JP2900062B2 - 樹脂組成物 - Google Patents

樹脂組成物

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JP2900062B2 JP11574990A JP11574990A JP2900062B2 JP 2900062 B2 JP2900062 B2 JP 2900062B2 JP 11574990 A JP11574990 A JP 11574990A JP 11574990 A JP11574990 A JP 11574990A JP 2900062 B2 JP2900062 B2 JP 2900062B2
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Description

【発明の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本発明は新規な塗工可能な樹脂組成物に関する。より
具体的には、鉄、アルミニウム等の各種金属、ナイロ
ン、ポリエステル、ポリフェニレンエーテル等の極性プ
ラスチック、及びポリプロピレン、ポリエチレン、エチ
レンプロピレン共重合体、エチレンプロピレン共役ジエ
ン共重合体、スチレン・ブタジエン共重合体あるいはそ
の水素添加物、シリコン樹脂、フッソ樹脂のような低極
性樹脂等の各種素材を基材とするフィルム、シート、成
形品等の表面に加熱することなく室内温度下で塗布する
ことができ、これら基材に強固に密着して、これら基材
の表面に印刷性、塗装性、接着性、濡れ性、耐候性、耐
擦傷性、滑り性、或いは帯電防止性等の種々の機能を付
与するのに用いることができる塗布用樹脂組成物に関す
る。
b.従来技術 ポリプロピレン、ポリエチレン、エチレン・プロピレ
ン共重合体、エチレン・プロピレン・共役ジエン共重合
体、スチレン・ブタジエン共重合体あるいはその水素添
加物のような低極性ポリオレフィン類は安価な上に耐薬
品性や成形性等の諸物性に優れていることから、容器、
包装材、ケース、チューブ、合成紙、電気部品、自動車
部品を始め各種用途に広く使用されている。
しかしながら、これらの低極性ポリオレフィン類は一
般に極性プラスチックや金属等の極性物質に対する接着
性に乏しい大きな問題点があり、例えばポリオレフィン
の表面に表面保護、美的商品価値の向上或いは情報の記
録伝達等のために塗装や印刷を行う場合に、塗料やイン
キがその中に用いられているバインダーの高極性のため
に付着性が悪いという問題点がある。
この問題点を解決するために、これらの基材の表面を
薬剤処理、コロナ放電処理或いはプラズマ処理をした
り、塩素化ポリオレフィンや無水マレイン酸グラフトエ
チレン・プロピレン共重合体等の変性ポリオレフィンを
主体とするプライマーによる塗布処理をしてから印刷や
塗装、あるいは接着等を行っている。
しかし、たとえばポリオレフィン系樹脂をかかる表面
処理や塗布処理をしてから印刷する方法もなお印刷イン
キの付着性が充分でなかった。
c.発明が解決しようとする課題 本発明は、室温で塗工可能であり、極性の低いオレフ
ィン系樹脂及びたとえば印刷インキバインダーのような
高極性物質のどちらにも付着力が大きく、オレフィン系
樹脂の表面に塗布してその表面に印刷性、接着性、塗装
性等の各種機能を付与するのに好適な塗布用樹脂組成物
を提供しようとするものである。
d.課題の解決手段 本発明者等は前記の課題解決のため研究を重ねた結
果、特定のグラフト共重合体を主成分とする樹脂を有機
溶剤及び/又は水に溶解又は分散してなる樹脂組成物に
よってその目的を達成できたのである。
すなわち本発明の塗布用樹脂組成物は、芳香族ビニル
モノマー・共役ジエンブロック共重合体の水素添加物よ
りなるオレフィン系樹脂(α)にカルボキシル基又は無
水カルボキシル基を有する不飽和化合物(β)をグラフ
ト反応させて得られるカルボキシル基又は無水カルボキ
シル基を有する変性オレフィン系樹脂(a)に、水酸
