JP2895202B2 - 壁構造 - Google Patents
壁構造Info
- Publication number
- JP2895202B2 JP2895202B2 JP2274524A JP27452490A JP2895202B2 JP 2895202 B2 JP2895202 B2 JP 2895202B2 JP 2274524 A JP2274524 A JP 2274524A JP 27452490 A JP27452490 A JP 27452490A JP 2895202 B2 JP2895202 B2 JP 2895202B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- base material
- cover
- outer flange
- joint
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Finishing Walls (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、複数枚のセラミックス壁材を下地材に並
べて固定した壁構造に関するものである。
べて固定した壁構造に関するものである。
従来、セラミックス壁材の下地材への固定は、接着剤
のみによる圧着固定であった。
のみによる圧着固定であった。
このため、セラミックス壁材に反り等があると、その
接合部に面外段差が生じることがあった。また、セラミ
ックス壁材の前面に支持する場所がない場合には、完全
に圧着固定できないこともあった。
接合部に面外段差が生じることがあった。また、セラミ
ックス壁材の前面に支持する場所がない場合には、完全
に圧着固定できないこともあった。
したがって、この発明の目的は、セラミックス壁材を
安定した状態で下地材に固定することができ、かつ接合
部に面外段差が生じない壁構造を提供することである。
安定した状態で下地材に固定することができ、かつ接合
部に面外段差が生じない壁構造を提供することである。
この発明の壁構造は、下地材と、この下地材に接着剤
で接着した複数枚の壁材と、外鍔部を有するハット形で
その内部に嵌込部が形成された支持材と、前記壁材の目
地に沿って延びた被覆部とこの被覆部の内側面から突設
した突片とからなる断面略T字形の長尺部材で前記突片
の先端に係止部が形成されたカバーとを備え、前記支持
材のウエブを前記下地材にねじで固定するとともに前記
外鍔部で目地の両側の壁材の端部を前記下地材に圧着
し、前記係止部を前記嵌込部に係止するとともに前記外
鍔部を覆うように前記被覆部の両側縁部を前記壁材の外
面に当接したものである。
で接着した複数枚の壁材と、外鍔部を有するハット形で
その内部に嵌込部が形成された支持材と、前記壁材の目
地に沿って延びた被覆部とこの被覆部の内側面から突設
した突片とからなる断面略T字形の長尺部材で前記突片
の先端に係止部が形成されたカバーとを備え、前記支持
材のウエブを前記下地材にねじで固定するとともに前記
外鍔部で目地の両側の壁材の端部を前記下地材に圧着
し、前記係止部を前記嵌込部に係止するとともに前記外
鍔部を覆うように前記被覆部の両側縁部を前記壁材の外
面に当接したものである。
この発明の構成によれば、支持材のウエブを下地材に
ねじで固定するとともに外鍔部で目地の両側の壁材の端
部を下地材に圧着したので、下地材と壁材を接着する接
着剤が硬化するまでの養生および仮固定を支持材により
行うことができる。これに伴い反り等によって生じるセ
ラミックス壁材の接合部の面外段差をなくすことができ
る。このとき、支持材のウエブを下地材にねじで固定し
たので、支持材は下地材に対して変位することなく安定
した状態で固定することができる。また、下地材は壁下
地材で、これに複数枚の壁材が並べて接着されるので、
壁材の取付状態も安定し、かつ壁材と支持材が同一の下
地材に取付けられるので、壁材と支持材の相対位置が変
動し難い構成である。また、壁材の目地に沿って延びた
被覆部とこの被覆部の内側面から突設した突片とからな
る段面略T字形の長尺部材で突片の先端に係止部が形成
されたカバーを備え、係止部を支持材の嵌込部に係止す
るとともに外鍔部を覆うように被覆部の両側縁部を壁材
