JP2907478B2 - 回路しゃ断器 - Google Patents

回路しゃ断器

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JP2907478B2 JP4375190A JP4375190A JP2907478B2 JP 2907478 B2 JP2907478 B2 JP 2907478B2 JP 4375190 A JP4375190 A JP 4375190A JP 4375190 A JP4375190 A JP 4375190A JP 2907478 B2 JP2907478 B2 JP 2907478B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、過電流を検出して主回路を開路するための
回路しゃ断器に関するものである。
<従来の技術> この種の従来の一般的な回路しゃ断器は、そのオン状
態およびオフ状態における縦断面を各々示した第4図お
よび第5図に示すような構成になっている。即ち、ケー
ス体1の内部に、過電流検出機構部Aと、これの過電流
検出動作に応動して可動接点2と固定接点3とで構成す
る主回路を開成する引き外し機構部Bと、主回路を手動
操作により開閉するハンドル4とが、一体に連結された
状態で組み込まれ、且つハンドル4がケース体1の前面
壁から突出されている。
過電流検出機構部Aは、前述の主回路に接続線(図示
せず)により介挿接続したコイル5に過電流が流れた時
に、オイル(例えばシリコン)を充填した容器内に鉄片
を移動自在に挿入したオイル・ダッシュ・ポット6に発
生する吸引力によりアーマチュア7を回動するように構
成したものである。アーマチュア7には略L字形に折れ
曲がって延びる蹴出し部7aが一体形成されており、ヨー
ク8に設けたピン9に回動自在に支承されている。
また、引き外し機構部Bは、ハンドル4に一端をピン
10により回動自在に連結した引き外し杆11と、可動接点
2を一体に備えた可動接点板12の中間部に一端をピン13
により回動自在に連結した引き外し止め杆14とを、ピン
15により互いに回動自在に連結するとともに、トリップ
杆16を、引き外し止め杆14におけるピン15よりもアーマ
チュア7に近接した個所に揺動自在に取り付け、且つこ
れの半円状部16aを引き外し杆11の係合部11aに対し係脱
自在に対設した構成となっている。
そして、トリップ杆16は、ばね(図示せず)により図
の時計方向に常時付勢され、通常時には引き外し止め杆
14のストッパー14aに当接状態であって引き外し杆11の
係合部11aとトリップ杆16の半円状部16aのエッジ部とが
係合しており、それにより引き外し杆11と引き外し止め
杆14とが共動するようになっている。即ち、この状態に
あっては、ハンドル4の手動操作により可動接点板12を
回動させて可動接点2を固定接点3に対し接離させるこ
とができるようになっている。
いま、第5図のオフ状態からハンドル4を図の右方に
回動させて第4図のオン状態とすると、アーマチュア7
の蹴出し部7aの先端部がトリップ杆16の受け部16bに対
向する。この状態において、主回路に接続されたコイル
5に過電流が流れてアーマチュア7がオイル・ダッシュ
・ポット6に吸引されて回動すると、アーマチュア7の
蹴出し部7aの先端部がトリップ杆16の受け部16bを押動
し、トリップ杆16が回動して半円状部16aのエッジ部と
引き外し杆11の係合部11aとの係合が解除される。その
ため、可動接点板12を図の反時計方向に付勢する可動接
点ばね17の作用により、第6図に示すように、引き外し
杆11と引き外し止め杆14とがピン15を支点として折り畳
まれ、同時に可動接点2が固定接点3から開離し、瞬間
的にトリップ状態となった後に、ハンドル4が図示しな
いハンドルばねの作用によりオフ位置に戻って第5図の
状態となり、トリップ杆16の半円状部16aと引き外し杆1
1の係合部11aとが再び係合状態となり、ハンドル4によ
る回路の開閉ができるようになる。
<発明が解決しようとする課題> 然し乍ら、前記回路しゃ断器には種々の問題がある。
即ち、ヨーク8に、アーマチュア7の他にハンドル4お
よび可動接点板12をそれぞれ回動自在に支承する構成で
