JP2894605B2 - 空気調和機の熱交換器 - Google Patents

空気調和機の熱交換器

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JP2894605B2
JP2894605B2 JP8325338A JP32533896A JP2894605B2 JP 2894605 B2 JP2894605 B2 JP 2894605B2 JP 8325338 A JP8325338 A JP 8325338A JP 32533896 A JP32533896 A JP 32533896A JP 2894605 B2 JP2894605 B2 JP 2894605B2
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    • F28F1/32Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being only outside the tubular element and extending transversely the means having portions engaging further tubular elements
    • F28F1/325Fins with openings
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    • Y10S165/50Side-by-side conduits with fins
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機の熱交
換器に係わり、特に、平板フィンにおいて複数の伝熱管
の間ごとに複数のスリット型切り起こし群をダイレクト
に設けた空気調和機の熱交換器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、従来の空気調和機に使用されて
いる熱交換器は、図4に示すごとく、所定間隔を置いて
並行に配列された複数の平板フィン1’と、該平板フィ
ン1’に直交し、千鳥状に配列された複数の伝熱管2と
から構成される。さらに、空気は前記複数の平板フィン
1’間を図4のごとく白色矢印方向へ流動して伝熱管2
内の流体と熱交換を行う。
【0003】さらに、前記平板フィン1’の周囲での熱
流体特性は、図5に示すごとく、平板フィン1’の伝熱
面上付近の流体温度の境界層3の厚さが、空気が平板フ
ィン1’に当接する部位の流体部からの距離の平方根に
比例して厚くなるため、空気側の伝熱率は空気の流入部
からの距離の増加とともに顕著に低下し、熱交換器とし
ての伝熱性能が低下されるなどの短所を有していた。
【0004】しかも、伝熱管2の周囲における熱流体特
性は、図6に示すごとく、伝熱管2に白色矢印方向の低
風速気流が流動する場合、伝熱管2の表面の閉塞地点か
らの角度θが70〜80°で流れが剥離され、伝熱管2
の後流部に斜線で示す気流がよどむ点(以下、「死流
域」という。)4が生じるため、前述の死流域4での空
気側の伝熱率が顕著に低下されるため、熱交換器として
の伝熱性能が低くなってしまう短所があった。
【0005】そこで、空気調和機のフィンに着設された
熱交換器において、図7のごとく、複数の平板フィン
1’’に対し複数の伝熱管2間の間隔部に複数のスリッ
ト部5a,5b,5c,5d,5e,5fを曲設したも
のが提案されている。
【0006】すなわち、前記スリット部5a,5c,5
eは図8のごとく、それぞれ所定の間隔をおいて配列さ
れるよう前記平板フィン1’’の裏面方向へカッティン
グ加工により突設されており、前記スリット部5b,5
d,5fは前記スリット部5a,5c,5eの間ごとに
配列されるよう前記平板フィン1’’の表面方向へカッ
ティング加工により突設されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のごと
く構成された従来の熱交換器によれば、平板フィン
1’’における熱交換流体の乱流化により、とりわけ、
境界層の厚さを減少できるように平板フィン1’’に複
数のスリット部5a,5b,5c,5d,5e,5fを
設けられて、それぞれ薄い温度境界層の形成可能な構造
になっているため、当該スリット部のない平板フィン
1’に比べて伝熱性能は高いが、局部の伝熱性能と比較
すると、平板フィン1の上流側のスリット部5a,5b
では温度境界層が薄く形成されて伝熱性能が高いことも
