JP2905311B2 - 獣毛繊維製品の防縮加工方法 - Google Patents
獣毛繊維製品の防縮加工方法Info
- Publication number
- JP2905311B2 JP2905311B2 JP12269391A JP12269391A JP2905311B2 JP 2905311 B2 JP2905311 B2 JP 2905311B2 JP 12269391 A JP12269391 A JP 12269391A JP 12269391 A JP12269391 A JP 12269391A JP 2905311 B2 JP2905311 B2 JP 2905311B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- animal hair
- shrink
- hair fiber
- treatment
- low
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は，獣毛繊維本来の柔軟風
合を損なうことなく，獣毛繊維製品に，洗濯機による水
洗い洗濯に耐える防縮性を付与する加工方法に関するも
のである。
合を損なうことなく，獣毛繊維製品に，洗濯機による水
洗い洗濯に耐える防縮性を付与する加工方法に関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】獣毛繊維製品は，水洗いすると繊維表面
を構成しているスケールの絡み合いによりフエルト化を
生じ，著しく収縮するので，通常，洗濯機による水洗い
洗濯には耐えられない。しかし，最近ではこの分野の技
術開発が進み，現在では洗濯機による水洗い洗濯に耐え
る防縮加工方法として，トツプの状態で処理を行うダイ
ラン法，塩素化ハーコセツト樹脂法や，生地の状態で処
理を行うシロランＢＡＰ法，低温プラズマ処理による方
法等が開発されており，実際に洗濯機による洗濯が可能
な製品も得られるようになっている。
を構成しているスケールの絡み合いによりフエルト化を
生じ，著しく収縮するので，通常，洗濯機による水洗い
洗濯には耐えられない。しかし，最近ではこの分野の技
術開発が進み，現在では洗濯機による水洗い洗濯に耐え
る防縮加工方法として，トツプの状態で処理を行うダイ
ラン法，塩素化ハーコセツト樹脂法や，生地の状態で処
理を行うシロランＢＡＰ法，低温プラズマ処理による方
法等が開発されており，実際に洗濯機による洗濯が可能
な製品も得られるようになっている。
【０００３】このように，現在防縮性はかなり改良され
てきているが，これらの加工後の獣毛製品にはガサつき
や芯があり，獣毛繊維に特有の芯のない反発感が損なわ
れた風合になっているのが現状である。
てきているが，これらの加工後の獣毛製品にはガサつき
や芯があり，獣毛繊維に特有の芯のない反発感が損なわ
れた風合になっているのが現状である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は，このような
現状に鑑みて行われたもので，獣毛繊維製品に芯のない
反発性とドレープ性を有する獣毛繊維本来の柔軟な風合
を損なうことなく，洗濯機による水洗い洗濯３０洗に耐
え得る高い防縮性を付与することを目的とするものであ
る。
現状に鑑みて行われたもので，獣毛繊維製品に芯のない
反発性とドレープ性を有する獣毛繊維本来の柔軟な風合
を損なうことなく，洗濯機による水洗い洗濯３０洗に耐
え得る高い防縮性を付与することを目的とするものであ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は，上記目的を達
成するもので，次の構成よりなるものである。すなわ
ち，本発明は，獣毛繊維製品に低温プラズマ処理を施し
た後，防縮樹脂による防縮加工を行い，しかる後に蛋白
分解酵素にて２〜１０重量％の減量処理を行うことを特
徴とする獣毛繊維製品の防縮加工方法を要旨とするもの
である。
成するもので，次の構成よりなるものである。すなわ
ち，本発明は，獣毛繊維製品に低温プラズマ処理を施し
た後，防縮樹脂による防縮加工を行い，しかる後に蛋白
