JP2900000B2 - 発光表示体及びその製造方法 - Google Patents

発光表示体及びその製造方法

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JP2900000B2 JP3198445A JP19844591A JP2900000B2 JP 2900000 B2 JP2900000 B2 JP 2900000B2 JP 3198445 A JP3198445 A JP 3198445A JP 19844591 A JP19844591 A JP 19844591A JP 2900000 B2 JP2900000 B2 JP 2900000B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、LEDチップ等の点発
光する発光素子を用いて構成される発光表示体とその製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】発光表示体のなかには、例えば、図9に
示すように、点発光するLEDランプ100を表示体基
板101に挿入して配列配線したものが知られており、
前方側が開口したケース102に収容され、傾斜した後
端面を屋外の壁面等に取り付けて使用されている。上記
LEDランプ100は、図10に示すように、点発光す
るLEDチップ103を透明樹脂104で封止したもの
で、先端を球面状に成形することによって円形凸レンズ
の役目を果たすようにしてあり、LEDチップ103の
光を収束して指向特性を鋭くさせている。そして、この
LEDチップ100の点灯・消灯における表示コントラ
ストを高めるために、例えば、表示体基板100に挿着
された各LEDランプ100間に黒色系のシール剤10
5を充填したり、黒色系のマスク板(不図示)等を挿着
するなどしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図9に
示す上記発光表示体では、充填されたシール剤105に
よって各LEDランプ100の殆どの部分が埋め込まれ
た状態となっているので、外気と接触している各LED
ランプ100の表面積が通常での使用により極端に小さ
くなっている。そのため、各LEDランプ100を点灯
したときに生じる熱が外気中に逃げずにそれぞれのLE
Dランプ100が高温となり、場合によっては破壊に至
る等の問題があった。
【0004】また、マスク板を各LEDランプ100間
に挿着した場合にも外気と接触するLEDランプ100
の表面積が狭くなり、放熱作用の妨げとなっていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の発光表示体は、凸レンズ状突出部を多数成形
したフィルム成形体の各突出部の突出元部及び各突出部
間の平坦面をそれぞれ光無反射面とすると共に、表示体
基板の表面に多数配設されたLEDチップをそれぞれゴ
ム弾性体を介して上記各突出部に対応させて密封したこ
とを特徴とする。
【0006】また、本発明の発光表示体の製造方法は、
表示体基板に多数のLEDチップを配設すると共に、各
LEDチップの配設位置と対応して凸レンズ状突出部の
形成予定部としたフィルムの前記突出部の形成予定部内
を一部含んでこのフィルム面を光無反射面を形成するよ
う予め平板フィルム面上にスクリーン印刷等で選択的に
黒色塗装印刷を施してから、前記突出部の形成予定部を
真空成形加工等により各突出部に成形してフィルム成形
体を形成し、該フィルム成形体の各突出部を下向き配置
して未硬化のゴム弾性体樹脂液をそれぞれの突出部内に
供給してから、該未硬化のゴム弾性体樹脂液内に上記表
示体基板のLEDチップ配設面側を下向きにして対応す
る各LEDチップをそれぞれ浸漬した後、上記未硬化の
ゴム弾性体樹脂液を硬化させて各LEDチップをゴム弾
性体を介して対応する各突出部に密封することを特徴と
する。
【0007】
【作用】上記構成の発光表示体は、各LEDチップの発
した光がそれぞれゴム弾性体が充填された凸レンズ状の
突出部内を屈折して前面側に集光放出され、周囲に光が
散乱し難くなって実用視野位置での輝度が向上し、視認
性が向上したものとなる。しかも、各突出部の突出元部
と各突出部間の平坦面とが光無反射面となっているた
め、周囲が明るい場所に配置した場合でも点灯時と消灯
時の表示コントラストが良好となる。また、各LEDチ
