JP2901624B2 - 情報記録装置 - Google Patents

情報記録装置

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JP2901624B2
JP2901624B2 JP63325797A JP32579788A JP2901624B2 JP 2901624 B2 JP2901624 B2 JP 2901624B2 JP 63325797 A JP63325797 A JP 63325797A JP 32579788 A JP32579788 A JP 32579788A JP 2901624 B2 JP2901624 B2 JP 2901624B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は追記型光デイスクメモリにおける光デイスク
の光密度記録再生方式及び光メモリ装置並びに光記録担
体に関する。
〔従来の技術〕
従来の追記型光デイスクメモリの記録再生方式は、第
7図に示すように変調コードの“1"を示す個所に追記し
た記録ピツト上を再生用レーザービームスポツトが追跡
し(第7図−a)、該レーザビームの反射光強度信号
(RF信号:第7図−b)のピーク位置を微分法により抽
出したピツト位置信号(復元変調コード:第7図−c)
から再生データ(第7図−d)を得る方式となつてお
り、信頼性の高い方式(ピツト位置検出方式)として一
般化している。しかし、追記型の光デイスクメモリにお
いても高密度化の要求がなされるようになり、再生専用
のCD(コンパクトデイスク)などで採用されているピツ
トエツジ検出方式を追記型光デイスクメモリにも応用し
記録密度の向上を画る記録再生方式の実用化が進められ
ている。ちなみに前記CDの記録再生原理は、例えば十楚
博美著「デイジタルオーデイオの基礎」(オーム社)p.
70〜p.75などに記載されているが、追記型に応用した場
合のその概念を第6図を用いて説明する。変調コードの
“1"が出現する毎に(例えば2−7変調コードではその
間隔が2乃至7となつている)オンとオフを交互にくり
返す様に追記された記録ピツト上を、再生用レーザビー
ムスポツトが追跡し(第6図−a)、該スポツトによる
反射強度を示すRE信号を所定のレベルの2値化レベルと
比較し(第6図−b)、2値化出力を得(第6図−
c)、該2値化出力の再エツジを微分することによつて
エツジ信号即ち変調データを復元し(第6図−d)、再
生データ(第6図−e)を得る方式となつている。
ここで、上記高密度化方式の主要な問題点として、追
記した記録ピツトの前縁位置および後縁位置が記録媒体
の特性や、ジツタの影響を受けて不確定にシフトしてし
まうため、先出願の特開昭62−008370号公報で述べられ
ているように、記録再生の実行単位エリヤ(セクタ)の
先頭部に基準マークを記録し、再生時に該マークを認識
し、以後に追記されている記録ピツト長を補正せしめる
手段を講じていた。
〔発明が解決しようとする課題〕 上記特開昭62−008370号公報で示される従来技術は、
セクタの先頭部と後尾部とにおける記録パワーの変動,
記録媒体特性の均質性不備ならびに再生時における直流
レベル変動などに対する配慮がなされておらず、特にセ
クタ長が比較的長い場合(例えば1Kバイト以上)などに
おいてセクタ後半部のエラー率が大幅に悪化してしまう
などの問題があつた。
本発明の目的は記録時におけるピツト形状の変動や再
生時の直流レベル変動ならびにセクタ長に影響されるこ
との無い高密度記録再生方式を提供することにあり、加
えて、従来方式の高密度記録を更に高密度化せしめる記
録再生方式を提供することにある。
本発明の他の目的は,ピツト位置検出方式などで記録
済みの記録担体をも再生可能な高密度記録再生機能を備
えた光デイスクメモリ装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、例えば先出願の特開昭62
−287433号公報で示されているようなマルチレーザベツ
トで発生した2つのレーザビームスポツトを、トラツク
中心から上下対称に振り分けた状態(チドリスポツト状
態)となるようにし、記録変調コード出力に“1"が出現
