JP2903626B2 - ミシンの布押え装置 - Google Patents

ミシンの布押え装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、複数の布押えを備え、縫製作業に応じて使
用する布押えを交換可能なミシンの布押え装置に関す
る。
[従来の技術] 従来より、円板状に形成された押え足支持体の周縁部
分に複数の押え足を取り付け、この押え足支持体の中心
を、押え棒の先端に固定された取付部材に回動可能に軸
着することにより、押え足支持体を回転させて、縫製作
業に使用する布押えを交換できるようにした布押え装置
が知られている(特開昭62−204789号)。
またこの種の装置では、押え棒の先端に固定された取
付部材にボールを設けると共に、押え足支持体に各押え
足が布押え位置に配設されたときにこのボールが嵌合す
る凹部を形成し、押え足が布押え位置にあるとき、この
ボールを板ばね等の付勢部材を用いて押え足支持体の凹
部に押圧付勢することにより、縫製時に押え足支持体が
回動するのを防止している。
[発明が解決しようとする課題] このように押え足支持体の回動を防止するようにした
場合、ミシンの縫製中に押え足が布押え位置から外れる
のを防止でき、縫製作業を良好に行うことができるよう
になるのであるが、押え足支持体を回動させて、押え足
を交換する場合には、付勢部材の付勢力に逆らって押え
足支持体を回動させなければならず、押え足交換時の作
業性が悪いといった問題があった。またこうした押え足
の交換作業をモータ等を用いて自動で行うようにするこ
とも考えられているが、従来では上記のように押え足支
持体の回動に大きな力が必要となるため、押え足を自動
交換できるようにするには、回転トルクの大きい大型の
モータが必要になるといった問題もある。
そこで本発明は、上記のように押え足支持体を回動す
ることにより押え足を交換可能な布押え装置において、
縫製時に押え足支持体が回動するのを防止でき、しかも
押え足の交換を小さな力で簡単に行うことができるよう
にすることを目的としてなされた。
[課題を解決するための手段] 即ち、上記目的を達するためになされた本発明は、ミ
シンのアームに昇降可能に取り付けられた押え棒と、該
押え棒に回動自在に取り付けられ、回動により複数の押
え足を順次布押え位置に配設可能な押え足支持体と、上
記押え棒に対して固定され、上記押え足支持体の回動に
より押え足が布押え位置に配設されると、押え足支持体
の回動を抑制する回動抑制部材と、上記押え棒が上昇位
置にあるとき、上記回動抑制部材が上記押え足支持体の
回動を抑制する作用を緩和する抑制緩和部材と、を備え
たことを特徴とする。
[作用] 上記のように構成された本発明のミシン布押え装置に
おいては、押え足支持体の回動により押え足が布押え位
置に配設すると、押え棒に対して固定された回動抑制部
材が押え足支持体の回動を抑制する。また押え棒が上昇
位置にあるときには、抑制緩和部材が、上記回動抑制部
材が上記押え足支持体の回動を抑制する作用を緩和す
る。このため押え棒が下降位置にあるとき,即ち縫製作
業を行うときには、回動抑制部材により押え足支持体の
回動を抑制して、押え足により布を良好に押えることが
でき、また押え棒が上昇位置にある時には、押え足支持
体を小さな力で回動することができる。
つまり本発明では、押え足が布押え位置に配設されて
いる場合、押え棒が下降位置にあれば、押え足による布
押えを行う必要があるが、押え棒が上昇位置にあれば、
押え足による布押えを行う必要がないため、この状態で
は、回動抑制部材が押え足支持体の回動を抑制する作用
を緩和して、押え足の交換を簡単に行うことができるよ
うにしているのである。
[実施例] 以下に本発明の実施例を図面と共に説明する。
第2図に示すように、ミシン1のアーム2には、布押
え装置3が取り付けられた押え棒4、及び、ミシン針5
が装着された針棒6が、夫々、昇降可能に設けられてい
る。押え棒4は、アーム2内に固定された第1図に示す
押え棒収納ケース7を介して、アーム2内に昇降可能に
支持されており、図示しない押えバネにより、押え棒4