あるため、ヨーク8が、該アーマチュア7,ハンドル4お
よび可動接点板12の各枢ピンを架け渡して軸支するため
に、全体的にコ字形状に屈曲形成されるとともに両端部
にハンドル4および可動接点板12の取付部を設けた複雑
な形状となっており、このヨーク8の製作および管理が
困難である問題がある。
また、過電流検出機構部Aのヨーク8に引き外し機構
部Bおよびハンドル4を取り付けて全体を一体化した組
立体を、ケース体1に内装する構成であり、且つヨーク
8はコイル5と一体であるため、しゃ断電流値別に製作
される複種類のコイル5に対し、しゃ断電流値毎に全体
を組み立てた状態に製作しなければならず、生産性が悪
く、且つ在庫管理が難しい。
更に、組み立てに際し、ヨーク8の屈曲内部にハンド
ル4および可動接点板12をこれらのばねと共に挟み込ん
だ状態で支持ピン18,19を挿通し、各ばねを3次元的な
組立作業で取り付けなければならないので、作業性が極
めて悪い欠点がある。以上の問題がコスト高を招く要因
になっている。
更にまた、ハンドル4が帯電物であるヨーク8に取り
付けられているために、帯電物からケース体1の表面ま
での絶縁沿面距離を十分に確保するのが困難となり、図
示しない絶縁シート等の絶縁部材を付設しているのが実
情であり、これもコスト高の一因となっている。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされた
ものであり、生産性および作業性に優れて安価に製作で
き、在庫管理も容易な回路しゃ断器を提供することを技
術的課題とするものである。
<課題を解決するための手段> 本発明は、上記した課題を達成するための技術的手段
として、回路しゃ断器を以下のように構成した。即ち、
過電流によりコイルのマグネットに発生する吸引力によ
ってアーマチュアを回動させる過電流検出機構部と、こ
のアーマチュアの回動により作動されて主回路を閉成す
る可動接点を固定接点から開離する引き外し機構部と
が、ケース体内に内装され、前記可動接点を前記固定接
点に対し接離するよう前記引き外し機構部を手動操作す
るハンドルが前記ケース体の外部に突設された回路しゃ
断器において、前記過電流検出機構部を、ヨークの一端
側に形設した取付部に前記アーマチュアを枢着し、且つ
該ヨークの他端側から取付孔を備えた単一の支持片を突
出させた構成とするとともに、該過電流検出機構部が、
これの少くとも2個所を前記ケース体の位置決め部に嵌
合して該ケース体内に内装され、前記ハンドルが、前記
ケース体に一体形成された支持部に回動自在に支承さ
れ、前記可動接点を備えた可動接点板が、前記ケース体
に一体形成した軸支部と前記取付孔との間に介在してこ
れらを挿通した枢ピンにより回動自在に取着され、且つ
接続線により前記コイルに電気的接続され、前記引き外
し機構部の両端部が前記ハンドルおよび前記可動接点板
に各々回動自在に連結されたことを特徴として構成され
ている。
<作用> 過電流検出により引き外し機構部を作動させて可動接
点を固定接点から開離させる動作は既存のものと同様で
ある。そして、この回路しゃ断器では、ハンドルがケー
ス体に取り付けられ、且つ可動接点板がケース体の軸支
部とヨークの支持片との間に取り付けられる構成となっ
ているので、ヨークは一端部にアーマチューの取付部と
他端側に支持片を備えるだけの簡単な形状となり、簡易
に製作できるとともに、ハンドルおよび可動接点板がヨ
ークに取り付けられるために必然的に一体化しなければ
ならない従来回路しゃ断器と異なり、コイル,ヨークお
よびアーマチュアからなる過電流検出機構部と、ハンド
ル,引き外し機構部および可動接点板からなる引き外し
機構ブロックとに分割して各々個別に組み立てて管理す
ることができ、これらをケース体内に組み込む時に相互
に連結することができる。従って、過電流検出機構部を
コイルのしゃ断電流値別に組み立てて管理しておき、組
立時に必要なものを引き外し機構部と組み合わせするこ
とができ、在庫管理が簡易となる。
更に、組み立てに際し、ハンドルばねは、ハンドルを
支持部に嵌挿した後にハンドルとケース体とに懸架すれ
ばよく、可動接点板のばねは、ケース体の軸支部上に重
ねた可動接点板とヨークの支持片との間に挿入してこれ
