JP2905780B1 - テーピング装置 - Google Patents

テーピング装置

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JP2905780B1
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Abstract

【要約】 【課題】 コイルボビンの巻芯外周に絶縁テープをテー
ピングするテーピング装置において、巻芯外周への密着
状態でのテーピングを簡素な構成で合理的に行い得て、
低コスト化を図り得るものを提供する。 【解決手段】 巻治具2に支持されたコイルボビン1に
対して三軸方向に移動可能な三軸移動台40を備え、こ
の三軸移動台40の上面から昇降可能に、テープ成形治
具50A、50Bを備える。コイルボビン1は、テープ
成形治具50Aおよび50Bにそれぞれ形成された凹部
53Aおよび53Bに順次嵌合され、板バネ56A、5
7Aおよび56B、57Bに付勢された押圧部材54
A、55Bおよび54B、55Bにより、幅狭面9Aお
よび幅広面9Bへ絶縁テープ12が押し付けられ、テー
ピング成形がなされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コイルボビンに絶
縁用のテーピングを施すテーピング装置の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】コイルボビンの金属製巻芯に線材を巻回
してコイルを形成する場合には、あらかじめコイルボビ
ンの巻芯に絶縁テープを巻回して、巻芯と線材とを電気
的に絶縁しておく必要がある。従来、このようなコイル
ボビンへのテーピングを行うテーピング装置では、スピ
ンドルに支持されたコイルボビンの巻芯に絶縁テープの
巻始め端を張り付けられ、この状態からスピンドルとと
もにコイルボビンを回転させることにより、巻芯とロー
ラの間に挟み込まれた絶縁テープがコイルボビンの外周
に巻き付けられるようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなテーピング作業では、特にコイルボビンをスピンド
ルに支持するのにチャック治具を用いている場合などに
は、絶縁テープの巻回時にコイルボビンに大きな力が加
わるとコイルボビンが傾いてしまう恐れがあるため、絶
縁テープの張力をあまり大きくすることができない。
【0004】このため、従来のテーピング作業では、絶
縁テープをあらかじめ必要な長さだけカットしておき、
この絶縁テープに弛まない程度の弱い張力を与えつつ、
コイルボビンを回転させる複雑な工程が必要となってお
り、その分、テーピング装置が複雑化し、装置のコスト
を増大させてしまっていた。
【0005】また、絶縁テープは、高電圧用のコイルボ
ビンに巻回する場合を除いて、コイルボビンの外径を小
さく保つためにも1ターンだけ巻回されることが多い
が、このような1ターンだけの巻回を可能とするために
は、テーピング装置はコイルボビン周囲に特に精密な構
成を備える必要があり、技術的にも構成しにくく、テー
ピング装置はさらに複雑で高価なものとなってしまって
いた。
【0006】また、コイルボビン巻芯の両端には、モー
ルド成形された(例えば樹脂製の)モールド部(鍔部)
が備えられているが、このモールド部の樹脂が、巻芯側
にまで多少延在してしまっている場合がある。このた
め、絶縁テープは、このモールド部が延在した部分の上
に巻き付けられることになり、その分だけ、巻芯外周か
ら浮き上がってしまうことがあった。
【0007】本発明は、このような問題点に着目してな
されたもので、コイルボビンの巻芯外周に絶縁テープを
テーピングするテーピング装置において、巻芯外周への
密着状態でのテーピングを簡素な構成で合理的に行い得
て、低コスト化を図り得るものを提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明では、テーピ
ング装置において、コイルボビンを支持する支持手段
と、テープ源からの絶縁テープをテーピングに必要な長
さにカットするカット手段と、コイルボビンの巻芯の幅
とほぼ等しい幅の凹部が形成された成形治具と、前記凹
部の内側に伸縮自在に伸び出して前記凹部内に収容され
たコイルボビンに絶縁テープを押し付ける押圧部材と、
この押圧部材を前記凹部の内側に付勢する付勢手段と、
前記支持手段に支持されたコイルボビンが前記凹部に収
容されるように前記成形治具を移動させる移動手段とを
備えた。
【0009】第2の発明では、前記コイルボビンの巻芯
は長方形断面であり、この巻芯の幅の広い側面とほぼ等
しい幅のコの字型断面の凹部が形成された第1の成形治
