JP2903497B2 - 手提テープ取付け方法及び手提テープ取付け装置 - Google Patents

手提テープ取付け方法及び手提テープ取付け装置

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JP2903497B2 JP33859890A JP33859890A JP2903497B2 JP 2903497 B2 JP2903497 B2 JP 2903497B2 JP 33859890 A JP33859890 A JP 33859890A JP 33859890 A JP33859890 A JP 33859890A JP 2903497 B2 JP2903497 B2 JP 2903497B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は表面が合成樹脂で形成された箱等の包装物の
一側面に手提用のテープを取付ける手提テープ取付け方
法及び手提テープ取付け装置、詳しくは水平な移送路上
の包装物を移送機構によりそのテープ取付け面が移送路
の一側面に向けられてテープ取付けステージに間欠移送
し、テープ引出し機構によりテープを引出してテープ押
え機構により包装物のテープ取付け面に押圧させると共
に、引出したテープをテープ切断機構で所定長さに切断
し、この切断したテープの端部をテープ折曲機構により
テープ取付け面と隣接する面に沿って折曲させ、折曲さ
れたテープの両端部を一対の熱シール機構により包装物
に沿って夫々溶着するものに関する。
〈従来の技術〉 従来、この種の手提テープ取付け方法及び手提テープ
取付け装置として例えば実公昭63−37240号公報に開示
される如く移送路の一側上方から下方に昇降動するテー
プ引出し機構と、切断されたテープを包装物のテープ取
付け面に圧接するテープ押え機構とを有して、包装物が
テープ取付けステージに間欠移送されると、テープ引出
し機構が上昇しテープの先端を挾持して下降した後に、
テープ切断機構及びテープ押え機構が作動してテープを
切断すると同時にテープ取付け面に圧接し、次いでテー
プ引出し機構がテープの先端の挾持を解放してからテー
プ折曲機構が突出作動して、切断されたテープの上下端
部を包装物の上下面に沿って夫々折曲し、それから上下
一対の熱シール機構がシリンダの作動により上下突出し
てテープの上下端部を包装物の上下面に圧接させなが
ら、該シリンダが移送方向と直交する方向へ水平移動し
て夫々溶着するものがある。
また、実公昭64−1207号公報に開示される如く移送路
と平行な上下一対のテープ吸着移送機構と、このテープ
吸着移送機構の始端部に設置されるテープ引出し機構
と、テープの上下端部をテープ吸着移送機構に吸着せし
めるテープ押え機構と、テープ吸着移送機構の終端部の
上下部に設置されるテープ折曲機構及び熱シール機構
と、テープ取付けステージに間欠移送した包装物を移送
方向と直交する方向へ移動させるプッシャとを有して、
テープ引出し機構の上昇によりテープの先端を挾持して
下方に引出した後、テープ押え機構が作動して引出され
たテープの上下端部を上下一対のテープ吸着移送機構に
押し付け吸着させると同時に、テープ切断機構が作動し
てテープの上端を切断し、次にテープ吸着移送機構が作
動して吸着されたテープをテープ取付けステージへ水平
移送し、その後プッシャが作動し包装物を押動してその
テープ取付け面が吸着されたテープの上下中間部に突き
当り、これに伴いテープの上下端部が上下方向へ突出移
動するテープ折曲機構で包装物の上下面沿いに折曲さ
れ、それから熱シール機構が作動により上下突出してテ
ープの上下端部を包装物の上下面に溶着するものがあ
る。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかし乍ら、このような従来の手提テープ取付け方法
及び手提テープ取付け装置では、前者及び後者が共にテ
ープ引出し機構がテープをその引出し開始位置から挾持
して下方へ引出し、テープ切断機構で切断することによ
り、テープの長さを移送路上に載置された包装物のテー
プ取付け長さに対応させて設定するため、包装物のサイ
ズチェンジに伴いそのテープ取付け長さが変更となった
場合にはテープ引出し機構のテープ引出し開始位置及び
テープ切断機構のテープ切断位置と、テープ折曲機構の
テープ上端部折曲位置及び上方の熱シール機構のテープ
上端部接着位置等を、新しい包装物のテープ取付け長さ
に対応して夫々再調整する必要があり、その再調整作業
がたいへんで包装物のサイズチェンジに対応し難く使用
勝手が悪いという問題があり、ましてや包装物のテープ
取付け面の寸法誤差を吸収したり、テープ引出し長さの
異なる包装物がランダムに移送されてもこれに対応して
異なる長さのテープを自動的に取付けることは不可能で
ある。
また、前者及び後者が共に包装物の移送機構と異なる
動力によりテープ引出し機構を上昇させテープの先端の
挾持して下方へ引出すため、テープ引出し専用の動力が
包装物の移送機構と別個に必要となり構造が複雑化して
コスト高になるという問題がある。
しかも、前者の場合にはテープの引出し切断とテープ
の包装物への折曲接着とを同一ステーションで行ってい
