JP2910368B2 - パルスレーダ装置 - Google Patents

パルスレーダ装置

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JP2910368B2
JP2910368B2 JP3357892A JP35789291A JP2910368B2 JP 2910368 B2 JP2910368 B2 JP 2910368B2 JP 3357892 A JP3357892 A JP 3357892A JP 35789291 A JP35789291 A JP 35789291A JP 2910368 B2 JP2910368 B2 JP 2910368B2
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JP
Japan
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system clock
pulse radar
transmission trigger
frequency divider
delay
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芳信 上田
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NEC Corp
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パルスレーダ装置に係
り、特にレーダ受信信号をシステムクロックでサンプリ
ングしてディジタル信号処理をするパルスレーダ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】レーダ受信信号をシステムクロックでサ
ンプリングしてディジタル信号処理をするパルスレーダ
装置としては、従来、例えば図3に示すものが知られて
いる。図3において、クロック発生器1は装置のタイミ
ング基準となるシステムクロックCを発生する。このシ
ステムクロックCは送信系の分周器3と受信系のA/D
変換器8、信号処理器9に与えられる。
【0003】分周器3はシステムクロックCを分周し所
定周期の送信トリガTを発生する。送信機4はこの送信
トリガTのタイミングで送信パルスを発生する。この送
信パルスはサーキュレータ5を介してアンテナ6からパ
ルス状電波として空間に放射される。
【0004】一方、空間の目標物で反射した信号はアン
テナ6で受信され、サーキュレータ5を介して受信機7
に入力し、ここで検波されビデオ信号となりA/D変換
器8に入力する。A/D変換器8は入力した受信ビデオ
信号をシステムクロックCでサンプリングしてディジタ
ル化する。このディジタル信号は信号処理器9にてシス
テムクロックCに従ったディジタル信号処理に付され、
その処理結果が指示器10に表示される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、受信ビデオ
信号は任意の距離位置からの信号であるので、そのタイ
ミングはA/D変換器8のサンプルパルス(システムク
ロックC)と同期している場合と非同期の場合とがあ
る。従って、受信ビデオ信号をA/D変換器8でディジ
タル化する場合、受信ビデオ信号がサンプルパルスと同
期しているときは、図4(a)に示すように、受信ビデ
オ信号のピーク値をサンプルするので、ロスはないが、
非同期の場合には、図4(b)に示すように、受信ビデ
オ信号のピーク値をサンプルできないので、大きなロス
を生ずる。このようなロスは、ターゲットのスラントレ
ンジが、cτ/2(cは光速、τはパルス幅)となる度
に生ずる。従って、このロスが生ずるレンジはブライン
ド・レンジと称される。
【0006】そうすると、従来のパルスレーダ装置で
は、送信トリガTは、システムクロックCを分周して発
生しA/D変換器8のサンプルパルスと完全に同期して
いるので、一度ブラインド・レンジに入ったターゲット
は、スピードや飛行方向を変更しない限りそのブライン
ド・レンジに留まることとなり、サンプリングロスを生
じレーダの運用上支障をきたすという問題がある。
【0007】本発明の目的は、ターゲットがブラインド
・レンジに長時間留まるのを防止しサンプリングロスの
発生を抑制できるパルスレーダ装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のパルスレーダ装置は次の如き構成を有す
る。即ち、本発明のパルスレーダ装置は、システムクロ
ックを分周器で分周して形成した送信トリガに応答して
パルス状電波を送信し、レーダ受信信号をシステムクロ