する毎に前記2つのレーザビームを交互に駆動せしめる
ことにより記録させる方式としたものである。
また、上記方式で記録されたデータを再生せしめるた
めには、前記2つのレーザビームのいずれか一方をトラ
ツク中心、即ち、上下に振り分けられて記録されている
ピツト間の中央部を追跡させる方式としたものである。
また、高転送レート化およびピツトエツジ検出方式の
更なる高密度化を画るためには、2つのレーザビームス
ポツトを隣接するトラツク中心またはチドリ状に追記さ
れた記録ピツトの中心をそれぞれが追跡するよるように
したものである。
また、チドリ状に追記された記録ピツトを再生時にお
いて分離特性の改善を図るためには、上記記録ピツトに
よつて生ずる回折光を利用するようにしたものである。
また、高密度記録実行時における信頼性向上と転送レ
ート向上を画るために、再生専用レーザを追加し記録と
同時に再生し、データ比較をするようにしたものであ
る。
更に、トラツク中心から上下均等に振り分けたチドリ
状記録を行なわしめるために、2つのレーザビーム系に
それぞれ独立したトラツクエラー検出回路を設け、該2
つのトラツクエラー信号の加算情報を用いてトラツキン
グ動作を行なうようにしたことである。
また、2つのレーザビームスポツトのトラツク方向ず
れ寸法(チドリ寸法)が常に一定となるように、ならび
に上記チドリ寸法を任意に設定するためには、前記した
2つのトラツクエラー信号の差分情報と目標寸法とを比
較し、ローパスフイルタを経てアクチユエータを駆動
し、光学系全体を回転するようにしたものである。
さらに、従来記録方式との上位互換性を画るために
は、高密度記録時に所定の場所にその旨を示すフラグを
追記しておき、再生動作に上記高密度フラグの有無によ
つて再生クロツク周波数を制御するようにしたものであ
る。
〔作用〕
トラツク中心を上下に振り分けて追記された記録ピツ
トを、記録媒体の空白部分に有効に活用することにあ
る。それによつてトラツク中心を上下に振り分けて記録
し再生することはレーザビームスポツト形状が一定のま
まで高密度な記録再生が可能となる。
また、2つのビーム系のトラツクエラー信号の加算信
号によりトラツキングは2つのトラツクエラー信号の中
間地点を目標にループ形成され、また差分信号による光
学系回転サーボループは2つのレーザスポツトの振り幅
を制御するようにそれぞれ動作する。それによつて、2
つのレーザビームスポツトは一定の振り幅(チドリ寸
法)を保ちながら常にトラツク中心を基準としたトラツ
キング制御が行なわれ、安定した高密度記録再生を行な
うことができる。
〔実施例〕
以下本発明の実施例を図を用いて説明する。
(実施例1) 第1の実施例を第1図,第2図,第3図,第4図およ
び第5図を用いて以下に説明する。
第1図はブロツク構成図である。第1のレーザダイオ
ード1aで発光した第1のレーザビーム5aは波長分離フイ
ルタ2を経て偏光ビームスプリツタ4により進路を変更
し、対物レンズを2次元方向(トラツク方向と焦点方
向)に動かす2次元アクチュエータ6を通過し微小スポ
ツトになり光デイスク7の記録媒体面に集光する。一方
第1のレーザダイオード1aとなる多小発振波長の異なる
第2のレーザダイオード1b(実施例では835nmと773nm)
から出力された第2のレーザビーム5bは。反射ミラー
3、波長分離フイルタ2および偏光ビームスプリツタ4
でそれぞれ方向を転じ、2次元アクチユエータ6を経由
して光デイスク7の記録媒体面へ微小スポツトとして集
光するが、そのスポツト位置は前記第1のレーザビーム
5aの照射点とラジアル方向へ相対的に約25μm離れ、半
径方向はほぼ横一線上(厳密にはトラツク間隔1.6μm
の約半分の値である0.8μm相対的にずれるように調整
する)となる。上記2のビーム5a,5bの光デイスク7か
らの反射光は、偏光ビームスプリツタ4を透過し、第1
のレーザビーム反射波は第1のデイテクタ8a、第2のビ
ーム反射波は第2のデイテクタ8bにそれぞれ入射され、
光強度変化を電流の変化に変換し、電流−電圧変換アン
プ9aおよび9bによつて必要なレベルの信号となるように
それぞれ増幅される。上記第1の変換アンプ9aの出力信
号(RF信号)49aに含まれているフオーカス情報を用い