るため、少なくともテープの折曲が終了してテープ折曲
機構及びテープ押え機構が包装物から離動し終らない
と、テープ引出し機構を上昇させて次のテープの挾持及
び引出しを開始することができず、包装物の移送時間に
比べてテープの引出し動作に時間を要するから作業能率
が低く高速対応できないという問題がある。
そこで、後者の如くテープの引出し切断とテープの折
曲接着を別個のステーションで行い、引出し切断したテ
ープをテープ吸着移送機構でテープ取付けステーション
へ移送し、この移送されたテープにプッシャで包装物を
押し付けて折曲することにより、テープ折曲接着と次の
テープの挾持引出しを同時に作動させて作業能率が向上
するものの、後者のものは前者のものに比べテープの移
送に伴ってテープ位置が不安定となり易く位置ズレ等の
原因となるばかりでなく、テープ吸着移送機構やプッシ
ャが別途必要になって構造が複雑化し、コスト高になる
という問題がある。
更に、前者及び後者が共に切断したテープの長尺方向
を上下に位置させて支持した状態でその上下端部を包装
物の上下面に沿って折曲させるため、テープの材質が腰
の弱いものほどその長尺方向へへたり易くテープの上下
端部が重力により垂れ下がり、これら上下端部を折曲し
終るまで直線状に支持し続けない限り折曲途中でテープ
が座屈し、テープ端部が折り曲ったりテープ全体が曲る
等、包装物に対するテープ両端部の折曲位置が不安定と
なり、それにより熱シール時の溶着位置がテープ両端部
の折曲位置と位置ズレを起こして溶け、仕上りが悪くな
るばかりでなくテープの取付け強度も低下するという問
題がある。
更にまた、前者及び後者は包装物の熱シール面に対す
る熱シール機構のヒートローラの圧接動を出没用シリン
ダの作動のみで位置制御しているため、包装物の移送速
度とこの出没用シリンダの作動速度との間に相対的な誤
差が発生し易く、該出没用シリンダの作動タイミングを
包装物を移送速度に合わせて厳密に調整しないと、熱シ
ール面に対するヒートローラの圧接開始位置及び圧接修
了位置が正確にコントロールできず、その調整作業が面
倒であるという問題がある。
本発明は斯る従来事情に鑑み、テープの長さを包装物
のテープ取付け長さの変更と関係なく自動的に設定する
ことを第1の目的とし、テープを包装物の移送により引
出してテープの引出し開始位置とテープの包装物への折
曲接着位置を互いに干渉せずに行うことを第2の目的と
し、テープ両端部の折曲位置を安定させることを第3の
目的とし、テープ端部の折曲に伴うテープの座屈を完全
に防止することを第4の目的とし、突出用シリンダの作
動タイミングと関係なく熱シール面の所定位置にヒート
ローラを機械的に圧接させることを第5の目的とし、包
装物のテープ取付け長さの変更に対応して前方の熱シー
ル機構を自動調整させることを第6の目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 上記課題を解決するために本発明が講ずる技術的手段
は、水平な移送路上を間欠移送される包装物の前方位置
に、テープの先端を移行路の一側面に接近した移送路外
から水平方向へ供給する工程と、この供給されたテープ
の先端を移送される包装物の前面に突き当てて仮止し該
包装物の移送に伴い水平移動させて包装物の前面及び移
送路の一側面と対向するテープ取付け面に沿ってテープ
を水平状に引出す工程と、包装物がテープ取付けステー
ジまで移送されて停止してから引出されたテープを包装
物のテープ取付け面に押圧して仮固する工程と、この仮
固定されたテープ基端部を切断して包装物の後面に沿っ
て折曲する工程と、仮止めしたテープ先端部及び折曲し
たテープ基端部を包装物の前後面に夫々溶着する工程と
からなることを特徴とする方法である。
また、仮止めしたテープ先端部及び折曲したテープ基
端部を包装物の前後面に夫々溶着する工程と、間欠移送
される包装物の前方位置に次のテープの先端を移送路外
から水平方向へ供給する工程とを同時に行うことが好ま
しい。
そして、テープ引出し機構が移送路の一側面に接近し
た始動位置からテープ取付けステージに移送される包装
物より前方のテープ先端供給位置へ出没動自在なテープ
先端供給部と、このテープ先端供給位置でテープの先端
を保持し移送される包装物の前面に当接して該包装物の
移送と連動しテープ取付けステージでテープの先端を解
放する移送方向へ移動自在なテープ先端保持部とを備
え、テープ取付けステージまで押送されたテープ先端保
持部を包装物の周囲を通ってテープ先端供給位置に復帰
させる復帰用駆動部を設けると共に、包装物の後面に沿
ってテープ基端部を折曲するテープ折曲機構と、始動位
置で待機するテープ先端供給部との間にテープ切断機構
を配設し、テープ取付けステージで停止する包装物の前
後面と対向して前後一対の熱シール機構を移送方向と直
交する水平方向へ出没動自在に設けたことを特徴とする
ものである。
また、テープ折曲機構のテープ当接面に吸引孔を複数
開穿し、該テープ当接面をテープ取付けステージで停止
した包装物のテープ取付面後端を中心として水平方向へ
回動自在に設けることが好ましい。
更に、熱シール機構の出没用駆動部の先端に、ヒート
ローラを水平方向へ揺動自在に設けると共に従動ローラ
