JP3008054B2 - 横架材仮留め装置 - Google Patents

横架材仮留め装置

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JP3008054B2
JP3008054B2 JP4161190A JP16119092A JP3008054B2 JP 3008054 B2 JP3008054 B2 JP 3008054B2 JP 4161190 A JP4161190 A JP 4161190A JP 16119092 A JP16119092 A JP 16119092A JP 3008054 B2 JP3008054 B2 JP 3008054B2
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bracket
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春生 中澤
博尾 高田
浩 栗田
武仁 手塚
恭二 江原
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Shimizu Corp
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Shimizu Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄筋コンクリート造り
の高層建造物などの建築躯体の施工に使用される横架材
仮留め装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように建築物を構築する際におい
て、各階毎に、梁や床板を所定の場所に構築する場合、
多量の支保工を使用しているが、この多量の支保工を上
階に転用するために小運搬が必要となる。かかる場合、
既に構築した梁や床板が上面を遮蔽しており、迂回して
支保工を小運搬しなければならないので、多くの手間と
時間が必要となるという問題がある。そこで、上記問題
を解決するために、リフトスラブ工法と称される工法が
提案されている。この工法を図6ないし図8を参照して
説明すると、まず、図6に示すように、柱1を先行して
地盤2上に構築し、プレキャストコンクリートの床スラ
ブ3を地上で(階数分だけ積層して)製作する。そし
て、柱1の上方に吊り上げ、柱1の所定の高さに定着さ
せて建築物を構築する工法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このリフト
スラブ工法では、図7に示すように、下方から上方へ複
数の床スラブ3をクレーン4等により上昇させた後、柱
1へ接合するまでの期間、空中で、床スラブ3を保持し
ておくために、支保工5で支持しているが、これらの作
業は、吊り荷の下に人が入って行うことになり、非常に
危険であるとともに、大量の資材の出し入れを伴う繁雑
なものとなる。さらに、図8に示すように、上昇させた
床スラブ3を、最下層の床スラブ3を残して、さらに上
昇させる。その後、図13に示すように、残した床スラ
ブ3と上昇させた床スラブ3との間に支保工5を取り付
け、残した床スラブ3を接合する。このため、多数回の
上昇を要する場合には、中断の多いものとなり、連続的
な上昇施工を行うことは困難である。
【0004】本発明は前記課題を有効に解決するもの
で、作業性および安全性を向上させた横架材仮留め装置
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の横架材仮留め装
置は、建築躯体の柱内に水平方向に対向して形成された
ブラケット収納室と、各ブラケット収納室に支持軸を介
して回動自在に設けられて、上記柱から出没するブラケ
ットと、該ブラケットに形成されて横架材が載置される
載置面と、該載置面が略水平となるように上記ブラケッ
トを支持する支持壁とを具備してなり、上記ブラケット
の重心が常に上記支持軸より外側に位置していることを
特徴とするものである。
【0006】
【作用】本発明の横架材仮留め装置にあっては、横架材
を上昇させると、該横架材によりブラケットが上方に押
圧されて支持軸を支点として回動しブラケット収納室に
押し込まれる。そして、横架材がブラケットを通過する
と、該ブラケットはその重心が支持軸より外側に位置し
ているので、その自重により上記と逆方向に回動して柱
から突出し支持壁によって載置面が水平になった状態で
支持される。この状態で、両ブラケットの載置面に、横
架材を載置して仮留めする。したがって、横架材を安全
に連続的に上昇させることができるので、支保工等を使
用する必要性はなくなり、作業性を高めることができる
とともに、吊り荷の下に人が入る必要性はなくなり、安
全性を向上させることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の横架材仮留め装置の第一実施
例を図1ないし図5を参照して説明する。この横架材仮
留め装置10は、建築躯体の柱11内に対向して形成さ
れた一対のブラケット収納室12と、各ブラケット収納
室12に支持軸19を介して回動自在に設けられて、柱
11から出没する一対のブラケット13と、両ブラケッ
ト13を柱11から突出した状態で支持する例えば鉄筋
コンクリート製の支持壁15とを主体として構成されて
いる。
【0008】上記両ブラケット13は、断面がほぼ台形
状からなり、その上部に横架材16が載置される載置面
17が形成され、下部に上記柱11に設けられた支持軸
14が取り付けられている。両ブラケット13は、支持
軸14を中心に上下方向に回動自在に取り付けられてお
り、該支持軸14は、ブラケット13の重心Pが常に該
支持軸14より外側に位置するように設けられている。
一方、支持壁15は、柱11の外側壁に一体形成された
例えば鉄筋コンクリート製のものであり、この支持壁1
5の先端には、各ブラケット13を支持するテーパ面2
1が形成されている。このテーパ面21は、支持軸14
と略同一高さ位置に形成されており、該テーパ面21に
ブラケット13が当接した際に上記載置面17がほぼ水
平になるように形成されている。
【0009】このような横架材仮留め装置10の作用に
ついて図3ないし図5を参照して説明する。まず、図3
に示すように、建築躯体の柱11に、横架材仮留め装置
10を取り付けるとともに、この柱11を地盤18上に
設置する。そして、地盤18上に、例えば鉄筋コンクリ
ート製の床スラブ等の横架材16を、該横架材16に形
成された柱用穴19に柱11を通した状態で載置する。
ここで、この横架材仮留め装置10においては、両ブラ
ケット13の重心が支持軸14より外側にあるため、両
ブラケット13は開いた状態となり、両ブラケット13
の上部が柱11から外側に突出し、支持壁15のテーパ
面21に支持されている状態にある。そして、図4に示