ありうる。しかしながら、下流側スリット部5c,5
d,5e,5fは、前記上流側スリット部5a,5bで
形成された温度境界層内に入るため伝熱性能が低下され
るとともに、伝熱管2の後方に空気が流れない前記死流
域が生じ、また、複数の平板フィン1’’の間ごとに流
れる空気が混合されずに平行に流れることにより、空気
の混合による伝熱効果の上昇が期待できないとの問題点
があった。
【0008】したがって、本発明は上記種々の問題点を
解決するためになされたものであって、本発明の目的
は、複数の平板フィンの間を縫うようにして流れる空気
を乱流化および相互に混合させて伝熱効果を高めて伝熱
性能を向上させるとともに、複数の伝熱管の後方に生じ
る死流域を効果的に減少させうる空気調和機の熱交換器
を提供することにある。
【0009】また、本発明の他の目的は、伝熱管からの
熱流を遮断せずに円滑に伝達されるようにするととも
に、複数の伝熱管の間ごとの中央への伝熱が向上される
ようになされた空気調和機の熱交換器を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた本発明による空気調和機の熱交換器は、空気
がそれらの間ごとに流動されるよう所定間隔を置いて配
列された複数の平板フィンと、流体が内部で流動される
前記複数の平板フィンに交差して挿入される伝熱管と、
から構成された空気調和機の熱交換器において、前記平
板フィン上に、前記平板フィンの裏面と表面に流動され
る空気が前記伝熱管の前方を通るときに該空気を乱流さ
せる複数の第1のスリット型切起こし群と、前記第1の
スリット型切起こし群により拡散された乱気流が前記伝
熱管の上下側の前方を通るときに該乱気流を更に乱流化
させる複数の第2のスリット型切起こし群と、前記第2
のスリット型切起こし群により拡散された乱気流を前記
伝熱管の上下側の中央を通るときに該乱気流を更に乱流
化させる複数の第3のスリット型切起こし群と、前記第
3の切起こし群により拡散された乱気流が前記伝熱管の
上下側の後方を通るときに該乱気流を更に乱流化させる
複数の第4のスリット型切起こし群と、前記第4のスリ
ット型切起こし群により拡散された乱気流が前記伝熱管
の後方を通るときに該乱気流を更に乱流化しつつ前記伝
熱管の後方に生じる死流域を減少させる複数の第5のス
リット型切起こし群と、を形成したことを特徴とする。
【0011】また、前記第1〜5のスリット型切起こし
群は、前記伝熱管の周面において、相互に所定の間隔を
設けるための基盤部を介して放射状に配設されると良
い。
【0012】さらに、前記第1〜5のスリット型切起こ
し群は、前記複数の平板フィンの裏面と表面にダイアモ
ンド状に突出されたことを特徴とする。
【0013】そして、前記第2のスリット型切起こし群
は、空気が前記伝熱管の前方側を通るときに該空気を乱
流化させるために所定の傾斜角を有して前記複数の平板
フィンの表面と裏面に上下対称になるようそれぞれ設け
られた複数の第1,2のスリット部と、空気が前記伝熱
管の前方側を通るときに該空気を乱流化しつつ前記第
1,2のスリット部を通った乱気流と混合されるよう該
第1,2のスリット部の後方側において該第1,2のス
リット部と同一の傾斜角を有して前記平板フィンの表面
と裏面に上下対称にそれぞれ設けられた複数の第3,4
のスリット部と、からなると好ましい。
【0014】また、前記第4のスリット型切起こし群
は、空気が前記伝熱管の後方側を通るときに乱流化され
るよう前記第2のスリット型切起こし群の第3,4のス
リット部と反対の傾斜角を有して前記複数の平板フィン
の裏面と表面に上下対称にそれぞれ設けられた複数の第
1,2のスリット部と、空気が前記複数の後方側を通る
ときに乱流化されつつ前記第1,2のスリット部を通っ
た乱気流と混合されるよう第1,2のスリット部の前側
に該第1,2のスリット部と同一の傾斜角を有して平板
フィンの裏面と表面に上下対称にそれぞれ設けられた複
数の第3,4のスリット部と、からなるとさらに好まし
い。
【0015】さらに、前記第1〜5のスリット型切起こ
し群は、それぞれ少なくとも1つ以上のスリット部を有
し、前記スリット部は、平板フィンの上面に突出した第
1のダイレクトスリット空間部と、平板フィンの下面に
基盤部なしに突出された第2のダイレクトスリット空間
部とを有することを特徴とする。
【0016】そして、前記伝熱管を複数本設け、前記伝
熱管の各々に対応して前記第1〜5のスリット型切起こ
