JP2906134B2 - 圧延ローラー成形機に用いる石膏型の交換装置 - Google Patents

圧延ローラー成形機に用いる石膏型の交換装置

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JP2906134B2 JP28110796A JP28110796A JP2906134B2 JP 2906134 B2 JP2906134 B2 JP 2906134B2 JP 28110796 A JP28110796 A JP 28110796A JP 28110796 A JP28110796 A JP 28110796A JP 2906134 B2 JP2906134 B2 JP 2906134B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鏝、いわゆるロー
ラー及び/又は石膏型の自動交換を可能にした圧延ロー
ラー成形機及び圧延ローラー成形機に用いる石膏型の交
換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の圧延ローラー成形機は、シツタ軸
上の石膏型に載せられた原料を、上方の回転する支持軸
に取り付けたローラーで押し付け、両者の回転作用によ
り石膏型に圧延して皿及び碗類のワークが成形されてい
る。成形される陶磁器の種類や回転による磨耗によりロ
ーラーや石膏型は取り替えなければならず、多品種少量
生産の昨今では1日のうちに何度もローラーや石膏型を
交換をする場合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、圧延ローラー
成形機のローラーは、通常基枠の上方に位置するローラ
ーヘッドの支持軸にボルトにより取り付けられているた
めに、ローラーを下方から支えながら外すという作業を
要し、多大な時間と労力を必要としていた。また、使用
後のローラーは加熱のために高温になっており危険であ
るし、使用しないローラーや石膏型も重量があるために
男子による交換作業に限られ、場合によっては2名での
作業も必要となり、また、保管場所との移動作業も重労
働であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するために、ローラー及び石膏型の自動交換を
可能とし、ローラー及び石膏型の交換作業の簡素化と交
換時間の短縮、陶磁器の製造ラインの自動化を図ること
を目的とし、ローラーと対をなす石膏型について、第1
の構成として、縦方向に複数の石膏型を任意に収容した
1又は2以上の型ストックユニットから順に出し入れさ
れた石膏型を、任意の収容位置まで移動させる型搬送コ
ンベアと、その収容位置の石膏型を保持するとともに型
搬送コンベア横の取出し位置まで石膏型を移動させる型
トランスファーとを備える圧延ローラー成形機に用いる
石膏型の交換装置を提供するものであり、これにより単
独型圧延ローラー成形機であっても、杯土供給から成形
品取出しまで無人化された自動型圧延ローラー成形機で
あっても、そのローラーに適した任意の石膏型を自動で
供給することができる。 特に、第2の構成として、その
型トランスファーは、型搬送コンベア上の収容位置と型
搬送コンベア横の取出し位置との上方に架設された基枠
と、該基枠を移動する走行台と、該走行台から上下動可
能に取り付けられたガイド部材を摺動し、石膏型の鍔部
を下方から保持する爪部を垂下した摺動台と、該摺動台
をガイド部材に沿って制動させる伸縮部材とを備えるこ
とにより、爪部間の距離を、石膏型の径より大となる開
放距離と全ての爪部が石膏型の鍔部を保持できる保持距
離との範囲で制御し、保持した石膏型を上方に引き上
げ、型搬送コンベアの収容位置と取出し位置とに移動さ
せることができる。また、爪部の形状は石膏型の鍔部を
保持できればなんでも良いが、回動自在に取り付けた円
盤形状とすることにより石膏型との接触面積が大きくな
り外れにくくなるとともに、誤って石膏型と爪部が接触
しても衝撃が回転力に分散されやすい。また、対となっ
た摺動台にそれぞれ伸縮部材を連結し制御することもで
きるが、伸縮部材を一方の摺動台に連結し、摺動台間を
リンク部材で連動させることもでき、それにより伸縮部
材の駆動部材は減り、装置の軽量化・小型化をすること
ができる。
【0005】また、石膏型を交換すれば対となるローラ
ーも同時に交換されなければならないので、第3の構成
として、複数のローラーを待機させたローラーステーシ
ョンから任意に識別されたローラーを、ローラートラバ
ーサにより搬送し且つ圧延成形位置からローラー交換位
置に移動したローラーヘッドの降下した支持軸に装着す
るとともに、所定の押圧成形を終え不要になったローラ
ーを当該ローラーヘッドから外し当該ローラートラバー
サを介して当該ローラーステーションに戻すことによ
り、任意のローラーに自動交換できる機能を備えた圧延
ローラー成形機を備え、該ローラーヘッドの押圧成形位