の外面に当接したので、目地と外鍔部をともに覆うこと
ができ、外観の向上を図ることができる。この際、カバ
ーは係止部と嵌込部の係止により確実に取付けることが
でき、また乾式施工なので工期の短縮が図れる。また、
支持材はハット形でその内部に嵌込部を形成したので、
カバーを取付けるための部材を別に取付ける必要がなく
部材点数の削減を図ることができる。
ねじで固定するとともに外鍔部で目地の両側の壁材の端
部を下地材に圧着したので、下地材と壁材を接着する接
着剤が硬化するまでの養生および仮固定を支持材により
行うことができる。これに伴い反り等によって生じるセ
ラミックス壁材の接合部の面外段差をなくすことができ
る。このとき、支持材のウエブを下地材にねじで固定し
たので、支持材は下地材に対して変位することなく安定
した状態で固定することができる。また、下地材は壁下
地材で、これに複数枚の壁材が並べて接着されるので、
壁材の取付状態も安定し、かつ壁材と支持材が同一の下
地材に取付けられるので、壁材と支持材の相対位置が変
動し難い構成である。また、壁材の目地に沿って延びた
被覆部とこの被覆部の内側面から突設した突片とからな
る段面略T字形の長尺部材で突片の先端に係止部が形成
されたカバーを備え、係止部を支持材の嵌込部に係止す
るとともに外鍔部を覆うように被覆部の両側縁部を壁材
の外面に当接したので、目地と外鍔部をともに覆うこと
ができ、外観の向上を図ることができる。この際、カバ
ーは係止部と嵌込部の係止により確実に取付けることが
でき、また乾式施工なので工期の短縮が図れる。また、
支持材はハット形でその内部に嵌込部を形成したので、
カバーを取付けるための部材を別に取付ける必要がなく
部材点数の削減を図ることができる。
この発明の実施の形態の壁構造を第1図に基づいて説
明する。
明する。
1は合板で形成した壁下地材で、2はセラミックス壁
材である。セラミックス壁材2は複数枚あり、下地材1
に接着剤4で側面が対向するように並べて接着してあ
る。また、セラミックス壁材2の側面が対向する目地に
は支持材5が配設してある。この支持材5は、外鍔部6
を有するハット形である。取付状態では、支持材5の外
鍔部6をセラミックス壁材2の前面に当接させ、ウエブ
7を下地材1に当接させねじ9を下地材1にねじ込む。
ねじ9をねじ込んだ状態において、外鍔部6と下地材1
とで端部10を挟持する構成とする。これによってセラミ
ックス壁材2の端部10が下地材1に圧着される。また、
支持材5の内側面の開口側に奥へ行くにつれて狭くなる
テーパ部11が形成され、ウエブ7側に嵌込部12が形成し
てある。
材である。セラミックス壁材2は複数枚あり、下地材1
に接着剤4で側面が対向するように並べて接着してあ
る。また、セラミックス壁材2の側面が対向する目地に
は支持材5が配設してある。この支持材5は、外鍔部6
を有するハット形である。取付状態では、支持材5の外
鍔部6をセラミックス壁材2の前面に当接させ、ウエブ
7を下地材1に当接させねじ9を下地材1にねじ込む。
ねじ9をねじ込んだ状態において、外鍔部6と下地材1
とで端部10を挟持する構成とする。これによってセラミ
ックス壁材2の端部10が下地材1に圧着される。また、
支持材5の内側面の開口側に奥へ行くにつれて狭くなる
テーパ部11が形成され、ウエブ7側に嵌込部12が形成し
てある。
また、支持材5を取付けたセラミックス壁材2の目地
をカバー13で覆い、乾式目地としている。具体的には、
カバー13は断面略T字形の長尺部材で、被覆部16とこの
被覆部16の内側面から突設した突片14とからなる。ま
た、突片14の先端にくさび形の係止部15が設けてあり、
被覆部16は外鍔部6を覆うように傘形に形成してある。
をカバー13で覆い、乾式目地としている。具体的には、
カバー13は断面略T字形の長尺部材で、被覆部16とこの
被覆部16の内側面から突設した突片14とからなる。ま
た、突片14の先端にくさび形の係止部15が設けてあり、
被覆部16は外鍔部6を覆うように傘形に形成してある。
この壁構造の施工においては、背面に接着剤4を塗布
したセラミックス壁材2を支持材5で下地材1に仮固定
する。この場合、複数枚のセラミックス壁材2を下地材
1に接着剤4で接着した後、セラミックス壁材2の目地
に支持材5を配設し、支持材5のウエブ7を下地材1に
