JPS5824663Y2 - ベルト伝動機構における無端ベルトの張り状態調節装置 - Google Patents

ベルト伝動機構における無端ベルトの張り状態調節装置

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Publication number
JPS5824663Y2
JPS5824663Y2 JP6663879U JP6663879U JPS5824663Y2 JP S5824663 Y2 JPS5824663 Y2 JP S5824663Y2 JP 6663879 U JP6663879 U JP 6663879U JP 6663879 U JP6663879 U JP 6663879U JP S5824663 Y2 JPS5824663 Y2 JP S5824663Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
tension
belt
adjustment
endless belt
transmission mechanism
Prior art date
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Expired
Application number
JP6663879U
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English (en)
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JPS55166937U (ja
Inventor
仁行 足立
Original Assignee
三菱農機株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ベルト伝動機構に卦ける無端ベルトの張り状
態を、それぞれ異なるネジピッチのネジ部を刻設した調
節杆と補助調節具とからなるネジ調節機構により簡単か
つ確実に調節することができる無端ベルトの張り状態調
節装置に係るものである。
一般に、大型耕耘機等にかけるベルト伝動機構の駆動プ
ーリと被動プーリ間に懸架した無端ベルトは、通常の運
転作業時には常に適正状態に緊張しておき、動力の断続
は主クラッチを介して行なうものであるが、エンジンの
始動時あるいは無端ベルトの掛脱交換時などには、刻無
端ベルトの緊張を解除せしめてからこれらの作業を行な
い、作業終了後再び無端ベルトを緊張させるという無端
ベルトの張り状態調節作業を行っているが、従来、無端
ベルトの張りは、細かいネジピッチのネジ部を刻設した
調節用ネジ体のみからなるネジ調節機構により調節して
いたから、刻調節作業をするにあたって、調節用ネジ体
を相当多数回転させなければならず面倒であり、そこで
、無端ベルトを緊張状態にしたままでエンジンの始動あ
るいは無端ベルトを着脱して交換操作をしていたが、い
ずれにしろ作業能率の低下をきたす詐りでなく、重労働
を強いられていた。
本考案は、上記の如き実状に鑑み、それらの欠点を一掃
すべく創案されたものであって、その目的とするところ
は、ベルト伝動機構のテンションプーリのテンジョンア
ームに、ネジ部を刻設した調節杆と、該調節杆のネジ部
と異なるピッチのネジ部を刻設した補助調節具とからな
るネジ調節機構を設け、該ネジ調節機構によって上記テ
ンノヨンアームを回動調節することによりベルト伝動機
構の無端ベルトの張り状態を調節すべく構成することに
よって、それぞれ異なるピッチのネジ部を刻設した調節
杆及び補助調節具により、緊張状態にある無端ベルトの
張り状態の微調節とエンジンの始動時あるいは無端ベル
トの掛脱交換時等に釦ける該無端ベルトの緊緩とをそれ
ぞれ分担して調節することができることとなり、無端ベ
ルトの張り状態を必要に応じ迅速かつ的確に調節できる
ベルト伝動機構にむける無端ベルトの張り状態調節装置
を提供せんとするものである。
本考案の構成を図面に示された一実施例について説明す
れば、1は耕耘機に釦けるベルト伝動装置であって、該
ベルト伝動装置1には駆動プーリ2及び主クラッチを内
蔵した被動プーリ3とが、それぞれ駆動軸4及び被駆動
軸5に軸着されて設けられている。
6はVベルトであって、該Vベルト6は駆動プーリ2と
被動プーリ3とに懸架されている。
Iは固定軸であって、該固定軸7に回動自在に嵌挿され
た環体8の周面よりテンジョンアーム9のテンション作
動アーム10とが適角度を存して延設されている。
そして、テン/ヨン作動アーム10の先端部には微調節
用ネジ杆11との連結体12が突設されているが、該連
結体12には微調節用ネジ杆11の先端部に細かいネジ
ピッチで刻設されたネジ部11aが螺合されるようにな
っている。
13は微調節用ネジ杆11の基端側を摺動自在に嵌挿す
る補助調節具であって、該補助調節具13の外周には上
記微調整用ネジ杆11のネジピッチより少くとも2倍以
上荒いネジピッチのネジ部13aが刻設されており、し
かも、該補助調節具13は機体の適位置に固着された取
付体14に穿設したネジ穴14aに螺合されている。
そして、補助調節具13の先端部には締付は位置を決め
る位置決め用止め輪15が周設されている。
11b及び13bはそれぞれのネジ杆11及び補助調節
具13の他端部に形成された蝶形の回動摘み部であって
、該回動摘み部11bと13bとの間には、微調整ネジ
杆11を引張るように附勢する附勢弾機16が介装され
ている。
一方、テンションアーム9の先端部にはVベルト6を緊
張せしめるテンションプーリ17が回転自在に軸設され
ているが、該テンションプーリ17は、上記ネジ杆11
及又は補助調節具13の回転により往復動するテン/ヨ
ン作動アーム10を介して往復揺動し、Vベルト6の緊
張又は調節が自在にできるようになっている。
次に、叙上の如く構成した本考案の作用について説明す
る。
まず、エンジンの駆動時には、第1図に示す如く、駆動
軸4の駆動に伴い駆動プーリ2が回転するが、テンショ
ンプーリ17がVベルト6を緊張状態に維持しているた
めVベルト6を介して被動プーリ3が回転されることに
なる。
ここで、Vベルト6の緊張状態を微調節せしめるには、
微調整用ネジ杆11の摘み部11bを回し、テンション
作動アーム10と共にテンノヨンアーム9を回動調節せ
しめることによりVベルト6を最適な緊張状態に調節し
