JP2889816B2 - 二重床用パネルの支持脚 - Google Patents

二重床用パネルの支持脚

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JP2889816B2
JP2889816B2 JP14938694A JP14938694A JP2889816B2 JP 2889816 B2 JP2889816 B2 JP 2889816B2 JP 14938694 A JP14938694 A JP 14938694A JP 14938694 A JP14938694 A JP 14938694A JP 2889816 B2 JP2889816 B2 JP 2889816B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物の床面上に所定高
さで二重床用パネルを支持して二重床を形成するための
二重床用パネルの支持脚に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、床面上に所定高さで二重床用パネ
ルを支持して二重床を形成するための支持脚としては種
々のものが提供されており、これらの支持脚において二
重床用パネルを支持する形態の一例としてストリンガと
称される横架材26を隣合うように配置された床パネル
受け部材6間に架設し、この横架材26に二重床用パネ
ル15を載置するような場合がある。このようなものに
おいては、床パネル受け部材6に対して横架材26が地
震などによる外力によって簡単に外れたりするようなこ
とがないと共に床パネル受け部材6に対して横架材26
の取付けを簡易に行えるようになっていることが重要と
なっている。そして、ワンタッチ方式にて横架材26を
床パネル受け部材6に固定できる構造を採用したものと
して、例えば、図9乃至図13に示されるようなものが
ある。このものは上下方向に高さ位置調整自在となった
支持脚の床パネル受け部材6の突起体19の側面に図
9、図10に示されるように嵌合孔50が設けられてお
り、横架材26の両側板26bの端部には図11に示さ
れるように嵌合孔50の位置と対応する位置に切り起こ
し60が設けられている。そして、横架材26の側板2
6bのバネ性(弾力性)を利用し、横架材26の端部を
突起体19に嵌め込むようにして両側板26bの内面に
設けられた切り起こし60が突起体19の嵌合孔50に
係合されることによって横架材26の端部が突起体19
に取付けられるようになっており、突起体19に被せる
ようにして上方より横架材26を嵌め込むようにするこ
とで横架材26をワンタッチで簡易に設置することがで
きるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
従来例にあっては、両側板26bの内面に設けられた切
り起こし60が嵌合孔50に係合されることによって横
架材26が床パネル受け部材6に対して取付けが行われ
ているだけであるために地震などにより横架材26に対
して引張力や圧縮力等の外力が加わると切り起こし60
が嵌合孔50より簡易に外れやすいものであり、突起体
19に対する取付けが簡易となっている分だけ外力に対
する取付強度が弱いという問題があった。
【0004】このため、外力に対する取付強度を向上さ
せる取付構造としてタッピングビス等の固着具70を用
いてねじ止め式にて横架材26と突起体19とを相互に
連結固定するものもある。このものは、図14に示され
るように床パネル受け部材6の基板17にねじ孔80が
設けられており、横架材26の端部を基板17に載置し
た後に横架材26の上面側より基板17に固着具70を
打入させることで横架材26と基板17とが相互に連結
固定されるようになっている。ところで、一般的に床パ
ネル受け部材6にて横架材26を支持する場合、1つの
床パネル受け部材6に対して4つの横架材26の端部が
載置されるものであるが、ねじ止め式であると各横架材
26をそれぞれ基板17にねじ止めしなければならず、
取付けに時間を要することとなって施工性が非常に悪い
という問題があった。
【0005】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、床パネル受け部材に対する横架材の取付けを
簡易なものとしながら外力に対する取付強度が高い二重
床用パネルの支持脚を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、ベース板1より支持ボルト体
2が突設されたベース部材3と、ベース部材3の支持ボ
ルト体2に螺着されたナット部材4と、挿通孔5内に支
持ボルト体2の上部が挿通配置されると共に下部をナッ
