JP2907753B2 - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JP2907753B2
JP2907753B2 JP7099808A JP9980895A JP2907753B2 JP 2907753 B2 JP2907753 B2 JP 2907753B2 JP 7099808 A JP7099808 A JP 7099808A JP 9980895 A JP9980895 A JP 9980895A JP 2907753 B2 JP2907753 B2 JP 2907753B2
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power semiconductor
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亨 荒井
茂 岡本
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Sansha Electric Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電源装置、例えばアー
ク溶接機、プラズマアーク溶接機、アーク切断機、プラ
ズマアーク切断機、充電器、貴金属メッキ等に使用する
電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記の電源装置、例えばプラズマ
アーク切断機用の電源装置では、図11に示すように、
商用交流電源を入力側整流器102、コンデンサ103
によって整流、平滑化して直流電源に変換する。この直
流電源を、例えばトランジスタ、IGBTまたはMOS
FET等の電力用半導体スイッチング素子104、10
5、106、107を有するインバータ108によっ
て、高周波スイッチングして、高周波電源に変換する。
さらに、この高周波電源を高周波トランス110によっ
て降圧し、再び整流ダイオード112、114からなる
出力側整流器116によって直流化し、出力端子11
8、120から出力する。電力用半導体スイッチング素
子104乃至107は、制御部122からの制御信号に
応じて、駆動部124によって駆動される。制御部12
2は、負荷を流れる電流を電流検出器126によって検
出し、これが予め定めた基準値と等しくなるように、各
電力用半導体スイッチング素子104乃至107を制御
する。また、出力端子118、120は、例えばトーチ
と母材とに接続されるが、これらの間にギャップが存在
するので、切断の開始時に、このギャップ間でアークを
発生させるために、高周波発生ユニット128が設けら
れている。この電源装置では、大型のトランスや大型の
チョーク等が不要であるので、装置全体を小型化でき
る。
【0003】このような電源装置では、例えば特開平6
−178553号公報に開示されているように、電力用
半導体スイッチング素子104、106を1つにモジュ
ールに内蔵し、電力用半導体スイッチング素子105、
107を別のモジュールに内蔵し、これらモジュール
を、1つの放熱フィンに取り付けることがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の電源装
置では、複数のモジュールを使用した上に、入力側整流
器102、出力側整流器116が必要であるので、使用
する電気部品の数が多くなり、しかも回路が複雑である
ので、発熱部品、例えば複数のモジュールと、非発熱部
品、例えば制御部132とを混在させて設けることがあ
り、電力用半導体スイッチング素子が発生する熱によっ
て、制御部132が誤動作することがある。また、放熱
フィンには、複数のモジュールの他に、やはり発熱部品
である入力側整流器102、出力側整流器116を、互
いに絶縁して取り付けねばならず、電源装置を完全に小
型化することはできなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本第1の発明は、交流電
源を直流電源に変換する入力側整流手段と、上記直流電