ねじ9で固定するとともに外鍔部6で目地の両側のセラ
ミックス壁材2の端部10を下地材1に圧着する。これに
より、接着剤4が硬化するまでの養生を行うことができ
る。また、これに伴いセラミックス壁材2,2の接合部の
面外段差をなくすことができ、仕上がり状態が向上す
る。さらに、支持材5のウエブ7を下地材1にねじで固
定したので、支持材5は下地材1に対して変位すること
なく安定した状態で固定することができる。また、下地
材1は壁下地材で、これに複数枚の壁材2が並べて接着
されるので、壁材2の取付状態も安定し、かつ壁材2と
支持材5が同一の下地材1に取付けられるので、壁材2
と支持材5の相対位置が変動し難い構成となる。この
後、カバー13の係止部15をテーパ部11に沿って押し込ん
で、係止部15を嵌込部12に係止するとともに外鍔部6を
覆うように被覆部16の両側縁部を壁材2の外面に当接さ
せる。
したセラミックス壁材2を支持材5で下地材1に仮固定
する。この場合、複数枚のセラミックス壁材2を下地材
1に接着剤4で接着した後、セラミックス壁材2の目地
に支持材5を配設し、支持材5のウエブ7を下地材1に
ねじ9で固定するとともに外鍔部6で目地の両側のセラ
ミックス壁材2の端部10を下地材1に圧着する。これに
より、接着剤4が硬化するまでの養生を行うことができ
る。また、これに伴いセラミックス壁材2,2の接合部の
面外段差をなくすことができ、仕上がり状態が向上す
る。さらに、支持材5のウエブ7を下地材1にねじで固
定したので、支持材5は下地材1に対して変位すること
なく安定した状態で固定することができる。また、下地
材1は壁下地材で、これに複数枚の壁材2が並べて接着
されるので、壁材2の取付状態も安定し、かつ壁材2と
支持材5が同一の下地材1に取付けられるので、壁材2
と支持材5の相対位置が変動し難い構成となる。この
後、カバー13の係止部15をテーパ部11に沿って押し込ん
で、係止部15を嵌込部12に係止するとともに外鍔部6を
覆うように被覆部16の両側縁部を壁材2の外面に当接さ
せる。
この実施例によれば、カバー13を設けたので外観の向
上を図ることができる。なお、係止部15は嵌込部12に嵌
め殺し状態で嵌まる形状であればよい。
上を図ることができる。なお、係止部15は嵌込部12に嵌
め殺し状態で嵌まる形状であればよい。
この発明の壁構造によれば、支持材のウエブを下地材
にねじで固定するとともに外鍔部で目地の両側の壁材の
端部を下地材に圧着したので、下地材と壁材を接着する
接着剤が硬化するまでの養生および仮固定を支持材によ
り行うことができる。これに伴い反り等によって生じる
セラミックス壁材の接合部の面外段差をなくすことがで
きる。このとき、支持材のウエブを下地材にねじで固定
したので、支持材は下地材に対して変位することなく安
定した状態で固定することができる。また、下地材は壁
下地材で、これに複数枚の壁材が並べて接着されるの
で、壁材の取付状態も安定し、かつ壁材と支持材が同一
の下地材に取付けられるので、壁材と支持材の相対位置
が変動し難い構成である。また、壁材の目地に沿って延
びた被覆部とこの被覆部の内側面から突設した突片とか
らなる断面略T字形の長尺部材で突片の先端に係止部が
形成されたカバーを備え、係止部を支持材の嵌込部に係
止するとともに外鍔部を覆うように被覆部の両側縁部を
壁材の外面に当接したので、目地と外鍔部をともに覆う
ことができ、外観の向上を図ることができる。この際、
カバーは係止部と嵌込部の係止により確実に取付けるこ
とができ、また乾式施工なので工期の短縮が図れる。ま
た、支持材はハット形でその内部に嵌込部を形成したの
で、カバーを取付けるための部材を別に取付ける必要が
なく部材点数の削減を図ることができる。
にねじで固定するとともに外鍔部で目地の両側の壁材の
端部を下地材に圧着したので、下地材と壁材を接着する
接着剤が硬化するまでの養生および仮固定を支持材によ
り行うことができる。これに伴い反り等によって生じる
セラミックス壁材の接合部の面外段差をなくすことがで
きる。このとき、支持材のウエブを下地材にねじで固定
したので、支持材は下地材に対して変位することなく安
定した状態で固定することができる。また、下地材は壁
下地材で、これに複数枚の壁材が並べて接着されるの