てオートフオーカス(AF)回路14を経て2次元アクチユ
エータ6を上下方向に動かすことによつて焦点合わせを
行ない、また前記井出力信号9aに含まれているトラツク
ずれ情報を用いて第1のトラツキング(TR)回路10aは
トラツキング動作を行なう。このとき、第2の変換アン
プ9bの出力信号49bを用いて第2のトラツキング回路10b
のトラツキング信号は、記録時のみスイツチ11が閉じる
ことによつて第1のトラツキング回路10aのトラツキン
グ信号と加算器12で加算され、トラツキングアンプ13を
経て2次元アクチユエータ6のトラツキングコイルを駆
動しトラツキング動作を行なうことになる。即ち、デー
タの記録時においては上記スイツチ11が閉じているた
め、第1のレーザビームのトラツクずれを示す第1のト
ラツキング信号と、第2のレーザビームのトラツクずれ
を示す第2のトラツキング信号との合成したものがトラ
ツキング信号となり、上記2つのレーザビームがトラツ
ク中心を挟んで対称の位置となるようにサーボ制御さ
れ、データの再生時においては、前記スイツチ11が開か
れるため第1のレーザビームのみがトラツク中心と一致
するようにサーボ制御されることになる。データの記録
は上記したように2つのレーザビームがトラツク中心を
挟んで対称の位置となるように先ずモード設定され、そ
の後記録データ56は変調回路18によつてコード変換(実
施例では2〜7変調コード)され、該変調回路18から奇
数番目に出力される“1"は奇数出力37、偶数番目に出力
される“1"は偶数出力39となり、該偶数出力39はログラ
マブルなパルス遅延回路19によつて所定時間遅らされた
遅延コードデータ40となり、レーザドライバ回路20a,20
bによつて第1のレーザダイオード1aおよび第2のレー
ザダイオード1bに対する記録信号38,41を発生すること
により行なわれる。一方再生動作時には、前記した如く
スイツチ11が開かれるため第1のレーザビーム5aのみが
トラツク中心に保持されるため、該第1のビームのRF信
号49aのみが有効となり(このとき第2レーザビームは
オフしておく方が望ましい)、該RF信号49aをピツト位
置検出回路15によつてピツト位置信号50を得、再生クロ
ツク再生回路16で発生した再生クロツク53を用いて復調
回路17で再生データ55となる。
再生時に第1のレーザービーム5aをトラック中心にト
ラッキングが調整するのは、チドリ状の2つのレーザー
ビーム5a、5bを再生に用いると隣接トラックとのクロス
トークが生じるからである。従って、再生時に第1のレ
ーザービーム5aをトラック中心にして、隣接トラックと
のクロストークを低減している。
第2図は記録系詳細ブロツク図であり、第4図は第1
図および第2図ブロツク図の記録時のタイムチヤート図
である。以下記録動作の具体例を第4図を参照しながら
第2図を用いて説明する。マイクロプロセツサ等で編集
した記録データ56(第4図−i)はレジスタ25に変調単
位毎にラツチされ、変調用ROM回路26のプログラムに従
つた変調コード35(第4図−b))となり、インバータ
27で反転しフリツプフロツプ28をトリガし分周変調コー
ド36(第4図−c)を作り出す。上記変調コード35に出
現する奇数番目(1番目,3番目,5番目…)の“1"はゲー
ト回路30で分離され#1変調コード37(第4図−d)と
なり、記録パルス幅を決める単安定マルチ回路31をトリ
ガしアンプ33を経て#1記録信号38((第4図−e)と
なる。一方、偶数番目(2番目,4番目…)の“1"はゲー
ト回路29で分離抽出され#2変調コード39(第4図−
f)となり、第1のレーザビームと第2のレーザビーム
とが同一地点を照射するまでの遅れ時間(実施例ではビ
ームスポツト間隙25μmであるが、一定速度でデイスク
が回転するため内外周でその時間に変動がある)を計算
または測定した値だけ遅らせるプログラマブルパルス遅
延回路19によつて上記したビーム遅れ時間分(tG)遅ら
せた#2変調コード信号へ遅延出力40(第4図−g)を
奇数番目の処理と同様に単安定マルチ回路32とアンプ34
によつて#2記録信号41(第4図−h)となる。なお、
第4図(a)は光スポツトと記録スポツトとの関係を示
すものであり、距離G(実施例では25μm)だけ離れた