源を高周波電源に変換する複数の半導体スイッチング素
子を含むインバータ手段と、上記高周波電源を直流電源
に変換する出力側整流手段と、上記インバータ手段を駆
動する駆動手段とを、具備し、上記入力側整流手段、上
記インバータ手段、上記出力側整流手段のうち少なくと
も上記インバータ手段が、電力用半導体モジュールに内
蔵されているものである。さらに、本第1の発明は、互
いに間隔を隔ててほぼ平行して配置されている第1及び
第2の側板と、これら第1及び第2の側板にそれぞれ端
部が結合され、第1及び第2の側板間を2つの領域に仕
切ると共に、上記2つの領域に連通する開口部を有する
中シャーシと、上記開口部を閉塞すると共に上記2つの
領域のうち一方の領域に熱を放出する状態に設けた放熱
体と、上記一方の領域側に設けた発熱部品と、上記他方
の領域側に設けた非発熱部品とを、具備し、上記他方の
領域に面する上記放熱体の表面に、上記電力用半導体モ
ジュールを設けたものである。
【0006】本第2の発明は、第1の発明において、上
記入力側整流手段も、上記電力用半導体モジュールに内
蔵されているものである。また本第3の発明は、第1ま
たは第2の発明において、上記出力側整流手段も、上記
電力用半導体モジュールに内蔵されているものである。
【0007】
【0008】
【作用】第1の発明によれば、インバータ手段を構成し
ている複数の半導体スイッチング素子が全て電力用半導
体モジュールに内蔵され、第2の発明によれば、これに
加えて入力側整流手段も電力用半導体モジュールに内蔵
され、第3の発明によれば、インバータ手段、入力側整
流手段及び出力側整流手段が電力用半導体モジュールに
内蔵されるか、またはインバータ手段及び出力側整流手
段が電力用半導体モジュールに内蔵され、駆動部や制御
部は、電力用半導体モジュールには内蔵されていない。
さらに、第1乃至第3の発明では、このような電力用半
導体モジュールが、他方の領域に面する放熱体の表面に
取り付けられているので、この半導体モジュールによっ
て発生した熱は、放熱体を介して一方の領域側に放熱さ
れる。
【0009】
【0010】
【実施例】本発明を実施したプラズマアーク切断機用電
源装置は、図1、図7乃至図10に示すように、中シャ
ーシ1、第1の側板、例えばフロントパネル2、第2の
側板、例えばリヤーパネル3、左サイドカバー4、右サ
イドカバー5を有している。
【0011】中シャーシ1は、図1に示すように、前後
方向に長い矩形の枠状に形成され、中央に後述する、放
熱体、例えば冷却用ヒートシンク12よりも少し小さい
矩形の開口部1aを有している。この開口部1aの後方
(リヤーパネル3側)には、後述する冷却ファン14の
上部が嵌合する凹部1gが設けられている。また、中シ
ャーシ1の第1の端部、例えば前端面1hの左右の各隅
部、及び第2の端面、例えば後端面1iの左右の隅部
に、それぞれが互いに平行して、前方及び後方に伸延す
る伸延部1j(図5参照)が突設されており、これら各
伸延部1jの先端部外側面には、係合凸部1kが突設さ
れている(図1には4つの伸延部1jのうち3つが示さ
れている)。そして、この伸延部1jが内側に屈曲しや
すいように、図5に示すように、前端面1h、後端面1
iに溝1mが設けてある。
【0012】フロントパネル2の左右の両側縁における
上下方向のほぼ中央には、それぞれ挿通孔2dがそれぞ
れ形成され、図5(a)、(c)に示すように、係合凸
部1kが、挿通孔2dに係合した状態で、係合凸部1k
の前端縁、後端縁、上側縁及び下側縁が、挿通孔2dの
対応する各内側縁と接触するように、係合凸部1k及び
挿通孔2dが形成されている。なお、挿通孔2dの前端
縁、後端縁、上側縁及び下側縁が係合縁2eである。そ
して、伸延部1jの外側面1nも挿通孔2dの側縁と接
触している。また、リヤーパネル3にも同様に挿通孔2
dが設けられ、残りの係合凸部1k及び挿通孔2dも、
図5(a)、(c)に示すものと同様に形成されている
ので、詳細な説明は省略する。
【0013】この構成によって、中シャーシ1の前端面
1hに設けた1対の係合凸部1kをフロントパネル2に