基、エポキシ基又はイソシアネート基を有するラジカル
重合性化合物(b)を反応させて得られるラジカル重合
性オレフィン系樹脂(A)と、該ラジカル重合性樹脂
(A)と共重合可能な、α,β−不飽和カルボン酸、ア
ルキル(メタ)アクリレート、ヒドロキシアルキル(メ
タ)アクリレート、オキシラン基を有する重合性単量
体、不飽和アミド、(メタ)アクリニトリル、エポキシ
アクリレート、アルキレンオキサイド付加物の(メタ)
アクリレート、多価アルコールの(メタ)アクリレー
ト、1分子中に(メタ)アクリロイル基を有するウレタ
ン変性多価アクリレート及びビニルエーテル類よりなる
群から選ばれるラジカル重合性化合物(B)とを、
(A)/(B)の重量比が100/1〜10/200の範囲でラジ
カル重合させることによって得られるグラフト重合体を
主成分とする樹脂(I)を有機溶剤及び/又は水に樹脂
分が1〜50重量%となるように溶解又は分散してなる組
成物である。
本発明における前記のラジカル重合性オレフィン系樹
脂(A)の原料として用いられる前記の変性オレフィン
系樹脂(a)は、芳香族ビニルモノマー・共役ジエンブ
ロック共重合体の水素添加物よりなるオレフィン系樹脂
(α)に、カルボキシル基又は無水カルボキシル基を有
する不飽和化合物(β)をグラフト反応させる方法で容
易に製造することができる。
その芳香族ビニルモノマー・共役ジエンブロック共重
合体の水素添加物の具体例としては、スチレン・ブタジ
エン・スチレンブロック共重合体の水素添加物、スチレ
ン・イソプレンブロック共重合体の水素添加物が好適な
ものとしてあげられる。
そのカルボキシル基又は無水カルボキシル基を有する
不飽和化合物(β)としては、(メタ)アクリル酸、フ
マル酸、マレイン酸、マレイン酸無水物、イタコン酸、
イタコン酸無水物、クロトン酸、クロトン酸無水物、シ
トラコン酸、シトラコン酸無水物等の不飽和カルボン酸
とその無水物があげられる。
なお、本明細書に記載の「(メタ)アクリル酸」は、
アクリル酸とメタクリル酸の総称であり、「(メタ)ア
クリレート」は、アクリレートとメタクリレートとの総
称である。
そのグラフト反応は、常法によりラジカル開始剤を用
いて行われ、通常押出機を用いて溶融混練しラジカル付
加させる方法や、高分子化合物をトルエン、キシレン等
の溶媒中に溶解させ、これにカルボキシル基又は無水カ
ルボキシル基を有する不飽和化合物(β)およびラジカ
ル開始剤を供給しグラフト反応させる方法がよい。
そのラジカル開始剤は有機過酸化物、アゾ化合物等を
挙げることができる。
その有機過酸化物には、アルキルパーオキシド、アリ
ールパーオキシド、アシルパーオキシド、アロイルパー
オキシド、ケトンパーオキシド、パーオキシカーボネー
ト、パーオキシカーボキシレート、ヒドロパーオキシド
等が含まれる。アルキルパーオキシドとしては、ジイソ
プロピルパーオキシドおよびジターシャリブチルパーオ
キシド、アリールパーオキシドとしてはジクミルパーオ
キシド、アシルパーオキシドとしてはジラウロイルパー
オキシド、アロイルパーオキシドとしてはジベンゾイル
パーオキシド、ケトンパーオキシドとしてはメチルエチ
ルケトンパーオキシド、シクロヘキサノンパーオキシ
ド、ヒドロパーオキシドとしてはターシャリブチルヒド
ロパーオキシド、クメンヒドロパーオキシド等を挙げる
ことができる。また、そのアゾ化合物としては、アゾビ
スイソブチロニトリル、アゾビスイソプロピオニトリル
等を例示できる。ラジカル開始剤の使用濃度はグラフト
率、反応温度によって広範囲に変化できるが、オレフィ
ン系樹脂に対して好ましくは0.01ないし10重量%の範囲
である。
そのグラフト反応の温度は広い条件が採用できるが、
溶融混練法では150〜350℃、溶液法では20〜200℃の温
度が好ましい。
本発明における変性オレフィン系樹脂(a)は、その
(β)成分の含有量を要求される性能等に応じて広い範
囲で変化させることができる、(a)成分中の(β)成
分の量で、通常0.01〜30重量%、好ましくは0.05〜20重