らにピンを挿通すればよく、何れも取り付けが容易とな
る。また、過電流検出機構部はこれの2個所をケース体
の位置決め部に挿入することにより位置決めされ、一
方、引き外し機構ブロックは、ハンドル支持部に嵌挿
し、且つ可動接点板がケース体の軸支部とヨークとにピ
ンにより回動自在に取り付くことにより2個所で位置決
めされ、個別に組み立てた過電流検出機構部と引き外し
機構ブロックとを、支障なく動作するよう関連付けて連
結することができる。
更にまた、ハンドルが、通常合成樹脂で一体成形され
るケース体に取り付けられて帯電物であるヨークとは電
気的に絶縁されているので、帯電物からケース体の表面
までの絶縁沿面距離を十分に確保することができる。
<実施例> 以下、本発明の好ましい一実施例について図面を参照
しながら詳細に説明する。
第1図は本発明の一実施例のカバー体を除去した状態
の正面図、第2図は要部の右側面図、第3図は分解正面
図である。過電流検出機構部A′は、コイル20,オイル
・ダッシュ・ポット21,ヨーク22およびアーマチュア23
の従来と同種の部品で構成されているが、主としてヨー
ク22の形状に特徴があり、一端部(図の上方部)のみを
コ字形状としてアーマチュア23の取付部22aが形成さ
れ、他端側に取付孔22bの穿設された単一の支持片22cを
突設いた簡素な形状になっている。前記取付部22aには
ピン24によりアーマチュア23が回動自在に支承され、且
つピン24に巻装したアーマチュアばね25によりアーマチ
ュア23がオイル・ダッシュ・ポット21から開離する方向
に回動付勢されている。
この過電流検出機構部A′は、第3図に1点鎖線矢印
で示すように、ヨーク22の他端突出部22dをケース体26
の側溝部26aに、且つピン24を円形凹部26bにそれぞれ嵌
合することにより位置決めされてケース体26に内装され
ている。
引き外し機構部B′は、引き外し杆27,引き外し止め
杆28およびトリップ杆29の前述の従来回路しゃ断器と同
様の部品で構成されていて同様に機能するのであるが、
従来品の各部品がプレス加工による複雑な構成であった
のに対し、何れも鋳造加工による簡素化された構成にな
っている。特に引き外し止め杆28は、従来回路しゃ断器
ではコ字形状であったのに対し、単なる板形状であって
その一端側に引き外し杆27の回り止め小片28aが、且つ
他端側にトリップ杆29のストッパー28bが互いに反対方
向に突設され、中央部にトリップ杆ばね30の係止片28c
が切り起こし形状に形設されている。従って、引き外し
杆27,引き外し止め杆28およびトリップ杆29を順次積み
重ねてピン31,32のかしめ加工により相互に回動自在に
連結する簡易な作業で組み立てできるようになってい
る。尚、引き外し杆27とトリップ杆29とは、従来しゃ断
器と同様に図示しない係合部と半円状部とにより係脱す
るようになっている。
前記引き外し杆27にピン32により回動自在に連結され
たハンドル33は、第2図に示すように背面部から一体に
突設された支点軸33aを、第3図に示すようにケース体2
6に一体成形された円筒状の支持部26cに挿入することに
より、第1図にθで示す角度(一般に60°)内で回動自
在に取り付けられている。ハンドルばね34は、ハンドル
33の前面部に形成された半円形の溝状部33bに嵌挿する
とともに、一端部を溝状部33bの係止孔33cに係入し、且
つ他端部をケース体26の絶縁壁26dに掛止して取り付け
られている。
一端部に可動接点35を具備した可動接点板36の中央部
に、引き外し止め杆28の端部がリベット38により回動自
在に連結され且つリベット38に巻装された引き外しばね
37が引き外し止め杆28と可動接点板36との間に掛け止め
されている。
この可動接点板36は、他端部に穿設された長孔状の支
持孔36aを、ケース体26の円筒状軸支部26eとヨーク22に
おける支持片22cの取付孔22bとの間に、復帰用可動接点
ばね39とともに介在させ、且つこれらにピン40を挿通さ
せて回動自在に支承されているとともに、両端を該可動
接点板36と支持片22cとに掛止めされた可動接点ばね39
により可動接点35が固定接点41から開離する方向に常時
付勢されている。