第1のレーザビームスポツト22aと第2のレーザビーム
スポツト22bが、トラツク中心23を挟んで対称に位置
し、第1のレーザビームスポツト22aが記録ピツト21a−
1,21a−2,21a−3および21a−4を生成し、第2のレー
ザビームスポツト22bが21b−1,21b−2を生成し、次い
で21b−3を記録しようとしていることをそれぞれ示し
ている。なお、レジスタ25,変調用ROM回路26,インバー
タ27、フリツプフロツプ28およびゲート回路29,30によ
り変調回路18を構成し、単安定マルチ回路31(または3
2)とアンプ33(または34)によりレーザドライバ回路2
0a(または20b)をそれぞれ構成している。
次に、第3図の再生系詳細ブロツク図を用い第5図の
再生時のタイムチヤート図を参照しながら再生動作を説
明する。インバータ42,フリツプフロツプ43,ゲート回路
44,位相比較回路45および電圧制御発振器(VCO)46をも
つて第1図に記録の再生クロツク再生回路16を構成し、
レジスタ47および復調用ROM回路48で同じく第1図の復
調回路17を構成する。第1のレーザビーム22aの反射明
暗情報を有する第1のRF信号49a(第5図−b)は,ピ
ツト位置検出回路15によりピツト位置信号50(第5図−
c)に変換され、インバータ42を経て上記ピツト位置信
号50の立下りエツジ毎に反転するフリツプフロツプ43を
トリガし、ピツト位置分周信号51(第5図−d)を得、
該分周信号51の反転側信号(フリツプフロツプ43の側
出力)と、前記ピツト位置信号50とをゲート回路44で論
理積をとることにより、奇数番目のピツト位置信号のみ
を用いて位相比較回路入力信号52(第5図−e)とし、
位相比較回路45で電圧制御発振回路46の出力信号、即ち
再生クロツク信号53(第5図−f)の位相と比較され
る。該クロツク信号53のタイミングでピツト位置信号が
レジスタ47にラツチされ再生変調コード信号54(第5図
−g)を得、復調用ROM回路48によつて再生データ55
(第5図−h)となり、システムを管理するマイクロプ
ロセツサ等へ送り出す。第5図−(a)はレーザビーム
スポツトと記録ピツトの関係を例示したものであり、同
図(b)〜(h)の波形と対応している。22aは第1の
レーザビームスポツトと、22bは第2のレーザビームス
ポツト(実施例では再生時に消灯させた)であり、21a
−1〜21a−4は第1のレーザビームにより記録された
記録ピツト(奇数番目に再生されるピツト)、21b−1
〜21b−3は第2のレーザビームによつて記録された記
録ピツト(偶数番目に再生されるピツト)であり、トラ
ツク中心23の上の再生時に使用する第1のレーザビーム
スポツト22aが通ることを示している。なお、トラツク
中心に予じめ配置されているプリピツト24(アドレス情
報ならびに同期ピツトなど)と追記された記録ピツト21
とでは再生されたRF信号ベルで差が生じることになる
が、従来一般に行なわれている微分法によるピツト位置
検出回路で前記いずれのピツトをも位置情報として検出
することが可能である。
(実施例2) 第2の実施例を第8図および第9図を用いて説明す
る。
第8図は2つのレーザビームスポツトとトラツク中心
との関係を示すスポツト相関図である。第1のレーザビ
ームスポツト22aと第2のレーザビームスポツト22bとの
長手方向距離は光学系の調整により約25μmとなつてお
り、上記2つのスポツト22aと22bを結ぶ直線とトラツク
中心23との交叉角θ(平行度)と、該スポツト間のトラ
ツク方向ずれ寸法Wとの関係は次式のようになる。
W=25・sinθ(μm) 例えば、θ=0であればW=0,θ=1゜であればW
0.44μmとなる。このことは、逆にWをトラツク間隔
(1.6μm)の半分の値である0.8μmにしたいときには
約2.3゜回転させれば良いことになる。なお、上記した
ような2レーザビーム光学系については特開昭62−2874
33号公報などで詳細に伸べられている。
第9図は上記原理にもとずき2つのレーザビームのト
ラツク方向ずれ量(チドリ寸法)Wを自動制御せしめな
がら、前記第1の実施例で記述した高密度記録再生を行
なつた第2の実施例を示すブロツク構成図であり、2つ