を連設し、該従動ローラと対向して従動ローラを移送方
向へ位置制御するカムを配設することが好ましい。
更にまた、前方の熱シール機構を移送方向へ水平往復
動自在に設けて、その後側面とテープ先端保持部の前側
面とを移送方向へ接離自在に係合させると共に、この前
方の熱シール機構にテープ先端保持部の復帰動と関係な
くその移動開始位置に後退させる後退用駆動部を連設す
ることもできる。
〈作 用〉 本発明は上記技術的手段によれば、包装物のテープ取
付け面をテープ架け渡し方向へテープ取付けステージま
で移送させることにより、これに連動してテープが該テ
ープ取付け面に沿って引出され、テープ必要長さが自動
的に決まるものである。
そして、テープの先端を包装物に仮止して該包装物の
移送に伴い移送方向へ引出すことにより、包装物の移送
に連動してテープがその引出し開始位置からテープ取付
けステーションへ連続的に引き出されるものである。
また、テープの短尺方向を上下に位置させて水平状に
引き出すことにより、重力によるテープの垂れ下がりが
なくなってテープ端部を直線状に支持し易くなると共
に、折曲に伴いテープ端部が座屈し難くなるものであ
る。
更に、テープ先端保持部でテープの先端を保持し張架
させた状態において包装物の前面を突き当てることによ
り、テープ先端部が包装物の前面に沿って折曲されると
共に、テープ切断と同時か、又はそれより前の時点から
テープ基端部をテープ折曲機構のテープ当接面に吸着保
持し、包装物のテープ取付面後端を中心にして水平回動
することにより、テープ基端部が直線状に保持されたま
ま包装物の後面に押し付けられるものである。
更にまた、出没用駆動部でヒートローラを移送路内へ
突出させることにより、従動ローラがカムに沿って移送
方向へ位置制御されてテープ端部に対するヒートローラ
の圧接位置が決まるものである。
一方、包装物の移送に伴い前方へ押送されるテープ先
端保持部と連動して前方の熱シール機構を前方へ押送さ
せることにより、包装物がテープ取付けステージで停止
すると前方の熱シール機構も停止した包装物の前面と対
向する位置に停止し、その後にテープ先端保持部が復帰
動しても前方の熱シール機構は移動せず、熱シール後に
後退用駆動部により熱シール機構が移動開始位置に後退
するものである。
〈実施例〉 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
この実施例は第1図に示す如く移送路Aの一側外方に
移動台Dを移送路Aと平行に移送方向へ水平往復動、即
ち前後動自在に設け、この移動台D上にテープ押え機構
3のテープ先端部押え3a及び前方のテープ中間部押え3b
と、前方の熱シール機構6とを配設してこれらを一体化
し、包装物Bのテープ取付け長さW、即ち包装物Bの前
後幅寸法に対応して該移動台Dを前後調整動させると共
に、移動台Dに付設した固定ハンドルD1を手動操作し
て、テープ先端部押え3a及び前方の熱シール機構6を移
送路A途中のテープ取付けステージP1で停止状態の包装
物Bの前面B2と位置合せして固定するものである。
移送路Aは水平な移送面A1上に包装物Bを載置し、そ
の一側縁に沿って立設される基準面A2に包装物Bのテー
プ取付け面B1を当接させて供給すると共に、押送面1aを
図示せる如く移送方向へ所定間隔毎に複数立設するか、
又は1個立設した移送機構1を配設して、該移送機構1
を後述する各熱シール機構6の出没用駆動部6dの没動と
連動して間欠的に作動制御することにより、各包装物B
をそれらの間に隙間Sが開いた状態で搬入側からテープ
取付けステージP1へ、そしてテープ取付けステージP1
ら搬出側へ順次間欠移送させる。
また、移送路Aの一側外方にはテープ引出し機構2の
テープ先端供給部2aと、テープ押え機構3と、テープ切
断機構4と、テープ折曲機構5と、前後一対の熱シール
機構6,6を配設する。
テープ引出し機構2は移送路Aの一側面に接近した移
送路A外の始動位置P2から上記テープ取付け位置P1へ移
送される包装物Bの前面B2より前方のテープ先端供給位
置P3へ出没動自在なテープ先端供給部2aと、このテープ
先端供給位置P3でテープCの先端を保持し移送される包
装物Bの前面B2に当接して該包装物Bの移送と連動され
テープ取付けステージP1でテープCの先端を解放する移
送方向へ移動自在なテープ先端保持部2bとからなる。
テープ先端供給部2aはテープ供給源から供給されるテ
ープCを水平移動自在に支持する支持体2a1を横設し、
この支持体2a1の移送路A側先端にテープCの先端を前
方へ向けて座屈しない長さ分だけ突出させて支持する先
端ローラ2a2を水平回転自在に設けると共に、支持体2a1
の基端には移送方向と交差する方向へ水平移動する例え
ばエアーシリンダ等の出没用駆動部2a3を連設して、該
出没用駆動部2a3の作動により先端ローラ2a2が始動位置
P2からテープ先端供給位置P3に亙って出没動する。
また、上記支持体2a1にはテープCを挾んで接離動す
るストッパ2a4を連設し、該ストッパ2a4の作動によりテ
ープCの引出しが任意に停止される。
これら出没用駆動部2a3及びストッパ2a4の作動は、上
記移送機構1、テープ先端保持部2b及び後述する各熱シ
ール機構6の作動と連動して制御され、ストッパ2a4