し群を設けた構成であっても良い。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明による空気調和機の
熱交換器の一実施の形態について添付図面に沿って詳述
する。なお、図において、従来の構成と同一の構成につ
いては同一名称および符号を付し、それに対する説明は
省略する。
【0018】本発明による空気調和機の熱交換器は、図
1に示すごとく、空気がそれらの間ごとに流動されるよ
う相互に所定間隔を置いて平行に配列された複数の平板
フィン1と、該複数の平板フィン1に対し上下に千鳥状
に直角になるよう挿入して配列され、その内部に流体が
流動される複数の伝熱管2と、前記平板フィン1の裏面
と表面に流動される空気が前記複数の伝熱管2の前方を
通るときに乱流化されるよう伝熱管2の前方側に対し平
板フィン1の裏面と表面にそれぞれ設けられた複数の第
1のスリット型切起こし群20a,20bと、該第1の
スリット型切起こし群20a,20bにより拡散された
乱気流が前記複数の伝熱管2の前方を通るときに乱流化
されるよう伝熱管2の前方側の上下に対し平板フィン1
の裏面と表面に同図において上下対称に傾斜角を有して
2列横方向へそれぞれ設けられた複数の第2のスリット
型切起こし群30と、前記第2のスリット型切起こし群
30により拡散された乱気流が前記複数の伝熱管2間の
中央を通るときに乱流化されるよう伝熱管2の中央側に
対し平板フィン1の裏面と表面にそれぞれ設けられた複
数の第3のスリット型切起こし群40a,40bと、該
第3のスリット型切起こし群40a,40bにより拡散
された前記複数の伝熱管2間の後方を通るときに再度乱
流および混合されるよう伝熱管2の後方側上下に対し平
板フィン1の裏面と表面に上下対称に傾斜角を有して2
列横方向へそれぞれ設けられた複数の第4のスリット型
切起こし群50と、前記第4のスリット型切起こし群5
0により拡散された乱気流が前記複数の伝熱管2の後方
を通るときに再度乱流および混合されつつ該伝熱管に生
じる死流域を効果的に減少させるよう該伝熱管2の後方
側に対し平板フィン1の裏面と表面にそれぞれ設けられ
た複数の第5のスリット型切起こし群60a,60bと
からなる。
【0019】前記複数の第1〜5のスリット型切起こし
群20a,20b,30,40a,40b,50,60
a,60bは、図1に示す通り、それぞれ平板フィン1
の裏面と表面に突設されたダイアモンド形状に類似した
形状をしている。前記複数の第1〜5のスリット型切起
こし群20a,20b,30,40a,40b,50,
60a,60bは、それらの間ごとにそれぞれ所定の基
盤部70を介して前記複数の平板フィン1の裏面と平板
に相互交差されるよう設けられている。また、前記複数
の第1〜5のスリット型切起こし群20a,20b,3
0,40a,40b,50,60a,60bは、前記複
数の伝熱管2の周面に対し所定の基盤部71を介して放
射状に配設されている。
【0020】前記複数の第1,3および5のスリット型
切起こし群20a,20b,40a,40b,60a,
60bは、前記伝熱管2の上下および左右側に対し所定
の間隔をおいて縦方向へ配列されている。
【0021】前記複数の第2のスリット型切起こし群3
0は、空気が前記複数の伝熱管2の前方側を通るときに
乱流化されるよう所定の傾斜角を有して前記複数の平板
フィン1の裏面と表面に所定の基盤部70を介して上下
対称にそれぞれ設けられた複数の第1,2のスリット部
31a,31b,32a,32bと、空気が前記複数の
伝熱管2の前方側を通るときに乱流化されつつ前記第
1,2のスリット部31a,31b,32a,32bを
通った乱気流と混合されるよう該第1,2のスリット部
31a,31b,32a,32bの後方に同一の傾斜角
を有して複数の平板フィン1の裏面と表面に所定の基盤
部70をおいて上下対称にそれぞれ設けられた複数の第
3,4のスリット部33a,33b,34a,34b,
とからなる。
【0022】前記複数の第4のスリット型切起こし群5
0は、空気が前記複数の伝熱管2の後方側を通るときに
乱流化されるよう前記第2のスリット型切起こし群30
の第3,4のスリット部33a,33b,34a,34
bとは反対になる傾斜角を有して前記複数の平板フィン
1の裏面と表面に所定の基盤部70をおいて上下対称に
それぞれ設けられた複数の第1,2のスリット部51
a,51b,52a,52bと、空気が前記複数の伝熱
管2の後方側を通るときに乱流化されつつ前記第1,2
のスリット部51a,51b,52a,52bを通った
乱気流と混合されるよう該第1,2のスリット部51