ップがゴム弾性体を介してフィルム成形体の凸レンズ状
の突出部に密封状態となるので、各LEDチップを点灯
したときの発熱は、この凸レンズ状の突出部の全表面か
ら外気中に発散される。このため、突出部が高温になら
ずにLEDチップの寿命が延びる。さらに、LEDチッ
プの点灯・消灯による温度変化によって生じる熱応力を
このゴム弾性体が吸収緩和し、表示体自体の歪み、反り
等が防止され、信頼性の向上した発光表示体となる。
【0008】また、上記発光表示体の製造方法は、予め
平板フィルム面上の突出部形成予定部の一部を含んで全
面を黒系の光無反射面とするようにスクリーン印刷等に
より該平板フィルム面上に選択的に光無反射面を形成印
刷しておき、次に、真空成形加工によりこれらの突出部
形成予定部を凸レンズ状の突出部に成形することによ
り、各突出部の立ち上がりとなる突出元部及び各突出部
間の平坦面が光無反射面となったフィルム成形体が簡単
に形成できる。そして、このフィルム成形体の各突出部
に未硬化のゴム弾性体樹脂液を注入し、表示体基板に配
設した各LEDチップを対応する突出部内の未硬化のゴ
ム弾性体樹脂液に浸漬してから加熱等によって硬化させ
るだけで、簡単に表示体基板とフィルム成形体とを接合
一体とし、各LEDチップがゴム弾性体を介してフィル
ム成形体のそれぞれの突出部内に密封され、効率よく発
光表示体を製造することができる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。
【0010】図1は本発明の一実施例に係る発光表示体
の平面図であり、図2は図1のA−A線に沿った概略断
面図である。
【0011】この実施例の発光表示体は、円盤状の表示
体基板1に点発光する多数のLEDチップ2をそれぞれ
同心円状に配設し、各LEDチップ2に対応してその前
面側に釣鐘状に突出する発光エレメント部3を形成し、
前方が開口したケース9に収容配置したものである。
【0012】上記表示体基板1は、例えば、ガラスエポ
キシ樹脂や紙フェノール等を基材とする銅張り積層板を
エッチング加工する等の手段によって、表面に導電パタ
ーン4a(例えば、カソード側)を形成すると共に、裏
面に導電パターン4b(例えば、アノード側)を形成し
たものであり、この裏面の導電パターン4bをスルーホ
ール5を介して各LEDチップ2に対応させて表面に導
出させている。そして、各LEDチップ2を導電パター
ン4aにダイボンディングすると共にボンディングワイ
ヤ6により表示体基板1の表面の導電パターン4bと接
続して点灯回路を構成している。
【0013】この場合、各LEDチップ2は、例えば、
赤色発光と緑色発光など発光色の異なるチップを組み合
わせ配置してそれぞれの発光色毎に選択(又は同時)点
灯・消灯できる回路を構成している。
【0014】上記表示体基板1上に配設された各LED
チップ2に対応して形成される各発光エレメント部3
は、この表示体基板1に接合一体となったフィルム成形
体7の釣鐘状を呈した凸レンズ状突出部7a内に硬化し
た透光性のゴム弾性体8が充填されたもので、各LED
チップ2がこのゴム弾性体8によって各突出部7a内に
密封封止状態となっている。尚、実施例では発光エレメ
ント部3に1個のLEDチップを配設した例を示してい
るが、各発光エレメント部3に複数のLEDチップを配
設したものであっても良いことは云うまでもない。
【0015】上記フィルム成形体7は、透明で透光性に
優れた例えば、ポリカーボネートやPETフィルム等の
合成樹脂製フィルムを真空成形加工によって各LEDチ
ップ2に対応する凸レンズ状突出部7aを成形したもの
で、この突出部7aの立ち上がりとなる突出元部7cと
各突出部7a間の平坦面7dがスクリーン印刷等により
黒色に着色された光無反射面7bとなり、平坦面7dと
表示体基板1とが接合一体となっている。このフィルム
成形体7の厚みとしては、あまり薄いと突出部7aの保
形性が悪くなり、また、反対に厚すぎると成形の困難さ
と各発光エレメント部3の光の横方向への無効放射が生
じ易くなるので、0.1〜0.3mm程度の厚みとする
のがよい。また、平坦面7dから立ち上がる突出元部7
cの高さhと突出部7aの頂上までの高さHとの関係
は、H/2≦h≦2H/3の範囲とするのが、光の放射
効率と表示コントラストの改善効果のバランスが取れて
効果的でありより好ましい。
【0016】各LEDチップ2に対応して成形された各