支持体2a1に接動させた状態で始動位置P2から先端ロー
ラ2a2をテープ取付けステージP1へ移送される包装物B
の前方に位置してテープ先端供給位置P3へ突出動せしめ
テープ先端保持部2bがテープCの先端を保持した直後
に、ストッパ2a4を支持体2a1から離動させながら支持体
2a1を始動位置P2に没動させて、移送される包装物Bの
前面B2と突き当らないように待機せしめると共に、包装
物Bがテープ取付けステージP1まで移送された直後にス
トッパ2a4を接動させ、それから各熱シール機構6の出
没用駆動部6dの突出動に伴い始動位置P2よりテープ先端
供給位置P3へ突出動させる。
テープ先端保持部2bは開閉自在な挾持片2b1を後方へ
向け移送方向へ水平移動自在に配設して例えばエアーシ
リンダ等の開閉用駆動部2b2を連設し、この挾持片2b1
近傍に包装物Bの前面B2と対向する当て面2b3を、挾持
片2b1の後端より若干後方へ突出させて設けると共に、
包装物Bの移送に伴いテープ取付けステージP1まで押送
された挾持片2b1を、包装物Bの周囲を通ってテープ先
端供給位置P3へ復帰させる復帰用駆動部を連設する。
この復帰用駆動部は本実施例の場合、昇降用シリンダ
2b4と後退用シリンダ2b5であり、これら両シリンダ2b4,
2b5の作動によりテープ取付けステージP1まで押送され
た挾持片2b1を、下降させて上記移送路A1に上下開穿さ
れる長孔A3を貫通させると共に包装物Bの下方を通りテ
ープ先端供給位置P3の直下まで後退し上昇させる。
これら開閉用駆動部2b2及び復帰用駆動部2b4,2b5の作
動は、上記テープ先端供給部2a及び後述するテープ先端
部押え3aと連動して制御され、テープ先端供給部2aがテ
ープ先端供給位置P3に突出した直後にその直下位置から
挾持片2b1を開動したまま移送路A1上に上昇させ、この
挾持片2b1内に先端ローラ2a2より前方へ突出するテープ
Cの先端が入り込む高さ位置で上昇を停止させると共に
挾持片2b1を閉動して保持し、それから包装物Bの移送
に伴い挾持片2b1がテープ取付けステージP1まで押送さ
れて、テープ先端部押え3aによりテープ先端部C1を包装
物Bの前面B2に押圧した直後に、挾持片2b1を開動して
テープCの先端が解放されてからテープ先端供給位置P3
の直下位置へ復帰させる。
テープ押え機構3は移送路A外からテープ取付けステ
ージP1で停止状態の包装物B前面B2に向けて出没動自在
なテープ先端部押え3aと、移送路A外からテープ取付け
ステージP1で停止状態の包装物Bのテープ取付け面B1
向けて突出動する前後一対のテープ中間部押え3b,3bと
からなる。
テープ先端部押え3aは包装物Bの前面B2に沿って折曲
されたテープ先端部C1と対向する押圧面3a1を立設し、
この押圧部3a1にテープ取付け位置P1で停止状態の包装
物Bのテープ取付け面B1前端付近を中心として水平回動
する例えばロータリーシリンダ等の回動用駆動部3a2
連設して、該回動用駆動部3a2の作動により押圧面3a1
移送路A内外へ出没動してテープ先端部C1を包装物Bの
前面B2に押圧し仮止めする。
各テープ中間部押え3bは包装物Bのテープ取付け面B1
に沿って引出されたテープ中間部C2と対向する押圧面3b
1を立設し、この押圧面3b1に移送方向と直交する方向へ
水平移動する例えばエアーシリンダ等の突出用駆動部3b
2を連設して、該突出用駆動部3b2の作動により押圧面3b
1がテープ中間部C2と接離動して包装物Bのテープ取付
け面B1に押圧し仮止めする。
これら回動用駆動部3a2及び各突出用駆動部3b2の作動
は、上記移送機構1及び後述する各熱シール機構6の作
動と連動して制御され、包装物Bがテープ取付けステー
ジP1に移送される前の時点か、又は移送されると同時に
テープ先端部押え3aの押圧面3a1を移送路A内に突出動
させ、包装物Bがテープ取付けステージP1で停止した直
後に、各テープ中間部押え3bの押圧面3b1を突出動させ
ると共に、前方の熱シール機構6の出没用駆動部6dの突
出動に伴いヒートローラ6aが接近した時に、テープ先端
部押え3aの押圧面3a1を移送路A外へ没動させて、これ
ら両者6a,3a1の接触を防止すると共にテープ取付け装置
P1から搬出側へ移送される包装物Bと接触しないように
待機せしめ、各熱シール機構6の出没用駆動部6dの没動
と連動して各テープ中間部押え3bをテープ中間部C2と離
動して待機させる。
テープ切断機構4は上記始動位置P2で待機するテープ
先端供給部2aの先端ローラ2a2と後述するテープ折曲機
構5との間に、ナイフ4aを包装物Bの移送に伴い引出さ
れたテープCと交差させて配設し、このナイフ4aに引出
されたテープCと交差する方向へ回動する例えばロータ
リーシリンダ等の回動用駆動部4bを、移送される包装物
Bと接触しない位置に連設して、該回動用駆動部4bの作
動によりナイフ4aがテープCと交差して切断せしめ、テ
ープ先端供給部2a側には次に引出すテープCの先端を先
端ローラ2a2から前方へ座屈しない程度突出するように
残す。
この回動用駆動部4bの作動は上記テープ押え機構3と
連動して制御され、各テープ中間部押え3bの押圧面3b1
が突出してテープ中間部C2を仮止めした直後に、ナイフ
