JP2887864B2 - 複写装置 - Google Patents

複写装置

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JP2887864B2
JP2887864B2 JP9285570A JP28557097A JP2887864B2 JP 2887864 B2 JP2887864 B2 JP 2887864B2 JP 9285570 A JP9285570 A JP 9285570A JP 28557097 A JP28557097 A JP 28557097A JP 2887864 B2 JP2887864 B2 JP 2887864B2
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誠二 坂田
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Ricoh Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機能とファッ
クス機能とを具え、そのコピーとファックスのデフオル
トがユーザーの希望などに合わせて任意に設定可能な複
写装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりファクシミリ装置と複写装置と
を複合化した複合装置が種々提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の複合装置では、
その複合装置が複写機能を主体とした装置かファックス
機能を主体とした装置かは予め決められており、例えば
複写機能を主体とした装置であって、ファックスの送信
などが終了すると自動的に複写機の初期状態に戻ってい
た。常に複写機能を主体とした装置として用いる場合に
は問題はないが、途中からファックス機能を主体とした
装置に変更しようとしても変更できず、ファックスとし
て用いる場合には使用の度毎に複写機の初期状態に戻し
てから、キー操作によってファックスの条件設定を行な
わなければならず、そのため操作が面倒であった。
【0004】本発明は、このような従来技術の欠点を解
消したもので、装置の初期状態が任意に選択可能で、操
作性の良好な複写装置を提供することを目的とするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
め、本発明は、複写機能とファックス機能とを具え、操
作部と、その操作部への操作があったか否かを検出する
検出手段と、装置のイニシャル時の初期モードをコピー
モードまたはファックスモードに選択できる初期モード
選択手段と、 前記検出手段の検出結果により前記操作部
が一定時間以上操作されていない場合に、前記初期モー
ド選択手段により選択されたモードに自動的に戻す初期
モード戻し手段と、を有することを特徴とするものであ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施例を図面ととも
に説明する。図1は、この複合装置全体のブロック図で
ある。同図に示すように複合装置は、スキャナ部Aと、
操作部Bと、プロッタ部Cと、ファックス部Dとから主
に構成されている。
【0007】前記スキャナ部Aは、スキャナ制御部、C
CD、自動原稿送り装置(ADF)などを備えている。
前記操作部Bは、後述する操作パネルを備えている。前
記プロッタ部Cは、全体の動作を制御するメイン制御
板、転写紙の給紙から排紙までの動作を制御するシーケ
ンス制御板ならびにソータなどを備えている。前記ファ
ックス部Dは、ファックスインターフェースや通信回路
などを備えている。
【0008】次に複写装置であるデジタル複写機の具体
的な構成について説明する。図2はそのデジタル複写機
全体の構成図、図3はそのデジタル複写機における書き
込み部の平面図である。
【0009】まず、図2を用いてデジタル複写機の概略
構成について説明する。デジタル複写機は同図に示すよ
うに複写機本体と、自動原稿送り装置と、ソータと、両
面反転ユニットとの4つのユニットから構成されてい
る。
【0010】前記複写機本体は、スキャナ部、書き込み
部、感光体部、現像部ならびに給紙部などを備えてい
る。次に以上各部の構成、動作などについて説明する。
〔スキャナ部〕反射鏡1と光源3と第1ミラー2とを装
備して一定の速度で移動する第1スキャナと、第2ミラ
ー4ならびに第3ミラー5を装備して前記第1スキャナ
の1/2の速度で第1スキャナに追従して移動する第2
スキャナとを有している。この第1スキャナならびに第
2スキャナによりコンタクトガラス9上の原稿(図示せ
ず)を光学的に走査し、その反射像を色フィルタ6を介
してレンズ7に導き、1次元固体撮像素子8上に結像さ
れる。
【0011】前記光源3には蛍光灯やハロゲンランプな
どが使用されており、波長が安定していて寿命が長いな
どの理由から一般に蛍光灯が使用されている。この実施
例では1本の光源3に反射鏡1が取付けられているが、
2本以上の光源3を使用することもある。前記固体撮像
素子8が一定のサンプリングクロックをもっているた
め、蛍光灯はそれより高い周波数で点灯しないと画像に
悪影響を与える。
【0012】前記固体撮像素子8としては、一般にCC
Dが用いられる。固体撮像素子8で読み取った画像信号
はアナログ値であるので、アナログ/デジタル(A/
D)変換され、画像処理基板10にて種々の画像処理
(2値化、階調処理、変倍処理、編集など)が施こさ
れ、スポットの集合としてデジタル信号に変えられる。
【0013】カラーの画情報を得るために本実施例で
は、原稿から固体撮像素子8に導かれる光路途中に、必
要色の情報だけを透過する色フィルタ6が出し入れ可能
に配置されている。原稿の走査に合わせて色フィルタ6
の出し入れを行ない、その都度多重転写、両面コピーな
どの機能を働かせ、多種多様のコピーが作成できるよう
になっている。
【0014】〔書き込み部〕画像処理後の画像情報は、
光書き込み部においてレーザ光のラスター走査にて光の
点の集合の形で感光体ドラム40上に書き込まれる。
【0015】レーザ光源としては、He−Neレーザが
使用されていた。このHe−Neレーザの波長は633
nmで、従来の複写機感光体の感度とよく合うため用い
られてきたが、レーザ光源自体が非常に高価であること
と、直接に変調ができないため装置が複雑になるなどの
問題点を有している。
【0016】近年、感光体の長波長域での高感度化によ
り、安価で直接に変調ができる半導体レーザが使用され
るようになった。本実施例においてもこの半導体レーザ
を使用している。
【0017】図2は、この書き込み部を示す平面図であ
る。半導体レーザ20から発せられたレーザ光はコリー
メトレンズ21で平行な光束に変えられ、アパーチャ3
2により一定形状の光束に整形される。整形されたレー
ザ光は、第1シリンダーレンズ22により副走査方向に
圧縮された形でポリゴンミラー24に入射する。
【0018】このポリゴンミラー24は正確な多角形を
しており、ポリゴンモータ25(図2参照)により一定
方向に一定の速度で回転している。この回転速度は、感
光体ドラム40の回転速度と書き込み密度とポリゴンミ
ラー24の面数によって決定される。
【0019】ポリゴンミラー24に入射されたレーザ光
は、その反射光がミラー24の回転によって偏向され
る。偏光されたレーザ光はfθレンズ26a,26b,
26cに順次入射する。fθレンズ26a,26b,2
6cは角速度一定の走査光を感光体ドラム40上で等速
走査するように変換して、感光体ドラム40上で最小光
点となるように結像し、さらに面倒れ補正機構も有して
いる。
【0020】fθレンズ26a,26b,26cを通過
したレーザ光は、画像域外で同期検知ミラー29により
同期検知センサ30に導かれ、主走査方向の頭出し信号
を出す同期信号が出てから一定時間後に画像データが1
ライン分出力され、以下これを繰り返すことにより1つ
の画像を形成することになる。
【0021】〔感光体部〕感光体ドラム40の周面に感
光層が形成されている。半導体レーザ(波長780n
m)に対して感度のある感光層として有機感光体(OP
C),α−Si,Se−Teなどが知られており、本実
施例では前記有機感光体(OPC)を使用している。