量%の範囲である。(β)成分の量が少なすぎると最終
目的物の塗布用樹脂組成物が層分離しやすくなるし、多
すぎると変性オレフィン系樹脂の製造が困難になる。
また、本発明における変性オレフィン系樹脂(a)
は、数平均分子量が約1000〜100,000の範囲のもの、特
に5000〜50,000の範囲のものが好ましい。その分子量が
低くすぎると高分子材料としての性能が発揮できなくな
るし、高すぎると(A)成分と(B)成分との重合時に
ゲル化を起しやすくなる。
本発明におけるラジカル重合性樹脂(A)は、前記の
特定の官能基を有する前記の変性オレフィン系樹脂
(a)に、該特定の官能基と反応性を有する官能基を有
するラジカル重合性化合物(b)を反応させて得られる
樹脂である。
その変性オレフィン系樹脂(a)の官能基と反応性を
有するラジカル重合性化合物(b)としては、(a)成
分の官能基の種類に応じて下記のラジカル重合性化合物
(b1)がある。
ラジカル重合性化合物(b1): (a)成分の官能基であるカルボキシル基又は無水カ
ルボキシル基と反応する官能基として水酸基、エポキシ
基又はイソシアネート基を有するラジカル重合性化合物
(b1)がある。
その水酸基を有するラジカル重合性化合物(b1)とし
ては、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2
−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒド
ロキシブチル(メタ)アクリレート等のヒドロキシアル
キル(メタ)アクリレート、N−メチロール(メタ)ア
クリルアミド、2−ヒドロキシエチルアクリレート−6
−ヘキサノリド付加重合物、2−プロペン−1−オール
等のアルケニルアルコール、2−プロピン−1−オール
等のアルキニルアルコール、ヒドロキシビニルエーテル
等がある。そのエポキシ基を有するラジカル重合性化合
物(b1)としては、グリシジル(メタ)アクリレート、
マレイン酸のモノおよびジグリシジルエステル、イタコ
ン酸のモノおよびジグリシジルエステル、アリルコハク
酸のモノおよびジグリシジルエステル等の不飽和カルボ
ン酸グリシジルエステル、p−スチレンカルボン酸のグ
リシジルエステル、アリルグリシジルエーテル、2−メ
チルアリルグリシジルエーテル、スチレン−p−グリシ
ジルエーテル等のグリシジルエーテル、p−グリシジル
スチレン、3,4−エポキシ−1−ブテン、3,4−エポキシ
−3−メチル−1−ブテン等のエポキシオレフィン、ビ
ニルシクロヘキセンモノオキシド等がある。そのイソシ
アネート基を有するラジカル重合性化合物(b1)として
は、2−イソシアネートエチル(メタ)アクリレート、
メタクリロイルイソシアネート等が挙げられる。これら
(b1)成分の中で水酸基を有するラジカル重合性化合物
が最も好ましい。
上記(a)成分と(b)成分との反応温度は、通常20
〜180℃、好ましくは50〜150℃であり、反応を促進する
ために触媒として、エステル化反応では酸あるいは塩基
性化合物、例えば硫酸、パラトルエンスルホン酸、塩化
亜鉛、ピリジン、トリエチルアミン、ジメチルベンジル
アミン、テトラメチルアンモニウムブロミド等を、ウレ
タン化反応ではジブチル錫ジラウレート等を用いてもよ
い。反応に際し、ビニル単量体のホモポリマーの生成を
防止するために酸素または空気雰囲気下で反応させ、ハ
イドロキノン、ハイドロキノンモノメチルエーテル、フ
エノチアジン等の重合禁止剤を適量反応系中に添加する
のが好ましい。反応は適当な有機溶媒中で行うのが好ま
しく、有機溶媒としてはトルエン、キシレン、メチルエ
チルケトン、メチルイソブチルケトン、酢酸ブチル、セ
ロソルブアセテート等がある。
上記(a)成分と(b)成分は、得られるラジカル重
合性樹脂(A)中に付加した(b)成分が0.01〜10重量
%の範囲で含まれるように配合し反応させるのが好まし
い。
(b)成分の付加量が0.01%未満では得られたラジカ
ル重合性樹脂(A)を(B)成分と共重合する際に