分解酵素にて２〜１０重量％の減量処理を行うことを特
徴とする獣毛繊維製品の防縮加工方法を要旨とするもの
である。
【０００６】以下，本発明を詳細に説明する。本発明方
法では，まず，獣毛繊維製品に予め低温プラズマ処理を
行う。ここでいう獣毛繊維とは，羊毛，らくだ，山羊，
うさぎ等の動物から得られる天然ケラチン質繊維を意味
し，また，獣毛繊維製品とは，上記獣毛繊維単独で，ま
たは上記獣毛繊維と他種繊維とを混合使用して得られる
織物，編物等の繊維製品一般を意味するものである。こ
こで混合使用される他種繊維としては，ポリエステル繊
維，アクリル繊維，ナイロン繊維，アラミド繊維，ポリ
クラール繊維，塩化ビニル繊維等を挙げることができ
る。
法では，まず，獣毛繊維製品に予め低温プラズマ処理を
行う。ここでいう獣毛繊維とは，羊毛，らくだ，山羊，
うさぎ等の動物から得られる天然ケラチン質繊維を意味
し，また，獣毛繊維製品とは，上記獣毛繊維単独で，ま
たは上記獣毛繊維と他種繊維とを混合使用して得られる
織物，編物等の繊維製品一般を意味するものである。こ
こで混合使用される他種繊維としては，ポリエステル繊
維，アクリル繊維，ナイロン繊維，アラミド繊維，ポリ
クラール繊維，塩化ビニル繊維等を挙げることができ
る。
【０００７】上述のごとく獣毛繊維製品は，まず低温プ
ラズマ処理されるが，このとき使用される低温プラズマ
処理装置は，低圧が維持できる真空容器中に放電用の一
対の電極を設け，特定のガスを所定流量導入でき，付設
した真空ポンプで容器内を排気し，一定圧に保つことが
できる構造と性能を有する装置である。この装置内の電
極に電圧を印加すれば，グロー放電を起こし，導入した
ガスが低温プラズマ状態となる。最も一般的には，１3.
５６ＭHzの高周波電力を印加する。電極間に形成された
低温プラズマ雰囲気中に処理すべき獣毛繊維製品（布帛
等）を所望の速度で通過させることにより，低温プラズ
マ処理を行うことができる。
ラズマ処理されるが，このとき使用される低温プラズマ
処理装置は，低圧が維持できる真空容器中に放電用の一
対の電極を設け，特定のガスを所定流量導入でき，付設
した真空ポンプで容器内を排気し，一定圧に保つことが
できる構造と性能を有する装置である。この装置内の電
極に電圧を印加すれば，グロー放電を起こし，導入した
ガスが低温プラズマ状態となる。最も一般的には，１3.
５６ＭHzの高周波電力を印加する。電極間に形成された
低温プラズマ雰囲気中に処理すべき獣毛繊維製品（布帛
等）を所望の速度で通過させることにより，低温プラズ
マ処理を行うことができる。
【０００８】具体的には，処理すべき布帛を真空容器中
に収容し，真空ポンプにより排気減圧して内圧を0.０１
〜１０Torrに調整する。次いで，所定のガスを導入して
0.１〜５Torrに調整する。このとき用いるガスとして
は，酸素，窒素，アルゴン，ヘリウム，アンモニア，空
気等，各種のガスを使用することができる。ここで電極
に高周波電力を印加すると，導入されたガスが低温プラ
ズマ状態となる。高周波電力は0.１〜５Ｗ／cm2（電極
単位面積）程度が適当である。この低温プラズマ雰囲気
中に布帛を通過させることにより，低温プラズマ処理を
行うことができる。処理時間は，通常数秒〜３００秒，
好ましくは３０〜１８０秒である。
に収容し，真空ポンプにより排気減圧して内圧を0.０１
〜１０Torrに調整する。次いで，所定のガスを導入して
0.１〜５Torrに調整する。このとき用いるガスとして
は，酸素，窒素，アルゴン，ヘリウム，アンモニア，空
気等，各種のガスを使用することができる。ここで電極
に高周波電力を印加すると，導入されたガスが低温プラ
ズマ状態となる。高周波電力は0.１〜５Ｗ／cm2（電極
単位面積）程度が適当である。この低温プラズマ雰囲気
中に布帛を通過させることにより，低温プラズマ処理を
行うことができる。処理時間は，通常数秒〜３００秒，
好ましくは３０〜１８０秒である。
【０００９】次に，本発明方法では，低温プラズマ処理
によって得られた防縮性の安定化を図るために，獣毛繊
維製品に防縮樹脂加工を行う。防縮樹脂としては，ブロ
