JPH0635082B2 - 数値制御旋盤の切削制御方法 - Google Patents

数値制御旋盤の切削制御方法

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JPH0635082B2
JPH0635082B2 JP28790488A JP28790488A JPH0635082B2 JP H0635082 B2 JPH0635082 B2 JP H0635082B2 JP 28790488 A JP28790488 A JP 28790488A JP 28790488 A JP28790488 A JP 28790488A JP H0635082 B2 JPH0635082 B2 JP H0635082B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は複数の主軸を有し、各主軸の全て又は一部に送
り機構を具備した数値制御旋盤の長尺ワークに対する加
工制御方法に関する。
(従来の技術) 数値制御旋盤の加工、特に長尺加工ではいわゆるビビリ
が発生し易く、これを防止するために従来技術では第9
図の如くワークレスト8等の補助装置を設けたり、切削
速度を変更したりする必要があった。すなわち、第9図
に示すように数値制御旋盤は左主軸1及び右主軸2を有
しており、各主軸に取付けられたチャック3及び4で長
尺の加工物7を両側より把持している。加工物7は左刃
物台5及び/又は右刃物台6によって切削されるように
なっており、長尺の加工物7の心振れはワークレスト8
によって防止されるようになっている。
(発明が解決しようとする課題) 上述のような数値制御旋盤の旋削加工において、加工物
7に引っ張り力(以下、プリロードとする)を与えると
ビビリが少なくなることは既に知られており、本発明は
この点に着目してなされたものである。本発明によれ
ば、主軸送り用サーボシステムの発生トルクを制御し、
これにより加工物へ任意のプリロードを与えるようにし
ており、ワークレストを用いたり、切削速度を変更した
りすることなくビビリの少ない切削方法を提供できるも
のである。すなわち、本発明の目的は、長尺外径の切削
加工時にもビビリの少ない高精度な加工制御方法を提供
することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は、対向した2つの主軸を有し、前記各主軸に送
り機構を具備した数値制御旋盤の切削制御方法に関する
もので、本発明の上記目的は、前記各主軸に取付けられ
たチャックにより加工物を両側から把持して前記各主軸
を回転させて切削を行なう際、主軸送り用サーボシステ
ムの出力トルクを任意にプログラム指令する手段を設
け、一方又は両方の主軸を前記主軸送り用サーボシステ
ムによりワーク軸方向に動作させることにより前記加工
物へ前記プログラム指令されたプリロードを与え、当該
プリロードの入及び切を行なう手段を設けて切削するよ
うにすることによって達成される。
(作用) 本発明では、長尺の加工物を両側から2つのチャックに
よって把持し、一方又は両方の主軸送り用サーボモータ
にトルクリミットをかけ、プログラム指令値通りのプリ
ロードをかける手段を設けると共に、さらに同プリロー
ドを入及び切する手段を設けており、これにより長尺外
径加工時にビビリの少ない高精度な加工を可能としてい
る。
第3図は左右2つの主軸1及び2が対向する2スピンド
ル旋盤において、加工物7に対する溝入れ加工の機械状
態を示しており、左主軸1及び右主軸2はそれぞれZA
びZBで示される如くZ軸方向に移動することができる構
造となっており、左主軸1及び右主軸2にそれぞれ取付
けられたチャック3及び4により長尺の加工物7を把持
している。この状態で加工物7に溝入れ加工を行なうに
は左刃物台5を負方向へ移動させればよいが、本発明で
は、この時に左主軸1又は右主軸2の片方又は両方をワ
ーク軸方向へ引っ張り、加工物7にプリロードを与えて
加工しようとするものであり、このプリロードは左主軸
送り用サーボシステム又は右主軸送り用サーボシステム
がZA正又はZB正へ移動する方向のトルクを発生すること
により行なわれる。
また、第4図はサブスピンドルと呼ばれる副主軸付旋盤
における外径加工時の状態を示している。加工物16は、
主軸11及び副主軸12に取付けられたチャック13及び14に
よって把持されており、刃物台15がX軸及びZ軸方向に
移動して加工される。この場合、本発明では副主軸12を
その送り用サーボシステムによりZ軸と平行、つまりワ
ーク軸方向(W軸正方向)にトルクを発生させ、加工物
16にプリロードを与えて加工を行なうものである。
さらに第5図は2サドル旋盤の場合を示しており、加工
物27は主軸21に取付けられたチャック22と、上刃物台25
に取付けられたピックオフチャック23とにより把持され
ており、下刃物台26によって加工を行なう場合を示して
いる。この例では、上刃物台25の回転工具軸24は第4図
における副主軸12と同様な機能を有しており、上刃物台
25を当該サーボシステムによりワーク軸方向(ZA 正方
向)へ移動させることにより、加工物27へプリロードを
与えることができる。
以上に示した第3図,第4図及び第5図のいずれの場合
においても、各加工物7,16,27 へ各サーボシステムによ
り任意のプリロードをかける必要があり、このためのプ
ログラム例をそれぞれ第6図〜第8図に示す。すなわ
ち、第3図の場合のプログラムは第6図であり、第4図
の場合のプログラムは第7図であり、第5図の場合のプ
ログラムは第8図である。いずれのプログラム例も加工
物は両側のチャックにより把持された状態から示してあ
り、コード“G29 ”によって当該軸のプリロード値を設
定し、コード“MZ”及び“MW”によって当該軸のプリロ
ードの入/切を指令するものである。
(実施例) 次に、プログラム指令によりプリロード値及びプリロー
ドの入/切を制御する実施例について、第1図及び第2
図を用いて説明する。
第1図は本発明による加工物44へのプリロード制御時の
Z軸又はW軸のサーボシステムのブロック構成図であ
り、一点鎖線50内が本発明による追加部でり、その他は