置を、陶磁器の材料を石膏型へ載せる杯土供給セクショ
ンと、石膏型上にセットされた材料をワークに押圧成形
する成形セクションと、ワークを回転させながら乾燥さ
せる乾燥セクションと、乾燥を終えたワークを次工程へ
取り出し石膏型を当該杯土供給セクションに送る搬出セ
クションとが設定された無端状循環路のうち当該成形セ
クションに位置するように設けるとともに、前記型搬送
コンベア横の取出し位置を、該搬出セクションと該杯土
供給セクションとの間に設け、自動交換されるローラー
に適する石膏型に、無端状循環路の取出し位置で自動交
換する圧延ローラー成形機に用いる石膏型の交換装置で
あることが望ましい。これにより、圧延ローラー成形機
に対し、ローラー及び石膏型のセットで自動交換が可能
となる。
【0006】なお、望ましい圧延ローラー成形機の第1
の構成は、複数のローラーを待機させたローラーステー
ションから任意に識別されたローラーを、ローラートラ
バーサにより搬送し且つ押圧成形位置からローラー交換
位置に移動したローラーヘッドの降下した支持軸に装着
するとともに、所定の押圧成形を終え不要になったロー
ラーを当該ローラーヘッドから外し当該ローラートラバ
ーサを介して当該ローラーステーションに戻すことによ
り、任意のローラーに自動交換できる機能を備えた圧延
ローラー成形機である。これにより、圧延ローラー成形
機は単独型として使われる場合にもローラーの自動交換
が可能になるばかりでなく、杯土の供給から、成形・乾
燥・次工程への取出しに至る自動化ラインへの組み込み
も可能であり、望ましくは、第2の構成として、前記ロ
ーラーヘッドの押圧成形位置を、陶磁器の材料を石膏型
へ載せる杯土供給セクションと、石膏型上にセットされ
た材料をワークに押圧成形する成形セクションと、ワー
クを回転させながら乾燥させる乾燥セクションと、乾燥
を終えたワークを次工程へ取り出し石膏型を当該杯土供
給セクションに送る搬出セクションとが設定された無端
状循環路のうち当該成形セクションに位置するように設
けた上、自動交換される前記ローラーは、前記ローラー
ステーションと前記ローラートラバーサとを移動自在な
パレットに載置され、当該パレットは、前記ローラーヘ
ッドが押圧成形位置からローラー交換位置に移動した際
に、前記ローラーヘッドと基枠とにそれぞれ設けたガイ
ドレールに乗り入れが可能に設けられるとともに、ロー
ラー交換位置の前記ローラーは、回動したローラー支持
軸と係合することにより、ローラーの位置決めを行う圧
延ローラー成形機である。 更に、前記ローラートラバー
サがパレットを移動させる駆動部材は特に限定するもの
ではないが、第3の構成として、前記ローラートラバー
サを、前記ローラーステーションと前記ローラー交換位
置の基枠との間に設置した無端状循環路に固着し、当該
無端状循環路の始動停止を制御することにより前記ロー
ラートラバーサを搬送制御するとともに、前記ローラー
トラバーサに、前記パレットを移動自在とする押出し部
材を伸縮可能に設けることにより前記ローラーステーシ
ョン及びローラー交換位置における前記パレットの乗り
降りを制御した圧延ローラー 成形機が望ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に係る窯業製品の圧延ロー
ラー成形機及び圧延ローラー成形機に用いる石膏型の交
換装置を、皿及び碗類のうち陶磁器皿の成形装置におい
て実施した一例を図面に基き説明する。1は無端状の循
環路であり、等間隔で配置された石膏型2、2・・が間
欠的に順送りされる。又循環路1には、杯土供給コンベ
ヤ3に乗って送られてくる陶磁器の材料を、杯土供給切
断機4を介して1個ずつ石膏型2へ載せ換える杯土供給
セクションAと、石膏型2上にセットされた原料を皿及
び碗素地に押圧成形し縁切りなどする成形セクションB
と、皿及び碗素地を回転させながら一次乾燥させる乾燥
セクションCと、一次乾燥を終えた皿及び碗素地を次工
程へ取り出し型を次セクションに送る搬出セクションD
と、次の石膏型に交換する型交換セクションEとが設定
されており、前記石膏型2は各セクションの所定位置で
停止するようになっている。
【0008】図2は前記成形セクションBの説明図であ
って、前記成形セクションBにおいて石膏型2が停止す
る位置には、圧延ローラー成形機10のローラーヘッド
11が待機する。該ローラーヘッド11は、押圧成形位
置と二点鎖線で示すローラー交換位置とをガイドレール
12により移動可能に基枠10aに設けられ、ローラー
交換位置のローラーヘッド11のローラー13の直下に
は、そのローラー13を載置するためにパレット14が
摺動できるように側方に待機している。また、パレット
14の摺動方向と直交する方向にローラートラバーサ1
5のガイドレール16がローラーステーション17まで
延設され、基枠10aの図面上、左側のローラー交換位
置から摺動したパレット14を載せたローラートラバー
サ15は、基枠10aの図面上右側に二点鎖線で示す、
