JP2889031B2 - エレベータ機械室の構築方法 - Google Patents

エレベータ機械室の構築方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄骨組みされた建屋の
上階にエレベータ機械室を構築するためのエレベータ機
械室の構築方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、エレベータを上下動するための
エレベータマシンが収容されるエレベータ機械室は、建
屋の最上階の塔屋に設置されるため、エレベータ機械室
の構築は、通常、他の建屋部分の躯体工事が終了した後
に行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに、他の建屋部分の躯体工事が終了した後に、エレベ
ータ機械室を構築する方法では、エレベータが稼働する
までに多大な時間が必要になり、建屋の建設時に、エレ
ベータの有効利用を図ることが困難であるという問題が
あった。
【0004】本発明は、上記のような問題を解決したも
ので、エレベータ機械室を建屋建設の早期に、容易,確
実に構築することができるエレベータ機械室の構築方法
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のエレベータ機械
室の構築方法は、上下方向にエレベータ通路が形成され
るように鉄骨組みされた建屋の前記エレベータ通路の上
方の鉄骨に、複数の吊材の上端を固定するとともに、前
記吊材の下端に、機械室床の骨組みとなる梁部材を吊り
持ちした後、前記梁部材にコンクリートを打設し、コン
クリートの養生後に、前記コンクリート上にエレベータ
マシンを設置するものである。
【0006】
【作用】本発明のエレベータ機械室の構築方法では、建
屋が鉄骨組みされると、エレベータ通路の上方の鉄骨
に、複数の吊材の上端が固定され、この吊材の下端に、
機械室床の骨組みとなる梁部材が吊り持ちされる。
【0007】この後、梁部材にコンクリートが打設さ
れ、コンクリートの養生後に、コンクリート上にエレベ
ータマシンが設置されエレベータ機械室が構築される。
【0008】
【実施例】以下、本発明方法の一実施例を、図面を用い
て詳細に説明する。図1および図2は、本発明のエレベ
ータ機械室の構築方法の一実施例により構築されたエレ
ベータ機械室を示している。
【0009】これ等の図において、符号11は、建屋1
3の各階を構築する鉄骨を示している。建屋13の各階
を上下方向に貫通するように横断面四角形状のエレベー
タ通路15が形成され、最上階においては、図2に示す
ように、エレベータ通路15の外側に沿って、鉄骨11
が四角形状に配置されている。
【0010】この鉄骨11には、複数の吊材17の上端
が、螺子結合,溶接等により固定されている。吊材17
の下端には、機械室床19の骨組みとなる、例えば、H
型鋼からなる梁部材21が吊り持ちされている。
【0011】これ等の梁部材21は、中央に四角形状の
穴部23が形成されるように四角形状に配置されてい
る。梁部材21内側部には、オースト床板25およびキ
ーストン床板27の外側部が載置されている。
【0012】梁部材21には、配筋が施され、コンクリ
ート床29が形成されている。コンクリート床29上に
は、受桁31が配置され、この受桁31上に、エレベー
タマシン33が設置されている。
【0013】このエレベータマシン33は、エレベータ
35を支持するワイヤー37を巻回するためのプーリー
39、このプーリー39を回転するためのモータ41等
により構成されている。
【0014】なお、エレベータマシン33の上方は、屋
根部43により覆われている。上述したエレベータ機械
室45は、本発明方法の一実施例により以下述べるよう
に構築される。
【0015】すなわち、この実施例では、先ず、鉄骨1
1に、複数の吊材17の上端が固定され、吊材17の下
端に、機械室床19の骨組みとなる梁部材21が吊り持
ちされる。
【0016】この後、梁部材21の内側部に、オースト
床板25およびキーストン床板27の外側部が載置され
る。この後、 梁部材21に、配筋が施され、コンクリ
ート床29を形成するためにコンクリート47が打設さ
れる。
【0017】コンクリート47を所定時間養生させ、コ
ンクリート床29が所定の強度になった所で、コンクリ
ート床29上に、受桁31が配置される。そして、この
受桁31上に、エレベータマシン33が設置される。
【0018】そして最後に、エレベータマシン33の上
方に、屋根部43が構築される。しかして、上述したエ
レベータ機械室の構築方法では、上下方向にエレベータ
通路15が形成されるように鉄骨組みされた建屋13の
エレベータ通路15の上方の鉄骨11に、複数の吊材1
7の上端を固定するとともに、吊材17の下端に、機械
室床19の骨組みとなる梁部材21を吊り持ちした後、
梁部材21にコンクリート47を打設し、コンクリート
47の養生後に、コンクリート47上にエレベータマシ
ン33を設置するようにしたので、エレベータ機械室4
5を建屋13建設の早期に、容易,確実に構築すること
が可能となる。
【0019】すなわち、上述した構築方法では、建屋1
3が鉄骨組みされると、エレベータ機械室45の構築作
業に入ることができ、エレベータ機械室45を建屋13
建設の早期に、容易,確実に構築することができる。
【0020】そして、エレベータ機械室45が、建屋1
3建設の早期に構築されるため、建屋13建設中にエレ
ベータ35を充分に利用することが可能となり、建屋1
3全体の構築時期を早めることが可能となる。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のエレベータ
機械室の構築方法では、鉄骨に吊材の上端を固定すると
ともに、吊材の下端に、機械室床の骨組みとなる梁部材
を吊り持ちした後、梁部材にコンクリートを打設し、コ
ンクリートの養生後に、コンクリート上にエレベータマ
シンを設置するようにしたので、エレベータ機械室を建
屋建設の早期に、容易,確実に構築することが可能にな
るという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエレベータ機械室の構築方法の一実施
例により構築されたエレベータ機械室を示す断面図であ
る。
【図2】図1のエレベータ機械室を鉄骨の上方から見た
状態を示す上面図である。
【符号の説明】
11 鉄骨 13 建屋 15 エレベータ通路 17 吊材 19 機械室床 21 梁部材 33 エレベータマシン

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向にエレベータ通路が形成される
    ように鉄骨組みされた建屋の前記エレベータ通路の上方
    の鉄骨に、複数の吊材の上端を固定するとともに、前記
    吊材の下端に、機械室床の骨組みとなる梁部材を吊り持
    ちした後、前記梁部材にコンクリートを打設し、コンク
    リートの養生後に、前記コンクリート上にエレベータマ
    シンを設置することを特徴とするエレベータ機械室の構
    築方法。
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