JP2903658B2 - 弗素樹脂被覆物 - Google Patents
弗素樹脂被覆物Info
- Publication number
- JP2903658B2 JP2903658B2 JP2177114A JP17711490A JP2903658B2 JP 2903658 B2 JP2903658 B2 JP 2903658B2 JP 2177114 A JP2177114 A JP 2177114A JP 17711490 A JP17711490 A JP 17711490A JP 2903658 B2 JP2903658 B2 JP 2903658B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aluminum
- fluororesin
- coating
- coated
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47J—KITCHEN EQUIPMENT; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; APPARATUS FOR MAKING BEVERAGES
- A47J36/00—Parts, details or accessories of cooking-vessels
- A47J36/02—Selection of specific materials, e.g. heavy bottoms with copper inlay or with insulating inlay
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05D—PROCESSES FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05D5/00—Processes for applying liquids or other fluent materials to surfaces to obtain special surface effects, finishes or structures
- B05D5/08—Processes for applying liquids or other fluent materials to surfaces to obtain special surface effects, finishes or structures to obtain an anti-friction or anti-adhesive surface
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05D—PROCESSES FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05D7/00—Processes, other than flocking, specially adapted for applying liquids or other fluent materials to particular surfaces or for applying particular liquids or other fluent materials
- B05D7/14—Processes, other than flocking, specially adapted for applying liquids or other fluent materials to particular surfaces or for applying particular liquids or other fluent materials to metal, e.g. car bodies
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D127/00—Coating compositions based on homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Coating compositions based on derivatives of such polymers
- C09D127/02—Coating compositions based on homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Coating compositions based on derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
- C09D127/12—Coating compositions based on homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Coating compositions based on derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment containing fluorine atoms
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L79/00—Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing nitrogen with or without oxygen or carbon only, not provided for in groups C08L61/00 - C08L77/00
- C08L79/04—Polycondensates having nitrogen-containing heterocyclic rings in the main chain; Polyhydrazides; Polyamide acids or similar polyimide precursors
- C08L79/08—Polyimides; Polyester-imides; Polyamide-imides; Polyamide acids or similar polyimide precursors