維持せしめることができる。
一方、エンジンの始動時あるいはVベルト6の担税交換
時等にふ−いて、Vベルト6を大きく弛緩せしめてその
緊張を全く解除したい場合には、補助調節具13の摘み
部13bを摘んで適数度回転して、該補助調節具13を
矢印A方向に移動せしめるだけで速やかに弛緩し緊張を
解除することができる。
即ち、補助調節具13を回転して矢印A方向に移動する
とテンションアーム9はA2方向に回動するためテンシ
ョンプーリ17はVベルト6を緊張維持できなくなり、
従ってVベルト6は弛緩されることとなる。
このとき、補助調節具13にはネジピッチの荒いネジ部
13aが刻設されたものであるから、わずかな回転操作
によって簡単かつ確実にVベルト6を弛緩せしめてその
緊張を全く解除することができる。
しかる後にエンジンを始動し、あるいはVベルト6を交
換すれば、何ら労力の負担を強いられることもなく、簡
単かつ確実に作業を行うことができる。
また、弛緩されたVベルト6を再び緊張せしめるには、
まず補助調節具13を回転せしめてB方向適当位置まで
移動して釦き、しかる後に微調整用ネジ杆11で微調整
を行うだけでよく、従来の如く調整用ネジ杆11だけの
ものに比し、ネジ杆の回転数が少なくてすみ簡単である
さらに、補助調節具13の回転の際、その基端部に止め
輪15が周設されているから不容易に抜は出ることがな
い許りか、あらかじめ該止め輪15が取付体14に当接
したときに、Vベルト6の緊張状態が最適となるよう微
調節用ネジ杆11を調節して釦けば、Vベルト6の緊緩
調節は単に補助調節具13の回転操作のみによって簡単
かつ確実に行なうことができる。
尚、上記実施例に釦いては、ネジピッチの差を2倍以上
としたがこれに限定されるものでなく、必要に応じ適宜
選択できるものである。
また、ネジ部11a及び13aのピッチを逆に刻設して
もよく、さらに、微調節用ネジ杆11のネジ部11aを
補助用ネジ杆13に螺合するように構成し、かつ連結体
12に微調節用ネジ杆11を回動自在に軸着するように
したものであってもよく、それぞれ異なったピッチのネ
ジ部を刻設された調節杆と補助調節具とによって無端ベ
ルトの張り状態を調節するように構成したものであれば
よい。
これを要するに、本考案は、ベルト伝動機構の動力を断
続するテンションプーリのテンノヨンアームに、ネジ部
を刻設した調節杆と、該調節杆のネジ部と異なるピット
のネジ部を刻設した補助調部具とからなるネジ調節機構
を設け、該ネジ調節機構によって上記テンジョンアーム
を回動調節することによりベルト伝動機構の無端ベルト
の張り状態を調節すべく構成したことから、それぞれ異
なるピッチのネジ部を刻設した調節杆及び補助調節具に
より、緊張状態にある無端ベルトの張り状態の微調節と
エンジンの始動時あるいは無端ベルトの交換時等に釦け
る該無端ベルトの緊緩とをそれぞれ分担して調節するこ
とができ、従って、無端ベルトの張り状態を必要に応じ
迅速かつ的確に調節することができることとなり、エン
ジンの始動あるいは無端ベルトの担税交換等の作業を無
端ベルトを緊張したままで行なうこともたいから作業能
率が向上し、作業者の労力を軽減できる等、極めて有用
な実用効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係る無端ベルトの張り状態調節装置を
示す一実施例であって、第1図及び第2図はその要部を
示した作用説明図である。 尚、図中、1はベルト伝動機構、6はVベルト、9はテ
ンジョンアーム、11は微調節用ネジ杆、11aはその
ネジ部、13は補助調節具、13aはそのネジ部、17
はテンノヨンプーリである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ベルト伝動機構のテンションプーリのテンノヨンアーム
    に、ネジ部を刻設した調節杆と、該調節杆のネジ部と異
    なるピッチのネジ部を刻設した補助調節具とからなるネ
    ジ調節機構を設け、該ネジ調節機構によって上記テンノ
    ヨンアームを回動調節することにより、ベルト伝動機構
    の無端ベルトの張り状態を調節すべく構成したことを特
    徴とするベルト伝動機構にむける無端ベルトの張り状態
    調節装置。
JP6663879U 1979-05-18 1979-05-18 ベルト伝動機構における無端ベルトの張り状態調節装置 Expired JPS5824663Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6663879U JPS5824663Y2 (ja) 1979-05-18 1979-05-18 ベルト伝動機構における無端ベルトの張り状態調節装置

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JP6663879U JPS5824663Y2 (ja) 1979-05-18 1979-05-18 ベルト伝動機構における無端ベルトの張り状態調節装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55166937U JPS55166937U (ja) 1980-12-01
JPS5824663Y2 true JPS5824663Y2 (ja) 1983-05-27

Family

ID=29300586

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6663879U Expired JPS5824663Y2 (ja) 1979-05-18 1979-05-18 ベルト伝動機構における無端ベルトの張り状態調節装置

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JP2009180237A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Tokyo Electric Power Co Inc:The ベルト調整装置

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JPS55166937U (ja) 1980-12-01

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