JP2770280B2 - コンバインの刈取装置 - Google Patents

コンバインの刈取装置

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JP2770280B2
JP2770280B2 JP62318299A JP31829987A JP2770280B2 JP 2770280 B2 JP2770280 B2 JP 2770280B2 JP 62318299 A JP62318299 A JP 62318299A JP 31829987 A JP31829987 A JP 31829987A JP 2770280 B2 JP2770280 B2 JP 2770280B2
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JP
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raising
cutting blade
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raised
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JP62318299A
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重和 東野
千里 安楽
尚勝 伊藤
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
Original Assignee
Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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  • Outside Dividers And Delivering Mechanisms For Harvesters (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、前後に刈刃と掻込オーガを有する刈取部の
前方で引起しケースにより穀稈を引起しながら取り込む
ことができるようにしたコンバインの刈取装置に関す
る。 (従来の技術) 従来、刈刃と掻込オーガを前後に接近させて配備する
刈取部を脱穀部の前方にフィーダ室を介し連設して構成
するコンバインにおいて、通常は、第2図に示すように
刈取部の前方に掻込リールを配備する構造になっている
が、特開昭61−96913号公報には、刈取部の前部に上下
の搬送ケースを斜設した構造が見られる。 (発明が解決しようとする問題点) このようなコンバインにおいては、掻込リールで稲麦
の穀稈を掻込む際、穀稈が倒伏して、特に向い刈りとな
るような場合にはき引起し不能となり、また、特開昭61
−96913号公報に見られる搬送ケースでは、大豆のよう
な低い作物の取り込みには好適であるが、稲麦のような
高い作物の場合で、倒伏している穀稈を全長にわたって
起立させるように引起すことはできない、といった問題
点を有している。 また、特開昭58−67121号公報、実開昭57−133927号
公報等には、機体進行方向と平行な方向に出退入するタ
インを有する引起しケースの角度調整について記載され
ているが、機体進行方向に直交する方向に出退入するタ
インを有する引起しケースをオーガの前方に設けた汎用
コンバインにおいて、該引起しケースをどのように駆動
し、傾斜角度調整可能すればよいのかが技術的な課題と
されるところであった。 (問題点を解決するための手段) 本発明は、それらの問題点を解決し、倒伏している長
い穀稈を良好に引起して取り込むことができるようにし
たものであり、そのため、刈刃と掻込オーガを前後に接
近させて配備する刈取部を脱穀部の前方にフィーダ室を
介し連設して構成するコンバインにおいて、前記刈取部
の前部には、それぞれタインが機体進行方向と直行する
方向に出退する複数の引起しケースを、後部が前記掻込
オーガの前方でそれより高くて前部が前記刈刃の前方側
上方に接近するようそれぞれ平行に斜設するとともに、
各引起しケース(4)を駆動するための伝動ケース
(8)を引起しケース(4)の上方に横設して、該伝動
ケース(8)から各引起しケース(4)に向けて下方に
延出する伝動ケース(9)を設け前記引起しを駆動する
ための伝動ケース(8)を前後移動可能に構成すること
により、各引起しケース(4)の傾斜角度を調整可能に
構成したものである。 (作用) したがって、倒伏している長い穀稈を引起しケースに
そわせながらタインにより全長にわたって良好に引起し
たのち、刈刃により刈り取ってそのまま掻込ドラムに良
好に取り込むことができることになる。 (実施例) 次に、図面を示す実施例について説明する。 第2図は汎用形コンバインの側面図を示し、第3図は
同じく平面図を示す。 両クローラ(10)により支持する機体上にはスクリュ
ー扱胴(11)などを有する脱穀部(B)を搭載するとと
もに、該脱穀部(B)の横側方には上方に排出コンベア
筒(12)を有する籾タンク(13)やエンジン部(14)を
配備し、前記脱穀部(B)の前方には前方に刈取部
(A)を連設してフィーダ(15)を内装したフィーダ室
(C)を連通連設するとともに、油圧シリンダ(16)に
よりフィーダ室(C)の後部を回動支点として刈取部
(A)を昇降自在にし、刈取部(A)の後方で前記フィ
ーダ室(C)の右側方に架設したステップ(17)の前後
には操縦コラム(18)と運転席(E)を立設して従来形
構造同様に構成する。 また、前記刈取部(A)は、後部のデッキ(6)の前
後に刈刃(1)と掻込オーガ(2)をそれぞれ横設し、
両側に起立する両側板(19)の前方には両分草板(20)
をそれぞれ脱着自在にして連設し、両側板(19)の上方
には、後部の支点(21)を中心にして両油圧シリンダ
(22)により回動させながら上下動させることができる
両支持アーム(5)をそれぞれ架設し、両支持アーム
(5)には、該両方アーム上の油圧シリンダ(23)によ
り前後方向に移動させることができるとともに上部にメ
タル(24)を有する筒金(25)をそれぞれ嵌合し、両メ
タル(24)には掻込リール(D)の両端軸部をそれぞれ
嵌合するとともに、一方の軸部にはスプロケット(26)
