JP2609838B2 - 空気調和機の熱交換器 - Google Patents
空気調和機の熱交換器Info
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- slits
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- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F1/00—Tubular elements; Assemblies of tubular elements
- F28F1/10—Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses
- F28F1/12—Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being only outside the tubular element
- F28F1/24—Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being only outside the tubular element and extending transversely
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- F28F1/325—Fins with openings
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F1/00—Room units for air-conditioning, e.g. separate or self-contained units or units receiving primary air from a central station
- F24F1/0007—Indoor units, e.g. fan coil units
- F24F1/0059—Indoor units, e.g. fan coil units characterised by heat exchangers
- F24F1/0067—Indoor units, e.g. fan coil units characterised by heat exchangers by the shape of the heat exchangers or of parts thereof, e.g. of their fins
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- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機の熱交
換器に関し、特に、平板フィンにおいて複数の伝熱管の
間ごとに複数のスリット形切り起こし群を所定間隔をお
いて上下交叉するように放射状に形成して、これを通過
する気流(例えば、空気流)を乱流化させ混合されるよ
うにして熱交換効率を向上させるとともに、複数の伝熱
管の後方に生じる停滞域(例えば、死角流域)を減少さ
せるようにした空気調和機の熱交換器に関する。
換器に関し、特に、平板フィンにおいて複数の伝熱管の
間ごとに複数のスリット形切り起こし群を所定間隔をお
いて上下交叉するように放射状に形成して、これを通過
する気流(例えば、空気流)を乱流化させ混合されるよ
うにして熱交換効率を向上させるとともに、複数の伝熱
管の後方に生じる停滞域(例えば、死角流域)を減少さ
せるようにした空気調和機の熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和機の熱交換器は、図4に
示すように、所定間隔をおいて平行に配列された複数の
平板フィン1と、平板フィン1に直交するとともにジク
ザク状に行き交う形状に配設された伝熱管2とから構成
され、気流は複数の平板フィン1間を矢印方向へ流動し
て伝熱管2内の流体と熱交換を行う。
示すように、所定間隔をおいて平行に配列された複数の
平板フィン1と、平板フィン1に直交するとともにジク
ザク状に行き交う形状に配設された伝熱管2とから構成
され、気流は複数の平板フィン1間を矢印方向へ流動し
て伝熱管2内の流体と熱交換を行う。
【0003】さらに、平板フィン1の周囲における熱流
体特性は、図5に示すように、平板フィン1の伝熱面上
の温度境界層3の厚みが気流の流入部からの距離の自乗
