JP2903617B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP2903617B2
JP2903617B2 JP2099598A JP9959890A JP2903617B2 JP 2903617 B2 JP2903617 B2 JP 2903617B2 JP 2099598 A JP2099598 A JP 2099598A JP 9959890 A JP9959890 A JP 9959890A JP 2903617 B2 JP2903617 B2 JP 2903617B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はファクシミリ装置に関するものであり、特
に、受信局側のみの機能で、盗聴防止を図ることのでき
るファクシミリ装置に関するものである。
(従来の技術) ファクシミリ装置の盗聴防止技術については、例えば
特公昭64−18371号公報に示されるように、従来より各
種提案されている。
このように盗聴防止機能を有するファクシミリ装置
は、第11図に示されるように、送信局(Tx)側ファクシ
ミリ装置101Aでは暗号化装置105Aを備え、受信局(Rx
側)ファクシミリ装置101Bでは解読装置105Bを備えてい
る。
そして、前記ファクシミリ装置101Aは、暗号化装置10
5Aを用いて画情報を所定の手順で暗号化して送信し、フ
ァクシミリ装置101Bは、受信された画情報を解読装置10
5Bを用いて前記と逆の手順で解読し、ハードコピーとし
て出力する。
ここで、暗号化装置105A及び解読装置105Bとしては、
同一の装置(暗号化/解読装置)を用いることがきる。
このように、画情報を暗号化して送信すれば、仮に画
情報が盗聴されても、解読がなされない限り、画情報の
漏洩は防止できる。
また、暗号化の手段を複数種準備しておくと共に、送
信局側及び受信局側で予めいずれの手法を用いて暗号化
を行うかを取り決めておくようにして、第三者による暗
号の解読をさらに難しくするように構成されたファクシ
ミリ装置も提案されている。
(発明が解決しようとする課題) 上記した従来の技術は、次のような問題点を有してい
た。
すなわち、前述した従来のファクシミリ装置では、盗
聴防止のために、画情報を暗号化して送信するという技
術を採用しているが、このような手法であると、送信局
側及び受信局側の双方に前述した暗号化/解読装置を搭
載する必要があり、この結果、例えば送信局及び受信局
として、同一メーカーかつ同一機種を用いないと、盗聴
防止の通信を行うことができない。
また、暗号化の手法が複数種準備されたファクシミリ
装置では、送信局側及び受信局側で予めいずれの手法を
用いて暗号化を行うかを取り決めておかなければ、受信
局側で暗号の解読を行うことができない。
本発明は、前述の問題点を解決するためになされたも
のであり、その目的は、第12図に示されるように、送信
局側ファクシミリ装置103には何等盗聴防止用の機能を
設けることなく、受信局側ファクシミリ装置102のみに
盗聴防止のための装置106を搭載するだけで、盗聴防止
の通信を行うことのできるファクシミリ装置を提供する
ことにある。
(課題を解決するための手段及び作用) 前記の問題点を解決するために、本発明は、送信局側
から画情報が送信されている間、受信局側より所定周波
数の信号(ノイズ)を回線に出力し、該受信局では、出
力した周波数のノイズを除去するフィルタを介して、画
情報を受信するようにした点に特徴がある。この結果、
回線上では画情報にノイズが重畳されるが、受信局では
このノイズが除去される。
また、複数種の周波数のノイズを出力可能にした点に
も特徴がある。この結果、複数種の周波数のノイズを選
択的に回線上に出力することが可能となる。
また、少なくとも1通信ごとに、あるいは1ページご
と、1ラインごと等のような所定の画情報受信ごとに、
所定の順序で又はランダムにノイズの周波数を変更する
ようにした点にも特徴がある。
さらに、ノイズの音量を調整可能にした点にも特徴が
ある。
(実施例) 以下に、図面を参照して、本発明を詳細に説明する。
第2図は本発明の第1の実施例のブロック図である。
第2図において、スキャナ1及びプリンタ2、並びに
画像メモリ4は、制御装置3に接続されている。この制
御装置3は、例えばマイクロコンピュータを備えてい
て、当該ファクシミリ装置を制御する。この制御装置3