ト部材4に載置して支持ボルト体2の上部に設置される
床パネル受け部材6と、隣合うように配置された床パネ
ル受け部材6間に架設される横架材26を有し、横架材
26の長手方向と平行に作用する引張力に対して横架材
26が床パネル受け部材6より外れるのを防止する第4
連結手段Dと、横架材26の長手方向と直交する左右方
向に作用する引張力に対して横架材26が床パネル受け
部材6より外れるのを防止する第5連結手段Eと、横架
材26の長手方向と直交する上下方向に作用する引張力
に対して横架材26が床パネル受け部材6より外れるの
を防止する第6連結手段Fを備えたことを特徴とするも
のである。
【0007】また床パネル受け部材6の上部に突設され
た突起体19に下方に開口する断面略コ字状の横架材2
6の端部を被嵌し、横架材26の端部の天板26aに開
口27を設けて横架材26の天板26aの端縁に係合片
28を形成し、係合片28を突起体19の上面に凹設さ
れた凹溝24に係合すると共に開口27を突起体19の
上部の嵌合突起31に係合し、側板26bの下縁を内側
に折曲加工して形成された折曲片32の端部に切り欠き
部29を設けて側板26bの端縁に係止突起30を形成
し、係止突起30を突起体19の側面部に突設された突
起25に引っ掛け係止すると共に切り欠き部29を突起
25に係合して第4連結手段Dを構成し、突起体19を
挟むように突起体19の両側に配置された横架材26の
両側板26bにて第5連結手段Eを構成し、凹溝24に
係合された係合片28を跨ぐように開口27に露出する
嵌合突起31と突起体19の基部との間に架設されるロ
ック片20aで第6連結手段Fを構成したことを特徴と
するものである。
【0008】
【作用】しかして、本発明によれば、取付状態では第4
連結手段Dによって横架材26の長手方向と平行に作用
する引張力に対して横架材26が床パネル受け部材6よ
り外れるのが防止され、第5連結手段Eによって横架材
26の長手方向と直交する左右方向に作用する引張力に
対して横架材26が床パネル受け部材6より外れるのが
防止され、第6連結手段Fによって横架材26の長手方
向と直交する上下方向に作用する引張力に対して横架材
26が床パネル受け部材6より外れるのが防止される。
そして、第4連結手段Dは横架材26の端部の天板26
aに開口27を設けて横架材26の天板26aの端縁に
係合片28を形成し、係合片28を突起体19の上面に
凹設された凹溝24に係合すると共に開口27を突起体
19の上部の嵌合突起31に係合し、側板26bの下縁
を内側に折曲加工して形成された折曲片32の端部に切
り欠き部29を設けて側板26bの端縁に係止突起30
を形成し、係止突起30を突起体19の側面部に突設さ
れた突起25に引っ掛け係止すると共に切り欠き部29
を突起25に係合することで形成され、第5連結手段E
は突起体19を挟むように突起体19の両側に配置され
た横架材26の両側板26bにて形成され、第6連結手
段Fは凹溝24に係合された係合片28を跨ぐように開
口27に露出する嵌合突起31と突起体19の基部との
間に架設されるロック片20aにて構成されているの
で、横架材26の両側板26bにて突起体19を挟み込
むように横架材26の端部を突起体19に被嵌させるよ
うにして配置し、係合片28を凹溝24に係合すると共
に開口27を嵌合突起31に係合し、これと同時に係止
突起30を突起25に係合すると共に切り欠き部29を
突起25に係合し、横架材26の上面側に配置されたク
ッション20のロック片20aを凹溝24に係合された
係合片28を跨ぐように開口27に露出する嵌合突起3
1と突起体19の基部との間に架設することによってね
じ等の固着具を用いることなく簡易に横架材26を突起
体19に接続することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図示された実施例に基づいて
詳述する。本発明における支持脚は、図1に示されるよ
うにベース板1より上方に向けて支持ボルト体2が突設
されたベース部材3と、ベース部材3の支持ボルト体2
に螺着されたナット部材4と、挿通孔5内に支持ボルト
体2の上部が挿通配置されると共に下部をナット部材4
に載置して支持ボルト体2の上部に設置される床パネル
受け部材6とで主体が構成されており、この支持脚は上
下方向の移動を規制することなく支持ボルト体2に対し
ての水平回転を規制して床パネル受け部材6を支持ボル
ト体2に連結する第1連結手段Aと、支持ボルト体2に
対しての水平回転を規制してナット部材4を床パネル受
け部材6に連結する第2連結手段Bを備えている。
【0010】ベース部材3は薄金属板にて形成されるベ
ース板1の略中央部より上方に向けて外周面にねじが切
