JP2888399B2 - エレベーターの走行案内装置 - Google Patents

エレベーターの走行案内装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベーターの走行案
内装置に係り、特に、安定にエレベーターの乗りかごの
案内支持を行うことのできるエレベーターの走行案内装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】エレベーターの走行案内装置に関する従
来技術として、例えば、特開平2−270790号公報
等に記載された技術が知られている。
【0003】この従来技術は、ガイドレールに沿って乗
りかご及び釣合重りを案内するローラが装着されたエレ
ベーターの乗りかご及び釣合重りに、さらに磁石を取り
付け、この磁石に対向する閉ループコイルをガイドレー
ルに沿って配設し、エレベーターの走行により、磁石と
閉ループコイルとの間に発生する反発力により、乗りか
ごと釣合重りとを案内すると共に、ローラをガイドレー
ルから浮上させ、ローラの回転に伴う騒音を低減すると
いうものである。
【0004】また、他の従来技術として、例えば、特開
昭58−39753号公報等に記載された技術が知られ
ている。
【0005】この従来技術は、乗りかごに設けた非接触
磁気ガイドとガイドレールとの間のギャップを一定に制
御するように乗りかごを案内することにより、ガイドロ
ーラを不要とし、ガイドレールの敷設工事を高精度に保
てない場合にも、良好なガイドを行うことを可能とする
と共に、ローラの回転に伴う振動及び騒音を低減すると
いうものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述した前者の従来技
術は、エレベーターの乗りかごが走行することにより、
乗りかご及び釣合重りがガイドレールから浮上力を得
て、ローラをガイドレールから浮上させている。このた
め、この従来技術は、浮上力が発生するまでは、ローラ
とガイドレールとが接触しながら乗りかご及び釣合重り
が走行するため、この間にローラの回転に伴う振動及び
騒音が発生すると共に、ガイドレールの敷設工事を高精
度に行なわなければならないという問題点を有してい
る。
【0007】また、前述した後者の従来技術は、エレベ
ーター停止中にも非接触磁気ガイドを制御していなけ
ばならず、このために多くの電力を消費することにな
り、また、エレベーターの走行中に停電になると、案内
機能が失なわれてしまうという問題点を有している。
【0008】本発明の目的は、前述した従来技術の問題
点を解決し、ガイドレールの敷設工事の精度を軽減して
も、エレベーターの乗り心地を損うことなく、省電力
で、停電時にも安全にエレベーターの乗りかごを走行案
内することのできるエレベーターの走行案内装置を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、エレベーターの走行案内装置を、乗りかごを非接触
で支持する第1のガイド装置と、ガイドレールに対して
接触または非接触とすることができるような第2のガイ
ド装置とを併設して構成し、エレベーターの乗りかごが
走行する前に第1のガイド装置に支持力を発生させ、乗
りかごとガイドレールとの間の距離が所定の値になった
時に第2のガイド装置を非接触とするように制御を行
い、さらに、第2のガイド装置を停電時には自動的にガ
イドレールと接触させて支持力を発生するようにするこ
とにより達成される。
【0010】
【作用】ガイドレールに対して非接触で乗りかごを支持
する第1のガイド装置と、ガイドレールに接触または非
接触となるように制御される第2のガイド装置を併設し
た走行案内装置は、エレベーターの乗りかごの停止中
に、第2のガイド装置の機構をガイドレールに接触させ
ることにより乗りかごを支持するようにしたので、第1
のガイド装置による非接触支持よりも省電力で乗りかご
を支持することができる。
【0011】また、エレベーターの乗りかごの走行前に
接触支持から非接触支持に切り替えて、乗りかごを走行
開始させるようにしているので、エレベーターの乗りか
ごの走行中、第2のガイドのガイドレールへの接触によ
る振動及び騒音をなくすことができる。
【0012】さらに、本発明は、乗りかごの走行中、非
接触となっていた第2のガイド装置を、停電時に自動的
にガイドレールに接触させて乗りかごを支持するように
しているので、停電時においても、乗りかごを安定に案
内することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明によるエレベーターの走行案内
装置の一実施例を図面により詳細に説明する、図1は本
発明を適用したエレベーター装置の全体の構成を説明す
る図、図2は本発明の一実施例による走行案内装置の詳
細な構成を示す図、図3は案内制御装置の全体の制御動
作を説明するフローチャート、図4はエレベーター停止
中の走行案内装置の制御動作を説明するフローチャー
ト、図5はエレベーター出発前の走行案内装置の制御動
作を説明するフローチャート、図6は磁気ガイド装置と
ローラガイド装置との支持力の可変方法を説明するフロ
ーチャート、図7はエレベーター到着後の走行案内装置
の制御動作を説明するフローチャートである。図1、図
2において、1は乗りかご、2はかご枠、4は昇降用主
索、51、52はガイドレール、61〜64は走行案内
装置、71〜74は磁気ガイド装置、81〜84はロー
ラガイド装置、9は案内制御装置、20はテールコー
ド、7aは継鉄、7bはコイル、7dは変位センサ、8
aはローラ、8dは移動装置、8eは支持ばねである。
【0014】本発明を適用したエレベーター装置の全体
の構成を示す図1において、乗りかご1は、かご枠2の
上に防振ゴム31、32により支持されている。このか
ご枠2には、昇降用主索4と、昇降路内に立設したガイ
ドレール51、52に沿って乗りかごを案内する走行案
内装置61〜64が取り付けられている。
【0015】走行案内装置61〜64は、それぞれ、ガ
イドレール51、52に非接触で支持力を発生する第1
のガイド装置である磁気ガイド装置71〜74と、ガイ
ドレール51、52に接触または非接触にできるように
した第2のガイド装置であるローラガイド装置81〜8
4とにより構成されている。
【0016】案内制御装置9は、乗りかご1に設置さ
れ、前記磁気ガイド装置71〜74及び前記ローラガイ
ド装置81〜84に電力線101〜108を介して駆動
電力を供給すると共に、各ガイド装置を制御するために
必要な信号を制御用信号線111〜114を介して取り
込み、走行案内装置61〜64をエレベーターの走行状
態に合わせ制御している。また、案内制御装置9は、図
示していないエレベーター機械室内の制御盤から、乗り
かごの下まで吊り下げられているテールコード20を経
由して、案内制御装置9が必要な電力の供給を受け、ま
た、エレベーターの走行状態等の信号を受信している。
【0017】テールコード20は、乗りかこ内の照明等
の電力線、呼び登録用の信号線等を合わせて一体化して
構成されており、高揚程のビルではその本数が多くな
り、その長さも長大なものとなる。このテールコード2
0は、乗りかご1の床の中心から吊り下げられるのが、
乗りかごのバランスの点で好ましいが、必ずしも中心か
ら吊り下げる必要はない。但し、この場合、乗りかごの
位置によって、乗りかごのバランスが崩れることがあ
る。
【0018】次に、走行案内装置61〜64の詳細な構
成を、走行案内装置61を例として図2を参照して説明
する。なお、他の走行案内装置62〜64も同様に構成
されている。
【0019】走行案内装置61は、乗りかご1を非接触
で案内する磁気ガイド装置71と、乗りかご1の案内を
ガイドレールにローラを接触させて行うローラガイド装
置81とにより構成される。
【0020】そして、磁気ガイド装置71は、コ字状に
形成された継鉄7aと、この継鉄7aに巻層したコイル
7bと、前記継鉄7aとコイル7bとから成る電磁石を
支える非磁性体で形成された枠体7cと、ガイドレール
51と前記継鉄7aとの端面間の距離を非接触で計測す
るレーザー、超音波あるいは過電流式等の変位センサー
7dとを備えて構成され、コイル7bに対する電力線1
01と変位センサー7dからの制御用信号線111と
は、それぞれ案内制御装置9に接続されている。
【0021】この磁気ガイド装置71は、案内制御装置
9により、ガイドレール51と前記継鉄7aとの端面間
の距離が所定の値となるように制御されて乗りかご1を
ガイドするが、この場合、他の磁気ガイド装置72〜7
4との関係により、ガイドレール51の取り付け精度が
高くない場合にも、これに影響されることなく乗りかご
1を高精度にガイドするために、前述したガイドレール
51と前記継鉄7aとの端面間の距離を変化させるよう
に制御される。なお、このような制御方法は、すでに提
案され知られている。
【0022】一方、ローラガイド装置81は、ガイドレ
ール51の案内面に対向するローラ8aと、このローラ
8aをガイドレールの案内面に直角の方向に移動できる
ように支持する支持腕8b及びロッド8cと、前記支持
腕8b及びロッド8cを移動させるための直流モータ及
び減速機から成る移動装置8dと、前ロッド8cに案内
され、ローラ8aをガイドレール51に押圧する弾性部
材による支持ばね8eとにより構成され、前記移動装置
8dを駆動する電力線105は、案内制御装置9に接続
されている。
【0023】次に、前述したように構成される本発明の
一実施例による走行案内装置の動作を、案内制御装置9
の制御動作を示す図3〜図7により説明する。
【0024】案内制御装置9は、図3に示すように、テ
ールコード20を介して入力されるエレベーターの走行
状態が、停止中、出発前、走行中、到着後のいずれの状
態であるかを区別し、それぞれの状態に対応して走行案
内装置61〜64の制御を実行する。
【0025】案内制御装置9は、エレベーターが停止中
の場合、動作10として図4に示すように、ローラガイ
ド装置81〜84のローラ8aを、ガイドレール51、
52に接触させるように制御する。そして、このとき、
磁気ガイド装置71〜84及びローラガイド装置81〜
84の移動装置8dに対する電力の供給を停止する。
【0026】これにより、乗りかご1は、エレベーター
停止中、支持ばね8eの押圧力によりローラ8aを介し
て支持されることになり、エレベーター停止中の省電力
化を図ることができる。
【0027】なお、本発明の一実施例は、案内制御装置
9に、ローラガイド装置81〜84の移動装置8dの負
荷電流を検出する機能を追加することができる。案内制
御装置9は、これにより、負荷電流の大きさからローラ
8aのガイドレール51、52に対する接触力を推定す
ることができる。そして、磁気ガイド装置71〜74に
よる乗りかご1の支持に要する電力よりも、ローラガイ
ド装置81〜84の移動装置8dで支持するための電力
が極めて小さいものとすれば、本発明の一実施例は、前
述により、乗りかご1の停止位置による乗りかごのバラ
ンスを崩すことのないように、前述の接触力を制御して
乗りかご1を支持することができ、かつ、磁気ガイド装
置による支持よりも省電力化を図ることができる。
【0028】案内制御装置9は、乗りかごの走行状態
が、走行要求が出されてから、乗りかごが走行を開始す
るまでの出発前の状態である場合、動作20として図5
に示すように、磁気ガイド装置71〜74に電力を与え
て所定の支持力を発生させ、磁気ガイド装置71〜74
の継鉄7aの端面とガイドレール51、52との距離を
所定の値に確保してから、ローラガイド装置81〜84
の移動装置8dに支持ばねの押圧に打ち勝つ電力を与
え、ローラ8aとガイドレール51、52とが非接触と
なるよう支持腕8b及びロッド8cを移動させる。
【0029】本発明の一実施例は、これにより、エレベ
ーター出発前から乗りかご1を完全な非接触状態で支持
することができるので、ガイドレールの敷設工事の精度
を軽減しても、エレベーターの走行範囲全般において、
乗りかご1を高精度に案内することができ、振動及び騒
音の低減を図ることができる。
【0030】前述した磁気ガイド装置71〜74とロー
ラガイド装置81〜84との乗りかご1に対する支持の
切り替えは、図6に示すように磁気ガイド装置71〜7
4の支持力と、ローラガイド装置81〜84の支持力と
を、所定時間t内において、徐々に移行させるように制
御することができ、これにより、ガイド装置切り替え時
の乗りかご1の振動を軽減することができる。
【0031】また、本発明の一実施例は、前述のローラ
ガイド装置81〜84のローラ8aをガイドレール5
1、52に対して非接触とする場合に、ローラガイド装
置81〜84のローラ8aを、磁気ガイド装置71〜7
4の継鉄7aの端面よりも少しガイドレール51、52
に近い位置に移動しておくことにより、不慮の乗りかご
1の加振時にも、継鉄7aとガイドレール51、52と
の衝突を防止することができる。
【0032】案内制御装置9は、乗りかごの走行状態
が、エレベーターが走行中の状態である場合、動作30
として、予め記憶しているガイドレール51、52の曲
り状態と、乗りかごの走行位置から、ガイドレール5
1、52と磁気ガイド装置71〜74の継鉄7aの端面
との距離を制御し、磁気ガイド装置71〜74によって
のみ、乗りかご1に振動が発生しないように乗りかご1
の案内制御を行う。
【0033】本発明の一実施例は、エレベーター走行中
に何らかの原因で停電になった場合、ローラガイド装置
81〜84の移動装置8dの保持力がなくなり、支持ば
ね8eによってローラ8aが、ガイドレール51、52
に接触する機構とされているので、このような場合に
も、安全に乗りかご1を案内することができる。
【0034】案内制御装置9は、乗りかごの走行状態
が、エレベーターが到着後の状態である場合、動作40
として図7に示すような制御を行う。
【0035】(1)まず、ローラガイド装置81〜84
のローラ8aをガイドレール51、52に接触するよう
動作させて、乗りかご1に対する支持力を与え、磁気ガ
イド装置71〜74の支持力と協力し、乗客の乗り降り
の際に発生するかごゆれを防止する(ステップ40
1)。
【0036】(2)続けて走行要求があるか否かを判定
し、出発要求がある場合には、前記出発前動作20と同
様にローラガイド装置81〜84を非接触とし、乗りか
ごが再び走行を開始すれば、前述した走行中の動作30
の制御を行う(ステップ402〜404)。
【0037】(3)ステップ402の判定で、走行要求
がない場合、走行案内装置61〜64への電源の供給を
停止し、前述した停止中の動作10の制御を行い、待機
する(ステップ405)。
【0038】前述した本発明の一実施例によれば、ガイ
ドレールの敷設工事の精度を軽減しても、エレベーター
の乗り心地を損うことなく、省電力で、停電時にも安全
に乗りかごを案内することができる。
【0039】前述した本発明の一実施例は、2本のガイ
ドレールの向い合う端面方向に乗りかごの支持力が作用
する走行案内装置について説明したが、本発明は、ガイ
ドレールの他の案内面に対して、かご枠の上下左右に前
述と同様な走行案内装置を設置するように構成すること
ができ、さらによい効果を得ることができる。また、本
発明は、第2のガイド装置として、ローラを使用するガ
イド装置に代わり、ガイドシューを備えたガイド装置を
使用することもできる。
【0040】図8は本発明の他の実施例による走行案内
装置の構成を示す図であり、図8において、21はバッ
テリ装置であり、他の符号は図2の場合と同一である。
【0041】図8に示す本発明の他の実施例は、前述し
た実施例の案内装置装置9へ電力を給電しているテール
コード20内の電力線20aに、直流電源であるバッテ
リ21aと停電を検出してオンとなるスイッチ21bと
からなるバッテリ装置21を設けて構成したものであ
る。
【0042】この本発明の他の実施例によれば、停電時
に、バッテリ装置21から走行案内装置61〜64に電
力を供給することができるため、停電時にも、乗りかご
1を安全に走行案内することができる。なお、バッテリ
装置21は、乗りかご上に設置するようにしてもよい。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ガ
イドレールの敷設工事の精度を軽減することができ、走
行中の乗りかごの振動及び騒音を低減して、停電時にも
安全に乗りかごを案内することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したエレベーター装置の全体の構
成を説明する図である。
【図2】本発明の一実施例による走行案内装置の詳細な
構成を示す図である。
【図3】案内制御装置の全体の制御動作を説明する図で
ある。
【図4】エレベーター停止中の走行案内装置の制御動作
を説明する図である。
【図5】エレベーター出発前の走行案内装置の制御動作
を説明する図である。
【図6】磁気ガイド装置とローラガイド装置との支持力
の可変方法を説明する図である。
【図7】エレベーター到着後の走行案内装置の制御動作
を説明する図である。
【図8】本発明の他の実施例による走行案内装置の構成
を示す図である。
【符号の説明】
1 乗りかご 2 かご枠 51、52 ガイドレール 61〜64 走行案内装置 71〜74 磁気ガイド装置 81〜84 ローラガイド装置 9 案内制御装置 20 テールコード 7a 継鉄 7b コイル 7d 変位センサ 8a ローラ 8d 移動装置 8e 支持ばね 21 バッテリ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒沢 俊明 東京都千代田区神田錦町一丁目6番地 株式会社 日立ビルシステムサービス内 (72)発明者 軒田 昭浩 東京都千代田区神田錦町一丁目6番地 株式会社 日立ビルシステムサービス内 (72)発明者 稲葉 博美 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株式会社 日立製作所 日立研究所内 (72)発明者 山崎 正親 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株式会社 日立製作所 日立研究所内 (72)発明者 重田 政之 茨城県勝田市市毛1070番地 株式会社 日立製作所水戸工場内 (72)発明者 伊藤 正信 茨城県勝田市市毛1070番地 株式会社 日立製作所水戸工場内 (56)参考文献 特開 昭60−36279(JP,A) 実開 昭62−103581(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B66B 7/00 - 7/04 B66B 11/02

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベーターの乗りかごを昇降路内のガ
    イドレールに沿って走行案内するエレベーターの走行案
    内装置において、非接触の支持力により前記乗りかごと
    前記ガイドレールとの距離を可変に制御して乗りかごの
    案内を行う第1のガイド装置と、前記ガイドレールに対
    し接触または非接触を任意に切り替えることができる手
    段を有し、接触状態で前記乗りかごの案内を行う第2の
    ガイド装置とを備えることを特徴とするエレベーターの
    走行案内装置。
  2. 【請求項2】 前記第2のガイド装置が作動状態にある
    場合、前記第1のガイド装置は、非作動状態に制御され
    ることを特徴とする請求項1記載のエレベーターの走行
    案内装置。
  3. 【請求項3】 エレベーターの乗りかごを昇降路内のガ
    イドレールに沿って走行案内するエレベーターの走行案
    内装置において、非接触の支持力により前記乗りかごと
    前記ガイドレールとの距離を可変に制御して乗りかごの
    案内を行う第1のガイド装置と、前記ガイドレールに対
    し接触または非接触を任意に切り替えることができる手
    段を有し、接触状態で前記乗りかごの案内を行う第2の
    ガイド装置とを備え、乗りかごの出発以前に、前記第1
    のガイド装置が非接触で所定の力を出力し、所定の距離
    を確保してから、前記第2のガイド装置をガイドレール
    に対し非接触とすることを特徴とするエレベーターの走
    行案内装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のガイド装置及び第2のガイド
    装置は、停電時バックアップ用のバッテリ装置から電力
    の供給を受けることを特徴とする請求項1、2または3
    記載のエレベーターの走行案内装置。
  5. 【請求項5】 前記第2のガイド装置は、前記ガイドレ
    ールとの接触力を検出する手段を備え、この検出信号に
    基づいて第2のガイド装置の接触力を制御することを特
    徴とする請求項1ないし4のうち1記載のエレベーター
    の走行案内装置。
  6. 【請求項6】 前記第2のガイド装置は、ガイドレール
    に対し非接触となる場合に、前記第1のガイド装置と前
    記ガイドレールとの衝突を防止することのできる位置ま
    で移動制御されることを特徴とする請求項1ないし5の
    うち1記載のエレベーターの走行案内装置。
  7. 【請求項7】 前記第2のガイド装置は、走行案内装置
    あるいはエレベーターシステムへの電力が遮断された場
    合、ガイドレールに自動的に接触するように構成されて
    いることを特徴とする請求項1ないし6のうち1記載の
    エレベーターの走行案内装置。
  8. 【請求項8】 エレベーターの乗りかごが走行する前
    に、前記第1のガイド装置の非接触による乗りかごの支
    持力を徐々に強めると共に、前記第2のガイド装置の接
    触による乗りかご支持力を徐々に弱めるように制御を行
    うことを特徴とする請求項1ないし7のうち1記載のエ
    レベーターの走行案内装置。
  9. 【請求項9】 前記第1のガイド装置が、電磁石で構成
    した磁気ガイド装置であることを特徴とする請求項1な
    いし8のうち1記載のエレベーターの走行案内装置。
  10. 【請求項10】 前記第2のガイド装置は、ガイドロー
    ラあるいはガイドシューを備えて構成されることを特徴
    とする請求項1ないし9のうち1記載のエレベーターの
    走行案内装置。
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JP2011111262A (ja) * 2009-11-25 2011-06-09 Toshiba Elevator Co Ltd 磁力式の案内装置を備えるエレベータ

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