JP2907443B2 - 伸縮羊毛糸の製造方法 - Google Patents
伸縮羊毛糸の製造方法Info
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- JP2907443B2 JP2907443B2 JP14177189A JP14177189A JP2907443B2 JP 2907443 B2 JP2907443 B2 JP 2907443B2 JP 14177189 A JP14177189 A JP 14177189A JP 14177189 A JP14177189 A JP 14177189A JP 2907443 B2 JP2907443 B2 JP 2907443B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、衣料用その他の用途で使用する羊毛糸を製
造する際に利用する伸縮羊毛糸の製造方法に関するもの
である。
造する際に利用する伸縮羊毛糸の製造方法に関するもの
である。
従来の技術 従来、羊毛糸に伸縮性を与える方法としては、羊毛糸
を綛染色機やチーズ染色機などを使用して還元剤で浸漬
処理して撚りの形態を固定し、その後撚糸機により解撚
する方法や、トップの状態で還元剤を含む水溶液を付与
し、次にローラにより機械的に羊毛繊維に張力を大きく
掛け、引続いて急激に弛緩させることにより、羊毛繊維
のクリンプを人工的に増大させ、その後この増大したク
リンプを湿熱処理により固定する方法が知られている。
を綛染色機やチーズ染色機などを使用して還元剤で浸漬
処理して撚りの形態を固定し、その後撚糸機により解撚
する方法や、トップの状態で還元剤を含む水溶液を付与
し、次にローラにより機械的に羊毛繊維に張力を大きく
掛け、引続いて急激に弛緩させることにより、羊毛繊維
のクリンプを人工的に増大させ、その後この増大したク
リンプを湿熱処理により固定する方法が知られている。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記の従来の方法のうち、前者の方法
では羊毛糸を染色機などで浸漬処理することが必要で、
またその後に解撚するために乾燥処理が必要となり、生
産に手間と時間がかかり、コストも高い。また、後者の
方法で得られる羊毛糸は、伸縮性よりも嵩高性が付与さ
れ、伸縮率の大きさでは螺旋形態の伸縮糸に比較して大
きく劣る。
では羊毛糸を染色機などで浸漬処理することが必要で、
またその後に解撚するために乾燥処理が必要となり、生
産に手間と時間がかかり、コストも高い。また、後者の
方法で得られる羊毛糸は、伸縮性よりも嵩高性が付与さ
れ、伸縮率の大きさでは螺旋形態の伸縮糸に比較して大
きく劣る。
本発明は、上記の問題を解決するもので、伸縮性のす
ぐれた羊毛糸を、極めて容易に製造することができる伸
縮羊毛糸の製造方法を提供することを目的とするもので
ある。
ぐれた羊毛糸を、極めて容易に製造することができる伸
縮羊毛糸の製造方法を提供することを目的とするもので
ある。
課題を解決するための手段 上記の課題を解決するために本発明の伸縮羊毛糸の製
造方法は、吸湿剤および還元剤を付与し、乾燥させた羊
毛繊維を紡績して撚り糸とし、この撚り糸を湿熱処理し
た後、撚方向と逆方向に加撚することを特徴とするもの
である。
造方法は、吸湿剤および還元剤を付与し、乾燥させた羊
毛繊維を紡績して撚り糸とし、この撚り糸を湿熱処理し
た後、撚方向と逆方向に加撚することを特徴とするもの
である。
本発明において、吸湿剤および還元剤は、羊毛繊維，
すなわち洗毛上り羊毛あるいはトップ状羊毛（以下繊維
状羊毛という）に付与する。
すなわち洗毛上り羊毛あるいはトップ状羊毛（以下繊維
状羊毛という）に付与する。
前記吸湿剤としては、尿素と沸点が100℃以上の水溶
性多価アルコールとの混合物を用いることが好ましい。
100℃以上の沸点を有する水溶性多価アルコールとして
は、ジエチレングリコール，エチレングリコール，チオ
ジエチレングリコール，グリセリン，ポリエチレングリ
コールなどを用いる。また前記還元剤とは、羊毛ケラチ
