JP2900467B2 - シュの製造方法 - Google Patents

シュの製造方法

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JP2900467B2
JP2900467B2 JP2013201A JP1320190A JP2900467B2 JP 2900467 B2 JP2900467 B2 JP 2900467B2 JP 2013201 A JP2013201 A JP 2013201A JP 1320190 A JP1320190 A JP 1320190A JP 2900467 B2 JP2900467 B2 JP 2900467B2
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恵一郎 大津
義彰 北河
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Taiho Kogyo Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B27/00Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
    • F04B27/08Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
    • F04B27/0873Component parts, e.g. sealings; Manufacturing or assembly thereof
    • F04B27/0878Pistons
    • F04B27/0886Piston shoes
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05CINDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
    • F05C2253/00Other material characteristics; Treatment of material
    • F05C2253/12Coating

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、斜板式コンプレッサやスターリングエンジ
ンに用いられるシュの製造方法に関する。
「従来の技術」 従来、斜板式コンプレッサはシリンダブロック内にお
いて回転軸により回転される斜板とそのシリンダブロッ
ク内に嵌合したピストンとを備えており、上記斜板の回
転によりピストンを往復動させるようになっている。
そして従来一般に、上記斜板とピストンとを連動させ
るためにシュとボールとが用いられており、シュの一端
面を斜板に摺接させるとともに、シュの他端面に形成し
た凹状の半球状摺動面とピストンに形成した凹状の半球
状摺動面との間にビールを介在させることによって、上
記斜板とピストンとを連動させるようにしている。また
その他のシュとしては、上記他端面に凸状の半球状摺動
面を形成し、この凸状の半球状摺動面を直接上記ピスト
ンの凹状の半球状摺動面に摺接させるようにしたものが
知られている。
また従来、上記いずれのシュにおいても、凸状または
凹状の半球状摺動面を形成した摺動部材と、この摺動部
材の上記半球状摺動面とは反対側の密着端面に焼結密着
され、かつ表面を摺動面とした焼結層とからシュを構成
することも知られている。
そして上記摺動部材の密着端面に焼結層を形成するに
は、その密着端面の全域にCu−Pb粉末、或はCu−Pb−Sn
粉末等の焼結合金用粉末を散布し、これを焼結して焼結
層を形成するようにしている(特開昭57−163177号公
報)。
「発明が解決しようとする課題」 しかるに、上記摺動部材の密着端面の全域に焼結層を
形成した場合には、摺動部材の密着端面と焼結層との密
着面が外部に露出するため、使用条件によっては摺動部
材の密着端面と焼結層とが外部に露出した部分から剥離
する危険性があった。
したがって本発明は、焼結層の周囲を摺動部材の一部
で囲むことにより、摺動部材と焼結層との密着面が外部
に露出するのを防止して、両者の剥離を確実に防止でき
るようにした製造方法を提供するものである。
「課題を解決するための手段」 すなわち本発明の製造方法は、半球状摺動面を形成し
た摺動部材と、この摺動部材の上記半球状摺動面とは反
対側の密着端面に焼結密着され、かつ表面を摺動面とし
て焼結層とを備えるシュの製造方法であって、 上記摺動部材の素材の上記密着端面に凹部を形成して
その周囲に環状支持部を形成した後、その凹部内に焼結
層を形成し、しかる後、上記凹部の底部を残して上記環
状支持部の表面側部分を切除し、上記焼結層の摺動面を
凹部内から突出した位置に形成することを特徴とするも
のである。
「作用」 上記製造方法によれば、摺動部材の素材に凹部を形成
してその周囲に環状支持部を形成した後、その凹部内に
焼結層を形成しているので、焼結合金用粉末が付近に飛
散するのを環状支持部によって効果的に防止でき、焼結
合金用粉末の無駄を防止できる。そして上記凹部内に焼
結層を形成したら、次に上記凹部の底部を残して上記環
状支持部の表面側部分を切除し、上記焼結層の摺動面を
凹部内から突出した位置に形成しているので、上記環状
支持部が相手材に当接して摺動を阻害することがない。
そして上記焼結層はその周囲が環状支持部によって囲
まれているので、素材と焼結層との密着面が外部に露出
することがなく、したがって両者の剥離を効果的に防止
することができる。
「実施例」 以下図示実施例について本発明の製造方法を説明する
と、先ず、例えばS45C等からなる丸棒素材1を所定長さ
で切断し、所要高さの円柱状素材2を形成する(第1
図)。
次にこの円柱状素材2の一方の端面に所定深さの凹部
3を形成し、それと同時に凹部3を形成することによっ
て円柱状素材2の端面に凹部3を囲む環状支持部4を形
成する(第2図)。