ガイドレール16の他端に設けたローラーステーション
17の位置まで移動する。そして、所定の押圧成形を終
え不要になったローラー13を載せたパレット14を、
ローラーステーション17に戻すとともに、ローラース
テーション17のテーブル17aが回転し次のワーク用
のローラー13を載せた別のパレット14を載せ替え、
先のローラー交換位置に戻ることにより、任意のローラ
ーに自動交換できる。
【0009】図1の乾燥セクションCでは、送風カバー
の奥側に熱風発生機C1が配置され、送り込まれた皿及
び碗素地を回転させながら一次乾燥させる。搬出セクシ
ョンDには、一次乾燥を終えた皿及び碗素地を脱型横行
反転トランスファーD1で循環路1から取り出し、仕上
げ機を経た後、スタッキングトランスファD2で搬出コ
ンベヤD3へ送り出される。また、Eは、乾燥セクショ
ンCと搬出セクションDとの間に配置された型交換セク
ションであって、石膏型を支持したアームが旋回する型
交換トランスファE1でローラーにあわせて石膏型を交
換するために、予備の石膏型を載置した型ストックユニ
ットE2を複数設け、それら型ストックユニットE2と
型交換トランスファE1とを連結する型搬送コンベアE
3を併設している。また、5は各セクションの制御装置
である。
【0010】このように構成された装置によれば、杯土
供給セクションAにおいて、先ず供給コンベヤ3に載っ
て送られてきた陶磁器材料の杯土を、杯土供給切断機4
において所定の寸法に切断した後、トランスファにより
石膏型2へ載せ換える。石膏型2にセットされた皿及び
碗素地は、間欠的に送られて成形セクションBに到達
し、成形セクションBでは、回転するローラーが下降し
杯土を皿及び碗素地に成形する。続いて乾燥セクション
Cで皿及び碗素地を回転させながら乾燥させ、乾燥を終
えたワークを搬出セクションDへ取り出すとともに、石
膏型を再び杯土供給セクションAに送ることにより連続
運転が可能となる。また、型交換セクションEは、別の
種類又は大きさの陶磁器を成形するためにローラーと石
膏型とをセットで自動交換するために、無端状循環路1
上の交換されたローラーに合わせた石膏型が型ストック
ユニットE2から供給され、使用済みの石膏型は入れ替
わりに収容されていく。
【0011】図3は圧延成形時の圧延ローラー成形機1
0の側面図を示したものであって、石膏型2はモールド
コンベア2aにより水平方向に圧延成形位置まで搬送さ
れてくる。二点鎖線で示す位置に待機するシツタ18
は、成形材料である杯土2bを載せた石膏型2を循環路
1から持ち上げ、横に位置する駆動モーターにより圧延
ローラー13の回転方向と同方向へ回転するようになっ
ている。21は、支持軸21aの先端に圧延ローラー1
3を、支持軸21aの後端に圧延ローラー13を回転さ
せる駆動モータ部21bを設けて構成されている圧延ロ
ーラー部である。この圧延ローラー部21は、摺動体と
しての左右調整金22から延設された2枚のローラー支
持腕22a,22aの内側下方に傾倒可能に支持され、
支持軸21aが前記ローラー支持腕22a,22aの上
部の円弧状長孔22bに嵌入させたねじ込みボルト22
cで締着固着され、支持軸21aの傾倒軸と同軸のねじ
込みボルト22dにより固定保持される。更に、ねじ込
みボルト22dの反対側の傾倒軸には、後述するように
ローラー支持腕22aに固着された駆動モータにより、
選択されたローラー毎に予め記憶されていた角度に支持
軸21aを自動設定する傾倒角度制御部22eがある。
左右調整金22には水平方向に摺動溝が形成され、その
摺動溝に摺動体としての上下調整金23の係合部が嵌合
し、上下調整金の側面から螺入させた左右調整ねじ23
aにより、左右調整金22は水平方向に摺動可能とな
る。また、上下調整金23は、垂直方向に形成されたロ
ーラーヘッド11の垂直レール11aに嵌合され、ロー
ラーヘッド11の図示しない駆動部材により、上下調整
金23は上下方向に摺動可能となっている。そして、シ
ツタ18が石膏型2を循環路1から持ち上げた時には、
圧延ローラー部21は二点鎖線で示す位置から降下し押
圧成形を開始する。更に、ローラーヘッド11の底部に
取り付けた摺動体11bは、基枠10aに形成されたガ
イドレール12に嵌合し、基枠10a内部の駆動部によ
りレール12の長手方向へ位置調整可能となっていて、
圧延成形後には2点鎖線で示すローラー交換位置まで後
退し、押圧成形位置とローラー交換位置とで基枠10a
に固定される。24,25は開口部を対向させたコ字状
レールであって、一方のレール24は垂直レール11a
の下方のローラーヘッド11に固着され、他方のレール
25はレール12を跨ぐように基枠10aに固着されて
いる。
【0012】図4は、図2のA−A線からトラバーサ1
5の側面を示した説明図であって、前記コ字状レール2
4,25と同一直線上となるコ字状レールの一方26を
二点鎖線で示している。このコ字状レール26,27を
両端に備えたトラバーサ15は、下面に設けた摺動部材
