JP2898014B2 - 図形処理装置及び方法 - Google Patents

図形処理装置及び方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、線パターンを描画する図形処理装置及び方
法に関するものである。
[従来の技術] 従来、この種の装置においては、例えば、線パターン
に基づいて画像メモリ上に円(線図)の輪郭線を描画す
る場合、線パターンの描画途中で、一周の描画が終ると
きがある。その一例として、第5A図には、2点鎖線の円
が示されている。この円においては、角度θを有する円
弧が線パターン一つ分の領域であり、角度Δθを有する
円弧は上記線パターンの一部である。このように、従来
においては、線パターンとその線パターンの一部のパタ
ーンとによつて円の輪郭が構成されている場合がある。
又、従来、線パターンに基づいて画像メモリ上に線図
を描画する場合には、線を太くすると、線の太さに応じ
て縦方向の線パターンの拡大のみが行われていた。第10
図がその一例を示し、線幅を20ドツトとし、横方向への
拡大率を“1"とした場合の2点鎖線である。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記の従来例では、まず、前者の場
合、線パターン一つ分の長さと円の半径とに基づく補正
が行われなかつたため、次のような欠点があつた。
即ち、円を描画する輪郭線が太くなると、線パターン
の途切れ(一つの線パターンの描画途中で一周の描画が
終わる)が目立ち、適切な描画結果を得ることができな
いという欠点があつた。
又、後者の場合、縦方向への線パターンの拡大のみが
行われていたため、次のような欠点があつた。
即ち、線を太くしても、横方向への拡大が行われない
ため、線の太さに応じた適切な描画結果が得られないこ
とになる。このような場合、描画結果に対応する良好な
印刷結果を得ることができなくなる。
本発明は上述した欠点に鑑みてなされたものであり、
その目的とするところは、円の大きさ(円の半径の長
さ)に応じて、線パターン1つ当りの円弧の角度を正し
く補正してくれる図形処理装置及び方法を提供する点に
ある。
[課題を解決するための手段] 上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発
明に係る図形処理装置は次のような構成からなる。すな
わち、 描画する円の半径と1つの線パターンの長さとに基づ
いて、前記円周上の線パターン1つ当たりの角度を計算
する計算手段と、 360の約数を記憶するテーブルと、 前記計算手段により計算された角度に近い360の約数
を前記テーブルに基づいて決定する決定手段と、 前記線パターンを、前記決定手段により決定された角
度となるよう補正する補正手段と、 前記補正手段により補正された線パターンを円周上に
描画する描画手段とを有する。
また、本発明の画像処理方法は次のような工程からな
る。すなわち、 描画する円の半径と1つの線パターンの長さとに基づ
いて、前記円周上の線パターン1つ当たりの角度を計算
する計算工程と、 前記計算工程により計算された角度に近い360の約数
を、360の約数を記憶するテーブルに基づいて決定する
決定工程と、 前記線パターンを、前記決定工程により決定された角
度となるよう補正する補正工程と、 前記補正工程により補正された線パターンを円周上に
描画する描画工程とを有する。
[作用] かかる構成によれば、描画する円の半径と1つの線パ
ターンの長さとに基づいて、前記円周上の線パターン1
つ当たりの角度を計算し、計算された角度に近い360の
約数を、テーブルに記憶された360の約数に基づいて決
定し、決定された角度となるよう前記1つの線パターン
を補正して円周上に描画する。
[実施例] 以下、添付図面を参照して本発明に係わる好適な実施
例を詳細に説明する。
〈第1実施例〉 まず、第1実施例について説明する。
この第1実施例では、ホストコンピュータから送られ
てくる線パターン情報に基づいて線図をメモリ上に描画
