JP2887796B2 - 古紙再生用脱墨剤 - Google Patents

古紙再生用脱墨剤

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新聞、情報用紙、雑
誌、書籍等の古紙再生時に用いられる脱墨剤に関する。
更に詳しくは、新聞、情報用紙、雑誌、書籍等をフロー
テーション方式、並びにフローテーションおよび水洗折
衷方式で脱墨する場合に、高白色度で残インキ数の少な
い脱墨パルプを製造できる、インキ捕集性、凝集性、イ
ンキ剥離性の優れた脱墨剤に関する。
【0002】
【従来の技術】新聞、雑誌等印刷古紙の再生利用は古く
から行われてきているが、特に最近脱墨パルプの高度利
用が促進される一方、製紙コストの低廉化を図るため、
古紙の有効利用はますます重要性を増してきている。
【0003】古紙再生利用は、省エネルギー対策、都市
ゴミ対策、森林資源保護対策の観点から見ても利点が多
い。一方、最近の古紙は印刷技術・印刷方式の変化、印
刷インキ成分の変化等、脱墨という観点から見ると一層
厳しい条件下になりつつあり、より以上脱墨を促進させ
るため装置にも改良が加えられてきている。
【0004】脱墨剤には、大別して、脱離したインキを
細かく分散させた状態で系外に除去することを目的とし
た分散系脱墨剤(主に非イオン系界面活性剤)と、脱離
したインキをある程度凝集させた状態で系外に除去する
ことを目的とした凝集系脱墨剤とがある。
【0005】これら古紙再生用脱墨剤として使用されて
いる従来公知の化学物資はアルキルベンゼンスルホネー
ト、アルキルサルフェート、α−オレフィンスルホネー
ト、ジアルキルスルホサクシネート、高級脂肪酸塩等の
陰イオン系界面活性剤、高級アルコールエチレンオキサ
イド付加物、アルキルフェノールエチレンオキサイド付
加物、脂肪酸エチレンオキサイド付加物、脂肪酸アミド
エチレンオキサイド付加物、ポリプロピレングリコール
エチレンオキサイド付加物、油脂のエチレンオキサイド
付加物、高級アルコールエチレンオキサイドプロピレン
オキサイド付加物等の非イオン系界面活性剤、アミンオ
キサイド、アルキルベタイン等の両性イオン系界面活性
剤等が挙げられる。
【0006】また、従来の技術として、特開昭57−1
17690には多塩基酸のポリオキシアルキレン付加物
に単なる二塩基酸を反応させたものがあるが、これもあ
る程度の脱墨効果は認められるものの、必ずしも満足の
いく脱墨剤とは言えない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の化学物質およびその配合物等では、フローテーション
工程での脱墨効率は必ずしも高くなく、高白色度かつ低
残インキの再生紙を得るという要求に対しては必ずしも
満足できうるものではない。特に常温で固体の脂肪酸を
用いた場合、凝集性は優れているが、未剥離インキ(い
わゆるヒゲ)が発生しやすく、溶融するためのエネルギ
ー費用が非常に高い。
【0008】また、脂肪酸の塩をそのままの形あるいは
水溶液の形で添加した場合には再生パルプの白色度が劣
り、さらに常温で液体の脂肪酸を用いた場合には、起泡
剤として用いる界面活性剤の泡立ちを抑制し、離脱した
インキを十分に系外に除去できないため、再生パルプの
白色度が上がらないという問題があった。
【0009】さらに、通常の非イオン系界面活性剤はイ
ンキの分散力、洗浄力および起泡力には優れているが、
インキの凝集力に劣るため、必ずしも再生パルプの白色
度が上がらないという問題がある。
【0010】このように古紙離解工程における紙からの
インキの剥離性、凝集性、フローテーション工程での高
起泡性および高インキ捕集性のすべてを兼ね備えた化学
物質は見出されておらず、ある特定の化学物質の2種類
以上を併用又は配合使用する方法が一般的である。しか
し、この配合物を用いた脱墨方法にしてもある程度の効
果は認められるものの、必ずしも満足のいく方法とは言
えない。
【0011】さらに、最近のように脱墨パルプの用途拡
大、配合比率の増大に伴って、古紙から離脱していない
未剥離インキ(ヒゲ)の存在が問題になりつつあり、ま
た、トナーが使われている情報用紙古紙等離脱墨古紙が
増加している現在、よりインキ離脱性に優れた脱墨剤の