15aによりガイドレール16に嵌合されるとともに、
トラバーサ15の下面には、ガイドレール16に平行し
て設けられたラック部材16aに噛合するピニオン15
bも設けられ、摺動モーター15cにより移動制御可能
となっているから、ガイドレール16の他端に設けたロ
ーラーステーション17まで移動し、使用済みのローラ
ーを載せたパレットを返還するとともに、次の種類のワ
ーク用のローラー12を載せたパレット14に載せ替え
ることができる。前記ローラートラバーサ15のコ字状
レール26,27には、パレット14の車輪14a,1
4aをそれぞれ挟持しており、各車輪14a,14aに
設けた駆動モーター14bによりコ字状レール24,2
5とローラートラバーサ15のコ字状レール26,27
との間を往来することができる。なお、車輪14aは脱
輪を防ぐため複輪となってコ字状レール24内側下に設
けた断面三角形状の小レール24aに係合されている。
なお、停電時等に手動によりパレット14又はローラー
トラバーサ15を移動させるために把手14dを設けて
もよい。パレット14の上面には、圧延ローラー13の
下端外周に装着されたアタッチメント28を保持しパレ
ット14を回動可能にした回動部材14cが円形状に4
箇所設けられている。なお、パレット14及びローラー
トラバーサ15の停止命令は停止位置直前に設けたセン
サーにより感知して指示が出され、また駆動モーター1
5cにはパレット14及びローラートラバーサ15が作
業終了後待機する位置で充電される充電部材が設けられ
ており、図示は省略している。
【0013】図5は、図4のトラバーサ15のパレット
14が、圧延ローラー部21の下に移動した際の説明図
である。ローラー装着の指示をすると、ローラーが装着
されていないローラーヘッド11は、ローラー交換位置
まで後退し待機する。次のローラー13をローラーステ
ーション17から任意に取り出しパレット14を載置し
たローラートラバーサ15が、ガイドレール16のロー
ラーヘッド11側の端部まで搬送される。そして、ロー
ラーヘッド11がローラー交換位置に後退したコ字状レ
ール24,25の間に、パレット14がコ字状レール2
6,27から移動して行き、支持軸21aの直下にロー
ラー13が位置した時点でパレット14を停止させる。
圧延ローラー13の上面には、支持軸21aの先端部2
1eと位置合わせするために、支持軸21aのセンター
ガイド21cが挿入される中心孔13aと、ノッチ付き
プランジャー21dが挿入される2等間隔に設けた外周
孔13bとが設けられている。位置合わせの手順は、支
持軸21aが降下してセンターガイド21cが中心孔1
3aに挿入され中心が合った後、プランジャ21dはロ
ーラー13の上面に押し付けられ図2に示すように収縮
する。次に、支持軸21aを180度以上自動制御で回
転させると収縮したプランジャ21dはローラー13の
上面を摺動し、外周孔13bに挿入した時点から支持軸
21aはローラー13とともに回転して位置合わせが完
了する。
【0014】図6は、図3及び図5で省略したネジスト
リーマー30を図示した圧延ローラー部の平面図であ
る。ネジストリーマー30は上下調整金23から延設さ
れた組付け部材31に固着された垂直レール32に嵌合
され、圧延ローラー部21と上下動するのとは別に、図
示しない駆動部材により支持軸21aに対しても上下方
向に摺動可能となっている。図7は図6のネジストリー
マー30付近の正面図であって、ネジストリーマー30
の下端のドライバー部33は、圧延ローラー13を取り
付ける支持軸21aの先端部21eに挿通した4本の止
めねじ34、34・・に噛合し、ネジストリーマー30
はその上下動に伴いドライバー部33を回転し、止めね
じ34の緩め及び締付けを行うことができる。4本の止
めねじを対角線の順番で締めるために、1番目の止めね
じの後、支持軸先端部21eを180度回転し2番目の
ねじを締め、次に90度回転し3番目のねじを締め、次
に180度回転し4番目のねじを締め、最後に270度
又は反対向きに90度回転し1番目の止めねじを増す締
めする。このように回動した支持軸21aがローラー1
3に係合することによりローラーの位置合せ及び固着が
自動で行われた後、圧延成形位置にローラーヘッド11
は移動し、支持軸21aはローラー13に合わせて傾倒
し圧延成形までの一連の作業も自動で行われる。なお、
プランジャ21dが外周孔13bに挿入された後も、位
置合わせの回動を支持軸先端部21eが行うが、プラン
ジャ21dが外周孔13bに挿入したことをセンサーで
監視し、固定されたローラーに対しローラーの回転を自
動制御により停止することにより固着作業時間の短縮が
できる。また、プランジャの代わりに、ローラー及び取
り付け部位の外周に基準線をそれぞれ設けビデオカメラ
によりそれらの線の位置を監視・比較をしながら回転制
御することもできる。また、傾倒角度制御部22eは、
ローラー支持腕22aに固着された駆動モータ22fに