し、外部装置に出力する画像処理装置を例に挙げて説明
する。
第1図は本発明に係る第1実施例の構成を示すブロツ
ク図である。図において、1は第1実施例の画像処理装
置を示している。この画像処理装置1は外部装置のプリ
ンタ20と接続されている。2は本装置1全体の動作をRO
M3中の各種プログラムに従つて制御するCPUを示してい
る。本発明においては、CPU2が円の線図を描画するとき
の制御方法に特徴があるため、円の描画処理を中心に説
明する。3は制御プログラム,エラー処理プログラム,
第4図に示されるフローチヤートに従つてCPU2を動作さ
せるプログラム等を格納しているROMを示している。こ
のROM3中において、4は後述するが各種線パターンを形
成するためのビツト情報が格納されている線パターン格
納部を示し、5は後述するが“360"の約数をテーブル化
した約数テーブルを示している。6は上記各種プログラ
ムのワークエリア及びエラー処理時の一時退避エリアと
して用いるRAMを示している。
そして、7は不図示のホストコンピユータから線パタ
ーン情報(円の半径や線の種類等)を入力する入力部を
示し、この入力部7によつて入力された線パターン情報
は上記RAM6中に格納される。8は線図の描画情報、即
ち、画像データをビツトパターンで展開する画像メモリ
を示している。9は画像メモリ8上に展開された画像デ
ータを受けとり、プリンタ20へ転送するプリンタインタ
ーフエースを示し、10は本装置1内のアドレス信号,デ
ータ,制御信号を伝送するバスラインを示している。
ここで、線パターン情報について説明する。
第2図は第1実施例の線パターンの一例を示す図であ
る。同図中の線パターンは、32ビツト長の2点鎖線のビ
ツトパターンであり、図中の“0"はビツトの立つていな
い白ビツト状態、“1"はビツトの立つている黒ビツト状
態をそれぞれ示している。このようにして線パターン
(32ビツト長のビツト情報)が線パターン格納部4に格
納される。
又、上記線パターンに基づいて円の輪郭線を描画する
際には、その線パターンで円の輪郭線を形成する場合、
円周上で何度の円弧に相当するかを計算する必要がある
(円周を360度とする)。そこで、線パターンひとつ当
りの円弧の角度(以下、「θ」と称す)を算出する計算
式を以下に示すと、 となる。上記計算式において、「360」は360度の円周の
角度、「π」は円周率、「円の半径」は描こうとする円
の半径(単位はドツト)、「線パターンのビツト数」は
線パターンのビツト数32(第2図による)に相当する値
をそれぞれ示している。
次に、前述したROM3中の“360"の約数テーブル5につ
いて説明する。
第3図は第1実施例の約数テーブル5の内容を説明す
る図である。約数テーブル5は、第3図に示される如
く、24個の約数すべてにシリアルにポインタの番号(n
=1〜24)が付けられている。又、各約数の値はVnで示
される。例えば、約数テーブル5のポインタが12番を指
示した場合には、V12=18となり、そのときの線パター
ンの円弧の角度は18度となる。
次に、第1実施例の動作について説明する。
第4図は第1実施例による線パターンを用いて円の輪
郭線を描画し、さらに、円の線図を印刷するまで処理を
説明するフローチヤートである。
まず、線パターン情報が不図示のホストコンピユータ
から送られると、線パターン情報に含まれる線パターン
の種類及び円の線図を示すデータ(円の半径等)に基づ
いて線パターンが選択され複数ビツト長の線パターンが
RAM6に格納される(ステツプS1)。このとき、円の半径
等のデータ等も図示せぬがRAM6中に格納される。そし
て、RAM6から線パターンの総ビツト数(長さ)が読み出
され、前述した線パターンひとつ当りの円弧の角度を求
める式に代入され、演算が実施される(ステツプS2)。
このようにして、上述の計算式に基づいて、線パター
ン1つ当りの円周上の角度θ(単位:度)が算出される
と、“360"の公約数テーブル5の先頭番号(n=1)に
ポインタがセツトされる(ステツプS3)。そして、ポイ
ンタの指す内容、即ち、値V1と、既に求めた角度θとの