が下降位置にあるとき、布押え装置3に設けられた押え
足8がミシン1のベッド9上に配設された加工布を所定
圧で押えるように、下方に押圧付勢されている。
第1図に示す如く、布押え装置3は、円形の傘状に形
成され、外壁に押え足取り付け用の複数の突起11が突設
された押え足支持体12と、押え足支持体12を回動自在に
支持すると共に、布押え装置3を押え棒4に着脱自在に
固定するための取付部材13と、を主要部として構成され
ている。
取付部材13は、押え足支持体12と同様傘状に形成され
ており、その中心部には押え足支持体12を固定するため
の孔部14が形成されている。また押え足支持体12の中心
部には、この孔部14より径の大きい孔部15が形成されて
おり、押え足支持体12と取付部材13とを重ね、孔部14、
15に段ネジ16を挿通して、段ネジ16をナット17で締め付
けることにより、押え足支持体12を取付部材13に装着で
きるようにされている。
一方取付部材13には、押え足支持体12の回動により押
え足取り付け用の複数の突起11が各々押え棒4の延長線
上に位置し、突起11に取り付けられた押え足8が布押え
位置に配設されたとき、押え足支持体12に形成された凹
部18に嵌合するボール19が設けられている。このボール
19は、上記ナット17と取付部材13との間に固定された2
枚の板ばね20,21により、押え足支持体12側に押圧付勢
されており、この付勢力によりボール19が凹部18に食い
込み、押え足支持体12をしっかりと固定する。
尚第3図に示す如く、本実施例では、押え足支持体12
には、3つの突起11が形成され、各突起11に取付ネジ11
aを介して各々異なる押え足8を装着することにより、
押え足支持体12を回動させて、縫製作業に使用する押え
足8を3種の押え足から選択できるようにされている。
また上記2枚の板ばね20,21の内、外側の板ばね20
は、ボール19の押え位置から上部に突出するよう、内側
板ばね21より大きく形成されている。一方アーム2側に
は、第2図或は第4図に示す如く、押え棒4が上昇位置
にあるとき、この上部に突出された板バネ20と係合し
て、板ばね20を第4図に示す矢印A方向に変位させる抑
制緩和部材としての係合突起22(すなわち板バネ20,21
が回動抑制部材に相当)が固定されている。このため、
押え棒4が上昇位置にあるとき、即ち押え足8が布押え
位置から外れ、縫製作業を行わないときには、ボール19
を押え足支持体12側への付勢する付勢力が低下し、ボー
ル19の凹部18に食い込む力が低下して、押え足支持体12
を小さな力で回動できるようになる。
また更に押え足支持体12の周縁には、押え足支持体12
自体が段ネジ16を中心に回動する歯車となるよう、歯12
aが形成されており、第2図或は第4図に示す如く、押
え棒4が上昇位置にあるとき、この歯12aがアーム2側
に固定された歯車23と噛み合い、歯車23の回転により押
え足支持体12を回動できるようにされている。尚第2図
に示す如く、歯車23は、アーム2に取り付けられたエア
シリンダ24とエアシリンダ24のロッド25の往復動を所定
角度の回転運動に変換するカム機構26とからなる駆動装
置27により回転駆動され、この回転によって縫製作業に
使用する押え足8を変更できるようにされている。
以上説明したように、本実施霊では、押え棒4が下降
位置にあるときには、押え足支持体12の回動を停止する
ためのボール18が2枚の板ばね20,21により押え足支持
体12側に押圧付勢されるため、押え足支持体12に取り付
けられた所定の押え足8が布押え位置にあればボール19
が凹部18にしっかりと食い込み、縫製作業の際に押え足
支持体12が回動するのを防止できる。また押え棒3が上
昇位置にあり、縫製作業を行わないときには、外側の板
ばね20が係合突起22に係合して、ボール18を押え足支持
体12側へ押圧付勢しなくなるため、ボール18の押え足支
持体12側への押圧付勢力は板ばね21のみによって得られ
ることとなり、押え足支持体12を小さな力で回動できる
ようになる。このため、押え足支持体12を回動させて押