具と、前記巻芯の幅の狭い側面とほぼ等しい幅のコの字
型断面の凹部が形成された第2の成形治具とを備え、前
記押圧部材は第1、第2それぞれの成形治具の凹部の両
側壁から凹部内側に伸び出して凹部内部に収容されたコ
イルボビンの両側壁に面する側面に絶縁テープを押し付
ける。
【0010】第3の発明では、テーピング装置におい
て、コイルボビンを支持する支持手段と、テープ源から
の絶縁テープをテーピングに必要な長さにカットするカ
ット手段と、コイルボビンの巻芯に絶縁テープを押し付
ける押圧部材と、この押圧部材を前記支持手段に支持さ
れたコイルボビンに対して三軸方向に移動させる三軸移
動手段と、前記押圧部材がコイルボビンの巻芯外周に沿
って動くように前記三軸移動手段を制御する制御手段と
を備えた。
【0011】第4の発明では、前記コイルボビンは巻芯
の両端に一対の鍔部を備え、前記支持手段は前記鍔部の
一方を把持してコイルボビンを支持する一方、前記コイ
ルボビンへのテーピング時に前記鍔部の他方を押さえて
コイルボビンが傾かないようにする押さえ部材を備え
た。
【0012】
【発明の作用および効果】第1、第2の発明では、カッ
ト手段により必要長だけカットされた絶縁テープをコイ
ルボビンの巻芯の一部に張り付けておき、成形治具を移
動させることにより、このコイルボビンの巻芯を成形治
具の凹部に嵌め込む。これにより、絶縁テープは凹部に
沿ってコイルボビンの巻芯に沿った形状に折り畳まれな
がら、押圧部材によって巻芯に押し付けられる。したが
って、例えばモールド成形の樹脂が巻芯側にはみ出して
来た部分があったとしても、コイルボビンの巻芯へは絶
縁テープが密着状態で張り付けられ、絶縁テープと巻芯
の間に隙間が生じてしまうことはない。また、このよう
なテーピング成形のための構成は簡素なものとできるの
で、テーピング装置の低コスト化を図ることができる。
【0013】第3の発明では、押圧部材は、制御手段に
より制御された移動手段により、コイルボビンの巻芯外
周に沿って移動する。これにより、押圧部材は、絶縁テ
ープをコイルボビンの巻芯に巻き付けるように折り畳み
つつ、巻芯外周に押し付けて行き、合理的にテーピング
成形作業を行い得る。また、このようなテーピング成形
のための構成は簡素なものとできるので、テーピング装
置の低コスト化を図ることができる。
【0014】第4の発明では、テーピング成形時のコイ
ルボビンは、支持手段に支持された鍔部と反対側の鍔部
において押さえ部材によって押さえられるので、例えば
支持手段が鍔部をクランプするタイプのものであったと
しても、テーピング作業中にコイルボビンが傾いてしま
うことを防止できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて、本発
明の実施の形態について説明する。
【0016】図1には、本発明の第1の実施の形態にお
けるテーピング装置の全体構成を示す。
【0017】図1の右下付近に示すように、コイルボビ
ン1は、その両端に備えられた一対の鍔部(モールド
部)1aの一方を、巻治具2先端のクランプ部2aに把
持されている。巻治具2はパレット3に保持され、搬送
コンベア4上では、複数のパレット3が順次搬送され
る。
【0018】なお、コイルボビン1は、一対の鍔部1a
の間に、テーピング(および巻線)がなされる巻芯を備
える。この巻芯は長方形断面のものであり、一対の幅の
狭い幅狭面9Aと、一対の幅の広い幅広面9Bとから構
成されている。
【0019】インデックス装置5は、搬送コンベア4と
テーピング装置本体6との間に配設される。このインデ
ックス装置5は、巻治具2を把持可能な複数のクランパ
ー5aを、搬送コンベア4側とテーピング装置本体6側
の両側(正転側と反転側の両側)のそれぞれに同数づつ
備えている。
【0020】搬送コンベア4側の複数のクランパー5a
は、搬送コンベア4によりインデックス装置5の正面に
搬送されて来た巻治具2(次にテーピング作業がなされ
るべき巻治具2)を、パレット3からつかみ取る。この
とき、テーピング装置本体6側のクランパー5aには、
前回にテーピング作業がなされた巻治具2を、あらかじ
め把持しておくようにする。
【0021】この状態から、インデックス装置5は18
0度反転して、次にテーピング作業がなされるべき複数
の巻治具2を、搬送コンベア4側からテーピング装置本
体6側に向ける。このとき、前回にテーピング作業がな
された複数の巻治具2は、搬送コンベア4側に向くの
で、次にテーピング作業がなされるべき複数の巻治具2
が外されて空き状態となっているパレット3に受け渡さ
れ、搬送コンベア4上を搬送されて行く。
【0022】その後、インデックス装置5はテーピング