設けた1対の挿通孔2dに係合させると、中シャーシ1
とフロントパネル2とが結合される。同様に、中シャー
シ1の後端面1mに設けた1対の係合凸部1kをリヤー
パネル3に設けた1対の挿通孔2dに係合させると、中
シャーシ1とリヤーパネル3とが互いに結合される。中
シャーシ1からフロントパネル2またはリアーパネル3
を取り外すときには、例えば図5(a)に示す係合凸部
1kを内側に指で押し込んで、係合凸部1kを挿通孔2
dから外せばよい(図5(b)、(d)参照)。この
際、伸延部1jは合成樹脂製であるので、指の圧力によ
って内側に弾性変形するので、係合凸部1kを挿通孔2
dから簡単に外すことができる。
【0014】フロントパネル2には、図1に示すよう
に、下部にこの電源装置の2つの出力端子2f、2fが
設けられ、さらにガス流出口としての1つの出力部2c
とが設けられ、これらは3つの開口部2gにそれぞれ取
り付けられている。これに対し、リヤーパネル3には、
図1に示すように、下部にガス流入口等の入力部3cが
設けられ、これを取り付けるための開口部3dが設けら
れている。これら以外の点では、フロントパネル2、リ
ヤーパネル3の形状は同一である。
【0015】即ち、フロントパネル2、リヤーパネル3
は、双方共に縦に長い矩形の板状であり、例えば各上部
に後述する操作用プリント基板21を取り付けるための
開口部2a、3a、冷却風の複数の通路2b、2bが設
けてある。
【0016】左サイドカバー4は、図1に示すように、
縦断面形状がほぼコ字状をなし、右サイドカバー5(図
7乃至図10参照)は、左サイドカバー4と左右対称形
状である。従って、左右のサイドカバー4、5を図8に
示すようにビスによって結合すると、縦断面形状が矩形
の筒状となる。これら左右サイドカバー4、5の内側面
には、図1に示すように、互いに間隔を隔てて筒方向に
平行な1対の突条4aが、それぞれ設けられ、図4に示
すように、左サイドカバー4の突条4a間に中シャーシ
1の左側面の上縁1pと下縁1qとが挟み込まれ、右サ
イドカバー5の1対の突条4a間に中シャーシ1の右側
面上縁1pと下縁1qとが挟み込まれている。これによ
って中シャーシ1が上下方向に移動しないように強固に
支持されている。更に、図1に示すように、左右サイド
カバー4、5における各突条4aの間には、凹部4cが
筒方向に間隔をおいて2つずつ設けられている。各凹部
4cは、中シャーシ1の左側面、右側面に設けた位置決
め用凸部1rと嵌合し、中シャーシ1の各サイドカバー
4、5に対する中シャーシ1の位置決めを行っている。
【0017】更に、図1に示すように、左右のサイドカ
バー4、5の後部の各内側面には、支持凸部4dを設け
てあり(図1には左サイドカバーの支持凸部4dのみが
示されている。)、この支持凸部4dは、図6に示すよ
うに、中シャーシ1に設けた凹部1gに設けたこれに嵌
合する冷却ファン14の下面と接触し、冷却ファン14
が凹部1gから外れないように支持している。
【0018】また、図1に示すように左右サイドカバー
4、5の上部には、両サイドカバー4、5を結合した状
態で形成される把手4fを設けてある。この把手4fの
基端部には、切欠4gが設けられており、肩掛け用のバ
ンド6の両端に形成した環状部6aを引っ掛ける1対の
引っ掛け部4hを設けてある。このバンド6を肩に掛け
て、この電源装置を持ち運ぶことができる。そして、左
右サイドカバー4、5の各上部及び下部には、これら両
者を結合するためのビスの挿通孔4iを4つ形成してあ
る。
【0019】左右サイドカバー4、5を結合することに
よって形成された筒状部の前側及び後側の各開口部の内
側には、突縁部4j、4kを設けてある。これら突縁部
4j、4kは、各開口部に嵌合して、各開口部を閉塞す
るフロントパネル2、リヤーパネル3の外周縁と係合
し、フロントパネル2またはリヤーパネル3が外側に外
れないように強固に係止している。
【0020】このようにフロントパネル2、リヤーパネ
ル3、左右サイドカバー4、5によって囲われた空間
は、その内部にある中シャーシ1によって上側領域64
