JP2909597B2 - 2サイクルエンジンの潤滑装置 - Google Patents

2サイクルエンジンの潤滑装置

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JP2909597B2 JP2137184A JP13718490A JP2909597B2 JP 2909597 B2 JP2909597 B2 JP 2909597B2 JP 2137184 A JP2137184 A JP 2137184A JP 13718490 A JP13718490 A JP 13718490A JP 2909597 B2 JP2909597 B2 JP 2909597B2
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M1/00Pressure lubrication
    • F01M1/06Lubricating systems characterised by the provision therein of crankshafts or connecting rods with lubricant passageways, e.g. bores
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/02Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
    • F02B2075/022Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、クランクピンの給油孔からコンロッドの大
端部軸受にオイルを供給する2サイクルエンジンの潤滑
装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、2サイクルエンジンとしては、コンロッドの大
端部軸受の潤滑をオイルポンプから供給されるオイルに
よって行なうものがある。この種の潤滑装置を第2図に
よって説明する。
第2図は従来の大端部軸受用潤滑装置の概略構成を示
す断面図である。同図において、1はクランクケース、
2はこのクランクケース1に軸受3を介して支持された
クランク軸である。4は前記クランク軸2とピストン
(図示せず)とを連結するコンロッドで、このコンロッ
ド4の大端部4aは大端部軸受5を介してクランクピン6
に支持されている。
前記クランクピン6は、軸方向の一端に開口する中空
部7が軸心部分に設けられ、軸方向中央部分(大端部軸
受5と対応する部分)には前記中空部7と外周側とを連
通する給油孔8が穿設されている。なお、この給油孔8
は、クランク軸2の半径方向と平行になるように穿設さ
れている。
9は前記クランクピン6の中空部7へオイルを導くた
めのラビリンスリップである。このラビリンスリップ9
は、クランクウエブ2aから軸方向へ突出する筒状のリッ
プ部9aが設けられており、クランクウエブ2aに固定され
ている。なお、前記リップ部9aは軸受3の外輪を囲むよ
うに形成されており、その先端は軸受3の外輪の外周面
に微小間隙をおいて対向している。
このように構成された従来の大端部軸受用潤滑装置で
は、オイルポンプ(図示せず)から圧送されたオイル
は、先ず、クランク軸2を支持する軸受3の内外輪間へ
クランク軸2の軸端側から供給される。次いで、第2図
中矢印で示すように、この軸受3内を通ってこの軸受3
とクランクウエブ2aとの間に送られ、クランクピン6の
中空部7へ導かれる。この際、軸受3とクランクウエブ
2aとの間に送られたオイルは、クランクウエブ2aが回転
することに起因して外周側へ流されるが、ラビリンスリ
ップ9によって中空部7へ導入されることになる。そし
て、中空部7内のオイルは遠心力によって給油孔8へ流
され、給油孔8を通って大端部軸受5へ供給される。こ
のようにして大端部軸受5の潤滑が行なわれる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかるに、このように構成された大端部軸受用潤滑装
置は、大端部軸受5を潤滑するために必要な量より多く
オイルを供給しなければならず、この潤滑装置を採用し
た2サイクルエンジンでは、燃え残ったオイルが排気と
共にマフラーから飛散したり、白煙が生じたりしてしま
うという問題があった。これは、ラビリンスリップ9と
軸受3との間のラビリンスシール部分からオイルが漏れ
るからであった。すなわち、この漏れ分を補充するため