比較が行われる(ステツプS4)。その結果、値V1よりも
角度θが大きい場合には、ポインタが1つ進められ(ス
テツプS5)、再びステツプS4において値V2と角度θとの
比較が行われる。このように、値Vnよりも角度θが大き
い場合には、ポインタが24番まで進めることが可能であ
るが、そのときの値V24と角度θとの比較でも値V24より
も角度θが大きい場合には、図示されていないが、エラ
ーとしてメツセージがホストコンピユータ側に通知が行
われる。
又、ステツプS4において値V1が角度θと等しいと判定
されると、角度θは360の約数となり、角度θの線パタ
ーンで円の輪郭線を形成しても、線パターンが欠けるよ
うな半端な角度が生ずることなく、画像メモリ8上に円
の線図を描画できるため、θ=V1のまま処理は次のステ
ツプS9で進む。この判定は、θ=V1のときに限らず、ポ
インタの番号nに応じて値Vnが変化したときにも有効で
ある。
さらに、ステツプS4において値Vnが角度θより大きい
と判定されると、角度θから1つの前のポインタの指す
値Vn-1を減算した値とポインタの指す値Vnから角度θを
減算した値との比較が実施される(ステツプS6)。この
比較は、演算結果の角度θが2つの約数のうちどちらに
近いかを調べる処理であつて、近い法の約数が角度θの
値となる。ステツプS6の比較処理の結果、角度θとポイ
ンタの低い方の値Vn-1との差が角度θとポインタの高い
方の値Vnとの差より大きく且つ等しい場合、角度θがポ
インタの高い方の値Vnに近似補正される(ステツプS
7)。又、角度θとポインタの低い方の値Vn-1との差よ
りも角度θとポインタの高い方の値Vnとの差の方が大き
い場合には、ポインタの低い方の値Vn-1が角度θとて近
似補正される(ステツプS8)。尚、本処理がステツプS6
の処理に進むためには、少なくとも公約数テーブル5の
ポインタがn≧2のときである。
以上のようにして角度θが決定すると、次に、角度θ
と線パターン格納部4からの線パターンのビツト情報と
から、画像メモリ7上への描画に必要な円周上の点デー
タ(0度〜360度の範囲)が演算される(ステツプS
9)。この処理では、線パターン1つを描画するための
角度に基づいて32ビツトで表される線パターンのビツト
数が間引き或は伸長される。そして、画像メモリ7上で
ビツトを“1"(黒)にする点データの位置が演算され
(ステツプS10)、そのデータに基づいて画像メモリ7
上に線パターンによる円の輪郭線が描画(展開)される
(ステツプS11)。
さらに、ビツト展開された画像メモリ7上のビツトデ
ータはプリンタインターフエース9を介してプリンタ20
へ転送され、プリンタ20により円の線図が印刷される
(ステツプS12)。
以上のアルゴルズムによつて、印刷される円の輪郭線
について、以下にその一例を説挙げる。
第5B図は第1実施例の円の印刷結果の一例を示す図で
ある。第5B図に示される印刷結果は、半径22ドツト、線
幅3ドツトの円の輪郭線を示している。半径22ドツトの
条件で、そのまま前述の計算式によつて演算が行われる
と、線パターン1つ当りの角度θは83度となる。実際、
演算結果は小数点以下の値を含んでいるが、角度θは、
例えば、小数点以下を四捨五入,切り捨て,又は,繰り
上げられた値となる。角度θ(83度)は“360"の約数で
ないため、この値に基づいて描画が行われた場合、従来
例で説明した第5A図の円の輪郭線のように線パターンの
1つが途切れたところで描画が終つてしまうことにな
る。そこで、第4図のフローチヤートで説明した円の描
画方法が必要となる。まず、演算結果の角度θが83度で
あれば、公約数テーブル5のポインタは21番(n=21)
まで進められる。そのときの値V21は“90"であり、又、
ポインタが1つ前の20番(n=20)のときには値V20
“72"である。そこで、各ポインタと演算結果の角度θ
の値“83"との差が比較される。その結果、角度θと値V
21との差は“7"、角度θと値V20との差は“11"となる。
従つて、角度θはポインタ21番の値V21の方が近いた
