JP2001168253A - 半導体素子の実装構造及び給電側充電装置 - Google Patents

半導体素子の実装構造及び給電側充電装置

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JP2001168253A
JP2001168253A JP35208299A JP35208299A JP2001168253A JP 2001168253 A JP2001168253 A JP 2001168253A JP 35208299 A JP35208299 A JP 35208299A JP 35208299 A JP35208299 A JP 35208299A JP 2001168253 A JP2001168253 A JP 2001168253A
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circuit board
heat transfer
transfer body
semiconductor element
power
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JP35208299A
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Katsuyuki Kajiura
克之 梶浦
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Toyota Industries Corp
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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    • H05K7/00Constructional details common to different types of electric apparatus
    • H05K7/20Modifications to facilitate cooling, ventilating, or heating
    • H05K7/2089Modifications to facilitate cooling, ventilating, or heating for power electronics, e.g. for inverters for controlling motor
    • H05K7/20909Forced ventilation, e.g. on heat dissipaters coupled to components
    • HELECTRICITY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路基板上の設置面積に対する半導体素子の
冷却効率を向上する。 【解決手段】 給電側充電装置において電力変換回路が
形成された電力用回路基板18には、回路基板18が固
定された放熱用ダクト16に当接する熱伝達体23が固
定されている。熱伝達体23には、電力用回路基板18
に実装した複数のMOSFET21の各本体22が、シ
リコンシート24を介在した状態で当接されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パワーMOSFE
T等の半導体素子の実装構造、及び、同半導体素子の実
装構造を備えた給電側充電装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、電気自動車のバッテリを
充電するために使用される電磁誘導式の給電側充電装置
は、商用交流を高電圧高周波交流に変換するための電力
変換回路が形成された電力用回路基板を備えている。電
力変換回路は、例えば、整流・力率改善回路及び共振コ
ンバータからなる。共振コンバータは、ブリッジ接続さ
れた4個あるいは8個のパワーMOSFETで形成され
ている。
【0003】ところで、各MOSFETは作動時に多量
の熱を発生する。このため、各MOSFETは、回路基
板上に固定された放熱体上に実装されている。この放熱
体は、例えば、熱伝達性に優れたアルミニウム合金で形
成されるとともに、MOSFETから伝達された熱を大
気中に放熱するための放熱用フィンを備えている。放熱
体は、MOSFETから伝達される熱を大気中に放熱す
ることでMOSFETを持続的に冷却する。そして、放