開発が要望されている。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは上
記欠点のない脱墨剤を見出すべく鋭意研究した結果、本
発明を完成させた。本発明に係る古紙再生用脱墨剤は、
下記にて示される反応生成物を含有してなることを特徴
とする。
【0013】即ち、多価アルコール1モルに対してアル
キレンオキサイド10モル以上を付加して得られる反応
生成物(10モル以上付加したアルキレンオキサイドす
なわちポリオキシアルキレン基はエチレンオキサイド、
プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイドのうち少な
くとも一種以上からなるものであり、二種以上のオキシ
アルキレン基が存在する場合はランダム重合鎖でもブロ
ック重合鎖でもよい。)に、下記一般式[1][2]
[3][4]で示される化合物のうち少なくとも一種以
上を反応して得られる生成物を含有してなることを特徴
とする古紙再生用脱墨剤である。
【0014】
【化4】 [式中、R1 は炭素数5〜30のアルキル基またはアル
ケニル基である。]
【0015】
【化5】 [式中、R2 は炭素数5〜30のアルキル基またはアル
ケニル基であり、R3およびR4 は両方水素またはいず
れか一方が炭素数1〜8のアルキル基、アルケニル基で
あり、他方は水素である。]
【0016】
【化6】】 [式中、R5 は炭素数5〜30のアルキル基またはアル
ケニル基であり、A1 Oは炭素数2〜4のオキシアルキ
レン基が重合してなるポリオキシアルキレン基で、二種
以上のオキシアルキレン基が存在する場合はランダム重
合鎖でもブロック重合鎖でもよく、nはポリオキシアル
キレン基の分子量が10,000以下となる1以上の数
である。] 一般式[4] R6 −COOH [式中、R6 は炭素数5〜21のアルキル基、アルケニ
ル基、または炭素数3〜20のアルキル基、アルケニル
基を持つアルキルフェニル基またはアルケニルフェニル
基である。]
【0017】
【作用】本発明における古紙再生用脱墨剤の特徴は、多
価アルコールにアルキレンオキサイドを付加して得られ
たポリオキシアルキレン付加物に、さらに特殊な二塩基
酸や脂肪酸を反応させて得られた生成物であるので、マ
レイン酸、コハク酸等単なる二塩基酸を反応させた場合
に比べてインキの捕集力、洗浄力、分散力、凝集力、起
泡力に優れている。そのため、本発明の化合物単独で使
用しても優れた脱墨性能を示すものである。また、脂肪
酸等と異なり、液状であるため取り扱いが容易である。
【0018】以下、本発明似ついて詳述する。まず、多
価アルコールにアルキレンオキサイドを付加して得られ
るポリオキシアルキレン付加物の製造方法は所定の化合
物が生成されればいかなる方法でもよい。ここで、用い
られる多価アルコールとしては、エチレングリコール、
プロピレングリコール、トリメチレングリコール、ブチ
レングリコール、グリセリン、トリメチロールプロパ
ン、トリメチロールエタン、1,2,4−ブタントリオ
ール、1,2,6−ヘキサントリオール、1,1,1−
トリメチロールヘキサン、ペンタエリスリトール、テト
ラメチロールシクロヘキサノール、ジグリセリン等が挙
げられる。
【0019】一般式[1]で示される化合物はアルキル
コハク酸無水物またはアルケニルコハク酸無水物であ
り、その製造方法は所定の化合物が生成されればいかな
る方法でもよい。この場合、この化合物はアルキル基ま
たはアルケニル基の炭素数が同じものの他、異なるもの
の混合物でも使用できるし、また直鎖型でも分岐型でも
使用できる。しかし、R1 の炭素数が31以上の場合に
は、固体化する傾向があるとともに多価アルコールにア
ルキレンオキサイドを付加して得られるポリオキシアル
キレン付加物と反応して得られる生成物の脱墨効果が低
下する。
【0020】一般式[2]で示される化合物はアルキル
コハク酸、またはアルケニルコハク酸およびそれらのア
ルキルまたはアルケニルモノエステルであり、その製造
方法は所定の化合物が生成されればいかなる方法でもよ
い。この場合、アルキルコハク酸またはアルケニルコハ
ク酸のアルキル基またはアルケニル基の炭素数が同じも
