JP2919949B2 - 空冷式熱交換器用フィンのスリットパターン - Google Patents

空冷式熱交換器用フィンのスリットパターン

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良明 長岡
哲也 小井戸
勝 石塚
泰之 横野
富也 佐々木
浩 水上
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明はフィンドチューブタイプの空冷式熱交換器用
フィンに係り、特に、熱伝達率を高めるためにフィンに
形成されるスリットのパターンを改良した空冷式熱交換
器用フィンに関するものである。
(従来の技術) 従来、フィンドチューブタイプの空冷式熱交換器にお
いては全熱抵抗の80%を占める空気側の熱伝達率を向上
させるために、フィンベースの一部を切り起こして多数
のスリットフィンを空気の流れ方向に形成して前縁効果
を有効に利用している。例えば、第3図で示す特公昭61
−21358号ではフィンベースaに対して相反する方向に
連続して一対のスリットb,cを切り起こすと共に、フィ
ンベースa及び各スリットb,cの間隔をそれぞれ同じ長
さlに設定したスリットパターンを形成して上流側スリ
ットの熱的及び流速的悪影響を低減させて熱伝導率を向
上させている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記のスリットパターンでは図示の矢
印で示すように、フィン内を流れる空気の流れがスリッ
トの影響で曲げられていることが判明した。このように
空気の流れはスリットを避けて流れているので充分な前
縁効果が得られず、熱交換率の向上も1枚のフィンの場
合よりもかなり低いものであった。また、フィンの出口
付近に送風機がある場合はフィンを通過する空気の通過
音が発生することもあった。又、空気の流れが熱交換器
内を斜めに流れるため、通風抵抗が増大し、風量の低下
をも招き、さらに熱伝達率を低下させていた。
そこで、本発明は上述した問題点を有効に解決するた
めに案出されたものであり、その目的はフィン間を流れ
る空気がフィンと平行に流れるようにスリットのパター
ンを改良し、よって熱伝達率の向上を達成した空冷式熱
交換器用フィンを提供するものである。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために本発明は、フィンベースの
一部を切り起こして多数のスリットフィンを空気の流れ
方向に沿って設けた空冷熱交換器用フィンにおいて、上
記フィンベースに対して相反する方向に連続して切り起
こされた一対のスリットからなるZ型スリットパターン
と、該Z型スリットパターンとは反対方向に連続して切
り起こされた一対のスリットからなるS型スリットパタ
ーンとからなり、上記Z型スリットパターンとS型スリ
ットパターンとをフィンベースをはさんで空気の流れ方
向に沿って交互に配列したものである。
(作用) 本発明は以上のように構成したので、空気はZ型スリ
ットとS型スリットとを交互にフィンベースに沿って流
れ、その各スリットでの前縁効果が有効に利用できる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を添付図面を参照しながら説
明する。
第1図は本発明に係る空冷式熱交換器用フィンの断面
を二次元的に示したものである。図示するように、この
空冷式熱交換器用フィンにはフィンベース1の一部を切
り起こして形成されたスリットフィン2が空気の流れ方
向に沿って多数、設けてある。
このスリットフィン2のパターンは、フィンベース1
に対して相反する方向に連続して切り起こされた一対の
スリット2a,2bからなるZ型スリットパターン3と、こ
のZ型スリットパターン3とは反対方向に連続して切り
起こされた一対のスリット2c,2dからなるS型スリット
パターン4とからなる。すなわち、先ず、Z型スリット
パターン3は空気の流れに沿って前方のスリット2aが左
側に、後方のスリット2bが右側に位置するように切り起
こされており、また、S型スリットパターン4はこれと
は逆に前方のスリット2cが右側に、後方のスリット2dが
左側に位置するように切り起こされて形成されている。
そして、このZ型スリットパターン3とS型スリット
パターン4とがフィンベース1をはさんで空気の流れ方
向に沿って交互に配列されている。
また、これらフィンベース1とスリットフィン2の空
気流通方向の幅lは略同一であり、約1mm前後に形成さ
れている。
次に、本実施例の作用を第2図を参照して説明する。
上述したように、各フィンベース1、スリットフィン
2の幅lは略同一であるため、フィンベース1は全て3l
のピッチで設けられており、空気の上流側のフィンベー
ス1の熱的、速度的影響は小さくなっている。また、ス
リットフィン2の部分ではそのピッチが2lの部分と4lの
部分とがあり、2lの部分では空気の上流側の熱的、速度
的影響で熱伝導性能が低下するが、逆に4lの部分では向
上し、トータルとしては全スリットピッチを3lとした理
論性能とほぼ同等の伝熱性能が得られることになる。
また、フィン間の空気の流れの軌跡は図示矢印のよう
にフィンに沿って略平行に流れるようになっているた
め、スリットフィン2の前縁効果を充分に利用すること
が可能となり、伝熱性能の向上が達成される。従って、
特公昭61−21358号のようにフィン間で空気の流れが曲
げられ、実際にはスリットピッチを3lとした理論的性能
が得られないような虞はない。
このように、本発明はスリットフィン2の形成パター
ンを改良して、フィン間を流れる空気が曲がらないよう
にしたのでスリットフィン2の前縁効果を充分に利用す
ることが可能となり、伝熱性能の向上が達成される。ま
た、フィンの出口直後に送風機が設置されても風切り音
などの通過音を発生することがない。
[発明の効果] 以上、詳述したように、本発明によれば、高い伝熱性
能を得ることが可能となり、熱交換器の縮小化等が可能
となる。また、風切り音などの不快な異常音を発するこ
とがなく、静粛性が向上するといった優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の一実施例を示す部分拡大断
面図、第3図は従来の空冷式熱交換器用フィンの部分拡
大断面図である。 図中1はフィンベース、2はスリットフィン、3はZ型
スリットパターン、4はS型スリットパターンである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石塚 勝 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1 株式 会社東芝総合研究所内 (72)発明者 横野 泰之 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1 株式 会社東芝総合研究所内 (72)発明者 佐々木 富也 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1 株式 会社東芝総合研究所内 (72)発明者 水上 浩 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1 株式 会社東芝総合研究所内 (56)参考文献 特開 平2−136696(JP,A) 実開 昭63−80477(JP,U) 特公 昭63−61598(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F28F 1/30 F28F 1/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィンベースの一部を切り起こして多数の
    スリットフィンを空気の流れ方向に沿って設けた空冷熱
    交換器用フィンにおいて、上記フィンベースに対して相
    反する方向に連続して切り起こされた一対のスリットか
    らなるZ型スリットパターンと、該Z型スリットパター
    ンとは反対方向に連続して切り起こされた一対のスリッ
    トからなるS型スリットパターンとからなり、上記Z型
    スリットパターンとS型スリットパターンとをフィンベ
    ースをはさんで空気の流れ方向に沿って交互に配列した
    ことを特徴とする空冷式熱交換器用フィンのスリットパ
    ターン。
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