JP2901780B2 - プリンタのスペース制御方法 - Google Patents

プリンタのスペース制御方法

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JP2901780B2
JP2901780B2 JP11042791A JP11042791A JP2901780B2 JP 2901780 B2 JP2901780 B2 JP 2901780B2 JP 11042791 A JP11042791 A JP 11042791A JP 11042791 A JP11042791 A JP 11042791A JP 2901780 B2 JP2901780 B2 JP 2901780B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラテンに対向してス
ペース移動する印字ヘッドによって印字を行うプリンタ
のスペース制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、シリアルプリンタにおいては、印
字ヘッドを搭載したキャリッジをプラテンの軸方向に沿
って移動させ、その間印字ヘッドに印字データを供給す
ることによって印字を行うようにしている。そして、こ
のスペーシング動作を行うためにモータにスリットディ
スクを取り付け、該スリットディスクのスリットを検出
してモータを制御するようにしている。
【0003】図2は従来のプリンタのスペーシング機構
を示す図、図3は従来のプリンタの速度プロフィールを
示す図である。図2において、1は印字ヘッド2を左右
方向に移動させるためのモータであり、該モータ1の回
転軸の端部に取り付けられたプーリ4とリードスクリュ
5の端部に取り付けられたプーリ6をタイミングベルト
7で連結してあり、モータ1の回転がリードスクリュ5
に伝達される。そして、リードスクリュ5は、モータ1
の回転を受け印字ヘッド2を左右方向に移動させる。8
は印字ヘッド2が左右に移動する際にバランスをとるた
めのカウンタである。そのため、上記リードスクリュ5
の他方の端部に、バランス用リードスクリュ9が固定さ
れていて、該バランス用リードスクリュ9には上記リー
ドスクリュ5とは反対方向のねじが切ってある。したが
って、上記モータ1の回転がリードスクリュ5に伝達さ
れて印字ヘッド2が移動すると同時に、上記バランス用
リードスクリュ9が回転し、カウンタ8が印字ヘッド2
と反対方向に移動する。
【0004】また、11は上記モータ1の回転を制御す
るための制御回路である。そして、印字ヘッド2の移動
速度を検出するため、モータ1の後部にスリットディス
ク12及び該スリットディスク12のスリットを検出す
るためのセンサ13が取り付けられている。該センサ1
3の出力は、制御回路11に送られ、モータ1の回転速
度が制御され、図3に示すような速度プロフィールを得
ることができる。
【0005】図3は印字ヘッド2を減速状態から加速状
態に切り換えた時、すなわち、ある方向に移動している
印字ヘッド2を反対方向に移動させる時の過程の部分を
示しており、横軸に時間を、縦軸に速度をとってある。
図のa1 ,b1 は第1、第2の減速処理領域を示し、こ
の時、印字ヘッド2が移動している間と逆方向の電流を
モータ1に流し、モータ1を制動して印字ヘッド2を停
止させるようにしている。
【0006】上記減速処理領域a1 ,b1 においては、
それぞれ異なる電流値の電流が、それぞれ異なる回数流
される。c1 は、無条件加速領域であり、モータ1及び
回路の条件による許容範囲での最大電流が一定回数流さ
れる。d1 はオーバシュート処理領域であり、一定値ま
で下げられた電流が一定回数流される。e1 は定速領域
であり、センサ13の出力に応じてモータ1に流す電流
値を変え、印字ヘッド2の移動速度を一定にしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のプリンタのスペース制御方法においては、高速印字
を行う場合、立上げ時の加速時間が短く設定されるの
で、印字ヘッド2の移動速度が安定せず、また、機械的
振動が発生して制定時間を設けて印字を行うことが困難
となる。
【0008】また、マルチヘッド方式を使用した場合、
印字ヘッドの重量がかなり大きくなって、加減速時にお
ける加速度はかなり高いものとなり、機械的振動が大き
くなる。このような条件の下で速度制御を行った場合、
移動速度の立上り部分において、オーバシュートが生じ
たり、印字ヘッド2の方向が反転する際の急加速、急減
速によって機械的振動が発生し、印字に乱れが生じてし
まう。
【0009】本発明は、上記従来のプリンタのスペース