a,51b,52a,52bの前側に対し同一の傾斜角
を有して複数の平板フィン1の裏面と表面に所定の基盤
部70をおいて上下対称にそれぞれ設けられた複数の第
3,4のスリット部53a,53b,54a,54bと
からなる。
【0023】この際、前記第2のスリット型切起こし群
30の第3,4のスリット33a,33b,34a,3
4bと、第4のスリット型切起こし群50の第1,2の
スリット部51a,51b,52a,52b間には、所
定基盤部70を介して前記第4のスリット型切起こし群
40a,40bが設けられている。
【0024】前記複数の第2のスリット型切起こし群3
0の第1,2のスリット部31a,31b,32a,3
2bと、第4のスリット型50の切起こし群の第3,4
のスリット部53a,53b,54a,54bは、その
長手側の断面積が第2のスリット型切起こし群30の第
3,4のスリット部33a,33b,34a,34b
と、第2のスリット型切起こし群の第1,2のスリット
部51a,51b,52a,52bの長手側の断面積よ
り大きく形成されている。前記第2のスリット型切起こ
し群30の第1,2のスリット部31a,31b,32
a,32bは、第4のスリット型切起こし群50の第
3,4のスリット部53a,53b,54a,5bと同
一大の断面積をもつように形成され、前記第2のスリッ
ト型切起こし群30の第3,4のスリット部33a,3
3b,34a,34bは、第4のスリット型切起こし群
50の第1,2のスリット部51a,51b,52a,
52bと、同一大の断面積を有するように形成される。
【0025】前記複数の第1〜5のスリット型切起こし
群20a,20b,30,40a,40b,50,60
a,60bは、その幅に対し半分にあたる前方側が空気
の方向へ開口されるよう平板フィン1の裏面にカッティ
ング加工によりそれぞれ突出された複数の第1のダイレ
クトスリット部80と、その幅に対し半分にあたる後方
側が空気の方向へ開口されるよう平板フィン1の表面に
前記第1のダイレクトスリット部80との間に基盤部を
介さず該第1のダイレクトスリット部に隣接した位置に
カッティング加工により突出された複数の第2のダイレ
クトスリット部81とからなる。
【0026】この際、前記複数の第1のダイレクトスリ
ット部80は、前記平板フィン1の裏面に突出されてお
り、前記複数の第2のダイレクトスリット部81は、前
記複数の第1のダイレクトスリット部80間に相互に対
称する方向へ交互に配列されるよう平板フィン1の表面
に突出されている。
【0027】なお、上記構成においては、平板フィン1
に対して複数の伝熱管2を設けて説明したが、これに限
定されることはなく、平板フィン1に対して1本の伝熱
管2を設ける構成でもよい。
【0028】つぎに、上述のごとく構成された本発明の
空気調和機の熱交換器の作用について述べる。
【0029】本発明の空気調和機の熱交換器において、
図1及び図2に示す白色矢印S方向へ空気を流動させる
と、該流動空気は複数の平板フィン1の裏面と表面側間
に流入されつつ複数の伝熱管2の前方側、上下側および
後方側に対し前記平板フィン1の裏面と表面に交互に突
設された複数の第1〜6のスリット型切起こし群20
a,20b,30,40a,40b,50,60a,6
0bを順に通りつつ伝熱管2からの熱の流れが遮断され
ずに円滑に伝達されるよう乱流および混合がつづられる
ことにより伝熱性能が高められ、伝熱管2の後方に生じ
る死流域を最小に減少させるため、伝熱管2の後方での
伝熱効果が高められる。
【0030】すなわち、流動空気は、図3に点線矢印に
て方向を示すごとく、複数の伝熱管2の前方側に対し前
記平板フィン1の上面と下面にそれぞれ基盤部なしに交
互に突設された複数の第1のスリット型切起こし群20
a,20bの第1,2のダイレクトスリット空間部8
0,81を通るときに伝熱管2の前方側に乱流を生起し
つつ複数の伝熱管2の上下側前方に乱気流を拡散させ、
該第1,2のダイレクトスリット空間部80,81を通
った乱気流は複数の伝熱管2の上下側前方に対し平板フ
ィン1の裏面と表面に突出された第2の切起こし群30
の第1〜4のスリット部31a,31b,32a,32
b,33a,33b,34a,34bを通りつつ伝熱管
2からの熱の流れが遮断されずに円滑に伝達されるよう
再度乱流および混合されるとともに、伝熱管2の前方の
周面を伝って拡散されて熱交換されることにより、複数
の伝熱管2の前方側での伝熱性能を高めうる。
【0031】また、第2のスリット型切起こし群30を