熱体は、放熱フィンからの放熱量を十分に確保するため
にその設置面積がMOSFETの本体の設置面積に比較
して顕著に大きくなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、給電側充電
装置は小型化が要求されているため、給電側充電装置の
大きさを決定している電力用回路基板の小型化が必要と
なっている。このため、回路基板上で大きな設置面積を
占める各MOSFETの放熱体の設置面積を縮小するこ
とが必要となっている。
【0005】しかしながら、放熱体の設置面積の小さな
放熱体を使用すると各MOSFEFTを十分に冷却する
ことができず、各MOSFETの実装密度を上げること
ができない。そのため、各パワーMOSFETの設置面
積を縮小することができなかった。これは、複数のMO
SFETを実装する場合に限らず、1個の電力用半導体
素子を実装する場合にも同様の問題となる。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであって、その目的は、回路基板上の設置面
積に対する半導体素子の冷却効率を向上させ、実装密度
を上げることができる半導体素子の実装構造、及び、同
半導体素子の実装構造を備えた給電側充電装置を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、半導体素子が実装される
回路基板上に、該回路基板に隣接して設けられた放熱体
に対して当接する熱伝達体を固定し、該熱伝達体には、
前記回路基板に実装した前記半導体素子の本体を当接さ
せた半導体素子の実装構造である。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記熱伝達体と前記半導体素子との間
には、熱伝達性がある絶縁シートを介在させた。請求項
3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明
において、前記半導体素子はモールド型であって、前記
熱伝達体に固定される固定部材によって前記本体が該熱
伝達体に対して圧せられた状態で当接される。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、前記熱伝達体は、前記回路基板に沿っ
て延びる四角柱状に形成されるとともに、該回路基板に
当接する固定面に隣り合う長手方向に平行な両側面を前
記半導体素子の当接面とし、その各当接面にそれぞれ同
数ずつ前記半導体素子が当接されている。
【0010】請求項5に記載の発明は、商用交流を高周
波交流に変換する電力変換回路が形成された前記電力用
回路基板と、前記放熱体としての放熱用ダクトとを備
え、前記電力用回路基板は、前記放熱用ダクトの一面に
対して平行となるように配置されるとともに、前記電力
変換回路に実装された電力用半導体素子は、請求項1〜
請求項4のいずれか一項に記載の半導体素子の実装構造
によって前記電力用回路基板に実装されている給電側充
電装置である。
【0011】(作用)請求項1に記載の発明によれば、
半導体素子の動作時に本体で発生した熱は、本体が当接
する熱伝達体に伝達され、さらに熱伝達体から放熱体に
伝達されて放熱される。従って、回路基板上に直接固定
した放熱体によって半導体素子からの放熱が行われる従
来の実装構造に比較して、回路基板上の設置面積に関係
なく設けることができる放熱能力の大きな放熱体によっ
て半導体素子からの放熱が行われるので、従来の放熱体
に代わる熱伝達体の回路基板上の設置面積当たりの放熱
量が大きくなる。
【0012】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の作用に加えて、半導体素子の本体に不具
合が起こったとき、半導体素子と熱伝達体の間に介在さ
れている絶縁シートによって、半導体素子と放熱体との
間が絶縁される。従って、半導体素子に不具合が起きて
も放熱体に電流が流れない。
【0013】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は請求項2に記載の発明の作用に加えて、モールド型
の半導体素子の本体で発生した熱が、熱伝達体に固定さ
れた固定部材によって熱伝達体に圧せられた状態で当接
された本体から熱伝達体に効率良く伝達される。従っ
て、モールド型の半導体素子を使用する場合に、熱伝達
体の回路基板上の設置面積当たりの放熱量が大きくな
る。
【0014】請求項4に記載の発明によれば、請求項3