制御方法の問題点を解決して、移動速度の立上り部分に
おけるオーバシュートと印字ヘッドの方向を反転させる
際の急加速、急減速によって機械的振動が発生するのを
防止して、印字品位を向上させることができるプリンタ
のスペース制御方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明のプ
リンタのスペース制御方法においては、印字ヘッドの反
転移動領域の近傍で、印字ヘッドを移動させるためのモ
ータの回転速度を検出し、検出された回転速度をフィー
ドバックさせて、モータに供給される電流を制御する。
【0011】そして、減速処理領域から無条件加速領域
に移る間に、モータへの電流の供給を停止して印字ヘッ
ドの自由走行状態を作るための制定処理領域が形成さ
れ、上記無条件加速領域から定速速度制御領域に移る間
に、電流値を段階的に低減させるための半無条件加速領
域、及び最終速度より低い目標速度を設定するための前
段階定速速度制御領域が形成される。
【0012】
【作用】本発明によれば、上記のようにプリンタのスペ
ース制御方法においては、印字ヘッドの反転移動領域の
近傍で、印字ヘッドを移動させるためのモータの回転速
度を検出し、検出された回転速度をフィードバックさせ
て、モータに供給される電流を制御する。
【0013】そして、減速処理領域から無条件加速領域
に移る間に、モータへの電流の供給を停止して印字ヘッ
ドの自由走行状態を作るための制定処理領域が形成さ
れ、上記無条件加速領域から定速速度制御領域に移る間
に、電流値を段階的に低減させるための半無条件加速領
域、及び最終速度より低い目標速度を設定するための前
段階定速速度制御領域が形成される。この場合、減速処
理領域から無条件加速領域に移る間の制定処理領域にお
いて、モータへの電流の供給が停止されて印字ヘッドの
自由走行状態が作られ、無条件加速領域から定速速度制
御領域に移る間の半無条件加速領域において、電流値が
段階的に低減させられ、前段階定速速度制御領域におい
て、最終速度より低い目標速度が設定される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明のプリンタのスペ
ース制御方法による速度プロフィールを示す図である。
本発明のプリンタのスペース制御方法は、図2に示すス
ペーシング機構を用いて実施することができる。
【0015】図において、a2 ,b2 は第1、第2の減
速処理領域を示しており、この時、印字ヘッド2(図2
参照)が移動している間と逆方向の電流をモータ1に流
し、該モータ1を制動して印字ヘッド2を停止させるよ
うにしている。該両減速処理領域a2 ,b2 において
は、それぞれ異なる電流値の電流が、それぞれ異なる回
数流される。
【0016】c2 は制定処理領域であり、上記両減速処
理領域a2 ,b2 の後に電流の供給を一時停止し、印字
ヘッド2自身の慣性による自由走行状態を作り出し、方
向の急激な反転を行うことを避けている。続いて、第1
の無条件加速領域d2 では、モータ1及び回路の条件に
よる許容範囲での最大電流が一定回数流される。そし
て、第2の無条件加速領域e2 は、モータ1が回り始め
た後の制御であって、静止状態からの立上げ時よりも電
流を必要としない。したがって、第1の無条件加速領域
2 よりも少ない電流を一定時間流すようにしている。
このように、第1、第2の無条件加速が行われた後の半
無条件加速領域f2 においては、立上げ部分のオーバシ
ュートを防ぐために電流値を段階的に下げる処理が行わ
れる。段階的に下げる電流値及びその回数は任意に設定
することができる。
【0017】g2 は前段階定速速度制御領域すなわち第
1段階定速速度制御領域であり、オーバシュートを防ぐ
ために最終速度より低い値の目標速度を持たせるように
している。h2 は第2段階定速速度制御領域であり、最
終速度を目標速度としている。このように、定速速度制
御領域を2段階にすることによって印字ヘッド2の速度
が早く一定値になるようにしている。また、上記第1段
階定速速度制御領域g 2 においてもその目標速度、領域
の時間は任意に設定することができる。
【0018】ところで、上記構成のプリンタにおいて、
ある方向に移動している印字ヘッド2を反対方向に移動
させて連続動作を行う場合と、ある方向に移動している
印字ヘッド2を停止させる場合とがある。そこで、いず
れの動作においても同じ条件でモータ1の回転を制御す
ることができるように、制定処理領域c2 と停止処理領
域i2 が設けられ、切り換えられるようになっている。
【0019】図4は停止処理及び制定処理を切り換える
ことができるようにした場合のタイムチャートである。