にオイル供給量を増やすとオイルが飛散したり白煙が生
じたりし、これらを抑えるためにオイル供給量を減らす
と、大端部軸受5が焼付き等の潤滑不良を起こしてしま
う。また、従来の潤滑装置を備えた2サイクルエンジン
では、上述したラビリンス構造とする空間がクランクケ
ース1内に必要となるため、1次圧縮比が低くなり性能
上不利であった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る2サイクルエンジンの潤滑装置は、クラ
ンク軸の軸支部分を軸端側より段差をもって太く形成
し、このクランク軸をクランクケースの軸封部にグリス
封入式軸受を介して支持させると共に、前記軸封部のク
ランク軸貫通部分にオイルシールを配設することによっ
てこのオイルシールと前記軸受との間にオイル室を設
け、このオイル室をオイルポンプに連通させかつ給油孔
をクランク軸を貫通させてこのオイル室に連通させてな
り、この給油孔は、クランク軸における段差部分の端面
に開口されて軸方向と平行に穿設され、クランクピンと
対応する部位で半径方向外側へ向かって穿設されている
ものである。
〔作用〕
オイル室内に供給されたオイルは、クランク軸が回転
することに起因する遠心力に逆らうことなくクランク軸
内の給油孔へ流され、この給油孔を通ってコンロッドの
大端部軸受へ直接導かれる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図によって詳細に説明
する。
第1図は本発明に係る2サイクルエンジンの潤滑装置
を採用した2サイクルエンジンの断面図である。同図に
おいて前記第2図で説明したものと同一もしくは同等部
材については、同一符号を付し詳細な説明は省略する。
第1図において、11はクランク軸2を軸受3と共にクラ
ンクケース1に支持する軸受で、この軸受11はシールプ
レートを備えたグリス封入式のものが採用されている。
本発明の潤滑装置に使用するクランク軸2は、前記軸
受11によって軸支される部分が軸端側より段差をもって
太く形成されており、小径部分がクランクケース1の軸
封部1aを貫通している。12はオイルシールで、前記軸封
部1aにおけるクランク軸貫通部に嵌挿されている。
前記軸受11が装着される軸封部1aは、オイルシール12
を保持する部分が軸受11の軸方向端面から所定間隔おい
て離間するように形成されている。すなわち、この軸封
部1aに軸受11が嵌着された状態では、軸受11の側方に軸
受11およびオイルシール12でシールされたオイル室13が
設けられることになる。14は前記オイル室13にオイルを
供給するためのオイル注入孔で、このオイル注入孔14
は、軸封部1aのオイル室13と対応する部位に開口しクラ
ンクケース1の内外を連通するように軸封部1aに穿設さ
れている。また、このオイル注入孔14の外側開口部に
は、オイルポンプ(図示せず)からオイルが供給される
オイル注入ノズル15が取付けられている。なお、このオ
イル注入ノズル15は、本実施例ではクランクケース1に
おけるクランク軸2の真下となる位置に配設されてい
る。このような配置とすると、クランクケース1の幅寸
法がオイル供給部材によって拡がるのを防ぐことができ
る。すなわち、前記オイル注入ノズル15からオイル注入
孔14を通してオイル室13にオイルを供給することによっ
て、このオイル室13内にオイルが溜められることにな
る。
16は前記オイル室13に溜められたオイルをコンロッド
4の大端部軸受5へ導くための給油孔である。この給油
孔16は、クランク軸2における軸受11によって軸支され
る大径部分に穿設された水平部16aと、クランクピン6
の外周面に開口し、その軸方向中央部分にクランク軸2
の半径方向と平行に穿設された導出部16bと、クランク
ウエブ2aとクランクピン6内に斜めに穿設されて前記水
平部16aと導出部16bとを連通する傾斜部16cとから形成
されている。
前記水平部16aは、一端がクランク軸2における段差
部分の端面に開口され、大径部分からクランクウエブ2a
を貫通するようにクランク軸2の軸方向と平行に穿設さ
れている。そして、そのクランクウエブ2a側開口部は、
穴開け加工後に装着される栓部材17によって閉塞されて
いる。
前記傾斜部16cは、クランクピン6の軸方向中心部へ
向かうにしたがって次第にクランク軸2の半径方向外側
へ偏在されるように傾斜して穿設され、一端がクランク
ウエブ2a内で水平部16aに、他端がクランクピン6内で
