JP2902347B2 - 糸巻収納ケース - Google Patents

糸巻収納ケース

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JP2902347B2 JP8459296A JP8459296A JP2902347B2 JP 2902347 B2 JP2902347 B2 JP 2902347B2 JP 8459296 A JP8459296 A JP 8459296A JP 8459296 A JP8459296 A JP 8459296A JP 2902347 B2 JP2902347 B2 JP 2902347B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、水糸や釣り糸、
縫い糸等の糸が巻かれた糸巻を収納し、糸巻を収納した
まま糸を引き出すことができる糸巻収納ケースに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に、糸巻は、両端部に鍔を形成さ
れた円筒体からなり、鍔部間の円筒面に糸が巻かれて使
用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、糸が巻
き付けられた糸巻をそのまま使用した場合、糸がほつけ
易いといった問題があった。また、従来は、糸巻の両端
部の鍔を指で挟みつつ糸を引き出す必要があったので、
糸を引き出し難いものであった。さらに、糸が外部に露
出していたので汚れやすく、糸の劣化等を招くといった
問題もあった。その上、従来の方法では、必要長さだけ
糸を引き出した後、糸を切りたい場合に、ハサミ等を別
途用意する必要があったので不便であった。この発明
は、これらの課題を解決するためになされたものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の糸巻収納ケースは、糸巻を回転
自在に収納する糸巻収納ケースであって、前記糸巻収納
ケースの上ケースには、引き出した糸を係止する糸止部
と、糸を切断するカッター刃を備える糸切部とが、直径
方向に離間して設けられ、前記糸巻収納ケースの側面に
は、糸を引き出すための導出穴が、糸巻の軸方向に細長
く形成され、糸が前記導出穴を適宜上下動して引き出さ
れるようになっていることを特徴とする。また、請求項
2に記載の糸巻収納ケースは、開閉可能に構成された上
ケースと下ケースとからなり、糸巻を回転自在に収納す
る糸巻収納ケースであって、前記上下ケースの上下方向
内側には、糸巻の上下両端面に摩擦接触して糸巻の回転
を阻止する内向きに突出したブレーキ部と、糸巻の軸穴
に差し込まれる突出軸部とが形成され、前記上下ケース
の嵌合部に形成された切欠部には、外周部にコ字形状溝
を有する糸ガイドが固定されていることを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、この発明の糸巻収納ケース
1について、さらに詳細に説明する。図1は、この発明
の糸巻収納ケース1の一実施例を示す斜視図であり、図
2及び図3は、それぞれ図1におけるA−A断面図とB
−B断面図である。また、図4は、この実施例の糸巻収
納ケース1と、この糸巻収納ケース1に収納される糸巻
6とを示す斜視分解図である。糸巻収納ケース1は、上
下方向中央部において、上ケース3と下ケース2とに分
離可能とされており、上ケース3には糸60を切るため
の糸切具4が取り付けられる一方、上下のケース間に
は、糸60を引き出すための導出穴50を備える糸ガイ
ド5が設けられてなる。
【0006】図5及び図6は、下ケース2を示す図であ
り、図5(A)は正面図、図5(B)は平面図、図5
(C)は右側面図、図5(D)は底面図、図6(A)は
左側面図、図6(B)はC−C断面図、図6(C)はD
−D断面図である。下ケース2は、上方に開口した略カ
ップ形状に形成されている。すなわち、上方に行くに従
ってやや拡径した略有底円筒形状に形成されている。下
ケース2の内面下部の中央部には、横断面円形状の突出