ンのシスチン結合を開裂してチオール基を形成させ、新
しい形態のもとで分子間架橋を形成させる作用を持つケ
ラチン物質のセット剤をいい、たとえば酸性亜硫酸ソー
ダ，モノエタノールアミンサルファイト，モノエタノー
ルアミンバイサルファイト，チオグリコール酸アンモニ
ウムなどである。
性多価アルコールとの混合物を用いることが好ましい。
100℃以上の沸点を有する水溶性多価アルコールとして
は、ジエチレングリコール，エチレングリコール，チオ
ジエチレングリコール，グリセリン，ポリエチレングリ
コールなどを用いる。また前記還元剤とは、羊毛ケラチ
ンのシスチン結合を開裂してチオール基を形成させ、新
しい形態のもとで分子間架橋を形成させる作用を持つケ
ラチン物質のセット剤をいい、たとえば酸性亜硫酸ソー
ダ，モノエタノールアミンサルファイト，モノエタノー
ルアミンバイサルファイト，チオグリコール酸アンモニ
ウムなどである。
前記吸湿剤における水溶性多価アルコールの付与量
は、羊毛繊維の重量に対して1.0〜15.0重量％が好まし
く、尿素の付与量は2.0〜15.0重量％が好ましく、また
水溶性多価アルコールは尿素の付与量の20％以上好まし
くは50〜200％を用いる。還元剤は種類により多少付与
量は異なるが、羊毛繊維の重量に対して1.5〜8.0重量％
程度が適量である。
は、羊毛繊維の重量に対して1.0〜15.0重量％が好まし
く、尿素の付与量は2.0〜15.0重量％が好ましく、また
水溶性多価アルコールは尿素の付与量の20％以上好まし
くは50〜200％を用いる。還元剤は種類により多少付与
量は異なるが、羊毛繊維の重量に対して1.5〜8.0重量％
程度が適量である。
前記吸湿剤および還元剤の繊維状羊毛への付与方法
は、水溶液として所定量を均一に付与できればどのよう
な方法でも適用可能であるが、できれば羊毛の洗毛工程
の最後に組込み、工程の負荷を増加させないようにする
ことが望ましい。繊維状羊毛がトップ状の場合は、マン
グル付与法が好適であり、またバックウォッシャーも利
用できる。なおスプレー法を採用する場合は、均一性を
考慮して吸湿剤および還元剤の水溶液に浸透剤を添加す
ることが好ましい。
は、水溶液として所定量を均一に付与できればどのよう
な方法でも適用可能であるが、できれば羊毛の洗毛工程
の最後に組込み、工程の負荷を増加させないようにする
ことが望ましい。繊維状羊毛がトップ状の場合は、マン
グル付与法が好適であり、またバックウォッシャーも利
用できる。なおスプレー法を採用する場合は、均一性を
考慮して吸湿剤および還元剤の水溶液に浸透剤を添加す
ることが好ましい。
繊維状羊毛への吸湿剤および還元剤の付与後の乾燥
は、60°〜100℃の比較的低温で、かつ可能な限り短時
間で行なうことが好ましく、高温あるいは長時間の乾燥
を行なえば、その段階で羊毛繊維への反応が進行し、後
工程における撚り糸のセット効果を悪影響を及ぼすおそ
れがある。なお、やむを得ず高温乾燥を行なう場合に
は、水分を５〜10％程度残した状態となるように調整す
ればよい。
は、60°〜100℃の比較的低温で、かつ可能な限り短時
間で行なうことが好ましく、高温あるいは長時間の乾燥
を行なえば、その段階で羊毛繊維への反応が進行し、後
工程における撚り糸のセット効果を悪影響を及ぼすおそ
れがある。なお、やむを得ず高温乾燥を行なう場合に
は、水分を５〜10％程度残した状態となるように調整す
ればよい。
上記のようにして吸湿剤および還元剤を付与して乾燥
した繊維状羊毛は、通常の方法により紡績を行なって、
撚り糸を作製する。この撚り糸を、100℃の飽和蒸気に
より３〜60分間程度湿熱処理する。なお、高圧下におい
ても処理は可能であるが、高温になるとセット効果は向
上するものの、反面羊毛糸が脆化するので、120℃程度
までが好ましい。次に前記撚り糸は、目標とする撚数に
まで逆方向に加撚（解撚）する。前記撚り糸の撚数は、
一般に採用されている撚数としてもよいが、高伸縮性を
得るためには通常糸よりも1.5倍以上の強撚状態とする
ことが好ましい。湿熱固定後の解撚は、通常糸の50〜70
％程度の撚数となるように設定することが好ましい。前
記撚り糸は、単糸だけでなく双糸など交撚糸も含む。交
撚糸の場合、単糸の下撚りの関係上単糸を用いた場合と
比べて解撚の範囲が大きくなり、上撚りが逆方向になる
状態まで解撚することも可能であり、下撚数，上撚数お
よび解撚後の上撚数を適切に設定することにより、単糸
よりも伸縮性の大きい伸縮羊毛糸を作製することができ
る。
した繊維状羊毛は、通常の方法により紡績を行なって、
撚り糸を作製する。この撚り糸を、100℃の飽和蒸気に
より３〜60分間程度湿熱処理する。なお、高圧下におい
ても処理は可能であるが、高温になるとセット効果は向
上するものの、反面羊毛糸が脆化するので、120℃程度
までが好ましい。次に前記撚り糸は、目標とする撚数に
まで逆方向に加撚（解撚）する。前記撚り糸の撚数は、
一般に採用されている撚数としてもよいが、高伸縮性を
得るためには通常糸よりも1.5倍以上の強撚状態とする
ことが好ましい。湿熱固定後の解撚は、通常糸の50〜70
％程度の撚数となるように設定することが好ましい。前
記撚り糸は、単糸だけでなく双糸など交撚糸も含む。交
撚糸の場合、単糸の下撚りの関係上単糸を用いた場合と
比べて解撚の範囲が大きくなり、上撚りが逆方向になる
状態まで解撚することも可能であり、下撚数，上撚数お
よび解撚後の上撚数を適切に設定することにより、単糸
よりも伸縮性の大きい伸縮羊毛糸を作製することができ
る。
本発明の方法により作製した伸縮羊毛糸に伸縮性を与
えている螺旋状の糸形態は、解撚後に温水などで弛緩さ
せた時点での撚りのトルクにより発現するものである。
そしてこの伸縮性は精紡後の撚数，解撚後の撚数，セッ
ト性，糸番手、原毛の剛性などにより定まるものであ
り、同一原毛を用いて、糸番手，セット条件を一定とし
た場合、精紡後の撚数，解撚後の撚数により目標とする
伸縮率を設定することができる。
えている螺旋状の糸形態は、解撚後に温水などで弛緩さ
せた時点での撚りのトルクにより発現するものである。
そしてこの伸縮性は精紡後の撚数，解撚後の撚数，セッ
ト性，糸番手、原毛の剛性などにより定まるものであ
り、同一原毛を用いて、糸番手，セット条件を一定とし
た場合、精紡後の撚数，解撚後の撚数により目標とする
伸縮率を設定することができる。
以上のように、本発明の方法においては、糸条とした
後湿熱処理だけで強固なセットを行なうことができるの
は、還元剤に吸湿剤を併用することによるものであり、
湿熱処理前に多量の水を付与する必要が無くなり、糸条
とした後はほぼドライプロセスに近い形で、非常に合理
的に伸縮羊毛糸を製造することができる。特に吸湿剤と
して尿素と水溶性多価アルコールを用いた場合、繊維羊
毛に付与された後、乾燥状態におかれても羊毛ケラチン
分子間への充填効果，羊毛ペプチド鎖との水素結合の形
成などにより、脱膨潤過程でのポリペプチド鎖間の水素
結合の形成を抑制し、引続き行なわれる湿熱処理におい
て水素結合の切断を容易にし、新たな位置での水素結合
の再形成を促進する役割を果たす。
後湿熱処理だけで強固なセットを行なうことができるの
は、還元剤に吸湿剤を併用することによるものであり、
湿熱処理前に多量の水を付与する必要が無くなり、糸条
とした後はほぼドライプロセスに近い形で、非常に合理
的に伸縮羊毛糸を製造することができる。特に吸湿剤と
して尿素と水溶性多価アルコールを用いた場合、繊維羊
毛に付与された後、乾燥状態におかれても羊毛ケラチン
分子間への充填効果，羊毛ペプチド鎖との水素結合の形
成などにより、脱膨潤過程でのポリペプチド鎖間の水素
結合の形成を抑制し、引続き行なわれる湿熱処理におい
て水素結合の切断を容易にし、新たな位置での水素結合
の再形成を促進する役割を果たす。
作用 一般に羊毛繊維のセット機構は、羊毛ケラチンのポリ
ペプチド鎖のシスチン結合および水素結合による架橋を
還元剤などにより開裂させて新たな位置に安定した状態
で再架橋するものと考えられている。
ペプチド鎖のシスチン結合および水素結合による架橋を
還元剤などにより開裂させて新たな位置に安定した状態
で再架橋するものと考えられている。
本発明は上記の構成において、還元剤にたとえば尿素
と沸点100℃以上の水溶性多価アルコールとからなる吸
湿剤を併用して繊維状羊毛に付与することにより、撚り
糸の状態での湿熱処理において、前記吸湿剤が羊毛繊維
中に蒸気の凝集を促進する作用を働き、その結果羊毛ケ
ラチンのポリペプチド鎖の水素結合を切断し、新たな安
定した位置に水素結合を再形成し、シスチン結合の再架
橋と相俟って、撚りが効果的にセットされ、このセット
効果により、逆方向に加撚するだけですぐれた伸縮性が
付与される。
と沸点100℃以上の水溶性多価アルコールとからなる吸
湿剤を併用して繊維状羊毛に付与することにより、撚り
糸の状態での湿熱処理において、前記吸湿剤が羊毛繊維
中に蒸気の凝集を促進する作用を働き、その結果羊毛ケ
ラチンのポリペプチド鎖の水素結合を切断し、新たな安
定した位置に水素結合を再形成し、シスチン結合の再架
橋と相俟って、撚りが効果的にセットされ、このセット
効果により、逆方向に加撚するだけですぐれた伸縮性が
付与される。
実施例 以下、本発明の実施例について説明する。
実施例１ 平均繊度20.4μｍのオーストラリアメリノ羊毛のトッ
プを、モノエタノールアミンバイサルファイト6.0重量
％，チオジエチレングリコール5.0重量％，尿素6.0重量
％を含有する水溶液に浸漬した後、マングルにより搾液
（絞率85％）し、熱風循環式乾燥機により85℃で４分間
乾燥した。次に、この処理トップを用いて通常の方法で
紡績して、下撚数（Ｚ撚）630回/m,上撚数（Ｓ撚）1060
回/mの60番（羊毛番手）双糸を作製した。この双糸を、
常圧スチーマを使用して100℃の飽和蒸気中で、15分間
湿熱処理した。次に撚糸機により、Ｚ方向に850回/m加
撚し、上撚数（Ｓ撚）を210回/mとし、続いて綛にと
り、無緊張状態で40℃の温湯により５分間撚戻し処理を
行なった。
プを、モノエタノールアミンバイサルファイト6.0重量
％，チオジエチレングリコール5.0重量％，尿素6.0重量
％を含有する水溶液に浸漬した後、マングルにより搾液
（絞率85％）し、熱風循環式乾燥機により85℃で４分間
乾燥した。次に、この処理トップを用いて通常の方法で
紡績して、下撚数（Ｚ撚）630回/m,上撚数（Ｓ撚）1060
回/mの60番（羊毛番手）双糸を作製した。この双糸を、
常圧スチーマを使用して100℃の飽和蒸気中で、15分間
湿熱処理した。次に撚糸機により、Ｚ方向に850回/m加
撚し、上撚数（Ｓ撚）を210回/mとし、続いて綛にと
り、無緊張状態で40℃の温湯により５分間撚戻し処理を
行なった。
得られた伸縮羊毛糸は、撚戻し後螺旋状の形態を有
し、伸縮率は約250％で、非常に伸縮性に富んでいた。
し、伸縮率は約250％で、非常に伸縮性に富んでいた。
実施例２ 平均繊度21.7μｍのオーストラリアメリノ羊毛の洗毛
上り羊毛繊維に、酸性亜硫酸ソーダ14.0重量％，ジエチ
レングリコール16.0重量％，尿素11.0重量％，メイセリ
ンＨ−100（非イオン系浸透剤：明成化学（株）製）0.3
重量％を含有する水溶液をスプレーガンを使用して30％
の液付与率となるように噴霧し、この処理繊維を熱風循
環乾燥機により60℃で３時間乾燥した。次にこの処理羊
毛繊維を用いて通常の方法で紡績して、撚数（Ｚ撚）10
60回/mの48番（羊毛番手）強撚単糸を作製した。この強
撚単糸を、常温スチーマを使用して100℃の飽和蒸気中
で、８分間湿熱処理した。次に撚糸機により、Ｓ方向に
680回/m加撚し、撚数（Ｚ撚）を380回/mとし、続いて綛
にとり、無緊張状態で40℃の温湯により５分間撚り戻し
処理を行なった。
上り羊毛繊維に、酸性亜硫酸ソーダ14.0重量％，ジエチ
レングリコール16.0重量％，尿素11.0重量％，メイセリ
ンＨ−100（非イオン系浸透剤：明成化学（株）製）0.3
重量％を含有する水溶液をスプレーガンを使用して30％
の液付与率となるように噴霧し、この処理繊維を熱風循
環乾燥機により60℃で３時間乾燥した。次にこの処理羊
毛繊維を用いて通常の方法で紡績して、撚数（Ｚ撚）10
60回/mの48番（羊毛番手）強撚単糸を作製した。この強