ツク化ウレタン樹脂やポリアミドエピクロルヒドリン樹
脂，グリオキザール樹脂，エチレン尿素樹脂，アクリル
酸エステル樹脂等を使用することができる。防縮樹脂の
使用量は，固形分で繊維重量に対して0.５〜１０重量％
程度が好ましい。防縮樹脂の使用に際しては，同時に柔
軟剤を併用するとよい。柔軟剤としては，アミノ変性ジ
メチルポリシロキサンを用いると，風合が柔らかくなる
ので好ましい。
によって得られた防縮性の安定化を図るために，獣毛繊
維製品に防縮樹脂加工を行う。防縮樹脂としては，ブロ
ツク化ウレタン樹脂やポリアミドエピクロルヒドリン樹
脂，グリオキザール樹脂，エチレン尿素樹脂，アクリル
酸エステル樹脂等を使用することができる。防縮樹脂の
使用量は，固形分で繊維重量に対して0.５〜１０重量％
程度が好ましい。防縮樹脂の使用に際しては，同時に柔
軟剤を併用するとよい。柔軟剤としては，アミノ変性ジ
メチルポリシロキサンを用いると，風合が柔らかくなる
ので好ましい。
【００１０】樹脂付与後，乾燥し，熱処理を行う。熱処
理は，１３０〜１６０℃にて１〜２分程度行う。防縮樹
脂を獣毛繊維製品に付与するには，通常の連続法によっ
て加工を行うとよい。
理は，１３０〜１６０℃にて１〜２分程度行う。防縮樹
脂を獣毛繊維製品に付与するには，通常の連続法によっ
て加工を行うとよい。
【００１１】さらに，本発明方法では，蛋白分解酵素に
より獣毛繊維製品に減量加工を施し，風合の柔軟化を行
う。蛋白分解酵素としてはプロテアーゼを用いる。この
プロテアーゼにはアルカリ性タイプ，中性タイプ，酸性
タイプがある。プロテアーゼはできるだけ分解力の強
い，減量率の大きいものがよい。使用するプロテアーゼ
の濃度は，0.５〜１０重量％程度で十分である。減量率
は，２〜１０％にて本発明の目的とする柔軟効果が得ら
れる。
より獣毛繊維製品に減量加工を施し，風合の柔軟化を行
う。蛋白分解酵素としてはプロテアーゼを用いる。この
プロテアーゼにはアルカリ性タイプ，中性タイプ，酸性
タイプがある。プロテアーゼはできるだけ分解力の強
い，減量率の大きいものがよい。使用するプロテアーゼ
の濃度は，0.５〜１０重量％程度で十分である。減量率
は，２〜１０％にて本発明の目的とする柔軟効果が得ら
れる。
【００１２】減量加工は吸尽法により行うが，処理浴の
ｐＨや温度は，使用する酵素の最適条件を選べばよい。
処理時間は，加工コストや長時間の揉みによる表面の荒
れを防ぐために，３０〜６０分とする。処理時の浸透性
を向上させるため，非イオン系界面活性剤を併用しても
よい。
ｐＨや温度は，使用する酵素の最適条件を選べばよい。
処理時間は，加工コストや長時間の揉みによる表面の荒
れを防ぐために，３０〜６０分とする。処理時の浸透性
を向上させるため，非イオン系界面活性剤を併用しても
よい。
【００１３】減量処理後，水洗し，必要により通常のア
ミノ変性ジメチルポリシロキサンによる柔軟剤処理を行
ってもよい。本発明は，以上の構成を有するものであ
る。
ミノ変性ジメチルポリシロキサンによる柔軟剤処理を行
ってもよい。本発明は，以上の構成を有するものであ
る。
【００１４】
【作 用】獣毛繊維製品に低温プラズマ処理を施すと，
スケールを損傷・脱落させることなく高い防縮性能が得
られるが，風合にガサつきが生じる。このガサつきは，
プラズマの作用を受けたスケールの表面の凹凸によるも
のと考えられる。このような状態の獣毛繊維製品に防縮
樹脂による防縮加工を行ってから蛋白分解酵素による減
量処理を行うと，最外層に位置していて防縮樹脂による
保護を受けにくいスケール部において，そのスケールの
表面が非常に滑らかに溶解して凹凸が消失するのでガサ
つきがなくなり，繊維も細くなり，繊維が動きやすくな
るため，風合が柔軟になるものと推測される。防縮性能
は，低温プラズマの作用による防縮性と防縮樹脂による
防縮性が相まって，３０回の洗濯に耐える防縮性を示す
ようになる。
スケールを損傷・脱落させることなく高い防縮性能が得
られるが，風合にガサつきが生じる。このガサつきは，
プラズマの作用を受けたスケールの表面の凹凸によるも