軸部21が上方に突出して形成されている。なお、この
突出軸部21の上端部は、半球状に形成されている。下
ケース2の下面には、突出軸部21を中心として、円筒
形状に上方に突出するブレーキ部22が形成されてい
る。このブレーキ部22の上下方向高さは、前記突出軸
部21の上下方向高さよりも短く形成されている。よっ
て、糸巻6の軸穴61に突出軸部21を差し込んだ状態
でブレーキ部22の上端面に糸巻6を載置でき、後述す
るように糸巻6の鍔部62,62にブレーキ部22を付
勢して摩擦接触させることにより糸巻6の回転を阻止す
ることができる。下ケース2の上部23は、上下方向と
平行に延びて形成され、さらにその上部は若干縮径され
て上ケース3への差込部24とされている。これによ
り、差込部24の下端部に、わずかに径方向外側に延び
る水平面24aが形成され、上ケース3の下端面との当
接部とされる。また、差込部24の外周部には、周方向
に等間隔に上ケース3との係合凹部25が形成されてい
る。図示の例では、周方向に90度おきに4つの係合凹
部25が形成されており、それぞれ径方向内側に若干凹
むと共に、その凹部25aの上部に径方向外側に若干突
出した線状の隆起部25bが形成されてなる。さらに、
下ケース2の上部には、周方向の一部が下方にU字形状
に切り欠かれて、糸ガイド5を取り付けるための切欠部
26が形成されている。
【0007】図7及び図8は、上ケース3を示す図であ
り、図7(A)は正面図、図7(B)は平面図、図7
(C)は右側面図、図7(D)は底面図、図8(A)は
左側面図、図8(B)はE−E断面図、図8(C)はF
−F断面図である。上ケース3は、下方に開口した略逆
カップ形状に形成されてなり、上面には、直径方向に、
縦断面略半円形状に下方に掘り下げられた凹部31が形
成されている。凹部31の中央部、すなわち上ケース3
の上面中央部には、略円筒形状の突出軸部32が下方に
突出して形成されている。この突出軸部32には上下方
向に貫通する連通穴33が形成されている。また、この
連通穴33には、連通穴33を幅方向に略三等分するよ
うに、後述する糸切具4を支持する支持片34が2枚形
成されている。支持片34は、連通穴33及び凹部31
を横断して、凹部31の長手方向と直角方向(凹部31
の幅方向)に延びて形成されている。なお、支持片34
の上部の幅方向中央部は、下方に切り欠き形成されてい
る。
【0008】上ケース3の内面上部には、突出軸部31
を中心として、円筒形状に下方に突出するブレーキ部3
5が形成されている。このブレーキ部35は、下ケース
2のブレーキ部22と同様の構成であり、下ケース2の
ブレーキ部22との間で糸巻6を挟んで、糸巻6の回転
を阻止するためのものである。上ケース3の下部36
は、上下方向と平行に延びて形成され、さらにその下部
は内周部を若干拡径されて下ケース2への外嵌部37と
されている。これにより、外嵌部37の径方向内側の上
端部に、わずかに径方向内側に延びる水平面37aが形
成され、下ケース2の上端面との当接部とされる。ま
た、外嵌部37の内周部には、周方向に等間隔に下ケー
ス2との係合凸部38が形成されている。図示の例で
は、周方向に90度おきに4つの係合凸部38が形成さ
れており、それぞれ径方向外側に線状に若干突出して形
成されている。凹部31の一端部には、凹部31の幅方
向に延びて形成された板状の糸止部39が形成されてい
る。この糸止部39は、上部の幅方向中央部に糸60を
咬止するための咬止溝39aが上下方向に切り込み形成
されている。糸止部39から垂直下方位置には、幅寸法
が下ケース2の切欠き26と等しい逆U字形状の切欠き
36Aが下端部に開口して形成されている。
【0009】上ケース3の支持片34に取り付けられる
糸切具4は、糸切具本体40とカッター刃49とからな
る。カッター刃49は、一般的なカッターナイフのカッ
ター刃49の一片からなるものであり、略平行四辺形状
である。すなわち、カッターナイフの一つのカッター刃
49を折って使用される。図9は、糸切具本体40の一
実施例を示す展開図であり、(A)は正面図、(B)は