突出部7a内に充填硬化されるゴム弾性体8としては、
透光性を有する例えば、透明なシリコーンゴム等が好適
に使用される。このゴム弾性体8は、各LEDチップ2
を密封すると共に、それぞれのLEDチップ2の点灯時
の発熱や周囲温度の変化等により生じる熱応力を吸収
し、温度変化によって生じる表示体基板1の反りや歪み
等を防止し、さらに、ボンディングワイヤ6の断線等を
防ぐものである。
【0017】そして、ケース9は図9に示す従来のもの
と実質的に同一であり、前面側の上方がひさし状に延出
して開口し、後端面は傾斜面となって屋外の壁面等に取
り付けたときにこの発光表示体が下方を向くように構成
されている。
【0018】上記構成の発光表示体は、表示体基板1に
多数のLEDチップが配設してゴム弾性体を介してフィ
ルム成形体7の凸レンズ状突出部7aに密封状態となっ
ているので、該突出部7a全面が外気と接触するように
なり、外気への放熱面積が増大し、各LEDチップ2を
点灯したときの熱はこの各突出部7aの表面から逃げ易
くなり、放熱作用が有効に働くようになる。そのため、
各LEDチップ2が高温にさらされて破壊等に至る心配
がなくなる。また、各LEDチップ2の点灯・消灯によ
る温度変化等によって生じる熱応力は各突出部7a内に
充填されたゴム弾性体8によって吸収緩和されるように
なり、発光表示体自体の歪み、反り等が防止され、熱に
対する信頼性がより向上した発光表示体となる。
【0019】さらに、各LEDチップ2から発せられた
光は、それぞれ対応する凸レンズ状の突出部7a内に充
填されたゴム弾性体8の光屈折効果によりその略中心線
に沿って集束され、挟視野角でほぼ直線状となって均一
で鋭いものとなり、実用視野位置で輝度が良好となる。
また、フィルム成形体7の平坦面7dを黒色に着色した
光無反射面7bとすると共に、各突出部7aの立ち上が
りとなる突出元部7cも光無反射面7bとしているた
め、LEDチップ2の点灯・消灯時における表示コント
ラストが向上する。従って、この発光表示体を一つの表
示画素として屋外の明るい壁面等に配置して大型のマト
リクス状表示体を構成し、所望の文字、記号、図形等を
点灯表示した場合でも、各LEDチップ2から発せられ
る光が上記したように均一で鋭い指向特性をもち、実用
視野位置において明るくて表示コントラストが良好で視
認性のより向上した表示が可能となる。
【0020】尚、フィルム成形体7の突出部7aの形状
によってゴム弾性体8内に密封された各LEDチップ2
の発する光の指向特性を変更できるので、例えば、輝度
半値角度を±50°〜±3°程度の範囲で所望の指向特
性となるように突出部7aの形状を設計することが可能
となる。この場合、輝度半値角度を±20°〜±3°程
度の狭角が得られるようにようにすると特に実用上有効
となる。
【0021】上記構成の発光表示体は次のよう製造され
る。即ち、まず、図3に示すように、表示体基板1より
広い平面積を有する円板状のフィルム10を準備し、各
LEDチップ2と対応するように同心円状に突出部7a
の形成予定部10aを位置決めすると共に、該突出部7
aの形成予定部10aの内部に光無反射面7bとなる突
出元部7cを設けるための境界部10bとして、該境界
部10b内を除く表示体基板1の外形位置となる部分ま
でをスクリーン印刷等により黒色に着色印刷して光無反
射面7bを予め形成する。尚、後述するように、表示体
基板1の外形位置でこのフィルム10が切断されて分割
されるので、上記黒色に着色される光無反射面7bを表
示体基板1の外形位置を越えて周縁にまで形成しても特
に問題はない。この場合、境界部10bの位置設定は後
述する真空成形加工を施したときのフィルム10の伸び
分を考慮して、前記した平坦面7dから立ち上がる突出
元部7cの高さhと突出部7aの頂上までの高さHとの
関係が、H/2≦h≦2H/3の範囲の位置となったフ
ィルム成形体7を得られるように決定すれば良い。
【0022】平板フィルム10の表面の突出部形成予定
部10a内の境界部10bを除いて黒色に着色して光無
反射面7bをスクリーン印刷により形成し、このフィル
ム10に真空成形加工を施し、図4に示すように、各突
出部7aの形成予定部10aの位置に釣鐘状を呈した凸
レンズ状突出部7aをそれぞれ成形する、と同時に、表
示体基板1の外形より外側に位置するフィルム10の周
囲に凹溝10cを成形する。これにより、先端部分が透