(A)成分のホモポリマーの含有量が多くなり、層分離
を起こり易くなり、貯蔵安定の良い塗布用樹脂組成物を
得るのが困難である。一方、10%を越えるものはその製
造が著しく困難であり、製造コストも急激に増加して好
ましくない上に、得られた(A)成分と(B)成分との
反応時にゲル化し易くなる傾向がある。
本発明の塗布用樹脂組成物は、上記のようにして得ら
れたラジカル重合性化合物(A)と、これと共重合可能
なラジカル重合性化合物(B)とをラジカル共重合させ
ることによりえられるグラフト共重合体を主成分とする
樹脂(I)を有機溶剤及び/又は水に溶解又は分散する
ことにより得られる。
(B)成分は、(A)成分と共重合可能なラジカル重
合性化合物である。例えば(メタ)アクリル酸、マレイ
ン酸モノアルキルエステル等のα,β−不飽和カルボン
酸、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アク
リレート、ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘ
キシル(メタ)アクリレート等のアルキル(メタ)アク
リレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2
−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート等のヒドロキ
シアルキル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)
アクリレート等のオキシラン基を有する重合性単量体、
(メタ)アクリルアミド等の不飽和アミド、(メタ)ア
クリロニトリル、エポキシアクリレート、アルキレンオ
キサイド付加体の(メタ)アクリレート、エチレングリ
コール・ジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコー
ル(メタ)アクリレート等の多価アルコールの(メタ)
アクリレート、一分子内に(メタ)アクリロイル基を有
するウレタン変性多価アクリレート、酢酸ビニル、塩化
ビニル、エチルビニルエーテル、ブチルビニルエーテ
ル、ヘキシルビニルエーテル等のビニルエーテル類、等
が挙げられる。
(A)成分と(B)成分のラジカル重合はトルエン、
キシレン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン、酢酸ブチル、セロソルブアセテート、エタノール、
ブタノール、プロパノール等の有機溶剤を反応溶媒と
し、重合触媒として過酸化ベンゾイル、過酸化ジ−t−
ブチル、クメンハイドロパーオキシド等の過酸化物、ア
ゾビスイソブチロニトリル等のアゾビス系化合物等を全
単量体に対して0.1〜10重量%、好ましくは0.5〜5重量
%用い、50〜200℃で1〜20時間加熱反応させることに
より行うことができる。
反応は窒素ガス等の不活性ガスの雰囲気または気流下
に行うのが好ましい。
(B)成分の配合量は(A)/(B)の重量比が100/
1〜10/200の範囲がよい。(B)成分がこれより少ない
とラジカル重合時にゲル化する場合があり、また得られ
た塗布用樹脂組成物から形成した皮膜が極性物質に対す
る密着性に劣る。(B)成分の配合量がこれより多い
と、得られた塗布用樹脂組成物から形成した皮膜のオレ
フィン系樹脂に対する接着性が悪くなる。
反応終了後、(A)成分に(B)成分がグラフトした
グラフト共重合体を主成分とする反応物からなる樹脂
(I)は、そのままでも本発明の溶解型の塗布用樹脂組
成物として使用可能であるが、通常は、塗工しやすいよ
うに固形分で1〜50重量%となるように前述の(A)成
分と(B)成分の反応時に用いるのと同じような有機溶
媒を用いて濃度調整した溶解型の塗布用樹脂組成物とす
るのが好ましい。また、公害問題等のために有機溶剤の
使用に制約のある場合には、界面活性剤の存在又は非存
在下に公知の種々の方法を用いて有機溶媒を水に置換し