は、図示されるように、符号化/復合化装置5、モデム
6、及びフィルタ7を介して、回線(例えば公衆回線)
に接続されている。前フィルタ7は、後述するノイズ発
生手段10より出力、発生されるノイズを除去するための
ものであり、ノイズ発生手段10より発生されるノイズの
周波数とほぼ同一の周波数信号をカットする。すなわ
ち、この実施例では、フィルタ7はバンドパスフィルタ
である。
第1スイッチング手段8は常時閉の接点を有してい
て、フィルタ7の回線側及びモデム6側を短絡するよう
に接続されている。この第1スイッチング手段8は、前
記制御装置3より出力される制御信号により開となり、
前フィルタ7をモデム6と回線との間に接続する。
ノイズ発生手段10は、例えば次のような周波数の信号
(ノイズ)を発生する。つまり、回線として公衆回線を
用いる場合、回線が伝搬できる周波数帯域は、約30〜約
3.3k[Hz]であり、このうちファクシミリ装置が通常使
用する周波数帯域は約600〜2400[Hz]である。前記ノ
イズ発生手段10は、前記した公衆回線の周波数帯域のう
ち、ファクシミリ装置があまり使用しない周波数帯域の
信号、すなわち、例えば約30〜600[Hz]あるいは約240
0〜3.3k[Hz]の範囲内の特定の周波数の信号を発生す
る。この信号が回線に出力されてノイズとなる。
このノイズ発生手段10は、常時開の接点を有する第2
スイッチング手段9を介して、前記フィルタ7の、回線
側の端子に接続されている。
前記ノイズ発生手段10は、前記制御装置3より出力さ
れる制御信号により起動される。また、前記第2スイッ
チング手段9は、前記制御信号により閉となり、ノイズ
発生手段10の出力信号線を、前記フィルタ7の回線側の
端子(入力端子)に接続する。
この第1の実施例の動作を、第3図を参照して説明す
る。
第3図は本発明の第1の実施例の動作を示すフローチ
ャートである。なお、このフローチャートは、受信局側
の動作を示すものであり、送信局の動作は通常のものと
同一である。
まず、ステップS1で送信局からの信号が受信されたこ
とが判別された後、ステップS2において、トレーニング
が良好に行われたか否かが判別される。トレーニングが
成功した後は、ステップS3においてCFRが送出される。
続いて、ステップS4において、第1スイッチング手段
8が付勢されて開となり、フィルタ7がモデム6と回線
との間に接続される。
ステップS5においては、第2スイッチング手段9が付
勢されて閉となり、ノイズ発生手段10が、フィルタ7の
回線側の端子に接続される。
そして、ステップS6において、ノイズ発生手段10が付
勢(起動)され、所定の周波数のノイズが、回線上に出
力される。
ステップS7においては、画情報(PIX)が受信され、
ステップS8においては、画情報の受信が終了したか否
か、すなわち画情報の最後を示すRTCが受信されたか否
かが判別される。
画情報の受信が終了したら、ステップS9において、ノ
イズ発生手段10の起動が停止され、ステップS10におい
て、第2スイッチング手段9の付勢が停止されて、前ノ
イズ発生手段10が回線から切り離される。
ステップS11においては、第1スイッチング手段8の
付勢が解除され、フィルタ7のモデム6側及び回線側の
端子が短絡される。すなわち、フィルタ7が当該ファク
シミリ装置から切り離される。
前記ステップS9ないしS11の処理は、画情報の受信が
終了した後、所定のプロトコルの授受が実行されるまで
の間に完了する。この第3図では、このプロトコルの授
受のステップは省略されている。そして、ステップS12
においては受信された画情報が復号化され、ステップS1
3においてプリントがなされた後、当該処理は終了す
る。
なお、第3図には示されていないが、受信された画情
報は、必要に応じて、画像メモリ4内に記憶される。
このように、画情報の受信時には、ノイズ発生手段10
の回線への接続、及びその起動により、回線上の信号
(送信局より出力される画情報)に前記周波数のノイズ
が重畳される。したがって、仮に回線上の信号が盗聴さ
れても、画情報の解読は不可能となる。しかし、当該受
信局側ファクシミリ装置では画情報がフィルタ7を介し
て受信されるので、前記ノイズがカットされ、該ノイズ
の影響を受けることなく正常な画情報を受信することが
できる。
また、画情報の受信前後のプロトコロ授受(制御信号
の授受)の際には、回線上にノイズが出力されないの
