JP2893617B2 - ファクシミリによる画像データの伝送方法 - Google Patents

ファクシミリによる画像データの伝送方法

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JP2893617B2 JP2289900A JP28990090A JP2893617B2 JP 2893617 B2 JP2893617 B2 JP 2893617B2 JP 2289900 A JP2289900 A JP 2289900A JP 28990090 A JP28990090 A JP 28990090A JP 2893617 B2 JP2893617 B2 JP 2893617B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ファクシミリを用いて画像データを効率良
く、しかも短い通信時間で伝送させる方法に関する。
[従来の技術] 近時、ファクシミリを用いて原稿などを送信すること
が広く行なわれているが、このようなファクシミリで複
数の原稿を送信する場合、原稿を画像読取部にセットし
て1枚々送信しているのが通例である。
しかし、このような方法で画質があまり問われない多
数の原稿を送信するような場合には送信時間が必要以上
に長くなり効率的ではなかった。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、
画質の余り問われない複数枚の原稿送信に有益な画像デ
ータの伝送方法を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために提案される本発明方法は、
縮小した複数枚の原稿を1枚の原稿データとしてまとめ
て、その縮小率データとともに送信側ファクシミリから
電話回線に送り出し、受信側ファクシミリでは、受信し
た原稿データを元の原稿枚数に分割し、縮小率データに
基づいてほぼ元の原稿寸法に拡大して印字出力させるよ
うにしたことを特徴としている。
[作用] 本発明方法によれば、送信側ファクシミリでは、複数
の原稿を縮小して1枚の複合化された原稿データに加工
された後、縮小率データとともに電話回線側に送り出す
ので、画像データの伝送に必要な送信時間が短縮され
る。
また、受信側ファクシミリでは、送信されてきた原稿
データを元の原稿枚数に分割し、送信されてきた縮小率
データに基づいてほぼ原寸法に拡大して印字させるの
で、送信側と同じ寸法の原稿が得られる。
[実施例] 以下に、添付図を参照して本考案の一実施例を説明す
る。
本発明では、送信側ファクシミリFでは、1まとめに
すべき原稿枚数と縮小率を設定しておけば、縮小された
複数の原稿は順次1枚の原稿データとしてまとめられ
て、受信側ファクシミリF′に送信され、ここでは、原
稿データを元の原稿枚数に分割し、原稿データとともに
送信されて来た縮小率データに基づいて、各原稿は元の
原稿寸法に拡大され印字される。
第1図はこのような本発明方法における原稿データの
送信原理を示したものであり、送信側ファクシミリFか
らA〜Dの4枚の原稿を縮小率25%で4枚を1枚にまと
めて送信する例を示している。
このような場合、4枚の原稿A〜Dは25%に縮小され
た原稿A′〜D′となって、1枚にまとめられて送信側
ファクシミリFより送信され、受信側ファクシミリF′
では、縮小され1枚にまとめられて来た原稿データを元
の原稿枚数に分割され、更に基の原稿寸法になるように
拡大され後、4枚の原稿A″〜D″となって記録紙に印
字される。
第2図は本発明方法を実施する場合に使用される送信
側ファクシミリの要部構成をブロック図をもって示した
ものである。
送信側ファクシミリFは、図に示したように、原稿6
を読み取るための画像読取部1,画像読取部1で読み取っ
た原稿6の縮小率と、1まとめとする原稿枚数を設定す
るための編集設定手段3,画像読取部1から読み取られた
原稿データを編集設定手段3によって設定された枚数の
原稿を1まとめに合成し、設定された縮小率に縮小させ
る画像加工手段3,この画像加工手段3によって1まとめ
として縮小された原稿データを一時的に蓄積する画像蓄
積メモリ4及びこの画像蓄積メモリ4に蓄積された原稿
データを電話回線lを通じて、受信側ファクシミリに送
出するための通信制御部5を備えた構成となっている。
なお、この図では、ファクシミリの基本構成のうち、
本発明方法の実施に必要な部分のみが示されており、印
字出力部などの構成は省略されている。
第3図は本発明方法を実施する場合に使用される受信
側ファクシミリの要部構成をブロック図をもって示した
ものである。
受信側ファクシミリF′は、図に示したように、電話
回線lを通じて送信側ファクシミリFより送信されて来
た原稿データを受信するための通信制御部7,この通信制
御部7によって縮小率データとともに受信された原稿デ
ータを元の原稿枚数に分割し、元の原稿寸法に拡大する
ための画像加工手段8と、この画像加工手段8によって