ックでサンプリングしてディジタル信号処理をするパル
スレーダ装置において; 前記システムクロックをその
クロック周期の半周期以内の期間だけ遅延させる機能を
有し、前記送信トリガの繰り返し周期毎に遅延動作と非
遅延動作とを交互に行いそれを前記分周器の入力システ
ムクロックとして出力する遅延回路;を設けたことを特
徴とするものである。
【0009】
【作用】次に、前記の如く構成される本発明のパルスレ
ーダ装置の作用を説明する。本発明では、送信トリガの
発生間隔がその繰り返し周期毎にシステムクロックのク
ロック周期の半周期以内の期間だけ交互するように遅延
動作と非遅延動作を行う遅延回路を設けてある。従っ
て、送信間隔とA/D変換器のサンプル周期とは送信繰
り返し周期毎に非同期化することになる。
【0010】その結果、ブラインド・レンジに入ったタ
ーゲットがそこに長時間留まるのを防止でき、サンプリ
ングロスの発生を抑制できることになる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図1は、
本発明の一実施例に係るパルスレーダ装置を示す。この
パルスレーダ装置は、従来装置(図3)において、クロ
ック発生器1と分周器3間に遅延回路2を介在させたも
のである。
【0012】遅延回路2は、クロック発生器1が出力す
るシステムクロックCをそのクロック周期の半周期以内
の所定時間ΔTだけ遅延させる機能を有するが、分周器
3の出力たる送信トリガTに応答して、つまり送信トリ
ガTの繰り返し周期毎(従って送信周期毎)に、ΔTの
遅延動作と遅延なしで出力する動作とを交互に行う。遅
延回路2の出力は分周器3に与えられる。
【0013】以上の構成において、送信トリガTは当初
はシステムクロックCに同期して発生する。例えば第1
回目の送信トリガTがシステムクロックC(図2(a))
の立ち上がりに同期して発生したとすると(図2(c)
左端)、発生した送信トリガTは遅延回路2にも入力さ
れるので、遅延回路2が作動しシステムクロックCにΔ
Tなる遅延時間を与え、ΔTだけ遅延したシステムクロ
ックC′(図2(b))が分周器3に入力する。
【0014】そうすると、分周器3では、今度は送信ト
リガTをシステムクロックC′に同期して発生するが
(図2(c)右端)、発生した送信トリガT′は遅延回
路2にも入力するので、遅延回路2は今度はΔTなる遅
延操作をしないでシステムクロックCをそのまま分周器
3に与える。以上の動作が繰り返し行われる結果、送信
トリガTはシステムクロックCに対し非同期の如く振る
舞う。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のパルスレ
ーダ装置によれば、送信トリガの発生間隔がその繰り返
し周期毎にシステムクロックのクロック周期の半周期以
内の期間だけ交互するように遅延動作と非遅延動作を行
う遅延回路を設けたので、送信間隔とA/D変換器のサ
ンプル周期とを送信繰り返し周期毎に非同期化できる。
従って、ブラインド・レンジに入ったターゲットがそこ
に長時間留まるのを防止でき、サンプリングロスの発生
を抑制できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るパルスレーダ装置の構
成ブロック図である。
【図2】遅延回路の動作を説明するタイムチャートであ
る。
【図3】従来のレーダ装置の構成ブロック図である。
【図4】サンプリングロスの発生態様を説明するタイム
チャートである。
【符号の説明】
1 クロック発生器 2 遅延回路 3 分周器 4 送信機 5 サーキュレータ 6 アンテナ 7 受信機 8 A/D変換器 9 信号処理器 10 指示器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 システムクロックを分周器で分周して形
    成した送信トリガに応答してパルス状電波を送信し、レ
    ーダ受信信号をシステムクロックでサンプリングしてデ
    ィジタル信号処理をするパルスレーダ装置において;
    前記システムクロックをそのクロック周期の半周期以内
    の期間だけ遅延させる機能を有し、前記送信トリガの繰
    り返し周期毎に遅延動作と非遅延動作とを交互に行いそ
    れを前記分周器の入力システムクロックとして出力する
    遅延回路; を設けたことを特徴とするパルスレーダ装
    置。
JP3357892A 1991-12-26 1991-12-26 パルスレーダ装置 Expired - Lifetime JP2910368B2 (ja)

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