て、水分散型の塗布用樹脂組成物とすることができる。
固形分が1%未満の場合は、1回の塗工で得られる膜
厚が薄すぎて、必要な膜厚を得るのに何度も塗工しなけ
ればならず、好ましくないし、固形分が50%を越える場
合は、粘度が高すぎて、作業するのが困難になり、好ま
しくない。
以上のようにして得られた反応生成物は、(A)成分
と(B)成分が効率良く結合しているために、(A)成
分と(B)成分のグラフト共重合体の含量が高く、これ
以上の精製或いは単離等の操作を経ずとも、この樹脂組
成物はそのままで層分離することの無い安定な、そして
造膜性の良好な本発明の塗布用樹脂組成物として用いる
ことが可能であるが、精製等によって(A)成分及び
(B)成分の単独重合体を分離除去して、(A)成分と
(B)成分のグラフト共重合体の含量をさらに高めてか
ら本発明の塗布用樹脂組成として用いても差し支えがな
い。
本発明の塗布用樹脂組成物はグラビアロール、ナチュ
ラルロール、リバースロール等の各種ロールを用いるロ
ールコーター方式、エアブレード方式、メイヤーバー方
式、ナイフコーター方式、あるいはディップコーター方
式等任意の液体塗布方式を用いて塗布できる。
本発明の塗布用樹脂組成物には、本発明の効果を損な
わない範囲において、増粘剤、チクソトロピー性付与
剤、粘度調整剤、レベリング剤、着色顔料、染料、体質
顔料、顔料分散剤、酸化防止剤、充填剤、光安定剤、可
塑剤、難燃剤、ブロッキング防止剤、滑剤等種々の添加
剤、アクリル樹脂、スチレン樹脂、メラミン樹脂、エポ
キシ樹脂、石油図示、テルペン樹脂、ポリイソシアネー
ト樹脂、フェノール樹脂等の各種熱可塑性樹脂や熱硬化
性樹脂を添加できる。
(実施例等) 以下に、変性オレフィン系樹脂(a)の合成例、ラジ
カル重合性オレフィィン系樹脂(A)の製造例、実施例
及び比較例をあげてさらに詳述する。
変性オレフィン系樹脂合成例1 この例は、マレイン化水素添加スチレン−ブタジエン
−スチレンブロック共重合体の合成例である。
撹拌機、還流冷却管、滴下ロート及び温度計を取り付
けたガラスフラスコに、水添スチレン−ブタジエン−ス
チレンブロック共重合体(商品名クレイトンG−1652、
シェルケミカル社製)100g、キシレン1000gを仕込み、
系内を窒素置換し125℃に昇温した後、無水マレイン酸
4.0gとジグミルパーオキサイド0.6gをキシレン80gに溶
解した溶液を6時間かけて滴下した。反応終了後、系を
室温付近まで冷却し、アセトンを加えてマレイン化水添
スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を再
沈し、続いて別及び乾燥すると白色粉状の変性樹脂が
得られた。この変性樹脂の赤外吸収スペクトル測定及び
中和滴定を行った結果、無水マレイン酸の含有量は1.5
重量%であった。
変性オレフィン系樹脂合成例2 この例は、アクリル酸グラフト水素添加スチレン−ブ
タジエン−スチレンブロック共重合体の合成例である。
合成例1で用いた無水マレイン酸をアクリル酸40gに
変更し、そのほかは合成例1と同じ方法で合成した。ア
クリル酸の赤外吸収スペクトル測定によって得られたグ
ラフト量は3.6重量%であった。
ラジカル重合性オレフィン系樹脂製造例1 この例は、ヒドロキシエチルアクリレート付加マレイ
ン化水素添加スチレン−ブタジエン−スチレンブロック
共重合体の製造例である。
撹拌機、還流冷却管、滴下ロート及び温度計を取り付
けたガラスフラスコに、合成例1で合成したマレイン化
水添スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体
(無水マレイン酸含有量1,5重量%)の30gと、トルエン
150gを仕込み、空気気流下100℃に昇温し溶解した。こ
れに2−ヒドロキシエチルアクリレート0.40g、ジメチ
ルベンジルアミン1g及びハイドロキノンモノメチルエー
テル0.06gを添加し、同温度で5時間反応させた。得ら
れた生成物の赤外吸収スペクトル分析を行った結果、0.