で、制御信号がいささかの欠落もなく、正確に受信局に
伝送される。
第1図は本発明の第1の実施例の機能ブロック図であ
る。第1図において、第2図と同一の符号は、同一又は
同等部分をあらわしているので、その説明は省略する。
第1図において、通信制御手段12は、送信局と所定の
プロトコルの授受を行い、当該ファクシミリ装置の通信
制御を行う。
画情報受信判別手段13は、送信局より画情報の送信が
実際に行われるか否か、及び画情報の送信が終了したか
否かを判別する。詳しくは、前記画情報受信判別手段13
は、送信局よりCFRが出力されたか否かを判別すると共
に、送信局より画情報の終了を示すRTCが出力されたか
否かを判別する。
そして、前記画情報受信判別手段13は、CFRを検出す
ると、第1スイッチング手段8、第2スイッチング手段
9及びノイズ発生手段10を付勢して、フィルタ7を回線
と通信制御手段12及び画情報受信判別手段13との間に接
続すると共に、回線にノイズ発生手段10を接続する。そ
して、前記ノイズ発生手段10を起動する。
また、前記画情報受信判別手段13は、RTCを検出する
と、前記第1スイッチング手段8、第2スイッチング手
段9及びノイズ発生手段10の付勢を停止して、フィルタ
7及びノイズ発生手段10を切り離すと共に、該ノイズ発
生手段10の起動を停止する。
第4図は本発明の第2の実施例のブロック図である。
第4図において、第2図と同一の符号は、同一又は同等
部分をあらわしている。
第4図において、ノイズ発生手段10A〜10Dは、それぞ
れ300、500、2500及び2700[Hz]のノイズを出力する。
このノイズ発生手段10A〜10Dは、それぞれ常開の接点を
有する第2スイッチング手段9A〜9Dを介して、回線に接
続されている。もちろん、ノイズ発生手段10A〜10Dより
出力されるノイズは、前記した周波数以外のものであっ
ても良い。
フィルタ7A〜7Dは、それぞれ300、500、2500及び2700
[Hz]のノイズをカットする。このフィルタ7A〜7Dは、
常開の接点を有する第3スイッチング手段21A〜21Dを介
して、それぞれ並列に、モデム6及び回線の間に接続さ
れている。
常閉の接点を有する第1スイッチング手段8は、前記
フィルタ7A〜7D及び第3スイッチング手段21A〜21Dと並
列に接続されている。
制御装置3は、例えは通信が行われるごとに第1スイ
ッチング手段8を開く。また、前記制御装置3は、通信
が行われるごとに、さらに必要に応じて、1ページずつ
画情報が送信されるごとに、ノイズ発生手段10A〜10Dを
順次起動すると共に、起動されたノイズ発生手段10A〜1
0Dに対応する第2スイッチング手段9A〜9Dを閉じ、さら
に、付勢されたノイズ発生手段10A〜10Dより出力される
ノイズをカットするフィルタ7A〜7Dがモデム6に接続さ
れるように、所定の第3スイッチング手段21A〜21Dを閉
じる。
この第2の実施例の動作を、第5図を参照して説明す
る。
第5図は本発明の第2の実施例の動作を示すフローチ
ャートである。なお、このフローチャートは、第3図と
同様に受信局側の動作を示すものであり、送信局の動作
は通常のものと同一である。また、第5図において、第
3図と同一の符号は、同一又は同等処理をあらわしてい
る。
ステップS2において、トレーニングが良好に行われた
か否かが判別された後、ステップS21において、制御装
置3(第2図)内のカウンタ(図示せず)のカウント値
Nがインクリメントされる。このカウンタは、前記イン
クリメントにより0〜3の数値を順次出力するものとす
る。
この後、ステップS3においてCFRが送出される。
つぎに、ステップS22においては、第6図に示された
Nと周波数との関係に基づいて、設定されたNに対応す
る周波数の信号をカットするフィルタ7A〜7Dのいずれか
がモデム6に接続される。すなわち、第1スイッチング
手段8と開とすると共に、第3スイッチング手段21A〜2
1Dを制御して、所定のノイズをカットするフィルタ7A〜
7Dのいずれかをモデム6に接続する。
ステップS23においては、Nに対応する周波数の信号
を発生するノイズ発生手段10A〜10Dを、第2スイッチン
グ手段9A〜9Dを制御することにより回線に接続する。
ステップS24においては、接続されたノイズ発生手段1
0A〜10Dのいずれかを起動する。
そして、ステップS7において画情報の受信が開始され