と下側領域63とに仕切られている。下側領域63に
は、冷却用ヒートシンク12が、設けられている。この
ヒートシンク12は、中シャーシ12の下面に、開口部
1aを閉塞するように取り付けられている。従って、ヒ
ートシンク12の上面が、開口部1aを介して上側領域
62に露出している。さらに、下側領域63には、高周
波トランス13、高周波ユニット31及び高周波発生用
カップリングコイル65等の発熱部品61を設けてあ
る。
【0021】高周波トランス13は、例えば図11に示
す高周波トランス110に対応するものである。高周波
ユニット31は、図11の高周波ユニット128に相当
するもので、高周波発生用カップリングコイル65は、
高周波ユニット128と共に高周波を発生するために使
用するものである。
【0022】高周波トランス13は、上部に取付部13
aを有し、中シャーシ1の下面にビスにより固定されて
いる。高周波ユニット31は、ヒートシンク12の下面
に取り付けられ、カップリングコイル65は、高周波ト
ランス13に取り付けられている。
【0023】上側領域64には、非発熱部品62と、発
熱部品である電力用半導体モジュール11が設けられて
いる。電力用半導体モジュール11は、図11に示す入
力側整流器102、インバータ108を構成する電力用
半導体スイッチング素子104乃至107、出力側整流
器116にそれぞれ対応するものや、半導体スイッチン
グ素子104乃至107と協働するフライホイールダイ
オード等を内蔵し、冷却用ヒートシンク12の上面に取
り付けられている。
【0024】なお、電力用半導体モジュール11は、少
なくともインバータを構成する電力用半導体スイッチン
グ素子を含むものであればよく、また、入力側整流器と
インバータの電力用半導体スイッチング素子とを、電力
用半導体スイッチングモジュール11が含んでもよい。
この場合、出力側整流器は、例えばヒートシンク12の
下面に取り付ければよい。逆に、インバータの電力用半
導体スイッチング素子と出力側整流器とを、電力用半導
体スイッチングモジュール11が含んでもよい。この場
合も、入力側整流器は、例えばヒートシンク12の下面
に取り付ければよい。
【0025】非発熱部品62には、図11に示す制御部
122、駆動部124に対応するものが構成されている
制御用プリント基板16が含まれる。さらに、平滑用コ
ンデンサ103等に対応するものが少なくとも取付られ
ている主プリント基板15も含まれている。主プリント
基板15に、制御用プリント基板16が取り付けられて
いる。主プリント基板15は、中シャーシ1の上面に設
けてある複数のボス1cにビスによって固定されてい
る。
【0026】また、図1に示すように、電力用半導体モ
ジュール11の上面には、4本で1組となる主端子11
aが2組互いに平行に上方に伸延している。これら主端
子11aは、各組ごとに対応して主プリント基板15に
設けた貫通孔15b、15b(図1には一方の1組の貫
通孔のみ示してある。)に挿通され、この挿通状態で、
図示していないが、各先端部が主プリント基板15に設
けた端子固定手段15aに結合されている。これら端子
固定手段15aは、主プリント基板15の平滑用コンデ
ンサに接続されている。
【0027】更に、図1に示すように、電力用半導体モ
ジュール11の上面から、8本の制御用端子が互いに平
行に上方に伸延し、これら制御端子は、フラットケーブ
ル82を介して制御用プリント基板16と電気的に接続
されている。
【0028】制御用プリント基板16には、可撓性電線
66を介して操作用プリント基板21が接続されてい
る。この操作用プリント基板21には、表示灯及び出力
調整器等が設けられ、操作用カバー22と共にフロント
パネル2の開口部2aを覆うようにビスによって結合さ
れている。
【0029】リヤーパネル3の開口部3aを覆うように
電源入力固定絶縁板23がビスによって固定されてい
る。この電源入力固定絶縁板23には、電源用ケーブル
67、電源スイッチ68等の電源入力部品が取り付けら
れている。ガス流入口等の入力部3cに、プラズマアー