上記凹部3を形成したら円柱上素材2の全面にCu又は
Niメッキを施し、次に上記凹部3内に焼結合金用粉末を
充填してこれを焼結し、凹部3内に焼結層5を形成する
(第3図)。上記Cuメッキは、円柱状素材2と焼結層5
との密着強度を増大させ、かつ円柱状素材2の材料であ
るS45Cからの脱炭を防止するために行なうものである。
上記凹部3内に焼結層5を焼結したら、その焼結層5
を押型6によって圧縮してその密度を高めるとともに表
面を平坦にし(第4図)、さらにこの後、再度焼結を行
なう。上記押型6による圧縮とその後の焼結とは、複数
回繰返すようにしてもよい。
上記圧縮を行なうと、環状支持部4の先端部が相対的
に焼結層5の表面から突出するようになるので、その環
状支持部4の突出部分を切削し、焼結層5の表面と環状
支持部4の表面とが実質的に同一平面となるようにする
(第5図)。
次に、第5図の想像線で示すように、上記円柱状素材
2の外周面と他方の端面とを切削してその部分のCuメッ
キを除去すると同時に、環状支持部4の肉厚lや円柱状
素材2の高さHがそれぞれ所定寸法となるようにする
(第6図)。
上記円柱状素材2を所定寸法に加工したら、上記凹部
3の底部を残して上記環状支持部4の表面側部分を焼結
層5の表面外周部分とともに、焼結層5の表面側が窄ま
った円錐面形状に切除し、それによって上記焼結層4の
表面を上記凹部3内から突出させる(第7図)。
次に、上記円柱状素材2を図示しない一対の型枠内に
セットし、その型枠によって焼結層5と反対側の端面側
が凸状の半球状摺動面7よなるように塑性加工し、半球
状素材8を製造する。このとき、上記焼結層5の中央部
に油溜り用の凹部9を同時に成形する(第8図)。
この後、上記半球状摺動面に耐摩耗性を向上させるた
めに高周波焼入れを施し、或は高周波焼入れの代わりに
3〜20μm厚の硬質Crメッキ又はアルミナ等のセラミッ
クコーティングを施したら、バレル加工により半球状摺
動面のスラッジ取りを行ない、さらに焼結層5の摺動面
に平面ラップ加工とバフ加工とを順次施して半球シュを
完成する。
このようにして完成された半球シュは、焼結層5が環
状支持部4によって囲まれているので、半球状摺動面を
形成した摺動部材と焼結層との密着面が外部に露出する
ことがなく、両者の剥離を効果的に防止することができ
る。
そして上記製造方法によれば、円柱状素材2に凹部3
を形成してその周囲に環状支持部4を形成した後、その
凹部3内に焼結層5を形成しているので、焼結合金用粉
末が付近に飛散するのを環状支持部4によって効果的に
防止でき、焼結合金用粉末の無駄を防止できる。
また、上記凹部3内に焼結層5を形成した後に、凹部
3の底部を残して上記環状支持部4の表面側部分を切除
し、上記焼結層5の摺動面を凹部3内から突出した位置
に形成しているので、上記環状支持部4が相手材に当接
して摺動を阻害することがない。そして上記環状支持部
4の表面側部分を切除することなく、凹部3内に焼結層
5を焼結してその摺動面を凹部3内から突出した位置に
形成するようにした場合に比較して、遥かに製造を容易
なものとすることができる。
なお、上記実施例では、上記環状支持部4の表面側部
分と焼結層5の表面外周部分とを単一の円錐面形状に切
除しているが、それに限定されるものではない。例えば
第9図に示すように、潤滑油によるクサビ効果を得るた
めに、焼結層5の表面との交差角度θ1が小さな第1円
錐面10を形成し、その後に、環状支持部4が相手材に当
接するのを防止するために、より大きな交差角度θ2
有する第2円錐面11を形成してもよい。さらには、環状
支持部4の表面側部分のみを切除することも可能であ
る。
また、第7図と第8図の工程を逆にし、焼結層5と反
対側の端面側を凸状の半球状摺動面7に塑性加工してか
ら、環状支持部4を円錐面形状に切除するようにしても
よい。
さらに上記実施例では、凸状の半球状摺動面を有する
半球シュについて説明したが、凹状の半球状摺動面を有
するシュにも本発明の製造方法を適用できることは勿論
である。
「発明の効果」 以上のように、本発明の製造方法によれば、焼結層が
環状支持部によって囲まれて摺動部材と焼結層との剥離
が効果的に防止されたシュをきわめて容易に製造するこ
とができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第8図はそれぞれ本発明の一実施例におけ
る各製造工程の断面図、第9図は本発明の他の実施例の
要部の断面図である。 2,8……素材、3……凹部 4……環状支持部、5……焼結層 7……半球状摺動面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−41979(JP,A) 特開 昭57−163177(JP,A) 特開 平1−187374(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F04B 27/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半球状摺動面を形成した摺動部材と、この
    摺動部材の上記半球状摺動面とは反対側の密着端面に焼
    結密着され、かつ表面を摺動面とした焼結層とを備える
    シュの製造方法であって、 上記摺動部材の素材の上記密着端面に凹部を形成してそ
    の周囲に環状支持部を形成した後、その凹部内に焼結層
    を形成し、しかる後、上記凹部の底部を残して上記環状
    支持部の表面側部分を切除し、上記焼結層の摺動面を凹
    部内から突出した位置に形成することを特徴とするシュ
    の製造方法。
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CN100501156C (zh) * 2004-12-28 2009-06-17 大丰工业株式会社 滑靴

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