に記載の発明の作用に加えて、回路基板に沿って延びる
四角柱状の熱伝達体の固定面に隣り合う長手方向に平行
な各側面にモールド型の半導体素子を同数ずつ複数当接
させるようにした場合には、回路基板に垂直な中心軸を
有する円板状あるいは正多角形の熱伝達体において回路
基板に直交する各側面に複数の半導体素子を当接させる
ようにした場合に比較して、各半導体素子の冷却能力に
対する熱伝達体の設置面積が小さくなる。従って、複数
の半導体素子と熱伝達体とを合わせた設置面積がより小
さくなる。
【0015】請求項5に記載の発明によれば、給電側充
電装置の電力用回路基板に形成された電力変換回路の電
力用半導体素子の実装構造が、一面が電力用回路基板に
平行となるように配置された放熱用ダクトを放熱体とし
て請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の作用をな
す。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を電磁誘導方式の給
電側充電装置に設けられた電力用回路基板に実装した電
力用半導体素子に具体化した一実施の形態を図1〜図9
に従って説明する。
【0017】電磁誘導方式の充電装置は、図2に示すよ
うに、所定の充電場所に設置される給電側充電装置10
と、車両に搭載される図示しない受電側充電装置とから
なる。給電側充電装置10は、商用交流を高電圧高周波
交流に変換し、電磁誘導で受電側充電装置に給電する。
受電側充電装置は、給電側充電装置から電磁誘導によっ
て給電される高周波交流を直流に変換し、バッテリに充
電する。
【0018】図2に示すように、給電側充電装置10
は、その本体が、下部フレーム11と、下部フレーム1
1の上部を覆う本体カバー12とで形成されている。給
電側充電装置10は、受電側充電装置に接続する給電カ
プラ13を備えている。本体の側面には、カプラカバー
14で覆われたカプラ収容部15が設けられている。
【0019】図3に示すように、給電側充電装置10の
本体内部には、鉛直方向に延びる放熱体としての放熱用
ダクト16が下部フレーム11の底面後部に固定されて
いる。放熱用ダクト16は、アルミニウム合金で形成さ
れ、その内側には複数の放熱フィン16a(図1に図
示)が形成されている。放熱用ダクト16は、その下端
開口部が下部フレーム11の底面に設けられた図示しな
い排出用開口部を介して外部に連通され、その上端開口
部には放熱用ダクト16内に空気を送り込むための電動
ファン17が設けられている。
【0020】電動ファン17は、下部フレーム11の底
面前部に設けられた図示しない導入用開口部から外部の
空気を本体カバー12内に導入し、放熱用ダクト16の
前面16b側を通して放熱用ダクト16内に送り込む。
【0021】放熱用ダクト16の前側には、電力用回路
基板18が固定されている。電力用回路基板18には、
商用交流を高電圧高周波交流に変換する電力変換回路が
形成されている。電力変換回路は、整流・力率改善回路
及び共振コンバータを有している。整流・力率改善回路
は、平滑用電解コンデンサ19を備えている。共振コン
バータは、半導体素子及び電力用半導体素子としての並
列接続されたパワーMOSFET21(図1,4に図
示)からなるブリッジ回路と、共振コイル20とを備え
ている。平滑用電解コンデンサ19及び共振コイル20
は、放熱用ダクト16の側面16cに固定されている。
平滑用電解コンデンサ19以外の整流・力率改善回路の
各電子部品は、図1に示すように、電力用回路基板18
の表面18aに実装されている。
【0022】図1に示すように、ブリッジ回路を構成す
る8個のMOSFET21はモールド型であって、電力
用回路基板18の裏面18bに実装されている。詳述す
ると、各MOSFET21は、その本体22が電力用回
路基板18の裏面18b上に立設するように、その端子
21aが基板18に半田付けされて実装されている。
尚、共振コイル20及び各MOSFET21以外の電力
変換回路の各電子部品は、電力用回路基板18の表面1
8aに実装されている。
【0023】各MOSFET21が実装される電力用回
路基板18の裏面18bには、熱伝達体23が絶縁シー
トとしてのシリコンシート24を介在した状態で固定さ
れている。熱伝達体23はアルミニウム合金のブロック
からなり、図4に示すように、電力用回路基板18に沿
って延びる四角柱状に形成されている。熱伝達体23
は、電力用回路基板18の裏面18bに当接される固定
面としての第1固定面23aに対し反対側の第2固定面
23bが、前記放熱用ダクト16の前面16bに当接さ
れている。又、第1固定面23aには、一対の第1固定
孔23c、及び、一対の第2固定孔23dが設けられて
いる。
【0024】さらに、熱伝達体23の第1固定面23a
に隣り合う長手方向に平行な両当接面23eには、シリ
コンシート24を介して各MOSFET21の本体22
がそれぞれ4個ずつ当接されている。詳述すると、各M
OSFET21は、本体22に設けられた放熱部22a
(図4に図示)が熱伝達体23に対しシリコンシート2
4を介在した状態で当接されている。尚、熱伝達体23
の長手方向に直交しかつ電力用回路基板18に直交する
両側面23fには、MOSFET21は当接されていな
い。
【0025】各MOSFET21の本体22は、固定部
材としてのアングル材25によって熱伝達体23に対し
シリコンシート24を介在した状態で圧接固定されてい
る。詳述すると、各MOSFET21は、本体22に設
けられた放熱部22aがアングル材25に対しシリコン
シート24を介在した状態で当接されている。アングル
材25は熱伝達体23と同じアルミニウム合金からな
り、図4に示すように、L字形状の同一断面で延びるよ
うに形成されている。そして、アングル材25は、放熱
用ダクト16の前面16bに当接しない状態で熱伝達体
23に固定されている。
【0026】各MOSFET21と熱伝達体23との
間、及び、熱伝達体23と電力用回路基板18との間に
介在された前記シリコンシート24は、熱伝達性が高い
絶縁シート(例えば、信越化学製の放熱シート)であ
る。シリコンシート24は、図4に示すように、熱伝達
体23の第1固定面23aを覆う大きさの四角形の中央
部26と、この中央部26の各長辺に設けられた長辺側
袖部27と、同じく各短辺に設けられた短辺側袖部28
とを備える。
【0027】中央部26には、熱伝達体23の第1固定
孔23cに対応する第1貫通孔26aと、第2固定孔2
3dに対応する第2貫通孔26bとが設けられている。
各長辺側袖部27は、中央部26から外側に順に第1袖
部27a、第2袖部27b及び第3袖部27cを備えて
いる。又、各短辺側袖部28は、その両側に、折り曲げ
部28aを備えている。
【0028】次に、各MOSFETの実装構造の組み立
て工程を図5〜図9に従って説明する。MOSFET2
1の実装時には、図5に示すように、先ず、電力用回路
基板18の裏面18bに配置したシリコンシート24の
中央部26を、電力用回路基板18の表面18aに当接
させた第1固定部材29と、熱伝達体23の各第1固定
孔23cに嵌入可能な第2固定部材30とを嵌め合わせ
ることで回路基板18の裏面18bに固定する。
【0029】次に、図6に示すように、熱伝達体23の
各第2固定孔23dに第2固定部材30を嵌入させると
ともに、電力用回路基板18に固定した第1固定部材2
9及び第2固定部材30を貫通させた固定ねじ32を各
第2固定孔23dの底面に形成した雌ねじ孔に螺合させ
ることで、回路基板18の裏面18bにシリコンシート
24の中央部26を介在させた状態で熱伝達体23を固
定する。
【0030】次に、図7に示すように、前記シリコンシ
ート24の各長辺側袖部27を下方に折り曲げてその第
1袖部27aを熱伝達体23の各当接面23eに当接さ
せた状態で、各MOSFET21を端子21aを半田付
けして電力用回路基板18の裏面18bに実装する。そ
して、各MOSFET21の本体22は、第1袖部27
aを介して熱伝達体23の各当接面23eに当接する。
【0031】次に、図8に示すように、各長辺側袖部2
7を上方に折り返し、第2袖部27bを各MOSFET
21との間に介在させた状態で、各アングル材25を熱
伝達体23に螺合する固定ねじ33で固定する。このと
き、各MOSFET21の本体22は、上方に折り返さ
れた第2袖部27bを介してアングル材25にて圧せら
れた状態で、第1袖部27aを介して熱伝達体23の当
接面23eに当接する。
【0032】次に、図9に示すように、シリコンシート
24の各短辺側袖部28を下方に折り曲げ、熱伝達体2
3の各側面23fに螺合する固定ねじ34で固定する。
さらに、各長辺側袖部27を下方に折り返し、第3袖部
27cをアングル材25の外面25aに当接させるとと
もに、各短辺側袖部28の各折り曲げ部28aを、第3
袖部27cの外側からアングル材25の外面25aに当
接させる。そして、アングル材25の外面25aに重ね
た第3袖部27cと折り曲げ部28aとを、アングル材