で、壁材の取付状態も安定し、かつ壁材と支持材が同一
の下地材に取付けられるので、壁材と支持材の相対位置
が変動し難い構成である。また、壁材の目地に沿って延
びた被覆部とこの被覆部の内側面から突設した突片とか
らなる断面略T字形の長尺部材で突片の先端に係止部が
形成されたカバーを備え、係止部を支持材の嵌込部に係
止するとともに外鍔部を覆うように被覆部の両側縁部を
壁材の外面に当接したので、目地と外鍔部をともに覆う
ことができ、外観の向上を図ることができる。この際、
カバーは係止部と嵌込部の係止により確実に取付けるこ
とができ、また乾式施工なので工期の短縮が図れる。ま
た、支持材はハット形でその内部に嵌込部を形成したの
で、カバーを取付けるための部材を別に取付ける必要が
なく部材点数の削減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明の実施例の壁構造の要部断面斜視図で
ある。 1……下地材、2……セラミックス壁材、4……接着
剤、5……支持材、6……外鍔部、7……ウエブ、9…
…ねじ、10……端部、12……嵌込部、13……カバー、14
……突片、15……係止部、16……被覆部
ある。 1……下地材、2……セラミックス壁材、4……接着
剤、5……支持材、6……外鍔部、7……ウエブ、9…
…ねじ、10……端部、12……嵌込部、13……カバー、14
……突片、15……係止部、16……被覆部
Claims (1)
- 【請求項1】壁下地材と、この下地材に並べて接着剤で
接着した複数枚の壁材と、外鍔部を有するハット形でそ
の内部に嵌込部が形成された支持材と、前記壁材の目地
に沿って延びた被覆部とこの被覆部の内側面から突設し
た突片とからなる断面略T字形の長尺部材で前記突片の
先端に係止部が形成されたカバーとを備え、前記支持材
のウエブを前記下地材にねじで固定するとともに前記外
鍔部で目地の両側の壁材の端部を前記下地材に圧着し、
前記係止部を前記嵌込部に係止するとともに前記外鍔部
を覆うように前記被覆部の両側縁部を前記壁材の外面に
当接したことを特徴とする壁構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2274524A JP2895202B2 (ja) | 1990-10-11 | 1990-10-11 | 壁構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2274524A JP2895202B2 (ja) | 1990-10-11 | 1990-10-11 | 壁構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04149357A JPH04149357A (ja) | 1992-05-22 |
JP2895202B2 true JP2895202B2 (ja) | 1999-05-24 |
Family
ID=17542907
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2274524A Expired - Lifetime JP2895202B2 (ja) | 1990-10-11 | 1990-10-11 | 壁構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2895202B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5281926A (en) * | 1975-12-27 | 1977-07-08 | Souichi Nakao | Method of piling bricks* and brick |
JPH0621520B2 (ja) * | 1988-03-14 | 1994-03-23 | 日商岩井株式会社 | 壁構造 |
-
1990
- 1990-10-11 JP JP2274524A patent/JP2895202B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04149357A (ja) | 1992-05-22 |
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