JP2896586B2 - モールドモータ - Google Patents

モールドモータ

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JP2896586B2 JP33764789A JP33764789A JP2896586B2 JP 2896586 B2 JP2896586 B2 JP 2896586B2 JP 33764789 A JP33764789 A JP 33764789A JP 33764789 A JP33764789 A JP 33764789A JP 2896586 B2 JP2896586 B2 JP 2896586B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、モールドモータに関するものである。
[従来の技術] 従来、第6図に示すように、固定子鉄心112と巻線116
を樹脂で一体的にモールドしたモールド体120の内腔
に、回転子鉄心146を固着した回転子軸148を配し、ま
た、前記モールド体120の内腔の両端開口部に、軸受15
8,158を配して、回転子軸148を回転自在に支承したモー
ルドモータがある。
このようなモールドモータにおいては、軸受158,158
を保持するベアリングブラケット150,150がモールド体
の両端開口部に取付けられる。特に最近では、ネジ止め
を少なくして、モータの組立てを簡略化するために、前
記両端開口部に円環状の取付け空間126,126を設け、こ
の取付け空間126,126の内周面126a,126aにベアリングブ
ラケット150,150を嵌着して固定することが行なわれて
いる。この場合、ベアリングブラケット150,150の取付
け空間126、126の内周面126a、126aの軸心を固定子の軸
心、すなわち、中央の回転子収容空間124の軸心と一致
させる必要が有る。
[発明が解決しようとする課題] しかし、前記モールド体120の両端開口部における取
付け空間126,126の内径が、中央の回転子収容空間124よ
り大きくなっているため、型抜きの関係によって、これ
ら双方の取付け空間126,126を回転子収容空間124を含め
て一体の型により成形することはできない。すなわち、
例えば、一方の取付け空間126を回転子収容空間124とと
もに芯金によって、他方の取付け空間126を上型によっ
て成形する等、別体の型によって成形せざるを得ない。
このように別体の型によって成形するものであると、
前記両取付け空間の軸心を合わせるために、上型と芯金
等の両型を芯合せしなければならないが、上下型と芯金
等の組合せ構造上、嵌合部にごく僅かな遊びがあり、そ
のため両型の芯合せが難しい。
さらに、前記遊びは、通常エアーギャップの1/10程度
以下に設定されているが、何千回、何万回といったモー
ルドの繰返しにより型が古くなればなるほど、前記遊び
が大きくなり、その結果、ますます軸心を一致させるこ
とが困難になり、モールド体内腔における両端開口部の
両取付け空間の軸心にずれが生じる。
この両取付け空間の軸心のずれは、回転子軸の偏心に
つながり、モータの作動時に振動、騒音を誘発するとい
った問題があった。
そこで本発明は、上記従来の問題を解消し、モールド
体内腔における各部分の軸心を一致させることができ、
回転子軸の偏心の恐れのないモールドモータを提供する
ことを目的としたものである。
[問題を解決するための手段] 円形に配した固定子鉄心に巻線を施した固定子を、樹
脂等のモールド材料でモールドしてなるモールド体の内
腔において、円柱状の回転子収容空間の一端側開口部
を、この回転子収容空間よりも径小の円柱状の軸受取付
け空間として、また他端側開口部を、回転子収容空間以
上の径を有するベアリングブラケットの取付け空間とし
て、それぞれ回転子収容空間と同軸に形成し、回転子収
容空間に収容した回転子を、前記軸受空間の嵌着した軸
受と、ブラケット取付け空間に取着したベアリングブラ
ケットに保持される軸受とにより回転自在に軸支して構
成した。
さらに、前記一端側開口部における軸受取付け空間を
形成する周面には、周方向一定間隔おきの数箇所に、回
転子収容空間に続く内側端部を残して開口端から軸方向
に延びる切欠部を設け、この切欠部に対応する突部を外
周に有する円環状のストッパを、前記突部を前記切欠に
嵌合して内側端部に係止せしめ、回転子軸をこのストッ
パに嵌挿するとともに、このストッパの軸方向外側にお
いて軸受を前記軸受取付け空間の周面に嵌着させて保持
した。
[作用] 本発明のモールドモータにおいては、固定子を樹脂等
