JP2906196B2 - 鉄骨造建物におけるエレベータシャフトの施工法 - Google Patents

鉄骨造建物におけるエレベータシャフトの施工法

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  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主に鉄骨造建物の建
築において実施されるエレベータシャフトの施工法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、特に鉄骨造建物の建築において
は、躯体工事が先行し、その後にエレベータシャフトの
施工が行なわれている。図4に例示したように、エレベ
ータシャフト1を形成する軽量発砲コンクリート版(A
LC版)2は鉄骨梁3にブラケット4を取付けてその上
に載せたり、ボルト止めする事が行なわれている。図4
中の符号5は床スラブである。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】従来のように建物の
躯体工事を先行させ、その後にエレベータシャフトを施
工するやり方では、必ずエレベータシャフト部分が危険
な開口部となり、図4のように養生用鉄筋6を敷くなど
の開口養生が不可欠である。また、ALC版2の取付け
などの施工は、落下の危険のある開口部での工事とな
り、危険作業を伴う。さらに、梁鉄骨3やブラケット4
の耐火被覆も必要であるなど、煩雑な作業が多く、工期
も長くかかる欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した従来技術の課題
を解決するための手段として、この発明に係る鉄骨造建
物におけるエレベータシャフトの施工法は、図1〜図3
に実施例を示したとおり、エレベータシャフト本体をそ
の軸線方向に少なくとも建物の階高分以上の長さでユニ
ット化し、鉄骨造建物の躯体構築工事と並行して前記エ
レベータシャフト本体ユニット10を順次に積み重ね、
同エレベータシャフト本体ユニット10の上端が作業階
5の床よりも手摺に兼用できる高さ突き出る配置で外側
の梁鉄骨3へ自重受けアンカー11で取付け固定するこ
とを特徴とする。
【0005】本発明において、エレベータシャフト本体
ユニット10は、、軽量発砲コンクリートでプレキャス
トされ、又は軽量鉄骨下地に耐火ボードを組み入れて製
作されていることも特徴とする。
【0006】
【作用】躯体工事と並行してエレベータシャフト本体1
0をクレーン等で吊り込み積み重ねる態様で施工するの
で、危険な開口部作業が大幅に減少する。作業階の床5
よりも高く突き出たエレベータシャフト本体ユニット1
0の上端部が開口部養生となり、人や物の落下を防ぐ。
【0007】
【実施例】次に、図示した本発明の実施例を説明する。
図1と図2は軽量発砲コンクリート(ALC)のプレキ
ャスト製品として現場サイト等で作られたエレベータシ
ャフト本体ユニット10による施工例を示している。同
エレベータシャフト本体ユニット10(以下、単にユニ
ット10と云う場合がある。)の外観、形状の一例を図
3に示している。このユニット10はエレベータシャフ
トの出入口開口12を有する。また、図2に示した自重
受けアンカー11のためのインサート13、及び内面側
にはエレベータレール取付け用アンカー14も予め付設
されている。ユニット10の形状、構造はエレベータの
型式、台数などにより様々である。場合によっては軽量
鉄骨で枠組みされた鉄骨下地に耐火ボードを組入れた構
成のものなども用いられる。
【0008】上記のように構成されたユニット10は、
建物の躯体工事の進捗状態をにらみつつ並行して、適宜
の時期にクレーンで吊り込み、積み重ね状態に施工され
る。図1に円Aで示したズレ止め用仕口の接合部は溶接
止めが行なわれる。また、図1に円Bで示した自重受け
アンカー11の詳細は、図2に示したように、ユニット
10のインサート13へボルト15で取付けたアングル
16が高さ調整ボルト17を介して鉄骨梁の上に3に載
せられている。
【0009】
【本発明が奏する効果】本発明に係る鉄骨造建物におけ
るエレベータシャフトの施工法によれば、施工上の安全
性が大きく高められ、能率向上も達成される。また、エ
レベータシャフト部分が躯体工事と並行して施工される
ので、工期の短縮が図れるほか、エレベータシャフトの
施工のためのリフト等の仮設機械、装置の使用期間の短
縮とそれに伴う経費の節減を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるエレベータシャフトの施工状態を
示した断面図である。
【図2】図1の円B部分の詳細図である。
【図3】エレベータシャフト本体ユニットの1例を示し
た斜視図である。
【図4】従来の施工法を示した断面図である。
【符号の説明】
10 エレベータシャフト本体ユニット 5 作業階 3 梁鉄骨 11 自重受けアンカー

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エレベータシャフト本体をその軸線方向に
    少なくとも建物の階高分以上の長さでユニット化し、鉄
    骨造建物の躯体構築工事と並行して前記エレベータシャ
    フト本体ユニットを順次に積み重ね、同エレベータシャ
    フト本体ユニットの上端が作業階の床よりも手摺に兼用
    できる高さ突き出る配置で外側の梁鉄骨へ自重受けアン
    カーで取付け固定することを特徴とする、鉄骨造建物に
    おけるエレベータシャフトの施工法。
  2. 【請求項2】エレベータシャフト本体ユニットは、、軽
    量発砲コンクリートでプレキャストされ、又は軽量鉄骨
    下地に耐火ボードを組み入れて製作されていることを特
    徴とする、請求項1記載の鉄骨造建物におけるエレベー
    タシャフトの施工法。
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