JP2001255835A - ドットマトリクス表示装置 - Google Patents
ドットマトリクス表示装置Info
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Abstract
て浮きが生じないようなルーバーケースを有するドット
マトリクス表示装置を提供する。 【解決手段】 表示パネル基板1上にマトリクス状に発
光素子2が設けられており、その配列される発光素子2
の表示方向に関して上下の境界部に、遮光用のルーバー
ケース3が設けられており、そのルーバーケース3の表
示パネル基板1側にスリット3aが形成されている。
Description
ス状に配列して、各発光素子を1つのドットとして表示
するドットマトリクス表示装置に関する。さらに詳しく
は、上方からの太陽などの光により発光素子の輝度が打
ち消されないように、各発光素子の上下の境界に、庇の
ように太陽光を遮光するルーバーケースが設けられる構
造のドットマトリクス表示装置に関する。
トマトリクス表示装置は、たとえば図3にその一例の平
面図および斜視図が示されるように、表示パネル基板5
1の表面側にたとえばチップ型の発光素子(以下LED
ともいう)52がマトリクス状に並べられ、表示パネル
基板51の裏面に図示しない駆動回路や、各LED52
への電源供給用端子などが設けられ、マトリクス状に並
べられたLED52を選択的にオンオフさせることによ
り、所望の文字や図形を表示する構成になっている。そ
して、この表示装置が何個も縦横に並べられて大型の表
示ボードとして、公共の掲示板などに用いられている。
れることもあり、屋外で使用する場合には、太陽光が当
り、また、室内でも天井からの照明が当り、太陽光など
が発光素子52に直接当ると、発光しているドットなの
か発光していないドットなのかが判断しにくく、表示を
しっかりと認識することができない。そのため、マトリ
クス状に配列される発光素子52の上下の境界部に、太
陽光を遮断するルーバーケース53が設けられる構造に
なっている。このルーバーケース53は、LED52上
下の境界の間隙部に挿入され、ルーバーケース53の数
か所に設けられたカシメピン53a(図4参照)により
表示パネル基板51に固定される。なお、55は取付
板、56はルーバーケース53を連結する仕切板で、図
3に示される例は、2個分のユニットが連結された例で
ある。
られる場合、図4に示されるように、その表面にレンズ
ケース54が設けられることにより、その輝度を向上さ
せる方法が用いられている。この場合、図4に示される
ように、レンズケース54の上からルーバーケース53
に数か所に設けられたカシメピン53aにより表示パネ
ル基板51の裏面で、固定される構造になっている。
種の表示装置も非常に薄型化が要求されており、前述の
ルーバーケース53は、たとえば1mm程度の厚さで、
高さhが3.5〜5.5mm程度、長さが95mm程度
と、非常に薄くて細長い板状のプラスティック板が用い
られ、図4に示されるように、発光素子52が取り付け
られた後に、必要によりレンズケース54と共に、ルー
バーケース53が仕切り板56により連結された状態
で、各発光素子52(レンズケース54の凸部)がその
間に入るように載置され、その一部に設けられたカシメ
ピン53aにより固定される構造になっている。
ーケース53は、薄くて非常に細長い形状であるため、
図4に示されるように弓状に反ってしまい、組立時に組
み立て難く、非常に時間がかかると共に、表示パネル基
板51に取り付けられても、その取付け箇所は、前述の
ように、1枚のルーバーケース53に対して2か所程度
であるため、取り付けられた後に反りが生じ、端の方は
レンズケースから浮いてしまい、太陽光が入りこんで見
栄えが悪くなるという問題がある。
になされたもので、取付けが簡単で、かつ、取付け後に
も変形して浮きが生じないようなルーバーケースを有す
るドットマトリクス表示装置を提供することを目的とす
る。
リクス表示装置は、表示パネル基板と、該表示パネル基
板上にマトリクス状に配列される発光素子と、該配列さ
れる発光素子の表示方向に関して上下の境界に設けられ
る遮光用のルーバーケースとからなり、該ルーバーケー
スの前記表示パネル基板側にスリットが形成されてい
る。
ケース高さの半分程度の深さに入れられる。この構造に
することにより、ルーバーケースが薄くて細長い形状で
も、ほぼ一定間隔でスリットが形成されているため、曲
げ応力はスリット部分で吸収されて、反りが発生せず、
組立が非常に容易であると共に、表示パネル基板に取付
け後に反りが発生するということもなくなる。しかも、
そのスリットは表示パネル基板側の一部であるため、太