【0022】一般にレーザ書き込みの場合、画像部に光
を当てるネガ/ポジ(N/P)プロセスと、地肌部に光
を当てるポジ/ポジ(P/P)プロセスの2通りがあ
り、本実施例では前者のN/Pプロセスを採用してい
る。
【0023】帯電チャージャ41は感光体側にグリッド
を有するスコロトロン方式のもので、感光体ドラム40
の表面を均一に(−)帯電し、画像形成部にレーザ光を
照射してその部分の電位を落とす。そうすると感光体ド
ラム40表面の地肌部が−750〜−800V、画像部
が−500V程度の電位となって、感光体ドラム40の
表面に静電潜像が形成される。これを現像器42a,4
2bで現像ローラに−500〜−600Vのバイアス電
圧を与え、(−)に帯電したトナーを付着して前記静電
潜像を顕像化する。
【0024】〔現像部〕本実施例の装置は、主現像器4
2aと副現像器42bの2つの現像器を備えている。黒
一色の場合は、前記副現像器42bとトナー補給器43
bを取り外すようになっている。現像器を2つ有する本
実施例では、主現像器42aとペアになるトナー補給器
43aに黒トナーを入れ、副現像器42bとペアになる
トナー補給器43bにカラートナーを入れることによ
り、1色の現像中には他色の現像器の主極位置を変える
などして選択的に現像を行う。
【0025】この現像を、スキャナの色フィルタ6の切
り換えによる色情報の読み取り、紙搬送系の多重転写、
両面複写機能と組み合わせて多機能なカラーコピー、カ
ラー編集が可能となる。3色以上の現像は感光体ドラム
40の周囲に3つ以上の現像器を並べる方法、3つ以上
の現像器を回転して切り換えるレボルバー方式などがあ
る。
【0026】現像器42a,42bで顕像化された画像
は、感光体ドラム40にシンクロして送られた紙面上に
紙の裏面から転写チャージャ44により(+)のチャー
ジをかけられて転写される。転写された紙は、転写チャ
ージャ44と一体に保持された分離チャージャ45に交
流除電され、感光体ドラム40から分離される。
【0027】紙に転写されずに感光体ドラム40に残っ
たトナーは、クリーニングブレード47により感光体ド
ラム40からかき落とされ、付属のタンク48に回収さ
れる。さらに感光体ドラム40に残っている電位のパタ
ーンは、除電ランプ49により光を照射して消去され
る。
【0028】現像がなされた直後の位置に、フォトセン
サ50が設けられている。このフォトセンサ50は発光
素子と受光素子とのペアからなり、感光体ドラム40表
面の反射濃度を検出している。これは光書き込み部で一
定のパターン(例えば真黒または網点のパターン)を、
フォトセンサ読み取り位置に対応した位置に書き込み、
これを現像した後のパターン部の反射率とパターン部以
外の感光体ドラム40の反射率の比から画像の濃淡を判
断し、薄い場合はトナー補給信号を出す。また、補給後
も濃度が上がらないことを利用してトナー残量不足を検
知することもできる。
【0029】〔給紙部〕本実施例では複数のカセット6
0a,60a,60cを持ち、1度転写した紙を再給紙
ループ72に通し、両面コピーまたは再給紙が可能にな
っている。
【0030】複数のカセット60a,60a,60cの
うちから1つのカセット60が選択された後、スタート
ボタンが押されると、選択されたカセット60の近傍に
ある給紙コロ61(61a,61b,61c)が回転
し、紙の先端がレジストローラ62に突き当たるまで急
送される。レジストローラ62はこの時止まっている
が、感光体ドラム40に形成された画像位置とタイミン
グをとって回転を開始し、感光体ドラム40の周面に対
して紙を送る。その後紙は転写部でトナー像の転写が行
われ、分離搬送部63にて吸引搬送されて、ヒートロー
ラ64と加圧ローラ65の対からなる定着ローラによっ
て、転写されたトナー像を紙面上に定着する。
【0031】このようにして転写された紙は通常のコピ
ー時は、切換爪67によりソータ側の排紙口へ導かれ
る。一方、多重コピー時は、切換爪68,69により方
向を変えられることなく下側の再給紙ループ72を通過
して、再度レジストローラ62へ導かれる。
【0032】両面コピーの場合は、複写機本体のみで行
う場合と両面反転ユニットを使用する場合の2通りがあ
り、ここでは前者の場合について説明する。切換爪67
で下方に導かれた紙はさらに切換爪68で下方に導か
れ、次の切換爪69で再給紙ループ72よりさらに下の
トレー70へ導かれる。そしてローラ71の反転により
逆方向に再度送られ、切換爪69の切り換えにより再給
紙ループ72へ導かれて、レジストローラ62に送給さ
れる。
【0033】〔原稿自動送り装置(ADF)〕このAD
Fは、原稿を1枚ずつコンタクトガラス9上へ導き、コ
ピー後に排出する動作を自動的に行うものである。
【0034】原稿給紙台100に載置された原稿の積層
体は、サイドガイド101によって原稿の幅方向が揃え
られる。載置された原稿は給紙コロ104で1枚ずつ分
離して給紙され、搬送ベルト102の回転でコンタクト
ガラス9上の所定位置まで運ばれて、位置決めされる。
【0035】所定枚数のコピーが終了すると、原稿は再
度搬送ベルト102の回転により排紙トレー103へ排
紙される。なお、前記サイドガイド101の位置と原稿
の送り時間をカウントすることにより、原稿サイズの検
知を行うことができる。
【0036】〔ソータ〕複写機本体から排紙されたコピ
ー紙を、例えばページ順、ページ毎、あるいは予め設定
されたビン111a〜111xに選択的に送給する装置
である。モータ110により回転する複数のローラによ
り送られるコピー紙が、各ビン111の入口付近にある
爪の切り換えにより、選択されたビン111へ導かれ
る。
【0037】〔両面反転ユニット〕前述のように複写機
本体は1枚毎の両面コピーしかできないが、この両面反
転ユニットを付設することにより、まとめて両面コピー
をすることが可能である。
【0038】複数枚まとめて両面コピーをとる時、排紙
コロ66で下方に導かれた紙は、次の切り換え爪67で
両面反転ユニットへ送られる。両面反転ユニットへ入っ
た紙は、排紙ローラ120でトレー123上に集積され
る。その際送りローラ121、側面揃えガイド122に
よりコピー紙の縦、横が揃えられる。トレー123上に
集積されたコピー紙は、再給紙コロ124により裏面コ
ピー時に再給紙される。この時、切換爪69により直接
再給紙ループ72へ導かれる。
【0039】なお、図1ならびに図2において23は防
音ガラス、27はミラー、28は防塵ガラス、31はレ
ンズ保持ユニット、46は分離爪、80はメインモー
タ、81はファンモータである。
【0040】〔電装制御部〕図4、図5は複写機全体の
ブロック図で、両図は1つのブロック図を分割したもの
で、一部、中央演算ユニットCPU(a)の部分で重複
部分があり、その部分で両図を連結すれば1枚の全体的
なブロック図となる。
【0041】複写機の制御ユニットは2つのCPUを有
しており、CPU(a)はシーケンス関係の制御、CP
U(b)はオペレーション関係の制御をそれぞれ行って
いる。CPU(a)とCPU(b)とは、シリアルイン
ターフェース(RS232C)によって接続されてい
る。
【0042】まず、シーケンス制御について説明する。
シーケンスは紙搬送のタイミングに関する制御を行って
おり、紙サイズセンサ、排紙検知やレジスト検知など紙
搬送に関するセンサ、両面ユニット、高圧電源ユニッ
ト、リレー、ソレノイド、モータなどのドライバー、ソ
ータユニット、レーザユニット、スキャナユニットなど
が接続されている。
【0043】センサ関係では、給紙カセットに装着され
た紙のサイズおよび向きを検知して、検知結果に応じた
電気信号を出す紙サイズセンサ、レジスト検知や排紙検
知などの紙の搬送に関するセンサ、オイルエンドやトナ
ーエンドなどサプライの有無を検知するセンサ、ならび
にドアオープンやヒューズ切れなど機械の異常を検知す
るセンサなどからの信号が入力される。
【0044】両面ユニットでは、紙の幅を揃えるための
モータ、給紙クラッチ、搬送経路を変更するためのソレ
ノイド、紙有無センサ、紙幅揃えのためのサイドフェン
スのホームポジションセンサ、紙の搬送に関するセンサ
などがある。
【0045】高圧電源ユニットは、帯電チャージャ、転
写チャージャ、分離チャージャ、現像バイアス電極にそ
れぞれ所定の高圧電力を印加する。
【0046】ドライバー関係は、給紙クラッチ、レジス
トクラッチ、カウンタ、モータ、トナー補給ソレノイ
ド、パワーリレー、定着ヒータなどがある。
【0047】ソータユニットとはシリアルインターフェ
ースで接続されており、シーケンスからの信号により、
所定のタイミングで紙を搬送し、各ビンに排出させてい
る。アナログ入力には、定着温度、フォトセンサ入力、
レーザーダイオードのモニタ入力、レーザーダイオード
の基準電圧が入力されている。定着温度は、定着部にあ
るサーミスタからの入力により、定着部の温度が一定に
なるようにオン、オフ制御される。フォトセンサ入力
は、所定のタイミングで作られたフォトセンサパターン
をフォトトランジスタにより入力し、パターンの濃度を
検知することにより、トナー補給のクラッチをオン、オ
フ制御してトナー濃度の制御を行っている。
【0048】レーザーダイオードのパワーを一定にする
ために調整する機構として、A/D変換器とCPUのア
ナログ入力が使用されている。これは予め設定された基
準電圧(この電圧は、レーザーダイオードが3mWとな
るように設定する。)に、レーザーダイオードを点灯し
た時のモニタ電圧が一致するよう制御されている。
【0049】画像制御回路ではマスキング、トリミン
グ、イレース、フォトセンサパターンなどのタイミング
信号を発生し、レーザーダイオードにビデオ信号を送り
出している。
【0050】ゲートアレーは、スキャナからの2ビット
・パラレルで連送される画像信号をレーザービームスキ
ャナユニットによりの同期信号PMSYNCに同期さ
せ、さらに画像書き出し信号RGATEに同期した1ビ
ット・シリアルの信号に変換して、画像制御回路に出力
する。
【0051】次にオペレーション関係の制御について説
明する。メインCPUは、複数のシリアルポートとカレ
ンダーICを制御する。複数のシリアルポートにはシー
ケンス制御CPUの他に、操作部、スキャナ、ファック
ス、インターフェースユニットなどが接続されている。
【0052】操作部では操作者のキー入力および複写機
の状態を表示する表示器を有し、キー入力情報をメイン
CPUへシリアル送信し、メインCPUからのシリアル
受信により表示器を点灯する。スキャナとは、画像処理
および画像読み取りに関する情報をシリアル送信し、フ
ァックス、インターフェースユニットとは予め設定され
ている情報内容をやりとりする。カレンダICは、日付
および時間を記憶しており、この情報に基づいて機械の
オン、オフ制御することも可能である。
【0053】図6は、イメージスキャナ部のブロック図
である。CCDイメージセンサ407から出力されるア
ナログ画像信号は信号処理回路451で増幅され、A/
D変換器452によってデジタル多値信号に変換され
る。この信号はシェーディング補正回路453によって
補正処理を受け、信号分離回路454に印加される。
【0054】信号分離回路454に入力される画像情報
を処理して、文字などの2値画像成分信号と中間調画像
成分信号とに分離する。2値画像成分信号は2値化処理
回路456に印加され、中間調画像成分信号はデイザ処
理回路455に印加される。2値化処理回路456で
は、入力される多値データを予め設定された固定しきい
値によって2値データに変換する。前記デイザ処理回路
455では、走査位置毎に予め設定されたしきい値によ
って入力データを判定し、中間調情報を含む2値データ
を出力する。
【0055】信号合成回路157では、2値化処理回路
456から出される2値信号とデイザ処理回路455と
から出力される2値信号とを合成して、信号DATA1
と信号DATA2を出力する。
【0056】スキャナ制御回路460はプリンタ制御部
からの指示に従ってランプ制御回路458、タイミング
制御回路459、電気変倍回路461ならびにスキャナ
駆動モータ465を制御する。ランプ制御回路458
は、スキャナ制御回路460からの指示に従って露光ラ
ンプ402のオン、オフおよび光量制御を行う。
【0057】スキャナ駆動モータ465の駆動軸にはロ
ータリエンコーダ466が連結されており、位置センサ
462は副走査駆動機構の基準位置を検知する。
【0058】電気変倍回路461は、スキャナ制御回路
460によって設定される主走査側の倍率データに従っ
て、デイザ処理された画像データ、2値化処理された画
像データについて電気変倍処理を行う。
【0059】タイミング制御回路459はスキャナ制御
回路460からの指示に従って各信号を出力する。即
ち、読み取りを開始すると、CCDイメージセンサ40
7に対しては1ライン分のデータをシフトレジスタに転
送する転送信号と、シフトレジスタのデータを1ビット
ずつ出力するシフトクロックパルスとを与える。像再生
系制御ユニットに対しては、画素同期クロックパルスC
LK,主走査同期パルスLSYNCおよび主走査有効期
間信号LGATEを出力する。
【0060】この画素同期クロックパルスCLKは、C
CDイメージセンサ407に与えるシフトクロックパル
スとほぼ同一の信号である。また、主走査同期パルスL
SYNCは、画像書込みユニットのビームセンサが出力
する主走査同期信号PMSYNCとほぼ同一の信号であ
るが、画像読み取りを行っていない時は出力が禁止され
る。主走査有効期間信号LGATEは、出力データDA
TA1およびDATA2が有効なデータであるとみなさ
れるタイミングで高レベルHになる。
【0061】なお、この例ではCCDイメージセンサ4
07は、1ライン当たり4800ビットの有効データを
出力する。また、出力データDATA1は奇数番目のり
各画素のデータであり、出力データDATA2は偶数番
目の各画素のデータである。スキャナ制御回路460は
プリンタ制御部から読取開始指示を受けると、露光ラン
プ402を点灯し、スキャナ駆動モータ465を駆動開
始して、タイミング制御回路459を制御し、CCDイ
メージセンサの読取りを開始する。また、副走査有効期
間信号FGATEを高レベルHにセットする。この信号
FGATEは、高レベルHにセットされてから副走査方
向に最大読取り長さ(この例では、Aサイズ長手方向の
寸法)を走査するに要する時間を経過すると低レベルL
となる。
【0062】図7は、ファックス部のブロック図であ
る。同図に示すようにファックス部は、メインボード、
SAFユニット、FCUユニット、仕向け先によって変
更できるネットワークコントロールユニット(NC
U)、通信回路ならびに電話機などから構成されてい
る。
【0063】これシステムは、メモリ送受信が基本とな
っている。そのため送信時には、原稿情報を一度SAF
メモリへ蓄積してから送信する。また受信時もSAFメ
モリに蓄積してから、プリンタが空いているときに出力
するようになっている。なお、複写モードとファックス
モードの切替えについては後で詳細に説明する。
【0064】図8は、電源部のブロック図である。電源
コード80からのAC100Vは、メインスイッチ(S
W2)またはサブスイッチ(SW1)を通して、メイン
電源ユニットやスキャナ電源ユニットに供給される。前
記メイン電源ユニットは、メイン制御板、ソーター制御
板ならびにファックス制御板などにDC電源を供給して
いる。一方、前記スキャナ電源ユニットは、スキャナ制
御部、ADF制御部ならびに操作部などにDC電源を供
給している。
【0065】図9ならびに図10は、複合装置の前面か
らの視た部品配置図ならびに後面から視た部品配置図で
ある。図9において82は操作部、83はパワーリレ
ー、84はヒータ、搬送ファン、モータなどのSSR、
85はリレーユニット、86はセーフティスイッチ、8
7はドアスイッチ、88はトータルカウンタ、89はフ
ァックス受信カウンタ、90は通信回路板、91は受話
器、SW2はメインスイッチである。同図に示すよう
に、メインスイッチSW2は、通常の複写機と同じよう
に装置の前面側に設けられている。
【0066】図10において、92はメイン制御板、9
3はノイズフィルタ、94はサーキットブレーカ、95
はクリーニング用パワーパック、96はバイアスローラ
パワーパック、97はブレードソレノイド、98は帯電
・バイアスパワーパック、99はトナー補給ソレノイ
ド、105はレジスト検知器、106はカラー検知器、
107は手差し検知器、108はネットワークコントロ
ールユニット、109は第1給紙マイクロクラッチ、1
12はペーパエンド検知器、113は第2給紙マイクロ
クラッチ、114は第3中継マイクロクラッチ、115
はレジストマイクロクラッチ、116は給紙制御板、1
17はモデム、118はファックスインターフェース
板、SW1はサブスイッチである。同図に示すように、
このサブスイッチSW1は、前記メインスイッチSW2
とは別の位置、すなわち複合装置の後面に設けられてい
る。
【0067】図11は電源供給回路図、図12はDCは
電源回路図である。図11に示すように、サブスイッチ
SW1またはメインスイッチSW2のいずれかのスイッ
チSWがオンになっておれば、本体側にAC電源が供給
される。メインスイッチSW2には、このスイッチSW
2がオンであるかオフであるかを検出するために、AC
1,AC2が設けられている。このAC1,AC2はD
C電源回路の中で、図12に示されているような回路が
組み込まれている。
【0068】従ってメインスイッチSW2がオフの場
合、ACが供給され、フォトカプラーがオンとなり、C
PUの入力はロー「L」となる。一方、メインスイッチ
SW2がオンの場合、フォトカプラーがオフとなり、C
PUの入力はハイ「H」となる。
【0069】次に、このメインスイッチSW2とサブス
イッチSW1の使用方法について説明する。
【0070】(A).ファックス機能を使用しないで、
複写機単体として使用する場合 この場合は、サブスイッチSW1はオフし、メインスイ
ッチSW2で100Vの電源を供給して、通常の複写機
として使用する。
【0071】(B).ファックスと複写機の複合装置と
して使用する場合 a.サブスイッチSW1がオン、メインスイッチSW2
がオフの状態 各システムにソフトリセット信号を送り、これを受信し
た各CPUは、RAMクリヤー、ポートオフなどを行
い、パワーオンリセットと同じ状態にある(但し、ファ
ックスCPUは、この信号によってリセットは行われな
い)。このときシーケンスCPU側に接続されているメ
インリレーも当然オフとなり、装置内のAC系は全てオ
フとなる。
【0072】しかし、図8から明らかなように、メイン
用電源ユニットならびにスキャナ用電源ユニットにはA
C100Vがそれぞれ供給されるため、各CPUにはD
C電源が供給されている。この状態は、例えば夜間で複
写機としては使用しないためメインスイッチSW2をオ
フし、ファックスの夜間受信モードとなっている状態で
ある。
【0073】このとき、サブスイッチSW1をオフする
と、メインスイッチSW2をオフした時点で装置本体へ
AC100Vが供給されなくなり、電源ユニットも全て
オフとなるから、ファックスの夜間受信はできなくな
る。従って、サブスイッチSW1がなくメインスイッチ
SW2だけだと、夜間でも常にメインスイッチSW2を
オンしていなければ(当然、この状態ではパワーリレー
もオンとなり、ACファン、予熱ヒータなどもオンにな
っており、消費電力が嵩んでしまう)、夜間受信ができ
なくなる。
【0074】この点本発明のように、メインスイッチS
W2とサブスイッチSW1とを別々に設けて、複写機を
使用しない夜間にはサブスイッチSW1がオン、メイン
スイッチSW2がオフという状態をつくることによっ
て、スキャナ、シーケンス、操作部の各出力ポートなら
びにパワーリレーは全てオフすることができるから、か
なりの節電となる。また、ファックス制御部にはDC電
源(5V,±12V)が供給されるから、ファックスは
受信モードとなっている。
【0075】b.サブスイッチSW1がオン、メインス
イッチSW2がオンの場合 メインスイッチSW2をオフからオンにすることによ
り、各CPUにプログラムスタート信号が送られ、各C
PUが動作を開始する。
【0076】複写機を使用しているとき、コピー異常
(例えばペーパージャムやサービスマンコールなどの異
常)が発生した際、これをリセットするために通常、メ
インスイッチSW2をオフ→オンする。ファクシミリ装
置との複合装置の場合も同様のスイッチの切替えが行わ
れる。この際サブスイッチSW1がないと、受信中ある
いは送信中のファックスデータが全てクリアーされてし
まう。しかしこのとき、サブスイッチSW1をオンにし
ていると、メインスイッチSW2をオフ→オンにして
も、ファックスの送受信には影響しない。
【0077】図13は、キーによるファックスとコピー
のモード選択のフローチャートである。ファックスモー
ドとコピーモードを選択するために、キーが1つ設けら
れている。このキーが押されると、ブザーが鳴り、すで
にファックスモードの場合はファックスモードをオフ
し、ユーザーセレクトフラグをオフして、ファックスモ
ードへ入る前のコピー状態に戻す。
【0078】キーが押されたとき、コピーモードの場合
は、ファックスモードをオンにし、ユーザーセレクトモ
ードをオンとし、ADFの戻し表示があった場合はオ
フ、ADF使用時で原稿台に紙があった場合はフィード
アウトし、そのときのコピーモードをセーブしてファッ
クスモードへ移る。このとき、コピー用の入力面とファ
ックス用の入力面がスライド式に変更できるコピー/フ
ァックス表示パネル切換用のパッド(これについては後
述する)の確認を行い、パッドがコピーになっていると
きは、例えば「ファックス ノ パネル ニシテクダサ
イ」などの警告表示を出す。
【0079】図14は、パッドによるファックスとコピ
ーのモード選択のフローチャートである。パッドをファ
ックスモードからコピーモードに変えた場合、すでにコ
ピーモードだとそのままリターン、ファックスモードだ
とファックスモードをオフにして、ユーザーセレクトフ
ラグをオフにし、コピーモードをセットして、コピー状
態へ戻す。
【0080】パッドをコピーモードからファックスモー
ドに変えた場合、すでにファックスモードだと警告表示
をオフし、ユーザーセレクトをオンとする。コピーモー
ドだと、ファックスモードをオンとし、ユーザーセレク
トをオンとし、ADFの処理を行い、コピーモードをセ
ーブしてファックスモードへ移る。
【0081】図15は、コピーとファックスのモードリ
セットのフローチャートである。コピーとファックスの
デフォルトは、ユーザーの希望に合わせディップスイッ
チ等で切り換えることができ、オートリセット時は、こ
のディップスイッチによりモードが決定される。装置が
一定時間(例えば1分間)以上操作されないと、オート
リセットがかかる。
【0082】イニシャル時にコピーモードだとコピーモ
ードとなり、イニシャル時にファックスモードだとファ
ックスモードとなる。ユーザーセレクトによってファッ
クスモードになっているときは、コピーモードをセット
するが、ユーザーセレクトでない場合は、コピーモード
はイニシャル状態に戻す。
【0083】このファックス/コピー切換スイッチまた
はパッドによる切り換えは、キーカウンター(例えばキ
ーカード)がない状態でも行うことができる。これはキ
ーカウンターはあくまでもコピーのカウンターであり、
ファックスを送信することには何ら関係がないためであ
る。
【0084】図16は、キーカウンタ表示のフローチャ
ートである。キーカウンタがオンになっているとき、も
しくはキーカウンタがオフでもファックスモードへ移行
したときは、キーカウンター表示はオフとする。
【0085】図17は、カウンター制御のフローチャー
トである。複写機にはトータルカウンター以外の特定の
用紙をカウントするカウンターが設けられている。ファ
ックスがオンラインになっている場合、コピーフィード
信号がくると、ファックスモードならばカウンターをカ
ウントアップさせ、コピーモードならカウントアップさ
せない。
【0086】ファックスがオンラインになっていない場
合は、コピー用のカウンターとして用い(この場合はA
3カウンター)、A3の用紙サイズの紙をフィードした
時にカウントアップさせる。この場合はA3カウンター
で例を示したが、ジャムカウンターなどのカウンターと
して用いてもよい。
【0087】このことにより、トータルカウンターで全
体の通紙枚数がカウントされ、ファックスカウンターで
ファックスでの通紙枚数を知ることができ、ユーザーに
対するサービス上非常に有効なものとなる。
【0088】また、ここではファックス時の通紙枚数を
カウントするようにしているが、ファックスをつないだ
時は、コピーの通紙枚数のみをカウントするというよう
なことも、同じ原理である。
【0089】図18は、ソーター制御のフローチャート
である。複写機のソーターには、通常排出するトレイ
と、モード異常や割込みなどの時排出される割り込みト
レイとがある。ファックスモード時はプリントされた紙
は、複写機で通常使用するトレイに出さず、割り込みト
レイに排出する。このことによりファックスで送られて
きた紙を、コピーする人が持ち去るような不都合がなく
なる。
【0090】また、ソーターを使用しない場合は2ビン
の排出トレイを設け、1つは複写機専用トレイ、1つは
ファックス専用トレイとし、各モードによってトレイを
使い分ける。この2ビントレイを用いることにより、フ
ァックスでプリントアウトされた用紙とコピーでプリン
トアウトされた用紙を分けることができる。
【0091】図19は、コピーモード時におけるファッ
クス受信の制御のフローチャートである。コピーモード
時にファックスの受信が終了すると、ファックスからプ
リントリクエスト信号が送られてくる。プリンターがレ
ディ状態になっており、なおかつ一定時間(例えば30
秒間)以上操作されていないと、プリントオーケー信号
を出力し、ファックスモードへ自動的に移行する。プリ
ンターがでない状態又はレディでも一定時間経過してい
ない場合は、プリントNG信号を出力する。
【0092】つまり、プリンターがレディでない状態、
例えばドアーオープン、ジャム、サービスマンコールな
どと、コピー操作を続けて行なう可能性のある期間は、
ファックスモードへ移行させない。このことにより、フ
ァックスのプリントアウトは装置のあいた時間帯のみに
行うため、複写機としてのダウンタイムを非常に短くす
ることができる。また、このプリント出力中にオペレー
ターによる操作があると、ユーザーセレクトフラグをオ
ンさせる。
【0093】図20は、予熱モード中のファックス受信
の制御を示すフローチャートである。予熱モード中にフ
ァックスの受信が終了すると、ファックスからプリント
リクエスト信号が送られてくる。このとき、プリンター
はレディ状態にあり、なおかつコピーとして使用してい
ない状況なので、すぐにファックスモードへ自動的に切
換わる。この際プリントオーケーを出力し、予熱フラグ
をオンとする。また、このプリント出力中に、オペレー
ターによる操作があると予熱フラグをオフし、ユーザー
セレクトフラグをオンとする。
【0094】図21は、ファックスプリント終了時のフ
ローチャートである。ファックスに受信されたデータが
全て出力されると、最終紙の排出時にファックスプリン
ト終了が送られてくる。このとき、ユーザーセレクトモ
ードがオン(ユーザーの意志によりファックスモードに
してオンとする)となっていれば、そのままファックス
モードを続け、モードリセット(図15)か、ファック
ス/コピー切換スイッチ又はパッドが操作されるまでコ
ピーモードへ移らない。
【0095】ユーザーセレクトモードオフ時は、ファッ
クスモードをオフとし、予熱フラグがオンであれば予熱
モード、オフであればコピーモードへ復帰する。
【0096】ファックスからのプリントリクエストあれ
ばキーカウンターがない状態でもファックスモードへ移
行し、プリントアウトすることができる。これはキーカ
ウンターはあくまでもコピーカウンターであり、ファッ
クスプリントとすることには何ら関係がないためであ
る。
【0097】また、キーカウンターでコピー枚数を管理
していても、トータルカウンターとファックスカウンタ
ーがあるため、間違えることはない。ファックスモード
へ移行した時は、キーカウンター表示はオフする。
【0098】これらのシステムは全てシリアルインター
フェースで結ばれており、各システムへはイニシャルセ
ット→プログラムスタートという順で信号が送られプロ
グラムスタートを各システム(シーケンス、操作部、ス
キャナ、ファックス)が受けた時点で、通常の動作を行
う。イニシャルセット信号だけだと、各システムはイニ
シャル状態(RAMクリアー、アウトポートオフなど)
で待機している。
【0099】図22は、電源制御方式を示すフローチャ
ートで、このフローはメインルーチンの1個所に組み込
まれている。まず、タイマーが一定時間経過したかどう
かをチェックする。これは、リセット時各システムがイ
ニシャルセットを終える時間をとるためである。
【0100】次に、メインスイッチSW2オンフラグを
チェックする。このフラグがオンだとメインスイッチS
W2がオンかどうかをチェックする(すなわち、AC検
知をチェックする)。メインスイッチSW2がオンだと
そのままリターン、メインスイッチSW2がオフだと1
00msec後にもう一度チェックする。(これはノイ
ズによる誤動作を防ぐために一定時間をおいている。)
オンだとリターン、オフだとフラグをオフとし、各シス
テムにイニシャルセット信号をアウトする。
【0101】各システムはこの信号を受けると、RAM
をクリアーし、すべてのポートをオフとし、疑似的に電
源オフの状態をつくる。このとき当然、シーケンスもイ
ニシャルライズされリレーがオフされるため、装置内に
ACが供給されることはない。この状態はメインスイッ
チSW2がオンされるまで続く。
【0102】メインスイッチSW2オンフラグがオフだ
と、メインスイッチSW2がオンかどうかチェックす
る。オフだとリターンし、オンだと100msec後に
もう一度チェックする。オフだとリターンし、オンだと
フラグをオンとし、各システムにプログラムスタート信
号をアウトする。この信号を受けると各システムは動作
を開始する。
【0103】スイッチSW1,2の使用方法について
は、ファックス機能を使用しないで複写機単体として用
いる場合、サブスイッチSW1が常にオフ、メインスイ
ッチSW2をオン、オフさせる。一方、複写機−ファッ
クス複合装置として使用する場合は、サブスイッチSW
1を常にオンとし、メインスイッチSW2を疑似的なメ
インスイッチとして用いる。これは通常、複写機が動作
される時間帯は例えば午前8時から午後8時程度であ
り、この間はメインスイッチSW2がオンされ、その他
の時間帯ではメインスイッチSW2はオフとなってい
る。しかし、ファックスは24時間常に受信可能な状態
である必要がある。
【0104】従って、サブスイッチSW1を常にオン状
態にすることにより、DC電源は常に動作していること
になる。このDC電源はファックスに供給されているた
め、メインスイッチSW2が切られた状態でもファック
スは動作し、受信可能となる。
【0105】また、この状態のときに、ファックスが受
信完了し、プリントリクエスト信号が来ると、システム
を立ち上げ(プログラムスタート信号を出す)プリント
アウトさせる。この場合システムを立ち上げているが、
プリンターだけ立ち上げても良い。
【0106】プリントアウト終了後、再びイニシャルセ
ット信号を出して、システムをオフ状態とする。イニシ
ャルセット信号がファックスに入った場合は、ファック
スは電源オフの検知を行っているだけで、RAMクリア
ー、ポートオフなどの動作は行わない。
【0107】図23は、ファックスプリントのフローチ
ャートである。図24はファックス機能を使用しない複
写機単体として用いる場合の操作パネルの平面図、図2
5はファックス機能を兼備した複合装置として用いる場
合の操作パネルの平面図である。
【0108】この図24において、301はソーターを
使用するときに押すソーターキー、302は両面コピー
するときに押す両面キー、303は見開き原稿を自動的
に片面ずつコピーするとき、あるいは両面原稿を自動的
に片面ずつコピーするときに押すページ連写キー、30
4は操作方法についての説明と装置の動作状態を表示す
る液晶表示部、305はコピー全面を中抜きするときに
押す全面加工中抜きキー、306はコピー全面の黒い部
分と白い部分を反転するときに押す全面加工白黒反転キ
ー、307はラインマーカーで指定した範囲外を消去す
るときに押すマーカーエリア加工外消去キー、308は
ラインマーカーで指定した範囲内を消去するときに押す
マーカーエリア加工内消去キー、309はラインマーカ
ーで指定した範囲内を中抜きするときに押すマーカーエ
リア加工中抜きキー、310はラインマーカーで指定し
た範囲内の白い部分と黒い部分とを反転するときに押す
マーカーエリア加工白黒反転キーである。
【0109】311は例えばA5,B6サイズなどの小
さな原稿を倍のサイズの用紙に同時に2枚コピーすると
きに押すダブルコピーキー、312は指定された用紙サ
イズと原稿サイズに見合った倍率でコピーするときに押
す用紙指定変倍キー、313は原稿の縦、横の寸法を指
定するときに押す独立寸法変倍キー:原稿、314はコ
ピーの縦、横の寸法を指定するときに押す独立寸法変倍
キー:コピー、315はコピーの縦、横の倍率を指定す
るときに押す独立変倍キー、316はコピー倍率を1%
きざみで指定するときに押すズーム変倍キーである。
【0110】317はコピー/ファックス切換レバー
で、図に示すようにレバー317がコピー側に切換わっ
ていると、前述のようなマーカーエリア加工や独立変倍
などの編集コピー可能となる。また、図26に示すよう
にレバー317がファックス側に切換わっているとき、
後述するようなファックスの各機能のキー操作が可能と
なる。
【0111】318はセット枚数表示部、319はコピ
ー枚数表示部、320は縮小キー、321は拡大キー、
322は等倍キー、323は用紙選択キー、324は自
動用紙選択キー、325は原稿種類キー、326は濃度
調製キー、327は自動濃度キー、328は取外し可能
上蓋(シール)で、複写機としてのみ使用する場合はこ
の上蓋328が取付けられている。
【0112】329は割込みキー、330はプログラム
を記憶させるときや呼び出すときに押すプログラムキ
ー、331は予熱・モードクリアキー、333は独立変
倍モード、独立寸法変倍モード事時のデータおよび液晶
表示部304の質問に対して答えるときに押す♯キー、
334はスタートキーである。
【0113】前述のコピー/ファックス切換レバー31
7がファックス側に切換わると図25に示すように、そ
の切換え動作に伴って操作パネル上の一部が自動的に変
更される。図中の335はワンタッチダイヤルの宛先登
録などを行うときに押すマルチモードキー、336は電
話:手動受信にするときに押す電話モードキー、337
は送信先がミニファックス1のときに押すミニファック
ス1キー、338は原稿の文字が普通の大きさ以上のと
きに押す普通字キー、340は原稿の文字が小さいとき
に押す小文字キー、340は送信を開始するときに押す
送信キー、341はワンタッチに電話番号を登録すると
き、あるいはワンタッチで発信するときに押すワンタッ
チダイヤルキーである。
【0114】また複合装置として使用する場合、図24
に示す上蓋(シール)328をそれぞれ取外す。そうす
ると上蓋(シール)328の下には図25に示すよう
に、複合装置として必要な短縮キー342、ポーズキー
343、NO.キー344ならびにコピー/ファックス
切換スイッチ345などが配置されている。
【0115】図26ないし図28は、コピー/ファック
ス切換レバー317の切換えに伴う操作パネル表示の切
換機構(パッド)を説明するための図である。これらの
図に示すように、四角形の枠体346の内側底部には、
コピー表示パネル347が固定されている。このコピー
表示パネル347の上方には、ファックス表示パネル3
48がスライド可能に配置されている。
【0116】前記コピー表示パネル347には図24に
示すように、全面加工用のキー305,306、マーカ
ーエリア加工用キー307〜310、ダブルコピーキー
311、用紙指定変倍キー312、独立寸法変倍用キー
313、314、独立変倍キー315ならびにズーム変
倍キー316など複写機として必要なキーが設置されて
いる。
【0117】一方、前記ファックス表示パネル348に
は図25に示すように、マルチモードキー335、電話
モードキー336、ミニファックス1キー337、普通
字キー338、小文字キー339、送信キー340なら
びにワンタッチダイヤルキー341などのファックスと
して必要なキーが設置されている。
【0118】このファックス表示パネル348の後端に
は、フィラ349が一体に設けられている。またファッ
クス表示パネル348の前端には、コピー表示パネル3
47に邪魔にならないように切換レバー317が連結さ
れており、切換レバー317は支軸350に支えられた
回動レバー351の上端に連結されている。また前記フ
ィラ349と対向する位置には、透過式のフォトセンサ
351が設けられており、図中の352のパネルカバー
である。
【0119】図25は複写機として用いる場合を示して
おり、切換レバー317はコピー側に倒れて、枠体34
6内にコピー表示パネル347が露出して、それに設け
られている各種キーの操作が可能となっている。この状
態では、ファックス表示パネル348はカバー352の
下方に隠れている。この切換レバー317をファックス
側(図面に向かって左側)に移動することにより、それ
に伴ってファックス表示パネル348が一緒にカバー3
52の下から引き出され、図27はファックス表示パネ
ル348が引き出されている途中の状態を示している。
図28はファックス表示パネル348が枠体346内に
セットされた状態を示しており、フィラ349がフォト
センサ351内に挿入されることで、セット状態を検知
するセット信号がフォトセンサ351から出力される。
【0120】図29は、表示パネル部の制御ブロック図
である。図中の351は図33〜図35に示すフォトセ
ンサ、353は操作部キーマトリックス、354は操作
部LEDマトリックス、355は表示部マイクロプロセ
ッサ、356はラッチ、357はデコーダ、358は制
御プログラムならびに固定表示データをストアするRO
M、359は任意表示データをストアするRAM、36
0はLCDコントローラ、361は両面表示データをス
トアさせるRAM、362はLCDユニットである。
【0121】この操作部は1つのユニットとして取扱
い、複写機コントローラとの間はシリアルインターフェ
ースで接続されて、データのやりとりが行われる。表示
部マイクロプロセッサ355により入力キーの状態、チ
ェックおよびLED、LCDの表示内容を複写機コント
ローラとのデータ通信を行いながら制御する。
【0122】LCDはフルドットで構成され、専用のL
CDコントローラ360によりRAM361にストアさ
れたデータが表示される。LCD表示データとして、固
定キャラクタデータがROM358にストアされてお
り、これらは複写機コントローラから送られてくるAs
ciiコードに対応してRAM361にストアされる。
また各システム構成により、必要となる任意の表示デー
タは、RAM359内にストアされてから表示される。
【0123】前記操作部キーマトリックス353内に、
操作部の各キーの入力、デイプスイッチの入力、ならび
に図26に示す切換レバー317に連結されたデジタイ
ザからの入力が含まれている。
【0124】図31は送信画像信号の流れを示すフロー
チャート、図32は受信画像信号の流れを示すフローチ
ャートである。これらの図において3は前述した光源、
24はポリゴンミラー、40は感光体ドラムである。
【0125】図33は、ファックスインターフェース板
内での信号の流れを示すブロック図である。このファッ
クスインターフェース板では、下記のような制御、処理
を行っている。CPUとしては、8085A×2を使用
しており、画像処理用のフレームメモリ0.78MBな
らびにSAFメモリ1MBを有している。
【0126】(1)ファックス機能のシステムシーケン
スコントロール (2)プロトコルシーケンスコントロール (3)画情報の処理 スキャナ部よりビデオ信号の画信号化(2ビットシリ
アル信号→8ビットパラレル信号) データ圧縮、再生(MH,MR,EFC) 縮小(B4サイズ→A4サイズ) SAFメモリへのデータの入出力、ならびに入出力時
の圧縮,再生(MH,生データ) (4)マルチモード、内部スイッチによる機能選択、な
らびにコードの選定 (5)ネットワークコントロールユニットの制御 次にこの図を用いてデータの送受信時の信号の流れにつ
いて説明する。
【0127】(1)スキャナ部から回線にデータを送る
場合 スキャナ部からのビデオ信号(2ビットシリアル信
号)を、8ビットパラレル信号に変換した後、256K
のDRAMで構成されているフレームメモリに収納す
る。
【0128】ファックスでは、送信密度が7.7本/
mm,3.85本/mmであるから、スキャナで50%
収縮し、さらに密度変換してメモリに収納する。
【0129】画像処理のゲートアレイではA3サイズ
→B4サイズ、B4サイズ→A4サイズの変換しかでき
ず、ファックスとして相手先に送るときは、A4サイズ
まで縮小する場合があるので、本実施例ではA3サイズ
の原稿時は、ビデオ信号を84.6%変倍してB4サイ
ズにし、その後フレームメモリに収納するようになって
いる。
【0130】その後、FCP1にフレームメモリから
順次データを取り出し、シリアルポートを介してFPC
2にデータを送る。
【0131】このとき原稿がB4サイズで送信先のフ
ァックス紙がA4サイズのときは、FPC2で84%縮
小し、1フレームデータをワークRAMに格納する。
【0132】1フレームに対するデータ圧縮は、FC
P2とワークRAM2との間で行い、その結果をIOP
2を通してモデム(MODEM)に送り、変調したデー
タをネットワークコントロールユニット(NCU)を介
して回線に送り出す。
【0133】(2)同報などでメモリに蓄えた後、送信
するとき スキャナ部からのビデオ信号を一時フレームメモリに
格納し、その後FCP1を介して1フレームのデータを
ワークRAM1に記憶する。そしてFCP1、ワークR
AM1間でデータ圧縮して、その結果をSAFメモリに
収納する。
【0134】SAFメモリから送信するときは、SA
Fメモリ内の圧縮データを読み出し、FCP1とワーク
RAMで間データ伸長して元のデータに直した後、シリ
アルでFCP2に送り、前記(2)と同様の処理で回線
へデータを送り出す。
【0135】(3)回線からのデータをメイン制御板に
送るとき 回線からの信号をネットワークコントロールユニット
(NCU)を介してモデム(MODEM)に入れ、復調
し、IOP2を介してFCP2に送る。
【0136】FCP2では圧縮して送られてきた信号
を伸長し、元のデータに戻してFCP1に送る。
【0137】FCP1では再度データを圧縮して、S
AFメモリに格納する。なお、前述の再度圧縮は、ファ
ックスの機種などによって圧縮方法が異なるので、SA
Fメモリに格納する際には、最も効率の良い方法を採用
するために、データを元に戻して再度圧縮している。
【0138】一連の受信が終了すると、SAFメモリ
内の圧縮データをFCP1で伸長して、フレームメモリ
に移す。
【0139】1ページ分移すとメインCPUにプリン
トコマンドを送り、プリントアウトの用意をする。
【0140】イマジオ320FのLSYNC,LGA
TE,FGATE,WCLKなどに同期させてデータを
送り出す。
【0141】このとき、フレームメモリは7.7本/
mmのデータであるので、2倍(16本/mm)に拡大
し、さらにパラレル信号をシリアル信号に変換(P→S
変換)して送り出す。
【0142】コピーモードからファックスモードに移る
場合、次のような各種のケースがある。
【0143】(1)オペレータがファックスを使用して
送信したい場合 (a)コピー/ファックス切換レバー317によるファ
ックスモードへの切換え。
【0144】オペレータが、コピー/ファックス切換レ
バー317を操作し、ファックス表示パネルを引き出し
て、モード切換えを行うケース。
【0145】(b)コピー/ファックス切換スイッチ3
45によるファックスモードへの切換え。
【0146】この場合、次の2通りがある。
【0147】.表示パネルがファックス表示パネル3
48になっていない場合、この場合は送信に必要な設定
(例えば普通文字、小文字、マルチモードなど)ができ
ないため、液晶表示部304に「ファックス ノパネル
ニシテクダサイ」と表示する。
【0148】.表示パネルがファックス表示パネル3
48になっている場合、この 場合は問題はない。
【0149】このとき原稿台上に原稿がある場合は、自
動原稿送り装置(ADF)を使用している場合の原稿を
排出し、圧板モードの原稿がある場合には警告表示をす
る。これは、 a.誤操作による誤ファックス防止(原稿を入れたつも
りになって、ファックス用の電話番号を入力し、その後
にスキャナーをスタートさせると、間違った原稿が送ら
れてしまう)と、 b.原稿の忘れ防止と、 c.ファックス原稿はほとんどの場合、ADFを使用し
て送るため、コピー時に圧板モードでとった原稿が残っ
ている場合、ファックス原稿をADFで送ると、両原稿
を損傷してしまうからである。
【0150】なお、原稿の有無の結像は、本実施例では
CCDの入力で行っているのではなく、 1.原稿サイズを検知するためのプレスキャンを行うた
めにプリントスイッチを押したとき、 2.コピーを行うためにプリントスイッチを押したと
き、 3.ファックス時に原稿を送るためにスタートスイッチ
(プリントスイッチ)を押したとき、 に圧板下に原稿が有ると判断し、ADFのリフトアップ
にて圧板下に原稿が無いとしている。
【0151】(2)ファックス制御板が受信を完了し
て、プリントアウトする場合。
【0152】この場合、プリントアウトのためにファッ
クスモードに移すから、ファックスのプリントが終了す
ると、即座に元のモードに戻すことになる。
【0153】(a)待機モード(30秒以上操作されな
い)→ファックスモード(プリントアウト) (b)予熱モードやファックスモード(プリントアウ
ト)→予熱モード。
【0154】(c)メインスイッチ オフモード→ファ
ックスモード(プリントアウト)→メインスイッチ オ
フモード。
【0155】通常、コピーとして使用する場合は、操作
部からの入力モード、表示を行い、スキャナで読み取っ
た画像データをメイン制御板を通してLDに信号として
与え、メインCPUの制御によってコピーを行ってい
る。このときファックス部はコピー動作に対し、何ら影
響を与えない。しかし、ファックス制御(システム制
御、プロトコルならびに画像処理など)は独立して動作
できるため、電話回線からデータが送られてきた場合、
コピー中でも受信することができ、その受信データをフ
レームメモリー内に収納する。この受信データは、コピ
ーが一定時間以上(本実施例では30秒間以上)操作さ
れなかった場合、ファックス制御板からメイン制御板に
出力され、受信データがプリントアウトされる。
【0156】図30は、ファックスインターフェースか
らプリントアウトするときの、画像データの入力をスキ
ャナからファックスインターフェースボードに変える回
路図である。
【0157】これはファックスインターフェースよりプ
リントスタート信号が送られたとき、FPRI信号をオ
ンし、シーケンス制御CPUよりプリントストップ信号
を受けたときオフするようになっている。
【0158】前述のコピー/ファックス切換レバーまた
はコピー/ファックス切換スイッチにより、操作部がフ
ァックスモードに切換えられた場合、操作部、スキャナ
部、プロッター部の中のシーケンス制御はファックス部
によって行われる。このときのメイン制御CPUは、 .コピーモードからファックスモードへの切換時にお
けるファックスイニシャル表示の設定(操作部)、 .システム全体の異常チェック(シリアルエラー、サ
ービスマンコールなど)、 .ファックス受信時にファックスインターフェースか
らの画像データをメイン制御内に入れて、プリントアウ
トするように画像データ入力の切換え、 などを行って
いる。操作部、スキャナ部、シーケンス部からのシリア
ルデータは、すべてメイン制御CPUを通してファック
スのシステム制御用CPUに与えられる。
【0159】このように、コピーモードでのメイン制御
は、全くファックス制御とは関係ないため、操作部での
コピー/ファックス切換レバー317ならびにコピー/
ファックス切換スイッチ345を外し、ファックス制御
ユニット(図9、図10に示す通信回路板90、受話器
91、ネットワークコントロールユニット108、モデ
ム117、ファックスインターフェース板118など)
を外すことにより、コピー単能機となる。コピー単能機
をユーザーに納入して、その後にユーザーから、ファッ
クス機能を追加したい旨の要求があった場合、切換レバ
ー317、切換スイッチ345ならびにファックス制御
ユニットを追加するだけで、コピーとファックスの複合
装置にすることができる。
【0160】次にファックス専用のカウンタについて説
明する。コピーとファックスの複合装置として用いる場
合に、図9に示される位置にファックス受信カウンタ8
9が設けられる。
【0161】ファックスを受信して出力されたコピー
は、その装置を所有しているユーザーの必要、不必要に
関係なく出力される。そのため、コピーカウンタのみし
か設けられていなければ、ユーザーがコピー1枚に対し
ていくらかの料金を支払うシステム(パフォーマンスチ
ャージ制)を選択したとき、ファックスの受信枚数分が
通常のコピー枚数に加算されてしまい、不都合が生じ
る。特にキーカウンタ(キーカードを含む)を使用して
各部門毎にコピー枚数を集計する場合は、ファックス受
信カウンタ89がないとファックスのプリントアウト分
だけの集計が合わなくなり、そのために混乱を生じる。
【0162】このような理由から、トータルカウンタ8
8より別にファックス受信カウンタ89を設けると、前
述のような不都合が解消される。
【0163】以上のべたように本発明は次のような様々
な特徴点があげられる。
【0164】(1)複写機−ファックス複合装置におい
て、コピーモードで一定時間操作が行われない時に、フ
ァックスが受信を終了するとファックスのプリントアウ
トを行う。また、プリントアウト中に操作が行われない
場合、プリント終了時にコピーモードへ移るようにす
る。
【0165】(2)予熱中に、ファックスが受信終了す
ると、ファックスモードとなり、プリントアウトを行う
ようにする。また、プリントアウト中に操作が行われな
い場合、プリント終了時に予熱モードへ移るようにす
る。
【0166】(3)キーカウンター(キーカードなど)
がセットされていない状態でもファックスモードへ移
り、プリントアウトを行うことができる。そして、ファ
ックスモードへ移行時はキーカウンター表示は消す。
【0167】(4)ソーターを使用している装置では、
ファックスモードでプリントされた用紙は割り込みトレ
イに排出される。使用されるトレイは、コピーモードで
は割り込み時に使用される。
【0168】ソーターが2ビンだと、2ビンの一方はコ
ピー専用トレイ、他方はファックス専用トレイとする。
【0169】(5)トータルカウンター以外にカウンタ
ーを持ち、このカウンターはファックスと複合した時は
ファックスモードでの通紙カウンターとしてのみ働くよ
うにする。また、カウンターを複写機単体の場合は、コ
ピー専用カウンターとして働かせる。
【0170】(6)ファックスとコピーのキー表示をス
ライド式のパネルにより入力パッド面を切り換える方式
の入力機構で、これにスイッチ機構を内蔵させ、ファッ
クス/コピー切り換えスイッチまたは上記パネルのどち
らか1つの切り換えでコピーとファックスのモードを換
えることができるようにする。
【0171】切り換えスイッチで切り換えた場合、スラ
イド式のパネルがファックスになっないないと警告表示
を出す。さらに、コピーモードからファックスモードへ
移るときに、コピーのモードをセーブし、ファックスモ
ードからコピーモードへ移るときにセーブしたコピーモ
ードを表示する。
【0172】(7)コピーモードからファックスモード
へ移るときに、ADF使用時で原稿台に原稿がある場合
はその原稿を排出する。ADFを使用していない場合
は、警告表示を出す。
【0173】イニシャル時のモードをコピーかファック
スか選択できる。一定時間以上、装置の操作が行われな
いと、イニシャルモードがセットされる。
【0174】(8)キーカウンター(キーカード)をセ
ットされていないときでも、スイッチまたはパネルによ
りファックスモードに移すことができる。さらに、ファ
ックスモード時、キーカウンター表示は消えて送信可能
となる。
【0175】以上のように複合装置の操作モードを適宜
に設定することにより、使用者によって複雑な複合装置
の操作が簡便になる。
【0176】
【発明の効果】前述したように本発明は、 複写機能と
ファックス機能とを具え、操作部と、その操作部への操
作があったか否かを検出する検出手段と、装置のイニシ
ャル時の初期モードをコピーモードまたはファックスモ
ードに選択できる初期モード選択手段と、前記検出手段
の検出結果により前記操作部が一定時間以上操作されて
いない場合に、前記初期モード選択手段により選択され
たモードに自動的に戻す初期モード戻し手段とを有する
ことを特徴とするものである。
【0177】このように初期モード選択手段を設けるこ
とにより、装置のイニシャル時の初期モードが任意に変
更可能であるから、装置の使用形態に合わせて例えば複
写機能を主体としていた装置をファックス機能を主体と
していた装置に、また反対にファックス機能を主体とし
ていた装置を複写機能を主体としていた装置に変更する
ことができ、そのために条件設定の操作が少なくなり、
使用勝手が良好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る複写機のブロック図
である。
【図2】その複写機の概略構成図である。
【図3】その複写機の書き込み部の平面図である。
【図4】その複写機のプリンタ部のブロック図である。
【図5】その複写機のプリンタ部のブロック図である。
【図6】その複写機のイメージスキャナ部のブロック図
である。
【図7】その複写機のファックス部のブロック図であ
る。
【図8】その複写機の電源部のブロック図である。
【図9】その複写機の前面から視た部品配置図である。
【図10】その複写機の後面から視た部品配置図であ
る。
【図11】その複写機の電源供給回路図である。
【図12】その複写機のDC電源回路図である。
【図13】キーによるファックスとコピーのモード選択
のフローチャートである。
【図14】パッドによるファックスとコピーのモード選
択のフローチャートである。
【図15】コピーとファックスのモードリセットのフロ
ーチャートである。
【図16】キーカウンタ表示のフローチャートである。
【図17】カウンタ制御のフローチャートである。
【図18】ソーター制御のフローチャートである。
【図19】コピーモード時におけるファックス受信制御
のフローチャートである。
【図20】予熱モード中におけるファックス受信制御の
フローチャートである。
【図21】ファックスプリント終了後のフローチャート
である。
【図22】電源制御方式のフローチャートである。
【図23】ファックスプリントアウトのフローチャート
である。
【図24】複写単能機として用いる場合の操作パネルの
平面図である。
【図25】複合装置として用いる場合の操作パネルの平
面図である。
【図26】切換レバーがコピー側にある状態を示す表示
パネル切換機構の断面図である。
【図27】切換途中の状態を示す表示パネル切換機構の
断面図である。
【図28】切換レバーがファックス側にある状態を示す
表示パネル切換機構の断面図である。
【図29】表示パネル部の制御ブロック図である。
【図30】画像データの入力をスキャナからファックス
インターフェースボードに変える回路図である。
【図31】送信画像信号の流れを示すフローチャートで
ある。
【図32】受信画像信号の流れを示すフローチャートで
ある。
【図33】ファックスインターフェース板内での信号の
流れを示すブロック図である。 81 電源ユニット 82 操作部 87 ドアスイッチ 88 トータルカウンタ 89 ファックス受信カウンタ 90 通信回路板 91 受話器 92 メイン制御板 111 ビン 117 モデム 118 ファックスインターフェース板 317 コピー/ファックス切換レバー 345 コピー/ファックス切換スイッチ 347 コピー表示パネル 348 ファックス表示パネル A スキャナ部 B 操作部 C プロッタ部 D ファックス部 SW1 サブスイッチ SW2 メインスイッチ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複写機能とファックス機能とを具え、 操作部と、 その操作部への操作があったか否かを検出する検出手段
    と、装置のイニシャル時の初期モードをコピーモードまたは
    ファックスモードに選択できる初期モード選択手段と、 前記検出手段の検出結果により前記操作部が一定時間以
    上操作されていない場合に、前記初期モード選択手段に
    より選択されたモードに自動的に戻す初期モード戻し手
    段と、 を有することを特徴とする複写装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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