JP2905186B1 - リアクトル - Google Patents

リアクトル

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JP2905186B1
JP2905186B1 JP10018238A JP1823898A JP2905186B1 JP 2905186 B1 JP2905186 B1 JP 2905186B1 JP 10018238 A JP10018238 A JP 10018238A JP 1823898 A JP1823898 A JP 1823898A JP 2905186 B1 JP2905186 B1 JP 2905186B1
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recesses
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正利 蓮
敏 松尾
健一 鳥越
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Tamura Corp
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Tamura Corp
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Abstract

【要約】 【課題】 スペーサを介し4つの積層ブロックを容易に
位置決めすることができ、このスペーサはギャップ材お
よび絶縁材としても機能するとともに接着剤溜め部を有
するため、ギャップ材の挿入作業が削減でき、かつ接着
性が良く、絶縁物挿入作業も削減でき、組立性が良好な
リアクトルを提供する。 【解決手段】 絶縁性の樹脂の成形品からなる一対のス
ペーサ1の各外端面には枠aによって凹所1aが形成さ
れ、この凹所1aに外側に位置する積層コア2の内端面
側2aを嵌め込み、かつ各スペーサ1の内端面両側に枠
aによって凹所1bが形成され、これらの凹所1bにそ
れぞれ側辺をなす各積層コア3の端部3aを嵌め込み各
積層コア2,3をスペーサ1を介し位置決め固定して一
体化する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、いわゆるインバ
ータ回路やアクティブフィルタ回路などに用いられるリ
アクトルに関する。
【0002】
【従来の技術】リアクトルとしては、従来、図4および
図5に示すように、4個のI形の積層コア2,3をロ字
状に組み合わせ、かつギャップを設けて組み立てるもの
がある。なお、図中6は側辺をなす積層コア3の外周に
設けられた紙ボビン、4はその外周に巻回されたコイ
ル、7はギャップ材である。
【0003】すなわち、組み立てにあたっては、図4,
図5に示すように、コイル4の内側に入る2個の積層コ
ア3の外周に巻き付けた紙ボビン6の両端6aを出し、
そこにギャップ材7を介しギャップを設けつつ残りの2
個の積層コア2を引っ掛けるようにして仮止めし、金具
や接着剤で固定するなどして構成していた。
【0004】また、図6に示すように、外側の積層コア
2とコイル4との間に絶縁物8を入れコイル、コア間の
沿面距離を確保していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、紙ボビ
ン6による組み立てをする場合、4つの積層ブロックの
位置決めが紙ボビン6では難しく、積層コア2,3相互
がズレて固定されると所望のインダクタンスが得られ
ず、製品毎にインダクタンスのバラツキが起こる、とい
う課題があった。
【0006】また、リアクトルは、騒音低減のために積
層コア2,3とギャップ材7とを接着剤を用いて接着す
ることが多いが、この構造の場合、接着剤のハミ出しな
どで作業性が悪く、接着効果にもムラが出てしまう、と
いう課題があった。
【0007】また、ギャップ材7や絶縁物8を2カ所に
挿入しながら組み立てを行わなければならず、組み立て
が非常に煩雑であり、かつ量産性に適さない、という課
題があった。
【0008】この発明は上記のことに鑑み提案されたも
ので、その目的とするところは、スペーサを介し4つの
積層ブロックを容易に位置決めすることができ、このス
ペーサはギャップ材および絶縁材としても機能するとと
もに接着剤溜め部を有するため、ギャップ材の挿入作業
が削減でき、かつ接着性が良く、絶縁物挿入作業も削減
でき、組立性が良好なリアクトルを提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、積層コアを
ロ字状に配置し、各外側の積層コア(2)に対し直交し
て配置された側辺をなす各積層コア(3)にコイル
(4)を巻回してなるリアクトルにおいて、絶縁性の樹
脂の成形品からなり、かつ互いに離間して対向配置され
一対のスペーサ(1)の外端面には凹所(1a)が
れぞれ形成され、この凹所(1a)に外側に位置する積
層コア(2)の内端面側(2a)をそれぞれ嵌め込み、
かつ各スペーサ(1)の互いに対向する内端面両側にも
凹所(1b)がそれぞれ形成され、これらの凹所(1
b)にそれぞれ側辺をなし、かつコイル(4)を有する
各積層コア(3)の各端部(3a)を嵌め込み組立てる
ことにより上記目的を達成している。また、上記スペー
サ(1)の外端面および内端面にそれぞれ形成された凹
所(1a),(1b)間にはギャップ材兼絶縁物として