のレーザビームスポツトを発生する光学系のベース57を
微小回転せしめるピエゾアクチユエータ58、アクチユエ
ータドライバ62,ローパスフィルタ61および2つの減算
回路59,60が第1図で示す第1の実施例に追加されてお
り、以下追加機能を中心に説明する。第1のレーザビー
ムスポツトの反射信号49aからトラツクずれ信号を抽出
する第1のトラツキング回路10aの出力信号と第2のレ
ーザビームスポツトの反射信号49bからトラツクずれ信
号を抽出する第2のトラツキング回路10bの出力信号と
の差分情報を減算回路59で得、該差分情報W、即ち2つ
のレーザビームスポツトのトラツク方向ずれ量に相応す
る成分と目標チドリ寸法(2つのスポツトの目標とする
トラツク方向ずれ量、実施例では0.8μm相当の電圧)
とを第2の減算回路60で減算せしめて得た回転角誤差Δ
θから、ローパスフィルタ61を用いて偏心成分などの交
流成分を除去し、アクチユエータドライバ62を経てピエ
ゾアクチエータ58を伸び縮みさせることにより、上記Δ
θがゼロとなるように作用する一巡系が構成される。な
お、第2のトラツキング回路10bから出力されるトラツ
クずれ信号は、記録時のみスイツチ11が閉じることによ
り、、第1のトラツキング回路10aと加算回路12で加算
され、トラツキングアンプ13を経て2次元アクチユエー
タ6を駆動せしめるトラツキング制御系が構成されてい
るため、記録時には前記した2つのレーザビームスポツ
トはトラツク中心23の上下に対称に振り分けられ、再生
時は第1のレーザビームスポツトのみがトラツク中心23
に案内されることになる。また、再生時に前記目標チド
リ寸法をゼロにして2つのスポツトを同一トラツク上に
案内し2重チエツクを行なう機能、目標チドリ寸法を1.
6μm相当に設定し2つのトラツクから同時にデータを
再生する機能ならびに記録時と同じスポツト位置関係の
まま再生する機能などについても良好な結果を得た。
(実施例3) 第3の実施例を第10図のブロツク構成図を用いて以下
に説明する。第1の実施例を第1図にモードフラグ検出
回路63を追加し、該検出回路出力信号を用いて再生クロ
ツク発生回路16の発振周波数を切り替え可能な構成にし
た。即ち、第1の実施例で説明した高密度記録を行なつ
たデイスクには、所定の場所に高密度記録であることを
示す高密度記録フラグ情報を記録しておく。再生時は、
デイスクからの反射信号49がピツト位置検出回路15によ
つてピツト位置信号に変換され、該ピツト位置信号は再
生クロツク発生回路16および復調回路17に入力されると
同時に、モードフラグ検出回路63にも入力し、前記した
高密度記録フラグ情報を抽出し、もし該フラグが抽出さ
れた場合は再生クロツク発生回路の発振周波を倍にする
(実施例では通常は10.51MHz、高密度フラグ検出時は2
1.02MHzとした)ことにより再生データを得る構成とし
た。
(実施例4) 第4の実施例を第11図を用い、第12図を参考にして以
下に説明する。第11図は第1の実施例におけるトラツキ
ング中心から上下に振り分けて記録された記録ピツトの
再生時分解能を高める方式を示すブロツク構成図であ
り、第1の実施例を示す第1図のデイテクタ8,電流電圧
変換アンプ9およびトラツキング回路10を詳細に分解
し、更に全波整流回路73,ウインドコンパレータ74,加算
回路76および波形分離回路77を追加したものであり、第
12図はそのピツト状態および波形を示すタイムチヤート
図である。光デイスク記録媒体面からの反射レーザビー
ムはナイフエツジプリズム64および集光レンズ65を経
て、上記反射ビームの回折光成分はトラツキング用デイ
テクタ66a,66bに集光しそれぞれの電流電圧変換アンプ6
8a,68bで電圧に変換され、一方フオーカス情報成分はフ
オーオカス用デイテクタ67に集光し変換アンプ69で電流
電圧変換されオートフオーカス回路14に入力しAFコイル
を駆動する。上記電圧に変換された一対の回折光成分
は、誤差アンプ70で差動され回折光差分信号、即ちトラ
ツキング誤差信号78(第12図−c)となり、ローパスフ
イルタ71,位相補償回路72およびコイルドラバ13を経て
図に記載していないトラツキングコイルを駆動すること
によりトラツキング制御系を構成している。ここで、上
記ローパスフイルタ71を通る前の回折光差分信号78の成
分中には、追加記録ピツトのトラツク中心からの偏差信
号も含まれており(該偏差信号がマイナス信号のときは
トラツク中心の上側にピツトがあることを示し、プラス
信号のときは同じく下側にピツトが形成されていること
を示す)、該回折光差分信号78を全波整流回路73で整流
した信号79(第12図−d)と、前記した回折光成分とフ
オーカス情報成分を加算回路75で加算したデイスク面か
らの全反射光量を反映するRF信号49(第12図−b)とを
加算回路76で加算し、合成RF信号80(第12図−e)を作
り合す。該合成RF信号80は、合成前のRF信号49との比較
において、近接したピツトとピツトの間(例えば第12図
−aで示す記録ピツト21a−1と21b−1)の信号落ち込
み部が大きくなつており、ピツト位置検出回路15による
ピツト位置検出が分解能が良くなつたことを示してお
り、記録ピツト形状に影響を受け難い高密度再生とな
る。また第12図−dでも明確なように回折光差分信号78
およびその全波整流出力79をそのまま用いても記録ピツ
ト位置を認識することが可能であり、前記回折光差分信
号78をウインドコンパレータ74を用いて下側ピツト識別
信号81(第12図−f)および上側ピツト識別信号82(第
12図−g)を出力し、波形分離回路77へそれぞれ入力し
下ピツトRF信号83(第12図−h)および上ピツトRF信号
84(第12図−i)を抽出分離する。ここで、上記抽出分
離された。2つのRF信号83,84は、それぞれ独立したピ
ツトエツジ検出回路もしくはピツト位置検出回路への入
力信号として活用することでトラツク方向密度をも等価
的に高めることになり、本来がラジアル方向の高密度化
記録方式であるピツトエツジ検出タイプのケースではト
ラツク方向にも高密度化な記録再生が可能となつた。な
お、第12図−aは記録ピツト21,レーザビーム22,トラツ
ク中心23およびプリピツト24の状態を同図b〜iの波形
図に対応した配置を示している。
(実施例5) 第13図は3レーザビームヘツドを用いた際のレーザビ
ームスポツトと記録ピツトとの関係およびその際の記録
再生波形を示すタイムチヤート図であり、以下同図を用
いて第5の実施例を説明する。基本的な記録再生動作は
第1の実施例と同じ構成および方式となるが、トラツク
方向にチドリ配置された2つのレーザビームスポツト22
a,22bのトラツク方向の中間位置、即ちトラツク中心23
と同一線上で、第2レーザビームスポツト22bとはG2だ
け離れた地点に第3のレーザビームスポツト22cを付加
し、第1の実施例で説明した記録動作(同図(b)〜
(i)の波形図参照)と同時に付加した第3のレーザビ
ームスポツト22cを用いて再生信号波形49c(同図−j)
を得、該再生信号49cから再生データをデコードし、現
在記録中のデータとのリアルタイムチエツクを行なわし
めることにより、データ記録の信頼性向上と時間効率向
上を図つている。
本実施例1によればピツト位置検出タイプによる倍密
度記録再生が容易に実現でき、また実施例2によれば2
つのビームスポツトのトラツク方向ずれ量を任意に設定
可能となり、更に実施例3によればシングルビームによ
つて記録されたピツト位置検出タイプの従来デイスクを
も再生可能となつた。また第4の実施例によれば、ピツ
トエツジ検出タイプであつても更に高密度化が可能とな
り、加えて第5の実施例のようにレーザ源を3つにする
ことにより時間効率が向上するなどの効果がある。
〔発明の効果〕
本発明によれば、ピツト位置検出タイプの記録再生を
行っても容易にピントエツジ検出タイプ並の高密度化
(倍密度)記録再生方式となり、またピツトエツジ検出
タイプのケースにおいては更に高密度化(4倍密度)記
録再生が実現でき、かつ、いずれの検出方式であつても
従来方式との上位互換性を維持できるので、汎用性の高
い、高密度高転送レート型の光メモリシステムを提供で
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の実施例のブロツク構成図、第2図は記録
系詳細ブロツク図、第3図は再生系詳細ブロツク図、第
4図は記録時のタイムチヤート図、第5図は再生時のタ