られた支持ボルト体2を突設して構成されており、支持
ボルト体2にはナット部材4が螺着されている。ベース
板1にはベース板1を固着具にて床面に固定する場合に
固着具が挿通されることとなる通孔1aが複数設けられ
ている。
【0011】支持ボルト体2の外面には支持ボルト体2
の長手方向に沿って相対するように一対の凹溝8が凹設
されている。この凹溝8は図示されたものにあっては、
二筋である場合を示しているが、このものに限定される
ものではなく、一筋あるいは二筋以上であってもよいも
のである。床パネル受け部材6は図8に示されるように
基板17の上面より十字状の仕切り突部14を突設して
主体が構成されており、四隅には二重床用パネル15の
端部が配置される凹所16が形成されている。凹所16
の底部に位置する基板17の角部には二重床用パネル1
5を固定するための固着具が打入される通孔18が設け
られている。仕切り突部14の中央部を貫通するように
床パネル受け部材6には挿通孔5が設けられており、こ
の挿通孔5内に支持ボルト体2の上部が挿入されるよう
になっている。ここで、通孔18及び挿通孔5は床パネ
ル受け部材6をダイカスト成形にて成形する場合に同時
に行う為、二次加工がいらないようになっている。仕切
り突部14を構成する各突起体19の上面端部にはゴム
等の弾性材にて形成されるクッション20が着脱自在に
取付けられるようになっており、このクッション20は
十字状に形成されており、図8(d)に示されるように
各ロック片20aの先部下面より突設された係止突起2
1を仕切り突部14を構成する各突起体19の上面に設
けられた係止孔22に挿入係合することで仕切り突部1
4の上面に取付けられるようになっている。基板17の
下面中央部からは下方に向けて突部23が突設されてお
り、突部23の周囲部からはさらに下方に向けて係合突
起7が部分的に突設されている。仕切り突部14を構成
する各突起体19の上面には凹溝24が凹設されてお
り、また、各突起体19の側面には突起25が突設され
ており、ストリンガと称される横架材26の端部を突起
体19に連結する場合には横架材26の端部を凹溝24
及び突起25に係合するようにして横架材26が各突起
体19に連結されるようになっている。ここで、二重床
用パネル15を設置するにあたって、本発明における支
持脚を構成する床パネル受け部材6は二重床用パネル1
5を床パネル受け部材6にて直接支持する構造を採用で
きる他に、ストリンガと称される断面コ字状の横架材2
6を用いて間接的に二重床用パネル15を支持すること
もできるようになっている。二重床用パネル15を床パ
ネル受け部材6にて直接支持する場合には二重床用パネ
ル15の表面板15aの端部の鍔部を突起体19の上部
に載置するようにしたり、二重床用パネル15の端部下
面を凹所16の底部に位置する基板17上に載置するこ
とによって直接支持されるものであり、本実施例におい
ては横架材26を用いて間接的に二重床用パネル15を
支持する場合について説明する。
【0012】挿通孔5の内面には上記支持ボルト体2に
設けられた凹溝8に係合する係合突起9が突設されてお
り、この係合突起9と支持ボルト体2に設けられた凹溝
8とで上下方向の移動を規制することなく支持ボルト体
2に対しての水平回転を規制して床パネル受け部材6を
支持ボルト体2に連結する第1連結手段Aが構成されて
いる。ここで、図示された実施例にあっては係合突起9
は2つである場合を示しているが、凹溝8が二筋以上の
複数設けられている場合には凹溝8の数に合わせて挿通
孔5の内面に複数突設されているものである。
【0013】床パネル受け部材6の下面に設けられた突
部23よりさらに下方に突設された係合突起7は床パネ
ル受け部材6を支持ボルト体2の上部に挿着すると共に
ナット部材4の上面に突部23の下面を載置した場合、
ナット部材4の外側面に当接されるようになっており、
つまり、各係合突起7がナット部材4の外側面に当接さ
れてナット部材4が回転しないようにナット部材4を把
持するようになっており、この係合突起7によって支持
ボルト体2に対しての水平回転を規制してナット部材4
を床パネル受け部材6に連結する第2連結手段Bが構成
されている。
【0014】ストリンガと称される横架材26は図7に
示されるように天板26aと両側板26bとで断面略コ
字状に形成されており、天板26aの端部には開口27
が設けられている。この開口27によって天板26aの
端縁には各突起体19の上面に凹設された凹溝24に係
合される係合片28が形成されている。また、両側板2
6bの下端縁は内方に折曲加工されており、両側板26
bの下端縁には折曲片32が形成されている。折曲片3
2の端部には端部を残すようにして切り欠き部29が設
けられており、切り欠き部29によって各突起体19の
側面に設けられた突起25に係合される係止突起30が
両側板26bの端縁にそれぞれ形成されている。そし
て、横架材26の端部を突起体19に被せるように被嵌
して係合片28を突起体19の凹溝24に係合すると共
に係止突起30を突起体19の側面に設けられた突起2
5に係合させ、さらに切り欠き部29に突起25の下端
部を係合させることによって横架材26が突起体19に
連結されるものであり、この状態でクッション20の各
ロック片20aに設けられた係止突起21を各突起体1
9の端部上面に設けられた係止孔22に挿入係合してク
ッション20を設置することで横架材26は前後・左右
・上下方向の全ての方向に対しての移動が規制された状
態で確実に突起体19に連結されるようになっている。
つまり、取付状態で係合片28を突起体19の上面に凹
設された凹溝24に係合すると共に開口27を突起体1
9の上部の嵌合突起31に係合し、係止突起30を突起
体19の側面部に突設された突起25に引っ掛け係止す
ると共に切り欠き部29を突起25に係合することで形
成される第4連結手段Dによって横架材26の長手方向
と平行に作用する引張力に対して横架材26が床パネル
受け部材6より外れるのが防止されるものであり、突起
体19を挟むように突起体19の両側に配置された横架
材26の両側板26bにて形成される第5連結手段Eに
よって横架材26の長手方向と直交する左右方向に作用
する引張力に対して横架材26が床パネル受け部材6よ
り外れるのが防止されるものであり、凹溝24に係合さ
れた係合片28を跨ぐように開口27に露出する嵌合突
起31と突起体19の基部との間にロック片20aを架
設して形成される第6連結手段Fによって横架材26の
長手方向と直交する上下方向に作用する引張力に対して
横架材26が床パネル受け部材6より外れるのが防止さ
れるものであり、横架材26の両側板26bにて突起体
19を挟み込むように横架材26の端部を突起体19の
上方より突起体19に嵌め込むようにすることでねじ等
の固着具を用いることなく上方からの嵌め込み作業によ
って横架材26を突起体19に簡易に接続することがで
きるようになっている。ここで、図7(a)において、
横架材26を構成する両側板26b間の寸法をL1、折
曲片32の上端から側板26bの上端までの寸法をL
3、切り欠き部29の巾寸法をL5、係合片28の巾寸
法をL7、開口27の巾寸法をL9とし、図8(b)に
おいて、床パネル受け部材6の上部に設けられた仕切り
突部14を構成する各突起体19の側面間の寸法をL
2、図8(a)において、突起体19の高さ寸法をL
4、各突起体19の側面に突設された突起25の下部の
巾寸法をL6、凹溝24の巾寸法をL8、凹溝24と隣
合う嵌合突起31の巾寸法をL10とした場合、各寸法
の関係は、L1≦L2、L3≧L4、L5≧L6、L7
≦L8、L9≧L10の寸法関係となっている。
【0015】床パネル受け部材6は図2に示されるよう
に挿通孔5内に支持ボルト体2を挿通配置させるように
して支持ボルト体2の上部に配置され、支持ボルト体2
に螺着されたナット部材4に下面を当接させて支持ボル
ト体2の上部に設置されており、この状態では支持ボル
ト体2に凹設された凹溝8内に係合突起9が係合されて
床パネル受け部材6は支持ボルト体2に対して上方方向
には移動可能となっているが、回転しないように支持ボ
ルト体2に連結されており、また、下面より突設された
係合突起7がナット部材4に係合することによってナッ
ト部材4が回転しないようにしてナット部材4と連結さ
れた状態となっているものであり、ナット部材4を回転
しないように固定していることでナット部材4が緩んだ
りするようなことなく所定の高さ位置を維持して支持ボ
ルト体2に対して取付けられている。また、この床パネ
ル受け部材6の仕切り突部14を構成する各突起体19
には突起体19に端部を被せるようにして横架材26の
端部が被着されており、このように端部を被着するよう
に配置された状態では横架材26の係合片28が突起体
19の凹溝24に係合されると共に開口27が嵌合突起
31に係合され、さらに、側板26bに設けられた係止
突起30が突起体19の側面に設けられた突起25に係
合されると共に切り欠き部29が突起25に係合されて
おり、床パネル受け部材6の上部にクッション20を配
置してこのクッション20の各ロック片20aを係合片
28の上に重ねて各ロック片20aの先端下面より突設
された係止突起21を各突起体19の嵌合突起31に設
けられた係止孔22に挿入係合してクッション20を取
付けることで凹溝24に係合された係合片28がロック
片20aによって抜け止めされた状態となっている。
【0016】しかして、床パネル受け部材6は挿通孔5
の内面より突設された係合突起9を支持ボルト体2に凹
設された凹溝8に係合させるようにしながら挿通孔5内
に支持ボルト体2の上部が挿通されるように上方より支
持ボルト体2に嵌め込むようにし、下面に設けられた係
合突起7がナット部材4に係合されるように床パネル受
け部材6をナット部材4の上に載置することで各部材が
相互に連結された状態となると共にナット部材4が回転
しないように固定されるものであり、上方より落とし込
むようにするだけでナット部材4の緩み止めを行いなが
ら手間取ることなくワンタッチで簡易に設置することが
できるものである。
【0017】また、床パネル受け部材6の設置後に再度
高さ調整を行う場合には床パネル受け部材6を上方に持
ち上げてナット部材4に係合されている係合突起7をナ
ット部材4より外してナット部材4をフリーの状態に
し、ナット部材4を回転操作して支持ボルト体2に対す
るナット部材4の螺合度合いを調整することによってナ
ット部材4の高さ位置を調整し、床パネル受け部材6を
下に下げて係合突起7をナット部材4に係合させること
で高さ調整が完了するものである。そして、再度高さ調
整をする場合にあっても床パネル受け部材6は支持ボル
ト体2に対して上下移動自在に連結されているために持
ち上げるようにして簡易に移動させることができるもの
であり、しかも、係合突起7によるナット部材4の保持
は下方に落とすように床パネル受け部材6を移動させる
ことで係合突起7がナット部材4の外面に当接されるこ
とで行われるためにナット部材4と床パネル受け部材6
との連結を床パネル受け部材6を下方に移動させるだけ
の簡単な操作によって行うことができるものであり、高
さ調整の変更も手間取ることなく簡易に行うことができ
るものである。
【0018】次いで、横架材26の両側板26bにて突
起体19を挟み込むように横架材26の端部を突起体1
9に被嵌させるようにして配置し、係合片28を凹溝2
4に係合すると共に開口27を嵌合突起31に係合し、
これと同時に係止突起30を突起25に係合すると共に
切り欠き部29を突起25に係合し、横架材26の上面
側に配置されたクッション20のロック片20aを凹溝
24に係合された係合片28を跨ぐように開口27に露
出する嵌合突起31と突起体19の基部との間に架設す
ることによってねじ等の固着具を用いることなく横架材
26が図3、図4に示されるように突起体19に接続さ
れるものであり、隣合うように配置された各床パネル受
け部材6間に架設された横架材26及びクッション20
の上に表面板15aの鍔部を載置するようにして図5、
図6に示されるように二重床用パネルが設置されるもの
である。
【0019】
【発明の効果】請求項1の発明は、ベース板より支持ボ
ルト体が突設されたベース部材と、ベース部材の支持ボ
ルト体に螺着されたナット部材と、挿通孔内に支持ボル
ト体の上部が挿通配置されると共に下部をナット部材に
載置して支持ボルト体の上部に設置される床パネル受け
部材と、隣合うように配置された床パネル受け部材間に
架設される横架材を有し、横架材の長手方向と平行に作
用する引張力に対して横架材が床パネル受け部材より外
れるのを防止する第4連結手段と、横架材の長手方向と
直交する左右方向に作用する引張力に対して横架材が床
パネル受け部材より外れるのを防止する第5連結手段
と、横架材の長手方向と直交する上下方向に作用する引
張力に対して横架材が床パネル受け部材より外れるのを
防止する第6連結手段を備えているので、第4連結手段
によって横架材の長手方向と平行に作用する引張力に対
して横架材が床パネル受け部材より外れるのが防止さ
れ、第5連結手段によって横架材の長手方向と直交する
左右方向に作用する引張力に対して横架材が床パネル受
け部材より外れるのが防止され、第6連結手段によって
横架材の長手方向と直交する上下方向に作用する引張力
に対して横架材が床パネル受け部材より外れるのが防止
されるものであり、床パネル受け部材に対する横架材の
取付けを簡易なものとしながら地震などにより横架材に
作用する種々の方向に対して外れないようにしながら高
い取付強度で横架材を床パネル受け部材に取付けること
ができるものである。
【0020】更に請求項1の発明は、床パネル受け部材
の上部に突設された突起体に下方に開口する断面略コ字
状の横架材の端部を被嵌し、横架材の端部の天板に開口
を設けて横架材の天板の端縁に係合片を形成し、係合片
を突起体の上面に凹設された凹溝に係合すると共に開口
を突起体の上部の嵌合突起に係合し、側板の下縁を内側
に折曲加工して形成された折曲片の端部に切り欠き部を
設けて側板の端縁に係止突起を形成し、係止突起を突起
体の側面部に突設された突起に引っ掛け係止すると共に
切り欠き部を突起に係合して第4連結手段を構成し、突
起体を挟むように突起体の両側に配置された横架材の両
側板にて第5連結手段を構成し、凹溝に係合された係合
片を跨ぐように開口部に露出する嵌合突起と突起体の基
部との間に架設されるロック片で第6連結手段を構成し
てあるので、請求項1の効果に加えて横架材の両側板に
て突起体を挟み込むように横架材の端部を突起体に被嵌
させるようにして配置し、係合片を凹溝に係合すると共
に開口を嵌合突起に係合し、これと同時に係止突起を突
起に係合すると共に切り欠き部を突起に係合し、横架材
の上面側に配置されたクッションのロック片を凹溝に係
合された係合片を跨ぐように開口に露出する嵌合突起と
突起体の基部との間に架設することによってねじ等の固
着具を用いることなく上方より嵌め込むようにすること
で手間取ることなく簡易に横架材を突起体に接続するこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】同上の組立状態を示すクッションを取付ける前
の斜視図である。
【図3】同上の組立状態を示す一部破断した平面図であ
る。
【図4】同上の組立状態を示す一部破断した正面図であ
る。
【図5】二重床用パネルの設置状態を示す一部破断した
平面図である。
【図6】二重床用パネルの設置状態を示す一部破断した
正面図である。
【図7】横架材を示すものであり、(a)は一部破断し
た斜視図、(b)は端部形状を示す一部破断した斜視図
である。
【図8】床パネル受け部材を示すものであり、(a)は
正面図、(b)は平面図、(c)は下面図、(d)は断
面図である。
【図9】従来例を示すものであり、(a)は一部破断し
た正面図、(b)は平面図である。
【図10】同上の設置状態を示す一部破断した正面図で
ある。
【図11】同上に用いられる横架材を示すものであり、
(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図12】同上の組立状態を示す一部破断した平面図で
ある。
【図13】同上の組立状態を示す一部破断した側面図で
ある。
【図14】他の従来例を示す一部破断した斜視図であ
る。
【符号の説明】
D 第4連結手段 E 第5連結手段 F 第6連結手段 1 ベース板 2 支持ボルト体 3 ベース部材 4 ナット部材 5 挿通孔 6 床パネル受け部材 19 突起体 20a ロック片 24 凹溝 25 突起 26 横架材 26a 天板 26b 側板 27 開口 28 係合片 29 切り欠き部 30 係止突起 31 嵌合突起 32 折曲片

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース板より支持ボルト体が突設された
    ベース部材と、ベース部材の支持ボルト体に螺着された
    ナット部材と、挿通孔内に支持ボルト体の上部が挿通配
    置されると共に下部をナット部材に載置して支持ボルト
    体の上部に設置される床パネル受け部材と、隣合うよう
    に配置された床パネル受け部材間に架設される横架材を
    有し、横架材の長手方向と平行に作用する引張力に対し
    て横架材が床パネル受け部材より外れるのを防止する第
    4連結手段と、横架材の長手方向と直交する左右方向に
    作用する引張力に対して横架材が床パネル受け部材より
    外れるのを防止する第5連結手段と、横架材の長手方向
    と直交する上下方向に作用する引張力に対して横架材が
    床パネル受け部材より外れるのを防止する第6連結手段
    を備えて成る二重床用パネルの支持脚であって、床パネ
    ル受け部材の上部に突設された突起体に下方に開口する
    断面略コ字状の横架材の端部を被嵌し、横架材の端部の
    天板に開口を設けて横架材の天板の端縁に係合片を形成
    し、係合片を突起体の上面に凹設された凹溝に係合する
    と共に開口を突起体の上部の嵌合突起に係合し、側板の
    下縁を内側に折曲加工して形成された折曲片の端部に切
    り欠き部を設けて側板の端縁に係止突起を形成し、係止
    突起を突起体の側面部に突設された突起に引っ掛け係止
    すると共に切り欠き部を突起に係合して第4連結手段を
    構成し、突起体を挟むように突起体の両側に配置された
    横架材の両側板にて第5連結手段を構成し、凹溝に係合
    された係合片を跨ぐように開口部に露出する嵌合突起と
    突起体の基部との間に架設されるロック片で第6連結手
    段を構成して成ることを特徴とする二重床用パネルの支
    持脚。
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