機能するギャップ部(1c)が形成されていることを特
徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明に用いられるスペー
サの平面図、図2は本発明の要部の分解斜視図である。
【0011】これらの図中、1は絶縁性の樹脂の成形品
からなるスペーサであり、いわゆるやや細長い短冊状を
なしている。この長さ寸法Lは、この外側に配置される
積層コア2の長さ寸法Lとほぼ対応し、また、ロ字状に
なるよう前記積層コア2と直交して配置される一対の積
層コア3を所定の間隔に位置決めして組み立てることが
できる形状になっている。
【0012】すなわち、このスペーサ1は一対用意さ
れ、各スペーサ1の外端面には外側に配置されるI形を
なす積層コア2の内端面側2aを収納可能な横長の長方
形状の凹所1aが形成されている。また、スペーサ1の
内端面両側部には前記積層コア2に対し直交して配置さ
れ、側辺をなす積層コア3の端部3aを収納可能なほぼ
矩形状の凹所1bがそれぞれ形成され、これら両面計3
箇所に形成された凹所1a,1bによって各積層コア
2,3が所定位置に位置決め固定して組み込むことがで
きるようになっている。なお、各凹所1a,1bは、突
出した角筒状をなす枠aによって区画形成され、接着剤
の溜め部としても機能する。
【0013】また、詳しくは図1に示すように、スペー
サ1の外端面と内端面との間、換言すると枠aによって
区画形成された各凹所(1a),(1b)間にはギャッ
プ材兼絶縁物として機能する所定の肉厚のギャップ部1
cが形成されている。
【0014】しかして、それぞれ外側に位置する積層コ
ア2の内端部側2aを各スペーサ1の外側に形成された
凹所1aにそれぞれ嵌め込むとともに、内側両端に形成
された凹所1bに積層コア3の端部をそれぞれ嵌め込む
ようになっている。なお、凹所1a,1b内には必要に
応じ接着剤が塗布される。この場合、凹所1a,1bの
外周には角筒状の枠aがあるため、接着剤が外部にハミ
出すことを極力防止し得る。
【0015】なお、図2では特に図示していないが、組
み立てにあたっては、巻回されたコイル4(図3参照)
の中に積層コア3を入れた後、スペーサ1を介し積層コ
ア3と積層コア2とを組み合わせる。
【0016】そして、この組立体に、図3に示すよう
に、適宜構成の取付金具5を周知のようにして組み込め
ば良い。
【0017】この取付金具5は、周知のように、一般に
鉄板を所定形状に打ち抜いて折曲加工してなり、取付穴
5aを有する取付部5bを有し、かつ床板上に上記リア
クトル本体の組立体を位置せしめ、各側板5cに適宜形
成された各折曲部5dなどによって組立体を締付け固定
するように構成されている。
【0018】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、各スペ
ーサ1の凹所1a,1b内にそれぞれ積層コア2,3を
嵌め込むことにより、各積層コア2,3の位置ズレを防
止できるため、インダクタンスのバラツキを抑えること
ができ、品質が安定し、かつ組み立て性も良い。
【0019】また、スペーサ1はギャップ一体形なの
で、従来のようにギャップ材を用意したり、挿入したり
する必要がなく、かつ枠状の凹所1a,1b内に接着剤
を用いた場合にはそれを溜めて各部を一体化できるた
め、接着性も良く、接着剤も外部にハミ出すのを極力防
止し得、外観を損なうこともない。
【0020】さらに、従来のようにいちいち絶縁物を挿
入しなくとも、スペーサ1は絶縁物としても機能するた
め、外側の積層コア2とコイル4との沿面距離も確保し
得る、といった効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いられるスペーサの平面図。
【図2】本発明の要部の分解斜視図。
【図3】本発明の組立状態の平面図。
【図4】従来例の斜視図。
【図5】従来例の部分分解斜視図。
【図6】従来例のリアクトル本体の正面図を示す。
【符号の説明】
a 枠 1 スペーサ 1a 凹所 1b 凹所 1c ギャップ部 2 積層コア 2a 内端面側 3 積層コア 3a 端面 4 コイル 5 取付金具

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】積層コアをロ字状に配置し、各外側の積層
    コア(2)に対し直交して配置された側辺をなす各積層
    コア(3)にコイル(4)を巻回してなるリアクトルに
    おいて、 絶縁性の樹脂の成形品からなり、かつ互いに離間して対
    向配置される一対のスペーサ(1)の外端面には凹所
    (1a)がそれぞれ形成され、この凹所(1a)に外側
    に位置する積層コア(2)の内端面側(2a)をそれぞ
    嵌め込み、かつ各スペーサ(1)の互いに対向する
    端面両側に凹所(1b)がそれぞれ形成され、これら
    の凹所(1b)にそれぞれ側辺をなし、かつコイル
    (4)を有する各積層コア(3)の各端部(3a)を嵌
    め込み組立てることを特徴としたリアクトル。
  2. 【請求項2】スペーサ(1)の外端面および内端面にそ
    れぞれ形成された凹所(1a),(1b)間にはギャッ
    プ材兼絶縁物として機能するギャップ部(1c)が形成
    された請求項1記載のリアクトル。
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