る。
ステップS25において,1ページ分の画情報の受信終了
が確認されたならば、ステップS26において、起動され
たノイズ発生手段10A〜10Dのいずれかが停止される。
ステップS27においては、第2スイッチング手段9A〜9
Dを制御することにより、停止されたノイズ発生手段10A
〜10Dのいずれかが回線から切り離される。
ステップS28においては、接続されていたフィルタ7A
〜7Dのいずれかが、モデム6から切り離される。すなわ
ち、第1スイッチング手段8が閉とされ、同時に、閉と
されていた第3スイッチング手段21A〜21Dのいずれかが
開とされる。
ステップS29においては、残りページがあるか否か、
すなわちマルチページであるか否かが判別される。マル
チページであれば、ステップS30において、Nがインク
リメントされ、当該処理はステップS22に戻る。
マルチページでなければ、ステップS12において、受
信された画情報が復号化され、ステップS13においてプ
リントがなされた後、当該処理は終了する。
第7図は本発明の第2の実施例の機能ブロック図であ
る。第7図において、第1図及び第4図と同一の符号
は、同一又は同等部分をあらわしている。
第7図において、画情報受信判別手段13は、送信局よ
りCFRが出力されたことが判別されたならば(すなわち
実際に画情報の送信が開始されることが判別されたなら
ば)、カウンタ22のカウント値Nをインクリメントする
と共に、第1スイッチング手段8を開とし、画情報の受
信が終了すると、第1スイッチング手段8を閉とする。
カウンタ22は、前記画情報受信判別手段13より出力さ
れるCFRの判別信号により付勢され、そのカウント値N
の周波数をテーブル23に出力し、画情報の受信終了信号
により、前記出力を停止する。また、前記カウント値N
は、ページ判別手段24により1ページごとの画情報の受
信終了が検出されるたびにインクリメントされる。
周波数テーブル23は、第6図に示されたようなテーブ
ルである。
前記カウンタ22のカウント値Nが、前記周波数テーブ
ル23を介して、出力されることにより、前記Nに対応す
る周波数のノイズを発生するノイズ発生手段(10A〜10D
のいずれか)が起動され、また起動されたノイズ発生手
段は、第2スイッチング手段(9A〜9Dのいずれか)が閉
じられることにより回線に接続される。さらに、第3ス
イッチング手段21A〜21Dのいずれかが選択されて、前記
Nに対応する周波数のノイズをカットするフィルタ(7A
〜7Dのいずれか)が、回線と通信制御手段12との間に配
置される。
この実施例では、仮に第3者により当該通信が盗聴さ
れ、何等かの手法によりノイズの周波数が知られてしま
っても、画情報の受信が行われるごとに、そして画情報
が1枚受信されるごとに、前記ノイズの周波数が変更さ
れるので、画情報の漏洩のおそれは低い。
なお、この実施例では、画情報の受信が行われるごと
に、また画情報が1枚受信されるごとに、ノイズの周波
数が変更されるものとして説明したが、画情報の受信ご
とに、あるいは画情報が1枚受信されるごとにのみ、ノ
イズの周波数を変更するようにしても良いことは当然で
ある。
さらに、1ページを所定のブロックに分け、該ブロッ
クごとに、あるいは1ライン(主走査線)ごとに、ノイ
ズの周波数を変更するようにしても良い。
また、フィルタは、ノイズ発生手段と同数設けられる
ものとして説明したが、前述したように、ノイズ発生手
段より発生されるノイズの周波数が、ファクシミリ通信
にあまり用いられない、音声周波数帯域上限近傍及び下
限近傍の周波数帯域のものである場合には、音声周波数
帯域上限近傍のノイズのうちの最低周波数より下の周波
数を通過するローパスフィルタ、及び音声周波数帯域下
限近傍のノイズのうちの最高周波数より上を通過するバ
イパスフィルタを用いることにより、2種のフィルタで
のみ、当該ファクシミリ装置より発生されるすべてのノ
イズを除去することができる。
第8図は本発明の第3の実施例の機能ブロック図であ
る。第8図において、第7図と同一の符号は、同一又は
同等部分をあらわしている。
この第3の実施例は、前記第2の実施例の変型例であ
る。
第7図と第8図との対比より明らかなように、この第
3の実施例は、カウンタ22の代りに乱数発生手段25を設
けたものである。この乱数発生手段25は、画情報受信判
別手段13により画情報の送信が実際に行われることが判