に比例して厚くなるため、下流側の伝熱率は気流の流入
部からの距離が増加するとともに顕著に低下し、熱交換
器としての伝熱効率が低くなるという短所を有してい
た。
体特性は、図5に示すように、平板フィン1の伝熱面上
の温度境界層3の厚みが気流の流入部からの距離の自乗
に比例して厚くなるため、下流側の伝熱率は気流の流入
部からの距離が増加するとともに顕著に低下し、熱交換
器としての伝熱効率が低くなるという短所を有してい
た。
【0004】また、伝熱管2の周囲における熱流体特性
は、図6に示すように、伝熱管2に矢印方向の低風速気
流が流動する場合、伝熱管2の表面の閉塞地点からの角
度が70°〜80°で流れが外れて離れ、伝熱管2の後
方部に斜線で示す停滞域4が生じるため、停滞域4での
下流側の熱伝達率が顕著に低下するので、熱交換器とし
ての伝熱効率が低くなるという短所を有していた。
は、図6に示すように、伝熱管2に矢印方向の低風速気
流が流動する場合、伝熱管2の表面の閉塞地点からの角
度が70°〜80°で流れが外れて離れ、伝熱管2の後
方部に斜線で示す停滞域4が生じるため、停滞域4での
下流側の熱伝達率が顕著に低下するので、熱交換器とし
ての伝熱効率が低くなるという短所を有していた。
【0005】従来の他の熱交換器が実開昭55−110
995号公報に開示されている。この熱交換器は、図7
に示すように、複数の平板フィン1に複数の伝熱管2の
間ごとに複数のスリット部5a〜5fを形成している。
995号公報に開示されている。この熱交換器は、図7
に示すように、複数の平板フィン1に複数の伝熱管2の
間ごとに複数のスリット部5a〜5fを形成している。
【0006】すなわち、スリット部5a,5c,5e
は、図8に示すように、それぞれ所定間隔をおいて配列
されており、平板フィン1の裏面方向へカッティング加
工により突出形成されている。一方、スリット部5b,
5d,5fはそれぞれスリット部5a,5c,5eの間
に配列されており、平板フィン1の表面方向へカッティ
ング加工により突出形成されている。
は、図8に示すように、それぞれ所定間隔をおいて配列
されており、平板フィン1の裏面方向へカッティング加
工により突出形成されている。一方、スリット部5b,
5d,5fはそれぞれスリット部5a,5c,5eの間
に配列されており、平板フィン1の表面方向へカッティ
ング加工により突出形成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように構成された
従来の熱交換器によれば、平板フィン1における熱交換
流体の乱流化により、特に、境界層の厚みを減少させる
ために平板フィン1に複数のスリット部5a〜5fを形
成してそれぞれ薄い温度境界層を形成するような構造と
なっているため、スリットのない平板フィン1に比べて
伝熱効率は高くなる。しかしながら、局部の伝熱効率を
比較すると、平板フィン1の上流側のスリット部5a,
5bでは温度境界層が薄く形成されているため、伝熱効
率が高くなるが、下流側のスリット部5c,5d,5
e,5fでは上流側のスリット部5a,5bで形成され
た温度境界層内に入るため、伝熱効率が低下するととも
に、伝熱管2の後方に気流の流れない停滞域が生じ、ま
た、複数の平板フィン1の間を流れる気流は混合される
ことなく平行に流れるため、気流の混合による熱伝達効
果の上昇を期待することはできなかった。
従来の熱交換器によれば、平板フィン1における熱交換
流体の乱流化により、特に、境界層の厚みを減少させる
ために平板フィン1に複数のスリット部5a〜5fを形
成してそれぞれ薄い温度境界層を形成するような構造と
なっているため、スリットのない平板フィン1に比べて
伝熱効率は高くなる。しかしながら、局部の伝熱効率を
比較すると、平板フィン1の上流側のスリット部5a,
5bでは温度境界層が薄く形成されているため、伝熱効
率が高くなるが、下流側のスリット部5c,5d,5
e,5fでは上流側のスリット部5a,5bで形成され
た温度境界層内に入るため、伝熱効率が低下するととも
に、伝熱管2の後方に気流の流れない停滞域が生じ、ま
た、複数の平板フィン1の間を流れる気流は混合される
ことなく平行に流れるため、気流の混合による熱伝達効
果の上昇を期待することはできなかった。
【0008】したがって、本発明は上記の問題点を解決
するためになされたものであって、本発明の目的は、複
数の平板フィンの間を流れる気流を乱流化しかつ混合さ
せて熱伝達効果を高めて伝熱効率を向上させるととも
に、複数の伝熱管の後方で生じる停滞域を有効に減少さ