尚、第1図中の42,43はそれぞれ外部接続端子、44,45
はケース体26とこれに重合されるカバー体46との間に介
在して挟着された一対の取付金具、47はアークシュート
板、48は取付リベット、49はケース体26とカバー体46と
の間隙を閉塞する裏蓋をそれぞれ示す。
次に上記実施例の組立手順について説明する。この回
路しゃ断器では、ハンドル33がケース体26に取り付けら
れ、且つ可動接点板36がケース体26の軸支部26eとヨー
ク22の支持片22cとの間に取り付けられる構成となって
いることから全体を一体化する必要がないので、第3図
に示すように、コイル20,ヨーク22およびアーマチュア2
3からなる過電流検出機構部A′と、ハンドル33,引き外
し機構部B′および可動接点板36からなる引き外し機構
ブロックとに分割して個別に組み立てておき、これらを
ケース体26内に組み込む時に相互に連結する。即ち、外
部接続端子42,43を第3図の1点鎖線矢印で示すように
ケース体26の取付溝部に嵌挿した後に、先ず、引き外し
機構ブロックを、ハンドル33の支点軸部33aをケース体2
6の支持部26cに回動自在に嵌挿し、且つ可動接点板36の
支持孔36aをケース体26の軸支部26eに対向させてケース
体26内に設置する。
続いて、過電流検出機構部A′を、ピン24をケース体
26の円形凹部26bを嵌合し、且つヨーク22の突出部22dを
ケース体26の側溝部26aに嵌挿して2点による位置決め
状態でケース体26内に設置することにより、コイル20の
巻線の一端が外部接続端子42に電気的接続状態に接触す
るとともに、支持片22cの取付孔22bが支持孔36aに重合
状態に対向する。次に、ハンドルばね34を、これの一端
をハンドル33の係止孔33cに係入させて溝状部33bに挿入
した後に、他端部を絶縁壁26dに掛止して取り付ける。
また、可動接点ばね39は、第3図に1点鎖線矢印で示す
ように、可動接点板36と支持片22cとの間隙に側方から
挿入した後に、ピン40を、取付孔22b,可動接点ばね39お
よび支持孔36aを挿通して軸支部26eに嵌入させ、可動接
点ばね39の両端を可動接点板36および支持片22cに掛止
する。これにより、引き外し機構ブロックが、ケース体
26の支持部26cと軸支部26eとの2個所で位置決めされて
過電流検出機構部A′に対し応動する適正な状態に対設
される。
次に、可動接点板36の接続線26bの端部を第3図に1
点鎖線矢印で示すようにコイル20の巻線の他端部に半田
付けにし、過電流検出機構部A′と引き外し機構ブロッ
クとを電気的接続して主回路を開閉可能状態とし、最後
にケース体26にカバー体46を重合固定して外体を構成す
る。
ハンドル33の手動操作による主回路の開閉動作および
過電流の検出による主回路のしゃ断動作は、第4図乃至
第6図で述べた従来回路しゃ断器と同様であるので、そ
の説明を省略する。
そして、この回路しゃ断器では、ヨーク22がその一端
部にアーマチュア23の取付部22aと他端側に支持片22cを
備えるだけの簡単な形状となり、該ヨーク22を簡易に製
作できる。
また、前述の組立手順の説明から明らかなように、過
電流検出機構部A′と、ハンドル33および可動接点板36
を含む引き外し機構部B′のブロックとに分割して各々
個別に組み立てできるので、過電流検出機構部A′をコ
イル20のしゃ断電流値別に分類して組み立てて管理して
おき、これらのうちの必要なものを引き外し機構部B′
と組み合わせすることができるので、製作並びに在庫管
理が簡易となる。
更に、組み合てに際し、ハンドルばね34は、ハンドル
33を支持部26cに嵌挿した後にハンドル33とケース体26
とに掛止めすればよく、可動接点ばね37は、ケース体26
の軸支部26eの上に重ねた可動接点板36とヨーク22の支
持片22cとの間に挟み込んでこれらにピンを挿通した後
に、可動接点板36と支持片とに掛止すればよく、何れも
容易に取り付けできる。
そして、過電流検出機構部A′は、突出部22dとピン2
4との2個所をケース体26の側溝部26aと円形凹部26bに
それぞれ挿入することにより位置決めされ、一方、引き
外し機構ブロックは、ハンドル33を支持部26cに嵌挿
し、且つ可動接点板36をケース体26の軸支部26eとヨー