陽光は回りにくく、そのスリットから光が漏れ込む割合
も非常に少ない。
が、隣接するルーバーケース同士でスリットの位置が相
互にずれた位置になるように形成されることにより、た
とえスリット部分からの光の漏れが生じても、その光の
漏れが累積して大きくなることがないため好ましい。
横に並ぶ前記発光素子のあいだで、1つおきに形成され
ることにより、たとえスリットから光の漏れが生じて
も、狭いスリットからの発光素子の間への光の漏れとな
り、発光素子への影響は小さい。しかも、1つおきに形
成されていることにより、前述の隣接するルーバーケー
スごとにずらせて配置をすることができ、累積的な光の
漏れを阻止しやすい。
明のドットマトリクス表示装置について説明をする。本
発明のドットマトリクス表示装置は、図1にその一部の
斜視図が示されるように、表示パネル基板1上にマトリ
クス状に発光素子2が設けられており、その配列される
発光素子2の表示方向に関して上下の境界部に、遮光用
のルーバーケース3が設けられており、そのルーバーケ
ース3の表示パネル基板1側にスリット3aが形成され
ている。なお、図1で4は発光素子2からの光を集光す
るレンズケースで、5は表示パネル基板1に固定された
取付板である。
基板からなり、その表面に図示しない配線パターンが形
成されており、表面に実装されるLEDベアチップ、チ
ップ型LED、ランプ型LEDなどの発光素子2の各電
極と接続される構造になっている。なお、表示パネル基
板1の裏面には、各LEDのオンオフを制御する制御回
路や、発光素子2を駆動する抵抗部などの回路が形成さ
れているが、図では省略されている。
Dの例の断面説明図が示されるように、絶縁基板21の
表面の両端部から側面にかけて第1および第2の端子電
極22、23が設けられており、その一方の電極22上
にLEDチップ24がダイボンディングされている。そ
して、LEDチップ24の他方の電極と第2の端子電極
23との間が金線などのワイヤ25により電気的に接続
されている。そして、その周囲が透明なエポキシ樹脂な
どにより被覆され、表面が平坦なパッケージ26が形成
されることにより構成されている。なお、図1(b)に
示される例では、パッケージ26の外周側に反射壁27
が設けられており、真横に光が進まないで上面側に効率
よく放射されるようになっている。
チップ型発光素子でなくても、反射壁のないチップ型発
光素子、LEDのベアチップでもよく、これらの場合
は、指向性が広がった放射ビームになるため、その表面
にレンズケース4が設けられることが正面側に光を集中
させることができて好ましい。また、ランプ型発光素子
であれば、それ自体で集光されるため、レンズケース4
は不要である。なお、発光素子2は、1個のLEDチッ
プとは限らず、異なった色の2個以上の素子が用いられ
る場合もある。
6個または24×24個のマトリクス状に並べられて、
1個分のユニットが形成されている。前述の図3に示さ
れる例は、2個分のユニットが連結された状態になって
いる。そして、たとえば駅の行先表示や公共の掲示板な
どに使用する大型の表示ボードを構成する場合、このユ
ニットが多数個1列または複数列に並べられて、1個の
ユニットで1文字を表示させ、連続的な文字列を順次変
化させて表示したり、またはスクロール表示したり、縦
横にマトリクス状にユニットを多数並べて全体で表示を
することにより、大型の表示ボードが構成される。
ケース4とルーバーケース4との部分拡大説明図が示さ
れているように、たとえば黒色のPPO、PC、ABS
などからなる、厚さが0.3〜1.5mm程度で、高さが
3.5〜5.5mm程度で、長さが40〜96mm程度の
細長い板状体であると共に、そのベース側(表示パネル
基板1側の端部)に、その高さの半分程度の深さでスリ
ット3aが形成されている。このルーバーケース3は、
数か所ぐらいにカシメピン3bが形成されており、図1
(b)に示されるように、レンズケース4および表示パ
ネル基板1のスルーホールを貫通して表示基板1の裏面
でカシメピン3bを潰すことにより固定されている。ま
た、このルーバーケース3は、横方向の発光素子2の間
隙部に設けられる仕切板6により連結されて、1個のユ
ニット分のルーバーケース3は仕切板6により連結され
て発光素子2またはさらにレンズケース4が設けられた
表示ユニット基板上に載置できる構造になっている。
ルーバーケース3の高さの半分ぐらい、すなわち1.5
〜2.5mmぐらいの深さに形成されている。スリット
3aは応力による反りを吸収するためのもであるため、
その幅はスリットを形成し得る程度の狭いものでよい。
このスリット3aの設けられる位置は、図1に示される
ように、横方向に並ぶ発光素子1の境界部に位置すると
共に、その境界部の1つおきになるように形成されるこ