25の内面25bに当接する第2袖部27bと共に、ア
ングル材25に貫通させたナイロン製のリベット35で
挟持する。最後に、電力用回路基板18に設けられた孔
18cから熱伝達体23の各第1固定孔23cに挿通さ
せた固定ねじ36を放熱用ダクト16に螺合させること
で、熱伝達体23の第2固定面23bを放熱用ダクト1
6の前面16bに圧接させる。
【0033】次に、以上のように構成された半導体素子
の実装構造が有する各作用及び効果について説明する。 (1) 各MOSFET21の本体22で発生した熱
は、シリコンシート24を介して熱伝達体23に伝達さ
れ、さらに熱伝達体23が圧接された放熱用ダクト16
に伝達されて放熱される。従って、電力用回路基板18
上に直接固定した放熱体によってMOSFETからの放
熱が行われる従来の実装構造に比較して、電力用回路基
板18上の設置面積に関係なく設けることができる放熱
能力の大きな放熱用ダクト16によってMOSFET2
1から放熱されるので、従来の放熱体に代わる熱伝達体
23の電力用回路基板18上の設置面積当たりの放熱量
が大きくなる。
【0034】その結果、電力用回路基板18上に設置面
積に対する各MOSFET21の冷却効率が向上して、
各MOSFET21をより一層冷却したり、複数のMO
SFET21の実装密度を上げて電力用回路基板18を
小型化することができる。
【0035】又、電磁誘導方式の給電側充電装置10に
おいては、電力用回路基板18の小型化によって、装置
本体を小型化することができる。 (2) MOSFET21の本体22に不具合が起こっ
たとき、各MOSFET21と熱伝達体23の間に介在
されている絶縁性のあるシリコンシート24によって、
各MOSFET21と放熱用ダクト16との間が絶縁さ
れる。従って、MOSFET21に不具合が起きても放
熱用ダクト16に電流が流れない。
【0036】(3) 各MOSFET21の本体22が
当接する熱伝達体23及びアングル材25との間に介在
させたシリコンシート24は、本体22の当接面の面積
範囲よりも十分な広さの面積範囲で、熱伝達体23の当
接面23eと、アングル材25の内面とに当接するよう
に設けた。従って、各MOSFET21と熱伝達体2
3、及び、各MOSFET21とアングル材25との間
の、シリコンシート24の表面に沿った最短の沿面距離
が、各MOSFET21と熱伝達体23、及び、各MO
SFET21とアングル材25との間の最短距離に対し
て著しく長くなる。その結果、MOSFET21に不具
合が起こったときに、シリコンシート24を介した沿面
放電が起き難く、放熱用ダクト16又はアングル材25
に電流が流れ難い。このため、電力用回路基板18にお
ける各MOSFET21の実装密度を上げても、優れた
絶縁性を確保することができる。
【0037】(4) モールド型のMOSFET21の
本体22で発生した熱が、熱伝達体23に固定されたア
ングル材25によって熱伝達体23に圧せられた状態で
当接された本体22から熱伝達体23に効率良く伝達さ
れる。従って、モールド型のMOSFET21を使用す
る場合に、熱伝達体23の電力用回路基板18上の設置
面積当たりの放熱量が大きくなる。
【0038】(5) 電力用回路基板18に沿って延び
る四角柱状の熱伝達体23の第1固定面23aに隣り合
う長手方向に平行な各当接面23eにモールド型のMO
SFET21を同数ずつ複数当接させるようにした。こ
の場合、電力用回路基板18に垂直な中心軸を有する円
板状あるいは正多角形の熱伝達体において電力用回路基
板18に直交する各側面に複数のMOSFET21を当
接させるようにした場合に比較して、各MOSFET2
1の冷却能力に対する熱伝達体の設置面積が小さくな
る。従って、複数のMOSFET21と熱伝達体23と
を合わせた設置面積がより小さくなる。その結果、複数
のMOSFET21をできるだけ小さい設置面積内に実
装することができる。
【0039】以下、本発明を具体化した上記実施の形態
以外の実施の形態を別例として列挙する。 ○ 上記実施の形態で、熱伝達体は、四角柱状に形成さ
れ、その長手方向に平行な各面に複数のモールド型の半
導体素子の本体が当接されるものに限らない。その他例
えば、電力用回路基板18に垂直な中心軸を有する円板
状あるいは正多角形等に形成され、電力用回路基板18
に直交する各周面に複数のモールド型の半導体素子の本
体が当接されるものであってもよい。この場合にも、モ
ールド型の半導体素子の冷却効率を向上させることがで
きる。
