JP2889292B2 - 研磨装置 - Google Patents

研磨装置

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JP2889292B2
JP2889292B2 JP1278498A JP27849889A JP2889292B2 JP 2889292 B2 JP2889292 B2 JP 2889292B2 JP 1278498 A JP1278498 A JP 1278498A JP 27849889 A JP27849889 A JP 27849889A JP 2889292 B2 JP2889292 B2 JP 2889292B2
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和夫 佐藤
康之 喜多
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Coorstek KK
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は半導体ウエハやガラス、金属板等を研磨する
研磨装置に関するものである。
従来の技術 シリコンウエハ等を研磨するために研磨装置が用いら
れている。研磨装置は回転可能な定盤本体と、定盤本体
に一体回転可能に設けた水冷ジャケットと、定盤本体上
に設けた研磨布とを含み、ウエハを研磨布に押しつける
ためのプレッシャヘッドを備え、プレッシャヘッド下部
にトッププレートが嵌着またはプレッシャヘッドによっ
てトッププレートが押圧されている。そして研磨布とウ
エハの間に研磨液を供給して研磨を行う。
従来、定盤本体は水冷効果を高めるために熱伝導の良
い黄銅等によって構成し、水冷ジャケットは適度な剛性
を持ち安価であって比較的熱膨張の少ないねずみ鋳鉄に
よって構成していた。研磨液としては、例えば水に砥粒
を混合したコロイダルシリカ等を用いていた。また、研
磨布としてはポリエステル不織布等を用いていた。
発明が解決しようとする問題点 黄銅の熱膨張係数は約20×10-6/℃であり、ねずみ鋳
鉄のそれは約11.5×10-6/℃である。このため研磨時の
発熱によって定盤本体と水冷ジャケットが高温になる
と、熱膨張差によって定盤本体にそりが生じ易かった。
その結果、ウエハの平坦度を一定値以上に高めることが
できなかった。
発明の目的 前述した従来技術の問題点に鑑み本発明は、半導体ウ
エハやガラス、金属板等の被研磨面の平坦度を高めるこ
とができる研磨装置を提供することを目的としている。
発明の要旨 前述の目的を達成するために、この発明は請求項1に
記載の研磨装置を要旨としている。
問題点を解決するための手段 本発明の研磨装置は、鉛直軸回りに回転可能な定盤本
体11と、定盤本体11上に設けた研磨布13と、定盤本体11
の上方に配置され被研磨品を研磨布13に押しつけつつ回
転させるためのプレッシャヘッド14とを備えており、プ
レッシャヘッド14の下部にトッププレートが嵌着又は押
圧されており、20〜200℃の平均熱膨張係数が5×10-6/
℃以下、さらに大きな効果を得るには1×10-7/℃以下
の低熱膨張材で定盤本体11を構成し、20〜200℃の平均
熱膨張係数が8×10-6/℃以下、さらに大きな効果を得
るには1×10-7以下の低熱膨張材でトッププレート15を
構成し、日本ゴム協会規格0101で70〜95の硬度をもつ硬
質研磨布で研磨布13を構成する。
低熱膨張材としては例えばSi−Ni−C0系鋳鉄(Si0.5
〜1.0%、Ni35%、C02%)、アルミナセラミックス、炭
化ケイ素セラミックス等を採用できる。
研磨布の硬さについて述べると、硬さが日本ゴム協会
規格0101で70より小さいと、ウエハを良好に保持できな
くなって十分な平坦度が得られず、またライフも短くな
る。反対に95より大きいと、削りかすがたまり、スクラ
ッチ等の外観上の問題が生じる。
研磨布の厚さは0.5〜1.3mmが望ましい。1.3mmより厚
いと、ウエハの沈み込みが生じて平坦度が悪化する。0.
5mmよりも薄いと、定盤表面の微小凹凸の影響を受けや
すく研磨粉でダイレクトに傷がついてしまう。
ウエハをトッププレートにまた研磨布を定盤に接着す
るための接着剤としては、ポリエステルシートの両面に
アクリル系接着剤を塗布した両面接着シートを用いるの
が望ましい。その理由は適切な接着強度が得られるこ
と、接着剤の厚み精度が良好なことである。
研磨液はコロイダルシリカを用いるのが望ましい。そ
の理由はメカノケミカル作用により加工ダメージの少な
い良質の鏡面が高能率で得られるからである。研磨液の
供給量は使い捨て方式の場合には100〜1000、さらに望
ましくは200〜300ml/min、リサイクル方式の場合には5
〜15、さらに望ましくは10/minとするのが望ましい。
定盤本体の回転速度は30〜80rpmが望ましい。また、プ
レッシャヘッドの回転速度は30〜80rpmが望ましい。
研磨温度は30〜50℃に設定するのが望ましい。
作 用 本発明の研磨装置においては定盤本体とトッププレー
トを低熱膨張材で構成するので、定盤本体とトッププレ
ートの熱膨張による変形が非常に少い。また硬質研磨布
を用いることにより、研磨時にウエハが研磨布中に沈み
込み、変形することがないので、ウエハ全面を均一に研
磨することができるという作用が得られる。以上の両方
の相乗効果によって被研磨面の平坦度を非常に高くでき
る。
実 施 例 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第1図は研磨装置10を示す斜視図である。
定盤本体11はディスク状でSi−Ni−C0系低熱膨張鋳鉄
から構成されている。この鋳鉄の20〜200℃の平均熱膨
張係数は2〜4×10-6/℃である。
定盤本体11の下部に水冷ジャケット12が設けてある。
定盤本体11と水冷ジャケット12は矢印で示したように鉛
直軸16を中心にして一体的に回転可能である。水冷ジャ
ケット12の構成材料は定盤本体11と同一材料とし、20〜
200℃の平均熱膨張係数を例えば1×10-7℃である。水
冷ジャケット12の中に水を流して定盤本体11を水冷す
る。
定盤本体11上面にはポリエステル不織布又はウレタン
樹脂製の硬質研磨布13が設けてある。研磨は例えば一
次、二次、仕上研磨の3段階に分けて行い、3種類(一
次、二次に2種類)の硬質研磨布13を用いる。硬質研磨
布13の硬さは日本ゴム協会規格0101において、例えば70
〜95とする。例えば硬さはアスカーC硬度計によって測
定する。また硬質研磨布13の厚さは0.5〜1.3mmとする。
定盤本体11の上方にはプレッシャヘッド14が設けてあ
る。プレッシャヘッド14は鉛直回転軸17を中心にして回
転可能である。なお図面ではプレッシャヘッド14を1つ
のみ代表的に示しているが、通常は同様のヘッドを4つ
等間隔に定盤本体11の周辺に沿って設ける。
プレッシャヘッド14の下部にはディスク状のトッププ
レート15が嵌着あるいはプレッシャヘッドにより押圧さ
れている。トッププレート15は低熱膨張材、例えばアル
ミナセラミックス、又は炭化ケイ素セラミックスで構成
する。この材料の20〜200℃における平均熱膨張係数は
4〜7×10-6/℃である。
各トッププレート15に接着剤で、例えば4枚のシリコ
ンウエハ9を接着する。
定盤本体11を回転させると同時にプレッシャヘッド14
を矢印のように回転させかつ下方に加圧してウエハ9を
研磨する。
定盤本体11の上方に研磨液供給パイプ18を鉛直軸16と
同じ軸線上に設け、研磨布13上に研磨液を滴下する。研
磨液としてはコロイダルシリカを用いる。
この研磨装置10によって直径150mmのシリコンウエハ
を研磨した結果、LTV(17.5mm)で0.8μmの平坦度が
得られた(第1表参照)。その際、研磨温度は40℃に設
定した。
比較のために、第1表に示す条件で比較実験を行っ
た。すなわち、比較例1,2,3において研磨布、トッププ
レート、定盤本体を従来の材料で構成して、直径150mm
のシリコンウエハに同様の研磨加工を施した。その実験
の結果を第1表に示す。
第1表から明らかなように、比較例の平坦度が1.5〜
2.0μmであるのに対し、本発明の実施例では0.8μmと
非常に高い平坦度が得られた。
次に、本発明の他の実施例を説明する。この実施例は
第1図の研磨装置において水冷ジャケット12を省略した
ものである。低熱膨張鋳鉄は黄銅や一般鋳鉄と比べて熱
伝導率が低い。したがって水冷ジャケットを設けて冷却
水を流しても、冷却能率はあまり高くない。よって水冷
ジャケットを省略することが可能である。ただし、この
場合には定盤の機械的強度を高めることが好ましい。例
えば定盤を充分に厚くする、又は内部をえぐり、リブを
入れる。そして例えば10〜40℃の研磨液を5〜15/min
研磨布に提供し、研磨液によって定盤本体を温調する構
成にする。他の構成は前述の実施例とほぼ同様にする。
なお、本発明は前述の実施例に限定されない。例えば
プレッシャヘッドは4つ以上設けてもよい。
発明の効果 本発明によれば、20〜200℃の平均熱膨張係数が5×1
0-6/℃以下の低熱膨張材によって定盤本体を構成し、同
じく平均熱膨張係数が8×10-6/℃以下の低熱膨張材に
よってトッププレートを構成し、日本ゴム協会規格0101
で70〜95の硬度をもつ硬質研磨布で研磨布を構成するの
で、被加工面の平坦度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による研磨装置の実施例を示す斜視図で
ある。 10……研磨装置 11……定盤本体 12……水冷ジャケット 13……研磨布 14……プレッシャヘッド 15……トッププレート 16,17……軸 18……パイプ 19……研磨液

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉛直軸回りに回転可能な定盤本体と、定盤
    本体上に設けた研磨布と、定盤本体の上方に配置され被
    研磨品を研磨布に押しつけつつ回転させるためのプレッ
    シャヘッドと、プレッシャヘッドの下部に設けたトップ
    プレートとを備えた研磨装置において、 20〜200℃の平均熱膨張係数が5×10-6/℃以下の低熱膨
    張材で定盤本体を構成し、20〜200℃の平均熱膨張係数
    が8×10-6/℃以下の低熱膨張材でトッププレートを構
    成し、日本ゴム協会規格0101で70〜95の硬度をもつ硬質
    研磨布で研磨布を構成したことを特徴とする研磨装置。
JP1278498A 1989-10-27 1989-10-27 研磨装置 Expired - Lifetime JP2889292B2 (ja)

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