のの他、異なるものの混合物でも使用できるし、また直
鎖型でも分岐型でも使用できる。しかし、R2 の炭素数
が31以上の場合には固体化する傾向があるとともに、
多価アルコールにアルキレンオキサイドを付加して得ら
れるポリオキシアルキレン付加物と反応して得られる生
成物の脱墨効果が低下する。さらに、R3 およびR4
炭素数9以上のアルキル基またはアルケニル基である場
合には、それから反応により得られた生成物の脱墨効果
が低下する。
【0021】一般式[3]で示される化合物はアルキル
コハク酸、またはアルケニルコハク酸1モルを、あらか
じめアルキレンオキサイドを重合してなるポリアルキレ
ングリコール1モルでエステル化したものであるが、そ
の製造方法は所定の化合物が生成されればいかなる方法
でもよい。この場合用いるアルキルコハク酸またはアル
ケニルコハク酸はアルキル基またはアルケニル基の炭素
数が同じものの他異なるものの混合物でも使用できる
し、また直鎖型でも分岐型でも使用できる。しかし、R
5 の炭素数が31以上の場合およびA1 Oの分子量が1
0,000以上の場合には、それから反応により得られ
た生成物の脱墨効果が低下する。
【0022】一般式[4]で示される化合物は、いわゆ
る脂肪酸であり、用いられる脂肪酸としては、ラウリン
酸、ステアリン酸等に代表される直鎖型脂肪酸、オレイ
ン酸等に代表される不飽和脂肪酸、イソステアリン酸等
に代表される分岐型脂肪酸などが挙げられる。この場
合、脂肪酸は飽和タイプでも不飽和タイプでも使用でき
るし、また直鎖型でも分岐型でも使用できる。
【0023】多価アルコールにアルキレンオキサイドを
付加して得られる反応生成物に、一般式[1][2]
[3][4]で示される化合物のうち少なくとも一種以
上を反応して得られる生成物の製造方法は所定の化合物
が生成されればいかなる方法でもよい。また、二種以上
反応させる場合には一種類ずつ逐次的に反応させる方法
によって生成物を得ることができる。例えば、多価アル
コールにアルキレンオキサイドを付加して得られる反応
生成物1モルに一般式[2]で示される化合物の所定の
モル数を反応させた後、その生成物1モルに一般式
「4」で示される化合物の所定のモル数を反応させて目
的の古紙再生用脱墨剤を得ることができる。
【0024】本発明の脱墨剤は単独で使用しても優れた
脱墨性能を示すが、他の脱墨剤と混合及び併用すること
も可能である。
【0025】本発明の脱墨剤は古紙離解工程、熟成タワ
ーいずれの工程で添加してもよく、その添加量は古紙の
紙質、インキの種類により異なるが、一般的には原料古
紙に対して0.1〜0.8重量%使用するのが好適であ
り、より好ましくは0.2〜0.6重量%である。
【0026】本発明は、多価アルコールにアルキレンオ
キサイドを付加して得られたポリオキシアルキレン付加
物と反応させる一般式[1][2][3][4]におい
て、R1 、R2 、R5 それぞれの炭素数が12〜20の
アルキル基またはアルケニル基であり、R3 およびR4
がアルキル基またはアルケニル基である場合の炭素数が
1〜3であり、R6 の炭素数が11〜17のアルキル基
またはアルケニル基であるものが本発明の目的を達成す
る上で特に優れている。
【0027】また、本発明の脱墨剤は、それ以外に第三
の添加剤を含有することもできるし、多価金属塩、例え
ば塩化カルシウム、塩化マグネシウム、水酸化マグネシ
ウム、水酸化カルシウム、硫酸アルミニウム等と併用す
ることも可能である。
【0028】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。
【0029】実施例1〜28 脱墨剤として下記表1に示す組成で調製した本発明に係
る化合物(試料No.1〜28)を使用し、J.TAP
PI(紙パルプ技術協会)紙パルプ試験方法(No.3
9−82、「古紙の脱インキ試験方法」)に準ずる方法
により脱墨試験を行った。
【0030】試験方法は、毎日、朝日、読売の各新聞紙
(いずれも印刷後1〜3ヶ月経過したもの)70重量%
とチラシ30重量%とからなる古紙を裁断し、その一定
量を卓上離解機に入れ、その中に温水、水酸化ナトリウ
ム1.4重量%(対原料古紙)、3号けい酸ナトリウム
2.8重量%(対原料古紙)、過酸化水素(純分)1.