クに使用する動作ガスの流路を開閉するガス用電磁バル
ブ24の一端がが接続されている。このバルブ24の他
端は、継ぎ手、管等を介してフロントパネル2の出力部
2cに接続されている。
【0030】上記のように構成された電源装置では、入
力側整流器、インバータを構成する電力用半導体スイッ
チング素子、出力側整流器等を、電力用半導体モジュー
ル11に内蔵させることにより、これらが占める領域を
小さくすることができ、電源装置を小型化することがで
きる。
【0031】さらに、図2に示すように、フロントパネ
ル2、リヤーパネル3、中シャーシ1が、H字構造をな
すので、この電源装置が受けるあらゆる方向からの圧
縮、引っ張り、曲げ等の力に対して変形しにくく、丈夫
な構造となる。
【0032】発熱部品61と非発熱部品62とを、中シ
ャーシ1と冷却用ヒートシンク12によって仕切ってい
るので、高周波ユニット31や高周波トランス13等の
発熱部品が発生する熱が、制御用プリント基板16のよ
うな非発熱部品62に伝わりにくくなり、非発熱部品6
2が熱によって誤動作することを防止できる。また、発
熱部品61の発生する熱を放射する冷却用ヒートシンク
12を、中シャーシ1に設けることができるので、冷却
用ヒートシンク12の重量によって主プリント基板15
等が破損することはない。
【0033】図1に示すように、高周波ユニット13の
ような発熱部品61を中シャーシ1の下面側に配置する
ことができると共に、主プリント基板15、制御用プリ
ント基板16のような非発熱部品62を中シャーシ1の
上面側に配置しているので、左右サイドカバー4、5の
一方または双方を取り外すことにより、全ての回路、部
品のチェック、保守、点検を容易に行うことができる。
そして、中シャーシ1の上下両面を利用して、発熱部品
61等を設けているので、各部品の間隔を広くとること
ができ、部品の組み立てや、ビスによる固定を簡単に行
うことができる。
【0034】そして、発熱部品61を設けた下側領域6
3と、非発熱部品62を設けた上側領域64とを、冷却
用ヒートシンク12と中シャーシ1により仕切った構成
であるので、電力用半導体モジュール11以外の発熱部
品61が発生した熱が、非発熱部品62を設けた上側領
域64には伝わらないようにすることができる。電力用
半導体モジュール11、高周波トランス13等の発熱部
品61が発生する熱は、冷却用ヒートシンク12により
吸収され、下側領域63に放出される。冷却用ヒートシ
ンク12から放出された熱と、電力半導体モジュール1
1以外の発熱部品から直接に放出された熱とは、冷却フ
ァン14によって冷却される。即ち、冷却ファン14の
駆動により、外部の冷たい空気がフロントパネル2の通
路2bから流入し、発熱部品61が発生する熱を奪っ
て、リヤーパネル3の通路2bから外部に流出する。こ
れによって、非発熱部品62の熱による誤動作を防止す
ることができる。
【0035】発熱部品である電力用半導体モジュール1
1は、非発熱部品62を設けた上側領域64に設けてあ
るが、電力用半導体モジュール11を冷却用ヒートシン
ク12に接触させて設けてある。従って、電力用半導体
モジュール11の熱を冷却用ヒートシンク12によって
下側領域63に放熱することができ、電力用半導体モジ
ュール11が発生した熱は、上側領域64には殆ど放出
されず、この熱によって非発熱部品62が誤動作するこ
とはない。
【0036】更に、上側領域64に、電力用半導体モジ
ュール11と非発熱部品である主プリント基板15及び
制御用プリント基板16等とを互いに接近させて配置し
ているので、両者を電気的に接続する主端子11a、制
御用端子、フラットケーブル82の長さを短くすること
ができる。これによって、配線インダクタンスを小さく
することができ、ノイズの発生を減少させることができ
るので、電力用半導体モジュール11に付属させるスナ
バ回路を小さくできる。
【0037】電力用半導体モジュール11の主端子11
aと、主プリント基板15の端子固定手段15aとを電
気的に接続するために、主端子11aを主プリント基板
15に設けた貫通孔15bに挿通しているので、主端子
