結合器を多段接続して構成された電力合成器であって、前記方向性結合器の各々の不平衡電力出力端子に入力端子がそれぞれ接続されたアイソレータを含み、前記アイソレータの各々の通過端子を共通接続点で接続して、前記方向性結合器の各々の前記不平衡電力出力端子からの不平衡電力を、他の方向性結合器の不平衡電力出力端子に接続された前記アイソレータを構成する電力吸収ダミー抵抗により吸収するようにしたことを特徴とする電力合成器。
  2. 前記方向性結合器の不平衡電力出力端子からの不平衡電力を分配する別の方向性結合器と、この別の方向性結合器の2つの出力をそれぞれ入力とする別の2つのアイソレータとを、更に含み、前記別の2つのアイソレータの各々の通過端子も前記共通接続点で接続してなることを特徴とする請求項1記載の電力合成器。
  3. 前記アイソレータの各々の通過端子と前記共通接続点との間を、伝送路により接続してなることを特徴とする請求項1または2記載の電力合成器。
  4. 前記共通接続点に接続されたダミーロードを、更に含むことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の電力合成器。
  5. 前記アイソレータは、第1〜第3の端子を有しこの順に信号が循環するサーキュレータと、前記電力吸収ダミー抵抗とからなり、前記第1の端子が前記入力端子に接続され、前記第2の端子が前記通過端子に接続され、前記第3の端子が前記電力吸収ダミー抵抗に接続されたことを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の電力合成器。
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