JPH05334951A - 回路遮断器の引外し電流調整機構 - Google Patents
回路遮断器の引外し電流調整機構Info
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- JPH05334951A JPH05334951A JP10681291A JP10681291A JPH05334951A JP H05334951 A JPH05334951 A JP H05334951A JP 10681291 A JP10681291 A JP 10681291A JP 10681291 A JP10681291 A JP 10681291A JP H05334951 A JPH05334951 A JP H05334951A
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Abstract
との関係位置を正確にして引外し電流の調整精度を向上
させる。 【構成】爪29がラッチ受け30と係合して回路遮断器
の開閉機構を鎖錠するクロスバー27の絶縁バー27b
にアーマチュア14を保持するインスタントバー21の
半円筒状の回動軸22を同心的に重ねた合わせた構成と
する。これにより、クロスバー27とインスタントバー
21との軸心が一致し、これらが別々にケース8に支持
されていた従来構成に比べて、クロスバー27のレバー
27aとアーマチュア14の操作部14cとのギャップ
のばらつきが小さくなり、引外し電流の調整精度が向上
する。
Description
遮断器などの回路遮断器において、過電流引外し装置の
動作電流を調整するダイヤル式の引外し電流調整機構に
関する。
図7は回路遮断器のカバーの一部分を除いた要部平面
図、図8はそのVIII−VIII線に沿う断面図、図9は図7
のダイヤル部分の拡大平面図、図10はX−X線に沿う
断面図である。まず、図9及び図10において、1は引
外し電流調整時に回すダイヤルカムで、ダイヤル2とこ
れより輪郭の大きいカム3とからなり、その中間の短い
軸部4(図10)と共に樹脂成形により一体に構成され
ている。ダイヤル2の外周には歯2aが設けられ、また
上面には矢印2bが溝状に形成されている。
鋼板からの打ち抜き、折り曲げ加工により図示の通り略
逆L形に形成され、水平な取付部5aとこれに垂直な脚
部5bとからなっている。ダイヤルカム1は支持板5の
取付部5aにあけられただるま状の穴6の小径部に軸部
4が挿入されて回動自在に支持されている。また、取付
部5aには弾性樹脂からなるダイヤルストッパ7が取り
付けられ、ダイヤル2は歯2aがダイヤルストッパ7の
先端の3角突起7aと噛み合って回り止めされている。
備えた引外し電流調整機構を内蔵する3極構成の回路遮
断器(配線用遮断器)の負荷側端部を示し、ケース8と
カバー9とからなるモールド樹脂の外箱内に各種の機構
が収容されている。ダイヤルカム1を支持した支持板5
は、ケース8のR相側の側壁8aの溝8b(図9)に脚
部5bが差し込まれ、取付部5aがカバー9で押さえら
れることにより固定されている。
された熱動−電磁形の過電流引外し装置で、ヒータ導体
11、バイメタル12、ヨーク13、アーマチュア14
などからなっている。バイメタル12とヨーク13とは
リベット15でヒータ導体11に固着され、ヒータ導体
11は下部のL曲げ部で接続板16と共にねじ17によ
りケース8に締め付けられている。接続板16はリード
線18を介して図示しない可動接触子に接続され、また
ヒータ導体11の上端は接続導体19を介して、負荷側
端子板20に接続されている。
にそれぞれ左右一対のアーマチュアストッパ23が設け
られた樹脂成形品のインスタントバーで、回動軸22の
両端でケース8に回動自在に支持されている。また、イ
ンスタントバー21のR相部分にはアーマチュアストッ
パ23とほぼ対称に上方に伸びる調整アーム24が設け
られており、その先端部はカム3にまで達している。そ
して、調整アーム24の背面と支持板5のばね受け5c
との間には圧縮ばね25が挿入され、調整アーム24の
前面はカム3の外周面に押圧されている。
ントバー21に回動自在に保持されているが、その保持
はアーマチュア14の二股状の腕14aがその上面の円
弧面で回動軸22の下面に嵌め合わされ、インスタント
バー21とアーマチュア14との間に掛け渡された復帰
ばね26で上方に持ち上げられることにより行われてい
る。その際、アーマチュア14は接極部14bの背面が
アーマチュアストッパ23に当接して姿勢が規制されて
いる。
電路を短絡電流のような大電流が通過すると、アーマチ
ュア14は接極部14bがヨーク13に吸引され、回動
軸22と腕14aとの間の摺動により回動軸22の軸心
を中心に図8のの反時計方向に回動する。そして、かぎ
状に折り曲げられた上端部の操作部14cで引外し機構
を構成するクロスバー27のレバー27aを叩き、これ
を図8の反時計方向に回動させる。クロスバー27は回
路遮断器の各極に跨がって左右に延びる絶縁バー27b
の両端でケース8に回動自在に支持され、絶縁バー27
bに固定された爪が図示しないラッチ受けと係合して開
閉機構を鎖錠しているが、上記回動により鎖錠が解かれ
ると、開閉機構はトリップ動作して可動接触子を開離さ
せる。
スドライバのような工具の先端を挿入してダイヤル2を
図7の時計方向に回すと、カム3の回転半径が大きくな
るためにその外周面に接する調整アーム24は圧縮ばね
25に抗して押され、インスタントバー21は図8の時
計方向に回動する。それに伴い、これに保持されたアー
マチュア14も一緒に、例えば図示2点鎖線位置から実
線位置まで回動し、アーマチュア14とヨーク13との
ギャップが増えて過電流引外し装置10の動作電流が大
きくなる。これに対して、ダイヤル2を図7の反時計方
向に回転させるとカム3の回転半径が小さくなり、イン
スタントバー21は圧縮ばね25に押されて図8の反時
計方向に回動する。これにより上記ギャップが減り、過
電流引外し装置10の動作電流は小さくなる。
従来機構においては、アーマチュア14を保持するイン
スタントバー21と、アーマチュア14で引外し操作さ
れるクロスバー27とは別々にケース8に支持されてい
る。そのため、アーマチュア14とクロスバー27のレ
バー27aとの間のギャップにばらつきが生じやすく、
それにより引外し電流の調整精度が影響を受けるという
問題があった。また、上記ギャップのばらつきの最大時
でもクロスバー27を叩けるようにするため、アーマチ
ュア14の動作ストロークを必要以上に大きく設定しな
ければならず、過電流引外し装置10が大形化するとい
う問題があった。この発明は、クロスバーとアーマチュ
アとの位置関係を正確にして引外し電流の調整精度を高
め、また過電流引外し装置の小形化を可能とした回路遮
断器の引外し電流調整機構を提供することを目的とする
ものである。
に、この発明は、クロスバーをインスタントバーと同心
的に配置するものとする。そのためには、インスタント
バーをクロスバーの外周上に互いに摺動できるように重
ね合わせるのがよい。
することにより両者の軸心が一致し、インスタントバー
に保持されたアーマチュアとクロスバーとの関係位置精
度が正確になる。
例を説明する。ここで、図1は回路遮断器のカバーの一
部分を除いた要部平面図、図2はそのII−II線に沿う断
面図、図3はクロスバーの拡大平面図、図4はその側面
図、図5はインスタントバーの拡大平面図、図6はその
側面図である。なお、従来例と対応する部分には同一の
符号を用いるものとする。
絶縁バー27bの両端で回動自在に支持されているが、
その支持は絶縁バー27bのR相側(図1の下側)の端
部が支持板5の脚部5bにあけられた図示しない軸受穴
に支承され、またT相側(図1の上側)の端部がケース
8のT相側の側壁8bに差し込まれた軸受板28(図
1)の図示しない軸受穴に支承されることにより行われ
ている。このクロスバー27は絶縁バー27aの中央部
に固定された鋼板製の爪29が図示しない開閉機構のラ
ッチを係止するラッチ受け30と係合して開閉機構を鎖
錠している。
27の外周上に互いに摺動できるように重ね合わされ、
更にケース8の長手方向(図1の左右方向)に沿って各
相間に設けられた図示しない隔壁のカバー9との合わせ
面に形成された図示しない半円状の軸受溝に支承されて
いる。インスタントバー21の回動軸22は、図5及び
図6に示すように半円筒状となっており、その内周面が
図3及び図4に示すクロスバー27における絶縁バー2
7bの外周面に同心的に摺動接触し、また外周面はケー
ス8の上記軸受溝に摺動接触する。図5において、31
は図示しないピンの両端を支持するピン受け溝で、この
ピンに復帰ばね26(図2)の一端が掛けられる。な
お、復帰ばね26の他端はアーマチュア14の接極部1
4bに掛けられ、これにより接極部14bはアーマチュ
アストッパ23に引き付けられる。
の引外し電流調整動作及び回路遮断器のトリップ動作は
従来例と同様であり、ダイヤルカム1の操作によるアー
マチュア14とヨーク13とのギャップの増減により引
外し電流が調整され、またアーマチュア14のヨーク1
3への吸引によりクロスバー27が叩かれて開閉機構の
鎖錠が解かれ可動接触子が開離する。
ンスタントバー21はクロスバー27の外周面に同心的
に重ねられているため、これらが別々にケース8に支持
されている従来構成のような互いの軸心の間の距離のば
らつきが生じない、したがって、インスタントバー21
に支持されたアーマチュア14の操作部14cとクロス
バー27のレバー27aとの位置関係もきわめて正確に
なり、クロスバーを叩くのに必要なアーマチュア14の
動作ストロークも一定する。
タントバーと同心的に配置したことにより、クロスバー
とアーマチュアとの距離のばらつきが小さくなり、引外
し電流の調整精度が向上し、また前記ばらつきに備えて
アーマチュアの動作ストロークを必要以上に大きくとら
なくてもよいため、過電流引外し装置を小形にできる。
図である。
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】カバー外部から回されるダイヤルと、この
ダイヤルと連動するカムとがケースに固定された支持板
に保持され、前記カムに接するインスタントバーを介し
てこれに保持されたアーマチュアのヨークに対するギャ
ップを変えることにより、過電流引外し装置の引外し電
流を調整する回路遮断器の引外し電流調整機構におい
て、爪がラッチ受けと係合して開閉機構を鎖錠するクロ
スバーをインスタントバーと同心的に配置したことを特
徴とする回路遮断器の引外し電流調整機構。 - 【請求項2】インスタントバーをクロスバーの外周上に
互いに摺動できるように重ね合わせたことを特徴とする
請求項1記載の回路遮断器の引外し電流調整機構。
Priority Applications (1)
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JP10681291A JP3147175B2 (ja) | 1991-04-11 | 1991-04-11 | 回路遮断器の引外し電流調整機構 |
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JP2011091042A (ja) * | 2009-10-20 | 2011-05-06 | Ls Industrial Systems Co Ltd | 瞬時トリップメカニズムを有する配線用遮断器 |
JP2023500728A (ja) * | 2019-11-18 | 2023-01-10 | エルエス、エレクトリック、カンパニー、リミテッド | クロスバー組立体及びそれを含むトリップ装置 |
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-
1991
- 1991-04-11 JP JP10681291A patent/JP3147175B2/ja not_active Expired - Fee Related
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