伝達部材22g,22hを介して連動されており、選択
されたローラーによって予め記憶されていた角度に支持
軸21aを自動設定するように制御できる。
【0015】尚上記実施例は、図2に示すようにローラ
ーステーション17上に待機する複数のパレット14,
14・・が円盤状のテーブル17aに配置されており、
テーブル17aは外周付近の駆動モーター17bにより
回転停止位置が制御されている。パレットを載せるため
にガイドレール16を移動してきたローラートラバーサ
15の停止位置は固定されているから、任意のローラー
はテーブル17aの回転停止位置を制御することにより
選択できるが、図8のようにローラーステーション17
をガイドレール16に並設して、ローラーステーション
自体に駆動機構を設けることなくパレットの停止位置を
制御することによりローラーを選択できる。ローラート
ラバーサー15の駆動手段の変更例として、無端状駆動
部材40を歯車41,41によりガイドレール16と平
行に且つ図9に示すようにローラートラバーサー15の
下位置に設け、その無端状駆動部材40にローラートラ
バーサー15の下面を連結するとともに無端状駆動部材
40の一端に駆動モーター42を取り付けることによ
り、無端状駆動部材40の回動によりローラートラバー
サー15の移動位置を制御することができる。また、5
0は、パレット14を図8に示すローラートラバーサー
15から図9に示すローラー交換位置との間で移動させ
る押出し部材であって、ローラートラバーサー15のコ
字状レール26に固着した駆動モーター51と、この駆
動モーター51によりレール16に直交する方向へ押圧
されるプッシュロッド52と、その先端に取り付けたパ
レット14との係合部材53とから構成されている。駆
動モーター51は、プッシュロッド52を押出し、ロー
ラー交換位置のコ字状レール24,25と、ローラート
ラバーサー15のコ字状レール26,27との間におい
て伸縮し、先端の係合部材53をパレット14に係合さ
せている場合には、パレットを移動自在に制御すること
ができる。
【0016】図1の型交換セクションEは乾燥セクショ
ンCと搬出セクションDとの間に配置され、型交換セク
ションEの位置は他にセクションA〜Dのどのセクショ
ン間でもよく、その配置では、ローラー及び石膏型を交
換する手順は成形品を搬出セクションDで搬出した後、
セクションAで杯土を供給しなければ、それ以降はどの
位置にセクションEが配置されていても石膏型を交換で
きる。但し、望ましくは、型交換セクションEの位置は
搬出セクションDと杯土供給セクションAの間であり、
杯土の載っていない状態を短くし短時間で型交換作業を
終えることができる。
【0017】図11は、縦方向に複数の石膏型2,2・
・を任意に収容する型ストックユニットE2の正面図を
示す。なお、石膏型の右半分側は外型、左側は内型を示
す。立設された2対の支柱61、62の上方には石膏型
2を縦方向に上下動させるモーター63a及び減速機6
3bを備える駆動部材63が取り付けられ、その駆動部
材63により回動されるチェーン部64,65がそれぞ
れの支柱61,62に設けた上下の軸受け64a,65
a,64b,65bにより張設されている。チェーン部
64,65の対向側には、石膏型2を載せた型パレット
2cの両端を係止するパレット受け64c,65cが多
数固着されている。
【0018】図12の側面図のように、チェーン部64
はそれぞれ前後に並列に張設され、パレット受け64c
の両端がそれぞれ固着されている。型ストックユニット
E2の下方には、収納・供給をするための石膏型を水平
方向に移動させる型搬送コンベアE3の途中部分が、上
側コンベア71と上側コンベア71の搬送方向が反対と
なる下側コンベア72とで上下一対となって取り付けら
れている。上側コンベア71により収容するための2つ
の石膏型が収容位置に移動されて停止すると、チェーン
部64,65がパレット受け64c,65cを上昇させ
るように回動される。これにより収容位置の石膏型2を
載せた型パレット2cが保持されて、次の石膏型が収容
位置に停止できる高さ分上昇してチェーン部64,65
は停止される。なお、型搬送コンベアE3は、上下一対
の両側にそれぞれ、型パレット2cを上下動させて上下
一対のコンベアで型パレットを両方向に循環させるパレ
ット送り装置73が取り付けられている。これにより、
コンベアを一方向へ回動させ順に収容したパレットを、
コンベアを反対方向へ回動させることにより反対順にパ
レットを取り出していくことが簡単にできる。
【0019】また、図1の型交換セクションEは、型交
換トランスファE1が石膏型を支持したアームを旋回さ
せる方式であるが、石膏型の交換トランスファはこれに
限定するものではなく、図13の正面図及び図14の側
面図に示すように水平に設けたレール上を移動する方式
であってもよい。型トランスファーE1は、型搬送コン
ベアE3上の収容位置と型搬送コンベア横の成形機への