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L81/00—Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing sulfur with or without nitrogen, oxygen or carbon only; Compositions of polysulfones; Compositions of derivatives of such polymers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Food Science & Technology (AREA)
- Cookers (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、例えばジャー炊飯器、保温ジャー、炊飯
器、餅つき器等の内釜等用弗素樹脂被覆物に関するもの
であり、その中でもアルミニウムまたはアルミニウム合
金とステンレスのクラッド材を用いた電磁誘導加熱式調
理器の内釜等用に好適な弗素樹脂被覆物に関するもので
ある。
器、餅つき器等の内釜等用弗素樹脂被覆物に関するもの
であり、その中でもアルミニウムまたはアルミニウム合
金とステンレスのクラッド材を用いた電磁誘導加熱式調
理器の内釜等用に好適な弗素樹脂被覆物に関するもので
ある。
「従来の技術」 この種飯器内釜等分野の従来技術としては主に次の技
術がある。
術がある。
アルミニウムまたはアルミニウム合金とステンレス
のクラッド材のアルミニウムまたはアルミニウム合金の
表面をエッチングした後、これにピュアーな四弗化エチ
レン樹脂ディスパージョンを塗布し、乾燥し、焼付けし
さらにプレス成形によって飯器内釜等を得る技術。
のクラッド材のアルミニウムまたはアルミニウム合金の
表面をエッチングした後、これにピュアーな四弗化エチ
レン樹脂ディスパージョンを塗布し、乾燥し、焼付けし
さらにプレス成形によって飯器内釜等を得る技術。
アルミニウムまたはアルミニウム合金とステンレス
のクラッド材のアルミニウムまたはアルミニウム合金が
内側にある様プレス成形し、アルミニウム面をブラステ
ィングした後、これにプライマーを塗布しさらに顔料、
マイカ等充填剤を含む四弗化エチレン樹脂をスプレー塗
布し、焼付けることによって飯器内釜等を得る技術。
のクラッド材のアルミニウムまたはアルミニウム合金が
内側にある様プレス成形し、アルミニウム面をブラステ
ィングした後、これにプライマーを塗布しさらに顔料、
マイカ等充填剤を含む四弗化エチレン樹脂をスプレー塗
布し、焼付けることによって飯器内釜等を得る技術。
その他ポリアリレンサルファイド樹脂、ポリアミドイ
ミド樹脂および/またはポリイミド樹脂、ならびに弗素
樹脂の少なくとも3成分を液体媒体中に分散させた弗素
樹脂被覆用組成物を金属基材に塗布し、乾燥後340〜400
℃の温度で焼成することにより接着塗膜を得る技術(特
公昭60−21193号)。
ミド樹脂および/またはポリイミド樹脂、ならびに弗素
樹脂の少なくとも3成分を液体媒体中に分散させた弗素
樹脂被覆用組成物を金属基材に塗布し、乾燥後340〜400
℃の温度で焼成することにより接着塗膜を得る技術(特
公昭60−21193号)。
「発明が解決しようとする課題」 しかしながら、上記の様な従来の技術では以下の様な
問題点がある。
問題点がある。
エッチング性の悪いアルミニウム材では、塗布した
樹脂の密着力が極めて低下する。このためアルミニウム
の調質度の制御、合金添加元素の調整等により均一なエ
ッチング面を得るためにはその表面状態を高度に制御す
る必要があり、このためコストアップとなったりまた限
られた成分のものしか使えないという問題があった。特
に電磁加熱式炊飯ジャーについてはアルミニウムと磁性
ステンレスとのクラッド材が使われ、この場合には特に
アルミニウム表面のエッチング性がクラッド工程によっ
て悪くなり、これをそのまま従来の技術でエッチングす
ると密着力が不十分であり、その結果耐食性等実用上問
題がある。
樹脂の密着力が極めて低下する。このためアルミニウム
の調質度の制御、合金添加元素の調整等により均一なエ
ッチング面を得るためにはその表面状態を高度に制御す
る必要があり、このためコストアップとなったりまた限
られた成分のものしか使えないという問題があった。特
に電磁加熱式炊飯ジャーについてはアルミニウムと磁性
ステンレスとのクラッド材が使われ、この場合には特に
アルミニウム表面のエッチング性がクラッド工程によっ
て悪くなり、これをそのまま従来の技術でエッチングす
ると密着力が不十分であり、その結果耐食性等実用上問
題がある。
ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、あるいはエ
チレン−テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)は柔
らかい樹脂でかつ透明ないし半透明なものであるため飯
器等使用中の蒸気等の浸透によるアルミニウムの変色が
目立つ。
チレン−テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)は柔
らかい樹脂でかつ透明ないし半透明なものであるため飯
器等使用中の蒸気等の浸透によるアルミニウムの変色が
目立つ。
プレス品にスプレーコートする場合、塗布むらが発
生し易く、その部分にピンホールが発生し耐食性に重大
な欠陥を及ぼす。
生し易く、その部分にピンホールが発生し耐食性に重大
な欠陥を及ぼす。
なお前記特公昭60−21193号は強固な接着塗膜を得る
ことを目的としているが、塗膜の伸びに問題がある。
ことを目的としているが、塗膜の伸びに問題がある。
上記に鑑み、本発明はこの様な問題点を解決するため
開発されたものである。
開発されたものである。
「課題を解決するための手段」 即ち本発明は、アルミニウムまたはアルミニウム合金
とステンレスをクラッディングした板のアルミニウムま
たはアルミニウム合金の面をエッチングし、これに充填
剤としてポリアミドイミド(PAI)、ポリイミド(P
I)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、またはポリ
エーテルサルホン(PES)、あるいはこれらの混合物か
らなる耐熱性高分子を用い、これが弗素樹脂に対して0.
5重量%以上10重量%以下含む弗素樹脂を被覆したこと
を特徴とする弗素樹脂被覆物である。
とステンレスをクラッディングした板のアルミニウムま
たはアルミニウム合金の面をエッチングし、これに充填
剤としてポリアミドイミド(PAI)、ポリイミド(P
I)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、またはポリ
エーテルサルホン(PES)、あるいはこれらの混合物か
らなる耐熱性高分子を用い、これが弗素樹脂に対して0.