イムチヤート図、第6図はピツトエツジ検出タイプの従
来方式を説明するタイムチヤート図、第7図はピツト位
置検出タイプの従来方式を説明するタイムチヤート図、
第8図はスポツト相関図、第9図は第2の実施例を示す
ブロツク構成図、第10図は第3の実施例を示すブロツク
々構成図、第11図は第4の実施例を示すブロツク構成
図、第12図は第11図のタイムチヤート図、第13図は第5
の実施例を示すタイムチヤート図である。 1……レーザダイオード、2……波長分離フイルタ、6
……2次元アクチユエータ、7……光デイスク、8……
デイテクタ、10……トラツキング回路、15……ピツト位
置検出回路、17……復調回路、18……変調回路、19……
パルス遅延回路、20……レーザドライバ回路、21……記
録ピツト、22……レーザビームスポツト、23……トラツ
ク中心。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 津吉 敏明 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 安岡 宏 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (56)参考文献 特開 昭63−222329(JP,A) 特開 昭59−142755(JP,A) 特開 平2−53223(JP,A) 特開 平1−25320(JP,A)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のレーザビームと第2のレーザビーム
    とを光記録媒体の案内トラック寸法の2分の1を限度と
    してトラック方向にチドリ状にずらした光学系と、記録
    データの変調コードの奇数番目の“1"に対応して上記第
    1のレーザビームを変調させ、上記変調コードの偶数番
    目の“1"に対応して上記第2のレーザビームを変調させ
    る変調回路とを具備することを特徴とする情報記録装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の情報記録装置において、
    上記チドリ状に記録されたマーク間の中央部を上記第1
    又は第2いずれか一方のレーザビームで追跡し、反射光
    から得られたマーク位置信号から再生変調コードを作成
    する再生系を具備することを特徴とする情報記録装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の情報記録装置において、
    上記チドリ状に記録されたマーク間の中央部を挟んでそ
    れぞれのマークの中央部を上記第1及び第2のレーザビ
    ームで追跡、又は、上記チドリ状に記録されたマーク間
    の中央部を上記第1及び第2のレーザビームで追跡し、
    反射光から得られたマーク位置信号から再生変調コード
    を作成する再生系を具備することを特徴とする情報記録
    装置。
  4. 【請求項4】請求項2又は3のいずれかに記載の情報記
    録装置において、上記反射光から回折光強度差分信号及
    び/又は反射光強度信号を検出する検出回路と、該回折
    光強度差分信号若しくは該回折光強度差分信号及び上記
    反射光強度信号を用いて再生データを作成する手段を具
    備する情報記録装置。
  5. 【請求項5】第1のレーザビームと第2のレーザビーム
    とを光記録媒体の記録に用い、上記第1のレーザビーム
    から得られるトラッキング信号を出力する第1のトラッ
    キング回路と、上記第2のレーザビームから得られるト
    ラッキング信号を出力する第2のトラッキング回路とを
    具備し、記録時は上記第1と第2のトラッキング信号を
    加算してトラッキング動作を行い、再生時は加算しない
    で上記光記録媒体上のチドリ状に記録されたマーク間の
    中央部を上記第1又は第2いずれか一方のレーザビーム
    で追跡するようトラッキング動作を行うことを特徴とす
    る情報記録装置。
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