取出し位置との上方にレール81を水平に架設したT字
状の基枠82を備え、基枠82のレール81には、駆動
機構を内蔵する走行台83が水平方向に移動可能に設け
られ、走行台83に縦方向に設けたレール84には、上
下動可能に駆動機構を内蔵するガイド台85が取り付け
られている。ガイド台85の下端には、円柱状のガイド
部材86が取り付けられ、その両端には、石膏型2の鍔
部2dを下方から保持する爪部87を垂下した摺動台8
8,88が摺動可能に取り付けられている。対となる摺
動部材88,88の一方は、ガイド部材86に沿って制
動させる伸縮部材89のピストン89aの先端が取り付
けられ、シリンダ89bはガイド台85に固着されてい
る。他方の摺動部材88は、同調して摺動させるために
リンク部材89cにより一方の摺動部材88に連結され
ている。
【0020】図15は型トランスファーE1のうち図1
4のA−A切断線におけるガイド部材86及び伸縮部材
の説明図であって、円盤形状の爪部87は石膏型2の四
隅に係止するよう備えられ、2個の爪部87を垂下する
摺動部材88は、2本の並行に設けられたガイド部材8
6,86に挿通されている。図15右側の摺動部材88
はピストン89aに連結される一方、左側の摺動部材8
8はリンク部材89cで右側の摺動部材88の伸縮動作
と連動するように設けられている。次に、型トランスフ
ァーE1の作動を説明する。爪部87,87・・間の距
離は、図13の右側に二点鎖線で示す石膏型の径より大
となる開放距離と、同図左側に実線で示す全ての爪部が
石膏型の鍔部を保持できる保持距離との範囲で伸縮部材
により制御され、保持した石膏型2をガイド台85の上
昇により上方に引き上げ、二点鎖線で示す片側の取出し
位置に移動させ、再び降下した後で爪部を開放する。
【0021】つまり、ローラーを交換すれば対となる石
膏型も同時に交換されなければならないので、上記図1
の装置にあっては、複数のローラー13を待機させたロ
ーラーステーション17から任意に識別されたローラー
13を、ローラートラバーサ15により搬送し且つ圧延
成形位置からローラー交換位置に移動したローラーヘッ
ド11の降下した支持軸21aに装着するとともに、所
定の押圧成形を終え不要になったローラー13を当該ロ
ーラーヘッド11から外し当該ローラートラバーサ15
を介して当該ローラーステーション17に戻すことによ
り、任意のローラーに自動交換できる機能を備えた圧延
ローラー成形機10を備え、該ローラーヘッド11の押
圧成形位置を、陶磁器の材料を石膏型へ載せる杯土供給
セクションAと、石膏型上にセットされた材料をワーク
に押圧成形する成形セクションBと、ワークを回転させ
ながら乾燥させる乾燥セクションCと、乾燥を終えたワ
ークを次工程へ取り出し石膏型を当該杯土供給セクショ
ンに送る搬出セクションDとが設定された無端状循環路
1のうち当該成形セクションBに位置するように設ける
とともに、前記型搬送コンベアE3横の取出し位置を、
該搬出セクションDと該杯土供給セクションAとの間に
設け、自動交換されるローラーに適する石膏型に、無端
状循環路の取出し位置で自動交換する石膏型の交換装置
である。これにより、圧延ローラー成形機に対し、ロー
ラー及び石膏型のセットで自動交換が可能となり、多品
種少量生産となってローラー及び石膏型の取替え頻度の
多くなった場合にでも対処できる上、24時間の生産に
必要なローラー及び石膏型のセットを準備しておけば、
自動成形機のFA化及び自動成形機を24時間連続運転
が可能となる。
【0022】図16は、自動圧延ローラー成形機の無端
状循環路1と型ストックユニットE2とそれらを接続す
る型搬送コンベアE3の配置を示す説明図であり、無端
状循環路1と型ストックユニットE2とそれらを接続す
る型搬送コンベアE3の配置及び数については、上記実
施形態に示す発明に限定するものではない。(a)は、
型搬送コンベアE3が図12に示すように上下コンベア
とパレット送り装置73を備える上下循環式である。こ
れにより、型搬送コンベアE3の設置面積は、次の
(b)水平循環式と比較して半分程となる。(b)は、
図1に示したような型搬送コンベアE3は、水平方向へ
の循環式である。これは型搬送コンベアE3の設置面積
が長くなる分、型ストックユニットの設置数を同じよう
に増やすことができる。(c)は、ローラー成形機の循
環路1と型ストックユニットE2との距離が離れている
場合であって、型搬送コンベアE3を長くして設置する
ものであり、例えば季節に関連するような使用頻度の少
ない石膏型を収容できる。(d)は、2系統のローラー
成形機の循環路1に対し型ストックユニットE2を共用
するものであって、収容された石膏型を使う頻度が循環
路1を設置した数だけ多くなり成形効率が上がる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、任意に識別されたロー
ラーを、ローラートラバーサにより搬送し且つ押圧成形
位置からローラー交換位置に移動したローラーヘッドの