平面図、(C)は右側面図、(D)は左側面図、(E)
はG−G断面図、(F)はH−H断面図、(G)はI−
I断面図、(H)はJ−J断面図である。糸切具本体4
0は、同一形状の2つの延出片41,42が、折曲線4
3で折り曲げ可能に突き合わせて一体形成されてなる。
各延出片41,42は、折曲線43の側がやや幅太に形
成されており、折曲線43から三角形状に切り欠かれて
いる。すなわち、糸切具本体40の中央部には、折曲線
43を挟んで幅方向中央部に、延出片41,42の長手
方向に細長い略菱形の穴が形成されて糸差込部44が構
成されている。一方の延出片41には、前記糸差込部4
4にカッター刃49の切刃49aが露出するようカッタ
ー刃49を配置するためのカッター刃49に適合した大
きさの浅いカッター刃係合溝45が形成されている。ま
た、前記一方の延出片41には、内面に複数個の円柱形
状の突出部46が形成される一方、他方の延出片42に
は、糸切具本体40を折曲線43で二つ折りした状態で
この突出部46と対応する位置に嵌合穴47が延出片4
2を貫通して形成されている。
【0010】糸切具4は、糸切具本体40のカッター刃
係合溝45にカッター刃49を配置した状態で、糸切具
本体40を折曲線43で二つ折りして、各嵌合穴47に
各突出部46を嵌合することにより構成される。なお、
カッター刃49は、その切刃49aが糸切具本体40の
折曲線43の側に向けて配置されているので、糸切具4
の上端部から三角形状に下方に切り欠かれた糸差込部4
4から切刃49aが露出することとなる。糸切具4は、
下部を上ケース3の支持片34の間に差し込まれて取り
付けられる。糸切具4の両側面には、上方の幅太部の下
端縁が上ケース3の凹部31の上面に当接した状態で支
持片34の下端部と対応する位置に微小な係止突起48
が形成されている。この係止突起48は、上方に行くに
従って外方に突出すると共に、上面が水平面とされてな
るので、連通穴33に糸切具4を差し込むとこの係止突
起48の上端面が支持片34の下端部に係止されて、糸
切具4の抜け止めが図られることとなる。しかも、糸切
具4の上端部には、係止部40Aが突出形成されている
ので、この係止部40Aが支持片34の上端面に当接さ
れることにより、糸切具4は確実に固定される。なお、
この実施例の糸切具4は、単独でも使用可能なものであ
る。すなわち、糸切具4の下部に貫通穴40Bが形成さ
れているので、この貫通穴40Bに紐を通して首に下げ
る等して使用することもでき、魚釣り等に便利である。
このように使用しても、カッター刃49の切刃49aが
糸差込部44に配置されているので安全である。
【0011】図10は、糸ガイド5の一実施例を示す図
であり、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は右
側面図、(D)は左側面図、(E)はK−K断面図、
(F)はL−L断面図である。糸ガイド5は、断面略円
形状の長円環の外周部に、径方向外側に開口するよう断
面コ字形のコ字形状溝51が形成されてなる。さらに、
コ字形状溝51を挟んだ一側部の長手方向両端部は、幅
方向に切り欠かれてフラット部52が形成されている。
糸ガイド5は、コ字形状溝51を上下各ケースの切欠き
26,36Aに差し込まれて使用される。すなわち、ま
ず糸ガイド5の下部を下ケース2の切欠き26に差し込
んで固定した後、糸ガイド5の上部に上ケース3の切欠
き36Aを差し込んで、下ケース2に上ケース3を被せ
る。これにより、糸ガイド5のコ字形状溝51が上下の
ケース3,2の側壁を挟んで、糸ガイド5は固定され
る。この状態では、糸ガイド5の上下のフラット面52
が、各ケース2,3の径の変化部に当接されるので、糸
ガイド5は安定して固定される。上下のケース3,2を
閉じた状態では、下ケース2の係合凹部25と上ケース
3の係合凸部38とが係合されるので、ケース2,3の
分離が防止される。
【0012】次に、この実施例の糸巻収納ケース1の使
用状態について説明する。図11は、糸巻収納ケース1
に糸巻6を収納した状態を示す縦断面図である。この実
