JP2900245B2 - 暗渠パイプ用帯状体とその製造装置 - Google Patents
暗渠パイプ用帯状体とその製造装置Info
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- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
Description
ることにより、暗渠パイプを構成する帯状体とその製造
装置に関する。
形されたものを、連結して組み立てる射出成形によるも
のと、図6に示す特公昭53−134883号の発明の
ように、押出機から押し出された軟化した状態の合成樹
脂板20の適所に孔20aを施したのち、これを縦方向
に丸め、その両端縁を加熱溶着する押出成形によるもの
とがあった。
るものは、従来公知の射出成形用金型が用いられ、押出
成形するものは、図6に示すように合成樹脂板20を押
し出す押出機21のダイに連続してこの合成樹脂板20
に透孔20aを形成する孔あけロール22と、この板状
の合成樹脂20を筒状に丸める丸めダイ23と、筒状に
丸められた合成樹脂の端縁を加熱する加熱装置24と、
この両端縁を溶着して筒形に最終成形を行うサイジング
ダイ25とを直線的に配置したものがあった。
イプは、いずれも筒状に形成される合成樹脂自体に透孔
を設けていることからその耐圧性が低く、土中に埋設し
た際にパイプが潰れて十分にその機能を発揮しなくなる
虞れがあった。またこれを防止するために、合成樹脂の
肉厚を厚くすれば、パイプの可撓性が損なわれ、埋設作
業に支障をきたすばかりか、パイプを小径に巻き取るこ
とができず、輸送、保管も困難になるという問題点が生
じた。
は、パイプを連続して成形することができず、生産性が
悪く、また透水孔の大きさや管径は、金型を変えないと
変更できず、ニーズに応じた暗渠パイプをコスト低廉に
提供できないという問題点を有していた。また、図6に
示した押出成形による製造装置では、透孔を有する暗渠
パイプが連続して成形できるが、成形されるパイプの強
度は、材料となる合成樹脂の材質と厚さにより決定され
るので、可撓性と耐圧性を兼ね備えた暗渠パイプを一工
程で製造できないという問題点を有していた。またこの
製造装置においても透孔の大きさやパイプの径を変える
には、孔あけロールや二つのダイを取り替えなくてはな
らず、前記製造装置と同様の問題点を有していた。
造の暗渠パイプを能率良く製造できる帯状体とその製造
装置を提供しようとするものである。
ために本発明のうち、請求項1記載の発明は、金属ある
いは繊維からなる帯状のネットの両端に合成樹脂を一体
的に融着すると共に、ネットの表面には前記両端の合成
樹脂と連続する合成樹脂製の補強リブを融着してなり、
端面同士を接合して螺旋状に巻着することにより、暗渠
パイプを構成するようにした暗渠パイプ用帯状体であ
る。
の発明の構成において、帯状体の断面を略平行四辺形状
に限定したことを特徴とする。
は請求項2記載の発明の構成のうち、補強リブがネット
の上面と下面にそれぞれジグザグ状に、かつ上下のもの
が互いに交差するように設けたことを特徴とする。
したダイに帯状のネットが挿通する挿通孔を設け、この
挿通孔の両端の上下に、合成樹脂が押し出される開口部
を設けると共に、上側の開口部間と下側の開口部間にそ
れぞれその先端を臨ませて開口部と直交する方向に揺動
可能な合成樹脂の押出ノズルを設けたことを特徴とする
暗渠パイプ用帯状体の製造装置である。
き本発明を詳細に説明する。
示す平面図、図2は、そのA−A線の拡大断面図であ
る。図示したように本発明の暗渠パイプ用帯状体1は、
帯状のネット2の両端に合成樹脂3を一体的に融着する
と共に、このネット2の部分に前記両側の合成樹脂3と
連続する合成樹脂製の補強リブ3a,3bをジグザグに
融着形成したものである。この補強リブ3a,3bは、
ネットの上面側と下面側にそれぞれ設けられ、上下の補
強リブ3a,3bは、平面視した状態で互いに交差する
ように配されている。また、暗渠パイプ用帯状体1は、
その断面が略平行四辺形状になるように形成されてい
る。
のであれば、金属、繊維のいずれであっても良く、また
その目の粗さは、使用条件等に応じて適宜選択決定され
るものである。
状体1は、螺旋状に巻回して、その端面同士を融着等の
手段で接合することにより、筒状に形成され、ネット2
を設けた箇所を透水部とした暗渠パイプ(土中に横方向
に埋設されるものに限らず、縦方向に配置されるものを
も含む)に構成される(図3参照)ものである。なお、
この巻回のピッチを変えれば、形成される暗渠パイプの
径を容易に変更することができる。
体1の端面同士を融着接合した軟質合成樹脂を示してお
り、このようにすれば、形成された暗渠パイプの可撓性
を向上させることができる。
用帯状体1の製造装置について説明する。
図5は、その要部縦断面図である。図示したように本発
明の製造装置は、アダプター11を介して合成樹脂の押
出機(図示せず)に連結されたダイ10に、帯状のネッ
ト2を挿通させるための挿通孔17を設けると共に、こ
の挿通孔17の両端部を挟むようにその上下にそれぞれ
合成樹脂の押出口となる開口部18a,18b、19
a,19bを設けている。また、挿通孔17の中央の上
側と下側には、それぞれ先端をこの挿通孔17に臨ませ
て、押出ノズル12,13を設けている。この押出ノズ
ル12,13は、前記押出機と通孔30を介して連通し
ており、途中に設けた軸部12a,13aを中心とし
て、挿通孔17と直交する方向に揺動し得るようにダイ
10の前面に取り付けられている。またこの軸部12
a,13aには、アーム12b,13bが一体的に突設
されており、上下のアーム12b,13bはそれぞれ連
結杆14,15を介してダイ10の一側に設けられた揺
動アーム16に連結されている。
用いた暗渠パイプ用帯状体の製造について述べる。
融状態の合成樹脂は、アダプター11を介してダイ10
に送り込まれ、ここで四箇所の開口部18a,18b、
19a,19bと上下の押出ノズル12,13へと分岐