4aを回動させてテープCを切断し、その直後にナイフ4a
を移送路A外に回動して包装物Bの移送の邪魔にならな
いように待機させる。
テープ折曲機構5はテープ取付けステージP1で停止状
態の包装物Bのテープ取付け面B1後端と、上記テープ切
断機構4との間にテープ当接面5aをテープ基端部C3と対
向して立設し、このテープ当接面5aに吸引孔5bを複数開
設して吸引源と連絡させると共に、テープ取付けステー
ジP1で停止状態の包装物Bのテープ取付け面B1後端を中
心として水平回動する例えばロータリーシリンダ等の回
動用駆動部5cを連設して、該回動用駆動部5cの作動によ
りテープ当接面5aが移送路A内外へ出没動してテープ基
端部C3を包装物Bの後面B3に沿って折曲する。
これら各吸引孔5bの吸引タイミング及び回動用駆動部
5cの作動は上記テープ切断機構4及び後述する後方の熱
シール機構6の作動と連動して制御され、ナイフ4aの回
動してテープCが切断されると同時か、又はその直前か
ら吸引を開始してテープ当接面5aにテープ基端部C3が直
線状に吸着保持され、切断直後にテープ当接面5aを移送
路A内に突出回動させ、吸着されたテープ基端部C3が包
装物Bのテープ取付け面B1の後端に沿って折曲し後面B3
に押圧させて仮止し、後方の熱シール機構6の出没用駆
動部6dの突出動に伴いヒートローラ6aが接近した時に、
テープ当接面5aを移送路A外へ没動させて、これら両者
6a,5aの接触を防止すると共に移送される包装物Bと接
触しないように待機させる。
各熱シール機構6は包装物Bの前後面B2,B3に沿って
折曲されるテープ先端部C1及びテープ基端部C3と夫々対
向するヒートローラ6aを揺動部6bの先端に水平回転自在
に軸着し、この揺動部6bをその中間位置に固着した鉛直
な回動軸6cを中心として水平揺動自在に軸着すると共
に、該回転軸6cに移送方向と直交する方向へ水平移動す
る例えばエアーシリンダ等の出没用駆動部6dを連設し
て、この出没用駆動部6dの作動により揺動部6b先端のヒ
ートローラ6aが移送路A内外へ出没動して包装物Bの前
後面B2,B3と平行移動する。
上記回転軸6cには回転子6eを一体的に突設し、この回
転子6eにこれを一方向へ水平回動させる例えばエアーシ
リンダ等の回動用駆動部6fと、その逆方向へ常時回動付
勢する例えばバネ等の弾性体6gとを連設して、該回動用
駆動部6fの作動によりヒートローラ6aが軸着された揺動
部6bの先端を包装物Bの前後面B2,B3と接近させると共
に、弾性体6gにより上記回動駆動部6fの不作動時に揺動
部6bの先端を包装物Bの前後面B2,B3から離反させる。
また、揺動部6bの基端には従動ローラ6hを水平回転自
在に軸着し、この従動ローラ6hと対向してこれを移送方
向へ位置制御するカム6iを配置固定して、上記回動用駆
動部6fの作動により従動ローラ6hがカム6iに押し付けら
れると共に、カム6iは揺動部6bの移送路A内への突出動
に伴って従動ローラ6hが当接移動することにより、揺動
部6b先端の移送方向への揺動角度を規制してヒートロー
ラ6aと包装物の前後面B2,B3との圧接位置が決まる。
尚、図示例ではカム6iにより包装物Bの前後面B2,B3
に対するヒートローラ6aの圧接開始位置を制御している
が、これに限定されず、カム6iの形状を変えてヒートロ
ーラ6aの圧接開始位置と圧接終了位置を制御しても良
い。
更に、揺動部6bにはヒートローラ6aの押圧位置より移
送路A内方へ突出する押圧部6jを付設して、該押圧部6j
によりヒートローラ6aの押圧に先行してテープ先端部C1
及びテープ基端部C3を包装物Bの前後面B2,B3に押し付
け、これらテープ先端部C1及びテープ基端部C3の座屈を
防止すると共に、テープ先端部押3a及びテープ当接面5a
の逃げタイミングを容易にする。
そして、これら各熱シール機構6の出没用駆動部6d及
び回動用駆動部6fの作動は、上記テープ折曲機構5の作
動して制御され、テープ当接面5aが突出動した直後に揺
動部6bを移送路A内へ突出動させると同時に回転子6eを
回動させるが、従動ローラ6hがカム6iに当接しているた
め、突出開始時においてはヒートローラ6aが包装物Bの
前後面B2,B3と平行に突出動してこれらに接近し、テー
プ取付け面B1の端縁から所定寸法離れた押圧開始位置に
到達すると、従動ローラ6hがカム6iに沿って移送方向へ
移動しヒートローラ6aをテープ先端部C1及びテープ基端
部C3に押圧してそのまま突出動し、押圧終了位置に到達
すると、図示例の場合には回動用駆動部6fによる回転子
6eの回動を停止させ、これに伴い弾性体6gによりヒート
ローラ6aがテープ先端部C1及びテープ基端部C3から離反
し、その直後に揺動部6bを移送路A外へ没動させて、テ
ープ取付けステージP1から搬出側へ移送される包装物B
と接触しないように待機せしめる。
次に、斯る手提テープ取付け装置の作動について説明
する。
先ず、初期状態においてテープ先端供給部2aの先端ロ
ーラ2a2からテープCの先端が前方へ座屈しない長さ分
だけ突出しストッパ2a4が接動していると共に、テープ
先端供給位置P3の直下に挾持片2b1が開動状態で位置し
ており、この状態で移送機構1の各押送面1aによる各包
装物Bの間欠移送が開始される前に、先端ローラ2a2