5重量%以上10重量%以下含む弗素樹脂を被覆したこと
を特徴とする弗素樹脂被覆物である。
なお上記本発明の実施の態様として少なくとも下記が
含まれる。
含まれる。
イ)さらに第2層として下地を充分に隠蔽できるだけの
顔料、マイカ等の充填剤を含む弗素樹脂を被覆した上記
本発明の弗素樹脂被覆物。
顔料、マイカ等の充填剤を含む弗素樹脂を被覆した上記
本発明の弗素樹脂被覆物。
ロ)被覆した膜の伸びが200%以上である上記本発明の
又は上記イ)記載の弗素樹脂被覆物。
又は上記イ)記載の弗素樹脂被覆物。
以下に詳細に本発明を説明する。
前記課題を解決するために本発明者らは、鋭意検討し
た結果本発明を完成した。
た結果本発明を完成した。
つまり本発明の特徴は、アルミニウム(アルミニウム
合金を含む)表面に充填剤として有機の耐熱ポリマーを
含む弗素樹脂層を設けたことである。
合金を含む)表面に充填剤として有機の耐熱ポリマーを
含む弗素樹脂層を設けたことである。
これにより樹脂の耐摩耗性を向上させ、アルミニウム
の変色という外観問題を解決し、さらにエッチング性の
悪いアルミニウム基材に対する密着性を向上させた。
の変色という外観問題を解決し、さらにエッチング性の
悪いアルミニウム基材に対する密着性を向上させた。
「作用」 まず充填剤としてはポリアミドイミド(PAI)、又は
ポリイミド(PI)又はポリフェニレンサルファイド(PP
S)又はポリエーテルサルホン(PES)、あるいはこれら
の混合物からなる耐熱性高分子を用いる。
ポリイミド(PI)又はポリフェニレンサルファイド(PP
S)又はポリエーテルサルホン(PES)、あるいはこれら
の混合物からなる耐熱性高分子を用いる。
この充填剤を弗素樹脂に混合する事によりエッチング
性の悪い材料でも密着力が向上する。
性の悪い材料でも密着力が向上する。
この充填量としては弗素樹脂に対し0.5重量%以上10
重量%以下が好ましい。0.5重量%未満だと密着力が充
分向上せず従って耐食性も向上しない。また、この充填
剤を0.5重量%以上10重量%以下充填した場合、密着力
はかなり向上し、エッチング性の悪い材料でも充分な密
着性が得られる。
重量%以下が好ましい。0.5重量%未満だと密着力が充
分向上せず従って耐食性も向上しない。また、この充填
剤を0.5重量%以上10重量%以下充填した場合、密着力
はかなり向上し、エッチング性の悪い材料でも充分な密
着性が得られる。
さて本発明の飯器等は通常平板の状態でコーティング
し、その後プレス成形によって飯器内釜等を得るもので
あるため、平板にコーティングした後の塗膜の伸びは20
0%以上が好ましい。
し、その後プレス成形によって飯器内釜等を得るもので
あるため、平板にコーティングした後の塗膜の伸びは20
0%以上が好ましい。
充填剤を弗素樹脂に対し10重量%を超えて混合する
と、密着性はさらに向上するものの塗膜の伸びは不充分
であり、プレス成形により塗膜の局部的な破断が発生し
耐食性等が低下する。
と、密着性はさらに向上するものの塗膜の伸びは不充分
であり、プレス成形により塗膜の局部的な破断が発生し
耐食性等が低下する。
またこの充填剤を弗素樹脂に混合することにより実炊
飯時等に発生するアルミニウムの変色が目立ちにくくな
る。しかし塗膜の隠蔽性は完全でなく、エッチング性の
悪い材料ではエッチング性の良い材料に比べよりはっき
りした外観上のすじ、蒸気による色むらが発生し易く、
この充填剤を混合した塗膜では充分隠蔽できない。従っ
てさらに好ましくは、第2層としてアルミニウムの変色
を完全に隠蔽できるだけの、マイカ、カーボン、酸化チ
タン、酸化鉄等の無機顔料を含む樹脂層を設けることが
良い。これによりさらに耐食性も向上する。
飯時等に発生するアルミニウムの変色が目立ちにくくな
る。しかし塗膜の隠蔽性は完全でなく、エッチング性の
悪い材料ではエッチング性の良い材料に比べよりはっき
りした外観上のすじ、蒸気による色むらが発生し易く、
この充填剤を混合した塗膜では充分隠蔽できない。従っ
てさらに好ましくは、第2層としてアルミニウムの変色
を完全に隠蔽できるだけの、マイカ、カーボン、酸化チ
タン、酸化鉄等の無機顔料を含む樹脂層を設けることが
良い。これによりさらに耐食性も向上する。
また、この耐熱性高分子の中ではPAIが密着性、耐食
性の点で最も好ましい。
性の点で最も好ましい。
「実施例」 以下に本発明の実施例を述べる。
実施例1: 素材としてアルミニウムとステンレスをクラッディン
グした板厚2.0mmのものを用いた。これは(株)神戸製
鋼所製でアルミニウム合金(ASB材)(1)、アルミニ
ウム(2)、ステンレス(3)が第1図の様に3層にク
ラッディングされている。(t1=0.75mm,t2=0.75mm,t3
=0.5mm)。
グした板厚2.0mmのものを用いた。これは(株)神戸製
鋼所製でアルミニウム合金(ASB材)(1)、アルミニ