別された場合、及びページ判別手段24により1ページご
との画情報の受信が検出されるたびに、0〜3の乱数を
発生する。
このような構成においても、画情報の受信が行われる
ごとに、また画情報が1枚受信されるごとに、ノイズの
周波数が変更される。
なお、複数種のノイズ発生手段及びフィルタを設ける
場合には、第7図及び第8図に示された構成のみに限定
されず、ノイズ発生手段及びフィルタを、オペレータの
意思により、各通信ごとに自由に選択するようにしても
良い。
第9図は本発明の第4の実施例の機能ブロック図であ
る。第9図において、第1図と同一の符号は、同一又は
同等部分をあらわしている。
この実施例は、第1図との対比より明らかなように、
第1の実施例に音量調整手段26を設けたものである。こ
の音量調整手段26は、盗聴機が取り付けられている位置
に応じて、すなわち、回線上の、盗聴が行われている位
置に応じて、あるいは回線の状況に応じて、ノイズ発生
手段10より出力されるノイズの音量を調整するためのも
のである。
つまり、例えば送信局と盗聴機との間の回線の距離が
短く、逆に受信局と盗聴機との間の回線の距離が長い場
合には、受信局より回線上にノイズを出力しても、ノイ
ズが盗聴機に達するまでの間に減衰してしまう結果、盗
聴機に対して画情報を乱す程度に影響を与えるごとがで
きなくなる場合がある。
もちろん、画情報を受信局で正確に受信するために
は、ノイズの音量は、盗聴機に影響を与え、かつ受信局
のフィルタでノイズをカットできる程度の大きさの範囲
内で、なるべく小さくした方が良いが、盗聴機が前述し
たような位置関係にあることが分かっていれば、音量調
整手段26を操作して、ノイズの音量を調整し、盗聴機に
対して画情報の受信が不可能となる程度の大きさのノイ
ズを、回線上に出力することができる。
前記音量調整手段26は、機械的操作によりアナログ的
に音量が調整されるつまみ、ダイヤル等であっても、あ
るいは操作パネルより指定オペレーション可能なソフト
スイッチ等であっても良い。
なお、この第4の実施例は、第1の実施例に対して、
音量調整手段26を設けたものであるが、第2又は第3の
実施例に音量調整手段26を設けるようにしても良い。
第10図は本発明の第5の実施例の機能ブロック図であ
る。第10図において、第9図と同一の符号は、同一又は
同等部分をあらわしている。
この実施例は、第9図との対比より明らかなように、
第4の実施例にノイズ検出手段27及び制御手段28を設け
たものである。
前記ノイズ検出手段27には、フィルタ7を介して受信
された画情報が入力され、このデータのうちのノイズを
検出する。
前記制御手段28は、フィルタ7を介して受信された画
情報中に含まれる前記ノイズがほぼ零となるような範囲
内で、ノイズ発生手段10より出力させるノイズが最大限
の大きさとなるように、ノイズ検出手段27の出力信号を
用いて、音量調整手段26をフィードバック制御する。
この例では、フィルタ7やノイズ発生手段10に経時変
化が生じて、その特性が変化しても、当該受信局で受信
される画情報に影響を与えることなく、常に最大限の音
量でノイズを出力することができる。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、次
のような効果が達成される。
(1)請求項1記載のファクシミリ装置によれば、回線
上では画情報にノイズが重畳されるが、受信局ではこの
ノイズが除去される。したがって、仮に画情報が盗聴さ
れても、画情報の正確な再生が不可能となる。
すなわち、受信局側の機能だけで、盗聴防止の機能が
達成される。
(2)請求項2記載のファクシミリ装置によれば、複数
種の周波数のノイズを選択的に回線上に出力することが
可能となるので、仮に第3者にノイズの周波数が一種類
だけ漏洩していても、画情報がすべて正常に再生される
可能性は低い。
(3)請求項3及び4記載のファクシミリ装置によれ
ば、少なくとも1通信ごとに、若しくは1ページごと
に、1ラインごと等のような所定の画情報受信ごとに、
ノイズの周波数が自動的に変更されるので、仮に第3者
にノイズの周波数が一種類だけあるいは全て漏洩してい
ても、画情報がすべて正常に再生される可能性は低い。
(4)請求項5記載のファクシミリ装置によれば、回線
上の盗聴機の接続位置に応じて、あるいは回線状態に応
じて、ノイズの音量が調整可能となるので、例えば受信
局と盗聴機との間の回線上の距離が離れていても、盗聴