通って乱気流は、複数の伝熱管2の上下側間の空間に対
し平板フィン1の裏面と表面に突出された第3のスリッ
ト型切起こし群40a,40bの第1,2のダイレクト
スリット空間部80,81を通りつつ伝熱管2からの熱
の流れが遮断されずに円滑に伝達されるよう再度乱流お
よび混合されるとともに、伝熱管2の中央周面を伝って
拡散されて熱交換されることにより、伝熱管2の中央側
の伝熱性能を高めうる。
【0032】さらに、第3のスリット型切起こし群40
a,40bを通った乱気流は、複数の伝熱管2の上下側
後方に対し平板フィン1の裏面と表面に突出された第4
のスリット型切起こし群50の第1,2のダイレクトス
リット空間部80,81を通りつつ切起こし群2からの
熱の流れが遮断されずに円滑に伝達されるよう再度乱流
および混合されるとともに、伝熱管2の後方側の周面を
伝って拡散されて熱交換されることにより複数の伝熱管
2の後方側の伝熱性能が高められる。
【0033】この際、平板フィン1の裏面に突出された
第1〜4のスリット型切起こし群20a,20b,3
0,40a,40b,50の第1のダイレクトスリット
空間部80は、平板フィン1の表面に突出された第2の
ダイレクト空間部81と相互に交互に配列された構造に
なっているため、空気の流動方向に対し相互に温度境界
層内に含まれていないため、伝熱性能が高められる。
【0034】一方、第4のスリット型切起こし群50を
通った乱気流は、複数の伝熱管2の後方に対し平板フィ
ン1の裏面と表面に突出された第5のスリット型切起こ
し群60a,60bの第1,2のダイレクトスリット空
間部80,81を通りつつ伝熱管2からの熱の流れが遮
断されずに円滑に伝達されるよう再度乱流化されるとと
もに、伝熱管2の後方に拡散されて熱交換されることに
より、伝熱管2の後方に生じる死流域を最小に減少させ
るようになる。
【0035】したがって、第1〜5のスリット型切起こ
し群20a,20b,30,40a,40b,50,6
0a,60bは、伝熱管2の周面に対し所定の基盤部7
1を介してその周囲を囲繞するよう放射状に形成される
構造になっているため、流動される空気を前記スリット
型切起こし群により乱流化できるとともに、その流動さ
れる空気を伝熱管2の周囲に沿って拡散されるようにし
て伝熱管2の後方に生じる死流域を最小に減少させうる
ことはもとより、伝熱管2の後方で伝熱効果をさらに高
めうるのみならず、伝熱管2からの熱の流れを遮断せず
に円滑に伝達することができる。そして、伝熱管2と伝
熱管2との間の中央部まで空気が流れるため、伝熱効果
が更に向上する。
【0036】
【発明の効果】上述のように、本発明による空気調和機
の熱交換器によれば、伝熱管の前方に第1,5のスリッ
ト型切起こし群を設けると共に、前記伝熱管上下側の中
心に第2〜4のスリット型切起こし群を放射状に設ける
ことにより、流動される空気を乱流および拡散して混合
させうるため、伝熱管の後方に生じる死流域を効果的に
減少でき、伝熱効果を向上させることができる。
【0037】また、本発明による空気調和機の熱交換器
は、伝熱管からの熱の流れを遮断せずに円滑に伝熱せし
められると共に、複数の伝熱管の間の中央部での伝熱を
向上せしめうる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱交換器の平板フィンを示す平面図。
【図2】図1のB−B線矢視断面図。
【図3】図3のC−C線矢視断面図。
【図4】従来の熱交換器を示す斜視図。
【図5】図4の平板フィン周囲の熱流体特性を示す拡大
図。
【図6】図4の伝熱管周囲の熱流体特性を示す拡大図。
【図7】従来の他の熱交換器の平板フィンを示す平面
図。
【図8】図7のA−A線矢視断面図。
【符号の説明】 1 平板フィン 2 伝熱管 20,30,40,50,60 第1〜5のスリット型
切起こし群 31,51 第1のスリット部 32,52 第2のスリット部 33,53 第3のスリット部 34,54 第4のスリット部 70 基盤部 80 第1のダイレクトスリット 81 第2のダイレクトスリット
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24F 1/00 F28F 1/32

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気がそれらの間ごとに流動されるよう
    所定間隔を置いて配列された複数の平板フィンと、流体
    が内部で流動される前記複数の平板フィンに交差して挿