図に示すように、第1の減速処理領域a2 及び第2の減
速処理領域b2 で減速された後、連続動作時においては
上述したように制定処理領域c2 に入るが、単発動作時
においては停止処理領域i2 に入る。この場合、印字ヘ
ッド2の移動速度が0になるまで電流が流され、一定距
離で停止するようになっている。
【0020】図5は本発明のスペース制御方法の動作フ
ローチャート、図6は本発明のスペース制御方法のタイ
ムチャートである。図6において、Aはセンサ13(図
2参照)によって得られたスリットディスク12のエッ
ジ信号であり、Bはモータ1に流される電流である。上
記エッジ信号Aを形成するタイミングとモータ1に送る
電流のタイミングは同期させてあり、モータ1の変速は
信号Bのデューティ比を変えることによって行われる。
【0021】第1の減速処理に入る前の定速速度制御領
域においては、信号Aの各パルス間の時間を測定し、そ
れに対応するデューティ比でモータ1を駆動している。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、
本発明の趣旨に基づいて種々変形することが可能であ
り、これらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0022】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、プリンタのスペース制御方法においては、印字ヘ
ッドの反転移動領域の近傍で、印字ヘッドを移動させる
ためのモータの回転速度を検出し、検出された回転速度
をフィードバックさせて、モータに供給される電流を制
御する。そして、減速処理領域から無条件加速領域に移
る間に、モータへの電流の供給を停止して印字ヘッドの
自由走行状態を作るための制定処理領域が形成され、上
記無条件加速領域から定速速度制御領域に移る間に、電
流値を段階的に低減させるための半無条件加速領域、及
び最終速度より低い目標速度を設定するための前段階定
速速度制御領域が形成される。
【0023】この場合、減速処理領域から無条件加速領
域に移る間に、モータへの電流の供給を停止して印字ヘ
ッドの自由走行状態を作るための制定処理領域が形成さ
れるので、印字ヘッドの移動方向が急激に反転すること
がなくなる。したがって、印字ヘッドが反転する際の急
加速、急減速によって印字ヘッドに機械的振動が発生す
るのを防止することができる。その結果、印字品位を向
上させることができる。また、無条件加速領域から定速
速度制御領域に移る間に、電流値を段階的に低減させる
ための半無条件加速領域、及び最終速度より低い目標速
度を設定するための前段階定速速度制御領域が形成され
るので、移動速度の立上がり部分においてオーバシュー
トが発生するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプリンタのスペース制御方法による速
度プロフィールを示す図である。
【図2】従来のプリンタのスペーシング機構を示す図で
ある。
【図3】従来のプリンタの速度プロフィールを示す図で
ある。
【図4】停止処理及び制定処理を切り換えることができ
るようにした場合のタイムチャートである。
【図5】本発明のスペース制御方法の動作フローチャー
トである。
【図6】本発明のスペース制御方法のタイムチャートで
ある。
【符号の説明】
1 モータ 2 印字ヘッド a2 第1の減速処理領域 b2 第2の減速処理領域 c2 制定処理領域 d2 第1の無条件加速領域 e2 第2の無条件加速領域 f2 半無条件加速領域 g2 第1段階定速速度制御領域 h2 第2段階定速速度制御領域 i2 停止処理領域

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字ヘッドの反転移動領域の近傍におけ
    るプリンタのスペース制御方法において、 (a)印字ヘッドを移動させるためのモータの回転速度
    を検出し、 (b)検出された回転速度をフィードバックさせて、モ
    ータに供給される電流を制御するとともに、 (c)減速処理領域から無条件加速領域に移る間に、
    ータへの電流の供給を停止して印字ヘッドの自由走行状
    態を作るための制定処理領域が形成され、 (d)上記無条件加速領域から定速速度制御領域に移る
    間に、電流値を段階的に低減させための半無条件加速
    領域、及び最終速度より低い目標速度を設定するための
    前段階定速速度制御領域が形成されることを特徴とする
    プリンタのスペース制御方法。
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