【0040】○ 半導体素子は、パワーMOSFETに
限らず、バイポーラ・パワー・トランジスタ、IGB
T、整流素子、サイリスタ、GTOサイリスタ、光トリ
ガサイリスタ、トライアック、SIT等の電力用半導体
素子であってもよい。又、電力用以外の半導体素子の実
装構造に実施してもよい。
【0041】○ モールド型の半導体素子の実装構造に
限らず、キャンド型の半導体素子に実施してもよい。 ○ 本発明の半導体素子の実装構造を実施する回路基板
は、電磁誘導方式の給電側充電装置において、商用交流
を高周波交流に変換する電力変換回路が形成された電力
用回路基板18に限らない。半導体素子が実装される回
路基板であれば、例えば、バッテリから供給される直流
電源によって走行及び荷役動作を行うフォークリフトに
おいて、直流から所定周波数の交流を生成する三相イン
バータ回路が形成された電力用回路基板における電力用
半導体素子の実装構造に実施してもよい。
【0042】
【発明の効果】請求項1〜請求項5に記載の発明によれ
ば、回路基板上に設置面積に対する半導体素子の冷却効
率を向上させ、実装密度を上げることができる。
【0043】加えて請求項2〜請求項5に記載の発明に
よれば、半導体素子に不具合が起こったときに放熱体側
に電流が流れないようにし、実装密度を上げても優れた
絶縁性を確保することができる。
【0044】加えて請求項5に記載の発明によれば、回
路基板の小型化によって、装置全体を小型化することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 MOSFETの実装構造を示す模式斜視図。
【図2】 給電側充電装置の斜視図。
【図3】 同じく本体内部を示す模式斜視図。
【図4】 MOSFETの実装構造を示す分解斜視図。
【図5】 MOSFETの実装構造の組み立て工程を示
す正面図。
【図6】 同じく組み立て工程を示す正面図。
【図7】 同じく組み立て工程を示す正面図。
【図8】 同じく組み立て工程を示す正面図。
【図9】 同じく組み立て工程を示す正面図。
【符号の説明】
10…給電側充電装置、16…放熱体としての放熱用ダ
クト、21…半導体素子及び電力用半導体素子としての
パワーMOSFET、22…(半導体素子の)本体、2
3…熱伝達体、23a…固定面としての第1固定面、2
3e…当接面、24…絶縁シートとしてのシリコンシー
ト、25…固定部材としてのアングル材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F036 AA01 BA04 BA24 BB05 BB21 BB35 BC01 BC23 BC33 BE01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体素子が実装される回路基板上に、
    該回路基板に隣接して設けられた放熱体に対して当接す
    る熱伝達体を固定し、 該熱伝達体には、前記回路基板に実装した前記半導体素
    子の本体を当接させた半導体素子の実装構造。
  2. 【請求項2】 前記熱伝達体と前記半導体素子との間に
    は、熱伝達性がある絶縁シートを介在させた請求項1に
    記載の半導体素子の実装構造。
  3. 【請求項3】 前記半導体素子はモールド型であって、
    前記熱伝達体に固定される固定部材によって前記本体が
    該熱伝達体に対して圧せられた状態で当接される請求項
    1又は請求項2に記載の半導体素子の実装構造。
  4. 【請求項4】 前記熱伝達体は、前記回路基板に沿って
    延びる四角柱状に形成されるとともに、該回路基板に当
    接する固定面に隣り合う長手方向に平行な両側面を前記
    半導体素子の当接面とし、 その各当接面にそれぞれ同数ずつ前記半導体素子が当接
    されている請求項3に記載の半導体素子の実装構造。
  5. 【請求項5】 商用交流を高周波交流に変換する電力変
    換回路が形成された前記電力用回路基板と、前記放熱体
    としての放熱用ダクトとを備え、 前記電力用回路基板は、前記放熱用ダクトの一面に対し
    て平行となるように配置されるとともに、前記電力変換
    回路に実装された電力用半導体素子は、請求項1〜請求
    項4のいずれか一項に記載の半導体素子の実装構造によ
    って前記電力用回路基板に実装されている給電側充電装
    置。
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