ウム(2)、ステンレス(3)が第1図の様に3層にク
ラッディングされている。(t1=0.75mm,t2=0.75mm,t3
=0.5mm)。
まずこのアルミニウム面を陽極として塩化アンモニウ
ム水溶液中25クーロン/cm2の電気量で電気化学的エッチ
ング処理を行い表面に微細な凹凸を形成させた。
ム水溶液中25クーロン/cm2の電気量で電気化学的エッチ
ング処理を行い表面に微細な凹凸を形成させた。
この面に第1表の実施例に示す樹脂配合のものをスピ
ンコートによりコーティングし、水分を乾燥したあと40
0℃で10分焼き付けた。
ンコートによりコーティングし、水分を乾燥したあと40
0℃で10分焼き付けた。
このものの樹脂厚は20μとなる様にコーティングし
た。この様にして得られたコーティング板をプレス成形
によって加工し本発明の飯器を得た。一方比較例は、上
記方法と同様のエッチング板に第1表の比較例に示す樹
脂配合のもの(PTFEディスパージョンのみも含む)を20
μコーティングし、同様の方法にて焼付プレス加工を実
施した。こうして得られた飯器の評価方法としては次の
項目を実施した。
た。この様にして得られたコーティング板をプレス成形
によって加工し本発明の飯器を得た。一方比較例は、上
記方法と同様のエッチング板に第1表の比較例に示す樹
脂配合のもの(PTFEディスパージョンのみも含む)を20
μコーティングし、同様の方法にて焼付プレス加工を実
施した。こうして得られた飯器の評価方法としては次の
項目を実施した。
密着性 コーティング面にナイフで下地に達する碁盤目(1mm
間隔の100ます)を入れ、この面にセロテープを押し付
け、ただちにひき剥がす。これを40回繰り返し100ます
の樹脂のうち残っている個数を数える。
間隔の100ます)を入れ、この面にセロテープを押し付
け、ただちにひき剥がす。これを40回繰り返し100ます
の樹脂のうち残っている個数を数える。
実用時の変色 市販の炊飯ジャーを用い炊飯を300回繰り返し変色発
生の有無を調査する。
生の有無を調査する。
耐食性 ハウスおでんの素25gを水1に溶かしたおでんの素
液を作り、これを釜に8部程度入れ、途中で適宜液を補
充しながら8H煮沸しその後16H保温する。このサイクル
を繰り返し塗膜面に直径1mm以上のふくれが発生するま
での時間を測定する。
液を作り、これを釜に8部程度入れ、途中で適宜液を補
充しながら8H煮沸しその後16H保温する。このサイクル
を繰り返し塗膜面に直径1mm以上のふくれが発生するま
での時間を測定する。
膜伸び 釜の側面部試片を8%HCl溶液中に入れ、アルミニウ
ム、ステンレスを溶解し塗膜のみを回収する。これを幅
10mmに切り、第2図の様に長さ30mmのチャックに両端を
はさむ。
ム、ステンレスを溶解し塗膜のみを回収する。これを幅
10mmに切り、第2図の様に長さ30mmのチャックに両端を
はさむ。
このチャックの片端を固定し、もう片側の端を100mm/
minで引っ張り膜が破断した時の膜の伸びを測定する。
minで引っ張り膜が破断した時の膜の伸びを測定する。
なお第2図中、(5)はチャック(上へ移動、矢
印)、(6)はチャック(固定)、(7)は塗膜、L=
30mmである。
印)、(6)はチャック(固定)、(7)は塗膜、L=
30mmである。
ピンホール試験 ろ紙にアルミノン液をしみこませ、これを釜のコーテ
ィング面に貼りつけ、上からアルミニウム箔で押さえ付
ける。アルミニウム箔を−電極、釜を+電極として15V
の電圧を加える。塗膜にピンホールが有り、通電した部
分は、ろ紙に赤点が残る。
ィング面に貼りつけ、上からアルミニウム箔で押さえ付
ける。アルミニウム箔を−電極、釜を+電極として15V
の電圧を加える。塗膜にピンホールが有り、通電した部
分は、ろ紙に赤点が残る。
第1表の実施例、比較例でわかる様に、実施例では比
較例に比べて密着性と膜伸びがともにすぐれ、その結果
ピンホールも無く、耐食性もすぐれたものになってい
る。
較例に比べて密着性と膜伸びがともにすぐれ、その結果
ピンホールも無く、耐食性もすぐれたものになってい
る。
実施例2: 実施例1と同様にクラッド板をエッチングし、この面
に第2表の実施例で示す樹脂配合のものを第1層目とし
てスピンコートによりコーティングし、水分を乾燥させ
る。このものの膜厚は20μとなる様にコーティングし
た。さらに第2層目として表に示す樹脂配合のものをコ
ーティングし水分を乾燥した後400℃で10分焼き付け
た。このものの樹脂厚は第1層、第2層合わせて約40μ
となる様にコーティングした。これらを実施例1と同様
に評価した。
に第2表の実施例で示す樹脂配合のものを第1層目とし
てスピンコートによりコーティングし、水分を乾燥させ
る。このものの膜厚は20μとなる様にコーティングし
た。さらに第2層目として表に示す樹脂配合のものをコ
ーティングし水分を乾燥した後400℃で10分焼き付け
