JP2903139B2 - 円筒部材への部材取付構造 - Google Patents

円筒部材への部材取付構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は円筒部材への部材取付構
造の改良に係り、特に光学顕微鏡のフォーカス用粗動調
整ツマミのようなテーパー面を有する円筒部材に対する
所定部材の取付に好適な部材取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】生物観察用のような光学顕微鏡において
は、フォーカス調整を2段階で行うようになっており、
そのためフォーカス用粗動及び微動調整ツマミを備えて
いる。即ち、最初、粗動調整ツマミを操作して大略的な
フォーカス調整を行ってから微動調整ツマミを操作して
最終的なピント合わせを行う。而して上記粗動及び微動
操作によるフォーカス調整は通常手動にて行われるが、
例えば、上記光学顕微鏡にカメラを取り付けて生物を1
0倍以下の低倍率で写真撮影するような場合、特に上記
微動操作を手動にて行いピント合わせを行うのは被写界
深度の幅が広いためになかなか難しく長時間を要し容易
ではない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため光学顕微鏡と
オートフォーカス装置とを一体に組み込んだ装置が従来
から開発市販されており、上記オートフォーカス装置に
よって前記微動操作を自動的に行わせてピント合わせを
短時間で可能としている。しかるにかかるオートフォー
カス機能付きの従来の光学顕微鏡は大変高価なものであ
る上、このオートフォーカス装置は1台の光学顕微鏡に
専用となっているので極めて不経済である。
【0004】この問題を解決するには、光学顕微鏡とは
独立にオートフォーカス装置を構成し、これにより所望
の光学顕微鏡のフォーカス用微動調整ツマミを、粗動調
整ツマミを手動操作可能な状態で、駆動できるようにす
ればよい。但しこの場合、上記両ツマミへの所定部材取
付時に損傷を与えたりすることなく、また特別な加工を
施すことを不要とすることが望ましい。しかるに上記粗
動調整ツマミはテーパー面を有しているので、従来の取
付手段、例えばカメラへのレンズフード取付手段のよう
なものは適用できない。しかもこの粗動調整ツマミは前
記微動調整ツマミと同軸的かつ相互に独立に操作可能に
設けられているので、上記粗動調整ツマミへ取付けられ
る部材は微動調整ツマミに連結されるオートフォーカス
駆動部を収納したままで手動操作可能に取り付けられる
構造とする必要がある。
【0005】本発明の目的はかかるフォーカス用粗動調
整ツマミのようなテーパー面を有する円筒部材に対する
所定部材の取付けに好適な取付構造によって上述したよ
うな課題の解決を図ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の円筒部材への部材取付構造は、円筒部材の
周面に嵌合される取付部材と上記円筒部材の端面に係合
する引掛部を有する板バネ部材とを有し、該板バネ部材
を介して上記取付部材を前記円筒部材にネジ止めすると
共に、前記板バネ部材は前記円筒部材の周方向に巻回さ
れる帯状部と先端部に前記引掛部を有し該帯状部から円
筒部材の軸方向に延びた弾性変形部を形成した突出部と
から成り、前記円筒部材は光学顕微鏡のフォーカス用粗
動調整ツマミであり、前記取付部材は上記光学顕微鏡の
フォーカス用微動調整ツマミのオートフォーカス用駆動
部を収納している中空円筒であることを要旨とする。
【0007】
【作用】本発明の部材取付構造は、例えば、光学顕微鏡
のフォーカス用微動調整ツマミに連結されるオートフォ
ーカス駆動部を収納している中空円筒のような取付部材
を、フォーカス用粗動調整ツマミに嵌合し取付ける場合
等に適用される。即ち、粗動調整ツマミに取付部材を嵌
合し、板バネ部材を介してネジ止めすればよい。
【0008】
【実施例】以下図面に示す本発明の実施例を説明する。
図1及び図2は夫々本発明の円筒部材への部材取付構造
の板バネ部材1及び取付部材としての中空円筒2の第1
の円筒部2aを示す。図1の板バネ部材1において、1
aは帯状部、1bは突出部で、先端部に爪1cを有し、
帯状部1aから円筒部材の軸方向に延びた弾性変形部1
dが形成されている。突出部1bは例えば、図示のよう
に3個形成され、その軸方向の長さは円筒部材の軸方向
長さに対応している。また帯状部1aは図示のように、
その長さは円筒部材の周方向の長さに応じて定められ、
円筒部材の周方向に巻回可能なように円筒状に曲げられ
る。
【0009】第1の円筒部2aは図2に示すように2つ
の室2a1,2a2を有し、室2a1には円筒状に曲げら
れた板バネ部材1が装着され、室2a1に円筒部材が収
納されると、板バネ部材1の帯状部1aが円筒部材の周
方向に巻回され、突出部1bの弾性変形部1dの先端部
に形成された爪1cが円筒部材の端面に係合して円筒部
材を把持するようになっている。即ち、第1の円筒部2
aの取付用ネジ孔2c1〜2c3を通して取付ネジを締め
付けると、板バネ部材1は半径方向に変形するので、円
筒部材がテーパー面を有していても板バネ部材1の弾性
変形1dがたわみ爪1cが円筒部材の端面に引掛かって
係合し、外れることはない。
【0010】この場合、板バネ部材1の弾性変形部1d
の変形は円筒部材の半径方向に生ずるから円筒部材への