せることができ、さらに、伝熱管から熱流を円滑に伝達
されるようにするとともに、複数の伝熱管の間ごとに伝
熱効率を向上させるようにした空気調和機の熱交換器を
提供することにある。
するためになされたものであって、本発明の目的は、複
数の平板フィンの間を流れる気流を乱流化しかつ混合さ
せて熱伝達効果を高めて伝熱効率を向上させるととも
に、複数の伝熱管の後方で生じる停滞域を有効に減少さ
せることができ、さらに、伝熱管から熱流を円滑に伝達
されるようにするとともに、複数の伝熱管の間ごとに伝
熱効率を向上させるようにした空気調和機の熱交換器を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による空気調和機の熱交換器は、所定間隔を
おいて平行に配設された複数の平板フィンの間を気流が
流動するようにするとともに、流体が内部を流動する複
数の伝熱管を前記平板フィンに直角にかつ上下方向にジ
グザグ状に配列した空気調和機の熱交換器において、前
記複数の平板フィンの表面と裏面を流動する気流が前記
伝熱管の周囲で乱流化しかつ混合されるように気流の流
動方向に対して開口した複数のスリット形切り起こし群
を前記伝熱管の中心から放射状に設けるとともに、前記
スリット形切り起こし群の前記伝熱管から遠ざかる部分
の断面積を広くしたことを特徴とする。
に、本発明による空気調和機の熱交換器は、所定間隔を
おいて平行に配設された複数の平板フィンの間を気流が
流動するようにするとともに、流体が内部を流動する複
数の伝熱管を前記平板フィンに直角にかつ上下方向にジ
グザグ状に配列した空気調和機の熱交換器において、前
記複数の平板フィンの表面と裏面を流動する気流が前記
伝熱管の周囲で乱流化しかつ混合されるように気流の流
動方向に対して開口した複数のスリット形切り起こし群
を前記伝熱管の中心から放射状に設けるとともに、前記
スリット形切り起こし群の前記伝熱管から遠ざかる部分
の断面積を広くしたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明による一実施形態に
ついて添付の図面に沿って詳述する。なお、図面におい
て、従来の構成と同一の部分については同一の符号を付
して重なる説明は省略する。
ついて添付の図面に沿って詳述する。なお、図面におい
て、従来の構成と同一の部分については同一の符号を付
して重なる説明は省略する。
【0011】本発明の空気調和機の熱交換器は、図1に
示すように、所定間隔を置いて平行に配設された複数の
平板フィン1の間を気流が流動するようにするととも
に、流体が内部を流動する複数の伝熱管2を平板フィン
1に対して直角にかつ上下方向にジクザク状に配列し、
複数の平板フィン1の表面と裏面を流動する気流が伝熱
管2の周囲で乱流化しかつ混合されるように気流の流動
方向に対して開口するスリット形切り起こし群20を伝
熱管2の中心から放射状に設けるとともに、スリット形
切り起こし群20の伝熱管2から遠ざかる部分の断面積
を広く形成してなる。
示すように、所定間隔を置いて平行に配設された複数の
平板フィン1の間を気流が流動するようにするととも
に、流体が内部を流動する複数の伝熱管2を平板フィン
1に対して直角にかつ上下方向にジクザク状に配列し、
複数の平板フィン1の表面と裏面を流動する気流が伝熱
管2の周囲で乱流化しかつ混合されるように気流の流動
方向に対して開口するスリット形切り起こし群20を伝
熱管2の中心から放射状に設けるとともに、スリット形
切り起こし群20の伝熱管2から遠ざかる部分の断面積
を広く形成してなる。
【0012】複数のスリット形切り起こし群20は、そ
れらの間ごとにそれぞれ所定の基盤部21を挟んで平板
フィン1の裏面と表面に上下交叉するように形成されて
いる。
れらの間ごとにそれぞれ所定の基盤部21を挟んで平板
フィン1の裏面と表面に上下交叉するように形成されて
いる。
【0013】すなわち、複数のスリット形切り起こし群
20は、気流が複数の伝熱管2の前方部を通り抜ける際
乱流化するように、平板フィン1に上下対称に所定の傾
斜および間隔をおいてそれぞれ形成された第1および第
2のスリット部6a,6bと、気流が複数の伝熱管2の
後方部を通り抜ける際乱流化するように、平板フィン1
に上下対称に所定の傾斜および間隔をおいてそれぞれ形
成されるとともに、第1および第2のスリット部6a,
6bと左右対称となるように形成された第3および第4
のスリット部7a,7bと、気流が複数の伝熱管2の前
方部で乱流化するように、第1および第2のスリット部