出没用駆動部2a3により始動位置P2からテープ取付けス
テージP1へ移送される包装物Bの前方へ突出動して、テ
ープ先端供給位置P3に到達すると、テープ先端保持部2b
の挾持片2b1を移送される包装物Bの前方の隙間Sに上
昇し、この挾持片2b1内にテープCの先端が入り込んだ
ところで上昇停止する。(第6図) これに続いて挾持片2b1が閉動してテープCの先端を
保持すると同時に、ストッパ2a4が離動してテープCの
引出しを可能にした直後に、先端ローラ2a2が出没用駆
動部2a3により始動位置P2に戻って待機状態となる。
(第7図) この待機状態で移送機構1により包装物B搬入側から
移送されると、その途中で、前面B2が当て面2b3に突き
当り、そのまま包装物Bの移送に伴い挾持片2b1をテー
プ取付けステージP1まで押送し、それによりテープCが
先端ローラ2a2から包装物Bの前面B2及びテープ取付け
面B1に沿って引出されると共に、テープ取付け面B1の前
端に沿って折曲される。(第1図) テープ取付けステージP1では包装物Bが到着する前の
時点か、又は到着と同時にテープ先端部押え3aの押圧面
3a1が移送路A内に突出動し、包装物Bの前面B2に沿っ
て折曲されたテープ先端部C1を仮止し、その直後に挾持
片2b1が開動してテープCの先端を開放してから、下降
しテープ先端供給位置P3の直下に向けて後退し、一方前
後テープ中間部押え3b,3bの押圧面3b1,3b1が突出動して
テープ中間部C2をテープ取付け面B1に仮止めすると同時
に、ストッパ2a4が接動し、その直後ナイフ4aによりテ
ープCを切断する。(第8図) テープCの切断と同時か、又はその直前から切断され
たテープ基端部C3をテープ当接面5aに直線状に吸着保持
し、切断直後にテープ当接面5aが水平突出回動して包装
物Bのにテープ取付け面B1後端に沿い折曲し後面B3に仮
止され、上記切断に伴って先端ローラ2a2から次に引出
すテープCの先端が前方へ突出して残る。(第9図) テープ基端部C3折曲の直後に前後ヒートローラ6a,6a
が出没用駆動部6d,6dにより移送路A内へ突出動すると
共に、回動用駆動部6f,6f、従動ローラ6h,6h及びカム6
i,6iによりヒートローラ6a,6aが揺動してテープ先端部C
1とテープ基端部C3を夫々包装物Bの前後面B2,B3に押圧
し溶着させ、これに伴いヒートローラ6a,6aがテープ先
端部押え3a及びテープ当接面5aに接近すると、これらは
接触しないように移送路A外へ没動する。
また、ヒートローラ6a,6aの突出動と同時に先端ロー
ラ2a2が始動位置P2からテープ先端供給位置P3へ突出動
する。(第10図) そして、ヒートローラ6a,6aが押圧終了位置まで突出
動して溶着が終了すると、ヒートローラ6a,6aがテープ
先端部C1及びテープ基端部C3から離れて移送路A外へ没
動すると同時に、テープ中間部押え3b,3bがテープ中間
部C2から離動して、移送機構1の各押送面1aによる各包
装物Bの間欠移送が開始され、又これと連動して挾持片
2b1が次にテープ取付けステージP1へ移送される包装物
B前方の隙間Sに上昇し、次に引出すテープCの先端を
保持して第7図の状態に戻り、それ以降上述した作動が
繰り返される。
更に、第11図に示すものは本発明の他の実施例であ
り、このものはテープ先端部押え3a及び前方のテープ中
間部押え3bと、前方の熱シール機構6とが一体化された
移動台Dを、移送路Aと平行に移送方向へ水平往復動、
即ち前後動自在に設け、この移動台Dの後方へ向く後側
面D2と、これに対向するテープ先端保持部2bの前側面2b
6とを移送方向へ接離自在に係合して、包装物Bの移送
に伴い前方へ押送されるテープ保持部2bにより移動台D
を前方を押送させると共に、この押送終了後に例えばロ
ックシリンダ等の仮固定手段D3で移動台Dを一時的に仮
固定し、移動台Dにテープ先端保持部2bの復帰動と関係
なくこれをその移動開始位置P4へ後退させる例えばエア
ーシリンダ等の後退用駆動部7を連設して、テープ先端
保持部2bが復帰動し熱シールが終了した直後に移動台D
を移動開始位置P4へ戻すものである。
図示例の場合には移動台Dの移送路A側端に連設した
当り面を後側面D2とし、挾持片2b1の前方位置に突出連
設した押し面2b6とすると共に、移動台Dの移動開始位
置P4とはテープ取付け長さWの最も短い包装物Bがテー
プ取付けステージP1に移送された時に、その前面B2位置
とテープ先端部押え3a及び前方の熱シール機構6の位置
とが一致する状態を言う。
即ち、第11図のものは包装物Bの移送に伴い挾持片2b
1が押送されると、テープ取付け長さWの最も短いもの
以外は押し面2b6が当り面D2に突き当って移動開始位置P
4から移動台Dを押送し、包装物Bがテープ取付けステ
ージP1で停止すると、移動台Dも停止して該包装物Bの
前面B2と、テープ先端部押え3a及び前方の熱シール機構
6とが自動的に位置合せされて仮固定し、その後テープ
先端保持部2bがテープ先端供給部P3へ復帰動しても移動
台Dは移動せず熱シールを行い、その終了後に仮固定が
解除されて後退用駆動部7により移送開始位置P4に復帰
する。
従って、包装物Bのテープ取付け長さWが変更しても