6重量%の2−ヒドロキシエチルアクリレートが付加し
ていた。
ラジカル重合性オレフィン系樹脂製造例2 この例は、グリシジルメタクリレート付加アクリル酸
グラフト水素添加スチレン−ブタジエン−スチレンブロ
ック共重合体の製造例である。
撹拌機、還流冷却管、滴下ロート及び温度計を取り付
けたガラスフラスコに、合成例2で合成したアクリル酸
グラフト水添スチレン−ブタジエン−スチレンブロック
共重合体(アクリル酸グラフト量3.6重量%)の30gと、
トルエン150gを仕込み、空気気流下110℃に昇温し溶解
した。これにグリシジルメタクリレート0.40g、ジメチ
ルベンジルアミン1g及びハイドロキノンモノメチルエー
テル0.06gをトルエン30gに溶解した溶液を添加し、同温
度で5時間反応させた。得られた生成物の赤外吸収スペ
クトル分析を行った結果、0.3重量%のグリシジルメタ
クリレートが付加していた。
実施例1 撹拌機、還流冷却管、滴下ロート及び温度計を取り付
けたガラスフラスコに、製造例1で合成したHEA付加マ
レイン化水添スチレンブタジエンスチレンブロック共重
合体のトルエン溶液300g(固形分50g)、ブチルメタク
リレート60g、メチルメタクリレート39g、メタクリル酸
1g、開始剤としてアゾビスイソブチロニトリル(以下に
おいて「AIBN」と略称することがある。)1g、及びトル
エン100gを仕込み、窒素気流下に約1時間で内温を90℃
に昇温し、同温度で2時間反応させた。AIBN0.3gを追加
し2時間反応させ、AIBN0.3gを追加後更に2時間反応の
後、冷却することによって、樹脂30重量%のトルエン溶
液からなる透明で均一な塗布用樹脂組成物(以下、「組
成物1」という。)を得た。
実施例2 撹拌機、還流冷却管、滴下ロート及び温度計を取り付
けたガラスフラスコに、製造例2で合成したグリシジル
メタクリレート付加アクリル酸グラフト水添スチレンブ
タジエンスチレンブロック共重合体のトルエン溶液1050
g(固形分15g)、ブチルメタクリレート80g、メチルメ
タクリレート10g、スチレン10g、AIBN1g、メチルイソブ
チルケトン(以下において「MIBK」と略称することがあ
る。)80gを窒素気流下に約1時間で内温を90℃に昇温
し、同温度で2時間反応させた。AIBN0.3gを追加し2時
間反応させ、AIBN0.3gを追加後更に2時間反応の後、冷
却することによって、樹脂40重量%のトルエン/MIBK混
合溶液からなる透明で均一な塗布用樹脂組成物(以下、
「組成物2」という。)を得た。
比較例1 合成例1で合成したマレイン化水添スチレン−ブタジ
エン−スチレンブロック共重合体(無水マレイン酸含有
量1.5重量%)の50gとトルエン250gを仕込み、窒素気流
下80℃に昇温し溶解した。続いて、冷却した後、2−ヒ
ドロキシエチルアクリレート0.6g、ブチルメタクリレー
ト60g、メチルメタクリレート40g、AIBN1g、トルエン10
0gを追加し、実施例1と同様にして重合反応を行なわせ
たが、得られた樹脂組成物(以下、「比較組成物1」と
いう。)は不透明であり、室温で1日放置後二層に分離
した。
比較例2 撹拌機、還流冷却管、滴下ロート及び温度計を取り付
けたガラスフラスコに、製造例1で合成したHEA付加マ
レイン化水添スチレンブタジエンスチレンブロック共重
合体のトルエン溶液600g(固形分100g)、メチルメタク
リレート0.3g、開始剤としてAIBN0.1g、及びトルエン10
0gを仕込み、窒素気流下に約1時間で内温を90℃に昇温
し、同温度で反応させた樹脂組成物(以下、「比較組成
物2」という。)は約10分でゲル化した。
比較例3 撹拌機、還流冷却管、滴下ロート及び温度計を取り付
けたガラスフラスコに、製造例1で合成したHEA付加マ
レイン化水添スチレンブタジエンスチレンブロック共重
合体のトルエン溶液30g(固形分5g)、ブチルメタクリ
レート120g、メチルメタクリレート78g、メタクリル酸2
g、開始剤としてAIBN2g、及びトルエン453gを仕込み、
窒素気流下に約1時間で内温を90℃に昇温し、同温度で
2時間反応させた。AIBN0.6gを追加し2時間反応させ、
AIBN0.6gを追加後更に2時間反応の後、冷却することに
よって、比較樹脂の30重量%のトルエン溶液からなる透
明で均一な樹脂組成物(以下、「比較組成物3」とい
う。)を得た。
実験例 実施例及び比較例で得られた各組成物に表1に示すよ
うに各成物を配合して塗布剤(印刷インキ用アンカーコ
ート剤)とした。
