JP2891214B2 - プリンタ - Google Patents

プリンタ

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JP2891214B2
JP2891214B2 JP8335292A JP33529296A JP2891214B2 JP 2891214 B2 JP2891214 B2 JP 2891214B2 JP 8335292 A JP8335292 A JP 8335292A JP 33529296 A JP33529296 A JP 33529296A JP 2891214 B2 JP2891214 B2 JP 2891214B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、溶着性または昇華性イ
ンク等をロール状基紙に塗布し、これをサーマルヘッド
等により被記録紙に選択転写するドラム式プリンタの駆
動機構にかかわり、特に、軽量小型化かつ操作性の向上
に適するプリンタに関するものである。 【0002】 【従来の技術】溶着性または昇華性インク等をロール状
基紙に塗布し、これをサーマルヘッド等により、画像情
報に基づいて、あらかじめカットされた被記録紙に選択
転写するドラム式プリンタにおいては、下記のような動
作を順次行うことが必要である。すなわち、図1におい
て、被記録紙1は、給紙ローラ2が矢印b方向に回転す
ることにより矢印a方向に搬送され、給紙ガイド9によ
り、ドラム3の一部に設けられたチャック機構4内に至
る。チャック完了後、ドラム3は矢印c方向に回動し、
被記録紙1を、その転写初期位置まで移動させる。つい
で、破線に示す位置にあってドラム3に対して離反して
いたサーマルヘッド5は、矢印d方向に移動して実線で
示す位置に至り、供給リール6と巻取りリール7との間
にかけ渡されていたインク紙8を、被記録紙1と共にド
ラム3に対し圧接する。ついで、印字すべき情報信号に
基づいてサーマルヘッド5に転写信号が供給されはじめ
るが、このとき、ドラム3が矢印c方向に回動を開始す
るとともに、巻取りリール7に矢印e方向への回動力が
与えられることによって、インク紙8は張力が与えられ
て被記録紙1とすべりなく移動する。 【0003】なお、多色に印刷する場合には、インク紙
8に、異なった色の溶着性または昇華性インクが、図1
に示すごとく、被記録紙1の大きさに応じて、領域8
a,8b,8cというように面順次に塗布されたものを
用いる。従って、同一被記録紙上に第2、第3の色を転
写する場合には、被記録紙1が転写終了位置まで回動し
て1画面分が転写された後、サーマルヘッド5は矢印d
´方向に移動して破線で示す位置に至り、チャック機構
4の通過を待つ。そして、再び被記録紙1の転写初期位
置がくると、ドラム3の回動は停止し、以降、必要な転
写が終了するまで上記した動作を繰り返す。 【0004】上記のようにして1回ないし数回の転写が
終了した後、サーマルヘッド5は、再び矢印d´の示す
方向に、破線で示す位置に移動・停止する。サーマルヘ
ッド5がインク紙8から離反した後、巻取リール7に対
する矢印e方向への回動力は解除され、ドラム3は、矢
印c方向に、被記録紙1の終端が分離駒10と排紙ガイ
ド11の中間位置(領域f)に至るまで回動する。 【0005】この後、ドラム3が矢印c´方向に回動す
ると、被記録紙1の終端は、分離コマ10と排紙ガイド
11との間を通過して、矢印g方向に回動している排紙
ローラ12に至り、チャック機構4が解除されるととも
に、排紙ローラ12のローラ12a、12bにより排出
される。 【0006】上記した機能を順次実現するために、従来
は、ドラム3を回動せしめるモータ等の第1の駆動源、
サーマルヘッド5を移動せしめる第2の駆動源、給紙ロ
ーラ2、排紙ローラ12、巻取りリール7等を駆動する
第3の駆動源を設けるのが通例であった。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
熱転写方式プリンタでは、前述のように、色材を塗った
インク紙を用いて記録を行っている。この方式ではサー
マルヘッド等でインク紙を適宜加熱して被記録紙にイン
クを付着させることにより記録を行っている。記録動作
では、未使用のインク紙を記録部分に供給し、さらに記
録の終わった使用済みインク紙は回収する必要がある。
このため、長尺のインク紙は予めリールに巻き取ってお