従来の一般的なサーボシステムとなっている。すなわ
ち、加工物44は主軸45及び47(又はサドル)に把持され
ており、サーボモータ42でボールネジ46を駆動すること
によって加工物44にプリロードを与えるようになってい
る。そして、ボールネジ46の駆動による主軸47の位置は
位置検出器43によって検出され、位置検出信号PDS は目
標位置生成部34及び減算器36A に入力されると共に、位
置/ 速度変換部39に入力されている。
そして、プログラムメモリ31内の加工プログラムはプロ
グラム解釈部32で解釈され、プリロード値指定コード、
つまり前述したプログラム例ではコード“G29 ”を検出
すると、それに続いて記載されているプリロード値PVを
プリロード値/電流変換部35へ転送する(ステップS
1)。プリロード値/電流変換部35ではプリロード値PV
をサーボシステムのトルク、つまり電流指令値ISに変換
して電流(トルク)リミッタ40に入力し(ステップS
2)、電流(トルク)リミッタ40は入力された電流指令
値ISに相当するトルクにサーボシステムの出力トルクを
制限する(ステップS3)。たとえば、第6図のプログラ
ム例では“PZ=aaa”で指令した値にサーボシステムの出
力トルクを制限することが可能となる。次に、プログラ
ム解釈部32でプリロード入指令を検出すると(ステップ
S4)、プリロード入/切指令PSが目標位置生成部34へ送
られる。また、プリロード方向設定パラメータ33には、
予め当該送りサーボシステムが加工物44へ与えるプリロ
ードの方向を示すパラメータPPR が設定されており、こ
のパラメータPPR が目標位置生成部34に入力されるよう
になっている(ステップS5)。目標位置生成部34はプロ
グラム解釈部32からのプリロード入指令時に、当該送り
サーボシステムが示す現在位置をもとにして、つまり位
置検出信号PDS に従って予め設定されているパラメータ
PPR が示す方向の目標位置TPを生成する(ステップS
6)。この目標位置TPを位置指令演算部36に入力して関
数発生を行なうことにより(ステップS7)、速度指令演
算部37,電流(トルク)指令演算部38,電流(トルク)
リミッタ40及びパワー増幅器41を介してサーボモータ42
は加工物44にプリロードがかかる方向へ回転しようとす
る。ここで、サーボモータ42の回転軸は第1図の如くボ
ールネジ46,主軸47及び加工物44により主軸45に機械的
に結合されているため、サーボモータ42は実際には回転
せず、サーボモータ42は拘束状態となる。したがって、
サーボモータ42はサーボシステムが許す限りの最大トル
クを発生しようとするが、前述の如く電流(トルク)リ
ミッタ40により出力が制限されているため、最終的にプ
ログラム指令したプリロード値PVに基づくプリロードが
加工物44へ与えられることになる。
この状態で加工物44に対する切削プログラムを実行する
ことになる(ステップS20)。
次に、プリロードを解除する場合について説明する。
プログラム解釈部32がプリロード切指令を検出すると
(ステップS8)、このときのプリロード入/切指令PSが
目標位置生成部34へ送られる。ここで、目標位置生成部
34はプリロード指令時の現在位置(PDS) をそのまま目標
位置TPとして位置指令演算部36へ入力する(ステップS
9)。したがって、速度指令演算部37への入力が零とな
り、サーボモータ42の出力トルクが低減し、加工物44へ
のプリロードを解除することができる(ステップS1
0)。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、加工プログラムにより加
工物へのプリロードの入/切及びそのプリロード値を任
意に指定することができ、ワークレスト等の補助装置を
用いることなく、切削時のビビリを軽減することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による加工物へのプリロードを実現する
装置の一実施例を示すブロック構成図、第2図はその動
作例を示すフローチャート、第3図〜第5図はそれぞれ
本発明によるプリロード切削時の機械状態を示す図、第
6図〜第8図はそれぞれ第3図〜第5図の場合のプログ
ラム例を示す図、第9図は従来方式のビビリ軽減加工時
の機械状態を示す図である。 1……左主軸、2……右主軸、3,4 ……チャック、5…
…左刃物台、6……右刃物台、7,16,27,44……加工物、
8……ワークレスト、11……主軸、12……副主軸、13,1
4 ……チャック、15……刃物台、21……主軸、22……チ
ャック、23……ピックオフチャック、24……回転工具
軸、25……上刃物台、26……下刃物台、31……プログラ
ムメモリ、32……プログラム解釈部、33……プリロード
方向設定パラメータ、34……目標位置生成部、35……プ
リロード値/電流変換部、36……位置指令演算部、37…
…速度指令演算部、38……電流(トルク)指令演算部、
39……位置/速度変換部、40……電流(トルク)リミッ
タ、41……パワー増幅器、42……サーボモータ、43……
位置検出器、45,47 ……主軸、46……ボールネジ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対向した2つの主軸を有し、前記各主軸に
    送り機構を具備した数値制御旋盤において、前記各主軸
    に取付けられたチャックにより加工物を両側から把持し
    て前記各主軸を回転させて切削を行なう際、主軸送り用
    サーボシステムの出力トルクを任意にプログラム指令す
    る手段を設け、一方又は両方の主軸を前記主軸送り用サ
    ーボシステムによりワーク軸方向に動作させることによ
    り前記加工物へ前記プログラム指令されたプリロードを
    与え、当該プリロードの入及び切を行なう手段を設けて
    切削するようにしたことを特徴とする数値制御旋盤の切
    削制御方法。
  2. 【請求項2】前記主軸の1つがサドルである請求項1に
    記載の数値制御旋盤の切削制御方法。
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