11aを主プリント基板15の外縁部に迂回させる必要
がなく、迂回が不要な分だけ主端子11aを短くでき、
寄生インダクタンス及び上記スナバ回路を極めて小さく
することができる。
【0038】また、フロントパネル2及びリヤーパネル
3に設けた挿通孔2dと、中シャーシ1の係合凸部1k
とを係合させて、フロントパネル2、中シャーシ1及び
リヤーパネル3を連結しているので、係合凸部1kを挿
通孔2dから容易に外すことができる。即ち、工具等を
使用せず、パネル2、3と中シャーシ1の組み立てや分
解を簡単に行うことができる。
【0039】更に、左右サイドカバー4、5の突条4
a、4a間に中シャーシ1の上縁1p、1qを挟み込ん
で支持する構成であるので、工具等を使用せずに左右カ
バー4、5と中シャーシ1の組み立てや分解を簡単に行
うことができる。この突条4aによって中シャーシ1を
確実に左右のサイドカバー4、5に固定できる。
【0040】中シャーシ1が突条4a、4aによって強
固に支持され、左右サイドカバー4、5の上部に把手4
fを設けた構成であるので、把手4fを握り、この切断
機を持ち上げたとき、この切断機の重量の大部分が、突
条4a、4aにかかり、伸延部1jには余り重量はかか
らない。従って、伸延部1jの破損を防止できる。同様
に、肩掛け用のバンド6を肩に掛けて、つり下げたとき
も、同様に伸延部1jには余り重量はかからない。
【0041】発熱部品61の熱、冷却用ヒートシンク1
2の放出熱を、冷却ファン14によって外部に放出する
ことができるので、発熱部品61、ひいては非発熱部品
62の過熱を防止できる。凹部1gと支持凸部4dに冷
却ファン14を係合させることによって、冷却ファン1
4を固定しているので、工具等を使用せずに冷却ファン
14を中シャーシ1に極めて簡単に取り付けることがで
きるし、取り外しも極めて簡単に行える。
【0042】上記の実施例は、本発明をプラズマアーク
切断機の電源装置に実施したが、プラズマアーク溶接
機、アーク溶接機、充電器、又は貴金属メッキ用の電源
装置に実施することもできる。
【0043】また、上記の実施例では、図2に示すよう
に中シャーシ1の下面側に発熱部品61を設け、上面側
に非発熱部品62を設けたが、図3に示すように、中シ
ャーシ1の上面側に発熱部品61及びこれに関連する冷
却ファン14等の部品を設け、下面側に非発熱部品62
を設けた構成とすることもできる。
【0044】そして、上記実施例では、図1に示すよう
に、この電源装置が起立した状態で、中シャーシ1を水
平方向に平行させて設けたが、鉛直方向に平行させて設
けた構成とすることができる。
【0045】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、電力用半
導体モジュールに、少なくとも電力用半導体スイッチン
グ素子全てを搭載しているので、これら電力用半導体ス
イッチング素子が占めるスペースを小さくすることがで
き、これにより電源装置を小型化することができる。ま
た、電力用半導体モジュール等の発熱部品を放熱体の表
面に設け、その発熱部品の熱を放熱体が吸収して、非発
熱部品が設けられていない領域に放出するので、非発熱
部品が誤動作することを防止できる。さらに、発熱部品
と非発熱部品とを中シャーシによって仕切ってあるの
で、発熱部品の熱が非発熱部品には伝わりにくく、非発
熱部品が熱によって誤動作することを防止できる。さら
に、非発熱部品と同じ領域に発熱する電力用半導体モジ
ュールが設けられているが、この電力用半導体モジュー
ルは、非発熱部品の設けられている領域側にある放熱体
に取り付けられているので、電力用半導体モジュールが
発生する熱によって、非発熱部品が誤動作することを防
止できる。さらに第1の側板と第2の側板と中シャーシ
によってH字構造をなすので、あらゆる方向から受ける
圧縮、引っ張り、曲げ等の力に対して変形しにくい。
【0046】請求項2または3記載の発明によれば、電
力用半導体スイッチング素子の他に、入力側整流手段
や、出力側整流手段も、電力用半導体モジュールに内蔵