のと考えられる。このような状態の獣毛繊維製品に防縮
樹脂による防縮加工を行ってから蛋白分解酵素による減
量処理を行うと，最外層に位置していて防縮樹脂による
保護を受けにくいスケール部において，そのスケールの
表面が非常に滑らかに溶解して凹凸が消失するのでガサ
つきがなくなり，繊維も細くなり，繊維が動きやすくな
るため，風合が柔軟になるものと推測される。防縮性能
は，低温プラズマの作用による防縮性と防縮樹脂による
防縮性が相まって，３０回の洗濯に耐える防縮性を示す
ようになる。
【００１５】
【実施例】次に，本発明方法を実施例によってさらに具
体的に説明するが，実施例における布帛の性能の測定
は，下記の方法で行った。 （１）収縮率 ＪＩＳ Ｌ−０２１７（１０３法，吊干し） （２）柔軟性 ＪＩＳ Ｌ−１０９６（ハンドルオメーター法） （３）風 合 感応試験により，獣毛繊維に固有の芯のない反発性とド
レープ性を有する柔軟な風合の有無を次の３段階で評価
した。 ○：あ り △：弱 い ×：な し
体的に説明するが，実施例における布帛の性能の測定
は，下記の方法で行った。 （１）収縮率 ＪＩＳ Ｌ−０２１７（１０３法，吊干し） （２）柔軟性 ＪＩＳ Ｌ−１０９６（ハンドルオメーター法） （３）風 合 感応試験により，獣毛繊維に固有の芯のない反発性とド
レープ性を有する柔軟な風合の有無を次の３段階で評価
した。 ○：あ り △：弱 い ×：な し
【００１６】実施例１ 羊毛１００％ ２／４８使いのビエラ生地を使用し，こ
れに次の低温プラズマ処理条件１にて低温プラズマ処理
を行った。 〔低温プラズマ処理条件１〕 ガ ス 種 ： 酸 素 ガス流量 ： 0.２リツトル／分 真 空 度 ： 1.０Torr 高周波出力 ： 0.５kw 処理時間 ： １ 分
れに次の低温プラズマ処理条件１にて低温プラズマ処理
を行った。 〔低温プラズマ処理条件１〕 ガ ス 種 ： 酸 素 ガス流量 ： 0.２リツトル／分 真 空 度 ： 1.０Torr 高周波出力 ： 0.５kw 処理時間 ： １ 分
【００１７】次に，低温プラズマ処理された生地を下記
処方１の水溶液に浸漬して，絞り率７０％にてマングル
で絞液し，さらに，１１０℃で２分間乾燥した後，１５
０℃で1.５分の熱処理を行った。 〔処方１〕 エラストロンＢＡＰ ５０ｇ／リツトル （第一工業製薬株式会社製，ブロツク化ウレタン樹脂） 重炭酸ソーダ ３ｇ／リツトル （ｐＨ調整剤） ニツカシリコンＡＭ−３０００ ２０ｇ／リツトル （日華化学株式会社製，アミノ変性ジメチルポリシロキ
サン）
処方１の水溶液に浸漬して，絞り率７０％にてマングル
で絞液し，さらに，１１０℃で２分間乾燥した後，１５
０℃で1.５分の熱処理を行った。 〔処方１〕 エラストロンＢＡＰ ５０ｇ／リツトル （第一工業製薬株式会社製，ブロツク化ウレタン樹脂） 重炭酸ソーダ ３ｇ／リツトル （ｐＨ調整剤） ニツカシリコンＡＭ−３０００ ２０ｇ／リツトル （日華化学株式会社製，アミノ変性ジメチルポリシロキ
サン）
【００１８】続いて，下記処方２の処理液を用いて，浴
比１：３０，液温５０℃，時間３０分の条件で，液流染
色機にて酵素処理し，減量を行った。減量率は４％であ
った。 〔処方２〕 エンチロンＰＮ−１０Ｌ １５％owf （洛東化成株式会社製，プロテアーゼ） アクチノールＲ−１００ １ｇ／リツトル （松本油脂株式会社製，非イオン系界面活性剤）
比１：３０，液温５０℃，時間３０分の条件で，液流染
色機にて酵素処理し，減量を行った。減量率は４％であ
った。 〔処方２〕 エンチロンＰＮ−１０Ｌ １５％owf （洛東化成株式会社製，プロテアーゼ） アクチノールＲ−１００ １ｇ／リツトル （松本油脂株式会社製，非イオン系界面活性剤）
【００１９】以下，通常の方法で水洗，湯洗し，引き続
き，ニツカシリコンＡＭ−３０００（日華化学株式会社
製，アミノ変性ジメチルポリシロキサン）５％owf ，浴
比１：３０，温度４０℃，処理時間１０分にて処理し，
脱水後乾燥した。
き，ニツカシリコンＡＭ−３０００（日華化学株式会社
製，アミノ変性ジメチルポリシロキサン）５％owf ，浴
比１：３０，温度４０℃，処理時間１０分にて処理し，