される。この合成樹脂の送りと同期して、揺動アーム1
6を駆動し、連結杆14,15を介して連結された上下
の押出ノズル12,13を互いに反対方向に揺動させ
る。同時に挿通孔17から帯状のネットを引き出すと、
このネットの両側には、上下の開口部18a,18b、
19a,19bから押し出された合成樹脂が融着し、ネ
ットの両端が合成樹脂で被覆される。同時に押出ノズル
12,13から押し出された合成樹脂は、押出ノズル1
2,13がネットの送りと直交する方向に揺動するので
ネット面にジグザグに付着することとなり、その折返し
箇所で前記開口部18a,18b、19a,19bから
押し出された合成樹脂と融着し、補強リブを形成する。
この時、上下の押出ノズル12,13は、互いに反対方
向に揺動するので、ネットの上下の補強リブは、平面視
した状態で互いに直交するように形成される。
図1に示した暗渠パイプ用帯状体1を押出成形により、
連続して製造することができる。
用帯状体1として断面略平行四辺形状のものを示した
が、この暗渠パイプ用帯状体1は螺旋状に巻着可能であ
れば、その形状は限定されず、例えば矩形断面のもので
あっても良い。また、上記例では暗渠パイプ用帯状体1
の表裏に互いに交差するようにジグザクの補強リブ3
a,3bを設けた例を示したが、この補強リブ3a,3
bは、ネット2の部分で左右の合成樹脂3に一体的に融
着されるものであれば、その形状は任意であり、またネ
ット2の片面だけに設けたものであっても良い。
項1記載の発明は、中央部にネットを一体的に設けた合
成樹脂製の帯状体を用いることにより、耐圧構造の暗渠
パイプが容易に製造できると共に、その透水性や径を容
易に変更でき、各種の暗渠パイプをコスト低廉に提供で
きるという効果を奏する。
形状にすることにより、螺旋状に巻着された際、一層の
耐圧性の向上と、接合強度の向上がはかられる暗渠パイ
プ用の帯状体を提供するものである。
面にジグザグ状の補強リブを互いに交差するように設け
ることにより、一層の耐圧性の向上がはかられると共
に、繊維製の柔らかいネットの使用が可能となり、特に
繊維特有の目の細かいネットを使用することにより、従
来にはない透水特性を持った暗渠パイプの提供が可能と
なる。
この装置を用いれば、暗渠パイプに適した上記請求項3
記載の暗渠パイプ用帯状体を連続して能率良く製造でき
るものである。
る。
パイプの断面図である。
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 金属あるいは繊維からなる帯状のネット
の両端に合成樹脂が一体的に融着されると共に、ネット
の表面には前記両端の合成樹脂と連続する合成樹脂製の
補強リブが融着されてなり、端面同士を接合して螺旋状
に巻着されることにより、暗渠パイプを構成するように
した暗渠パイプ用帯状体。 - 【請求項2】 断面が略平行四辺形状であることを特徴
とする請求項1記載の暗渠パイプ用帯状体。 - 【請求項3】 補強リブがネットの上面と下面にそれぞ
れジグザグ状に、かつ上下のものが互いに交差するよう
に設けられたことを特徴とする請求項1または請求項2
記載の暗渠パイプ用帯状体。 - 【請求項4】 押出成形機が連通したダイに帯状のネッ
トが挿通する挿通孔が設けられ、この挿通孔両端の上下
にそれぞれ合成樹脂が押し出される開口部が設けられる
と共に、上側の開口部間と下側の開口部間に、それぞれ
その先端を臨ませて前記開口部と直交する方向に揺動可
能な合成樹脂の押出ノズルが設けられたことを特徴とす
る暗渠パイプ用帯状体の製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8307857A JP2900245B2 (ja) | 1996-11-19 | 1996-11-19 | 暗渠パイプ用帯状体とその製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8307857A JP2900245B2 (ja) | 1996-11-19 | 1996-11-19 | 暗渠パイプ用帯状体とその製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10146886A JPH10146886A (ja) | 1998-06-02 |
JP2900245B2 true JP2900245B2 (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=17974018
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8307857A Expired - Lifetime JP2900245B2 (ja) | 1996-11-19 | 1996-11-19 | 暗渠パイプ用帯状体とその製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2900245B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100984557B1 (ko) | 2009-11-18 | 2010-09-30 | 주식회사 폴리텍 | 네트형 구조를 갖는 격벽 관 성형장치 및 그 제조방법 |
CN104033670A (zh) * | 2014-06-05 | 2014-09-10 | 张雁 | 一种螺旋加强筋塑料输水带及其生产方法 |
CN109676981A (zh) * | 2019-01-22 | 2019-04-26 | 中裕软管科技股份有限公司 | 一种新型透明螺旋吸水管生产工艺 |
-
1996
- 1996-11-19 JP JP8307857A patent/JP2900245B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10146886A (ja) | 1998-06-02 |
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