することができるので、益々スペースを小さくすること
ができる。
【0047】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の1実施例にかかる電源装置の取付状
態を示す分解斜視図である。
【図2】同実施例のフロントパネル、中シャーシ及びリ
ヤーパネルが形成するH字構造を示す側面図である。
【図3】同実施例の変形例を示す側面図である。
【図4】同実施例の部分省略正面図である。
【図5】(a)は同実施例の係合凸部と挿通孔の係合縁
との係合状態を示す断面図、(b)は同実施例の係合凸
部と挿通孔の係合縁との非係合状態を示す断面図、
(c)は同実施例の係合凸部と挿通孔の係合縁との係合
状態を示す平面図、(d)は同実施例の係合凸部と挿通
孔の係合縁との非係合状態を示す平面図である。
【図6】同実施例の中シャーシと冷却用ファンとの結合
状態を示す側面図である。
【図7】同実施例の右側面図である。
【図8】同実施例の正面図である。
【図9】同実施例の背面図である。
【図10】同実施例の平面図である。
【図11】従来の電源装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 中シャーシ 2 フロントパネル(第1の側板) 3 リヤーパネル(第2の側板) 4 左サイドカバー 5 右サイドカバー 11 電力用半導体モジュール 12 冷却用ヒートシンク(放熱体) 14 冷却ファン 61 発熱部品 62 非発熱部品 63 下側領域 64 上側領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 檀上 謙三 大阪府大阪市東淀川区淡路2丁目14番3 号 株式会社三社電機製作所内 (72)発明者 田中 成治 大阪府大阪市東淀川区淡路2丁目14番3 号 株式会社三社電機製作所内 (56)参考文献 特開 平6−103952(JP,A) 特開 平6−169578(JP,A) 実開 昭60−42092(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02M 7/42 - 7/98 H02M 3/00 - 3/44

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源を直流電源に変換する入力側整
    流手段と、上記直流電源を高周波電源に変換する複数の
    半導体スイッチング素子を含むインバータ手段と、上記
    高周波電源を直流電源に変換する出力側整流手段と、上
    記インバータ手段を駆動する駆動手段とを、具備し、上
    記入力側整流手段、上記インバータ手段、上記出力側整
    流手段のうち少なくとも上記インバータ手段が、電力用
    半導体モジュールに内蔵されている電源装置において、 互いに間隔を隔ててほぼ平行して配置されている第1及
    び第2の側板と、 これら第1及び第2の側板にそれぞれ端部が結合され、
    第1及び第2の側板間を2つの領域に仕切ると共に、上
    記2つの領域に連通する開口部を有する中シャーシと、 上記開口部を閉塞すると共に上記2つの領域のうち一方
    の領域に熱を放出する状態に設けた放熱体と、 上記一方の領域側に設けた発熱部品と、 上記他方の領域側に設けた非発熱部品とを、 具備し、上記他方の領域に面する上記放熱体の表面に、
    上記電力用半導体モジュールを設けたことを特徴とする
    電源装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電源装置において、上記
    入力側整流手段も、上記電力用半導体モジュールに内蔵
    されていることを特徴とする電源装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の電源装置におい
    て、上記出力側整流手段も、上記電力用半導体モジュー
    ルに内蔵されていることを特徴とする電源装置。
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