脱水後乾燥した。
【００２０】本発明との比較のため，本実施例において
酵素処理のみを省くほかは，本実施例と全く同一の方法
により比較用の防縮加工布帛（比較例１）を得た。
酵素処理のみを省くほかは，本実施例と全く同一の方法
により比較用の防縮加工布帛（比較例１）を得た。
【００２１】本発明および比較用の防縮布帛の性能を測
定，評価し，その結果を合わせて表１に示した。
定，評価し，その結果を合わせて表１に示した。
【００２２】
【表１】
【００２３】表１より明らかなごとく，本発明方法によ
って得られた防縮加工布帛は，風合が柔らかく，獣毛繊
維本来の風合を保持しながら，耐久性のある防縮性能を
も有していた。
って得られた防縮加工布帛は，風合が柔らかく，獣毛繊
維本来の風合を保持しながら，耐久性のある防縮性能を
も有していた。
【００２４】
【発明の効果】本発明方法によれば，獣毛繊維に固有の
芯のない反発性とドレープ性を有する柔軟風合を保持し
ながら，洗濯機による水洗い洗濯３０洗に耐える優れた
防縮性能を獣毛繊維製品に付与することができる。
芯のない反発性とドレープ性を有する柔軟風合を保持し
ながら，洗濯機による水洗い洗濯３０洗に耐える優れた
防縮性能を獣毛繊維製品に付与することができる。
Claims (1)
- 【請求項１】 獣毛繊維製品に低温プラズマ処理を施し
た後，防縮樹脂による防縮加工を行い，しかる後に蛋白
分解酵素にて２〜１０重量％の減量処理を行うことを特
徴とする獣毛繊維製品の防縮加工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12269391A JP2905311B2 (ja) | 1991-04-24 | 1991-04-24 | 獣毛繊維製品の防縮加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12269391A JP2905311B2 (ja) | 1991-04-24 | 1991-04-24 | 獣毛繊維製品の防縮加工方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04327274A JPH04327274A (ja) | 1992-11-16 |
| JP2905311B2 true JP2905311B2 (ja) | 1999-06-14 |
Family
ID=14842282
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12269391A Expired - Fee Related JP2905311B2 (ja) | 1991-04-24 | 1991-04-24 | 獣毛繊維製品の防縮加工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2905311B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0799344A1 (en) * | 1994-12-21 | 1997-10-08 | Novo Nordisk A/S | A method for enzymatic treatment of wool |
| DE19953969A1 (de) * | 1999-11-10 | 2001-05-17 | Bayer Ag | Filzfrei ausgerüstete Wolle und Verfahren zur Filzfreiausrüstung |
| US7985569B2 (en) | 2003-11-19 | 2011-07-26 | Danisco Us Inc. | Cellulomonas 69B4 serine protease variants |
| CN1906303B (zh) | 2003-11-19 | 2013-06-05 | 金克克国际有限公司 | 丝氨酸蛋白酶、编码丝氨酸酶的核酸以及包含它们的载体和宿主细胞 |
| US7618801B2 (en) | 2007-10-30 | 2009-11-17 | Danison US Inc. | Streptomyces protease |