た。このものの樹脂厚は第1層、第2層合わせて約40μ
となる様にコーティングした。これらを実施例1と同様
に評価した。
第2表の様に第2層として下地を充分隠蔽できるだけ
の顔料、マイカを含む弗素樹脂をコーティングすること
により、密着性、膜伸びの特性を劣化させることなく、
実炊飯時の蒸気による色むらやエッチング後のすじを完
全に目立た なくする。さらに耐食性も飛躍的に向上する。
の顔料、マイカを含む弗素樹脂をコーティングすること
により、密着性、膜伸びの特性を劣化させることなく、
実炊飯時の蒸気による色むらやエッチング後のすじを完
全に目立た なくする。さらに耐食性も飛躍的に向上する。
実施例3: 実施例2と同様の方法で、PAI以外の耐熱性高分子を
用いて第1層および第2層をコーティングした。この結
果を第3表〜第5表に示す。
用いて第1層および第2層をコーティングした。この結
果を第3表〜第5表に示す。
「発明の効果」 以上の様に、本発明によれば密着性、耐食性に優れた
例えばジャー炊飯器等飯器内釜等用の弗素樹脂被覆物が
得られる。
例えばジャー炊飯器等飯器内釜等用の弗素樹脂被覆物が
得られる。
第1図は本発明に於ける実施例の板素材を説明する断面
図、第2図は本発明に於ける実施例の膜伸びの評価方法
を説明する図を夫々例示している。 (1)……アルミニウム合金、(2)……アルミニウ
ム、 (3)……ステンレス、(5)……チャック(移動)、 (6)……チャック(固定)、(7)……塗膜
図、第2図は本発明に於ける実施例の膜伸びの評価方法
を説明する図を夫々例示している。 (1)……アルミニウム合金、(2)……アルミニウ
ム、 (3)……ステンレス、(5)……チャック(移動)、 (6)……チャック(固定)、(7)……塗膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B32B 15/08 A47J 36/02
Claims (1)
- 【請求項1】アルミニウムまたはアルミニウム合金とス
テンレスをクラッディングした板のアルミニウムまたは
アルミニウム合金の面をエッチングし、これに充填剤と
してポリアミドイミド(PAI)、ポリイミド(PI)、ポ
リフェニレンサルファイド(PPS)またはポリエーテル
サルホン(PES)、あるいはこれらの混合物からなる耐
熱性高分子を用い、これが弗素樹脂に対して0.5重量%
以上10重量%以下含む弗素樹脂を被覆したことを特徴と
する弗素樹脂被覆物。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/JP1990/000923 WO1991001106A1 (en) | 1989-07-19 | 1990-07-18 | Fluororesin-coated article |
KR1019910700296A KR0147839B1 (ko) | 1989-07-19 | 1990-07-18 | 불소 수지 피복물 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1-186667 | 1989-07-19 | ||
JP18666789 | 1989-07-19 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03150151A JPH03150151A (ja) | 1991-06-26 |
JP2903658B2 true JP2903658B2 (ja) | 1999-06-07 |
Family
ID=16192558
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2177114A Expired - Fee Related JP2903658B2 (ja) | 1989-07-19 | 1990-07-03 | 弗素樹脂被覆物 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2903658B2 (ja) |
KR (1) | KR0147839B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20170014941A1 (en) * | 2014-04-01 | 2017-01-19 | Toyo Kohan Co., Ltd. | Method for producing metal laminate material |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07118378B2 (ja) * | 1989-07-25 | 1995-12-18 | 松下電器産業株式会社 | 電磁誘導加熱鍋 |
KR20010046935A (ko) * | 1999-11-16 | 2001-06-15 | 김충섭 | 내부식성이 우수한 불소수지 코팅용 하도 조성물 |