とが好ましい。また、このルーバーケース3が、図1
(a)に示されるように、隣接するルーバーケース3の
間で、スリット3の位置が互い違いになるように、ルー
バーケース3が設けられることが好ましい。
からくる太陽光などの光が直接発光素子2に照射されな
いように、設けられているもので、そのベース側(根
元)といえども、スリット3aが設けられると、太陽光
などがスリットを介して発光素子2側に漏れる可能性が
ある。したがって、そのような光の漏れがあっても、発
光素子2への照射を最小限にし得る構造が前述の互い違
いにする構造である。このような互い違いになっている
ことにより、たとえルーバーケース3のスリット3aか
ら光の漏れがあっても、つぎのルーバーケース3により
その光は遮断され、それ以上光の漏れが累積することが
ない。また、隣接する発光素子2の境界部にスリット3
aが形成されることにより、たとえ太陽光などの光が漏
れても、直接に発光素子2には当りにくく、その影響を
最小限にすることができる。
度のカシメピン3bが設けられている。このカシメピン
3bは、レンズケース4の板厚分と表示パネル基板1の
厚さ分とを足したものよりさらに数mm程度分長くした
長さで形成されている。そして、このカシメピン3bの
位置に対応するレンズケース4および表示パネル基板1
にもスルーホールが予め形成されており、図1(b)に
示されるように、ルーバーケース3をレンズケース4の
表面側に重ねて、カシメピン3bを表示パネル基板1の
裏面まで貫通させ、表示パネル基板1の裏面でカシメピ
ン3bを潰すことにより、固定される構造になってい
る。
は、図2に同様の断面説明図が示されるように、ルーバ
ーケース3のベース部は、直接発光素子2の間隙部の表
示パネル基板1上に搭載され、前述と同様に数か所に設
けられたカシメピン3bにより表示パネル基板1に固定
される。なお、この場合も前述の例と同様に、各ルーバ
ーケース3は仕切板6により連結され、表示パネル基板
1の上に載置されることにより、仕切板6が横方向に並
ぶ発光素子2の間隙部に設けられる構造になっている。
ば、ルーバーケースが設けられる構造のドットマトリク
ス表示装置において、ルーバーケースの反りがなくな
り、組立が非常に容易になり、組立工数を削減すること
ができると共に、組立後においても、ルーバーケースの
反りにより外部光が漏れ込んで表示品質を低下させるこ
とがない。一方、ルーバーケースにスリットが設けられ
ていることにより、そのスリットからの光の漏れが生じ
得るが、狭いスリットからの漏れで非常に僅かであり、
そのスリットは配列される発光素子の境界部に設けられ
たり、隣接するルーバーケース間で互い違いになるよう
に設けられることにより、発光素子に直接漏れた光が当
らず、また、各ルーバーケースから漏れる光が累積して
大きくなることもなく、表示特性を低下させるような大
きな光の漏れにはならない。
とができると共に、製品になってからも表示特性が低下
するという問題がなくなり、安価で信頼性の優れたドッ
トマトリクス表示装置が得られる。しかも、製品化後に
おいても光の漏れをほぼ完全に防止することができるた
め、ルーバーケースの高さをさらに低くすることがで
き、従来の高さより半分ぐらいに薄くすることができ、
軽薄短小に寄与することができる。
施形態の説明図である。
例を示す断面説明図である。
リクス表示装置の一例を示す平面および斜視の説明図で
ある。
バーケースの反りの問題を説明する図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 表示パネル基板と、該表示パネル基板上
にマトリクス状に配列される発光素子と、該配列される
発光素子の表示方向に関して上下の境界に設けられる遮
光用のルーバーケースとからなり、該ルーバーケースの
前記表示パネル基板側にスリットが形成されてなるドッ
トマトリクス表示装置。 - 【請求項2】 前記ルーバーケースに設けられるスリッ
トが、隣接するルーバーケース同士でスリットの位置が
相互にずれた位置になるように形成されてなる請求項1
記載の表示装置。 - 【請求項3】 前記スリットが、前記表示方向に関して
横に並ぶ前記発光素子の間で、かつ、1つおきに形成さ
れてなる請求項1または2記載の表示装置。
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-
2000
- 2000-03-10 JP JP2000067084A patent/JP4119593B2/ja not_active Expired - Fee Related
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