のモールド材料によってモールドして、モールド体とし
て一体化し、その内腔を、軸受取付け空間と、回転子収
容空間と、ベアリングブラケット取付け空間とが、順次
径大となるように形成したことによって、モールドの際
に、これらの各空間に対応する部分を有する1つの芯金
を用いてモールドすることができる。すなわち、樹脂等
のモールド材料の硬化後に、この芯金を最大径を有する
開口部側から引掛りなく引き抜くことができ、型抜き上
の問題がない。
さらに、モールド体の内腔において、軸受取付け空間
と、回転子鉄心を収容する空間と、ベアリングブラケッ
ト取付け空間とを、同軸にして一つの芯金によって成形
できるので、何千、何万回のモールド成形によって古く
なったタイプの金型を使用する場合でさえも、軸心がず
れることがなく、したがって、前記軸受取付け空間に嵌
着される軸受と、ベアリングブラケット取付け空間に取
着されたベアリングブラケットに保持される軸受の軸
心、延いては軸受により支承される回転子軸に偏心を生
じさせる恐れがない。
また、請求項2のように構成すると、軸受をストッパ
に係止することにより、軸受取付け空間の内面にベアリ
ングブラケットを使用せずに嵌着でき、しかもストッパ
は外方から嵌着できる。
[実施例] 以下、本発明の1実施例を図面に基づいて説明する。
第1図において、46は回転子鉄心、48は回転子軸であ
り、これら鉄心46および軸48により回転子を構成してい
る。52、58はこの回転子を回転自在に支承する軸受であ
る。また、50は円板よりなる絞り加工されたベアリング
ブラケットであり、前記軸受52はこのベアリングブラケ
ット50によって保持される。
また、第2図において、10は円形に配された固定子で
あり、この固定子10は固定子鉄心12に設けたスロット14
毎にコイル16をトロイダル状に巻回したものである。固
定子鉄心12の内端には複数の歯18が形成されている。こ
の固定子10を樹脂等のモールド材で歯18の内面を残して
埋設するようにモールドし、モールド体20として一体に
形成する。
第3図は、前記モールド体20の断面図を示す。22は前
記軸受58を取付ける円柱状の軸受取付け空間、24は前記
回転子よりエアーギャップの分だけ径大に形成した円柱
状の回転子収容空間、26は前記ベアリングブラケットの
周縁が係合する円柱状のベアリングブラケット取付け空
間である。回転子収容空間24は軸受取付け空間22よりも
径大に、ベアリングブラケットの取付け空間26は回転子
収容空間24よりも径大に形成する。
また、前記軸受取付け空間22を形成する内周面におけ
る、周方向一定間隔おきの3箇所に、前記軸受取付け空
間22に続き、内側端部60を係止部として残すように軸方
向の切欠部59を設ける。
上記のように形成されるモールド体20の成形方法につ
いて、次に説明する。
第4図において、28および30はモールド体の外形を形
成する上型および下型である。
また、32はモールド体20の内腔において、軸受取付け
空間22、回転子収容空間24、および、ベアリングブラケ
ット取付空間26を形成する円柱状の芯金である。
前記上型28は、前記芯金32の上部を嵌挿可能にし、さ
らに前記モールド体20の最小径開口部側の端面、外周面
の一部を形成し得る凹部の形状を有する。さらに、この
上型28は、嵌挿した前記芯金32の上部の軸受取付け空間
22を形成する部分44の外周面の周方向、一定間隔おき
に、前記モールド体20にストッパ54嵌挿用の切欠部59を
形成し得る突出部36を、軸方向に3か所設けている。
また、前記下型30は、前記モールド体20の最大径開口
部側の端部の一部、外周面の一部を決め得る凹部の形状
を有している。
また、前記芯金32は、最大径開口部側の端面の一部を
形成する円柱状の部分38、この部分と同軸に、上方に連
続して、ベアリングブラケット取付け空間26を形成する
円柱状の部分40、回転子収容空間24を形成する円柱状の
部分42、軸受取付け空間22を形成する円柱状の部分44を
順次形成したものである。
これらの部分38、40、42、44は下部から上部にゆくに
従って順次小径となっており、固定子10をモールドした
後にこの芯金32を、ベアリングブラケット50を取付ける
開口部側から引掛りなく引き抜くことができる。したが
って、モールド体20内腔の前記軸受取付け空間22、回転
子収容空間24、ベアリングブラケット取付け空間26を1
つの芯金32によって形成することができる。
固定子10を樹脂でモールドしてモールド体20を形成す
る際には、まず、下型30内に芯金32を嵌合し、芯金32の
周囲に固定子10を配し、さらに、上型28を下型30に嵌め
合わせ、下型30、上型28、および芯金32によって形成さ
れた空間45に、注入口(図示せず)を介して樹脂等のモ
ールド材を注入する。この樹脂が硬化した後、上型28を
下型30と引き離して、樹脂によってモールドされた、第
3図に示すモールド体20を引き抜けばよい。
次に、このモータの組立て方法について説明する。
第1図に示すように、まず回転子鉄心46を回転子軸48
に固着した回転子を、モールド体20の一方に設けたベア
リングブラケット取付け空間26側から挿入する。この
際、前記回転子鉄心46は固定子鉄心12に対応する位置に
保持する。また、このベアリングブラケット取付け空間
26にベアリングブラケット50を嵌着した後、前記回転子
を回転自在に支承する軸受をこのベアリングブラケット
50に圧入する。そして、外側からC型止輪53を前記回転
子軸48に装着する。このC型止輪53は前記軸受52を軸方
向に移動するのを防止するためのものであり、前記回転
子軸48の所定の位置に設けた周方向にわたる溝53に嵌合
する。
一方、第5図に示すように、挿入した前記回転子軸48
が、他方の開口部、つまり軸受取付け空間22から突出し
ている。この回転子軸48上において、モールド時に設け
た切欠部59に嵌合させてストッパ54を装着する。さら
に、このストッパ54の外側から、ワッシャ56、軸受58を
それぞれ装着し、外側からC型止輪51を軸に装着する。
なお、前記ストッパ54は軸受取付け空間における内側端
部60によって係止されるので、前記回転子収容空間24に
入り込まず、前記軸受58が内側方向に移動することを阻
止する。
[発明の効果] 以上のように、本発明のモールドモータにおいては、
軸受取付け空間と回転子収容空間とベアリングブラケッ
トの取付け空間とが、1つの芯金によって形成されるの
で、この各空間に相当する部分を、前記芯金において同
軸に形成しておけば、モールド体内部を構成する各部分
が同軸に形成し得る。したがって、軸受取付け空間に取
付けられた軸受と、ベアリングブラケットに取付ける軸
受と、回転子収容空間の内周面とが正確に同心になる。
よって、1つの軸受取付け空間を、例えば、上型によっ
て形成し、回転子鉄心取付け空間を芯金によって形成し
た場合のように、各部分の軸がずれ、偏心を起こすこと
がないといった効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の取付け構造を示す断面図、 第2図は、固定子の斜視図、 第3図は、本発明のモールド体の断面図、 第4図は、本発明のモールド体を形成する状態を示す断
面図、 第5図は、軸受取付け空間における取付け状態を示す斜
視図、 第6図は、従来の取付け構造を示す断面図である。 10…固定子、12…固定子鉄心、16…コイル、20…モール
ド体、22…軸受取付け空間、24…回転子収容空間、26…
ベアリングブラケット取付け空間、28…上型、30…下
型、32…芯型、46…回転子鉄心、48…回転子軸、50…ベ
アリングブラケット、51…C型止輪、52,58…軸受、54
…ストッパ、59…切欠部、

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円形に配した固定子鉄心に巻線を施した固
    定子を、樹脂等のモールド材料でモールドしてなるモー
    ルド体の内腔において、円柱状の回転子収容空間の一端
    側開口部を、前記回転子収容空間より径小の円柱状の軸
    受取付け空間として、また他端側開口部を、回転子収容
    空間以上の径を有するベアリングブラケットの取付け空
    間として、それぞれ回転子収容空間と同軸に形成し、回
    転子収容空間に収容した回転子を、前記軸受取付け空間
    に嵌着した軸受と、ブラケット取付け空間に取着したベ
    アリングブラケットに保持される軸受とにより回転自在
    に軸支して構成し、前記一端側開口部における軸受取付
    け空間を形成する周面には、周方向一定間隔おきの数箇
    所に、回転子収容空間に続く内側端部を残して開口端か
    ら軸方向に延びる切欠部を設け、この切欠部に対応する
    突部を外周に有するストッパを、前記突部を前記切欠に
    嵌合して内側端部に係止せしめ、回転子軸をこのストッ
    パに嵌挿するとともに、このストッパの軸方向外側にお
    いて軸受を前記軸受取付け空間の周面に嵌着させて保持
    したことを特徴とするモールドモータ。
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