これに対応して自動調整され、テープ取付け長さWの異
なる包装物Bがランダムに移送された場合には、これら
に対応して異なる長さのテープCを自動的に取付ける。
尚、前示実施例ではテープ先端保持部2bを包装物Bの
周囲を通ってテープ先端供給位置P2へ復帰させる復帰用
駆動部が、昇降用シリンダ2b4と後退用シリンダ2b5で挾
持片2b1が包装物Bの下方を通るようにしたが、これに
限定されず、包装物Bの上方やテープ取付け面B1と対向
する側面b4を通ってテープ先端供給位置P2へ復帰するよ
うにしても良い。
また、テープ押え機構3やテープ切断機構4も図示し
た構造に限定されず、同様の作動をするものであれば他
の構造であっても良い。
〈発明の効果〉 本発明は上記の構成であるから、以下の利点を有す
る。
包装物のテープ取付け面をテープ架け渡し方向へテ
ープ取付けステージまで移送させることにより、これに
連動してテープが該テープ取付け面に沿って引出され、
テープ必要長さが自動的に決まるので、テープの長さを
包装物のテープ取付け長さの変更と関係なく自動的に設
定することができる。
従って、包装物のテープ取付け長さの変更の都度、再
調整する必要のある従来のものに比べ、再調整個所が著
しく減少してその作業が容易になり包装物のサイズチェ
ンジに対応し易く使用勝手が良い。
テープの先端を包装物に仮止して該包装物の移送に
伴い移送方向へ引出すことにより、包装物の移送に連動
してテープがその引出し開始位置からテープ取付けステ
ーションへ連続的に引出されるので、テープを包装物の
移送により引出してテープの引出し開始位置とテープの
包装物への折曲接着位置を互いに干渉せずに行うことが
できる。
従って、テープ引出し専用の動力が包装物の移送機構
と別個に必要となる従来のものに比べ、テープ引出しの
動力が包装物の移送機構と共用でき、構造が簡素化して
コスト低になると共に、切断したテープを移送せずにテ
ープ折曲接着と次のテープの挾持を同時に作動でき、少
なくともテープの折曲が終了してテープ折曲機構及びテ
ープ押え機構が包装物が離動し終るまで次のテープの挾
持を開始できない従来のものに比べ、作業能率が向上し
て高速対応が可能になり、しかもテープ吸着移送機構や
プッシュが別途必要になる従来のものに比べ、構造が簡
素化してコストも低減できる。
テープの短尺方向を上下に位置させて水平状に引き
出すことにより、重力によるテープの垂れ下がりがなく
なってテープ端部を直線状に支持し易くなると共に、折
曲に伴いテープ端部が座屈し難くなるので、テープ両端
部の折曲位置を安定させることができる。
従って、重力によりテープ両端部が垂れ下がり易く折
曲位置の不安定な従来のものに比べ、テープの材質が腰
の弱いものでも折曲位置と熱シール時の溶着位置が位置
ズレを起こすことがなく、仕上りやテープ取付け強度が
均一になって向上する。
テープ先端保持部でテープの先端を保持し張架させ
た状態において包装物の前面を突き当てることにより、
テープ先端部が包装物の前面に沿って折曲されると共
に、テープ切断と同時か、又はそれより前の時点からテ
ープ基端部をテープ折曲機構のテープ当接面に吸着保持
し、包装物のテープ取付面後端を中心して水平回動すれ
ば、テープ基端部が直線状に保持されたまま包装物の後
面に押し付けられるので、テープ端部の折曲に伴うテー
プの座屈を完全に防止することができる。
従って、テープ折曲位置の精度が向上し、仕上りが更
に良くなる。
出没用駆動部でヒートローラを移送路内へ突出させ
ることにより、従動ローラがカムに沿って移送方向へ位
置制御されれば、テープ端部に対するヒートローラの圧
接位置が決まるので、突出用シリンダの作動タイミング
と関係なく熱シール面の所定位置にヒートローラを機械
的に圧接させることができる。
従って、熱シール面に対するヒートローラの圧接動を
出没用シリンダのみで位置制御する従来のものに比べ、
出没用駆動部の作動タイミング調整を厳密に行わなくて
もヒートローラの圧接開始位置及び圧接終了位置を正確
にコントロールでき、調整作業が容易になる。
包装物の移送に伴い前方に押送されるテープ先端保
持部と連動して前方の熱シール機構を前方へ押送させれ
ば、包装物がテープ取付けステージで停止すると前方の
熱シール機構も停止した包装物の前面と対向する位置に
停止し、その後にテープ先端保持部が復帰動しても前方
の熱シール機構は移動せず、熱シール後に後退用駆動部
により熱シール機構が移動開始位置に後退させれば、包
装物のテープ取付け長さの変更に対応して前方の熱シー
ル機構を自動調整することができる。
従って、包装物のテープ取付け長さが変更される度に
再調整が必要な従来のものに比べ、再調整作業が不要で
使用勝手が良いと共に、包装物のテープ取付け長さの寸
法誤差を吸収して仕上り精度が向上し、しかもテープ取
付け長さの異なる包装物がランダムに移送されてもこれ
に対応して異なる長さのテープを自動的に取付けること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す手提テープ取付け装置
の一部切欠平面図で包装物がテープ取付けステージに移
送された状態を示し、第2図はテープ引出し機構を部分
拡大して示す斜視図、第3図はテープ先端部押えとテー