すように、横架材16を例えばクレーン、ジャッキ等に
より上昇させる。すると、両ブラケット13に、横架材
16の柱用穴19の開口端部に両ブラケット13が接
し、ブラケット13は横架材16により上方に押圧され
て支持軸14回りに回動してブラケット収納室12に押
し込まれる。
【0010】そして、この横架材16の柱用穴19が横
架材仮留め装置10を通過すると、図5に示すように、
両ブラケット13はその重心Pが支持軸14により外側
にあるため、両ブラケット13の上部は柱11の外側へ
突出し、両ブラケット13は開いた状態になる。この後
に、横架材16を下方に下げることにより、図8に示す
ように、横架材16を両ブラケット13の載置面17に
載置する。これら両ブラケット13は支持壁15のテー
パ面21に支持されているため、横架材16を仮留めす
ることができる。
【0011】このような横架材仮留め装置10によれ
ば、柱11の内外に開閉自在な両ブラケット13を柱1
1内に取り付けることにより、両ブラケット13が柱1
1内のブラケット収納室12に収納された状態で、横架
材16を容易に上下方向に柱11に沿って移動させるこ
とができる。そして、両ブラケット13が開いた状態、
すなわち、ブラケット13の上部が柱11の外側に突出
した状態で、両ブラケット13の載置面17に、横架材
16を載置させて仮留めすることができるため、支保工
等を使用する必要性はなくなり、作業性を高めることが
できる。さらに、吊り荷の下に人が入る必要性もなくな
り、安全性を向上させることができる。このため、横架
材16を安全に連続的に上昇させることができる。ま
た、両ブラケット13の重心Pは、回転軸14より外側
におかれているため、横架材16が通過後に、両ブラケ
ット13はその自重により外側に倒れ、通過した横架材
16を支持でき、作業性を向上することができる。
【0012】このように、支保工等の仮受けのための資
材(仮設材)を搬入・搬出する必要がない。そして、横架
材16を、このまま使用(コンクリート等で埋め殺した
りしない)する場合には、建物解体時の仮受けにも使用
できる。また、両ブラケット13は、横架材16を上昇
させることによって、回動し、ブラケット収納室12に
格納されるため、横架材16の上方移動のみ許す構造と
なり、横架材16を上昇させる場合に、引っ込めたりす
る必要性がない。以下順次繰り返すことにより、高層建
築物が形成される。型枠組立、鉄筋組立、コンクリート
打設を同時に作業することができ、支保工を少なくする
ことができ、作業手間と作業時間とを少なくすることが
できるとともに、作業の安定性を高めることができる。
【0013】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の横架材仮留め装置によれば、柱の内外に開閉自在な両
ブラケットを柱内に取り付けることにより、両ブラケッ
トをブラケット収納室に収納した状態で、横架材を容易
に上下方向に移動させることができる。そして、両ブラ
ケットの載置面に、横架材を載置させて仮留めすること
ができるため、支保工等を使用する必要性はなくなり、
作業性を高めることができる。さらに、吊り荷の下に人
が入る必要性もなくなり、安全性を向上させることがで
きる。このため、横架材を安全に連続的に上昇させるこ
とができ、支保工等の仮受けのための資材(仮設材)を搬
入・搬出する必要がなく、建物解体時の仮受けにも使用
でき、作業性を向上させることができるという効果を奏
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の横架材仮留め装置の断面図(X方向)
である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図(Y方向)で
ある。
【図3】図1の横架材仮留め装置を柱に取り付けた全体
側面図である。
【図4】図3の横架材を上昇させた後の一部断面図であ
る。
【図5】図4の横架材を通過させた後の一部断面図であ
る。
【図6】従来のリストアップスラブ工法の柱施工時の側
面図である。
【図7】図6の床スラブを支保工により固定した時の側
面図である。
【図8】図7の床スラブをさらに上昇させて支保工によ
り固定した時の側面図である。
【符号の説明】
10 横架材仮留め装置 11 柱 12 ブラケット収納室 13 ブラケット 14 支持軸 15 支持壁 16 横架材 17 載置面 18 地盤 19 柱用穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 手塚 武仁 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建 設株式会社内 (72)発明者 江原 恭二 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建 設株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04G 21/16 E04B 1/36

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築躯体の柱内に水平方向に対向して形
    成されたブラケット収納室と、各ブラケット収納室に支
    持軸を介して回動自在に設けられて、上記柱から出没す
    るブラケットと、該ブラケットに形成されて横架材が載
    置される載置面と、該載置面が略水平となるように上記
    ブラケットを支持する支持壁とを具備してなり、上記ブ
    ラケットの重心が常に上記支持軸より外側に位置してい
    ることを特徴とする横架材仮留め装置。
JP4161190A 1992-06-19 1992-06-19 横架材仮留め装置 Expired - Lifetime JP3008054B2 (ja)

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JP4161190A JP3008054B2 (ja) 1992-06-19 1992-06-19 横架材仮留め装置

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JP4161190A JP3008054B2 (ja) 1992-06-19 1992-06-19 横架材仮留め装置

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JPH062439A JPH062439A (ja) 1994-01-11
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ID=15730302

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