拡大された原稿データを一時的に蓄積する画像蓄積メモ
リ9及びこの画像蓄積メモリ9に蓄積された原稿データ
を記録紙11に印字するための印字出力部10を備えた構成
となっている。
なお、この図では、画像読取部などのファクシミリの
基本構成は省略されており、本発明方法の実施に必要な
部分のみが示されているのは、送信側ファクシミリと同
様である。
ついで、送信側ファクシミリと受信側ファクシミリの
動作に分けて、本発明方法を説明する。
第4図のステップ100〜113は送信側ファクシミリの基
本的な制御動作手順を示したフローチャートであり、編
集設定手段2によって縮小率と、1まとめにすべき原稿
枚数が設定されると、画像読取部1では原稿を読み取る
毎に画像加工手段3に原稿データを送り出し、設定した
最後の枚数の原稿データが画像加工手段3に転送される
と、転送された原稿データは編集設定手段2で設定され
た縮小率で縮小され1枚の原稿データとして合成された
後、画像蓄積メモリ4に蓄積される。以下、画像読取部
1では設定した複数枚の原稿を読み取る毎に、画像加工
手段3では読み取った原稿データの合成と縮小が組み返
され、1枚の複合縮小化された原稿データが順次、画像
蓄積メモリ4に蓄積されて行く(以上、ステップ100〜1
06参照)。
このようにして、送信すべき原稿が順次、縮小され合
成されて画像蓄積メモリ4に蓄積された後、送信側ファ
クシミリFの送信スイッチが操作されると受信側ファク
シミリF′の電話番号が発呼される。
このような送信側の発呼に対して、受信側ファクシミ
リF′が着信し応答すると、必要なトレーニングがなさ
れた後、縮小率データと複合縮小化された原稿データが
順次送信される。
なお、ステップ107のタイムアップは、送信スイッチ
の操作後、所定の時間が経過しても受信側ファクシミリ
F′を発呼させなかった場合に制御動作を最初に戻すた
めであり、ステップ113のタイムアップは、受信側ファ
クシミリF′を発呼後、電話回線が混むなどして受信側
より着信が得られなかった場合に制御動作を最初に戻す
ために設けたものである。
(以上、ステップ107〜113参照)。
これに対して、受信側ファクシミリF′では、次のよ
うな手順で受信した原稿データを元の原稿枚数に分割し
元の原稿寸法大に拡大して印字する。
第5図のステップ200〜207は、このときの受信側ファ
クシミリの動作手順をフローチャートをもって示したも
のである。
送信側ファクシミリFの発呼に対して着信すると、縮
小率データを受信し続いて、複数の原稿を縮小し、1ま
とめに合成された原稿データを順次受信し、画像加工手
段8において原稿データを元の原稿数に分割し、更に縮
小データに基づいて元の原稿寸法になるように拡大した
後、順次画像蓄積メモリ9に順次蓄積して行く。このよ
うにして画像蓄積メモリ9に蓄積された原稿データは、
印字スイッチが操作されると、記録紙11にほぼ元の原稿
寸法になって印字される(以上、ステップ200〜207参
照)。
[発明の効果] 本発明方法では、送信側では複数の原稿を縮小し1枚
の原稿データとしてまとめて、その縮小率データととも
に受信側に送信するので、送信に必要なトータル時間が
著しく短縮される。
また、受信側では、送信側から縮小率データとともに
送信されて来た原稿データを受信し、元の原稿とほぼ同
一寸法に拡大して印字するので画質を余り問わない原稿
データの送信に最適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法における画像データの送信原理の説
明図,第2図は送信側ファクシミリの要部構成図,第3
図は受信側ファクシミリの要部構成図,第4図は本発明
方法を実行する場合の送信側ファクシミリの基本動作を
示したフローチャート,第5図は受信側ファクシミリの
基本図は基本動作を示したフローチャートである。 (符号の説明) F……送信側ファクシミリ 1……画像読取部 2……編集設定手段 3……画像加工手段(縮小・合成) 4……画像蓄積メモリ 5……通信制御部 F′……受信側ファクシミリ 7……通信制御部 8……画像加工手段(分割・拡大) 9……画像蓄積メモリ 10……印字出力部 l……電話回線

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信側ファクシミリでは、縮小した複数枚
    の原稿を、その縮小率データとともに、1枚の原稿デー
    タとしてまとめて電話回線に送出し、受信側ファクシミ
    リでは、受信した1枚の原稿データを元の原稿枚数に分
    割し、縮小率データに基づいてほぼ元の原稿寸法に拡大
    して印字出力させるようにしたファクシミリによる画像
    データの伝送方法。
JP2289900A 1990-10-26 1990-10-26 ファクシミリによる画像データの伝送方法 Expired - Fee Related JP2893617B2 (ja)

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