6a,6bの下流側で平板フィン1に上下対称に所定の
傾斜および間隔をおいてそれぞれ形成された第5および
第6のスリット部8a,8bと、気流が複数の伝熱管2
の後方部で乱流化するように、第3および第4のスリッ
ト部7a,7bの上流側で平板フィン1に上下対称に所
定の傾斜および間隔をおいてそれぞれ形成された第7お
よび第8のスリット部9a,9bと、乱流化された気流
を混合して伝熱管2の後方部に形成される停滞域を減少
させるために、平板フィン1の第5および第6のスリッ
ト部8a,8bと第7および第8のスリット部9a,9
bとの間に垂直に所定の間隔をおいてそれぞれ形成され
た第9および第10のスリット部10a,10bとから
なる。
20は、気流が複数の伝熱管2の前方部を通り抜ける際
乱流化するように、平板フィン1に上下対称に所定の傾
斜および間隔をおいてそれぞれ形成された第1および第
2のスリット部6a,6bと、気流が複数の伝熱管2の
後方部を通り抜ける際乱流化するように、平板フィン1
に上下対称に所定の傾斜および間隔をおいてそれぞれ形
成されるとともに、第1および第2のスリット部6a,
6bと左右対称となるように形成された第3および第4
のスリット部7a,7bと、気流が複数の伝熱管2の前
方部で乱流化するように、第1および第2のスリット部
6a,6bの下流側で平板フィン1に上下対称に所定の
傾斜および間隔をおいてそれぞれ形成された第5および
第6のスリット部8a,8bと、気流が複数の伝熱管2
の後方部で乱流化するように、第3および第4のスリッ
ト部7a,7bの上流側で平板フィン1に上下対称に所
定の傾斜および間隔をおいてそれぞれ形成された第7お
よび第8のスリット部9a,9bと、乱流化された気流
を混合して伝熱管2の後方部に形成される停滞域を減少
させるために、平板フィン1の第5および第6のスリッ
ト部8a,8bと第7および第8のスリット部9a,9
bとの間に垂直に所定の間隔をおいてそれぞれ形成され
た第9および第10のスリット部10a,10bとから
なる。
【0014】第1および第2のスリット部6a,6b間
の間隔並びに第3および第4のスリット部7a,7b間
の間隔を規定する基盤部21は第5および第6のスリッ
ト部8a,8b間の間隔並びに第7および第8のスリッ
ト部9a,9b間の間隔を規定する基盤部21よりも広
く形成されている。また、第1,第2,第3および第4
のスリット部6a,6b,7a,7bの断面積は第5,
第6,第7および第8のスリット部8a,8b,9a,
9bの断面積よりも広く形成されている。
の間隔並びに第3および第4のスリット部7a,7b間
の間隔を規定する基盤部21は第5および第6のスリッ
ト部8a,8b間の間隔並びに第7および第8のスリッ
ト部9a,9b間の間隔を規定する基盤部21よりも広
く形成されている。また、第1,第2,第3および第4
のスリット部6a,6b,7a,7bの断面積は第5,
第6,第7および第8のスリット部8a,8b,9a,
9bの断面積よりも広く形成されている。
【0015】また、第1,第2,第9,第7および第8
のスリット部6a,6b,10a,9a,9bは、図2
に示すように、それぞれ所定の間隔をおいて配列されて
平板フィン1の裏面にカッティング加工により突出形成
されており、第5,第6,第10,第3および第4スリ
ット部8a,8b,10b,7a,7bは第1,第2,
第9,第7および第8のスリット部6a,6b,10
a,9a,9bの間ごとに所定の間隔をおいて配列され
て平板フィン1の表面にカッティング加工により突出形
成されている。
のスリット部6a,6b,10a,9a,9bは、図2
に示すように、それぞれ所定の間隔をおいて配列されて
平板フィン1の裏面にカッティング加工により突出形成
されており、第5,第6,第10,第3および第4スリ
ット部8a,8b,10b,7a,7bは第1,第2,
第9,第7および第8のスリット部6a,6b,10
a,9a,9bの間ごとに所定の間隔をおいて配列され
て平板フィン1の表面にカッティング加工により突出形
成されている。
【0016】上記のごとく構成された本発明の熱交換器
において、図3に示す矢印S方向へ気流が流動すると、
気流は複数の平板フィン1の間に流入し、複数の伝熱管
2の間に平板フィン1の裏面および表面に交互に形成さ
れた複数のスリット形切り起こし群20の第1ないし第
8のスリット部6a,6b,7a,7b,8a,8b,
9a,9bを取り抜けながら流動し乱流化するので、伝
熱効率が高まる。さらに、この気流は乱流化する過程で