    入される伝熱管とから構成された空気調和機の熱交換機
    において、 前記平板フィン上に、 前記平板フィンの裏面と表面に流動される空気が前記伝
    熱管の前方を通るときに該空気を乱流化させる複数の第
    1のスリット型切起こし群と、 前記第1のスリット型切り起こし群により拡散された乱
    気流が前記伝熱管の上下側の前方を通るときに該乱気流
    を更に乱流化させる複数の第2のスリット型切起こし群
    と、 前記第2のスリット型切起こし群により拡散された乱気
    流が前記伝熱管の上下側の中央を通るときに該乱気流を
    更に乱流化させる複数の第3のスリット型切起こし群
    と、 前記第3のスリット切り起こし群により拡散された乱気
    流が前記伝熱管の上下側の後方を通るときに該乱気流を
    更に乱流化させる複数の第4のスリット型切起こし群
    と、 前記第4のスリット型切起こし群により拡散された乱気
    流が前記伝熱管の後方を通るときに該乱気流を更に乱流
    化しつつ前記伝熱管の後方に生じる死流域を減少させる
    複数の第5のスリット型切起こし群と、 を形成し、前記第1乃至第5のスリット型切起こし群は、それぞれ
    少なくとも1つ以上のスリット部を有し、前記スリット
    部は、平板フィンの上面に突き出して形成された第1の
    ダイレクトスリット空間部と、該第1のダイレクトスリ
    ット空間部に隣接し平板フィンの下面に基盤部なしに突
    出して形成された第2のダイレクトスリット空間部とを
    有し、 前記第2乃至第4のスリット型切起こし群はダイヤモン
    ド状に配設されたこと を特徴とする空気調和機の熱交換
    機。
  2. 【請求項2】 前記第2乃至第4のスリット型切起こし
    群は、前記伝熱管の周面において、相互に所定の間隔を
    設けるための基盤部を介して放射状に配設され、前記第
    1および第5のスリット型切起こし群は前記流動される
    空気の流動方向に対して略垂直に前記伝熱管のそれぞれ
    前方および後方の周面に配設されたことを特徴とする請
    求項1記載の空気調和機の熱交換機。
  3. 【請求項3】 前記第2のスリット型切起こし群は、 空気が前記伝熱管の前方側を通るときに該空気を乱流化
    させるために所定の傾斜角を有し、前記複数の平板フィ
    ンの表面と裏面のそれぞれにおいて前記流動される空気
    の流動の方向に対して対称となるようにそれぞれ設けら
    れた複数の第1と第2のスリット部と、 空気が前記伝熱管の前方側を通るときに該空気を乱流化
    しつつ前記第1と第2のスリット部を通った乱気流と混
    合されるよう該第1と第2のスリット部の後方側におい
    て該第1と第2のスリット部と同一の傾斜角を有し、前
    記平板フィンの表面と裏面のそれぞれにおいて前記流動
    される空気の流動の方向に対して対称となるようにそれ
    ぞれ設けられた複数の第3と第4のスリット部と、 からなることを特徴とする請求項1または2のいずれか
    一項に記載の空気調和機の熱交換機。
  4. 【請求項4】 前記第4のスリット型切起こし群は、 空気が前記伝熱管の後方側を通るときに乱流化されるよ
    う前記第2のスリット型切起こし群の第3と第4のスリ
    ット部と反対の傾斜角を有し、前記複数の平板フィンの
    裏面と表面のそれぞれにおいて前記流動される空気の流
    動の方向に対して対称となるようにそれぞれ設けられた
    複数の第1と第2のスリット部と、 空気が前記複数の後方側を通るときに乱流化されつつ前
    記第1と第2のスリット部を通った乱気流と混合される
    よう第1と第2のスリット部の前側に該第1と第2のス
    リット部と同一の傾斜角を有し、前記平板フィンの裏面
    と表面のそれぞれにおいて前記流動される空気の流動の
    方向に対して対称となるようにそれぞれ設けられた複数
    の第3と第4のスリット部とからなることを特徴とする
    請求項3に記載の空気調和機の熱交換機。
  5. 【請求項5】 前記伝熱管を複数本設け、 前記伝熱管のそれぞれに対応して前記第1乃至第5のス
    リット型切起こし群を設けたことを特徴とする請求項1
    乃至4のいずれか一項に記載の空気調和機の熱交換機。
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