装置本体6側に前進して、複数のクランパー5aにそれ
ぞれ把持した、次にテーピング作業がなされるべき巻治
具2の基端部を、テーピング装置本体6の正面に形成さ
れた複数の保持穴(スピンドル穴)7に、それぞれ嵌め
込む。保持穴7は、同時にテーピング作業がなされる複
数の巻治具2(図1には2個の巻治具2のみを示す)の
それぞれに対応して備えられ、各保持穴7にはめ込まれ
た巻治具2は、保持穴7内部の図示されない駆動手段に
より中心軸の回りで回転駆動可能に保持される。
【0023】このように複数の巻治具2を保持穴7へ受
け渡したら、インデックス装置5は、テーピング作業の
邪魔にならないように、テーピング装置本体6側から後
退する。そして、テーピング作業が終了したならば、再
びテーピング装置本体6側に前進して、保持穴7から巻
治具2を受け取る。
【0024】このようにして、テーピング作業がなされ
た巻治具2のテーピング装置本体6側から搬送コンベア
4側への受け渡し作業と、次にテーピング作業がなされ
るべき巻治具2の搬送コンベア4側からテーピング装置
本体6側への受け渡し作業は、同時進行で合理的に行い
得る。
【0025】保持穴7に保持された巻治具2の上方に
は、テーピング移動台10が備えられる。このテーピン
グ移動台10には、保持穴7に保持された巻治具2ごと
に、対応するテープユニット11が固設されている。
【0026】これらのテープユニット11には、それぞ
れテープリール11aが備えられる。そして、テーピン
グ移動台10の下端には、各テープリール11aごとに
複数のテープガイド14が備えられ、各テープリール1
1aから引き出された絶縁テープ12は、ガイドローラ
13に案内されて、対応するテープガイド14から繰り
出される。
【0027】テーピング移動台10は、図2、図3に示
すような機構により、巻治具2の軸と垂直な水平方向へ
移動可能となっている。
【0028】詳しく説明すると、テーピング装置本体6
上面には、巻治具2の軸と垂直に水平方向に延びる一対
のガイド軸15A、15Bが固定されており、テーピン
グ移動台10は、これらのガイド軸15A、15Bに沿
って摺動自在に支持されている。これらのガイド軸15
A、15Bには、固定板16を介してシリンダ17が固
定され、このシリンダ17のロッド17aは、ガイド軸
15A、15Bと水平に延びるとともに、テーピング移
動台10に固定されている。このような構成により、シ
リンダ17のロッド17aの伸縮とともに、テーピング
移動台10はガイド軸15A、15Bに沿って移動す
る。
【0029】図1に示すように、テーピング装置本体6
正面には、移動フレーム20が、シリンダ21により前
後方向(巻治具2の軸方向)に移動可能に支持される。
この移動フレーム20には、巻治具2の軸と垂直に水平
方向に延びるガイド軸22が備えられる。また、このガ
イド軸22と平行にシリンダ24のロッド24Aが延
び、このロッド24Aには保持穴7に保持された巻治具
2と同数の移動板23が、対応する巻治具2(コイルボ
ビン1)およびテープガイド14の側方で支持され、シ
リンダ24の駆動によりガイド軸22に沿って摺動自在
となっている。
【0030】図4、図5に示すように、この移動板23
には、ガイド押さえピン31、ボビン押さえピン32、
テープカッタ33が支持される。
【0031】詳しく説明すると、ガイド押さえピン31
は、移動フレーム20が前進して来たときにコイルボビ
ン1上方のテープガイド14の側方に位置するものであ
り、テープガイド14に直交するように移動板23に形
成された貫通穴34に、貫通状態で収容されている。こ
のガイド押さえピン31は、両端にフランジ部31a、
31bを備えたもので、これらのフランジ部31a、3
1bが貫通穴34よりも大径であるので、ガイド押さえ
ピン31は貫通穴34から抜け出さないようになってい
る。また、テープガイド14側のフランジ部31aと移
動板23の間にはスプリング35が備えられ、ガイド押
さえピン31をテープガイド14側に付勢している。
【0032】ボビン押さえピン32は、移動フレーム2
0が前進して来たときにテープガイド14下方のコイル
ボビン1側方に位置するものであり、移動板23の下端
に固定された連結部材36にコイルボビン1と直交する
ように形成された貫通穴37に、貫通状態で収容されて
いる。このボビン押さえピン32は、両端に貫通穴37
よりも大径のフランジ部32a、32bを備え、貫通穴
37から抜け出さないようになっている。また、コイル
ボビン1側のフランジ部32aと連結部材36の間に
は、スプリング38が備えられ、ボビン押さえピン32
はコイルボビン1側に付勢されている。
【0033】テープカッタ33は、移動板23と連結部