め、角度θは、即ち、線パターン1つの角度θは90度に
補正される。このようにして、円の輪郭が線パターン4
つ分で1つの線パターンも途切れることなく、第5B図に
示されるように欠けた線パターンを含まない円の輪郭線
が描画されることになる。勿論、円を形成する輪郭線
は、一点鎖線等も同様である。
以上説明したように第1実施例によれば、線パターン
1つ当りの角度を近似補正することにより線パターンが
途切れて描画されることがないため、円の大きさに応じ
て適切な描画結果を得ることができる。
さて、前述の第1実施例では、出力先をプリンタ装置
にしているが、表示装置を出力先とした場合も同様に可
能である。
又、前述の第1実施例では、線パターンのビツトパタ
ーン情報は、本装置のROM中から取り出し、それに基づ
いて描画を行つているが、不図示のホストコンピユータ
から送る線パターンに線パターンのビツトパターン情報
を含めて入力し、それをRAM中に格納して、そのビツト
パターン情報に基づいて描画を行うことも可能である。
又、前述の第1実施例では、32ビツト長の線パターン
を例に挙げて説明したが、他の円周の長さ以外の長さを
持つ線パターンを使用した場合についても同様に適用可
能である。前述の第1実施例では1つの線パターン当り
の角度を整数としたが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、小数点以下まで求めることによつて、描画の
精度を向上させることも可能である。その際には、第3
図に示される約数テーブル5を小数点の範囲まで拡張す
れば良い。
さらに、第1実施例では、印刷を単色か或は多色か述
べていないが、本発明の趣旨を逸脱しなければ、どちら
であつても良い。尚、多色の場合、画像メモリを色の種
類に応じて増やせば良い。
〈第2実施例〉 次に、第2実施例について説明する。
第2実施例では、前述の第1実施例と同様の構成を有
しているため、構成上の説明を省略し、異なる点につい
てのみ説明を行うことにする。
まず、第1実施例で説明した第2図の線パターンにお
いて、この第2実施例では0ビツト目を線パターンの先
頭ビツトとし、後述するが、ビツト位置をカウントする
場合、0ビツト目から31ビツト目までカウントアツプさ
れると、再び0ビツト目の位置に戻る。
又、第2実施例では、ホストコンピユータからの指示
で線パターンの横方向への変倍率(拡大率)を設定する
ことができる。この指示情報は、線パターン情報に含ま
れている。
第6図は第2実施例の線パターンの横方向への拡大方
法を説明する図である。この第6図で拡大例を説明する
と、2ビツトで表される図中の線パターンは、横方向へ
の拡大率を“5"とした場合、第1ビツト及び第2ビツト
がそれぞれ5倍に拡大された線パターンに変換されるこ
とになる。
さらに、線パターンの指示方法について説明する。
第7図は第2実施例の線パターンの指示方法を説明す
る図である。線パターンの指示は、第7図に示されるよ
うに、2次元のx,y座標系で直線を描画する際の直線の
開始点A,終了点Bを指示することによつて行われる。
そこで、さらに詳しく第2実施例の動作について説明
する。
第8A図,第8B図は第2実施例の線パターンによる線図
の描画及び印刷方法を説明するフローチヤートである。
説明上、一例を挙げることとし、第1実施例で使用され
た32ビツトの線パターン(第2図参照)を拡大率5で16
0ビツト分(“0"ビツト目〜“159"ビツト目までを示
す)の2地点間に展開し、線幅を20ドツトとする。
まず、線パターン情報がホストコンピユータから送ら
れると(ステツプS20)、その情報から始点Aと終点B
間の距離ABが求められる(ステツプS21)。そして、線
パターンの種類が線パターン情報から判定されると(ス
テツプS22)、線パターン格納部4においてその判定さ
れた種類の線パターンのビツト情報の先頭ビツトにポイ
ンタがセツトされる(ステツプS23)。このとき、ポイ
ンタのビツト位置はm(0≦m≦31)で示され、そのビ
ツト位置でのビツトの状態をPmで示すことから、ステツ
プS23においては、ポインタのビツト位置はm=0にセ
ツトされる。
次に、黒ドツト及び白ドツトの点データをそれぞれ展
開する先頭位置の変数C1,C2及び点データを展開する始
点から何ビツト目かを示すカウンタβが“0"にセツト
(初期化)され(ステツプS24)、さらに、線パターン
の横方向への拡大率(比例定数ともいう)αが入力され
た線パターン情報に基づいてセツトされる(ステツプS2
5)。この拡大率αはホストコンピユータから送られる
線パターン情報に含めても良く、又、ホストコンピユー
タから線パターンの線幅を線パターン情報に含めて受信
し、その線幅に基づいて拡大率を決定するようにしても
良い。
そして、ポインタの指すビツト位置のビツト状態Pm
判別される(ステツプS26)。まず、第1ビツト目のビ
ツト状態P0は、“1"のためカウンタβの値及びポインタ
のビツト位置mはそれぞれ1つ繰り上げられ(ステツプ
S27)、次のビツト状態P1が調べられる(ステツプS2
8)。その結果、ビツト状態P1も“1"であつて、以降、
ステツプS27,ステツプS28の処理が繰り返されて、16ビ
ツト目(m=15)までがビツト状態“1"と判定され、次
の17ビツト目(m=16)でビツト状態“0"と判定され
る。ここで、ポインタのビツト位置を示すmは線パター
ンの最後のビツト(m=31)より1つ進んだら、パター
ンの最初のビツト(m=0)を指すものとし、カウンタ
βはm=32となるようにそのまま加算される。ここで、
上述した線パターンのビツト状態P0〜P15までの16ビツ
ト分が最初の黒ビツト群を示している。以下同様にビツ
ト状態が変化するまでの同一の白ビツト或は黒ビツトの
ビツト状態が連続している範囲を白ビツト群或は黒ビツ
ト群としている。
ステツプS28において、ポインタの指すビツト位置の
ビツト状態P16で“0"と判定されると、カウントβの値
(β=16)が白ドツトの点データの先頭位置C2にセツト
され(ステツプS29)、先頭位置C2の値(C2=16)は線
パターンの拡大率α(α=5)と乗じて、新たなC2の値
(C2=80)となる(ステツプS30)。このようにして、
画像メモリ8上に展開される白ドツトの点データの先頭
位置C2は始点から80ビツト目となる。
この拡大処理の後、C2の値(C2=80)と距離▲▼
の値(▲▼=160)とが比較され(ステツプS31)、 その結果、C2の値(C2=80)が距離▲▼の値(▲
▼=160)より小さいため、C1,C2の各値をもとに
画像メモリ7上に直線の描画を展開するための点データ
の位置が計算される(ステツプS32)。このとき、C1
値は“0"、即ち、点データ展開の始点であり且つ黒ドツ
トの点データの開始点であり、C2の値は“80"、即ち、
白ドツトの点データ展開の開始点となる。このようにし
て、ステツプS32の計算結果に基づいて実際に黒ドツト
の点データが画像メモリ7上の所定の位置を始点(“0"
ビツト目)として“79"ビツト目まで展開される(ステ
ツプS33)。そして、カウンタβの値及びポインタのビ
ツト位置はそれぞれ1つ繰り上げられる(ステツプS3
4)。この時点では、カウンタβの値は“16"、ポインタ
のビツト位置mは“16"である。このステツプS34の処理
は、ビツト状態Pmが“1"となるまで繰り返し行われる
(ステツプS35)。その後、ビツト状態Pmが“1"となる
と(m=β=20)、カウンタβの値(β=20)が黒ドツ
トを展開するための先頭位置C1にセツトされ(ステツプ
S36)、さらに、C1の値(C1=20)が拡大率α(5)倍
され、その結果(100)が新しいC1の値として設定され
る(ステツプS37)。
そして、ステツプS37で求めたC1の値(C1=20)と距
離▲▼の値(▲▼=160)とが比較される(ス
テツプS38)。この時点では、C1の値が距離▲▼の
値より小さいため、処理はステツプS27へ戻り、上述の
処理が繰り返される(ステツプS27〜ステツプS30)。そ
して、白ドツトの点データを展開する開始位置C2が求め
られ、そのときのC2の値は、“110"となり、ステツプS3
1では、まだ終点Bまで点データの展開が行き届かない
状態と判定され、処理はステツプS32に進み、前述した
如く、黒ドツトの点データが画像メモリ7上に展開され
る。
以下同様に処理が行われ、“110"ビツト目から“129"
ビツト目までが白ドツトの点データ、“130"ビツト目か
ら“139"ビツト目までが黒ドツトの点データ、そして、
“140"ビツト目から“159"ビツト目までが白ドツトの点
データとして画像メモリ7上に展開される。そして、点
データの展開位置が“160"ビツト目のとき、即ち、黒ド
ツトの点データの開始位置C1のとき、ステツプS38でC1
=▲▼(=160)と判定され、画像メモリ7上に展
開された点データがプリンタインターフエース9を通じ
てプリンタ20へ転送され、プリンタ20によつて直線が印
刷される(ステツプS41)。このとき、カウンタβの値
が“32"且つポインタのビツト位置mの値が“0"とな
る。
又、ステツプS34〜ステツプS38の処理は黒ドツトの点
データを展開する開始位置C1を求めるための処理であ
り、本処理がステツプS26でビツト状態P0の値を“0"と
判定したときには、処理はステツプS34から開始され
る。又、ステツプS31において、C2の値が距離▲▼
の値以上と判定された場合、C1,▲▼の値をもとに
画像メモリ7上での黒ドツトの点データの位置が計算さ
れ(ステツプS39)、ステツプS39の計算結果に基づいて
実際に点データが展開される(ステツプS40)。そし
て、画像メモリ7上の展開された点データはプリンタイ
ンターフエース9を通じてプリンタ内へ転送され、プリ
ンタ20による直線の印刷が実施される(ステツプS4
1)。
以上のようなアルゴリスムによつて、基本形状を変え
ることなく直線(第2実施例では直線の線図を例に挙げ
ている)を横方向へ拡大して描画することが可能であ
る。
ここで、上述したフローチヤートに基づいた処理の印
刷結果を説明する。
第9図は第2実施例の印刷結果を説明する図である。
第9図の上段には基本となる線幅1ドツト,拡大率1
の場合の描画結果が示されており、下段には上述したフ
ローチヤートで処理された線幅20ドツト,拡大率5の場
合の描画結果が示されている。
第9図に示される第2実施例の描画結果によれば、線
パターンが同じで拡大率1と拡大率5のように線幅が異
なる場合、線幅に応じて拡大率を変化できるため、見た
目に良好な描画結果を得ることができる。これに対し
て、第10図に示される従来例では、2点鎖線を表すはず
の線パターンとしての意味がなく、この場合、例えば、
模様と混同され易い。
以上の第2実施例において、ホストコンピユータから
線パターン情報に線パターンの線幅を含めて受信した場
合には、線幅に対応した拡大率をテーブルとして本装置
のROM中に記憶しておけば良く、又、ホストコンピユー
タから線パターン情報に線パターンの拡大率を含めて受
信した場合には、拡大率に対応した線幅をテーブルとし
て本装置のROM中に記憶しておけば良く、本発明の趣旨
を逸脱しない範囲であれば、種々変形可能である。
以上説明したように第2実施例によれば、線パターン
としての機能を損なうことなく線パターンの太さに応じ
て適切な描画結果を得ることが可能である。又、基本の
線パターンがあれば、線の太さに対応して、横方向への
拡大率を調整することで、所望の大きさの線パターンが
得られることから、線パターンを記憶するためのメモリ
の増大を防ぎ、コスト的にも安価で済む。
勿論、この第2実施例においては、線パターンとし
て、破線,一点鎖線等も含まれることはいうまでもな
い。
前述の第2実施例では、出力先をプリンタ装置にして
いるが、表示装置を出力先とした場合も同様に可能であ
る。
又、前述の第2実施例では、線パターンのビツトパタ
ーン情報は、本装置のROMU中から取り出し、それに基づ
いて描画を行つているが、不図示のホストコンピユータ
から送る線パターンに線パターンのビツトパターン情報
を含めて入力し、それをRAM中に格納して、そのビツト
パターン情報に基づいて描画を行うことも可能である。
又、前述の第2実施例では、32ビツトの長さの2点鎖
線パターンを例として用いたが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であ
れば、線パターンとして格納しうる任意の長さと、任意
のパターン形状とを有する線パターンを対象とすること
が可能である。従つて、拡大率に替わり縮小率が使用さ
れた場合も本発明に含まれることになる。
また、前述の第2実施例では、x,y座標系での平面上
での直線描画を例として挙げたが、本発明はこれに限定
されるものではなく、2次元空間における線描画技術全
般に関して同様の方法を適用することが可能である。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、まず、線パター
ン1つ当りの角度を補正することにより線パターンが途
切れて描画されることがないため、円の大きさに応じて
適切な描画結果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る第1実施例の構成を示すブロツク
図、 第2図は第1実施例の線パターンの一例を示す図、 第3図は第1実施例の約数テーブル5の内容を説明する
図、 第4図は第1実施例による線パターンを用いて円の輪郭
線を描画し、さらに、円の図形を印刷するまで処理を説
明するフローチヤート、 第5A図は従来の円の印刷結果の一例を示す図、 第5B図は第1実施例の円の印刷結果の一例を示す図、 第6図は第2実施例の線パターンの横方向への拡大方法
を説明する図、 第7図は第2実施例の線パターンの指示方向を説明する
図、 第8A図,第8B図は第2実施例の線パターンによる線図の
描画及び印刷方法を説明するフローチヤート、 第9図は第2実施例の印刷結果を説明する図、 第10図は従来例の印刷結果を説明する図である。 図中、1…画像処理装置、2…CPU、3…ROM、4…線パ
ターン格納部、5…公約数テーブル、6…RAM、7…入
力部、8…画像メモリ、9…プリンタインターフエー
ス、10…バスライン、20…プリンタである。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06T 11/20

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】描画する円の半径と1つの線パターンの長
    さとに基づいて、前記円周上の線パターン1つ当たりの
    角度を計算する計算手段と、 360の約数を記憶するテーブルと、 前記計算手段により計算された角度に近い360の約数を
    前記テーブルに基づいて決定する決定手段と、 前記線パターンを、前記決定手段により決定された角度
    となるよう補正する補正手段と、 前記補正手段により補正された線パターンを円周上に描
    画する描画手段と を有することを特徴とする図形処理装置。
  2. 【請求項2】前記描画手段により描画された線パターン
    を出力する出力手段を更に有することを特徴とする請求
    項第1項に記載の図形処理装置。
  3. 【請求項3】描画する円の半径と1つの線パターンの長
    さとに基づいて、前記円周上の線パターン1つ当たりの
    角度を計算する計算工程と、 前記計算工程により計算された角度に近い360の約数
    を、360の約数を記憶するテーブルに基づいて決定する
    決定工程と、 前記線パターンを、前記決定工程により決定された角度
    となるよう補正する補正工程と、 前記補正工程により補正された線パターンを円周上に描
    画する描画工程と を有することを特徴とする図形処理方法。
  4. 【請求項4】前記描画工程により描画された線パターン
    を出力する出力工程を更に有することを特徴とする請求
    項第3項に記載の図形処理方法。
  5. 【請求項5】前記出力手段はプリンタであることを特徴
    とする請求項第2項に記載の図形処理装置。
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