当り面により円筒部材に損傷を与えることはなく、しか
もこの取付けに際し、円筒部材には特別な加工を施す必
要がなく、ネジ止めだけで簡単に取付けることができ
る。
【0011】図3は本発明の一実施態様として上述した
取付構造を、フォーカス用粗動及び微動調整ツマミを有
する光学顕微鏡に適用した例を示す。同図において、中
空円筒2は第1の円筒部2a及び第2の円筒部2bから
成り、第2の円筒部2b内にはオートフォーカス駆動部
としてのモータ3が配置され、ネジ4a,4bにて内壁
5に取付けられている。
【0012】6はカップリングで、ゴム製の有底カップ
状の第1のジョイント部6a及び可撓性の第2のジョイ
ント部6bから成り、第2のジョイント部6bの一方の
端部は第2のジョイント部6aに埋設固定されている。
第1のジョイント部6aは第1の円筒部2aの室2a2
にてその開口部がフォーカス用微動調整ツマミ7に装着
されその内周面が摩擦結合されると共に第2のジョイン
ト部6bの他方の端部は内壁5の開口を介してモータ3
の回転軸3aにネジ止めされている。
【0013】而して第1の円筒部2aの室2a1には、
前記円筒部材としてテーパー面を有する光学顕微鏡のフ
ォーカス用粗動調整ツマミ8が配置され、前述したよう
にして板バネ部材1により把持されかつこれを介してネ
ジ止めにて取付けられる。従ってツマミ8は第1の円筒
部2aを回転させることにより手動にて操作できる。
【0014】更にツマミ8と同軸で独立に操作可能に設
けられている微動調整ツマミ7はオートフォーカス装置
により駆動される。即ち、9はモータ3に接続されてい
るコードで、プラグ10により図4に示すフォーカス装
置11に接続されている。図4において、12は光学顕
微鏡で、その上方部のビュアー取付部にCCDカメラユ
ニット13が取付けられ、該ユニット13からの検出信
号がオートフォーカス装置11に送られると共に該装置
11からは上記検出信号に応じたフォーカス用微動信号
がモータ3に送られる。これによりフォーカス用微動調
整ツマミ7はカップリング6を介してモータ3によって
駆動され、オートフォーカスが行われる。なお、オート
フォーカス装置の構成及び動作の詳細は、例えば、特開
平4−208781号公報に開示されている。また前記
ツマミ7,8は左右に2個所設けられており、本取付部
材はそのいずれかに取付ければよい。
【0015】
【発明の効果】以上説明した所から明らかなように本発
明の部材取付構造によれば、下記のような優れた効果が
得られる。 (1)円筒部材の周面がテーパー状になっていても、取
付部材が外れたりせずネジ止めにて簡単かつ確実に取付
けることができる。 (2)板バネ部材が帯状部と複数の突出部から成り、突
出部先端の爪が円筒部材の端面に係合して把持した状態
で取付部材がネジ止めされる構造とすることにより、取
付部材全体を安定的に支持することができる。従って、
例えば、取付部材として中空円筒を使用すると、円筒部
材としての前記粗動調整ツマミに対する取付けばかりで
なく、前記微動調整ツマミのような他の部材の取付けに
も利用できる。 (3)しかも上述した取付けに際し、円筒部材に対し特
別な加工を施す必要がない。 (4)光学顕微鏡のフォーカス用粗動調整ツマミに対し
本発明の部材取付構造を適用すれば、これを利用して微
動調整ツマミとオートフォーカス駆動部とを容易に連結
でき、オートフォーカス機能を付与し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における板バネ部材を示す図
である。
【図2】上記実施例における取付部材を示す図である。
【図3】本発明の一実施態様を示す構成図である。
【図4】本発明の一実施態様を示す略線図である。
【符号の説明】
1 板バネ部材 2 取付部材(中空円筒) 1a 帯状部 1b 突出部 1c 爪 2a 第1の円筒部 2b 第2の円筒部 3 モータ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒部材の周面に嵌合される取付部材と
    上記円筒部材の端面に係合する引掛部を有する板バネ部
    材とを有し、該板バネ部材を介して上記取付部材を前記
    円筒部材にネジ止めすると共に、前記板バネ部材は前記
    円筒部材の周方向に巻回される帯状部と先端部に前記引
    掛部を有し該帯状部から円筒部材の軸方向に延びた弾性
    変形部を形成した突出部とから成り、前記円筒部材は光
    学顕微鏡のフォーカス用粗動調整ツマミであり、前記取
    付部材は上記光学顕微鏡のフォーカス用微動調整ツマミ
    のオートフォーカス用駆動部を収納している中空円筒で
    あることを特徴とする円筒部材への部材取付構造。
  2. 【請求項2】 前記中空円筒は第1及び第2の円筒部か
    ら成り、第1の円筒部の内周面には前記板バネが装着さ
    れ、該板バネを介して前記フォーカス用粗動調整ツマミ
    にネジ止めされ、第2の円筒部内には前記オートフォー
    カス用駆動部が収納されると共に該駆動部が前記フォー
    カス用微動調整ツマミに連結されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の円筒部材への部材取付構造。
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