材26の間に挟み混まれるようにして固定される。この
テープカッタ33の刃は、テープガイド14から引き出
された絶縁テープ12側に向けられており、移動板23
の移動でテープカッタ33が絶縁テープ12側に移動す
ることにより、テープガイド14とコイルボビン1の間
で絶縁テープ12の切断がなされる。この場合、スプリ
ング35に付勢されたガイド押さえピン31がテープガ
イド14を押さえ込み、またスプリング38に付勢され
たボビン押さえピン32がコイルボビン1を押さえ込む
ので、テープガイド14とコイルボビン1の間の絶縁テ
ープ12は伸びることなく、スムーズにカットされる。
【0034】なお、このカットの際には、テープガイド
14の左右方向の位置が、上述したテーピング移動台1
0の移動により調整され、テープガイド14からコイル
ボビン1にかけての絶縁テープ12が、鉛直方向(カッ
タ33と直交する方向)に真っすぐとなるように調節さ
れる。
【0035】図1に示すように、保持穴7に保持された
巻治具2の下方には、三軸移動台40が備えられる。こ
の三軸移動台40は、テーピング装置本体6の基台8に
立設された複数(図示されるのは1本)の支持アーム4
1に支持される。そして、これらの支持アーム41が、
図示されない駆動手段により上下動し、また前後左右に
傾転することにより、三軸移動台40は、三軸方向(三
次元方向)に移動可能となっている。なお、三軸移動台
40の三軸動作は、図示されない制御手段により制御さ
れる。
【0036】この三軸移動台40のテーピング装置本体
6と反対側の側部には、保持穴7に保持された巻治具2
ごとにチャック装置42が備えられる。これらのチャッ
ク装置42は、絶縁テープ12を挟み込む一対のチャッ
ク板43A、43Bを、それぞれ備える。これらのチャ
ック板43A、43Bは、それぞれシリンダ45A、4
5Bのロッド46A、46Bに固定され、ロッド46
A、46Bの伸縮により、絶縁テープ12をクランプ
し、またこのクランプを解除するようになっている。
【0037】また、三軸移動台40の上面には、保持穴
7に保持された各巻治具2ごとに、一対のテープ成形治
具50A、50Bが、三軸移動台40の上面から上下方
向に昇降可能に備えられる。
【0038】これらのテープ成形治具50A、50B
は、コイルボビン1の巻芯に絶縁テープ12が密着して
張り付けられた状態となるように、テーピングを成形す
るものであり、テープ成形治具50Aはコイルボビン1
の幅狭面9Aへの絶縁テープ12のテーピングに、また
テープ成形治具50Bは幅広面9Bへのテーピングに、
それぞれ用いられる。
【0039】図6、図7に示すように、テープ成形治具
50Aは、三軸移動台40上面からから上下方向に伸縮
自在のロッド51A上端に、成形治具本体52A下部が
支持されている。また、成形治具本体52Aの上部に
は、断面コの字型に切り欠かれた凹部53Aが形成され
ている。この凹部53Aの底面の幅は、コイルボビン1
の幅広部9Bよりわずかに広くなっている。
【0040】また、凹部53Aの両側壁には、押圧部材
54A、55Aが貫通する。そして、これらの押圧部材
54A、55Aの成形治具本体52Aの側方に突出した
端部には、成形治具本体52Aの側面に固定された板バ
ネ56A、57Aが、それぞれ取り付けられる。
【0041】テーピング成形時には、コイルボビン1
は、絶縁テープ12が張り付けられた幅広面9Bを凹部
53Aの底面に向けて、凹部53Aに嵌め込まれる。
【0042】すなわち、テープ成形治具50Aによるテ
ーピング成形時には、巻治具2に支持されたコイルボビ
ン1を、巻治具2の回転により絶縁テープ12が張り付
けられた幅広面9Bが下方に向くように保持し、三軸移
動台40の移動により、テープ成形治具50Aをコイル
ボビン1の真下に配置する(図6)。この状態からロッ
ド51Aの伸張させることにより、凹部52Aの両側面
の間にコイルボビン1両側の幅狭面9Aを挟み込む。
【0043】すると、コイルボビン1は、一対の幅狭面
9Aで押圧部材54A、55Aを凹部53Aから押しの
けながら、凹部53Aに嵌め込まれて行くことになる。
したがって、押圧部材54A、55Aには、板バネ56
A、57Aによる凹部53A内部に押し戻す方向の力が
作用する。これにより、コイルボビン1が凹部53Aに
はめ込まれた際に、凹部53Aの両側壁に面した幅狭面
9A側に回り込んだ絶縁テープ12は、押圧部材54
A、55Aにより幅狭面9Aに押し付けられる。これに
より、絶縁テープ12は、コイルボビン1の幅狭面9A
に密着状態でテーピングされる。
【0044】なお、コイルボビン1を凹部53Aに嵌め
込むときに、コイルボビン1がスムーズに押圧部材54