第5および第6のスリット部8a,8bと第7および第
8のスリット部9a,9bとの間において平板フィン1
の裏面および表面に交互に形成された第9および第10
のスリット部10a,10bを通り抜けながら二方向へ
二分されて合流する混合気流を生じさせて、伝熱管2の
後方に生じる停滞域を最小に減少させるようにしている
ので、伝熱管2の後方における熱伝達効果が高まる。
において、図3に示す矢印S方向へ気流が流動すると、
気流は複数の平板フィン1の間に流入し、複数の伝熱管
2の間に平板フィン1の裏面および表面に交互に形成さ
れた複数のスリット形切り起こし群20の第1ないし第
8のスリット部6a,6b,7a,7b,8a,8b,
9a,9bを取り抜けながら流動し乱流化するので、伝
熱効率が高まる。さらに、この気流は乱流化する過程で
第5および第6のスリット部8a,8bと第7および第
8のスリット部9a,9bとの間において平板フィン1
の裏面および表面に交互に形成された第9および第10
のスリット部10a,10bを通り抜けながら二方向へ
二分されて合流する混合気流を生じさせて、伝熱管2の
後方に生じる停滞域を最小に減少させるようにしている
ので、伝熱管2の後方における熱伝達効果が高まる。
【0017】スリット形切り起こし群20の第1,第
2,第9,第7および第8のスリット部6a,6b,1
0a,9a,9bは、平板フィン1の表面に突出形成さ
れた第5,第6,第10,第3および第4のスリット部
8a,8b,10b,7a,7bと交互に平板フィン1
の裏面に突出形成されているので、気流の流動方向に対
し第5,第6,第10,第3および第4のスリット部8
a,8b,10b,7a,7bにより形成された温度境
界層内には包含されないので、伝熱効率が高められる。
2,第9,第7および第8のスリット部6a,6b,1
0a,9a,9bは、平板フィン1の表面に突出形成さ
れた第5,第6,第10,第3および第4のスリット部
8a,8b,10b,7a,7bと交互に平板フィン1
の裏面に突出形成されているので、気流の流動方向に対
し第5,第6,第10,第3および第4のスリット部8
a,8b,10b,7a,7bにより形成された温度境
界層内には包含されないので、伝熱効率が高められる。
【0018】また、スリット形切り起こし群20の第1
ないし第10のスリット部6a,6b,7a,7b,8
a,8b,9a,9b,10a,10bは、その上下端
部が伝熱管2の周囲を囲むように放射状に設けられてい
るため、流動する気流をスリット形状により乱流化でき
るとともに、その流動する気流を伝熱管2の周囲に沿っ
て拡散させるので、伝熱管2の後方に生じる停滞域を大
幅に減少させることができる。従って、伝熱管2の後方
での熱伝達効果がさらに高められ、かつ伝熱管2により
熱の流れを遮断することなく円滑に伝達することができ
る。
ないし第10のスリット部6a,6b,7a,7b,8
a,8b,9a,9b,10a,10bは、その上下端
部が伝熱管2の周囲を囲むように放射状に設けられてい
るため、流動する気流をスリット形状により乱流化でき
るとともに、その流動する気流を伝熱管2の周囲に沿っ
て拡散させるので、伝熱管2の後方に生じる停滞域を大
幅に減少させることができる。従って、伝熱管2の後方
での熱伝達効果がさらに高められ、かつ伝熱管2により
熱の流れを遮断することなく円滑に伝達することができ
る。
【0019】また、スリット形切り起こし群20は、伝
熱管2から遠ざかるほど断面積が拡大するテーパ状に形
成されているので、熱伝達現象の最も弱い複数の伝熱管
2の間の中央で熱伝達現象を高めることができ、伝熱効
率をさらに向上させることができる。
熱管2から遠ざかるほど断面積が拡大するテーパ状に形
成されているので、熱伝達現象の最も弱い複数の伝熱管
2の間の中央で熱伝達現象を高めることができ、伝熱効
率をさらに向上させることができる。
【0020】
【発明の効果】上述のように、本発明による空気調和機
の熱交換器は、複数のスリット形切り起こし群が伝熱管
の中心から放射状に設けられ、その伝熱管から遠ざかる
スリット形切り起こし部分が広い断面積をもつように、
平板フィンの表面と裏面に交互に複数のスリット形切り
起こし群が形成されており、これらのスリット形切り起
こし群により流動する気流が乱流化しかつ混合されるよ
うになっているので、熱伝達効率を向上させることがで
きるとともに、伝熱管の後方に生じる停滞域を有効に減
少させることができる。
の熱交換器は、複数のスリット形切り起こし群が伝熱管