明で突出元部7cが黒系の光無反射面7bとなった凸レ
ンズ状突出部7aと各突出部7a間の平坦面7dを黒色
の光無反射面7bとしたフィルム成形体7が形成され
る。
【0023】一方、表示体基板1には導電パターン4
a,4bをエッチング等により形成すると共に、一方の
導電パターン4bの所定位置にLEDチップ2を銀ペー
スト等の導電性接着剤によりダイボンディングして接合
一体とし、他方の導電パターン4aと対応するLEDチ
ップ2の表面とをワイヤ6でワイヤボンディングして点
灯回路を構成する。
【0024】上記した表示体基板1とフィルム成形体7
とが準備されると、図5に示すように、フィルム成形体
7の各突出部7aを下向きに配置し、該突出部7a内に
それぞれシリコーンゴム等の未硬化のゴム弾性体樹脂液
8aを多少多めに供給し、表示体基板1のLEDチップ
2の配設面側を下向きにして下降させてフィルム成形体
7と表示体基板1とを重ね合わせる。これにより、各L
EDチップ2が対応する突出部7aに供給された未硬化
のゴム弾性体樹脂液8a内に浸漬される。このとき、L
EDチップ2の浸漬によって突出部7a内から溢れ出る
余剰のゴム弾性体樹脂液8bは、図6に示すように、フ
ィルム成形体7の周囲に凹設された凹溝10e内に溜め
られるようになる。このとき表示体基板1に配設された
各LEDチップ2の近傍に穿孔されているスルーホール
5を通って内存した気泡等が外部に押し出され、フィル
ム成形体7と表示体基板1とが接合一体となる。
【0025】しかる後、これを加熱炉等に載置して未硬
化のゴム弾性体樹脂液8aを硬化させる。この硬化され
たゴム弾性体8によって各LEDチップ2がフィルム成
形体7の対応する各突出部7a内に密封される。
【0026】最後に、図6に一点鎖線で示す表示体基板
1の外周縁に沿って切断し、硬化した余剰のゴム弾性体
が溜まった凹溝10cを分離し、フィルム成形体7の各
突出部7a内にゴム弾性体8を介して対応する各LED
チップ2が密封された発光表示体が製造される。
【0027】本発明の製造方法では、予め表示体基板1
に配設される多数のLEDチップ2と対応する凸レンズ
状突出部7aの突出元部7cと各突出部7a間の平坦面
7dとが光無反射面7bとなるフィルム10に境界部1
0bとした部分を予め平板フィルム面にスクリーン印刷
を施し、しかる後、真空成形加工することにより簡単に
光無反射面7bの形成と凸レンズ状突出部7aの形成が
行え、成形した各突出部7a内に未硬化のゴム弾性体樹
脂液を供給してから、表示体基板1を重ね合わせ、未硬
化のゴム弾性体樹脂液を硬化させるだけで、各LEDチ
ップがゴム弾性体8を介して凸レンズ状の突出部7a内
に密封させ、突出元部7cと各突出部7a間とを光無反
射面7bとした発光表示体を簡単に製造できる。
【0028】また、凸レンズ状突出部として図7に示す
ように、表示体基板11に配設した各LEDチップ2の
横列に対応して棒状を呈した凸レンズ状突出部71aを
成形したフィルム成形体11として、それぞれの突出部
71aにゴム弾性体8を充填して発光エレメント部31
を構成し、各凸レンズ状突出部71aの突出元部71c
と各突出部71a間の平坦面71dを何れも光無反射面
71bとした発光表示体としてもよい。
【0029】このような発光表示体では、前記発光表示
体と同様に棒状を呈した凸レンズ状突出部71a全面が
外気と接触するようになり、この外気との接触表面積が
広く、外気への放熱面積が増加し、放熱作用がより有効
となり、各LEDチップ2の昇温による破壊等が防止で
きる。また、各棒状を呈した各凸レンズ状突出部71a
内に密封されたそれぞれのLEDチップ2の発する上下
方向の光が絞られ、実用上有用な左右の視野角が確保さ
れるようになる。そして、各発光エレメント部31を構
成する棒状を呈した各凸レンズ状突出部71aの突出元
部71cと各突出部71a間の平坦面71dとが光無反
射面71bとなっているので、点灯・消灯時の表示コン
トラストが良好となる。
【0030】このような発光表示体を製造するには、図
8に示すように、棒状を呈する凸レンズ状突出部71a
の形成予定部11aを形成し、突出部71aの突出元部
71cとそれぞれの平坦面71dとを黒系の光無反射面
71bとするようにフィルム11の平板表面に境界部1
1bを形成するようスクリーン印刷で選択的に黒色塗装
を施し、しかる後、このフィルム11に真空成形加工を