A、55Aを押しのけて行けるように、例えば、押圧部
材54A、55Aの向かい合う面の上端にテーパを形成
しておくとよい。
【0045】テープ成形治具50Bは、テープ成形治具
50Aの各構成要素51A〜57Aに相当する、同一の
数字に符号Bを付して示される構成要素51B〜57B
から構成される(図6、図7への図示は省略する)。そ
して、テープ成形治具50Bにおいては、コイルボビン
1の幅狭部9Aが、凹部53Bに嵌め込まれる。したが
って、テープ成形治具50Bでは、凹部53Bの底面の
幅は、コイルボビン1は幅狭部9Aよりわずかに広い程
度とされる。また、押圧部材54B、55Bの大きさ
も、幅広部9Bの広さに対応して適宜変更される。この
ように、テープ成形治具50Bの各構成要素51B〜5
7Bは、テープ成形治具50Aの各構成要素51A〜5
7Aと比較して、サイズの違いがあるだけで、同様の構
成を持つものである。よって、さらに詳細な説明は省略
する。
【0046】図1、図6に示すように、チャック装置4
2のチャック板の一方(例えば図示するようにチャック
板42A)の上端付近には、押さえ部材46が、コイル
ボビン1およびテープ成形治具50A方向に向けて延設
されている。この押さえ部材46は、テープ成形治具5
0Aまたは50Bにコイルボビン1が嵌め込まれるとき
に、三軸移動台40の三次元移動およびチャック板42
Aの水平移動により、コイルボビン1の巻治具2に把持
された鍔部1aと反対側の鍔部1aに上方から当接し、
コイルボビン1をテープ成形治具50Aまたは50B側
に押さえ込む。これにより、テープ成形治具50Aまた
は50Bによりテーピング成形作業がなされるときに、
コイルボビン1が傾いてしまうことが防止される。
【0047】つぎに、図8〜図11にしたがって、本実
施の形態のテーピング装置によるテーピング方法の作業
手順について説明する。
【0048】テーピング作業においては、まず、図8
(a)に示すように、三軸移動台40の移動により、チ
ャック装置42をテープガイド14の直ぐ下方に移動さ
せて来る。
【0049】そして、図8(b)に示すように、テープ
ガイド14から繰り出された絶縁テープ12の端部を、
チャック装置42により把持し、図8(c)に示すよう
に、チャック装置42を下降させて、テープガイド14
から所定の長さの絶縁テープ12を引き出す。詳しく
は、絶縁テープ12の端部から後述のテープカッタ33
による切断部までの長さが、ちょうどテーピング作業に
必要な長さ(本実施の形態ではコイルボビン1外周の1
ターン分の長さ)となるように、絶縁テープ12を引き
出す。
【0050】続いて、図8(d)に示すように、テーピ
ング移動台10および三軸移動台40の水平移動によ
り、テープガイド14とチャック装置42の間の絶縁テ
ープ12を、巻治具2に支持されたコイルボビン1の巻
芯に当接するところまで移動させる。この場合、巻治具
2の回転位置は、コイルボビン1の巻芯の幅広面9Bが
垂直軸と平行となるようにしておく。これにより、絶縁
テープ12は、ちょうどコイルボビン1の一つの幅広面
9B(図示の裏側の幅広面9B)に張り付けられる。
【0051】つぎに、図9(e)に示すように、移動フ
レーム20の前進により、移動板23に備えられたガイ
ド押さえピン31、ボビン押さえピン32、テープカッ
タ33を、それぞれテープガイド14、コイルボビン
1、絶縁テープ12の側方に配置する。また、テープガ
イド14からコイルボビン1にかけての絶縁テープ12
が鉛直方向(カッタ33と直交する方向)に真っすぐと
なるように、テープガイド13の左右方向の位置を、テ
ーピング移動台10の移動により調節しておく。
【0052】そして、図9(f)に示すように、移動板
23をコイルボビン1側に水平移動させることにより、
テープカッタ33により、テープガイド14とコイルボ
ビン1の間の絶縁テープ12を切断する。この場合、ス
プリング35に付勢されたガイド押さえピン31がテー
プガイド14を押さえ込み、またスプリング38に付勢
されたボビン押さえピン32がコイルボビン1を押さえ
込むので、テープガイド14とコイルボビン1の間の絶
縁テープ12は伸びることなく、スムーズにカットされ
る。
【0053】このようにして、図9(g)に示すよう
に、コイルボビン1側方から移動板23を退避させ、ま
た、チャック装置42による絶縁テープ12の把持を解
除し、このチャック装置42をコイルボビン1近傍から
退避させる。すると、コイルボビン1の一つの幅広面9
Bには、ちょうどテーピング作業に必要な長さ(本実施
の形態ではコイルボビン1外周の1ターン分の長さ)の
絶縁テープ12が張り付けられた状態となる。
【0054】続いて、図10(h)に示すように、巻治