の中心から放射状に設けられ、その伝熱管から遠ざかる
スリット形切り起こし部分が広い断面積をもつように、
平板フィンの表面と裏面に交互に複数のスリット形切り
起こし群が形成されており、これらのスリット形切り起
こし群により流動する気流が乱流化しかつ混合されるよ
うになっているので、熱伝達効率を向上させることがで
きるとともに、伝熱管の後方に生じる停滞域を有効に減
少させることができる。
【0021】また、伝熱管から熱の伝達を遮断すること
なく円滑に伝達できるようにするとともに、複数の伝熱
管の間ごとの中央で熱伝達効果を向上させることができ
る。
なく円滑に伝達できるようにするとともに、複数の伝熱
管の間ごとの中央で熱伝達効果を向上させることができ
る。
【図1】本発明による熱交換器の平板フィンを示す平面
図である。
図である。
【図2】図1のB−B線矢視断面図である。
【図3】図2のC部分を拡大して気流の流れを示す断面
図である。
図である。
【図4】従来の熱交換器を示す斜視図である。
【図5】図4の平板フィンの周囲における熱流体特性を
示す拡大図である。
示す拡大図である。
【図6】図4の伝熱管の周囲における熱流体特性を示す
拡大図である。
拡大図である。
【図7】従来の他の熱交換器の平板フィンを示す平面図
である。
である。
【図8】図7のA−A線矢視断面図である。
1 平板フィン 2 伝熱管 6a 第1のスリット部 6b 第2のスリット部 7a 第3のスリット部 7b 第4のスリット部 8a 第5のスリット部 8b 第6のスリット部 9a 第7のスリット部 9b 第8のスリット部 10a 第9のスリット部 10b 第10のスリット部 20 スリット形切り起こし群 21 基盤部
Claims (5)
- 【請求項1】 所定間隔をおいて平行に配設された複数
の平板フィンの間を気流が流動するようにするととも
に、流体が内部を流動する複数の伝熱管を前記平板フィ
ンに直角にかつ上下方向にジグザグ状に配列した空気調
和機の熱交換器において、 前記複数の平板フィンの表面と裏面を流動する気流が前
記伝熱管の周囲で乱流化しかつ混合されるように気流の
流動方向に対して開口した複数のスリット形切り起こし
群を前記伝熱管の中心から放射状に設けるとともに、前
記スリット形切り起こし群の前記伝熱管から遠ざかる部
分の断面積を広くしたことを特徴とする空気調和機の熱
交換器。 - 【請求項2】 前記複数のスリット形切り起こし群は、
それらの間にそれぞれ所定の基盤部を挟んで前記平板フ
ィンの裏面と表面に交互に形成されたことを特徴とする
請求項1記載の空気調和機の熱交換器。 - 【請求項3】 前記複数のスリット形切り起こし群は、
気流が前記複数の伝熱管の前方部を通り抜ける際乱流化
するように、前記平板フィンに上下対称に所定の傾斜お
よび間隔をおいて形成された第1および第2のスリット
部と、気流が前記複数の伝熱管の後方部を通り抜ける際
乱流化するように、前記平板フィンに上下対称に所定の
傾斜および間隔をおいて形成されるとともに、前記第1
および第2のスリット部と左右対称になるように形成さ
れた第3および第4のスリット部と、気流が前記複数の
伝熱管の前方部で乱流化するように、前記第1および第
2のスリット部の下流側で平板フィンに上下対称に所定
の傾斜および間隔をおいて形成された第5および第6の
スリット部と、気流が前記複数の伝熱管の後方部で乱流
化するように、前記第3および第4のスリット部の上流
側で平板フィンに上下対称に所定の傾斜および間隔をお
いて形成された第7および第8のスリット部と、乱流化
された気流を混合して伝熱管の後方部に形成される停滞
域を減少させるために、前記平板フィンの前記第5およ
び第6のスリット部と第7および第8のスリット部との
間に垂直に所定間隔をおいて形成された第9および第1
0のスリット部とからなることを特徴とする請求項1記
載の空気調和機の熱交換器。 - 【請求項4】 前記第1および第2のスリット部間の間
隔並びに第3および第4のスリット部間の間隔は、前記
第5および第6のスリット部間の間隔並びに第7および
第8のスリット部間の間隔よりも幅の広い基盤部を挟ん
で形成されたことを特徴とする請求項3記載の空気調和
機の熱交換器。 - 【請求項5】 前記第1,第2,第3および第4のスリ
ット部の断面積は前記第5,第6,第7および第8のス
リット部の断面積よりも広く形成されたことを特徴とす
る請求項3記載の空気調和機の熱交換器。
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