導出部16bに連通されている。この傾斜部16cは、クラン
ク軸2側の部分とクランクピン6側の部分とをクランク
軸組立て前にそれぞれ別に穿設しておき、組立て時に合
致させることによって形成される。すなわち、クランク
軸2側の部分は、組立て時にクランクウエブ2aのクラン
クピン用開口部から所定角度をもって水平部16aへ向け
て穿設される。また、クランクピン6側の部分は、クラ
ンクピン6の外周面における前記クランク軸2側の部分
と対応する部位から導出部16bへ向かって穿設される。
なお、第1図中18はシリンダ、19はシリンダヘッド、20
はコンロンド4を介してクランク軸2に連結されたピス
トンである。
次に、このように構成された本発明の潤滑装置の動作
について説明する。オイルポンプからオイル注入ノズル
15およびオイル注入孔14を通ってオイル室13に圧送され
たオイルは、このオイル室13から給油孔16の水平部16a
に流される。そして、このオイルは、水平部16aから傾
斜部16cへ導かれ、傾斜部16cから導出部16bを通って大
端部軸受5へ供給される。なお、傾斜部16cへ導かれた
後は、オイルにはクランク軸2の回転による遠心力が加
えられ、出口側(大端部軸受5側)へ誘導される。この
ようにして大端部軸受5を潤滑することができる。
したがって、オイルをクランク軸2内の給油孔16へ、
クランク軸2が回転することに起因する遠心力が逆らう
ことなく流すことができ、この給油孔16を通して大端部
軸受5へ直接導くことができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明に係る2サイクルエンジン
の潤滑装置は、クランク軸の軸支部分を軸端側より段差
をもって太く形成し、このクランク軸をクランクケース
の軸封部にグリス封入式軸受を介して支持させると共
に、前記軸封部のクランク軸貫通部分いオイルシールを
配設することによってこのオイルシールと前記軸受との
間にオイル室を設け、このオイル室をオイルポンプに連
通させかつ給油孔をクランク軸を貫通させてこのオイル
室に連通させてなり、この給油孔は、クランク軸におけ
る段差部分の端面に開口されて軸方向と平行に穿設さ
れ、クランクピンと対応する部位で半径方向外側へ向か
って穿設されているため、オイル室内に供給されたオイ
ルは、クランク軸が回転することに起因する遠心力に逆
らうことなくクランク軸内の給油孔へ流され、この給油
孔を通ってコンロッドの大端部軸受へ直接導かれる。し
たがって、大端部軸受へオイルを供給するにあたりオイ
ルが途中で漏れるのを防ぐことができるから、大端部軸
受に必要最小限度の量をもって供給することができる。
このため、大端部軸受が潤滑不良を起こすのを抑えつつ
オイルが排気と共にマフラーから飛散したり白煙が生じ
たりするのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る2サイクルエンジンの循環装置を
採用した2サイクルエンジンの断面図、第2図は従来の
大端部軸受用潤滑装置の概略構成を示す断面図である。 1……クランクケース、1a……軸封部、2……クランク
軸、4……コンロッド、5……大端部軸受、6……クラ
ンクピン、11……軸受、12……オイルシール、13……オ
イル室、16……給油孔、16a……水平部、16b……導出
部、16c……傾斜部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クランクピンの給油孔からコンロッドの大
    端部軸受にオイルを供給する2サイクルエンジンの潤滑
    装置において、クランク軸の軸支部分を軸端側より段差
    をもって太く形成し、このクランク軸をクランクケース
    の軸封部にグリス封入式軸受を介して支持させると共
    に、前記軸封部のクランク軸貫通部分にオイルシールを
    配設することによってこのオイルシールと前記軸受との
    間にオイル室を設け、このオイル室をオイルポンプに連
    通させかつ前記給油孔をクランク軸を貫通させてこのオ
    イル室に連通させてなり、この給油孔は、クランク軸に
    おける段差部分の端面に開口されて軸方向と平行に穿設
    され、クランクピンと対応する部位で半径方向外側へ向
    かって穿設されていることを特徴とする2サイクルエン
    ジンの潤滑装置。
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