え足8を変更する駆動装置27には、駆動力の小さなもの
を使用することができこの駆動系を小型化できるように
なる。
尚本実施例では、押え足支持体12を回動させるために
駆動装置27を用いたが、押え足支持体12を手動で回動す
る装置に本発明を適用すれば、押え足支持体12を回動す
る力を低減できるので、押え足を変更する際の作業性を
向上できる。
また本実施例では、エアシリンダ24とカム機構26とか
らなる駆動装置27を用いて歯車23を回転させて、押え足
支持体12を回転駆動するようにしたが、例えばモータに
より歯車23を回転させるようにしてもよく、また布押え
装置3側にモータを取り付け、モータにより押え足支持
体12を直接回転駆動するようにしてもよい。そしてこの
場合にも、押え棒4が上昇位置にあるとき押え足支持体
12を回動させるようにすれば、上記実施例と同様の効果
を得ることができる。
なお本実施例では、押え棒4が上昇位置にあると、板
バネ20は係合突起22と常時係合し、板バネ20は矢印A方
向に変位するようにしているが、第5図(a)に示す如
く、係合突起22をソレノイド32で可動にし、押え棒4が
上昇位置にあっても、同図(b)に示す如く、必要な時
のみ係合突起22が作用し、板バネ20を矢印A方向に変位
させるようにしても良い。これにより、押え棒4が上昇
位置にあるとき、板ばね20が取付部材13に加える負担を
軽減することができる。つまり、押え棒4が上昇位置に
あるとき、係合突起22が板ばね20に常時係合している
と、板ばね20により押え足支持体12の段ネジ16部分が押
圧されて、押え足支持体12と取付部材13との接続部分が
損傷することが考えられるが、上記ソレノイド32を用い
て押え足支持体12を回動するときのみ板バネ20を矢印A
方向に移動させるようにすれば、こうした問題も解決す
ることができるのである。
[発明の効果] 以上詳述したように、本発明のミシンの布押え装置に
よれば、押え棒が上昇位置にあるとき、押え足支持体の
回動を抑制する回動抑制部材の作用が緩和されるので、
縫製作業を行う際に押え足支持体が回動するのを防止で
きるだけでなく、押え棒が上昇位置にあるときには、押
え足支持体を小さな力で回動することができ、縫製作業
に使用する押え足を簡単に変更することが可能となる。
また押え足の変更を、小さな力で行うことができるの
で、押え足支持体をモータ等の駆動装置により回動させ
る場合には、駆動装置を小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の布押え装置の構成を表す部分断面図、
第2図(a)はこの布押え装置が搭載されたミシンの正
面図、第2図(b)は同じくミシンの左側面図、第3図
は押え足支持体の押え足取付部分を説明する説明図、第
4図は押え棒が上昇位置にあるときの布押え装置とアー
ム側部材との係合状態を表す部分断面図、第5図は第4
図の他の実施例を表す部分拡大図である。 1……ミシン、2……アーム、3……布押え装置 4……押え棒、5……押え足、12……押え足支持体 13……取付部材、19……ボール 20,21……板ばね、22……係合突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D05B 29/00 - 31/00 D05B 39/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ミシンのアームに昇降可能に取り付けられ
    た押え棒と、 該押え棒に回動自在に取り付けられ、回動により複数の
    押え足を順次布押え位置に配設可能な押え足支持体と、 上記押え棒に対して固定され、上記押え足支持体の回動
    により押え足が布押え位置に配設されると、押え足支持
    体の回動を抑制する回動抑制部材と、 上記押え棒が上昇位置にあるとき、上記回動抑制部材が
    上記押え足支持体の回動を抑制する作用を緩和する抑制
    緩和部材と、 を備えたことを特徴とするミシンの布押え装置。
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