降下した支持軸に取り外し可能に装着するので、上方に
位置する支持軸から、ローラーを支えながらボルトを外
すという作業を排することができ、ローラーの交換作業
の簡素化と交換時間の短縮をすることができる。また、
所定の押圧成形を終え不要になったローラーをローラー
ヘッドから外し当該ローラートラバーサを介して搬送し
ローラーステーションに戻すことにより、任意のローラ
ーに自動交換できる機能を備えるから、使用後の高熱の
ローラーに接触することが無く安全性が高まる上、使用
しない重量があるローラーの保管場所へとの移動作業も
労力を軽減し陶磁器の製造ラインの自動化を図ることが
できる。更に、ローラートラバーサを固着した無端状循
環路の始動及び停止を制御することによりローラートラ
バーサの搬送制御が簡単に行なうことができるからコス
トを低減できるとともにメンテナンスが容易である。ま
た、ローラートラバーサにパレットの押出し部材を伸縮
可能に設け、パレットの乗り入れを自動制御することに
より、パレットに移動制御装置を個々に設ける場合より
コストを安価にすることができる。
【0024】次に、ローラーと対をなして使用される石
膏型については、複数の石膏型を収容した型ストックユ
ニットから出し入れされた石膏型を、取出し位置から収
容位置まで移動させる型搬送コンベアと、その収容位置
の石膏型を保持するとともに型搬送コンベア横の取出し
位置まで石膏型を移動させる型トランスファーとを備え
る圧延ローラー成形機に用いる石膏型の交換装置を提供
するものであり、これにより単独型圧延ローラー成形機
であっても重い石膏型を人力で持ち上げることが無くな
って省力化できる上、杯土供給から成形品取出しまで無
人化された自動型圧延ローラー成形機であっても、その
ローラーに適した任意の石膏型を自動で供給することが
できる。特に、その型トランスファーは、型搬送コンベ
ア上の収容位置と型搬送コンベア横の取出し位置との上
方に架設された基枠と、該基枠を移動する走行台と、該
走行台から上下動可能に取り付けられたガイド部材を摺
動し、石膏型の鍔部を下方から保持する爪部を垂下した
摺動台と、該摺動台をガイド部材に沿って制動させる伸
縮部材とを備えることにより、爪部間の距離を、石膏型
の径より大となる開放距離と全ての爪部が石膏型の鍔部
を保持できる保持距離との範囲で制御し、保持した石膏
型を上方に引き上げ、型搬送コンベアの収容位置と取出
し位置とに移動させることができる。つまり、ローラー
を交換すれば対となる石膏型も同時に交換されなければ
ならないので、任意のローラーに自動交換できる機能を
備えた圧延ローラー成形機を備え、該ローラーヘッドの
押圧成形位置を、無端状循環路のうち当該成形セクショ
ンに位置するように設けるとともに、前記型搬送コンベ
ア横の取出し位置を、該搬出セクションと該杯土供給セ
クションとの間に設け、自動交換されるローラーに適す
る石膏型に、無端状循環路の取出し位置で自動交換する
石膏型の交換装置であるから、圧延ローラー成形機に対
し、ローラー及び石膏型のセットで自動交換が可能とな
る。これにより、多品種少量生産となってローラー及び
石膏型の取替え頻度の多くなった場合にでも対処できる
上、24時間の生産に必要なローラー及び石膏型のセッ
トを準備しておけば、自動成形機のFA化及び自動成形
機を24時間連続運転が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体を示す平面図である。
【図2】圧延成形機を示す平面図である。
【図3】成形時の正面図である。
【図4】パレットの説明図である。
【図5】ローラーを交換する場合の説明図である。
【図6】圧延ローラー部の平面図である。
【図7】ネジストリーマーの説明図である。
【図8】他の実施例に係るステーションの平面図であ
る。
【図9】図8のローラートラバーサの側面図である。
【図10】図8のローラーステーションの正面図であ
る。
【図11】型ストックユニットの正面図である。
【図12】型ストックユニットの側面図である。
【図13】型搬送トランスファーの正面図である。
【図14】型搬送トランスファーの側面図である。
【図15】図14のA−A切断線におけるガイド部材8
6及び伸縮部材の説明図である。
【図16】自動圧延ローラー成形機と型ストックユニッ
トとそれらを接続する型搬送コンベアの配置を示す説明
図である。
【符号の説明】
A・・杯土供給セクション、B・・成形セクション、C
・・乾燥セクション、C1・・熱風発生機、D・・搬出
セクション、D1・・脱型横行反転トランスファー、D
2・・スタッキングトランスファ、D3・・搬出コンベ
ヤ、E・・型交換セクション、E1・・旋回トランスフ
ァ、E2・・型ストックユニット、E3・・型搬送コン
ベア、1・・循環路、2・・石膏型、2a・・モールド
コンベア、2b・・杯土、2c・・型パレット、2d・
・鍔部、3・・杯土供給コンべヤ、4・・杯土供給切断
機、10・・圧延ローラー成形機、10a・・基枠、1
