JP2906574B2 - コンバインの刈取部 - Google Patents

コンバインの刈取部

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、稲・麦・大豆等の刈取脱穀を行なうコンバ
インの刈取部に係るものである。
(従来技術) 従来公知の特開平1−157310号公報には、ラグ式引起
装置と、リール式掻込装置と、前記ラグ式引起装置また
はリール式掻込装置により引き起した穀稈を刈る刈刃
と、該刈刃で刈った穀稈を集送するオーガとを有するコ
ンバインの刈取部について記載されている。
前記公知のラグ式引起装置とリール式掻込装置は、同
時使用ではなく、交換使用する構造である。
(発明が解決しようとする課題) 前記公知例のものが、ラグ式引起装置とリール式掻込
装置とを交換使用するのは、稲麦と大豆の刈取脱穀を使
い分けるためである。
即ち、リール式掻込装置で大豆を刈取脱穀すると、掻
込みが強過ぎて、脱粒させる。大豆の刈取脱穀は後倒れ
状態のラグ式引起装置で行なうとよい。
稲麦等の場合は、倒伏穀稈と立毛穀稈で相違し、倒伏
穀稈ではラグ式引起装を使用し、立毛穀稈ではリール式
掻込装置を使用する。
いずれにしても、装置の交換という面倒な作業を必要
とする。
しかし、両引起装置を付けたままとし、交換はしない
構造としても、稲麦と大豆の使い分けは出来るものであ
り、使用容易のコンバインになる。
(発明の目的) 本発明は、リール式掻込装置とラグ式引起装置を取付
けたまま、稲麦と大豆刈取の使い分けが出来るようにし
たものである。
(課題を解決するための手段) よって本発明は、枠体6の前部に設けたラグ式引起装
置22と、該ラグ式引起装置22の後方に設けられ該ラグ式
引起装置22により引き起した穀稈を後方に掻き込むリー
ル式掻込装置11と、前記ラグ式引起装置22により引き起
した穀稈を刈る刈刃10と、該刈刃10で刈った穀稈を集送
する前記枠体6に軸装したオーガ7とを有するコンバイ
ンの刈取部としたものである。
(実施例) 本発明の一実施例を図面により説明すると、1はコン
バインの機体、2は機体1の下方に設けた走行部、3は
機体1の上方に設けた脱穀部である。該脱穀部3には搬
送エレベータ4の基部(後部)を取付け、該搬送エレベ
ータ4の先端(前部)に刈取部5を取付ける。
前記刈取部5と前記搬送エレベータ4は、刈取上下シ
リンダ33の伸縮で一緒に上下動する構成である。
前記搬送エレベータ4の先端には、前側穀稈誘導枠体
6が取付けられ、前側穀稈誘導体6の内部にはオーガ7
を取付ける。オーガ7の底壁8の前側には搬送装置9を
設け、該搬送装置9の前側部下方位置に刈刃10を取付け
る。
前側穀稈誘導枠体6の上部には、リール式掻込装置11
を上下動自在に設ける。
12は前記リール式掻込装置11の左右側のリールフレー
ムであり、左右一対のリールフレーム12の中心には左右
方向の回転軸13が設けられる。前記リールフレーム12は
六角型で、その角には左右方向の取付軸14を軸装し、各
取付軸14には穀稈を掻込むリールタイン15を所定の間隔
を置いて取付ける。
リールタイン15は地面に対して所定角度を有した状態
で、平行移動して穀稈を掻込む。また、図示は省略する
がリールタイン15の地面に対する角度を調節する調節機
構を設ける。
リールフレーム12の前記回転軸13の左右両端部は、軸
受部材17に軸止されており、軸受部材17は左右一対の取
付アーム16に前後移動自在に嵌合されている。
該軸受部材17には取付アーム16に固定の前後調節用シ
リンダ18のロッドの先端を軸止し、前後調節用シリンダ
18が伸張すると前記リール式掻込装置11は前進し、前後
調節用シリンダ18が縮小すると前記リール式掻込装置11
は後進する。
前記各取付アーム16の後端は取付軸19により前側穀稈
誘導枠体6より突出させたステー21に軸止する。前記取
付アーム16には、上下用シリンダ20の上端を取付け、上
下用シリンダ20の下端は前記ステー21に軸止する。
22はラグ式引起装置で、引起ラグ23を取付けたチエン
を内蔵する引起ケース24を左右方向に所定の間隔を置い
て複数並設する。各引起ケース24の上部背面側には伝動
パイプ26を取付ける。
25は伝動軸で、該伝動軸25の一端は伝動ケース27の前
端に取付けられ、伝動ケース27の後端は、前記リール式
掻込装置11の回転軸13に結合され、回転軸13より回転が
伝達される。
29は伝動ケース27の反対側の支持アームであり、支持
アーム29の基部は前記回転軸13に軸着する。
前記引起ケース24は前記伝動軸25よりも下方部分を軸
30により前側穀稈誘導枠体6側に軸止する。31は前側穀
稈誘導枠体6に取付けた支持板である。
引起ケース24は、前後調節用シリンダ18によりリール
式掻込装置11を後動させると、前記軸30を中心に後方傾
斜し、前後調節用シリンダ18によりリール式掻込装置11
を前動させると、前記軸30を中心に起立する。
32は分草体、34は脱穀室、35は扱胴、36は扱網、37は
風選室である。
(作用) 次に作用を述べる。
機体を前進させると、分草体32で分草し、分草された
穀稈は、ラグ式引起装置22の引起ラグ23で引起され、引
起された穀稈はリール式掻込装置11により掻込まれ、下
方の刈刃10により根元が切断され、オーガ7により掻寄
せられ、搬送エレベータ4により脱穀装置に搬送して脱
穀される。
したがって、ラグ式引起装置22とリール式掻込装置11