具2を90度回転させて、コイルボビン1の絶縁テープ
が張り付けられた幅広面9Bを真っすぐ下方に向ける。
そして、三軸移動台40の移動により、テープ成形治具
50Aを、コイルボビン1の真下に配置する。
【0055】この状態から、テープ成形治具50Aをロ
ッド51Aの伸張とともに上昇させ、図10(i)に示
すように、コイルボビン1の巻芯部分を、テープ成形治
具50Aの凹部53A内に嵌め込む。これにより、幅広
面9B両側の絶縁テープ12は、幅広面9Bの両側(幅
狭部9A側)に折り畳まれる形となる。そして、この絶
縁テープ12の折り畳まれた部分は、凹部53Aの両側
面の押圧部材54A、55Aにより、コイルボビン1の
両側からに押し付けられ、コイルボビン1両側の幅狭面
9Aに密着状態で張り付けられる(図7参照)。このよ
うにコイルボビン1の一対の幅狭面9Aへのテーピング
がなされたら、テープ成形治具50Aを下降させる。
【0056】つぎに、図10(j)に示すように、巻治
具2を90度回転させて、コイルボビン1の一つの幅狭
面9Aを真っすぐ下方に向ける。そして、三軸移動台4
0の移動により、テープ成形治具50Bを、コイルボビ
ン1の真下に配置する。
【0057】この状態から、テープ成形治具50Bをロ
ッド51Bの伸張とともに上昇させ、図10(k)に示
すように、コイルボビン1の巻芯部分を、テープ成形治
具50Bの凹部53B内に嵌め込む。これにより、絶縁
テープ12の下方を向いた幅狭面9Aに張り付けられた
部分より先の部分(絶縁テープ12の一端に至る部分)
が、まだテーピングがされていない幅広面9B側に折り
畳まれる形となる。そして、この絶縁テープ12の折り
畳まれた部分は、板バネ56Bにより付勢された押圧部
材54Bにより、幅広面9Bに押し付けられ、この幅広
面9Bに密着状態で張り付けられる。このテーピング作
業が終了したら、テープ成形治具50Bをいったん下降
させる。
【0058】続いて、図11(l)に示すように、巻治
具2を180度回転させて、図10(j)からちょうど
裏返しにした格好で、コイルボビン1のもう一つの幅狭
面9Aを真っすぐ下方に向ける。
【0059】そして、図11(m)に示すように、テー
プ成形治具50Bを再び上昇させ、コイルボビン1の巻
芯部分を、凹部53B内に嵌め込む。これにより、絶縁
テープ12の下方を向いた幅狭面9Aに張り付けられた
部分より先の部分(絶縁テープ12の他端に至る部分)
が、図10(k)においてテーピングがなされた幅広面
9Bに折り畳まれる形となり、この絶縁テープ12の折
り畳まれた部分は、板バネ57Bにより付勢された押圧
部材55Bにより、幅広面9Bに押し付けられ、この幅
広面9Bに密着状態で張り付けられる。この幅広面9B
へのテーピング作業が終了したら、再びテープ成形治具
50Bを下降させる。
【0060】このようにして、図11(n)に示すよう
に、コイルボビン1の巻芯の全周に、ちょうど1ターン
分のテーピングがなされる。
【0061】なお、図10(i)、(k)、図11
(m)に示したテープ成形作業おいては、コイルボビン
1は、巻治具2に把持されたのと反対側の鍔部1aにお
いて、押さえ部材46により上方より押さえ込まれ、傾
くことがないようにされる。
【0062】図12〜図15には、本発明の第2の実施
の形態を示す。
【0063】この実施の形態は、上記第1の実施の形態
と比較して、テープ成形治具50A、50Bを備えない
代わりに、テープ成形棒60を備え、テーピングの成形
をこのテープ成形棒60の押圧部材63で行う点でのみ
異なっている。
【0064】図12〜図14に示すように、テープ成形
棒60は、保持穴7に収容された巻治具2ごとに1本づ
つ設けられ、三軸移動台40上面に立設されるもので、
基端部61、軸部62、押圧部材63、スプリング64
から構成される。基端部61は三軸移動台40に固定さ
れ、軸部62はこの基端部61から上方に伸縮自在に伸
び出す。軸部62の先端には、直方体の押圧部材63が
備えられる。軸部62外周に配置されたスプリング64
は、この押圧部材63と基端部61との間に介装され、
押圧部材63を上方の限界まで押し出している。
【0065】図13、図14には、テープ成形棒60の
押圧部材63によるテーピング成形の様子を具体的に示
す。
【0066】押圧部材63の上面でテーピング成形作業
を行うときには、図13に示すように、押圧部材63の
上面は、下方に向いたコイルボビン1の幅広面9Bに下
方から当接し、幅広面9Bへのテーピングを成形する。
この場合、押さえ部材46は、コイルボビン1の(巻治
具2に保持されたのと反対側の)鍔部1aを上方から押
さえ込み、コイルボビン1が傾くのを防止する。
