JP2895281B2 - タンディッシュ内残留スラグの処理方法 - Google Patents

タンディッシュ内残留スラグの処理方法

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  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
  • Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
  • Furnace Charging Or Discharging (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶鋼中の非金属介在物
の分離を促進する連続鋳造用タンディッシュ内におい
て、浮上スラグを除去することにより溶鋼の清浄化を図
ることができるようにしたタンディッシュ内残留スラグ
の処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鋼等の製造に一般に広く実用化されてい
る連続鋳造法におけるタンディッシュにおいて、溶融金
属中の介在物の浮上分離をさらに徹底することは、製品
の品質レベルを決める重要な技術課題である。溶融金属
中の介在物分離を促進させる技術としては、例えば特開
昭58-22317号公報に提案されているように、容器内の溶
鋼を磁界によって水平回転させ、溶鋼に遠心力を与えて
非金属介在物を回転中心部に集中させ、かつ浮上させな
がら回転中心から遠い容器の底部より溶鋼を流出させる
技術がある。この技術によれば非金属介在物を回転中心
部に容易に集中分離することができるが、下記に示すよ
うな欠点があり、溶鋼の清浄化効果に欠ける。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】連鋳プロセスにおいて
は、生産性向上から連々鋳と呼ばれる取鍋交換によって
溶鋼を連続的に鋳造する方法が一般的である。このよう
な状況下での前記公報の従来技術では、回転中心部に集
中浮上した非金属介在物や取鍋交換時に流出する取鍋砂
やスラグの集積が問題となり、多連化に適していない欠
点がある。
【0004】本発明は、これら問題点を解決するため、
回転中心部に集積した介在物やスラグを除去しつつ、多
連鋳を可能とするタンディッシュ内残留スラグの処理方
法を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、溶融金属を受
け入れてこれを回転槽中で水平回転させて非金属介在物
を除去する方法において、回転中心部に集積した介在物
やスラグを注入管のまわりに固化して系外へ除去するこ
とによって多連鋳化を達成させたものであり、その要旨
とするところは下記の通りである。
【0006】すなわち本発明は、取鍋内の溶融金属をロ
ングノズルを介して受け入れ、これを水平回転させる回
転槽と、この回転槽と連通してなる浮上槽とを具備した
タンディッシュ内に残留するスラグの処理方法におい
て、前記ロングノズルとして、溶融金属に浸漬する部分
の外径をスラグに浸漬する部分より大きくした下端部が
大径形状のロングノズルを用いると共に、前記回転槽の
回転中心部に集積したスラグに、その全重量に対して10
重量%以上の固化剤を添加し、前記ロングノズルのまわ
りにスラグを固化させ、この固化したスラグを取鍋交換
時にロングノズルと共に引き上げることによって系外に
除去することを特徴とするタンディッシュ内残留スラグ
の処理方法である。
【0007】
【作 用】一般に、取鍋からタンディッシュへの注湯
は、溶鋼の再酸化、および湯面に浮遊しているスラグの
巻込みを防止するため注入管としてロングノズルが使用
される。本発明においてもロングノズルを用いた状態で
回転槽部の溶鋼に水平回転させる。このような状況下で
は、浮上した非金属介在物やスラグがロングノズル周辺
に集まる。集積した非金属介在物やスラグ量が増すと、
これらが再度巻込まれて溶鋼の清浄化効果が半減する。
【0008】本発明は、このような集積したスラグに固
化剤を添加しスラグをロングノズルのまわりに固化させ
た後、ロングノズルを引上げることによって固化スラグ
を系外へ除去することで目的を達成させたものである。
そのためにロングノズル形状は溶鋼に浸漬している部分
の径D1 と浸漬していないスラグ部分の径D2 がD1
2 を満たす形状とする。そのためには図1に示すよう
にフランジ部10を有するロングノズル1(図1参照)あ
るいは下広テーパ部11を有するロングノズル1a(図2
参照)にするのが好適である。
【0009】以下、図面に従って本発明の構成および作
用を詳細に説明する。図1は本発明の一実施例を示す概
略断面図であり、本発明の装置は、ロングノズル1から
溶融金属を受け入れる回転槽2と、流出口3から溶融金
属を排出する浮上槽4とが流通口5を備えた仕切壁6を
介して連設されており、回転槽2の外側に水平回転磁界
を発生する磁界発生装置7が付設してある。12は流出口
3を開閉するストッパを示す。
【0010】ロングノズル1は溶融金属8中へ浸漬した
状態で使用されるため水平回転によって中心部に集中浮
上した介在物やスラグ9はロングノズル1の外周へ集ま
る。集積したスラグ9に固化剤を添加すると集積した大
部分のスラグ9は容易に固化する。図3は、固化剤の添
加量(重量%)とスラグ回収割合(%)の関係を示す。
スラグ固化に必要な添加量は MgOクリンカーであればス
ラグ総重量の約10%以上の添加量であればスラグ回収率
70%以上が十分に達成される。取鍋交換時にロングノズ
ル1を引上げロングノズル1の周囲に固化したスラグ9
を回収する。なおロングノズル1を逆立ててドーナツ状
のスラグを外せば、再使用が可能である。
【0011】
【実施例】図1に示すフランジ付ロングノズルを用い、
100tの低炭アルミキルド鋼を1.5ton/min のスループ
ット量で、5チャージの多連鋳を実施し、3チャージ目
の取鍋交換時に MgOクリンカーを2kg投入し、注入管の
まわりにスラグを固化させ、スラグ回収を行った場合
と、スラグ回収を全く行わなかった場合の製品における
表面欠陥発生指数を比較して図4に示す。
【0012】図4より、集積スラグを回収しなかった場
合、4〜5チャージ目の表面欠陥発生指数が高くなり、
集積スラグの再巻込みに起因する欠陥が増加する。これ
に対して3チャージ目の取鍋交換時に集積スラグを回収
した場合その後の4、5チャージとも欠陥発生は低いレ
ベルであることが確認できた。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は、溶融金属
を受け入れてこれを水平回転させる回転槽からなる溶融
金属中の非金属介在物除去装置において、溶融金属を取
鍋から回転槽内へ注入する際に用いるロングノズルにつ
いて溶鋼に浸漬している部分の径D1 と浸漬していない
部分の径D2 がD1 >D2 となるような形状とすること
によって回転中心部に浮上集積した残留スラグの除去が
可能となる。その結果、多連鋳が達成できると共に、表
面欠陥の少ない製品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る装置の概略断面図であ
る。
【図2】本発明の他の実施態様に係る装置の部分断面図
である。
【図3】固化剤添加量とスラグ回収割合との関係を示す
グラフである。
【図4】本発明例と比較例の製品における表面欠陥発生
指数を示すグラフである。
【符号の説明】
1 ロングノズル 2 回転槽 3 流出口 4 浮上槽 5 流通口 6 仕切壁 7 磁界発生装置 8 溶融金属 9 スラグ 10 フランジ部 11 下広テーパ部 12 ストッパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B22D 43/00 B22D 43/00 E F27D 3/15 F27D 3/15 S (56)参考文献 特開 昭63−137554(JP,A) 特開 昭62−224461(JP,A) 特開 昭60−46946(JP,A) 特開 平4−300055(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C21C 7/00 B22D 1/00 B22D 11/10 B22D 11/10 320 B22D 43/00 F27D 3/15

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取鍋内の溶融金属をロングノズルを介し
    て受け入れ、これを水平回転させる回転槽と、この回転
    槽と連通してなる浮上槽とを具備したタンディッシュ内
    に残留するスラグの処理方法において、前記ロングノズ
    ルとして、溶融金属に浸漬する部分の外径をスラグに浸
    漬する部分より大きくした下端部が大径形状のロングノ
    ズルを用いると共に、前記回転槽の回転中心部に集積し
    たスラグに、その全重量に対して10重量%以上の固化剤
    を添加し、前記ロングノズルのまわりにスラグを固化さ
    せ、この固化したスラグを取鍋交換時にロングノズルと
    共に引き上げることによって系外に除去することを特徴
    とするタンディッシュ内残留スラグの処理方法。
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