プ折曲機構を部分拡大して示す斜視図、第4図はテープ
切断機構を部分拡大して示す斜視図、第5図は後方のテ
ープ中間部押えと後方の熱シール機構を部分拡大して示
す斜視図、第6図乃至第10図はその作動を工程順に従っ
て示す一部切欠縮小平面図、第11図は本発明の他の実施
例を示す手提テープ取付け装置の一部切欠平面図で包装
物がテープ取付けステージに移送された状態を示すもの
である。 A……移送路、B……包装物 B1……テープ取付け面、B2……前面 B3……後面、C……テープ C1……テープ先端部、C3……テープ基端部 P1……テープ取付けステージ P2……始動位置 P3……テープ先端供給位置 P4……移動開始位置、1……移送機構 2……テープ引出し機構 2a……テープ先端供給部 2b……テープ先端保持部 2b4,2b5……復帰用駆動部(昇降用シリンダ、後退用シ
リンダ) 3……テープ押え機構、4……テープ切断機構 5……テープ折曲機構、5a……テープ当接面 5b……吸引孔、6……熱シール機構 6a……ヒートローラ、6d……出没用駆動部 6h……従動ローラ、6i……カム 7……後退用駆動部

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平な移送路上を間欠移送される包装物の
    前方位置に、テープの先端を移送路の一側面に接近した
    移送路外から水平方向へ供給する工程と、この供給され
    たテープの先端を移送される包装物の前面に突き当てて
    仮止し該包装物の移送に伴い水平移動させて包装物の前
    面及び移送路の一側面と対向するテープ取付け面に沿っ
    てテープを水平状に引出す工程と、包装物がテープ取付
    けステージまで移送されて停止してから引出されたテー
    プを包装物のテープ取付け面に押圧して仮固する工程
    と、この仮固定されたテープ基端部を切断して包装物の
    後面に沿って折曲する工程と、仮止めしたテープ先端部
    及び折曲したテープ基端部を包装物の前後面に夫々溶着
    する工程とからなる手提テープ取付け方法。
  2. 【請求項2】仮止めしたテープ先端部及び折曲したテー
    プ基端部を包装物の前後面に夫々溶着する工程と、間欠
    移送される包装物の前方位置に次のテープの先端を移送
    路外から水平方向へ供給する工程とを同時に行う請求項
    1記載の手提テープ取付け方法。
  3. 【請求項3】水平な移送路上の包装物を移送機構により
    そのテープ取付け面が移送路の一側面に向けられてテー
    プ取付けステージに間欠移送し、テープ引出し機構によ
    りテープを引出してテープ押え機構により包装物のテー
    プ取付け面に押圧させると共に、引出したテープをテー
    プ切断機構で所定長さに切断し、この切断したテープの
    端部をテープ折曲機構によりテープ取付け面と隣接する
    面に沿って折曲させ、折曲されたテープの両端部を一対
    の熱シール機構により包装物に沿って夫々溶着する手提
    テープ取付け装置において、前記テープ引出し機構が移
    送路の一側面に接近した始動位置からテープ取付けステ
    ージに移送される包装物より前方のテープ先端供給位置
    へ出没動自在なテープ先端供給部と、このテープ先端供
    給位置でテープの先端を保持し移送される包装物の前面
    に当接して該包装物の移送と連動しテープ取付けステー
    ジでテープの先端を解放する移送方向へ移動自在なテー
    プ先端保持部とを備え、テープ取付けステージまで押送
    されたテープ先端保持部を包装物の周囲を通ってテープ
    先端供給位置に復帰させる復帰用駆動部を設けると共
    に、包装物の後面に沿ってテープ基端部を折曲するテー
    プ折曲機構と、始動位置で待機するテープ先端供給部と
    の間にテープ切断機構を配設し、テープ取付けステージ
    で停止する包装物の前後面と対向して前後一対の熱シー
    ル機構を移送方向と直交する水平方向へ出没動自在に設
    けたことを特徴とする手提テープ取付け装置。
  4. 【請求項4】テープ折曲機構のテープ当接面に吸引孔を
    複数開穿し、該テープ当接面をテープ取付けステージで
    停止した包装物のテープ取付面後端を中心として水平方
    向へ回動自在に設けた請求項3記載の手提テープ取付け
    装置。
  5. 【請求項5】熱シール機構の出没用駆動部の先端に、ヒ
    ートローラを水平方向へ揺動自在に設けると共に従動ロ
    ーラを連設し、該従動ローラと対向して従動ローラを移
    送方向へ位置制御するカムを配設した請求項3記載の手
    提テープ取付け装置。
  6. 【請求項6】前方の熱シール機構を移送方向へ水平往復
    動自在に設けて、その後側面とテープ先端保持部の前側
    面とを移送方向へ接離自在に係合させると共に、この前
    方の熱シール機構にテープ先端保持部の復帰動と関係な
    くその移動開始位置へ後退させる後退用駆動部を連設し
    た請求項3記載の手提テープ取付装置。
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