機に対して、ノイズの影響を与えることができる。すな
わち、ノイズの音量を増大させることにより、盗聴機に
対して、画情報の正確な再生が不可能となる程度の、十
分な音量のノイズを出力することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例の機能ブロック図であ
る。 第2図は本発明の第1の実施例のブロック図である。 第3図は本発明の第1の実施例の動作を示すフローチャ
ートである。 第4図は本発明の第2の実施例のブロック図である。 第5図は本発明の第2の実施例の動作の示すフローチャ
ートである。 第6図はカウント値Nと出力されるノイズの周波数との
関係を示す図表である。 第7図は本発明の第2の実施例の機能ブロック図であ
る。 第8図は本発明の第3の実施例の機能ブロック図であ
る。 第9図は本発明の第4の実施例の機能ブロック図であ
る。 第10図は本発明の第5の実施例の機能ブロック図であ
る。 第11図は盗聴防止用機能を儲けたファクシミリ通信方式
を示す概略図である。 第12図は本発明による、盗聴防止用機能付きのファクシ
ミリ通信方式を示す概略図である。 3……制御装置、7,7A〜7D……フィルタ、8……第1ス
イッチング手段、9,9A〜9D……第2スイッチング手段、
10,10A〜10D……ノイズ発生手段、13……画情報受信判
別手段、21A〜21D……第3スイッチング手段、22……カ
ウンタ、23……周波数テーブル、24……ページ判別手
段、25……乱数発生手段、26……音量調整手段、27……
ノイズ検出手段、28……制御手段、102……受信局側フ
ァクシミリ装置、103……送信局側ファクシミリ装置、1
06……盗聴防止用装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂山 隆志 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士 ゼロックス株式会社岩槻事業所内 (72)発明者 名越 真一郎 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士 ゼロックス株式会社岩槻事業所内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 1/32 - 1/34 H04N 1/44

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定周波数のノイズを出力するノイズ発生
    手段と、 前記ノイズを除去するフィルタと、 画情報の受信時に、前記ノイズ発生手段を付勢して、前
    記ノイズを回線に出力し、かつ自局に対しては前記フィ
    ルタを回線に接続して、該フィルタを介して画情報の受
    信を行う受信制御手段とを具備したことを特徴とするフ
    ァクシミリ装置。
  2. 【請求項2】前記ノイズ発生手段は、複数種の周波数の
    ノイズを出力し、 前記受信制御手段は、複数種の周波数のノイズを選択的
    に回線に出力することを特徴とする請求項1記載のファ
    クシミリ装置。
  3. 【請求項3】少なくとも、1通信ごとに、若しくは1ペ
    ージごと、1ラインごと等のような所定の画情報受信ご
    とに、そのカウント値がインクリメントされるカウンタ
    をさらに備え、 前記受信制御手段は、前記カウント値に応じた周波数の
    ノイズを回線に出力することを特徴とする請求項2記載
    のファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】少なくとも、1通信ごとに、若しくは1ペ
    ージごと、1ラインごと等のような所定の画情報受信ご
    とに、乱数を発生する乱数発生手段をさらに備え、 前記受信制御手段は、前記乱数に応じた周波数のノイズ
    を回線に出力することを特徴とする請求項2記載のファ
    クシミリ装置。
  5. 【請求項5】前記ノイズ発生手段により出力されるノイ
    ズの音量を調整する音量調整手段をさらに備えたことを
    特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のファク
    シミリ装置。
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