0重量%(対原料古紙)、表1に示す脱墨剤0.2重量
%(対原料古紙)を加え、パルプ濃度5重量%、60℃
で10分間離解した後、50℃で1時間熟成した。
【0031】その後、水を加えてパルプ濃度を1重量%
に希釈し、試験用フローテーターを用いて、30℃で1
0分間フローテーション処理した。フローテーション後
のパルプスラリーを10重量%に濃縮後、水を加えて1
重量%濃度に希釈し、TAPPIスタンダードマシンに
て手抄きし、パルプシートを作製した。このパルプシー
トにつき、測色色差計(日本電色社製Z−1001DP
型)を用い白色度を、画像解析装置(KSシステム社製
ドットアナライザーDA−3000型)(対物レンズ5
倍)を用い残インキ数および残インキ面積を測定した。
この場合、紙中に残っているインキ成分の中の顔料、樹
脂分まで検出できるシビアーな条件で測定した。その評
価結果をまとめて表2に示す。
【0032】比較例1〜7 市販品として一般によく用いられる
【0033】
【化7】 1225O(EO)10H、HOOC(CH24 COO
Hの4種類及びその他につき、前記実施例と同様の条件
及び方法により脱墨性を評価した。その結果をまとめて
表3、表4に示す。
【0034】なお、表1中において、EOはエチレンオ
キサイド単位、POはプロピレンオキサイド単位、AO
はアルキレンオキサイド単位を表す.
【0035】
【表1】
【0036】
【表2】
【0037】
【表3】
【0038】
【表4】
【0039】
【発明の効果】本発明に係る脱墨剤は多価アルコールに
アルキレンオキサイドを付加して得られたポリオキシア
ルキレン付加物に、さらに特殊な二塩基酸や脂肪酸を反
応させて得られた生成物であるので、優れたインキ捕集
性、凝集性、インキ剥離性を有する。そのため、再生紙
は、従来の脱墨剤使用時に比し、白色度が高く、未剥離
インキが少ない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−5291(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D21C 5/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多価アルコール1モルに対してアルキレン
    オキサイド10モル以上を付加して得られる反応生成物
    (10モル以上付加したアルキレンオキサイドすなわち
    ポリオキシアルキレン基はエチレンオキサイド、プロピ
    レンオキサイド、ブチレンオキサイドのうち少なくとも
    一種以上からなるものであり、二種以上のオキシアルキ
    レン基が存在する場合はランダム重合鎖でもブロック重
    合鎖でもよい。)に、下記一般式[1][2][3]
    [4]で示される化合物のうち少なくとも一種以上を反
    応して得られる生成物を含有してなることを特徴とする
    古紙再生用脱墨剤。 【化1】 [式中、R1 は炭素数5〜30のアルキル基またはアル
    ケニル基である。] 【化2】 [式中、R2 は炭素数5〜30のアルキル基またはアル
    ケニル基であり、R3 およびR4 は両方水素またはいず
    れか一方が炭素数1〜8のアルキル基、アルケニル基で
    あり、他方は水素である。] 【化3】 [式中、R5 は炭素数5〜30のアルキル基またはアル
    ケニル基であり、A1 Oは炭素数2〜4のオキシアルキ
    レン基が重合してなるポリオキシアルキレン基で、二種
    以上のオキシアルキレン基が存在する場合はランダム重
    合鎖でもブロック重合鎖でもよく、nはポリオキシアル
    キレン基の分子量が10,000以下となる1以上の数
    である。] 一般式[4] R6 −COOH [式中、R6 は炭素数5〜21のアルキル基、アルケニ
    ル基、または炭素数3〜20のアルキル基、アルケニル
    基を持つアルキルフェニル基またはアルケニルフェニル
    基である。]
  2. 【請求項2】多価アルコール1モルに対してアルキレン
    オキサイド10モル以上を付加して得られる反応生成物
    1モルに対して、一般式[1][2][3][4]で示
    される化合物のうち少なくとも一種以上を0.5モル以
    上反応して得られる生成物を含有してなる請求項1記載
    の古紙再生用脱墨剤。
  3. 【請求項3】多価アルコール1モルに対してアルキレン
    オキサイド10モル以上を付加して得られる反応生成物
    (10モル以上付加したアルキレンオキサイドすなわち
    ポリオキシアルキレン基はエチレンオキサイド、プロピ
    レンオキサイド、ブチレンオキサイドのうち少なくとも
    一種以上からなるものであり、二種以上のオキシアルキ
    レン基が存在する場合はランダム重合鎖でもブロック重
    合鎖でもよい。)1モルに前記一般式[4]で示される
    化合物を1モル以上反応して得られる生成物を含有して
    なることを特徴とする古紙再生用脱墨剤。
  4. 【請求項4】他の脱墨剤を併せ含有することを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれかに記載の古紙再生用脱墨剤。
  5. 【請求項5】原紙古紙に対して0.1〜0.8重量%使
    用されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記
    載の古紙再生用脱墨剤。
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