その各塗布剤を、ポリプロピレン系の合成紙(ユポ:
王子油化合成紙社製)の表面にバーコーターで塗布し、
溶剤を熱風で乾燥した。室温で24時間放置したものにRI
テスター(明製作所製インキ展色試験機)でUVインキ
(東華色素社商品名ベストキュアUV161)を展色し直ち
に紫外線照射(80W/cm高圧水銀灯下20cmのところを26m/
分の速度で2回通過)したインキ皮膜の密着性をセロフ
ァンテープ剥離テストで評価した。
表1の注: *1…油化シェルエポキシ株式会社商品名エピコート
191 *2…ヘキサメトキシメチロールメラミン *3…日本ポリウレタン株式会社商品名コロネートEH *4…チバガイギー社商品名イルガノックス1010 *5…120℃/3時間乾燥後の不揮発分(重量%) *6…固形分g/m2 *7…液状組成物の液安定性、23℃/1週間放置後の層
分離の有無を下記の基準で判定 ○ 層分離なし × 層分離あり *8…目視比較で元紙と比べて、下記の基準で判定 ○ 塗布面の光沢が同等以上 × 塗布面の光沢が低下している *9…元紙及び塗布紙にRIテスターでUVインキを約2g
/m2展色し、直ちに紫外線照射(800W/cm高圧水銀灯下20
cmのところを26m/分の速度で2回通過)したインキ皮膜
上にセロファンテープを強く圧着した後、テープを一気
に引き剥がしたときに合成紙側に残ったインキ皮膜の量
で、下記の基準で判定 ○ 合成紙にインキ皮膜の90%以上が残った。
× 合成紙にインキ皮膜の30%以下しか残らなか
った。
△ 合成紙にインキ皮膜の30〜90%が残った。
発明の効果 本発明の塗布用樹脂組成物は、室温で各種プラスチッ
クなどに容易に塗工でき、極性の低いオレフイン系樹脂
及び高極性物質(たとえば印刷インキバインダー、塗料
樹脂、接着剤、各種金属等)のどちらにも付着力が大き
く、したがって接着性、印刷性、塗装性等に優れた皮膜
を形成できる。たとえば、オレフィン系樹脂の表面に塗
布して印刷性や塗装性改良用プライマーとして用いた
り、又はアルミニウム箔の表面に塗布してポリオレフイ
ンとの押出ラミネーション時の接着性改良用プライマー
などとして用いることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−196221(JP,A) 特開 平2−67325(JP,A) 特開 平1−161066(JP,A) 特開 平3−229772(JP,A) 特開 平3−162408(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08L 51/00 - 51/08 C09D 151/00 - 151/08 C08F 290/00 - 290/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】芳香族ビニルモノマー・共役ジエンブロッ
    ク共重合体の水素添加物よりなるオレフィン系樹脂
    (α)にカルボキシル基又は無水カルボキシル基を有す
    る不飽和化合物(β)をグラフト反応させて得られるカ
    ルボキシル基又は無水カルボキシル基を有する変性オレ
    フィン系樹脂(a)に、水酸基、エポキシ基又はイソシ
    アネート基を有するラジカル重合性化合物(b)を反応
    させて得られるラジカル重合性オレフィン系樹脂(A)
    と、該ラジカル重合性樹脂(A)と共重合可能な、α,
    β−不飽和カルボン酸、アルキル(メタ)アクリレー
    ト、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート、オキシ
    ラン基を有する重合性単量体、不飽和アミド、(メタ)
    アクリロニトリル、エポキシアクリレート、アルキレン
    オキサイド付加物の(メタ)アクリレート、多価アルコ
    ールの(メタ)アクリレート、1分子中に(メタ)アク
    リロイル基を有するウレタン変性多価アクリレート及び
    ビニルエーテル類よりなる群から選ばれるラジカル重合
    性化合物(B)とを、(A)/(B)の重量比が100/1
    〜10/200の範囲でラジカル重合させることによって得ら
    れるグラフト重合体を主成分とする樹脂(I)を有機溶
    剤及び/又は水に樹脂分が1〜50重量%となるように溶
    解又は分散してなる塗布用樹脂組成物。
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