施して突出部71aを形成してから、前記と同様の方法
によって製造することができる。尚、フィルム11の平
板表面のスクリーン印刷や凸レンズ状突出部71aの成
形加工は量産性を考慮すると、多数個分を一組とした方
法でもよいことは云うまでもない。
【0031】さらに、凸レンズ状突出部の形状は、前記
のような釣鐘状や棒状に限定されるものではなく、上下
方向や適当な方向の指向特性が得られるようにするなど
種々の設計変更可能なものであり、また、場合によって
は光拡散剤等を混入することもできる。また、実施例で
は円形の発光表示体での例を示したが角型等、その形状
は特に限定されるものでないことは云うまでもない。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の発光表示体は、凸レンズ状の突出部の全面が外気に接
触した状態で使用できるので、この突出部にゴム弾性体
を介して密封された各LEDチップを点灯させた場合に
生じる熱が突出部の全表面より効率良く外気中に放熱さ
れ、また、LEDチップの点灯・消灯による温度変化に
よって生じる熱応力をこのゴム弾性体が吸収緩和し、表
示体自体の歪み、反り等が防止され、信頼性の向上した
発光表示体となる。また、各LEDチップの発した光が
それぞれゴム弾性体が充填された凸レンズ状の突出部内
を屈折して前面側に集光放出され、実用視野位置での視
認性が向上すると共に、各突出部の突出元部と各突出部
間の平坦面とが光無反射面となっているため、各LED
チップの点灯・消灯時の表示のコントラストが極めて良
好となり、実用視野位置で明るくて見易い視認性が向上
した発光表示体となる。また、本発明の製造方法によれ
ば、上記これらの効果を兼ね備えた発光表示体を簡単に
製造できるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る発光表示体の概略平面
図。
【図2】図1のA−A線に沿った同実施例の概略拡大断
面図。
【図3】本発明の製造方法に用いられるフィルムの平面
図。
【図4】図3のB−B線に沿ったフィルム成形体の概略
拡大断面図。
【図5】フィルム成形体と表示体基板との重ね合わせ状
態を示す概略拡大断面図。
【図6】本発明の製造方法の最終段階を示した概略拡大
断面図。
【図7】本発明の他の実施例に係る発光表示体の概略平
面図。
【図8】同実施例の発光表示体の製造に係るフィルムの
平面図。
【図9】従来の発光表示体の概略断面図。
【図10】従来の発光表示体に使用されるLEDランプ
の概略断面図。
【符号の説明】
1 表示体基板 2 LEDチップ 3,31 発光ドット 7,11 フィルム成形体 7a,71a 凸レンズ状突出部 7b,71b 光無反射面 7c,71c 突出元部 7d,71d 平坦面 10a,11a 突出部の形成予定部 8 ゴム弾性体 8a 未硬化のゴム弾性体樹脂液

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】凸レンズ状突出部を多数成形したフィルム
    成形体の各突出部の突出元部及び各突出部間の平坦面を
    それぞれ光無反射面とすると共に、表示体基板の表面に
    多数配設されたLEDチップをそれぞれゴム弾性体を介
    して上記各突出部に対応させて密封したことを特徴とす
    る発光表示体。
  2. 【請求項2】表示体基板に多数のLEDチップを配設す
    ると共に、各LEDチップの配設位置と対応して凸レン
    ズ状突出部の形成予定部を設けた平板フィルムの前記突
    出部の形成予定部内を一部含んでこのフィルム面を光無
    反射面となるよう平板フィルム面に印刷を施し、しかる
    後、前記突出部の形成予定部に成形加工を施して各突出
    部を成形したフィルム成形体を形成し、該フィルム成形
    体の各突出部を下向き配置して未硬化のゴム弾性体樹脂
    液をそれぞれの突出部内に供給してから、該未硬化のゴ
    ム弾性体樹脂液内に上記表示体基板のLEDチップ配設
    面側を下向きにして対応する各LEDチップをそれぞれ
    浸漬した後、上記未硬化のゴム弾性体樹脂液を硬化させ
    て各LEDチップをゴム弾性体を介して対応する各突出
    部に密封することを特徴とする発光表示体の製造方法。
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