施例の糸巻収納ケース1に適用される糸巻6としては、
上下両端部に径方向外側に突出する鍔部62が形成され
ると共に、軸方向に軸穴61が貫通して形成された円筒
形状のものが好適に使用される。図4に示される糸巻6
は、二重円筒状に形成され、内外の円筒が4つの連結片
63によって一体形成されてなるものであり、内側の円
筒61Aの中央穴が軸方向に貫通する軸穴61とされて
いる。なお、この糸巻6は、上側の鍔部62の外周部
に、径方向に切込み64が形成されており、糸60の端
部を咬止することが可能とされている。糸巻6の鍔部6
2間に挟まれた円筒面には、水糸等の糸60が巻かれて
いる。糸巻6は、軸穴61の上下部に各ケース2,3の
突出軸21,31が差し込まれ、且つ糸巻6に巻かれた
糸60の先端が糸ガイド5の導出穴50から外方に引き
出された状態で糸巻収納ケース1に収納される。よっ
て、糸巻収納ケース1に糸巻6を収納した状態のまま
で、糸60を糸巻6から引き出すことができる。糸巻6
の軸穴61には突出軸部21,32が突入されているの
で、糸60を引き出す際には、糸巻6が突出軸部21,
32のまわりを回転することとなり、糸60のスムーズ
な引き出しを可能とする。
【0013】また、糸ガイド5は、糸巻6の軸方向に沿
って細長く形成されている一方、糸巻6には糸60が軸
方向に上下して巻かれているので、糸60を引き出す際
には、糸60が糸ガイド5の導出穴50を適宜上下動す
ることにより、摩擦熱の発生が抑制される。しかも、糸
ガイド5は、断面が略円形状に形成されているので、糸
60の引き出し時の摩擦を抑制する。その上、この実施
例のように、糸ガイド5を摩擦に強いポリカーボネイト
等から作ると一層好適である。糸60の引き出しを中止
したい場合には、上下のケース2,3を互いに押さえ付
けるよう握持することにより、各ケース2,3の内面に
突出形成されたブレーキ部22,35を糸巻6の鍔部6
2,62に押さえ付け、両者の摩擦によって糸巻6の回
転を阻止することができる。この実施例の糸巻収納ケー
ス1は、ポリプロピレンからなるので、若干たわませる
ことができ、ブレーキ部22,35を糸巻6に押さえ付
けることが可能なのである。
【0014】そして、糸60を切りたい場合には、糸6
0を上ケース3の上部に取り付けられた糸切具4まで誘
導して行うことができる。すなわち、糸60を糸切具4
の糸差込部44に差し込んで、そこに配置されたカッタ
ー刃49の切刃49aに押さえ付けることにより糸60
を切断することができる。また、使用後には、糸60の
先端部を糸止部39の咬止溝39aに挟んで糸60を係
止することができる。この実施例では、カッター刃49
以外の上下の各ケース2,3等が透明性を有する材料に
より形成されているので、糸60の種類や残量等の把握
が容易に行えるので便利である。また、この実施例の糸
巻収納ケース1は、未使用時には、上下のケース2,3
を重ね合わすことができ、場所をとらず便利である。す
なわち、下ケース2の突出軸部21は、図6(B)に示
すように、下方に開口して形成されているので、この開
口に糸切具4の下部を挿入して、下ケース2の下方から
上ケース3を外嵌して両ケース2,3を重ね合わすこと
ができる。また、逆に上ケースに下ケースを外嵌するこ
ともできる。よって、大量輸送時などに便利である。
【0015】なお、この発明の糸巻収納ケース1は、上
記実施例の構成に限らず適宜変更可能である。例えば、
糸ガイド5を上記実施例の場合よりも上下方向にもっと
細長くしてもよい。すなわち、収納される糸巻6の長手
寸法程度に細長く形成してもよい。糸60が引き出され
る導出穴50を細長くすれば、糸60を引き出す際の摩
擦熱を一層分散することができるので好適である。ま
た、糸止部39や糸切具(糸切部)4の設置位置は、適
宜変更可能である。例えば、糸止部39を上部ケースに
設けると共に糸切部4を下ケース2に設けてもよい。ま
た、糸切部4は、前記実施例のように、糸切具4として
ケースと別体とせずに、ケース自身にカッター刃49を
取り付ける構成としてもよい。さらに、この糸巻収納ケ
ース1に適用される糸巻6は、図2に示される構成に限
られないのは言うまでもない。
【0016】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明の糸巻収
納ケースによれば、糸巻をケース内に収納したまま使用
することができるので、糸がほつけたり汚れたりするお
それはない。また、糸巻がケース内でケースに対して相
対的に回転するので、糸の引き出しをスムーズに行うこ
とができる。さらに、糸巻収納ケースに糸切部や糸止部
を設ければ、さらに使い勝手がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の糸巻収納ケースの一実施例を示す斜
視図である。
【図2】図1におけるA−A断面図である。
【図3】図1におけるB−B断面図である。
【図4】図1の糸巻収納ケースと、これに収納される糸
巻とを示す斜視分解図である。
【図5】図1の糸巻収納ケースの下ケースを示す図であ
り、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は右側面
図、(D)は底面図である。
【図6】図1の糸巻収納ケースの下ケースを示す図であ
り、(A)は左側面図、(B)はC−C断面図、(C)
はD−D断面図である。
【図7】図1の糸巻収納ケースの上ケースを示す図であ
り、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は右側面
図、(D)は底面図である。
【図8】図1の糸巻収納ケースの上ケースを示す図であ
り、(A)は左側面図、(B)はE−E断面図、(C)
はF−F断面図である。
【図9】図1の糸巻収納ケースの糸切具本体を示す展開
図であり、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は
右側面図、(D)は左側面図、(E)はG−G断面図、
(F)はH−H断面図、(G)はI−I断面図、(H)
はJ−J断面図である。
【図10】図1の糸巻収納ケースの糸ガイドを示す図で
あり、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は右側
面図、(D)は左側面図、(E)はK−K断面図、
(F)はL−L断面図である。
【図11】図1の糸巻収納ケースの使用状態を示す縦断
面図である。
【符号の説明】
1 糸巻収納ケース 2 下ケース 3 上ケース 4 糸切具(糸切部) 5 糸ガイド 6 糸巻 21 突出軸部 22 ブレーキ部 31 凹部 32 突出軸部 35 ブレーキ部 39 糸止部 49 カッター刃 50 導出穴 60 糸 61 軸穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 75/00 - 75/50 B65H 85/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】糸巻を回転自在に収納する糸巻収納ケース
    であって、 前記糸巻収納ケースの上ケースには、引き出した糸を係
    止する糸止部と、糸を切断するカッター刃を備える糸切
    部とが、直径方向に離間して設けられ、 前記糸巻収納ケースの側面には、糸を引き出すための導
    出穴が、糸巻の軸方向に細長く形成され、糸が前記導出
    穴を適宜上下動して引き出されるようになっていること
    を特徴とする糸巻収納ケース。
  2. 【請求項2】 開閉可能に構成された上ケースと下ケー
    スとからなり、糸巻を回転自在に収納する糸巻収納ケー
    スであって、 前記上下ケースの上下方向内側には、糸巻の上下両端面
    に摩擦接触して糸巻の回転を阻止する内向きに突出した
    ブレーキ部と、糸巻の軸穴に差し込まれる突出軸部とが
    形成され、 前記上下ケースの嵌合部に形成された切欠部には、外周
    部にコ字形状溝を有する糸ガイドが固定されていること
    を特徴とする糸巻きケース。
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