ク22の支持片22cとの間にピン40により回動自在に取り
付くことによる2点で位置決めされ、個別に組み立てた
過電流検出機構部A′と引き外し機構ブロックとを、支
障なく動作するよう関連付けて連結することができる。
更にまた、ハンドル33が合成樹脂で一体成形されるケ
ース体26に取り付けられて帯電物であるヨーク22とは電
気的に絶縁されていることと、ケース体26に絶縁壁26d
が一体形成されていることとにより、絶縁用の別部材を
用いることなく帯電物からケース体26の表面までの絶縁
沿面距離を十分に確保することができる。
<発明の効果> 以上のように本発明の回路しゃ断器によると、ヨーク
が簡単な形状となってこれを簡易に製作でき且つ管理が
容易となり、過電流検出機構部と、ハンドルおよび可動
接点板を含む引き外し機構部のブロックとを、各々個別
に組み立てて管理しておき、これらをケース体内に組み
込む時に相互に連結することができるので、過電流検出
機構部をコイルのしゃ断電流値別に分類して組み立てて
管理しておき、これらのうちの必要なものを引き外し機
構部と組み合わせすることができるので、生産性が向上
するとともに在庫管理が簡易となる。また、組み立てに
際し、ハンドルばねおよび可動接点ばねの取り付けが容
易となって作業聖が格段に向上する。従って、製造単価
を大幅に低減できる。
然も、個別に組み立てた過電流検出機構部と引き外し
機構ブロックとを、ケース体に内装にするに際し支障な
く動作するよう関連付けて連結することができる。
更に、絶縁用の別部材を用いることなく帯電物からケ
ース体の表面までの絶縁沿面距離を十分に確保できる利
点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の一部除去した正面図、 第2図は第1図の要部の右側面図、 第3図は第1図の分解正面図、 第4図は従来の回路しゃ断器のオン状態の切断正面図、 第5図は第4図の切断正面図、 第6図は第4図のトリップ状態の一部の正面図である。 20……コイル 21……オイル・ダッシュ・ポット(マグネット) 22……ヨーク 22a……取付部 22b……取付孔 22c……支持片 23……アーマチュア 26……ケース体 26a……側溝部(位置決め部) 26b……円形凹部(位置決め部) 26c……支持部 26e……軸支部 33……ハンドル 35……可動接点 36……可動接点板 36b……接続線 40……枢ピン 41……固定接点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01H 69/00 - 83/22

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】過電流によりコイルのマグネットに発生す
    る吸引力によってアーマチュアを回動させる過電流検出
    機構部と、このアーマチュアの回動により作動されて主
    回路を閉成する可動接点を固定接点から開離する引き外
    し機構部とが、ケース体内に内装され、前記可動接点を
    前記固定接点に対し接離するよう前記引き外し機構部を
    手動操作するハンドルが前記ケース体の外部に突設され
    た回路しゃ断器において、前記過電流検出機構部を、ヨ
    ークの一端側に形設した取付部に前記アーマチュアを枢
    着し、且つ該ヨークの他端側から取付孔を備えた単一の
    支持片を突出させた構成とするとともに、該過電流検出
    機構部が、これの少くとも2個所を前記ケース体の位置
    決め部に嵌合して該ケース体内に内装され、前記ハンド
    ルが、前記ケース体に一体形成された支持部に回動自在
    に支承され、前記可動接点を備えた可動接点板が、前記
    ケース体に一体形成した軸支部と前記取付孔との間に介
    在してこれらを挿通した枢ピンにより回動自在に取着さ
    れ、且つ接続線により前記コイルに電気的接続され、前
    記引き外し機構部の両端部が前記ハンドルおよび前記可
    動接点板に各々回動自在に連結されてなる回路しゃ断
    器。
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