1・・ローラーヘッド、11a・・垂直レール、11b
・・摺動体、12・・ガイドレール、13・・ローラ
ー、13a・・中心孔、13b・・外周孔、14・・パ
レット、14a・・車輪、14b・・パレット駆動モー
ター、14c・・回動部材、14d・・把手、15・・
ローラートラバーサ、15a・・摺動部材、15b・・
ピニオン、15c・・ローラートラバーサ駆動モータ
ー、16・・ガイドレール、16a・・ラック部材、1
7・・ローラーステーション、17a・・テーブル、1
8・・シツタ、21・・圧延ローラー部、21a・・支
持軸、21b・・圧延ローラー駆動モータ、21c・・
センターガイド、21d・・プランジャー、21e・・
支持軸先端部、22・・左右調整金、22a・・ローラ
ー支持腕、22b・・円弧状長孔、22c・・ねじ込み
ボルト、22d・・ねじ込みボルト、22e・・傾倒角
度制御部、22f・・支持軸駆動モータ、22g,22
h・・伝達部材、23・・上下調整金、23a・・左右
調整ねじ、24,25,26,27・・コ字状レール、
28・・アタッチメント、30・・、ネジストリーマ
ー、31・・組付け部材、32・・垂直レール、33・
・ドライバー部、34・・止めねじ、40・・無端状駆
動部材、41・・歯車、42・・無端状駆動部材駆動モ
ーター、50・・押出し部材、51・・駆動モーター、
52・・プッシュロッド、53・・係合部材、61,6
2・・支柱、63・・駆動部材、63a・・モーター、
63b・・減速機、64,65・・チェーン部、64
a,65a,64b,65b・・軸受け、64c,65
c・・パレット受け、71・・上側コンベア、72・・
下側コンベア、73・・パレット送り装置、81・・レ
ール、82・・機枠、83・・走行台、84・・レー
ル、85・・ガイド台、86・・ガイド部材、87・・
爪部、88・・摺動部材、89・・伸縮部材、89a・
・ピストン、89b・・シリンダ、89c・・リンク部
材。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦方向に複数の石膏型を任意に収容した
    1又は2以上の型ストックユニットから順に出し入れさ
    れた石膏型を、任意の収容位置まで移動させる型搬送コ
    ンベアと、その収容位置の石膏型を保持するとともに型
    搬送コンベア横の取出し位置まで石膏型を移動させる型
    トランスファーとを備え、単独型又は自動型圧延ローラ
    ー成形機のローラーに適した任意の石膏型を供給する圧
    延ローラー成形機に用いる石膏型の交換装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の前記型トランスファー
    は、型搬送コンベア上の収容位置と型搬送コンベア横の
    取出し位置との上方に架設された基枠と、該基枠を移動
    する走行台と、該走行台から上下動可能に取り付けられ
    たガイド部材を摺動し、石膏型の鍔部を下方から保持す
    る爪部を垂下した摺動台と、該摺動台をガイド部材に沿
    って制動させる伸縮部材とを備え、 爪部間の距離を、石膏型の径より大となる開放距離と全
    ての爪部が石膏型の鍔部を保持できる保持距離との範囲
    で制御し、保持した石膏型を上方に引き上げ、型搬送コ
    ンベアの収容位置と取出し位置とに移動させる圧延ロー
    ラー成形機に用いる石膏型の交換装置。
  3. 【請求項3】 複数のローラーを待機させたローラース
    テーションから任意に識別されたローラーを、ローラー
    トラバーサにより搬送し且つ圧延成形位置からローラー
    交換位置に移動したローラーヘッドの降下した支持軸に
    装着するとともに、所定の押圧成形を終え不要になった
    ローラーを当該ローラーヘッドから外し当該ローラート
    ラバーサを介して当該ローラーステーションに戻すこと
    により、任意のローラーに自動交換できる機能を備えた
    圧延ローラー成形機を備え、 該ローラーヘッドの押圧成形位置を、陶磁器の材料を石
    膏型へ載せる杯土供給セクションと、石膏型上にセット
    された材料をワークに押圧成形する成形セクションと、
    ワークを回転させながら乾燥させる乾燥セクションと、
    乾燥を終えたワークを次工程へ取り出し石膏型を当該杯
    土供給セクションに送る搬出セクションとが設定された
    無端状循環路のうち当該成形セクションに位置するよう
    に設けるとともに、請求項1記載 の前記型搬送コンベア横の取出し位置を、
    該搬出セクションと該杯土供給セクションとの間に設
    け、自動交換されるローラーに適する石膏型に、無端状
    循環路の取出し位置で自動交換する圧延ローラー成形機
    に用いる石膏型の交換装置。
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