を嵌着し、一方の支持アーム(5)にそって掛装すると
ともに途中の緊張輪(27)の移動支持により伸縮できる
駆動チェーン(28)を前記スプロケット(26)に掛合し
て、従来形構造同様に構成するが、前記掻込リール
(D)は、その両端軸部を両メタル(24)に着脱自在に
して両支持アーム(5)に脱着できるように構成する。 前記刈取部(A)の前部側横幅内に入るよう、それぞ
れタイン(3)が出退する4個の引起しケース(4)
を、後部が前記掻込オーガ(2)の前方でそれより高く
て前部が前記刈刃(1)の前方側上方となるように平行
に斜設するが、各ケースの前部から突出して移動しなが
ら後部の側方で退入することになるタイン(3)のその
作用終端部(P)が前記刈刃(1)の上方側に位置する
ようにして斜設し、入力軸(29)を内装して横設した引
起しを駆動するための伝動ケース(8)の両端部を前記
両メタル(24)にそれぞれ着脱自在にして回動自由に軸
架し、前記伝動ケース(8)から後方側斜め下方に延出
する4本の伝動ケース(9)の下端を各引起しケース
(4)の上部前面に、その前面に対し直交するようにし
てそれぞれ連結し、前記入力軸(29)と各伝動ケース
(9)内の伝動軸(30)とを両ベベルギヤ(31)を介し
てそれぞれ伝動連結し、各伝動軸(30)により各引起し
ケース(4)の上部の駆動輪(32)をそれぞれ駆動でき
るように装設し、前記入力軸(29)の一端側には前記ス
プロケット(26)を着脱自在に嵌着して構成する。 つまり、各引起しケース(4)を駆動するための伝動
ケース(8)を引起しケース(4)の上方に横設して、
該伝動ケース(8)から各引起しケース(4)に向けて
下方に延出する伝動ケース(9)を設け前記伝動ケース
(8)を前後移動可能に構成するとともに、各引起しケ
ース(4)の傾斜角度を調整可能に構成しているのであ
る。また、前記刈刃(1)の後方に接近するデッキ
(6)の前部上面からは先端側に分草板(33)を分草稈
(34)を連設したステー(7)をそれぞれ延設するが、
各ステー(7)の基部は前記デッキ(6)の前部上面に
取付金(35)を介してそれぞれ着脱自在に連設し、各ス
テー(7)の前部上方に横架した各支軸(36)には各引
起しケース(4)の下部背面に固定したメタル(37)を
それぞれ回動自在に軸架し、前記運転席(E)の搭乗す
るオペレータが、各伝動パルプ(9)の間を通して各引
起しケース(4)の前部から後部にかけてのその上方を
見通すことができるように各引起しケース(4)を斜設
して構成する。 したがって、通常は、第2図および第3図に示すよう
に、刈取部(4)の前部に掻込リール(D)を架設して
コンバイン作業を従来同様に行なうが、稲麦の穀稈が倒
伏しているような状態では、掻込リール(D)の両端軸
部を両メタル(24)から外して取り外し、伝動ケース
(8)の両端部を両メタル(24)にそれぞれ取付けてス
プロケット(28)を嵌着するとともに、各ステー(7)
の基部をデッキ(6)の前部上面にそれぞれ取付金(3
5)を介して取付けると、刈取部(A)の前部には、第
1図、第4図および第5図に示すように各引起しケース
(4)を取付けることができることになって、第1図に
示すように、運転席(E)を搭乗するオペレータが矢印
(イ)で示す視線でもって、各伝動パルプ(9)の間を
通して各引起しケース(4)の前部から後部にかけてそ
の上方を監視しながら、倒伏している穀稈を引起して刈
取ることができることになる。 その場合、倒伏している稲麦の長い穀稈を各引起しケ
ース(4)にそわせながらそれぞれタイン(3)により
良好に引起すことができることになり、引起こされたの
ち刈刃(1)によって刈取られる状態で、穀稈の上部
は、刈刃(1)の上方側となる作用終端部(P)でタイ
ン(3)から押し離されることにより、稈元を刈り取ら
れた穀稈は起立した状態で各引起しケース(4)の後部
より送り出されて直ちに掻込オーガ(2)に取り込まれ
ることになる。 また、その場合、各引起しケース(4)によって穀稈
を引起こす状態で、引起こされた穀稈の穂部側は、傾斜
した各伝動ケース(9)の間を通過しながら、起立した
まま後方へ送り出されることになる。 圃場では、穀稈の倒伏状態によって、追い刈りや向か
い刈り、あるいは横刈りを行なわなければならないが、
その場合には、第10図に示すように、両支持アーム
(5)を上下動させるとともに、両筒金(25)とともに
伝動ケース(8)を前後動させると、各引起しケース
(4)を各支軸(36)中心に回動させながら傾斜変更さ
せることができることになって、穀稈が倒伏している状
態に適応する引起しを行なうことができることになる。 (発明の効果) このように本発明は、前部が刈刃の前方側上方で後部
が掻込オーガの前方でそれより高くなるように平行に斜
設するとともに駆動力を適正に伝達しながらかつ、駆動
機構を複雑にせず引起しケースの傾斜角度を変更可能と
したので、機体進行方向の直交する方向に出退入するタ
インを有する複数の引起しケースにより穀稈を引起すこ
とができることになって、稲麦の高い穀稈が倒伏してい
ても、また向い刈りであっても、穀稈を全長にわたり良
好に引起すことができることになり、引起こした穀稈を
刈刃により刈取りながら掻込オーガが取り込むことがで
きることになって、確実良好に刈取ってフィーダ室に送
りこむことができことになり、好適に実施できる特徴を
有する。
【図面の簡単な説明】 第1図は実施例である要部の側面図、第2図はコンバイ
ンの側面図、第3図はその平面図、第4図は要部の外側
面図、第5図は第4図の一部の平面図、第6図は第1図
の一部を示し、第7図は第5図の一部を示し、第8図は
第6図の他の一部を示し、第9図は第7図の一部の断面
図、第10図は第1図の作動説明図を示す。 (A)……刈取部 (B)……脱穀部 (C)……フィーダ室 (1)……刈刃 (2)……掻込オーガ (3)……タイン (4)……引起しケース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−96913(JP,A) 特開 昭58−67121(JP,A) 実開 昭61−72141(JP,U) 実開 昭58−103832(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01D 57/00 - 65/08

