JPH11213169A - 印刷装置及び描画装置と方法 - Google Patents

印刷装置及び描画装置と方法

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JPH11213169A
JPH11213169A JP10304590A JP30459098A JPH11213169A JP H11213169 A JPH11213169 A JP H11213169A JP 10304590 A JP10304590 A JP 10304590A JP 30459098 A JP30459098 A JP 30459098A JP H11213169 A JPH11213169 A JP H11213169A
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line
bit
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pattern
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JP10304590A
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Shuichi Kumada
周一 熊田
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】線の幅を拡張した場合にも適切な線を描く。 【解決手段】線の幅を拡張あるいは縮小した場合、線幅
を拡張あるいは縮小するだけでなく、指定された拡大率
で、線の長さ方向についても、長さ全体を変えることな
く拡大する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理装置に関
し、例えば、線パターンを拡大して印刷する印刷装置及
び描画する描画装置と方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置においては、例え
ば、線パターンに基づいて画像メモリ上に円(線図)の
輪郭線を描画する場合、線パターンの描画途中で、一周
の描画が終るときがある。その一例として、図5Aに
は、2点鎖線の円が示されている。この円においては、
角度θを有する円弧が線パターン一つ分の領域であり、
角度Δθを有する円弧は上記線パターンの一部である。
このように、従来においては、線パターンとその線パタ
ーンの一部のパターンとによつて円の輪郭が構成されて
いる場合がある。
【0003】又、従来、線パターンに基づいて画像メモ
リ上に線図を描画する場合には、線を太くすると、線の
太さに応じて縦方向の線パターンの拡大のみが行われて
いた。図10がその一例を示し、線幅を20ドツトと
し、横方向への拡大率を“1”とした場合の2点鎖線で
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例では、まず、前者の場合、線パターン一つ分の長
さと円の半径とに基づく補正が行われなかつたため、次
のような欠点があつた。
【0005】即ち、円を描画する輪郭線が太くなると、
線パターンの途切れ(一つの線パターンの描画途中で一
周の描画が終わる)が目立ち、適切な描画結果を得るこ
とができないという欠点があつた。
【0006】又、後者の場合、縦方向への線パターンの
拡大のみが行われていたため、次のような欠点があつ
た。
【0007】即ち、線を太くしても、横方向への拡大が
行われないため、線の太さに応じた適切な描画結果が得
られないことになる。このような場合、描画結果に対応
する良好な印刷結果を得ることができなくなる。
【0008】本発明は上述した欠点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、線を太くしても適
切な線図を描画してくれる印刷装置及び描画装置と方法
を提供する点にある。
【0009】
【課題を解決する為の手段】上述した後者の課題を解決
し、目的を達成するため、本発明は、線パターンを縦方
向に拡大して指定された線幅で印刷可能な印刷装置であ
って、線パターンを横方向に拡大するための拡大率を入
力する入力手段と、前記入力手段により入力された拡大
率に基づき横方向に拡大された線パターンを描画する描
画手段と、前記描画手段により描画された線パターンを
印刷する印刷手段とを有する。 あるいは、線パターン
を縦方向に拡大して指定された線幅で描画可能な描画装
置であって、線パターンを横方向に拡大するための拡大
率を入力する入力手段と、前記入力手段により入力され
た拡大率に基づき横方向に拡大された線パターンを描画
する描画手段とを有する。
【0010】あるいは、線パターンを縦方向に拡大して
指定された線幅で描画可能な描画方法であって、線パタ
ーンを横方向に拡大するための拡大率を入力する入力ス
テップと、前記入力ステップにより入力された拡大率に
基づき横方向に拡大された線パターンを描画する描画ス
テップとを有する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
に係わる好適な実施例を詳細に説明する。 <第1実施例>まず、第1実施例について説明する。
【0012】この第1実施例では、ホストコンピユータ
から送られてくる線パターン情報に基づいて線図をメモ
リ上に描画し、外部装置に出力する画像処理装置を例に
挙げて説明する。
【0013】図1は本発明に係る第1実施例の構成を示
すブロツク図である。図において、1は第1実施例の画
像処理装置を示している。この画像処理装置1は外部装
置のプリンタ20と接続されている。2は本装置1全体
の動作をROM3中の各種プログラムに従つて制御する
CPUを示している。本発明においては、CPU2が円
の線図を描画するときの制御方法に特徴があるため、円
の描画処理を中心に説明する。3は制御プログラム,エ
ラー処理プログラム,図4に示されるフローチヤートに
従つてCPU2を動作させるプログラム等を格納してい
るROMを示している。このROM3中において、4は
後述するが各種線パターンを 形成するためのビツト情
報が格納されている線パターン格納部を示し、5は後述
するが“360”の約数をテーブル化した約数テーブル
を示している。6は上記各種プログラムのワークエリア
及びエラー処理時の一時退避エリアとして用いるRAM
を示している。
【0014】そして、7は不図示のホストコンピユータ
から線パターン情報(円の半径や線の種類等)を入力す
る入力部を示し、この入力部7によつて入力された線パ
ターン情報は上記RAM6中に格納される。8は線図の
描画情報、即ち、画像データをビツトパターンで展開す
る画像メモリを示している。9は画像メモリ8上に展開
された画像データを受けとり、プリンタ20へ転送する
プリンタインターフエースを示し、10は本装置1内の
アドレス信号,データ,制御信号を伝送するバスライン
を示している。
【0015】ここで、線パターン情報について説明す
る。
【0016】図2は第1実施例の線パターンの一例を示
す図である。同図中の線パターンは、32ビツト長の2
点鎖線のビツトパターンであり、図中の“0”はビツト
の立つていない白ビツト状態、“1”はビツトの立つて
いる黒ビツト状態をそれぞれ示している。このようにし
て線パターン(32ビツト長のビツト情報)が線パター
ン格納部4に格納される。
【0017】又、上記線パターンに基づいて円の輪郭線
を描画する際には、その線パターンで円の輪郭線を形成
する場合、円周上で何度の円弧に相当するかを計算する
必要がある(円周を360度とする)。そこで、線パタ
ーンひとつ当りの円弧の角度(以下、「θ」と称す)を
算出する計算式を以下に示すと、 「360」は360度の円周の角度、「π」は円周率、
「円の半径」は描こうとする円の半径(単位はドツ
ト)、「線パターンのビツト数」は線パターンのビツト
数32(図2による)に相当する値をそれぞれ示してい
る。
【0018】次に、前述したROM3中の“360”の
約数テーブル5について説明する。
【0019】図3は第1実施例の約数テーブル5の内容
を説明する図である。約数テーブル5は、図3に示され
る如く、24個の約数すべてにシリアルにポインタの番
号(n=1〜24)が付けられている。又、各約数の値
はVn で示される。例えば、約数テーブル5のポインタ
が12番を指示した場合には、V12=18となり、その
ときの線パターンの円弧の角度は18度となる。
【0020】次に、第1実施例の動作について説明す
る。
【0021】図4は第1実施例による線パターンを用い
て円の輪郭線を描画し、さらに、円の線図を印刷するま
で処理を説明するフローチヤートである。
【0022】まず、線パターン情報が不図示のホストコ
ンピユータから送られると、線パターン情報に含まれる
線パターンの種類及び円の線図を示すデータ(円の半径
等)に基づいて線パターンが選択され複数ビツト長の線
パターンがRAM6に格納される(ステツプS1)。こ
のとき、円の半径等のデータ等も図示せぬがRAM6中
に格納される。そして、RAM6から線パターンの総ビ
ツト数 (長さ)が読み出され、前述した線パターンひ
とつ当りの円弧の角度を求める式に代入され、演算が実
施される(ステツプS2)。
【0023】このようにして、上述の計算式に基づい
て、線パターン1つ当りの円周上の角度θ(単位:度)
が算出されると、“360”の約数テーブル5の先頭番
号(n=1)にポインタがセツトされる(ステツプS
3)。そして、ポインタの指す内容、即ち、値V1 と、
既に求めた角度θとの比較が行われる(ステツプS
4)。その結果、値V1 よりも角度θが大きい場合に
は、ポインタが1つ進められ(ステツプS5)、再びス
テツプS4において値V2 と角度θとの比較が行われ
る。このように、値Vn よりも角度θが大きい場合に
は、ポインタが24番まで進めることが可能であるが、
そのときの値V24と角度θとの比較でも値V24よりも角
度θが大きい場合には、図示されていないが、エラーと
してメツセージがホストコンピユータ側に通知が行われ
る。
【0024】又、ステツプS4において値V1 が角度θ
と等しいと判定されると、角度θは360の約数とな
り、角度θの線パターンで円の輪郭線を形成しても、線
パターンが欠けるような半端な角度が生ずることなく、
画像メモリ8上に円の線図を描画できるため、θ=V1
のまま処理は次のステツプS9で進む。この判定は、θ
=V1 のときに限らず、ポインタの番号nに応じて値V
n が変化したときにも有効である。
【0025】さらに、ステツプS4において値Vn が角
度θより大きいと判定されると、角度θから1つの前の
ポインタの指す値Vn-1 を減算した値とポインタの指す
値Vn から角度θを減算した値との比較が実施される
(ステツプS6)。この比較は、演算結果の角度θが2
つの約数のうちどちらに近いかを調べる処理であつて、
近い方の約数が角度θの値となる。ステツプS6の比較
処理の結 果、角度θとポインタの低い方の値Vn-1 と
の差が角度θとポインタの高い方の値Vn との差より大
きく且つ等しい場合、角度θがポインタの高い方の値V
n に近似補正される(ステツプS7)。又、角度θとポ
インタの低い方の値Vn-1 との差よりも角度θとポイン
タの高い方の値Vn との差の方が大きい場合には、ポイ
ンタの低い方の値Vn-1 が角度θとして近似補正される
(ステツプS8)。尚、本処理がステツプS6の処理に
進むためには、少なくとも約数テーブル5のポインタが
n≧2のときである。
【0026】以上のようにして角度θが決定すると、次
に、角度θと線パターン格納部4からの線パターンのビ
ツト情報とから、画像メモリ7上への描画に必要な円周
上の点データ(0度〜360度の範囲)が演算される
(ステツプS9)。この処理では、線パターン1つを描
画するための角度に基づいて32ビツトで表される線パ
ターンのビツト数が間引き或は伸長される。そして、画
像メモリ7上でビツトを“1”(黒)にする点データの
位置が演算され(ステツプS10)、そのデータに基づ
いて画像メモリ7上に線パターンによる円の輪郭線が描
画(展開)される(ステツプS11)。
【0027】さらに、ビツト展開された画像メモリ7上
のビツトデータはプリンタインターフエース9を介して
プリンタ20へ転送され、プリンタ20により円の線図
が印刷される(ステツプS12)。
【0028】以上のアルゴルズムによつて、印刷される
円の輪郭線について、以下にその一例を説挙げる。
【0029】図5Bは第1実施例の円の印刷結果の一例
を示す図である。図5Bに示される印刷結果は、半径2
2ドツト、線幅3ドツトの円の輪郭線を示している。半
径22ドツトの条件で、そのまま前述の計算式によつて
演算が行われると、線パターン1つ当りの角度θは83
度となる。実際、演算結果は小数点以下の値を含んでい
るが、角度θは、例えば、小数点以下を四捨五入,切り
捨て,又は,繰り上げられた値となる。角度θ(83
度)は“360”の約数でないため、この値に基づいて
描画が行われた場合、従来例で説明した図5Aの円の輪
郭線のように線パターンの1つが途切れたところで描画
が終つてしまうことになる。そこで、図4のフローチヤ
ートで説明した円の描画方法が必要となる。まず、演算
結果の角度θが83度であれば、約数テーブル5のポイ
ンタは21番(n=21)まで進められる。そのときの
値V21は“90”であり、又、ポインタが1つ前の20
番(n=20)のときには値V20が“72”である。そ
こで、各ポインタと演算結果の角度θの値“83”との
差が比較される。その結果、角度θと値V21との差は
“7”、角度θと値V20との差は“11”となる。従つ
て、角度θはポインタ21番の値V21の方が近いため、
角度θは、即ち、線パターン1つの角度θは90度に補
正される。このようにして、円の輪郭が線パターン4つ
分で1つの線パターンも途切れることなく、図5Bに示
されるように欠けた線パターンを含まない円の輪郭線が
描画されることになる。勿論、円を形成する輪郭線は、
一点鎖線等も同様である。
【0030】以上説明したように第1実施例によれば、
線パターン1つ当りの角度を近似補正することにより線
パターンが途切れて描画されることがないため、円の大
きさに応じて適切な描画結果を得ることができる。
【0031】さて、前述の第1実施例では、出力先をプ
リンタ装置にしているが、表示装置を出力先とした場合
も同様に可能である。
【0032】又、前述の第1実施例では、線パターンの
ビツトパターン情報は、本装置のROMU中から取り出
し、それに基づいて描画を行つているが、不図示のホス
トコンピユータから送る線パターンに線パターンのビツ
トパターン情報を含めて入力し、それをRAM中に格納
して、そのビツトパターン情報に基づいて描画を行うこ
とも可能である。
【0033】又、前述の第1実施例では、32ビツト長
の線パターンを例に挙げて説明したが、他の円周の長さ
以下の長さを持つ線パターンを使用した場合についても
同様に適用可能である。前述の第1実施例では1つの線
パターン当りの角度を整数としたが、本発明はこれに限
定されるものではなく、小数点以下まで求めることによ
つて、描画の精度を向上させることも可能である。その
際には、図3に示される約数テーブル5を小数点の範囲
まで拡張すれば良い。
【0034】さらに、第1実施例では、印刷を単色か或
は多色か述べていないが、本発明の趣旨を逸脱しなけれ
ば、どちらであつても良い。尚、多色の場合、画像メモ
リを色の種類に応じて増やせば良い。 <第2実施例>次に、第2実施例について説明する。
【0035】第2実施例では、前述の第1実施例と同様
の構成を有しているため、構成上の説明を省略し、異な
る点についてのみ説明を行うことにする。
【0036】まず、第1実施例で説明した図2の線パタ
ーンにおいて、この第2実施例では0ビツト目を線パタ
ーンの先頭ビツトとし、後述するが、ビツト位置をカウ
ントする場合、0ビツト目から31ビツト目までカウン
トアツプされると、再び0ビツト目の位置に戻る。
【0037】又、第2実施例では、ホストコンピユータ
からの指示で線パターンの横方向への変倍率(拡大率)
を設定することができる。この指示情報は、線パターン
情報に含まれている。
【0038】図6は第2実施例の線パターンの横方向へ
の拡大方法を説明する図である。この図6で拡大例を説
明すると、2ビツトで表される図中の線パターンは、横
方向への拡大率を“5”とした場合、第1ビツト及び第
2ビツトがそれぞれ5倍に拡大された線パターンに変換
されることになる。
【0039】さらに、線パターンの指示方法について説
明する。
【0040】図7は第2実施例の線パターンの指示方法
を説明する図である。線パターンの指示は、図7に示さ
れるように、2次元のx,y座標系で直線を描画する際
の直線の開始点A,終了点Bを指示することによつて行
われる。
【0041】そこで、さらに詳しく第2実施例の動作に
ついて説明する。
【0042】図8A,図8Bは第2実施例の線パターン
による線図の描画及び印刷方法を説明するフローチヤー
トである。説明上、一例を挙げることとし、第1実施例
で使用された32ビツトの線パターン(図2参照)を拡
大率5で160ビツト分(“0”ビツト目〜“159”
ビツト目までを示す)の2地点間に展開し、線幅を20
ドツトとする。
【0043】まず、線パターン情報がホストコンピユー
タから送られると(ステツプS20)、その情報から始
点Aと終点B間の距離ABが求められる(ステツプS2
1)。そして、線パターンの種類が線パターン情報から
判定されると(ステツプS22)、線パターン格納部4
においてその判定された種類の線パターンのビツト情報
の先頭ビツトにポインタがセツトされる(ステツプS2
3)。このとき、ポインタのビツト位置はm(0≦m≦
31)で示され、そのビツト位置でのビツトの状態をP
m で示すことから、ステツプS23においては、ポイン
タのビツト位置はm=0にセツトされる。
【0044】次に、黒ドツト及び白ドツトの点データを
それぞれ展開する先頭位置の変数C1 ,C2 及び点デー
タを展開する始点から何ビツト目かを示すカウンタβが
“0”にセツト(初期化)され(ステツプS24)、さ
らに、線パターンの横方向への拡大率(比例定数ともい
う)αが入力された線パターン情報に基づいてセツトさ
れる(ステツプS25)。この拡大率αはホストコンピ
ユータから送られる線パターン情報に含めても良く、
又、ホストコンピユータから線パターンの線幅を線パタ
ーン情報に含めて受信し、その線幅に基づいて拡大率を
決定するようにしても良い。
【0045】そして、ポインタの指すビツト位置のビツ
ト状態Pm が判別される(ステツプS26)。まず、第
1ビツト目のビツト状態P0 は、“1”のためカウンタ
βの値及びポインタのビツト位置mはそれぞれ1つ繰り
上げられ(ステツプS27)、次のビツト状態P1 が調
べられる(ステツプS28)。その結果、ビツト状態P
1 も“1”であつて、以降、ステツプS27,ステツプ
S28の処理が繰り返されて、16ビツト目(m=1
5)までがビツト状態“1”と判定され、次の17ビツ
ト目(m=16)でビツト状態“0”と判定される。こ
こで、ポインタのビツト位置を示すmは線パターンの最
後のビツト(m=31)より1つ進んだら、パターンの
最初のビツト(m=0)を指すものとし、カウンタβは
m=32となるようにそのまま加算される。ここで、上
述した線パターンのビツト状態P0〜P15までの16ビ
ツト分が最初の黒ビツト群を示している。以下同様にビ
ツト状態が変化するまでの同一の白ビツト或は黒ビツト
のビツト状態が連続している範囲を白ビツト群或は黒ビ
ツト群としている。
【0046】ステツプS28において、ポインタの指す
ビツト位置のビツト状態P16で“0”と判定されると、
カウントβの値(β=16)が白ドツトの点データの先
頭位置C2 にセツトされ(ステツプS29)、先頭位置
C2 の値(C2 =16)は線パターンの拡大率α(α=
5)と乗じて、新たなC2 の値(C2 =80)となる
(ステツプS30)。このようにして、画像メモリ8上
に展開される白ドツトの点データの先頭位置C2 は始点
から80ビツト目となる。
【0047】この拡大処理の後、C2 の値(C2 =8
0)と距離ABの値(AB=160)とが比較され(ス
テツプS31)、その結果、C2 の値(C2 =80)が
距離ABの値(AB=160)より小さいため、C1 ,
C2 の各値をもとに画像メモリ7上に直線の描画を展開
するための点データの位置が計算される(ステツプS3
2)。このとき、C1 の値は“0”、即ち、点データ展
開の始点であり且つ黒ドツトの点データの開始点であ
り、C2 の値は“80”、即ち、白ドツトの点データ展
開の開始点となる。このようにして、ステツプS32の
計算結果に基づいて実際に黒ドツトの点データが画像メ
モリ7上の所定の位置を始点(“0”ビツト目)として
“79”ビツト目まで展開される(ステツプS33)。
そして、カウンタβの値及びポインタのビツト位置はそ
れぞれ1つ繰り上げられる(ステツプS34)。この時
点では、カウンタβの値は“16”、ポインタのビツト
位置mは“16”である。このステツプS34の処理
は、ビツト状態Pm が“1”となるまで繰り返し行われ
る(ステツプS35)。その後、ビツト状態Pm が
“1”となると(m=β=20)、カウンタβの値(β
=20)が黒ドツトを展開するための先頭位置C1 にセ
ツトされ(ステツプS36)、さらに、C1 の値(C1
=20)が拡大率α(5)倍され、その結果(100)
が新しいC1 の値として設定される(ステツプS3
7)。
【0048】そして、ステツプS37で求めたC1 の値
(C1 =20)と距離ABの値(AB=160)とが比
較される(ステツプS38)。この時点では、C1 の値
が距離ABの値より小さいため、処理はステツプS27
へ戻り、上述の処理が繰り返される(ステツプS27〜
ステツプS30)。そして、白ドツトの点データを展開
する開始位置C2 が求められ、そのときのC2 の値は、
“110”となり、ステツプS31では、まだ終点Bま
で点データの展開が行き届かない状態と判定され、処理
はステツプS32に進み、前述した如く、黒ドツトの点
データが画像メモリ7上に展開される。
【0049】以下同様に処理が行われ、“110”ビツ
ト目から“129”ビツト目までが白ドツトの点デー
タ、“130”ビツト目から“139”ビツト目までが
黒ドツトの点データ、そして、“140”ビツト目から
“159”ビツト目までが白ドツトの点データとして画
像メモリ7上に展開される。そして、点データの展開位
置が“160”ビツト目のとき、即ち、黒ドツトの点デ
ータの開始位置C1 のとき、ステツプS38でC1 =A
B(=160)と判定され、画像メモリ7上に展開され
た点データがプリンタインターフエース9を通じてプリ
ンタ20へ転送され、プリンタ20によつて直線が印刷
される(ステツプS41)。このとき、カウンタβの値
が“32”且つポインタのビツト位置mの値が“0”と
なる。
【0050】又、ステツプS34〜ステツプS38の処
理は黒ドツトの点データを展開する開始位置C1 を求め
るための処理であり、本処理がステツプS26でビツト
状態P0 の値を“0”と判定したときには、処理はステ
ツプS34から開始される。又、ステツプS31におい
て、C2 の値が距離ABの値以上と判定された場合、C
1 ,ABの値をもとに画像メモリ7上での黒ドツトの点
データの位置が計算され(ステツプS39)、ステツプ
S39の計算結果に基づいて実際に点データが展開され
る(ステツプS40)。そして、画像メモリ7上の展開
された点データはプリンタインターフエース9を通じて
プリンタ内へ転送され、プリンタ20による直線の印刷
が実施される(ステツプS41)。
【0051】以上のようなアルゴリズムによつて、基本
形状を変えることなく直線(第2実施例では直線の線図
を例に挙げている)を横方向へ拡大して描画することが
可能である。
【0052】ここで、上述したフローチヤートに基づい
た処理の印刷結果を説明する。
【0053】図9は第2実施例の印刷結果を説明する図
である。
【0054】図9の上段には基本となる線幅1ドツト,
拡大率1の場合の描画結果が示されており、下段には上
述したフローチヤートで処理された線幅20ドツト,拡
大率5の場合の描画結果が示されている。
【0055】図9に示される第2実施例の描画結果によ
れば、線パターンが同じで拡大率1と拡大率5のように
線幅が異なる場合、線幅に応じて拡大率を変化できるた
め、見た目に良好な描画結果を得ることができる。これ
に対して、図10に示される従来例では、2点鎖線を表
すはずの線パターンとしての意味がなく、この場合、例
えば、模様と混同され易い。
【0056】以上の第2実施例において、ホストコンピ
ユータから線パターン情報に線パターンの線幅を含めて
受信した場合には、線幅に対応した拡大率をテーブルと
して本装置のROM中に記憶しておけば良く、又、ホス
トコンピユータから線パターン情報に線パターンの拡大
率を含めて受信した場合には、拡大率に対応した線幅を
テーブルとして本装置のROM中に記憶しておけば良
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば、種々変形
可能である。
【0057】以上説明したように第2実施例によれば、
線パターンとしての機能を損なうことなく線パターンの
太さに応じて適切な描画結果を得ることが可能である。
又、基本の線パターンがあれば、線の太さに対応して、
横方向への拡大率を調整することで、所望の大きさの線
パターンが得られることから、線パターンを記憶するた
めのメモリの増大を防ぎ、コスト的にも安価で済む。
【0058】勿論、この第2実施例においては、線パタ
ーンとして、破線,一点鎖線等も含まれることはいうま
でもない。
【0059】前述の第2実施例では、出力先をプリンタ
装置にしているが、表示装置を出力先とした場合も同様
に可能である。
【0060】又、前述の第2実施例では、線パターンの
ビツトパターン情報は、本装置のROMU中から取り出
し、それに基づいて描画を行つているが、不図示のホス
トコンピユータから送る線パターンに線パターンのビツ
トパターン情報を含めて入力し、それをRAM中に格納
して、そのビツトパターン情報に基づいて描画を行うこ
とも可能である。
【0061】又、前述の第2実施例では、32ビツトの
長さの2点鎖線パターンを例として用いたが、本発明は
これに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱し
ない範囲であれば、線パターンとして格納しうる任意の
長さと、任意のパターン形状とを有する線パターンを対
象とすることが可能である。従つて、拡大率に替わり縮
小率が使用された場合も本発明に含まれることになる。
【0062】また、前述の第2実施例では、x,y座標
系での平面上での直線描画を例として挙げたが、本発明
はこれに限定されるものではなく、2次元空間における
線描画技術全般に関して同様の方法を適用することが可
能である。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、指
定された線幅に応じて、線パターンを指定された拡大率
で横方向へも拡大することができる。そのため、線幅に
応じて適切な描パターンを印刷あるいは描画することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例の構成を示すブロツク
図、
【図2】第1実施例の線パターンの一例を示す図、
【図3】第1実施例の約数テーブル5の内容を説明する
図、
【図4】第1実施例による線パターンを用いて円の輪郭
線を描画し、さらに、円の図形を印刷するまで処理を説
明するフローチヤート、
【図5A】従来の円の印刷結果の一例を示す図、
【図5B】第1実施例の円の印刷結果の一例を示す図、
【図6】第2実施例の線パターンの横方向への拡大方法
を説明する図、
【図7】第2実施例の線パターンの指示方法を説明する
図、
【図8A】第2実施例の線パターンによる線図の描画及
び印刷方法を説明するフローチヤート、
【図8B】第2実施例の線パターンによる線図の描画及
び印刷方法を説明するフローチヤート、
【図9】第2実施例の印刷結果を説明する図、
【図10】従来例の印刷結果を説明する図である。
【符号の説明】
1…画像処理装置、2…CPU、3…ROM、4…線パ
ターン格納部、5…約数テーブル、6…RAM、7…入
力部、8…画像メモリ、9…プリンタインターフエー
ス、10…バスライン、20…プリンタである。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線パターンを縦方向に拡大して指定され
    た線幅で印刷可能な印刷装置であって、 線パターンを横方向に拡大するための拡大率を入力する
    入力手段と、 前記入力手段により入力された拡大率に基づき横方向に
    拡大された線パターンを描画する描画手段と、 前記描画手段により描画された線パターンを印刷する印
    刷手段とを有することを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 線パターンを縦方向に拡大して指定され
    た線幅で描画可能な描画装置であって、 線パターンを横方向に拡大するための拡大率を入力する
    入力手段と、 前記入力手段により入力された拡大率に基づき横方向に
    拡大された線パターンを描画する描画手段とを有するこ
    とを特徴とする描画装置。
  3. 【請求項3】 前記描画手段により描画された線パター
    ンを出力する出力手段を有することを特徴とする請求項
    2記載の描画装置。
  4. 【請求項4】 線パターンを縦方向に拡大して指定され
    た線幅で描画可能な描画方法であって、 線パターンを横方向に拡大するための拡大率を入力する
    入力ステップと、 前記入力ステップにより入力された拡大率に基づき横方
    向に拡大された線パターンを描画する描画ステップとを
    有することを特徴とする描画方法。
  5. 【請求項5】 前記描画ステップにより描画された線パ
    ターンを出力手段に出力する出力ステップを有すること
    を特徴とする請求項4記載の描画方法。
  6. 【請求項6】 前記入力手段は、外部装置より前記拡大
    率を入力することを特徴とする請求項1記載の印刷装
    置。
  7. 【請求項7】 前記入力手段は、外部装置より前記拡大
    率を入力することを特徴とする請求項2記載の描画装
    置。
  8. 【請求項8】 前記入力ステップにおいては、外部装置
    より前記拡大率が入力されることを特徴とする請求項4
    記載の描画方法。
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