JP2901211B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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  • Formation Of Insulating Films (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置のポリイミ
ド工程において、高性能,高信頼性のポリイミド膜を実
現するための製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置のプリント基板への高
密度充填化にともない、半導体パッケージの薄型化およ
びチップのパッケージに占める面積比の増加が顕著にな
ってきている。そのため、外部からの熱的,機械的スト
レスをチップが直接受け易くなり、素子の性能および信
頼性に問題があった。この対策として、外部から加わる
ストレスを緩和し、かつ封止樹脂中のシリカ(フィラ
ー)からチップを保護する目的でポリイミド膜が広く採
用されるようになった。
【0003】ここでは従来例として、表面保護膜形成後
の半導体基板にポリイミド膜を形成した場合について説
明する。
【0004】図4はアルミニウム配線間隔が狭く、表面
保護膜のカバレッジが悪い状態の半導体基板にポリイミ
ド膜を形成した場合の断面図である。図4において、1
は単結晶シリコン基板、2は絶縁膜、3はアルミニウ
ム、4は表面保護膜、6はポリイミド膜、7は空隙であ
る。ここで、アルミニウム3の間隔が非常に狭くなって
いるために、その上の表面保護膜4堆積の際に、アルミ
ニウム3の間に反応ガスが充分に回り込まない。そのた
め、アルミニウム3の側壁および底部の表面保護膜の厚
さが、他の領域に比較して薄くなり、アルミニウム3の
間の表面保護膜4が逆傾斜の形状になる。この状態でポ
リイミド前駆体の溶液をスピンコート法で塗布すると、
表面保護膜4が逆傾斜形状になっている領域の中でポリ
イミド前駆体が入りきれない箇所が発生する。その後、
露光,現像,硬化によってポリイミド前駆体をポリイミ
ド膜6に変えると、前記のポリイミド前駆体が入り込ん
でいない箇所が空隙7として残ってしまっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のポリイミド膜形
成工程では、下地の表面保護膜が逆傾斜形状になってお
りその間隔も狭い場合、ポリイミド前駆体が入りきれな
い箇所が発生し、素子の性能および信頼性が低下すると
いう課題があった。
【0006】本発明は、このような課題を解決するもの
で、下地表面保護膜が逆傾斜形状をしており、かつその
間隔が狭い場合でもポリイミド膜を完全に充填すること
を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は、下地の表面保護膜を,アルミニウム配線
の側壁部において,逆傾斜形状に形成した後の半導体基
板を、加熱して表面の水分を除去する工程と、有機溶剤
をスピンコートする工程と、ポリイミド前駆体をスピン
コートする工程と、加熱により溶剤を一部揮発させる工
程と、フォトリソ法により所定の場所のみ露光する工程
と、現像により所定の場所のみ前記ポリイミド前駆体を
残す工程と、熱処理により前記ポリイミド前駆体をポリ
イミドに変える工程からなるものである。
【0008】
【作用】本発明は下地表面保護膜が逆傾斜形状でその間
隔が狭い場合、ポリイミド前駆体を塗布する前に、ポリ
イミド前駆体よりも低粘度の有機溶剤を塗布し、表面保
護膜が逆傾斜形状になっている箇所に有機溶剤を入れ込
み、その後ポリイミド前駆体を塗布し、その後のベーク
硬化の熱処理によって置換させ、表面保護膜の間にも完
全にポリイミド膜が形成できることを利用して、半導体
の高性能,高信頼性化をはかったものである。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1,図2
および図3を参照しながら説明する。
【0010】まず単結晶シリコン基板1上に、二酸化珪
素または二酸化窒素などの絶縁膜2を0.1〜1.0μ
m形成する。二酸化珪素膜形成の一例として、CVD法
があり、常圧下、400〜450℃でシランを熱分解し
堆積させ、その後800〜1000℃の熱処理で膜を緻
密にする。次に、アルミニウム3をスパッタ法で0.5
〜1.0μm堆積する。この時、アルミニウム3の膜中
には、エレクトロマイグレーションを防止するためにC
uを、Alスパイクを防止するためにSiをそれぞれ1
%程度ずつ入れておく。また、スパッタリングの条件と
しては、圧力5mTorr,DCパワー5kWで処理を行な
う。
【0011】その後、レジスト(図示せず)を全面に塗
布し、マスク合わせ,露光,現像によって所定の領域の
みレジストを残す。このレジストをマスクにしてアルミ
ニウム3のドライエッチングを行ない、所定の領域のみ
アルミニウム3を残す。レジストを酸素プラズマで除去
後、400〜450℃でアルミニウム3のシンタリング
を行なう。
【0012】次に、二酸化珪素または二酸化窒素など
より、下地の表面保護膜4を前面に0.5〜1.5μm
堆積する。二酸化窒素形成法の一例として、プラズマC
VD法があり、350〜400℃でシランと二酸化窒素
をプラズマ放電で反応させ二酸化窒素を堆積させると、
表面から、アルミニウム3の側壁に沿う部分の表面保護
膜4は、図1に示されるように、逆傾斜形状になる。堆
積後、レジスト(図示せず)を全面に塗布し、マスク合
わせ,露光,現像によって所定の領域のみレジストを残
す。このレジストをマスクにして表面保護膜4のドライ
エッチングを行い、所定の領域のみ表面保護膜4を残
す。レジストを酸素プラズマで除去後、380〜420
℃で表面保護膜4のシンタリングを行う。
【0013】次に、ウエハを150〜200℃のホット
プレート上に2〜5分放置し、表面の水分およびその他
の不純物を除去する。その後、N−メチル−2−ピロリ
ドン(以下NMPと略)等の有機溶剤5を全面にスピン
コート法で塗布する。この時のスピンコート条件は、有
機溶剤5を3〜10g静止で滴下し、最初に200〜5
00rpmの低速でウエハ全体に広がらせた後、1000
〜2000rpmの高速回転を行なう。この時使用する有
機溶剤5は、後に使用するポリイミド前駆体よりも低粘
度であることが必要であり、できればポリイミド前駆体
の中に含まれる溶剤であることが好ましい。有機溶剤5
塗布後は先の表面保護膜4の狭い領域にも有機溶剤5が
入り込みかつ平坦になる程度にする。
【0014】その後、ポリイミド前駆体溶液(図示せ
ず)をスピンコートする。ポリイミド前駆体には感光性
および非感光性、さらに感光性の前駆体の中にはネガ型
とポジ型があるが、ここではネガ型の感光性ポリイミド
前駆体の場合について説明する。
【0015】ポリイミド前駆体を3〜5g静止滴下し、
500〜1000rpmの低速回転後、1000〜400
0rpmの高速回転で所定の膜厚にする。塗布後10μm
程度にするには、15ポイズの粘度を有するポリイミド
前駆体で3000rpmで30秒スピンコートすれば良
い。塗布後、80〜100℃のホットプレートで1〜2
分の加熱処理を行なう。これは、先の有機溶剤5とポリ
イミド前駆体を混ぜ合わせる目的と、ポリイミド前駆体
中の溶剤の一部を揮発させ、後の現像での下地との密着
性を向上させる目的から行なう。次に、フォトリソグラ
フィ法によりマスク合わせ,露光を行ない、光の当たっ
た領域のポリイミド前駆体を光架橋させる。露光後、現
像によって光の当たっていない領域のポリイミド前駆体
を除去する。現像は、スプレーまたはパドル現像を行な
い、現像液の成分としては、キシレンの入った溶剤を用
いる。現像により所定の領域のみポリイミド前駆体を残
す。最後に、ポリイミド前駆体を300〜400℃で3
0分〜1時間熱処理することにより、溶媒,感光基を除
去し、合わせてイミド環の閉環反応を生じさせてポリイ
ミド膜6に変える。熱処理の時の雰囲気は、空気または
窒素雰囲気で行ない、300〜400℃の熱処理の前に
イミド化を急激にさせないため、100〜200℃の熱
処理を入れることが望ましい。
【0016】以上の構造の半導体装置においては、高粘
度のポリイミド前駆体をスピンコートする前に、それよ
りも低粘度の有機溶剤5をスピンコートして、表面保護
膜4の堆積によって生じた狭い領域に有機溶剤5を充填
し、その後のポリイミド前駆体のスピンコート,ホット
プレートでの加熱,硬化により先の狭い領域の有機溶剤
5をポリイミド前駆体と置換しポリイミド化できるた
め、表面保護膜4の堆積によって生じた狭い領域にも空
隙が発生することなくポリイミド膜6が形成できる。
【0017】
【発明の効果】本発明の半導体装置の製造方法によれ
ば、表面保護膜4の堆積後に、表面から、アルミニウム
3の側壁に沿う部分の逆傾斜形状になったことにより
じた狭い領域にも空隙が発生することなくポリイミド膜
6が形成でき、高性能,高信頼性の半導体装置の製造が
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の半導体装置の製造工程断面
【図2】本発明の一実施例の半導体装置の製造工程断面
【図3】本発明の一実施例の半導体装置の断面図
【図4】従来の半導体装置の断面図
【符号の説明】
1 単結晶シリコン基板 2 絶縁膜 3 アルミニウム 4 表面保護膜 5 有機溶剤 6 ポリイミド膜 7 空隙
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 21/312 H01L 21/768

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面保護膜を,配線の側壁部において,
    逆傾斜形状に形成した後の半導体基板を、加熱して表面
    の水分を除去する工程と、有機溶剤をスピンコートする
    工程と、ポリイミド前駆体をスピンコートする工程と、
    加熱により溶剤を一部揮発させる工程と、フォトリソ法
    により所定の場所のみ露光する工程と、現像により所定
    の場所のみ前記ポリイミド前駆体を残す工程と熱処理
    により前記ポリイミド前駆体をポリイミドに変える工程
    とを具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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