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.刈刃と掻込オーガを前後に接近させて配備する刈取
    部を脱穀部の前方にフィーダ室を介し連設して構成する
    コンバインにおいて、前記刈取部の前部には、それぞれ
    タインが機体進行方向と直交する方向に出退する複数の
    引起しケースを、後部が前記掻込オーガの前方でそれよ
    り高くて前部が前記刈刃の前方側上方に接近するようそ
    れぞれ平行に斜設するとともに、各引起しケース(4)
    を駆動するための伝動ケース(8)を引起しケース
    (4)の上方に横設して、該伝動ケース(8)から各引
    起しケース(4)に向けて下方に延出する伝動ケース
    (9)を設け前記引起しを駆動するための伝動ケース
    (8)を前後移動可能に構成することにより、各引起し
    ケース(4)の傾斜角度を調整可能に構成したことを特
    徴とする刈取装置。
JP62318299A 1987-12-15 1987-12-15 コンバインの刈取装置 Expired - Lifetime JP2770280B2 (ja)

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JPH01160422A JPH01160422A (ja) 1989-06-23
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2504491Y2 (ja) * 1990-04-02 1996-07-10 ヤンマー農機株式会社 コンバインの刈取装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59122035U (ja) * 1983-02-07 1984-08-17 セイレイ工業株式会社 直流形コンバインにおける刈取搬送装置
JPH0353636Y2 (ja) * 1984-10-17 1991-11-25
JPS6196913A (ja) * 1984-10-17 1986-05-15 ヤンマー農機株式会社 コンバインにおけるロ−クロツプヘツダ装置

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