撚単糸を、常温スチーマを使用して100℃の飽和蒸気中
で、８分間湿熱処理した。次に撚糸機により、Ｓ方向に
680回/m加撚し、撚数（Ｚ撚）を380回/mとし、続いて綛
にとり、無緊張状態で40℃の温湯により５分間撚り戻し
処理を行なった。
得られた伸縮羊毛糸は、撚戻し後螺旋状の形態を有
し、伸縮率は約180％で、伸縮性に富み、糸のふくらみ
も大きく、バルキー糸の特性も備えていた。
し、伸縮率は約180％で、伸縮性に富み、糸のふくらみ
も大きく、バルキー糸の特性も備えていた。
発明の効果 以上のように本発明の伸縮羊毛糸の製造方法において
は、羊毛繊維に吸湿剤と還元剤とを付与した後、紡績し
て撚り糸とし、これらを湿熱処理することにより、撚り
が効果的にセットされ、このセット効果により逆方向へ
の加撚で螺旋状の形態となってすぐれた伸縮性が発現し
て、各種衣料用その他広汎な用途に用いることができる
伸縮羊毛糸が極めて容易に得られる。
は、羊毛繊維に吸湿剤と還元剤とを付与した後、紡績し
て撚り糸とし、これらを湿熱処理することにより、撚り
が効果的にセットされ、このセット効果により逆方向へ
の加撚で螺旋状の形態となってすぐれた伸縮性が発現し
て、各種衣料用その他広汎な用途に用いることができる
伸縮羊毛糸が極めて容易に得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−108347（ＪＰ，Ａ) 特開 昭48−42157（ＪＰ，Ａ) 特開 昭48−99426（ＪＰ，Ａ) 特公 平１−16953（ＪＰ，Ｂ２)
Claims (1)
- 【請求項１】吸湿剤および還元剤を付与し、乾燥させた
羊毛繊維を紡績して撚り糸とし、この撚り糸を湿熱処理
した後、撚り方向と逆方向に加撚することを特徴とする
伸縮羊毛糸の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14177189A JP2907443B2 (ja) | 1989-06-02 | 1989-06-02 | 伸縮羊毛糸の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14177189A JP2907443B2 (ja) | 1989-06-02 | 1989-06-02 | 伸縮羊毛糸の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH038825A JPH038825A (ja) | 1991-01-16 |
| JP2907443B2 true JP2907443B2 (ja) | 1999-06-21 |
Family
ID=15299795
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14177189A Expired - Fee Related JP2907443B2 (ja) | 1989-06-02 | 1989-06-02 | 伸縮羊毛糸の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2907443B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5324662B2 (ja) | 2008-11-20 | 2013-10-23 | ベスビウス グループ ソシエテ アノニム | 取瓶シュラウドを取り扱うための支持ヘッド |
| JP5421385B2 (ja) | 2008-11-20 | 2014-02-19 | ベスビウス グループ，ソシエテ アノニム | 液体金属の鋳造設備のための取瓶シュラウド |
-
1989
- 1989-06-02 JP JP14177189A patent/JP2907443B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH038825A (ja) | 1991-01-16 |
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