【0067】また、押圧部材63の側面でテーピング成
形作業を行うときには、図14に示すように、側方を向
いたコイルボビン1の幅狭面9A(または幅広面9B)
に、押圧部材63の側面を側方から当接させ、幅狭面9
Bへのテーピングを成形する。この場合には、押さえ部
材46は、コイルボビン1の(巻治具2に保持されたの
と反対側の)鍔部1aをテープ成形棒60と反対側から
押さえ込み、コイルボビン1の傾きを防止する。
【0068】図15には、本実施の形態におけるテーピ
ング成形作業の手順を示す。なお、本実施の形態におい
ても、第1の実施の形態において図8、図9に示した工
程と同一の工程が実行され、図15(a)〜(f)に示
した工程は、この図8、図9に示した工程に引き続いて
実行される。
【0069】図15(a)に示すように、コイルボビン
1は、図9(g)の状態から90度回転させられ、絶縁
テープ12が張り付けられた幅広面9Bが真っすぐ下方
に向けられる。そして、制御手段に制御された三軸移動
台40の移動により、テープ成形棒60をコイルボビン
1の真下から上昇させて来る。
【0070】そして、図15(b)に示すように、テー
プ成形棒60の押圧部材63の上面を、下方を向いた幅
広面9Bに下方から(絶縁テープ12を介して)当接さ
せ、スプリング64の付勢力で押圧部材63が幅広い面
9Bに押し付けられた状態とする。この状態から、制御
手段に制御された三軸移動台40の移動により、テープ
成形棒60を幅広面9B(XY平面)に沿って2次元移
動させ、幅広面9Bの絶縁テープ12が張り付けられた
領域全体にわたって、テーピングの成形を行う。
【0071】このように一つの幅広面9Bへのテーピン
グの成形が終了したら、図15(c)に示すように、テ
ープ成形棒60の押圧部材63を移動させて、押圧部材
63の側面を、図の左側の幅狭面9Aに(絶縁テープ1
2を介して)当接させる。このとき、幅広面9Bの左側
側方に余っていた絶縁テープ12は、押圧部材63に押
されて幅狭面9A側に折り畳まれる。この状態から、制
御手段に制御された三軸移動台40の移動により、押圧
部材63を幅狭面9Bに沿って(X軸に沿って)前後に
動かして、幅狭面9Bへのテーピング成形を行う。
【0072】この幅狭面9Bへのテーピング成形が終了
したら、図15(d)に示すように、コイルボビン1を
90度回転させ、上方を向いていた幅広面9Bを側方に
向けるとともに、押圧部材63を移動させて、その側面
を当接させる。このとき、幅狭面9Aの側方に余った絶
縁テープ12は、押圧部材63に押されて幅狭面9B側
に折り畳まれる。この状態から、押圧部材63を幅広面
9B(XZ平面)に沿って2次元移動させ、幅広面9B
へのテーピング成形を行う。
【0073】この幅広面9Bへのテーピング成形が終了
したら、図15(e)に示すように、コイルボビン1を
90度回転させ、図15(c)でテーピング成形した幅
狭面9Aと反対側(図の右側)の幅狭面9Aへのテーピ
ング成形を、図15(c)と同様の手順で行う。
【0074】この幅狭面9Aへのテーピング成形が終了
したら、図15(e)に示すように、コイルボビン1を
90度回転させ、図15(d)と同様の手順で、図15
(e)でテーピング成形された幅狭面9Aの側方に余っ
た絶縁テープ12を、幅広面9Bへテーピング成形す
る。
【0075】このようにして、コイルボビン1の巻芯の
全周に1ターン分のテーピング成形がなされる。
【0076】以上のように、本発明によれば、コイルボ
ビン1への絶縁テープ12のテーピングは、テープ成形
治具50A、50B、またはテープ成形棒60の押圧部
材63により、絶縁テープ12を巻芯の幅狭面9A、幅
広面9Bに押し付けるようにして実行されるので、絶縁
テープ12はコイルボビン1の巻芯に完全に密着状態に
張り付けられ、例えば鍔部(モールド部)が巻芯側(幅
狭面9Aおよび幅広面9B側)まで延在していた場合で
も、絶縁テープ12が巻芯外周から浮き上がってしまう
ようなことはない。
【0077】また、テーピング成形は、テープ成形治具
50A、50B、またはテープ成形棒60の押圧部材6
3といった簡素な構成により単純な手順で合理的に実行
できるので、コイルボビン1の巻芯への1ターン分のテ
ーピングをするテーピング装置であっても、構成を簡素
化して、コスト削減が図れる。
【0078】また、テープ成形治具50A、50B、ま
たはテープ成形棒60に、押さえ部材46を併用するこ
とにより、巻治具2に把持されたコイルボビン1が、テ
ーピング成形時に傾いてしまうことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のテーピング装置を
示す全体構成図である。