JP5396662B2 (ja) * | 2009-02-02 | 2014-01-22 | コロナ工業株式会社 | クラッド材と合成樹脂部品の複合品及びその製造方法 |
-
1990
- 1990-07-03 JP JP2177114A patent/JP2903658B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1990-07-18 KR KR1019910700296A patent/KR0147839B1/ko not_active IP Right Cessation
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20170014941A1 (en) * | 2014-04-01 | 2017-01-19 | Toyo Kohan Co., Ltd. | Method for producing metal laminate material |
US10259073B2 (en) * | 2014-04-01 | 2019-04-16 | Toyo Kohan Co., Ltd. | Method for producing metal laminate material |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR0147839B1 (ko) | 1998-08-01 |
JPH03150151A (ja) | 1991-06-26 |
KR920700575A (ko) | 1992-08-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4252859A (en) | Fluoropolymer blend coating compositions containing copolymers of perfluorinated polyvinyl ether | |
EP0022257B1 (en) | Stain-resistant coated cookware | |
JP2942389B2 (ja) | 弗素樹脂被覆物 | |
KR970001795B1 (ko) | 불소수지피복물 및 그 제조방법 | |
JPH07506514A (ja) | 料理器具コーティングシステム | |
JPS59199774A (ja) | 下塗り剤組成物 | |
JP5601013B2 (ja) | フッ素樹脂被覆材、及びその製造方法 | |
TW527230B (en) | Fluorine-resin coating and the preparation thereof | |
EP0525660A1 (en) | Modified polytetrafluoroethylene coating composition and use thereof | |
JP2903658B2 (ja) | 弗素樹脂被覆物 | |
JP2861172B2 (ja) | 弗素樹脂被覆法 | |
JP3367508B2 (ja) | フッ素樹脂被覆物及びその製造方法 | |
WO1991001106A1 (en) | Fluororesin-coated article | |
JPH07233345A (ja) | フッ素樹脂塗料組成物、フッ素樹脂被覆板の製造方法およびフッ素樹脂被覆加工体の製造方法 | |
JPS63168448A (ja) | ポリテトラフルオロエチレン被覆用組成物 | |
JP2893735B2 (ja) | 電磁誘導加熱鍋 | |
JP3104310B2 (ja) | 弗素樹脂被覆物 | |
JP2000287846A (ja) | 調理用鍋 | |
JPH0315441B2 (ja) | ||
JPS61290919A (ja) | 加熱調理器 | |
JP2681024B2 (ja) | 弗素樹脂被覆物の製造方法 | |
JPH02251440A (ja) | ジヤー炊飯器等飯器内釜用弗素樹脂被覆物 | |
JPH04270653A (ja) | 着色弗素樹脂被覆物 | |
JPH0312268A (ja) | フツ素樹脂被覆方法 | |
JPS6365114B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090326 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090326 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100326 Year of fee payment: 11 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |