JP2897957B2 - 複合加工工作機械及びその制御方法 - Google Patents

複合加工工作機械及びその制御方法

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JP2897957B2
JP2897957B2 JP63229383A JP22938388A JP2897957B2 JP 2897957 B2 JP2897957 B2 JP 2897957B2 JP 63229383 A JP63229383 A JP 63229383A JP 22938388 A JP22938388 A JP 22938388A JP 2897957 B2 JP2897957 B2 JP 2897957B2
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brake
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俊之 村木
純明 稲見
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Description

【発明の詳細な説明】 (a).産業上の利用分野 本発明は、旋削及びC軸制御を伴うミーリング加工等
を行うことの可能な複合加工工作機械及びその制御方法
に関する。
(b).従来の技術 従来、この種の複合加工工作機械は、C軸制御加工用
モータと旋削加工用のモータが別々に設けられており、
C軸制御加工を行うためにはC軸駆動モータをワーク主
軸に接続して加工を行い、旋削加工を行う場合には、C
軸駆動モータをワーク主軸から切り放して旋削加工用モ
ータでワーク主軸を回転させていた。
(c).発明が解決しようとする問題点 しかし、こうした構成では、C軸制御加工と旋削加工
の切り替えの度に、C軸駆動モータの切り放し・接続動
作が必要となり、その切り替え動作に時間を要する不都
合があった。
そうした不都合を解消するために、1個の主軸駆動モ
ータをワーク主軸に直結させ、該モータによりC軸制御
と旋削加工を行う方法も考えられるが、その場合、C軸
制御加工時のワーク主軸剛性が不足しがちとなる。
本発明は、前述の欠点を解消すべく、主軸駆動モータ
とワーク主軸を直結させた場合でも、C軸加工時にワー
ク主軸が剛性不足となるようなことの無い複合加工工作
機械及びその制御方法を提供することを目的とするもの
である。
(d).問題点を解決するための手段 即ち、本発明は、ワーク(13)を保持しうるワーク主
軸(11)を有し、前記ワーク主軸(11)に保持されたワ
ーク(13)に対して、旋削工具による旋削加工、回転工
具によるC軸角度変化加工及びC軸角度固定加工を行な
うことが出来る複合加工工作機械(1)において、該ワ
ーク主軸にC軸制御が可能な主軸駆動モータ(10)を該
主軸駆動モータの出力軸と前記ワーク主軸(11)とを一
体化した形で接続し、該ワーク主軸にワーク主軸のブレ
ーキ・クランプ手段(16)を設け、加工プログラム(PR
O)を格納した加工プログラムメモリ(3)を設け、前
記加工プログラムメモリ中に格納された加工プログラム
に示された加工すべき内容が、旋削加工、C軸角度変化
加工またはC軸角度固定加工のいずれかであるかを判定
する加工内容判定手段(2)を設け、該加工内容判定手
段により、前記加工プログラムに示された加工すべき内
容が、旋削加工と判定された場合には、前記ブレーキ・
クランプ手段(16)によるワーク主軸(11)のクランプ
状態を、該ワーク主軸(11)が自由に回転しうる非クラ
ンプ状態とし、C軸角度変化加工と判定された場合に
は、前記ブレーキ・クランプ手段(16)によるワーク主
軸(11)のクランプ状態を、前記回転工具からワーク
(13)を介して前記ワーク主軸(11)に作用する切削力
により該ワーク主軸が強制的に回転させられることを防
止しうる程度に該ワーク主軸の回転を制限する半クラン
プ状態とし、更にC軸角度固定加工と判定された場合に
は、前記ブレーキ・クランプ手段(16)によるワーク主
軸のクランプ状態を、該ワーク主軸のC軸角度位置を固
定保持するクランプ状態に制御するブレーキ制御手段
(6)を設け、前記加工プログラム(PRO)に指示され
た加工内容に応じて主軸駆動モータ(10)を駆動制御す
るモータ制御手段(7)を設けて構成される。
また、本発明は、ワーク(13)を保持しうるワーク主
軸(11)を有し、前記ワーク主軸(11)に保持されたワ
ーク(13)に対して、旋削工具による旋削加工、回転工
具によるC軸角度変化加工及びC軸角度固定加工を行な
うことが出来る複合加工工作機械(1)において、該ワ
ーク主軸にC軸制御が可能な主軸駆動モータ(10)を該
主軸駆動モータの出力軸と前記ワーク主軸(11)とを一
体化した形で接続し、該ワーク主軸にワーク主軸のブレ
ーキ・クランプ手段(16)を設け、加工プログラム(PR
O)を格納した加工プログラムメモリ(3)を設け、前
記加工プログラムメモリ中に格納された加工プログラム
(PRO)に示された加工すべき内容が、旋削加工、C軸
角度変化加工またはC軸角度固定加工のいずれかである
かを判定する加工内容判定手段(2)を設け、該加工内
容判定手段により、前記加工プログラムに示された加工
すべき内容が、旋削加工と判定された場合には、前記ブ
レーキ・クランプ手段(16)によるワーク主軸(11)の
クランプ状態を、該ワーク主軸が自由に回転しうる非ク
ランプ状態として、前記主軸駆動モータ(10)により前
記ワーク主軸(11)を回転させつつ前記ワーク(13)に
対する加工を行い、前記加工内容判定手段(2)によ
り、前記加工プログラム(PRO)に示された加工すべき
内容が、C軸角度変化加工と判定された場合には、前記
ブレーキ・クランプ手段(16)によるワーク主軸(11)
のクランプ状態を、前記回転工具からワーク(13)を介
して前記ワーク主軸(11)に作用する切削力により該ワ
ーク主軸(11)が強制的に回転させられることを防止し
得る程度に該ワーク主軸(11)の回転を制限する半クラ
ンプ状態として、前記主軸駆動モータ(10)により前記
ワーク主軸を回転させつつ前記ワーク(13)に対する加
工を行い、該加工内容判定手段(2)により、前記加工
プログラム(PRO)に示された加工すべき内容が、C軸
角度固定加工と判定された場合には、前記ブレーキ・ク
ランプ手段(16)によるワーク主軸(11)のクランプ状
態を、該ワーク主軸(11)のC軸角度位置を固定保持す
るクランプ状態として、前記ワーク(13)に対する加工
を行なうようにして構成される。
なお、括弧内の番号等は、図面における対応する要素
を示す、便宜的なものであり、従って、本記述は図面上
の記載に限定拘束されるものではない。以下の
「(e).作用」の欄についても同様である。
(e).作用 上記した構成により、本発明は、加工内容判定手段
(2)により判定された加工プログラム(PRO)の加工
内容が旋削加工の場合には、ブレーキ・クランプ手段
(16)を動作させること無く主軸駆動モータ(10)を駆
動してワーク(13)に対する加工を行ない、加工内容判
定手段により加工プログラム(PRO)に示された加工す
べき内容が、C軸角度変化加工と判定された場合には、
前記ブレーキ・クランプ手段(16)によるワーク主軸
(11)のクランプ状態を、回転工具からワーク(13)を
介してワーク主軸(11)に作用する切削力による該ワー
ク主軸(11)が強制的に回転させられることを防止し得
る程度に該ワーク主軸(11)の回転を制限する半クラン
プ状態として、主軸駆動モータ(10)によりワーク主軸
を回転させつつワーク(13)に対する加工を行い、加工
内容判定手段(2)により、加工プログラム(PRO)に
示された加工すべき内容が、C軸角度固定加工と判定さ
れた場合には、ブレーキ・クランプ手段(16)によるワ
ーク主軸(11)のクランプ状態を、ワーク主軸(11)の
C軸角度位置を固定保持するクランプ状態として、ワー
ク(13)に対する加工を行なうように作用する。
(f).実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。
第1図は本発明による複合加工工作機械の1実施例を
示す制御ブロック図、 第2図はワーク主軸制御プログラムの一例を示すフロ
ーチャートである。
複合加工工作機械1は、第1図に示すように、主制御
部2を有しており、主制御部2には加工プログラムメモ
リ3、システムプログラムメモリ5、ブレーキ制御部
6、モータ制御部7、刃物台制御部8等が接続されてい
る。ブレーキ制御部6には、ブレーキ駆動部9が接続し
ており、モータ制御部7には主軸駆動モータ10が接続し
ている。主軸駆動モータ10は、出力軸と一体化されたワ
ーク主軸11を有しており、ワーク主軸11の図中右端には
チャック12が着脱自在に設けられている。チャック12に
は加工すべきワーク13が把持自在に装着されており、更
にワーク主軸11の図中左方には回転数検出器15及び回転
角度検出器14が前述のモータ制御部7に接続された形で
設けられている。ワーク主軸11の回転角度検出器14の更
に左方には、ブレーキ装置16を構成するブレーキ板16a
が固着されており、ブレーキ板16aの図中下部には、コ
の字形に形成されたブレーキ本体16bが設けられてい
る。ブレーキ本体16bには、ブレーキライニングを表面
に装着したブレーキシュー16c、16cがブレーキ板16aを
両側から挾み込む形で、ブレーキ板16aに対して突出駆
動自在に設けられている。ブレーキ本体16bには前述の
ブレーキ駆動部9がブレーキシュー16c、16cを駆動自在
なる形で接続されている。
また、主軸駆動モータ10の図中右方には、刃物台17
が、刃物台制御部8により互いに直交するX、Z軸方向
に移動駆動自在に設けられており、刃物台17にはドリ
ル、フライス等の回転工具19が回転駆動自在に、またバ
イト等の旋削工具(図示せず)が設けられている。
複合加工工作機械1は、以上のような構成を有するの
で、複合加工工作機械1を用いてチャック12に把持され
たワーク13に対して旋削及びC軸制御を伴うミーリング
加工等を行う場合には、主制御部2は加工プログラムメ
モリ3から、ワーク13に対応した加工プログラムPROを
読み出し、該加工プログラムPROに基づいて主軸駆動モ
ータ10を駆動制御して加工を行う。この際、主制御部2
はシステムプログラムメモリ5から、ワーク主軸制御プ
ログラムWSPを読み出し、該ワーク主軸制御プログラムW
SPにより主軸駆動モータ10を駆動制御する。
即ち、ワーク主軸制御プログラムWSPは、第2図に示
すように、ステップS1で、加工プログラムPROに指示さ
れた加工が旋削加工であるかC軸制御によるミル加工等
であるかを、加工プログラムPROの内容から判定する。
加工プログラムPRO中には、通常の旋削工程とC軸制御
を伴う加工工程とが、適宜な制御コードにより区分され
た形で格納されているので、加工プログラムPROに指示
された加工が旋削加工であるかC軸制御加工であるかの
判定は容易に行うことが出来る。
加工プログラムPRO中に、旋削工具を用いた旋削加工
が指示されていた場合には、ステップS2に入り、主制御
部2はモータ制御部7に対して、ワーク主軸11を加工プ
ログラムPROで指示された周速で回転させるように指令
すると共に、刃物台制御部8を介して刃物台17を加工プ
ログラムPROの指令に基づいてX、Z方向に移動駆動し
て、刃物台17上に装着された旋削工具により、チャック
12に把持されたワーク13に対して所定の旋削加工を行
う。なお、この際、ブレーキ装置16は何ら駆動されてい
ないので、ワーク主軸11は何らの拘束も受けること無く
自由に回転し得る状態となっており、旋削工具によるワ
ーク13に対する加工は円滑に行われる。
加工プログラムPROにおける1ステップ分の加工が完
了し、切削工具によるワーク13の加工が終了した所で、
ワーク主軸制御プログラムWSPのステップS3に入り、加
工プログラムPROの次のステップで、何らかの加工が指
令されているか否かを判定し、何らの加工も指令されて
いない場合には、加工プログラムPROによる加工は終了
したものと判定して、当該ワーク13に対する加工を終了
する。また、ワーク主軸制御プログラムWSPのステップS
3で、加工プログラムPROの次のステップで、何らかの加
工が指令されているものと判断された場合には、ステッ
プS1に戻り、加工プログラムPROに指示された加工が旋
削加工であるかC軸制御を伴うC軸制御加工であるかを
判定する。
ステップS1で、加工プログラムPROで指令された加工
がC軸制御加工の場合には、ステップS4に入り、主制御
部2はモータ制御部7を介して主軸駆動モータ10を駆動
して、加工プログラムPROの加工ステップで指示された
C軸角度位置に、ワーク主軸11を低速で回転し、位置決
めする。ワーク主軸11が所定のC軸角度位置に位置決め
され、それによりチャック12に把持されたワーク13も所
定のC軸位置に位置決めされたところで、ステップS5に
入り、C軸制御を伴う加工が、C軸を回転させつつ、従
ってワーク13を回転させつつ回転工具による加工を行う
コンタリング(輪郭)加工等の、C軸角度変化加工か、
C軸(ワーク13)を所定の角度位置に固定した形でドリ
リングやキー溝の加工を行うC軸角度固定加工か否かを
判定する。C軸制御加工がC軸を回転させつつ加工を行
うC軸角度変化加工の場合には、ステップS6に入り、主
制御部2はブレーキ制御部6を介してブレーキ駆動部9
に対してブレーキ装置16によるワーク主軸11のブレーキ
動作を指令する。すると、ブレーキ駆動部9はブレーキ
装置16の各ブレーキシュー16c、16cをブレーキ板16a側
に移動させ、ブレーキ板16aをブレーキシュー16c、16c
により軽く挾み込む。これにより、ワーク主軸11は、そ
の回転に伴う抵抗がブレーキ装置16によるブレーキ作用
により増加し、そのC軸回りの剛性が向上する。この状
態で、モータ制御部7は主軸駆動モータ10を加工プログ
ラムPROの指示に基づいて、ブレーキ装置16によるブレ
ーキ作用に抗する形で低速で回転させて、ワーク主軸11
に把持されるワーク13を所定の角速度で回転させると共
に、刃物台制御部8は刃物台17をX軸及びZ軸方向に移
動駆動させて、該刃物台17に装着された回転工具19によ
り所定のミーリング加工をワーク13に対して行う(ステ
ップS7)。この際、ワーク主軸11には回転工具19による
切削動作により断続的に強い切削力が作用するが、ワー
ク主軸11はブレーキ装置16によりブレーキが掛けられた
状態にあり、そのC軸回りの剛性が向上しているので、
回転工具19による切削力がワーク主軸11を、モータ制御
部7による制御動作に抗して強制的に回転させてしまう
ような事態の発生は未然に防止される。
こうして、回転工具19によるワーク13のミーリング加
工が終了したところで、ステップS8に入り、ブレーキ制
御部6はブレーキ駆動部9に対してブレーキ動作の停止
を指令し、これを受けてブレーキ駆動部9はブレーキ装
置16のブレーキシュー16c、16cをブレーキ板16aから遠
ざかる方向に移動駆動し、それまでのワーク主軸11のブ
レーキ状態を解除する。
次に、ワーク主軸制御プログラムWSPはステップS3に
入り、加工プログラムPROの次のステップで、何らかの
加工が指令されているか否かを判定し、何らの加工も指
令されていない場合には、加工プログラムPROによる加
工は終了したものと判定して、当該ワーク13に対する加
工を終了する。また、ワーク主軸制御プログラムWSPの
ステップS3で、加工プログラムPROの次のステップで、
何らかの加工が指令されているものと判断された場合に
は、ステップS1に戻り、加工プログラムPROに指示され
た加工が旋削加工であるかC軸制御加工であるかを判定
する。
ステップS1で、加工プログラムPROで指令された加工
がC軸制御加工の場合には、ステップS4に入り、主制御
部2はモータ制御部7を介して主軸駆動モータ10を駆動
して、加工プログラムPROの加工ステップで指示された
C軸角度位置に、ワーク主軸11を低速で回転し、位置決
めする。ワーク主軸11が所定のC軸角度位置に位置決め
され、それによりチャック12に把持されたワーク13も所
定のC軸位置に位置決めされたところで、ステップS5に
入り、C軸制御を伴う加工がC軸角度変化加工かC軸角
度固定加工か否かを判定する。C軸制御加工がC軸角度
固定加工の場合には、ステップS9に入り、主制御部2は
ブレーキ制御部6を介してブレーキ駆動部9に対してブ
レーキ装置16によるワーク主軸11のクランプ動作を指令
する。すると、ブレーキ駆動部9はブレーキ装置16の各
ブレーキシュー16c、16cをブレーキ板16a側に移動さ
せ、ブレーキ板16aをブレーキシュー16c、16cにより挾
み込む形でクランプする。これにより、ワーク主軸11
は、ブレーキ装置16によるクランプ作用にそのC軸回り
の回転が拘束されたクランプ状態となり、ワーク主軸11
にチャック12を介して把持されるワーク13も所定のC軸
角度位置で固定保持される。そこで、刃物台制御部8は
刃物台17をX軸及びZ軸方向に移動駆動させて、該刃物
台17に装着された回転工具19により所定のドリル加工や
キー溝加工等のミーリング加工をワーク13に対して行う
(ステップS10)。この際、ワーク主軸11はブレーキ装
置16によりクランプされた状態にあるので、回転工具19
による切削力がワーク主軸11に作用しても、ワーク13は
所定の角度位置に正確に保持される。
こうして、回転工具19によるワーク13のC軸制御加工
が終了したところで、ステップS11に入り、ブレーキ制
御部6はブレーキ駆動部9に対してクランプ動作の停止
を指令し、これを受けてブレーキ駆動部9はブレーキ装
置16のブレーキシュー16c、16cをブレーキ板16aから遠
ざかる方向に移動駆動し、それまでのワーク主軸11のク
ランプ状態を解除する。
次に、ワーク主軸制御プログラムWSPはステップS3に
入り、加工プログラムPROの次のステップで、何らかの
加工が指令されているか否かを判定し、何らの加工も指
令されていない場合には、加工プログラムPROによる加
工は終了したものと判定して、当該ワーク13に対する加
工を終了する。また、ワーク主軸制御プログラムWSPの
ステップS3で、加工プログラムPROの次のステップで、
何らかの加工が指令されているものと判断された場合に
は、ステップS1に戻り、既に述べた手順を繰り返しなが
ら、加工を継続してゆく。
(g).発明の効果 以上、説明したように、本発明によれば、ワーク13を
保持しうるワーク主軸11を有し、前記ワーク主軸11に保
持されたワーク13に対して、旋削工具による旋削加工、
回転工具によるC軸角度変化加工及びC軸角度固定加工
を行なうことが出来る複合加工工作機械1において、該
ワーク主軸にC軸制御が可能な主軸駆動モータ10を該主
軸駆動モータの出力軸と前記ワーク主軸11とを一体化し
た形で接続し、該ワーク主軸にブレーキ装置16などのワ
ーク主軸のブレーキ・クランプ手段を設け、加工プログ
ラムPROを格納した加工プログラムメモリ3を設け、前
記加工プログラムメモリ中に格納された加工プログラム
に示された加工すべき内容が、旋削加工、C軸角度変化
加工またはC軸角度固定加工のいずれかであるかを判定
する主制御部2などの加工内容判定手段を設け、該加工
内容判定手段により、前記加工プログラムに示された加
工すべき内容が、旋削加工と判定された場合には、前記
ブレーキ・クランプ手段によるワーク主軸11のクランプ
状態を、該ワーク主軸11が自由に回転し得る非クランプ
状態とし、C軸角度変化加工と判定された場合には、前
記ブレーキ・クランプ手段によるワーク主軸11のクラン
プ状態を、前記回転工具からワーク13を介して前記ワー
ク主軸11に作用する切削力により該ワーク主軸が強制的
に回転させられることを防止し得る程度に該ワーク主軸
の回転を制限する半クランプ状態とし、更にC軸角度固
定加工と判定された場合には、前記ブレーキ・クランプ
手段16によるワーク主軸のクランプ状態を、該ワーク主
軸のC軸角度位置を固定保持するクランプ状態に制御す
るブレーキ制御部6などのブレーキ制御手段を設け、前
記加工プログラムPROに指示された加工内容に応じて主
軸駆動モータ10を駆動制御するモータ制御部7などのモ
ータ制御手段を設けて構成したので、主軸駆動モータの
出力軸をワーク主軸と一体化した、いわゆる直結構成に
しても、加工内容に応じて、ブレーキ・クランプ手段を
駆動して、C軸制御による加工時のワーク主軸の剛性を
補う形での制御が可能となる。特に、C軸角度変化加工
においては、切削に際して回転工具からワークに作用す
る切削力が主軸を、主軸駆動モータの回転力に抗して強
制的に回転させようとするが、そうした工具から作用す
る回転力は半クランプ状態のブレーキ・クランプ手段に
より適正に保持され、過度の回転力が主軸駆動モータに
作用することが防止され、適正な状態での加工が可能と
なる。
このことは、従来の、C軸用の主軸駆動モータとワー
ク主軸が、歯車機構などの適宜な減速機構を介して接続
されていた場合には、当該減速機構により回転工具から
作用する回転力はその回転力が大幅に減殺される形でC
軸用の主軸駆動モータに伝達されることから、それほど
問題とはならなかったが、本発明のように主軸駆動モー
タの出力軸とワーク主軸とを一体化した、いわゆる直結
構成にすると、回転工具からワーク主軸に作用する回転
力は、何ら減殺されることなく主軸駆動モータに直接的
に作用することから、何らかの手段でこうした回転工具
から作用する回転力を支持する必要がある。本発明は、
こうしたワーク主軸とC軸駆動モータが直結された場合
に生じる特有な問題を、効果的に解決することが可能と
なる。
このように、こうした構成により、従来のようなC軸
駆動モータのワーク主軸に対する切離し・接続動作が不
要でしかもC軸制御時の主軸剛性を十分に確保した複合
加工工作機械の提供が可能となる。
更に、「前記加工プログラムメモリ中に格納された加
工プログラムに示された加工すべき内容が、旋削加工、
C軸角度変化加工またはC軸角度固定加工のいずれかで
あるかを判定する加工内容判定手段を設け、該加工内容
判定手段により、前記加工プログラムに示された加工す
べき内容が、旋削加工と判定された場合には、前記ブレ
ーキ・クランプ手段によるワーク主軸11のクランプ状態
を、該ワーク主軸11が自由に回転しうる非クランプ状態
とし、C軸角度変化加工と判定された場合には、前記ブ
レーキ・クランプ手段によるワーク主軸11のクランプ状
態を、前記回転工具からワーク13を介して前記ワーク主
軸11に作用する切削力により該ワーク主軸が強制的に回
転させられることを防止しうる程度に該ワーク主軸の回
転を制限する半クランプ状態とし、更にC軸角度固定加
工と判定された場合には、前記ブレーキ・クランプ手段
によるワーク主軸のクランプ状態を、該ワーク主軸のC
軸角度位置を固定保持するクランプ状態に制御するブレ
ーキ制御手段を設け」たので、前記したブレーキ・クラ
ンプ手段のブレーキ制御態様を、加工内容判定手段によ
る加工プログラムの加工内容の判定結果に基づいて、ブ
レーキ制御手段が非クランプ状態、半クランプ状態、ク
ランプ状態の3つの状態から選択的に実行することが出
来、オペレータが加工の度にこれから行なう加工の内容
を検討したり、更に当該加工内容にあったブレーキ・ク
ランプ手段のブレーキ制御態様を検討し、指示したりす
る必要がなく、加工の大幅な自動化に寄与することが出
来る。
また、本発明によれば、ワーク13を保持しうるワーク
主軸11を有し、前記ワーク主軸11に保持されたワーク13
に対して、旋削工具による旋削加工、回転工具によるC
軸角度変化加工及びC軸角度固定加工を行なうことが出
来る複合加工工作機械1において、該ワーク主軸にC軸
制御が可能な主軸駆動モータ10を該主軸駆動モータの出
力軸と前記ワーク主軸11とを一体化した形で接続し、該
ワーク主軸にワーク主軸のブレーキ装置16などのブレー
キ・クランプ手段を設け、加工プログラムPROを格納し
た加工プログラムメモリ3を設け、前記加工プログラム
メモリ3中に格納された加工プログラムPROに示された
加工すべき内容が、旋削加工、C軸角度変化加工または
C軸角度固定加工のいずれかであるかを判定する主制御
部2などの加工内容判定手段を設け、該加工内容判定手
段により、前記加工プログラムに示された加工すべき内
容が、旋削加工と判定された場合には、前記ブレーキ・
クランプ手段によるワーク主軸のクランプ状態を、該ワ
ーク主軸が自由に回転し得る非クランプ状態として、前
記主軸駆動モータにより前記ワーク主軸を回転させつつ
前記ワークに対する加工を行い、前記加工内容判定手段
により、前記加工プログラムに示された加工すべき内容
が、C軸角度変化加工と判定された場合には、前記ブレ
ーキ・クランプ手段によるワーク主軸のクランプ状態
を、前記回転工具からワークを介して前記ワーク主軸に
作用する切削力により該ワーク主軸が強制的に回転させ
られることを防止しうる程度に該ワーク主軸の回転を制
限する半クランプ状態として、前記主軸駆動モータによ
り前記ワーク主軸を回転させつつ前記ワークに対する加
工を行い、該加工内容判定手段により、前記加工プログ
ラムに示された加工すべき内容が、C軸角度固定加工と
判定された場合には、前記ブレーキ・クランプ手段によ
るワーク主軸のクランプ状態を、該ワーク主軸のC軸角
度位置を固定保持するクランプ状態として、前記ワーク
に対する加工を行なうようにして構成したので、前述の
場合と同様な効果を達成することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による複合加工工作機械の1実施例を示
す制御ブロック図、 第2図はワーク主軸制御プログラムの一例を示すフロー
チャートである。 1……複合加工工作機械 2……加工内容判定手段(主制御部) 6……ブレーキ制御手段(ブレーキ制御部) 7……モータ制御手段(モータ制御部) 10……主軸駆動モータ 11……ワーク主軸 13……ワーク 16……ブレーキ・クランプ手段(ブレーキ装置) PRO……加工プログラム
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−22203(JP,A) 実開 昭48−106570(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23B 19/00 B23Q 15/00 B23Q 16/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークを保持しうるワーク主軸を有し、 前記ワーク主軸に保持されたワークに対して、旋削工具
    による旋削加工、回転工具によるC軸角度変化加工及び
    C軸角度固定加工を行なうことが出来る複合加工工作機
    械において、 該ワーク主軸にC軸制御が可能な主軸駆動モータを該主
    軸駆動モータの出力軸と前記ワーク主軸とを一体化した
    形で接続し、 該ワーク主軸にワーク主軸のブレーキ・クランプ手段を
    設け、 加工プログラムを格納した加工プログラムメモリを設
    け、 前記加工プログラムメモリ中に格納された加工プログラ
    ムに示された加工すべき内容が、旋削加工、C軸角度変
    化加工またはC軸角度固定加工のいずれかであるかを判
    定する加工内容判定手段を設け、 該加工内容判定手段により、前記加工プログラムに示さ
    れた加工すべき内容が、旋削加工と判定された場合に
    は、前記ブレーキ・クランプ手段によるワーク主軸のク
    ランプ状態を、該ワーク主軸が自由に回転しうる非クラ
    ンプ状態とし、C軸角度変化加工と判定された場合に
    は、前記ブレーキ・クランプ手段によるワーク主軸のク
    ランプ状態を、前記回転工具からワークを介して前記ワ
    ーク主軸に作用する切削力により該ワーク主軸が強制的
    に回転させられることを防止しうる程度に該ワーク主軸
    の回転を制限する半クランプ状態とし、更にC軸角度固
    定加工と判定された場合には、前記ブレーキ・クランプ
    手段によるワーク主軸のクランプ状態を、該ワーク主軸
    のC軸角度位置を固定保持するクランプ状態に制御する
    ブレーキ制御手段を設け、 前記加工プログラムに指示された加工内容に応じて主軸
    駆動モータを駆動制御するモータ制御手段を設けて構成
    した複合加工工作機械。
  2. 【請求項2】ワークを保持しうるワーク主軸を有し、 前記ワーク主軸に保持されたワークに対して、旋削工具
    による旋削加工、回転工具によるC軸角度変化加工及び
    C軸角度固定加工を行なうことが出来る複合加工工作機
    械において、 該ワーク主軸にC軸制御が可能な主軸駆動モータを該主
    軸駆動モータの出力軸と前記ワーク主軸とを一体化した
    形で接続し、 該ワーク主軸にワーク主軸のブレーキ・クランプ手段を
    設け、 加工プログラムを格納した加工プログラムメモリを設
    け、 前記加工プログラムメモリ中に格納された加工プログラ
    ムに示された加工すべき内容が、旋削加工、C軸角度変
    化加工またはC軸角度固定加工のいずれかであるかを判
    定する加工内容判定手段を設け、 該加工内容判定手段により、前記加工プログラムに示さ
    れた加工すべき内容が、旋削加工と判定された場合に
    は、前記ブレーキ・クランプ手段によるワーク主軸のク
    ランプ状態を、該ワーク主軸が自由に回転しうる非クラ
    ンプ状態として、前記主軸駆動モータにより前記ワーク
    主軸を回転させつつ前記ワークに対する加工を行い、 前記加工内容判定手段により、前記加工プログラムに示
    された加工すべき内容が、C軸角度変化加工と判定され
    た場合には、前記ブレーキ・クランプ手段によるワーク
    主軸のクランプ状態を、前記回転工具からワークを介し
    て前記ワーク主軸に作用する切削力により該ワーク主軸
    が強制的に回転させられることを防止し得る程度に該ワ
    ーク主軸の回転を制限する半クランプ状態として、前記
    主軸駆動モータにより前記ワーク主軸を回転させつつ前
    記ワークに対する加工を行い、 該加工内容判定手段により、前記加工プログラムに示さ
    れた加工すべき内容が、C軸角度固定加工と判定された
    場合には、前記ブレーキ・クランプ手段によるワーク主
    軸のクランプ状態を、該ワーク主軸のC軸角度位置を固
    定保持するクランプ状態として、前記ワークに対する加
    工を行なうようにして構成した複合加工工作機械の制御
    方法。
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