【図2】同じくテーピング移動台を示す斜視図である。
【図3】同じくテーピング移動台を示す平面図である。
【図4】同じくガイド押さえピン、ボビン押さえピン、
テープカッタ周辺の構成を示す斜視図である。
【図5】同じくガイド押さえピン、ボビン押さえピン、
テープカッタ周辺の構成を示す側面図である。
【図6】同じくテープ成形治具、押さえ部材周辺の構成
を示す斜視図である。
【図7】同じくテープ成形治具を示す平面図である。
【図8】同じくテーピング作業の手順を示す説明図であ
る。
【図9】同じくテーピング作業の手順を示す説明図であ
る。
【図10】同じくテーピング作業の手順を示す説明図で
ある。
【図11】同じくテーピング作業の手順を示す説明図で
ある。
【図12】本発明の第1の実施の形態のテーピング装置
を示す全体構成図である。
【図13】同じくテープ成形棒周辺の構成を示す斜視図
である。
【図14】同じくテープ成形棒周辺の構成を示す斜視図
である。
【図15】同じくテーピング作業の手順を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 コイルボビン 1a 鍔部(モールド部) 2 巻治具 6 テーピング装置本体 7 保持穴 9A 幅狭面 9B 幅広面 11 テープユニット 11a テープリール 14 テープガイド 23 移動板 31 ガイド押さえピン 32 ボビン押さえピン 33 テープカッタ 40 三軸移動台 42 チャック装置 46 押さえ部材 50A テープ成形治具 51A ロッド 52A 成形治具本体 53A 凹部 54A 押圧部材 55A 押圧部材 56A 板バネ 57A 板バネ 50B テープ成形治具 51B ロッド 52B 成形治具本体 53B 凹部 54B 押圧部材 55B 押圧部材 56B 板バネ 57B 板バネ 60 テープ成形棒 61 基端部 62 軸部 63 押圧部材 64 スプリング

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイルボビンを支持する支持手段と、 テープ源からの絶縁テープをテーピングに必要な長さに
    カットするカット手段と、 コイルボビンの巻芯の幅とほぼ等しい幅の凹部が形成さ
    れた成形治具と、 前記凹部の内側に伸縮自在に伸び出して前記凹部内に収
    容されたコイルボビンに絶縁テープを押し付ける押圧部
    材と、 この押圧部材を前記凹部の内側に付勢する付勢手段と、 前記支持手段に支持されたコイルボビンが前記凹部に収
    容されるように前記成形治具を移動させる移動手段と、 を備えたことを特徴とするテーピング装置。
  2. 【請求項2】前記コイルボビンの巻芯は長方形断面であ
    り、この巻芯の幅の広い側面とほぼ等しい幅のコの字型
    断面の凹部が形成された第1の成形治具と、前記巻芯の
    幅の狭い側面とほぼ等しい幅のコの字型断面の凹部が形
    成された第2の成形治具とを備え、前記押圧部材は第
    1、第2それぞれの成形治具の凹部の両側壁から凹部内
    側に伸び出して凹部内部に収容されたコイルボビンの両
    側壁に面する側面に絶縁テープを押し付けることを特徴
    とする請求項1に記載のテーピング装置。
  3. 【請求項3】コイルボビンを支持する支持手段と、 テープ源からの絶縁テープをテーピングに必要な長さに
    カットするカット手段と、 コイルボビンの巻芯に絶縁テープを押し付ける押圧部材
    と、 この押圧部材を前記支持手段に支持されたコイルボビン
    に対して三軸方向に移動させる三軸移動手段と、 前記押圧部材がコイルボビンの巻芯外周に沿って動くよ
    うに前記三軸移動手段を制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とするテーピング装置。
  4. 【請求項4】前記コイルボビンは巻芯の両端に一対の鍔
    部を備え、前記支持手段は前記鍔部の一方を把持してコ
    イルボビンを支持する一方、前記コイルボビンへのテー
    ピング時に前記鍔部の他方を押さえてコイルボビンが傾
    かないようにする押さえ部材を備えたことを特徴とする
    請求項1から請求項3のいずれか一つに記載のテーピン
    グ装置。
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CN116053029A (zh) * 2022-11-30 2023-05-02 无锡富乐电子有限公司 基于扁状导线的变压器线圈卷绕系统与工作方法

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