により引き起こされるので、引起性能が向上する。特
に、倒伏穀稈および大豆の刈取ではラグ式引起装置22が
有効に作用し、立毛穀稈ではリール式掻込装置11が有効
に作用し、このリール式掻込装置11とラグ式引起装置22
とが交換使用でないので、装置の交換という面倒な作業
を不要にする。
(稲・麦のうち長穀稈の場合) 前後調節用シリンダ18を伸張させ、軸受部材17を前方
に押すと、回転軸13は前進してリール式掻込装置11は前
方に移動する。リール式掻込装置11が前方に移動する
と、その回転軸13に軸止されている伝動ケース27を介
し、ラグ式引起装置22の引起ケース24の上部は押出さ
れ、軸30を中心に回動して起立状態になる。
この状態で、機体を前進させると、分草体32で分草
し、分草された穀稈は、ラグ式引起装置22の引起ラグ23
で引起すが、ラグ式引起装置22は起立しているから、長
穀稈の稲・麦でも良好に引き起す。この引起した長穀稈
は前側に移動しているリール式掻込装置11により倒れな
いうちに素早く掻込み、下方の刈刃10により根元を切断
し、オーガ7により掻寄せ、搬送エレベータ4により脱
穀装置に搬送して脱穀する。
前記の場合、ラグ式引起装置22の引起ケース24と、リ
ール式掻込装置11の回転軸13とは、左右の伝動ケース27
および支持アーム29により連結されているから、リール
式掻込装置11を前方に移動させるとラグ式引起装置22は
起立するが、リール式掻込装置11とラグ式引起装置22と
の間の距離は常に一定でないので、ラグ式引起装置22に
より引起した穀稈をリール式掻込装置11に円滑に引継げ
る。
(大豆または短穀稈稲麦の場合) 前後調節用シリンダ18を縮小させ、軸受部材17を後方
に牽引すると、回転軸13は後進してリール式掻込装置11
は後方に移動する。リール式掻込装置11が後方に移動す
ると、その回転軸13に軸止されている伝動ケース27を介
し、ラグ式引起装置22の引起ケース24の上部は牽引さ
れ、軸30を中心に回動して後方倒れ状態になる。
この状態で、機体を前進させると、分草体32で分草
し、分草された穀稈は、ラグ式引起装置22の引起ラグ23
で引起すが、ラグ式引起装置22は後方倒れ状態であるか
ら、引起すという状態よりも後方送りという状態にな
り、大豆または短穀稈稲麦を引起ラグ23で高く無理に引
起そうとしないので脱穀が減少する。このように低く後
方に移動させた大豆または短穀稈稲麦は、後側に移動し
ているリール式掻込装置11に差し掛るが、リール式掻込
装置11が後側に移動しているので、リール式掻込装置11
により掻込まれないうちに、下方の刈刃10により根元が
切断され、オーガ7により掻寄せ、搬送エレベータ4に
より脱穀装置に搬送して脱穀されるので、脱粒がないか
減少させる。
なお、ラグ式引起装置22の下方に搬送装置9があるの
で、脱粒した場合でも搬送装置9によりオーガ7に搬送
し得る。
(効果) 前記公知例は、ラグ式引起装置とリール式掻込装置と
を交換使用するものであり、リール式掻込装置とラグ式
引起装置の交換という面倒な作業を必要とする。
しかるに本発明は、枠体6の前部に設けたラグ式引起
装置22と、該ラグ式引起装置22の後方に設けられ該ラグ
式引起装置22により引き起した穀稈を後方に掻き込むリ
ール式掻込装置11と、前記ラグ式引起装置22により引き
起した穀稈を刈る刈刃10と、該刈刃10で刈った穀稈を集
送する前記枠体6に軸装したオーガ7とを有するコンバ
インの刈取部としたものであるから、ラグ式引起装置22
により引起された穀稈はリール式掻込装置11により倒れ
ないように素早く掻込まれ、下方の刈刃10により根元を
切断され、性能を向上させることができ、リール式掻込
装置とラグ式引起装置の交換という面倒な作業の不要に
できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は全体の側面図、第3図は同平面図、第
4図は正面図、第5図、第6図は作用状態図である。 符号の説明 1……機体、2……走行部、3……脱穀部、4……搬送
装置、5……刈取部、6……前記穀稈誘導枠体、7……
オーガ、8……底壁、9……搬送装置、10……刈刃、11
……リール式掻込装置、12……リールフレーム、13……
回転軸、14……取付軸、15……リールタイン、16……取
付アーム、17……軸受部材、18……前後調節用シリン
ダ、19……取付軸、20……上下用シリンダ、21……ステ
ー、22……ラグ式引起装置、23……引起ラグ、24……引
起ケース、25……伝動軸、26……伝動パイプ、27……伝
動ケース、29……支持アーム、30……軸、31……支持
板、32……分草体、33……刈取部上下シリンダ、34……
脱穀室、35……扱胴、36……扱網、37……風選室。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】枠体6の前部に設けたラグ式引起装置22
    と、該ラグ式引起装置22の後方に設けられ該ラグ式引起
    装置22により引き起した穀稈を後方に掻き込むリール式
    掻込装置11と、前記ラグ式引起装置22により引き起した
    穀稈を刈る刈刃10と、該刈刃10で刈った穀稈を集送する
    前記枠体6に軸装したオーガ7とを有するコンバインの
    刈取部。
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