| PL2488690T3 (pl) | 2009-10-16 | 2015-02-27 | Tonak A S | Sposób polepszenia właściwości filcowania włókien zwierząt poprzez obróbkę plazmową |
| CN104727136B (zh) * | 2015-03-11 | 2017-04-05 | 嘉兴学院 | 提高动物纤维或其织物抗缩绒性和抗起毛起球性能的方法 |
| CN108517606A (zh) * | 2018-03-26 | 2018-09-11 | 江苏丹毛纺织股份有限公司 | 一种舒绒保暖全羊毛针织面料 |
| KR102146817B1 (ko) * | 2019-05-09 | 2020-08-28 | 정환 | 스트레치성 울 원단 제조방법 및 그에 의해 제조된 스트레치성 울 원단 |
-
1991
- 1991-04-24 JP JP12269391A patent/JP2905311B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04327274A (ja) | 1992-11-16 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0154471B2 (ja) | ||
| PL184544B1 (pl) | Sposób obróbki materiałów z wełny włókien wełnianych lub sierści | |
| JP2905311B2 (ja) | 獣毛繊維製品の防縮加工方法 | |
| JP2749203B2 (ja) | セルラーゼを用いたセルロース布帛の処理方法 | |
| EP0358386A2 (en) | Method for the treatment of wool | |
| JPH08188969A (ja) | 獣毛系繊維布帛の加工方法 | |
| JP2501545B2 (ja) | セルロ―ス系繊維布帛の風合改良方法 | |
| JP3050892B2 (ja) | 獣毛繊維製品の防縮撥水加工方 | |
| JP2645246B2 (ja) | 獣毛繊維製品の防縮加工方法 | |
| JP2859980B2 (ja) | 獣毛繊維布帛の加工方法 | |
| JPS5860060A (ja) | 木綿を含む布帛の精練方法 | |
| JPH08127962A (ja) | セルロース系繊維布帛の加工方法 | |
| JPH05247852A (ja) | セルロース系繊維織物の薄起毛調仕上加工方法 | |
| JP3494418B2 (ja) | セルロース系繊維含有布帛の加工方法 | |
| JPH11172580A (ja) | 獣毛繊維処理剤、処理浴および処理方法 | |
| JPH10280273A (ja) | 獣毛系繊維布帛の立体柄加工方法 | |
| JP2001003274A (ja) | 防縮性及び耐黄変性を備えた獣毛繊維構造物及びその製造方法 | |
| JPH10195762A (ja) | 獣毛繊維からなる縫製品の製造方法 | |
| JPH08144177A (ja) | 改質されたラクダ毛繊維およびこれから得られる織物お よび編み物 | |
| JP3658380B2 (ja) | セルロース繊維製品の改質方法、セルロース繊維製品及び繊維加工製品 | |
| JPH0657641A (ja) | 繊維製品の浸漬撥水加工方法および繊維製品 | |
| JPH04163381A (ja) | 羊毛布帛の捺染方法 | |
| JPS63303177A (ja) | 羊毛繊維の加工方法 | |
| JPS58115187A (ja) | ポリエステル繊維品の染色堅牢度向上方法 | |
| JPS6036512B2 (ja) | 撥水加工方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |