JP2888387B2 - メモリ - Google Patents

メモリ

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JP2888387B2 JP3323876A JP32387691A JP2888387B2 JP 2888387 B2 JP2888387 B2 JP 2888387B2 JP 3323876 A JP3323876 A JP 3323876A JP 32387691 A JP32387691 A JP 32387691A JP 2888387 B2 JP2888387 B2 JP 2888387B2
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  • Static Random-Access Memory (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はメモリに関し、特に、出
力駆動回路を駆動するラツチ回路と共に、BICMOS
交差結合ラツチよりなるラツチ駆動回路を用いるスタテ
イツクランダムアクセスメモリ(SRAM)に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】スタテイツクランダムアクセスメモリ
(SRAM、static random access memory )セルを効
果的に読み取るプロセスには実行されるべきいくつかの
動作を必要とする。例えば、特定のセルが選択された
後、当該セル内のデータを読み取るために検出決定動作
が実行されなければならない。これには通常当該セルに
結合された一対のビツトライン間の差動電圧を検出する
検出増幅回路を必要とする。さらに、次の処理のために
データを保持するためのラツチ回路を作動状態にしたい
場合がある。このラツチ回路は一般的にクロツク信号を
用いる同期型として動作される。
【0003】またデータ信号を異なる電圧又は電流レベ
ルに変換することにより外部論理回路を適正に作動状態
にする必要が頻繁にある。データ読出し回路の異なるス
テージが異なるトランジスタ技術により構成される場合
このことは特に重要となる。例えば、検出増幅回路は多
くの場合バイポーラトランジスタを用いて非常に小さい
信号変化幅で動作するが、ラツチ回路及び論理回路はよ
り大きい「ECL」(emitter −coupled logic)レベル
において動作し、又はFETトランジスタを用いてさら
により高い「CMOS」(complementary metal − oxi
de semiconductor) 又は「BICMOS」(bipolar co
mplementary metal −oxide semiconductor )レベルに
おいて動作する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ほとんどのSRAMに
対する設計上の重要な問題点は、検出増幅回路出力の小
さな信号変化幅と、周辺論理回路又は駆動回路に通常必
要とされる大きな入力信号変化幅との間にインタフエー
ス回路を提供することである。一般に、検出回路の信号
変化幅は約200 〜 300〔mV〕であり、周辺論理回路は、
ECL技術で実施された場合は、約800〔mmV〕を必要と
し、またCMOS又はBICMOS技術で実施された場
合は、2 〜3 [V〕を必要とする。理論的に検出増幅回路
をECLレベルにすることができても、このことが最も
大きなSRAMに対する実際的な解決とはならない。ま
た、高密度のメモリでは、低消費電力であることが重要
な要素である。
【0005】検出増幅回路の信号出力レベルがCMOS
又はBICMOSの論理レベルまで駆動されなければな
らない場合、必要とする電圧利得はバイポーラトランジ
スタの飽和のためにECL型回路の能力を通常超えてし
まう。1つの解決策にインタフエース回路としてCMO
Sインバータの連鎖回路を用いることがある。しかしな
がら、この連鎖回路は過大な遅延を生ずる。
【0006】さらに、性能を改善するための試みとして
米国特許第4616342号のようなゲートされたラツ
チ回路を用いるものがあり、この特許において検出増幅
回路はパスゲートを介してレベルシフト回路及びラツチ
回路を駆動し、その後このラツチ回路は、出力信号DA
を発生するメイン増幅回路を駆動する。本発明の目的
は、検出増幅回路出力の小さな信号変化幅を、周辺論理
回路又は駆動回路のための大きな信号変化幅に高速にレ
ベル変換でき、且つ電力消費を低減させることが可能
な、検出増幅回路/ラツチ回路構成を有するメモリを提
供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のメモリは、ビツ
トラインに結合された少なくとも1つのメモリセルと、
上記メモリセル内のデータビツトを検出するように上記
ビツトラインに結合された、差動出力端子を有する差動
形検出増幅回路と、上記検出増幅回路の上記差動出力端
子に結合された、相補出力端子を有するBICMOS交
差結合ラツチよりなる駆動回路と、上記駆動回路の上記
相補出力端子に結合された交差結合ラツチ回路と、上記
駆動回路及び上記ラツチ回路の上記出力端子に結合され
た出力駆動回路とを含む。
【0008】
【作用】本発明では、差動形検出増幅回路の出力を、B
ICMOS交差結合ラツチよりなる駆動回路に供給し、
この駆動回路の出力でラツチ回路および出力駆動回路を
並列的に駆動する。BICMOS交差結合ラツチよりな
る駆動回路は高速動作して遅延を少なくし、また、ラツ
チ回路への書き込みの間に出力駆動回路の駆動を開始す
るから、出力の発生を高速化することができる。さら
に、一旦データがラツチ回路に書き込まれた後は、デー
タはラツチ回路によって保持されるから、差動形検出増
幅回路及びBICMOS交差結合ラツチ駆動回路を不動
作状態にして消費電力を低減させることができる。ま
た、ラツチ回路はBICMOS交差結合ラツチ駆動回路
の相補出力によってプツシュプル様式で駆動されるか
ら、遅延を最小にすることができ、回路の一層の高速化
をもたらす。ラツチ回路はBICMOS交差結合ラツチ
駆動回路によって駆動され、非同期型ラツチとして設計
できるから、回路を簡単化できる。
【0009】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0010】図1は本発明の一実施例の機能的なブロツ
ク図を示す。しかしながら、本発明はこの特別な構成要
素に限定されるものではない。
【0011】図1において、スタテイツクメモリセル1
0が2進数を記憶するために用意されている。このメモ
リセル10は米国特許第4616342号に示されるよ
うに4デバイス又は6デバイスFETセルのようないく
つかの従来型式のSRAMセルを有する。また、バイポ
ーラ又はBICMOSセルを用いることもできる。
【0012】メモリセル10は2つのビツトラインBL
及びBRに結合されかつ1つのワードライン(図示せ
ず)に結合される。データは当該ビツトラインBL及び
BRに結合された従来のバイポーラ検出増幅回路12に
よつてメモリセルから読み取られ、バイポーラ検出増幅
回路12はビツトライン上の差動電圧を検出する。
【0013】本発明の特徴は、非同期ラツチ回路16と
第1出力駆動回路1との並列な組み合わせに結合された
ラツチ駆動回路14を用いることである。データ出力信
号は出力駆動回路から取り出されて他のチツプ(図示せ
ず)上の周辺論理回路又は受信回路によつて使用され
る。また第2出力駆動回路2は第1出力駆動回路1と並
列に設けられ、必要に応じてデータの補数を出力し得る
ようになされている。
【0014】図2には図1の好適な回路例を示す。検出
増幅回路12は標準形式のメモリアレイセル10のビツ
トラインBL及びBRに接続された入力端子、並びに差
動出力端子3及び4を有する。ビツトラインBL及びB
Rの入力はそれぞれ検出増幅回路12内のトランジスタ
T1及びT2のベース内に送り込まれる。トランジスタ
T1及びT2は好適にはNPNバイポーラトランジスタ
である。抵抗R1はVBB電源とトランジスタT1のコ
レクタ側のノード1とに接続されている。またノード1
はNPNトランジスタT3のベースに接続されている。
同様に検出増幅回路12の右側半分について、抵抗R2
はVBB電源とトランジスタT2のコレクタ側のノード
2と接続されている。またノード2はNPNトランジス
タT4のベースに接続されている。トランジスタT1及
びT2のエミツタはノード5において電流源J0に接続
されている。トランジスタT3及びT4のエミツタはそ
れぞれノード3及びノード4においてバイアス電流源J
1及びJ2に接続されている。トランジスタT3及びT
4のコレクタはVBB電源に接続されている。
【0015】本発明のラツチ駆動回路14は好適にはノ
ード3及びノード4から2つの入力を受け取るBICM
OS交差結合ラツチよりなり、ノード3及びノード4は
検出増幅回路12の出力である。ノード3はラツチ駆動
回路14の左側半分にあるトランジスタT5及びT7の
ゲートに接続される。
【0016】同様にノード4はラツチ駆動回路14の右
側半分にあるトランジスタT6及びT8のゲートに接続
される。好適な実施例においては、トランジスタT5及
びT6はPチヤネルMOSFETであり、トランジスタ
T7及びT8はNチヤネルMOSFETである。ノード
7はトランジスタT5及びT7のドレン、NPNトラン
ジスタT9のベース及びNチヤネルMOSFETトラン
ジスタT12のゲートに接続されている。同様にノード
8はトランジスタT6及びT8のドレン、NPNトラン
ジスタT10のベース及びNチヤネルMOSFETトラ
ンジスタT11のゲートに接続されている。トランジス
タT9のエミツタはノード9を介してトランジスタT1
1のドレンに接続されている。同様にトランジスタT1
0のエミツタはノード10を介してトランジスタT12
のドレンに接続されている。トランジスタT7及びT8
のソースはバイアス電源E3及びE4に接続されてい
る。トランジスタT5及びT6のソース並びにトランジ
スタT9及びT10のコレクタはVBB電源に接続され
ている。トランジスタT11及びT12のソースは接地
電源に接続されている。ラツチ駆動回路14は、ノード
9及び10に相補的出力LDL及びLDRを発生する。
【0017】図2の回路接続の説明を続けると、本発明
のラツチ回路16は好適にはラツチ駆動回路14のノー
ド9及びノード10に接続するCMOS交差結合ラツチ
でなる。また第1出力駆動回路1及び第2出力駆動回路
2はノード9及びノード10に接続され、ラツチ回路1
6と並列に接続する。ラツチ回路16において、ノード
9はトランジスタT13及びT15のドレン並びにトラ
ンジスタT14及びT16のゲートに接続される。同様
にノード10はトランジスタT14及びT16のドレン
並びにトランジスタT13及びT15のゲートに接続さ
れる。好適な実施例においては、トランジスタT13及
びT14はPチヤネルMOSFETであり、トランジス
タT15及びT16はNチヤネルMOSFETである。
トランジスタT13及びT14のソースはVBB電源に
接続されていると共に、トランジスタT15及びT16
のソースは接地電源に接続されている。出力駆動回路1
はラツチ駆動回路14及びラツチ回路16からその入力
信号を受ける。ノード9はNPNトランジスタT18の
ベースに接続される。ノード10はNPNトランジスタ
T17のベースに接続され、ノード7はNチヤネルMO
SFETトランジスタT19のゲートに接続される。ト
ランジスタT17のエミツタ、トランジスタT19のド
レン及びNチヤネルMOSFETトランジスタT20の
ゲートは一緒にノード12に接続されている。トランジ
スタT18のエミツタ及びトランジスタT20のドレン
は出力駆動回路1の出力端子を形成するノード14に接
続されることによりデータ信号を供給する。トランジス
タT17及びT18のコレクタはVBB電源に接続さ
れ、トランジスタT19及びT20のソースは接地電源
に接続される。
【0018】出力駆動回路2は必要に応じて選択的に使
用されるもので、同様の方法により形成される。出力駆
動回路2はラツチ駆動回路14及びラツチ回路16から
入力を受ける。ノード10はNPNトランジスタT22
のベースに接続する。ノード9はNPNトランジスタT
21のベースに接続され、ノード8はNチヤネルMOS
FETトランジスタT23のゲートに接続される。トラ
ンジスタT21のエミツタ、トランジスタT23のドレ
ン及びNチヤネルMOSFETトランジスタT24のゲ
ートは一緒にノード11に接続されている。NPNトラ
ンジスタT22のエミツタ及びトランジスタT24のド
レンは出力駆動回路2の出力端子を形成するノード13
に接続されることにより出力駆動回路1の信号の補数で
ある信号を供給する。トランジスタT21及びT22の
コレクタはVBB電源に接続されていると共に、トラン
ジスタT23及びT24のソースは接地電源に接続され
ている。
【0019】動作時、図2の回路はラインBL及びBR
におけるECLレベル(一般的には0.5 〔V〕以下)か
ら、出力ノード13及び14におけるBICMOSレベ
ル(一般的には変化幅2〜3〔V〕)まで、差動信号
を、高速度で、レベル変換する。また、この回路は出力
駆動回路1及び2での使用のために、メモリセル10か
らのデータを高速にラツチする。また、ラツチ回路16
を出力駆動回路と並列的に接続することにより、出力に
おける遅延を短縮する。ここで注意すべきことは、ラツ
チ回路16の各側の回路部分がラツチ駆動回路14によ
りプツシユプル様式で駆動され、その遅延時間を最小限
にすることである。かくして、ラツチ駆動回路は出力駆
動回路を駆動するのと並列的にラツチ回路16に高速書
込みを行ない、また動作時にはECLレベルからBIC
MOSレベルへのレベル変換を与える。出力駆動回路1
及び2は、オンチップ又はオフチップの高キヤパシタン
ス論理回路又は受信回路を駆動するようになっている。
【0020】本発明の利点の1つは、バイポーラ検出増
幅回路12の電流源J0をターンオフ(非選択状態)に
して、バイポーラ検出増幅回路12及びラツチ駆動回路
14の電力を節約できると共に、例えば、ノード1及び
2に付加接続を用いることにより付加的な検出論理ゲー
ト能力を与えることができることである。
【0021】電流源J0がターンオフとされると、トラ
ンジスタT1及びT2のコレクタは高レベルになり、ノ
ード3及び4を高レベルにする。その結果、ラツチ駆動
回路14のトランジスタT5及びT6はドライブオフさ
れ、かつトランジスタT7及びT8がドライブオンされ
ることにより、ノード7及び8は低レベル電圧になる。
トランジスタT9、T10、T11及びT12はドライ
ブオフとなる。ノード7及び8を低レベルにすることが
当該ラツチ16の状態若しくはノード9又は10の状態
に影響を与えることはない。さらに、ノード7及び8が
低い値に駆動される場合出力駆動回路1及び2の状態に
変化はない。出力駆動回路1を例として用い、ノード1
0が低レベルでかつノード7が高レベルと仮定する。こ
の時、ノード7が低レベルに駆動されると、トランジス
タT19は低い導通状態になるがノード12におけ所望
の低レベルは維持される。ノード10が高レベルの状態
である時の出力駆動回路1を仮定する。その時、ノード
7は通常低レベルにあるのでトランジスタT19には全
く変化が生じない。
【0022】上述の通り本発明をその最適な実施例に基
づいて特定的に図示、説明したが、本発明の精神及び範
囲から脱することなく形式及び詳細構成の双方について
種々の変更を加えてもよい。
【0023】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、差動型検
出増幅回路と、この検出増幅回路に結合されたBICM
OS交差結合ラツチ駆動回路と、ラツチ駆動回路に結合
されたラツチ回路と、ラツチ回路と並列的にラツチ駆動
回路に結合された少なくとも1つの出力駆動回路とを有
する検出増幅/ラツチ駆動回路構成を用いることによ
り、高速にレベル変換でき、且つ低電力消費のメモリを
実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例を示すブロツク図であ
る。
【図2】図2は図1の一実施例の詳細構成を示す回路図
である。
【符号の説明】
1、2・・・・・出力駆動回路、10・・・・・メモリセル、12
・・・・・差動型検出増幅回路、14・・・・・ラツチ駆動回路、
16・・・・・ラツチ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 レオナルド・カール・リツチー アメリカ合衆国、ニユーヨーク州12540、 ラグランジエビル、トムズ・ウエイ 番 地なし (72)発明者 アーサー・デビツド・チユーミナロ アメリカ合衆国、ニユーヨーク州12540、 ラグランジエビル、トムズ・ウエイ 19 番地 (56)参考文献 特開 昭63−213193(JP,A) 特開 昭59−124086(JP,A) 特開 昭62−73487(JP,A) 特開 昭60−170090(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ツトラインに結合された少なくとも1つ
    のメモリセルと、 上記メモリセル内のデータビツトを検出するように上記
    ビツトラインに結合された、差動出力端子を有する差動
    検出増幅回路と、 上記検出増幅回路の上記差動出力端子に結合された、相
    補出力端子を有するBICMOS交差結合ラツチよりな
    駆動回路と、 上記駆動回路の上記相補出力端子に結合された交差結合
    ラツチ回路と、 上記駆動回路及び上記ラツチ回路の出力端子に結合され
    た出力駆動回路とを含むことを特徴とするメモリ
JP3323876A 1991-02-04 1991-11-12 メモリ Expired - Lifetime JP2888387B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/651,845 US5239506A (en) 1991-02-04 1991-02-04 Latch and data out driver for memory arrays
US07/651845 1991-02-04

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JPH04278296A JPH04278296A (ja) 1992-10-02
JP2888387B2 true JP2888387B2 (ja) 1999-05-10

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