き、必要に応じて繰り出して使用し、使用済みのものは
別のリールに巻き取るようにするのが通例である。 【0008】インク紙はベースとなるフィルムにインク
を塗布してできており、記録時にはインクとベースフィ
ルムとは同時に加熱される。ベースフィルムは高分子材
料でできており、サーマルヘッドで加熱されると局部的
にガラス転移点温度(軟化温度)以上になることがあ
り、このような場合冷却時に放置するとフィルムが部分
的に収縮してシワが発生することがある。 【0009】連続して記録を行っている間は、シワはイ
ンク紙の下流側、すなわち使用済み部分にのみ発生し、
未記録部分には及ばない。一画面等の連続した記録の終
了後、記録紙の交換等のためにサーマルヘッドをインク
紙及びドラムから離すと、インク紙の使用済み部分に発
生したシワが未使用部分に及んでしまう。未使用部分に
シワがある状態で記録を行うと、インクが被転写紙へ送
られない部分ができてしまう。 【0010】また、カラーの記録を行う場合には、色相
の異なる色面にぬりわけたインク紙を用い、同一記録紙
上に複数色の記録を重ねる。このようなカラー記録を行
う場合にも、インク紙の色面を交換する時に、サーマル
ヘッドをインク紙及びドラムから離す。この場合も、イ
ンク紙の使用済部分のシワが未使用部分に及んでしまう
ことがあった。 【0011】本発明の目的は記録時のインク紙にシワが
発生を抑えかつ発生したシワが拡大しないようにしたプ
リンタを提供することにある。 【0012】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、インク紙巻取りリール軸に、リール駆動
手段とすべりクラッチを介して連結され、インク紙に対
して所定の範囲内の張力を与える張力付加手段を配設
し、さらにサーマルヘッドがドラムから離間した状態で
インク紙に張力を加えた状態でのインク紙の経路を変化
させてドラムとの接触面積を、サーマルヘッドがドラム
に押しつけられた状態でのインク紙のドラムへの接触面
積よりも、減らした。また、サーマルヘッドのドラムよ
りの離間動作に連動してインク紙のはがし手段もドラム
より離間させて、サーマルヘッド及びはがし手段がドラ
ム近傍にある状態でのインク紙のドラムへの接触面積よ
り、サーマルヘッド及びはがし手段がドラムより離間し
た状態でのインク紙のドラムへの接触面積を減らした。 【0013】 【作用】本発明によれば、サーマルヘッド及びはがし手
をドラムから離間した状態でインク紙に張力を加える
と、インク紙の経路は、記録動作時のインク紙のドラム
への接触面積に対して、接触面積が減った状態となり、
インク紙の張り渡した部分全体に所定の張力がかかるこ
とになり、シワの発生及び発生したシワの拡大を防止で
きる。 【0014】 【実施例】以下、本発明の一実施例を図3および図4に
より説明する。 【0015】まず、第1のモータであるモータA21に
関係した部分について説明する。図3において、正逆回
転可能なモータA21は、ギア22aおよび22bと、
ギア22bと同軸に設けられた傘ギア23aおよびこれ
と噛み合う傘ギア23bと、この傘ギア23bと同軸に
設けられたウオーム24aおよびウオームホイル24b
などからなる減速装置を介して、ドラム軸25と連結さ
れ、このドラム軸25は、一部にチャック機構4をもつ
ドラム3と連結されている。前記ギア22bは同時に、
互いに同軸の大ギア26a、小ギア26bからなる減速
装置と、この小ギア26bと噛み合うギア27、プーリ
28a、ベルト28b、およびプーリ28cとを介し
て、排紙ローラ軸29と連結され、この排紙ローラ軸2
9は排紙ローラ12と連結されている。また、前記小ギ
ア26bは、図4に示すように、摩擦コイルばね30に
よる同軸上の一方向クラッチおよびギア31を介して、
ばね32a、クラッチ材32bをもち、かつ一部がギア
31と噛み合うクラッチ台32cから構成されるすべり
クラッチ32と連結され、このすべりクラッチ32は、
巻取リール軸7aと連結されている。すなわち、クラッ
チ32を経由して巻取リール軸7aは、駆動時に一定の
トルクが供給されて、所定の張力がインク紙に与えられ
る構造になっている。なお、図4において、8は巻き取
られてロール状になったインク紙、33はシャーシであ
る。 【0016】次に、上記した構成の動作を説明する。モ
ータA21およびギア22aが矢印h方向に回動する
と、ギア22bおよび傘ギア23aは矢印i方向に回動
し、傘ギア23bおよびウオーム24aは矢印j方向に
回動し、従って、ウオームホイル24bおよびドラム3
はドラム軸25の周りに、矢印k方向に回動する。これ
と同時に、大ギア26a、小ギア26bは矢印l方向に
回動し、ギア27、プーリ28c,および排紙ローラ1
2は矢印m方向に回動し、クラッチ台32cおよび巻取
リール軸7aは矢印n方向に回動する。このn方向は、
インク紙8が巻き取られる方向である。なお、モータA
21が、上記と逆方向である矢印h´方向に回動した場
合は、排紙ローラ12はm´方向に回動するが、巻取リ
ール軸7aは回動しない。 【0017】次に、第2のmモータであるモータB51
に関係した部分について説明する。図3において、モー
タB51の軸は、プーリ52a、ベルト52b、プーリ
52cを介してギア53と連結され、このギア53は、
同軸の傘ギア54aおよびこれと噛み合う傘ギア54
b,摩擦コイルばね55による一方向クラッチ、および
ウオーム56a、ウオームホイル56bからなる減速装
置と連結されている。このウオームホイル56bには、
カム57aが連結されており、このカム57a、および
従動ピン57b、揺動軸57c、レバ57dは、レバ5
7dの先端に設けられたサーマルヘッド5がドラム3に
接し接触・離反等の移動をするための移動機構を構成し
ている。同時に、ギア53の回転はギア58により減速
され、ギア59aと連結している。このギア59aは、
前記した一方向クラッチと同様の構成を持つ摩擦コイル
ばね60を介して、給紙ローラ軸61および給紙ローラ
62と連結している。この給紙ローラ62は、給紙トレ
イ63上に置かれかつ板ばね65等の付勢手段により付
勢された、あらかじめカットされた被記録紙スタック6
4と当接している。66は、給紙トレイ63に対して被
記録紙1の1枚が通過する間隔で設けられたスロートで
ある。なお、本実施例においては、前記ギア59aに、
ギア59b、ギア59cが順次連結され、このギア59
cは、前記した一方向クラッチと同様の構成を持つ摩擦
コイルばね67を介して、第2の給紙ローラ軸68およ
び第2の給紙ローラ69と連結されている。70は、給
紙ローラ69に対して付勢された従動ローラである。 【0018】次に、上記の構成の動作を説明する。モー
タB51およびプーリ52aが矢印O´方向に回動する
と、プーリ52cおよび傘ギア54aは矢印p´方向に
回動し、傘ギア54bとウオーム56aとは矢印q´方
向に回動する。これとともに、ウオームホイル56bは
カム57aを伴って矢印w´方向に回動する。このカム
57aには、図示のごとく上死点と下死点と死点が1つ
づつあるため、従動ピン57bを介して、レバ57dは
揺動軸57cの回りに揺動し、レバ57dの先端に設け
られたサーマルヘッド5はドラム3に対し接触・離反す
る。同時に、プーリ52cと同軸のギア53により、ギ
ア58、ギア59a,ギア59bおよびギア59cは、
それぞれ矢印r´、s´、t´、u´方向に回動する
が、給紙ローラ62および第2の給紙ローラ69は、そ
れぞれ一方向クラッチの作用により回動しない。逆に、
モータB51が矢印O方向に回動した場合には、ウオー
ム56aは回動せず、給紙ローラ62および第2の給紙
ローラ69は、それぞれ矢印v方向およびu方向に回動
する。 【0019】ここで、全体の動作を説明する。まず、モ
ータB51が矢印O方向に回動すると、給紙ローラ62
は矢印v方向に回動し、被記録紙スタック64から被記
録紙1が、給紙トレイ63とスロート66との間から1
枚だけ押し出され、第2の給紙ローラ69によりさらに
搬送される。被記録紙1は、給紙ガイド9により方向を
変えて、チャック機構4に挿入され、被記録紙1はドラ
ム3に固定される。ついで、図示しない検出器の信号に
より、モータB51は停止し、モータA21が矢印h方
向に回動し、ドラム3は矢印k方向に回動する。このと
き、被記録紙1の後端が記録紙スタック64に残ってい
ても、給紙ローラ62および第2の給紙ローラ69は一
方向クラッチを介してモータB51等と連結されている
ため、給紙ローラ62等は空転し、被記録紙1はドラム
3に巻き付きながら転写初期位置に至る。供給リール6
には、図示しないブレーキ機構が設けられており、この
ブレーキ機構により供給リール6には一定のトルクts
が与えられる。ここで、供給リール6に巻かれたインク
紙8の半径をrsとすると、供給リール6から新しいイ
ンク紙を引き出すために必要な張力(テンション)Ts
は、 Ts=ts/rs と、もとめることができる。 【0020】一方、巻取リール軸7aには、駆動時に一
定の張力ttが供給されており、巻取リールに巻かれた
インク紙の半径をrtとすると、巻取り張力Ttは、 Tt=tt/rt と、もとめることができる。 【0021】このとき、供給側張力Tsと巻取り側張力
Ttとの関係は、 Tt<Ts となるように設定されている。すなわち、巻取りリール
側のみを駆動しただけでは、インク紙8は移動しない。 【0022】インク紙8がサーマルヘッド5により、ド
ラム3に圧接されて、かつドラム3の回転に伴って与え
られる張力Tdと先ほどのリールからの張力との関係
は、 Tt+Td>Ts となるように設定されている。すなわち、サーマルヘッ
ド5によりインク紙8がドラム3に圧接された状態で、
ドラム3を回転させると、インク紙8には供給リール6
から繰り出されて、ドラム3に至り、さらに送られて巻
取りリールに巻取られていく。 【0023】なお、供給リールと巻取りリールとに巻か
れたインク紙の量によって、それぞれの半径すなわち、
rs及びrtが変化するが、この半径の変化の範囲は、
予め巻いておくインク紙の量によって、設計する事がで
きるため、上記の張力の関係を保つよう設定することは
用意である。被記録紙1が転写初期位置にきたところで
モータA21は停止し、ついで、モータB51が矢印O
´方向に回動すると、給紙ローラ62等は回動せずにカ
ム57aが半転回動し、サーマルヘッド5は5´に示す
位置に至る。このとき、供給リール6と巻取リール7と
の間にかけ渡されたロール状のインク紙8は、サーマル
ヘッド5およびその先端に設けられたはがしローラ71
により、8´の位置に移動する。このとき、はがしロー
ラ71はサーマルヘッド5に連動して71´の位置にあ
り、被記録紙1とインク紙8は所定の角度で離される。
すなわち、ドラム上でサーマルヘッド5からはがしロー
ラ71間に対応する区間では、被記録紙1とインク紙8
は接触した状態で進むため、インク紙は、所定の面積ド
ラムに対して被記録紙1を介して接触している。はがし
ローラ71は所定の角度でインク紙を被記録紙から離す
ため、はがし手段を構成している。ついで5´の位置に
あるサーマルヘッド5には、図示しない信号源から転写
信号が供給されるとともにモータA21には矢印h方向
の回動力が加えられ、ドラム3は矢印k方向に回動し、
インク紙8と被記録紙1も送られ、転写が行われる。ま
た、転写後のインク紙8は、すべりクラッチ32を介し
て、巻取リールに巻き取られる。 【0024】図2に示したようなインク紙8を用いて、
異なるインク紙を同一比記録紙に転写する場合には、一
画面転写後、続けてモータB51をO´方向に回動さ
せ、カム57aを半回転させてサーマルヘッドを5´の
位置から5の位置に戻す。このため、ドラム3が矢印k
方向に回動を続けても、チャック機構4がサーマルヘッ
ド5に当たることがないと同時に、インク紙は、再度8
で示す状態となり、インク紙の経路はドラムと接触して
いない離間した位置になり、2つのリール間に張り渡さ
れたインク紙は、巻取りリールには送られない。また、
はがしローラ71もサーマルヘッドに連動してドラム3
より離間した状態になっている。また、ある張力で引か
れた状態であるため、記録に伴って発生したインク紙の
斜行や熱による不均一な収縮によるシワなども初期状態
に戻される。 【0025】すなわち、インク紙に張力をかけた状態で
次の記録を開始するため、万一使用済みのインク紙にシ
ワが発生している場合でも未使用のインク紙部分にシワ
が波及しない。 【0026】インク紙に張力を掛けた状態から、サーマ
ルヘッド5、5´を5の位置から5´の位置へ移動し
て、次回の記録を行う場合には、一旦、巻き取りリール
に巻き取られた使用済みインク紙が引き出される。そし
て、記録部分の直後に使用すみインク紙がくる。すなわ
ち、前回の記録終了時点までに使用したインク紙に続く
未使用インク紙を引き続き使用することができる。この
ようにすると、インク紙をむだにすることなく効率よく
利用することが可能となる。 【0027】転写終了時には、モータB51が矢印O´
方向に回動して、5´の位置にあるサーマルヘッドを5
の位置に戻した後、さらにモータA21を矢印h方向に
回動させ、被記録紙1の後端が分離コマ10と排紙ガイ
ド11の中間に到達したことを、図示しない検出器によ
り検出し、ついで、モータA21を矢印h´方向に回動
させる。排紙ローラ12は矢印m´方向に回動するとと
もに、被記録紙1の後端は分離ゴマ10と排紙ガイド1
1との間を通り、若干のばね性をもって排紙ローラ12
と接している排紙ガイド11に沿って排紙される。な
お、チャック機構4の解放は、モータA21が矢印h´
方向に回動している時間内の任意の時間に行うことがで
きる。 【0028】 【発明の効果】以上詳説したごとく、本発明によれば、
サーマルヘッドをドラムから離間した状態でインク紙に
張力を加えると、インク紙の経路は、記録動作時のイン
ク紙のドラムへの接触面積に対して、接触面積が減った
状態となり、インク紙の張り渡した部分全体に所定の張
力がかかることになり、シワの発生及び発生したシワの
拡大を防止する効果がある。 【0029】また、カラー記録等の複数の色相に塗り分
けたインク紙の色面を順次使用する場合に、色面の交換
時に上記のようなサーマルヘッドのドラムからの離間と
インク紙への張力付加の操作を行うことにより、インク
紙のシワを防止することができ、信頼性の高い記録を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】プリンタ機構の説明図である。 【図2】プリンタに用いる、異なるインク面を持つイン
クシートの説明図である。 【図3】本発明によるプリンタの一実施例の説明図であ
る。 【図4】図3における一方向クラッチおよびすべりクラ
ッチ部分の詳細説明図である。 【符号の説明】 1・・・被記録紙、2・・・給紙ローラ、3・・・ドラ
ム、4・・・チャック機構、5・・・サーマルヘッド、
6・・・供給リール、7・・・巻取リール、8・・・イ
ンク紙、12・・・排紙ローラ、21・・・モータA、
51・・・モータB。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/32 - 2/325 B41J 25/304 - 25/316 B41J 17/24 B41J 33/52

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 .被記録紙を巻回して回動するドラム、該ドラムに対
    し圧接・離間等の移動をする移動機構を備えたサーマル
    ヘッドと、ブレーキ機構を備えた供給リール軸と該供給
    リール軸に巻回されたインク紙を巻取るための巻取りリ
    ール軸と、前記被記録紙を、前記ドラムと前記インク紙
    との間に供給するための給紙手段と、記録後の前記被記
    録紙と前記インク紙を所定の角度で離すはがし手段と、
    印字後の前記被記録紙を排出するための排出手段と、前
    記インク紙に対して張力を加える張力付加手段を備えた
    プリンタ駆動機構において、 前記サーマルヘッド及び前記はがし手段が前記ドラムか
    ら離間した状態で、前記インク紙に張力を加える制御手
    段を設けたことを特徴とするプリンタ駆動機構。 .被記録紙を巻回して回動するドラム、該ドラムに対
    し圧接・離間等の移動をする移動機構を備えたサーマル
    ヘッドと、ブレーキ機構を備えた供給リール軸と該供給
    リール軸に巻回されたインク紙を巻取るための巻取りリ
    ール軸と、前記被記録紙を、前記ドラムと前記インク紙
    との間に供給するための給紙手段と、記録後の前記被記
    録紙と前記インク紙を所定の角度で離すはがし手段と、
    印字後の前記被記録紙を排出するための排出手段と、前
    記インク紙に対して張力を加える張力付加手段を備えた
    プリンタ駆動機構において、 前記被記録紙に対する複数色の記録動作途中、前記イン
    ク紙の色相の領域を変更する時点で、前記サーマルヘッ
    ド及び前記はがし手段を前記ドラムから離間させ、前記
    インク紙に対して前記張力付加手段を動作させて張力を
    加える動作を行う記録制御手段を設けたことを特徴とす
    るプリンタ駆動機構。
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JPS57201686A (en) * 1981-06-05 1982-12-10 Sony Corp Color printer
JPS591274A (ja) * 1982-06-29 1984-01-06 Toshiba Corp 熱転写記録装置

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